アニメ「怪物事変」のネタバレ感想|人間と対立するか?共存するか?怪物同士の戦いの物語

アニメ

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今回観るのは、シリーズ累計発行部数はなんと420万部を突破した「怪物事変」

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登場人物とあらすじ

怪事件を解決する怪物たち のお話。

<あらすじ>
古来よりこの世の影に潜み、人に見つからぬよう、人と関わり合って生きる“怪物”(けもの)という存在は、彼らの多くは人間の世界に適応し、社会に交じり生活していた。
しかし現代では、人と必要以上に深く関わろうとするケースが多数報告されるようになっていた。
探偵事務所を営む隠神は、そんな“怪物”たちが起こす怪事件のうちの一つを追い、片田舎のとある村を訪れ、そこで夏羽という少年に出会う—。

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こんな人におすすめ

  • 妖怪など異形モノに惹かれる👻
  • 鮮やかなバトルシーンにワクワクする🥊
  • 美少年、だーいすき!!😍

 

 ネタバレ感想

第一話 夏羽

<あらすじ>
とある田舎の静かな村、そこでは家畜が次々と変死する奇妙な事件が頻発していた。
事件を解決するため東京から呼ばれたオカルト専門の探偵・隠神は、村人たちから「泥田坊」と呼ばれている不思議な雰囲気の少年と出会う。

ある田舎の静かな村では、家畜が次々と変死する奇妙な事件が頻発していました。

事件を解決するため東京から呼ばれたオカルト専門の探偵・隠神は、村人たちから「泥田坊」と呼ばれている不思議な雰囲気の少年と出会います。

体臭がきつくて人前に出す仕事はさせられないからと汚い仕事ばかりさせられている泥田坊に、隠神は「最近何か事件はなかったか」と聞くと、すぐに家畜の変死について答えが返ってきます。

「被害は6匹。鶏が多く、内臓を食い荒らされています。いつも新月の翌朝に処理を任されます」と淡々と話す泥田坊。

隠神は事件の手がかりを探るため、泥田坊の仕事を手伝います。泥田坊は捨て子らしく、勾玉のような首飾りを親の形見として首から下げています。

隠神が言うにはそれは「命結石」という特別なものだそう。捨て子にそんな大切なものは置いていかない、お前は捨てられたわけじゃないと言われ、泥田坊は驚きます。

そして、隠神に親に会いたいかと聞かれ、「会いたいかもしれない」と戸惑いながら答えます。

その夜、上京を夢見て隠神に取り入ろうとしていた弥太郎は泥田坊に嫉妬し、命結石をむしり取られます。すると突然、泥田坊は怪物化。命結石を握ると、元に戻りました。

隠神に声をかけられ、「近寄らないで。もののけは俺でした」と泣く泥田坊。

隠神は「おじさんのお尻を見せてあげよう。特別だぞう」と尻尾を見せます。
化け狸の隠神曰く、古来からこの世に潜み人と関わり合って生きるものを怪物(ケモノ)と言いますが、最近になって人と必要以上に深く関わり合うケースが増えてきたのだそう。

血を持たぬ鬼、屍鬼(クーラー)と人の間に生まれた半妖の子が泥田坊でした。そして、命結石は獣特有の渇きを防ぐものだったのです。

今回家畜を襲ったのは泥田坊ではないようです。

家畜変死体事件のことを知らない弥太郎は、泥田坊の変貌に慄いて外に逃げ出していました。弥太郎は5歳の頃、泥田坊を殺したことがあったと思い返します。泥田坊を用水路に突き落としたら、血ではなく白っぽい何かが出た…と半狂乱で走ります。
弥太郎が村の外れにある神社に逃げ込もうとすると、屍鬼に襲われます。

怪物は殺しても死なないが首を切り離せば動きが止まると叫ぶ隠神。泥田坊は親玉らしき大物の屍鬼の口の中に手を突っ込んで、首を捻り切ります。

弥太郎を担ぎ上げると、隠神は泥田坊に拳銃を突き付けます。

実は女将は隠神に家畜変死体事件の調査を依頼したのではなく、泥田坊(夏羽・かばね)の母親から正体を明かされており、今回の事件の犯人はきっと夏羽だろうから秘密裏に殺してほしいと依頼していました。

最期に母親に会いたいかと隠神に聞かれ、笑顔で「いいえ」と答える夏羽。引き金を引く隠神。

隠神は泥田坊を殺し、死体の処理まで請け負うと言って夏羽を東京の事務所に持ち帰ります。

生き返った夏羽は獣の匂いを消す香水と服を隠神から貰います。そして、事務所に帰ってきた2人の子供たちと鉢合わせます。

 

第二話 怪物屋

<あらすじ>
隠神に連れられて、東京にある彼の探偵事務所を訪れた夏羽はそこで自分と同じ、怪物の子供である織と晶に出会う。
「怪物屋」としての彼らの仕事を知るため、急遽舞い込んだ依頼の調査に夏羽も同行することになるが―。

夏羽は隠神探偵事務所の2人の従業員、半妖の織(しき)、晶(あきら)を紹介されます。

隠神は夏羽をスカウトし、「怪物屋」の仕事内容を説明します。

怪物はそれぞれ独自の生態系を持っており自分の縄張りから出ることはありませんが、時々他の縄張りを荒らしてしまうことがあるのだそう。人里に降りてきた熊のようなものです。

隠神たちはそういった怪物たちと人間の間に立って、仲裁や葬儀などを行っていると言います。

夏羽や織たちは13〜14歳とだいたい似た年頃のようです。

晶に「僕たちと同じで帰るところがないんだね」と言われ、夏羽が気になる織。喧嘩腰の織ですが、怪物屋を知ってもらういい機会だと隠神は3人を事件に連れ出します。

飯生(いなり)刑事に呼ばれたと言われ、事件現場に入っていく一団。
奥さんと子供、救助に向かった隊員1名が襖の奥で大量の三尸虫(普段は人の皮を少し齧っていくだけの無害な妖怪)に喰われています。

織が糸で三尸虫の好物を取り除くと言いますが、糸が食われてしまい失敗。隠神が全身を鉄に変えて突入しようとしますが、時間がかかりすぎて被害者たちの命が助かるかは半々という状況です。その時、夏羽が名乗りを上げます。

三尸虫は血液に作用する麻酔針で邪魔者を食い殺しますが、屍鬼は血がなく、痛覚を持たず、恐怖や嫌悪もない…つまり屍鬼の半妖である夏羽には三尸虫の効果が全く通用しないのでした。
三尸虫の好物を高く掲げ、事件は無事解決。

被害者たちも助かりました。夏羽は家族の幻影を見て、何かを思います。
夏羽は強いが、同時に哀しいと言う隠神の横で、複雑な表情を浮かべる織。
隠神曰く、三尸虫の好物は罪悪感。三尸虫は、兄弟の弟が貧乏な母のために万引きした盗品の靴に群がっていたのでした。
隠神のところで働いたら両親に会えるかと尋ねる夏羽。夏羽は隠神に今度は「両親に会いたい」とはっきり伝えます。
事務所に戻ると、織は改めて夏羽に自己紹介をします。アラクネという蜘蛛の怪物が織の母親だそう。息や唾が糸のようになるのはそのせいです。
「両親は生きていて探しているかもしれない」と言う夏羽に、「大人になれ。期待して裏切られた時に惨めになるのはお前だぞ」と言う織。夏羽は「あの村にいた時はずっと俺は暗闇の中にいたけれど、隠神さんが光の中に引っ張り上げてくれた。両親は生きてるし、俺を捨ててない」と決意したように言います。
隠神は飯生刑事に命結石を持っていた夏羽の存在を報告します。

 

第三話 狐

<あらすじ>
警察に強大な権力を持つ狐の怪物・飯生に会うため警察署を訪れることになった夏羽・織・晶の三人。
そんな彼らの前に紺という少女が現れる。
一方、当の飯生は夏羽の持つ「命結石」にただならぬ興味を示していた。

警察に強大な権力を持つ狐の怪物・飯生に会うため新宿警察署を訪れることになった夏羽・織・晶の3人。織は飯生が苦手なようです。
警察署まで行くと、紺という少女が飯生のもとまで夏羽を案内します。

飯生は夏羽に会うやいなや、命結石への興味を隠そうともしません。

怪物は人間の生み出す様々なエネルギーを糧にして生きているので、飯生と隠神は敵同士ながら手を取り合って生きていました。しかし命結石があれば人間との共存などまどろっこしいことは不要です。
飯生は夏羽の首を紺に切らせ、部下に肉体を処分させます。飯生は署内の人々に狐の幻術をかけているようです。
紺にとって飯生は母親代わりらしく、飯生に頼まれたことを理由に織と晶を口封じのために殺そうとします。
首だけになった夏羽を織に奪われた紺は逆上しますが、夏羽は織に紺へ向かって投げてくれと頼みます。夏羽は紺の首を食いちぎろうとしますが、失敗。

しかし炎の幻術を解くことはできました。

夏羽の首から下も再生しました。しかし命結石は取られてしまいました。
隠神は命結石が盗られることを予想していたようで、命結石の偽物を飯生に握らせていたのでした。
隠神はお互いのテリトリーを今回ではっきりさせただけだと話します。
その頃、紺は夏羽の首を飯生に届ける…と執念深く夏羽たちの後を追っていました。
隠神は改めて夏羽に仕事について説明します。事務所の看板は怪物を引き寄せる特別仕様らしく、これは飯生が作ったものだそう。
夏羽を追ってきた紺は空腹のあまり倒れてしまいます。彼女にピザをご馳走し、ひとまず宥める隠神。
その時、看板の光に引き寄せられた人間が事務所に入ってきます。いざ、仕事です。

 

第四話 任務

<あらすじ>
夜野という男からの依頼で彼の恋路を応援することになった夏羽と織。
さらに、夏羽の首を狙う紺もなぜか調査に同行することに―。
しかし、夜野が恋した相手の女性はどうやら訳アリのようで…。

事務所の半分がバーになっているのは、隠神の元相棒の趣味だそうです。事務所に入ってきた夜野という男は、好きな人のことを全く知らないのだと恋の相談をします。

夏羽は自分の両親は恋をして番になり自分を産んだのなら、恋を知れば両親の手がかりに近づけるかもしれないと依頼を引き受けます。

さらに、夏羽の首を狙う紺もなぜか調査に同行することに。
しかし、夜野が恋した相手の女性・まおは猫又のようです。まおは元客を猫に変化させ、手下にして狩りをさせていたのです。

夜野はずっと孤独で生きる意味が見出せなかった、まおと出会って光を見つけたから人間の生活に未練はないから猫にしてほしいと頼みます。
依頼は成功?のようです。人面猫は1週間ほどで元に戻ると隠神は話します。
夏羽は夜野の言動から、恋とは光、生きる意味をくれるもの、好きな相手には何かを贈るものだと判断し、隠神にティッシュを贈ります。織と晶も光だと思うと話す夏羽に、苦笑する2人。
晶は夏羽の活躍ぶりに、自分も頑張らなくてはと1人決意を新たにします。
新しい事件を晶に任せる隠神。渋谷の地下に流れている川付近で行われている工事現場で相次いで変死体が見つかっているそうです。
汚くて怖い事件が苦手な晶は、すでに戦意喪失気味です。
晶がいない間に、隠神は夏羽に事件のあらましを説明します。見つかった遺体はどれも白骨化しているそう。渋谷川には先住民がいたので、彼らの怒りを買ったのではないか、できれば話し合いで済ませてほしいと隠神は言います。
夏羽は野生の生き物は敵意を見せなければ襲ってこないから殺さない、殺意を持って向かってくるものは殺す、お互い様だと晶に話します。
晶は夏羽が双子の兄に似ていると言い、隠神のところにいるのは兄を探すためだと話します。

晶はユキオノコといい、青森の山奥に一族で暮らしているのだそう。雪の里は女ばかりで男が100年に一度しか生まれないからか、晶は特殊な環境の中で泣いてばかりいました。晶の兄は彼を慰め、元気づけてくれていました。
大きくなったら里を捨てて2人で暮らそうと兄は約束してくれた、でも里から逃げている途中で離れ離れになってしまったと晶は切なげです。

晶はものを凍らせたりする能力があるらしく、水面を凍らせるくらいならできると言います。
とその時、晶がカエルの怪物に捕食されそうになります。間一髪のところで昌を助けたのは狸。隠神にそっくりなその狸は、カエルの怪物を全滅させること、狸が持ってきた小瓶入りの血を使えば怪物を誘き寄せられることを書いた手紙を持ってきていました。
晶は兄さんに頼ってもらえるくらい強くなりたいと決意して戦いに臨みますが、いざ実戦となると逃げ腰になって泣いてしまいます。
晶を守りながら戦う夏羽は劣勢、そして首を噛まれてしまいます。晶はもう守られているのは嫌だと全力を出し、カエルの怪物たちを氷漬けにして一網打尽に。
狸に変身した隠神はカエルの怪物の長に会いに行き、暴走してしまった一部の者たちの末路を報告するのでした。

 

第五話 潜入

<あらすじ>
探偵事務所の同居人にして、隠神とは旧知の間柄の吸血鬼・ミハイ。
夏羽たちは、そんな彼とひょんなことをきっかけに腕相撲で勝負することになるが、吸血鬼の持つ尋常ではないパワーを前に敗北してしまう。

事務所の廊下を掃除していた夏羽は、絶対開けるなと隠神に言われていた部屋から伸びてきた手に捕まり、部屋に引き摺り込まれてしまいます。
隠神が探偵事務所の同居人にして、隠神とは旧知の間柄の吸血鬼・ミハイの部屋を開けると、そこには彼にこき使われる夏羽の姿が。
ミハイは情報通信技術を事務所に提供していると言います。
ヴァンパイアは超人的な体力と頭脳を持つ不老不死なので、怪物の中でも高等種族。さらにミハイは暇を嫌っているのであらゆる技術を習得し尽くしたため隠神が事務所に呼んだのだそう。オンラインゲームにハマり、ゲームをしていれば機嫌がいいけれど、不機嫌になると手がつけられない彼をなぜ雇っているのかと織が尋ねると、隠神は「俺は機械が苦手なんだ」と返します。
夏羽を奴隷扱いするミハイに憤りを覚える織は反発。ミハイは腕相撲勝負で勝ったら夏羽を解放してやると言いますが、織は勝てません。

夏羽は吸血鬼の持つ尋常ではないパワーを前に敗北してしまい、「俺は死んでも生き返るからいいけれど、もっと鍛錬しないと事務所のみんなを守れない」と落ち込みます。
そんな時、夏羽は紺と再会します。紺が飯生のもとへ帰るとそこには新しい狐がおり、飯生は紺に見向きもしなかったと言います。今の紺のままでは帰れないと泣く紺に、夏羽は勝負しようと誘いかけます。
紺をぶっ飛ばした夏羽。紺は弱い、飯生に嫌われて当然だと紺は号泣します。夏羽は飯生のもとに帰りづらいなら隠神のもとへ行こうと誘いますが、狸のもとでは暮らせない、夏羽と一緒ならいい、公園なら鳥やネズミがいるから食べ物に困らないしここに2人で住もうと言われ困惑します。
一方その頃、ミハイは夏羽に腕相撲をした腕を折られた、治癒に1週間はかかるから事件解決を手伝ってやると部屋から出てきていました。そして逆に隠神を自分の部屋に閉じ込めてしまいます。
昨年年間16人の自殺者を出したバグバイト電子は、一時期バッシングを受けますが翌年には見事業績を立て直し、自殺者はゼロになりメディアでの悪評も不自然なほど消えました。夏羽たちの任務は情報操作の証拠を掴むこと。
自身の糸で体を覆い、周囲の色に擬態した織は今にも死にそうな顔で猛然と働き続ける従業員を発見します。

そこに現れた加賀というマネージャーは別室に従業員を連れて行き、姉妹に脳を吸わせ、洗脳します。
社長の脳を吸って会社を乗っ取ろうと言う妹に、隠れ蓑になってもらわなきゃダメだからと諫める姉。
隠神曰く、彼女たちは蚊婆(カノンバ)は内臓や血を吸う蚊の怪物だそう。ミハイは彼女たちが内臓や血を吸わずに脳だけを吸い操っているのだ、自殺者が減ったからくりは脳を吸われたからだろうと説明します。
織は慎重にことを進めようとしたにも関わらず、ミハイは「つまらん」と言い放ち、カノンバたちに気づかれるようにあえて騒音を起こします。
人を殺すと狐に見つかるから嫌だけどと言いながら、蚊婆姉妹の1人が織に襲いかかります。

ミハイの操作するラジコンが流した電気のおかげで織は間一髪で一命を取り留めますが、織は何かのトラウマを思い出してしまい、その場から動くことができません。

 

第六話 覚醒

<あらすじ>
ミハイの一計により危険な任務に赴くことになった夏羽と織と晶。
三人が調査のため潜入した企業は蚊婆という怪物の三姉妹に牛耳られていた。
潜入がバレ、戦わざるをえない状況に追い込まれる夏羽たちだが、そのとき織に異変が―。

織が子供離れした慎重さを持っているのは、「怖いこと」が強烈にダメな性質ゆえのようです。

幼い頃、母親と暮らしていた記憶はあるのに離れた記憶は全くない…つまり相当怖い思いをしたのだと本人は分析していました。
ミハイの電気ショックで一時的に倒れた蚊婆の女は起き上がり、また織に向かってきます。

ミハイは織の体液には痛みが麻痺する成分が入っているため、蚊婆に痛みが全くないまま全てを吸い尽くされて死ぬだろうと笑いながらその様子を見つめます。

しかしミハイが「そんな情けない姿、弟子の夏羽に見られたらどう思われるかな」と煽ったことで間一髪、織は蚊婆妹の両手両足を糸で縛り上げ、難を逃れます。夏羽もどうにか蚊婆妹を倒し、織に縛り上げてもらいます。

残るは蚊婆姉妹の長女のみ。3対1ならどうにかなるだろうと夏羽は楽観的です。

しかし現れた蚊婆姉妹の長女はなんと妹たちの脳と血を吸い尽くし、パワーアップ。夏羽たちに襲いかかります。
水がないと氷が作れない晶、蚊婆妹との戦いで憔悴しきった織、夏羽も必死で戦いますが蚊婆姉には力が通用しません。
夏羽は織と晶を守るために非合理的だと知りながらも必死で足掻きます。するとミハイが夏羽に「お前が弱いのは人間であることに拘っているからだ。人間であることを忘れ、怪物の本性を解放しろ。お前は今一番何を求める?」と言います。
夏羽は「こいつを倒したい!織と晶を守りたい!」と叫ぶと怪物の力を解放し、髪の毛や目の色が赤く変化します。夏羽は怪力で蚊婆姉の両腕をもぎとり、最悪の事態は免れました。すると夏羽は元の外見に戻ります。

ミハイに部屋から出してもらった隠神は、3人はすぐに事務所へ戻るよう命じます。
後は飯生に任せろ、今回のことは飯生にとっても面白くないはずだと続けると、工場の奥から飯生の部下・野火丸(ノビマル)が登場します。
野火丸は蚊婆姉妹を燃やし尽くします。工場にいた人たちはどうやら助かるようです。
織は脱水症状を起こしているようで、荒い息をしています。
野火丸は夏羽に「飯生様は狸の怒りを買うのは嫌だから今は手出ししていませんが、あなたが自分から差し出すようにずっと機会を狙っていますよ」「こんなことをあなたに教えるのは、僕が飯生様のことを本当は大嫌いだからです」と言い、去って行きます。
夏羽はその晩、織と晶の心臓の音を聞き、生きていることを確認し、安心します。
夏羽は紺を迎えに行きますが、その様子を野火丸は遠くから見ていました。そして「騙されちゃダメですよ、僕らは化け狐なんですから」と独り言を言うのでした。
そして織は隠神に両親のことを尋ねます。

 

第七話 故郷

<あらすじ>
織の両親の手がかりを求めて彼の生まれ故郷である錦糸郷に赴くことになった夏羽たちは、そこで織の叔父・蓼丸昭夫と落ち会う。
昭夫から両親の話を聞いた織にかける言葉がみつからない夏羽と晶。
そこへ、飯生の部下だという狐の少年・野火丸が現れる。

隠神たちは織の両親の手がかりを求めて、彼の生まれ故郷である錦糸郷に赴きます。
織は現実から逃げない、俺には隠神事務所という居場所があるし友達もいるから両親のことを聞きたいと、覚悟を決めて隠神に尋ねたのでした。
織は隠神事務所に来る前は叔父・蓼丸昭夫と住んでおり、その前は母と錦糸郷に住んでいました。今回その錦糸郷で隠神たちは昭夫と会う約束をしているのです。
土産屋で夏羽は、しげという青年が蜘蛛に食べ物を与えると、翌朝金の蜘蛛の巣が家にかかっており、それを売ってしげはお金持ちになったという錦蜘蛛の昔話を見つけます。
土産屋に入ってきたピンク色の髪の少女に織は違和感を覚えます。
昭夫は織の父親の弟で人間の民俗学者ですが、怪物の存在を知っています。かつて昭夫は兄と共に錦糸郷の伝承を調べるために来ていました。2人は錦蜘蛛伝説のもとになる何かがあるのではと森に入り、織の母親に出会いました。
その後、織から両親とも死んでいたと昭夫から聞かされたと聞いた隠神たちは織にかける言葉が見つかりません。父は織が生まれる前、母は織が5歳の時に病気で亡くなったのだそう。
織がトラウマを抱えるようになったのは、母の亡骸を直視したためだと昭夫は言います。
その晩、夏羽たちが宿で休息をとっていると、なぜか野火丸が現れます。
野火丸が蛍を見に川辺へ誘うと、森の方から織を呼ぶ声が聞こえます。
織は声を追って森の中に入り、幼い頃目印にしていた”お化けの木””お猿の岩””亀の背中”を見つけます。
織はあの日、母が叔父のところへ仕事をしに行くのを待ちきれなくなって仕事場へ入り、「とてつもなく怖いもの」を見たのでした。
織が小屋の扉を開けると、そこには何もありませんでしたが、人工授精用のカテーテルが一本だけ転がっていました。
野火丸は、以前人間の市場に失われた臓器をも織り出す「治癒する糸」(金の糸)が出回ったという話をします。
飯生がブラックリストに入れたのは、昭夫でした。昭夫は織の母親の体を使って金の糸を生み出す実験をしていたのです。
織はその光景を見た瞬間、後ろから殴られて気絶し、昭夫に「お母さんは人間の医者に見せられないほどひどい怪我をしているから、おじさんに任せて」と言われ、そのまま信じてしまったのです。

その後何年も織は母親の容態を昭夫に尋ね続けましたが、のらりくらりと返され、いつの頃からか織は母は自分を捨てたのだと思うことで自分を守るようになっていました。
織は「母さんを信じればよかった」と悔しさに泣き崩れます。
元兄夫婦の家に住んでいる昭夫は、隠神の訪問を受けます。
一方、織は俺の情報をやるから野火丸の知っている情報を教えろと迫っていました。

事件発覚は約1年前。飯生はすぐに昭夫を処分するつもりでしたが、隠神に止められたのだそう。ちょうどそれは織が隠神に両親のことについて話を持ちかけられた時期でした。
隠神が昭夫に金の糸の話を匂わせると、昭夫は自分が売ろうとしていたルートを何度も潰したのはあなたかと食ってかかります。
昭夫は自分が悪いことをしていたとは全く思っていませんでした。
織の母と出会い、昭夫と織の父は錦蜘蛛伝説は現実であり、その正体は蜘蛛(アラクネ)だと気づきました。
織の父はその結論で満足していましたが、それがわかった矢先、山で転落死。
織の母は織を人間として育てるための金を作るため、昭夫に言われるがまま、森にいたさまざまな怪物と織の母をセックス・人工授精させて、とうとう昭夫は金の糸を安定的に作りあげるものを生み出した、自分は歴史上の偉人になるんだと叫びます。
そこに織が現れ、苦しまないように殺してやると淡々と言い放ちます。
昭夫の家の近くにいた、ピンク色の髪の少女は何者なんでしょう…?

 

第八話 真実

<あらすじ>
自分の母を苦しめた相手を追い詰める織。
だが、あと一歩のところで怪物の群れに襲われ、逆に窮地に追い込まれてしまう。
隠神たちと分断され敵に囲まれた夏羽と織は、二人で怪物の群れと対峙する。

織は昭夫を追い詰めますが、あと一歩のところで怪物の群れに襲われ、逆に窮地に追い込まれてしまいます。

実はその怪物の群れは実験の過程で生まれた織の兄弟たちで、昭夫はそれを使役していました。

織の母の声真似をする兄弟たちに囲まれ、織は「昭夫を殺しても愛する母は帰ってこない」という現実を理解し、戦意喪失してしまいます。
夏羽は織の「助けて」という言葉に反応し、織の兄弟たちを淡々と殺します。
一方、隠神と晶は織の兄弟たちに取り囲まれて絶体絶命のピンチでしたが、ピンク色の髪の少女が兄弟たちを宥め、隠神の傷の手当てをすると申し出てくれます。
織が昭夫を殺そうとすると、昭夫は巨大な怪物を召喚します。夏羽はもともとは織の服だった自分の服を織のほうへ脱ぎ捨て、預けると言って怪物の方へ向かって行きます。
涙を流す織は、「あいつがしたこと全部ぶち壊してくれ」と息も絶え絶えに叫びます。
ピンク色の髪の少女は、傷の癒える泉に隠神を案内し、隠神の傷はあっという間に治癒します。
100体以上いた兄弟は夏羽が倒しきります。ピンク色の髪の少女・綾が作った繭の在り処を知りたいから昭夫を殺させないでと言います。
ミハイは錦糸郷山中にある、傷を治す湖の洞窟の中に繭があるとあたりをつけます。
そして織は母親の繭を見つけます。織が「あれをやったのはお前か?母ちゃんは生きてんのか!」と勢いこんで少女に尋ねると、少女はうなづき、蓼丸綾と名乗ります。

そして、自分こそが金の糸なのだと涙ながらに織に話します。
昭夫はまだ怪物はいる、と研究を続けようとしますが、野火丸に殺されます。
隠神たちは織の母と織の妹を連れて東京へ帰り、怪物専門の病院に直行します。
御花婆さんという医者が登場しますが…?

 

第九話 家族

<あらすじ>
怪物の診療も行う獣医の御花婆さんの元を訪れた夏羽たちは、織とその家族を気にかけながらも隠神探偵事務所に戻り、新たな依頼に向かう。
原宿で女性の顔のパーツが奪われる事件だというが、紺も同行することになり…。

身体は健康なのに目を覚まさないのは精神的なものだろう、気つけ薬を煎じてやると御花婆さんは診断します。

御花婆さんはもともと獣医らしく、いつの間にか怪物も治すようになっていたのだとか。
その晩、隠神たちが病院に泊まっていると、織の母は目を覚まします。
夏羽と晶は織を気にかけながらも隠神探偵事務所に戻ります。織は事務所に戻り、夏羽の両親が見つかるまで怪物屋を辞めないと約束。

一方、綾は自分の糸の力で治癒専門の怪物屋をやりたいと隠神に営業・契約締結します。
綾は昭夫を追い詰めた夏羽になつき、付き合ってくれと迫ります。と同時に現れる紺。
隠神は原宿で女性の顔のパーツをむしり取られる事件を解決してほしいと夏羽に言います。織と晶は使い物にならないため、夏羽と綾と紺が事件解決に向かうことになります。
カタナシという怪物は人間になりたがっていたため、綾が糸で人型を作ってやり、事件は解決しました。
しかし、紺は本気で夏羽に恋をしているようで混乱したまま現場から逃走します。紺は飯生様の一番になりたくて頑張ってきたからこそ、今度は夏羽の一番になりたいと言います。
夏羽は恋人は隠神だと言ったので、紺と綾の矛先は隠神に向いてしまいますw

 

第十話 双子

<あらすじ>
些細ないざこざをきっかけに探偵事務所から家出した晶は、偶然、生き別れとなっていた兄の結と再会する。
予期せぬ再会に晶は喜ぶが、結はどこか変な様子。

故郷である雪の里での二人の過去が少しずつ紐解かれてゆく。

200人ほどのユキオナゴたちが住む雪の里で、100年に一度しか生まれないユキオノコが2人誕生したーそれが全ての始まりでした。
男児を産んだユキオナゴは例外なく死ぬらしく、晶たちは母の顔を知りません。父親は独房に閉じ込められ、正気を失っていました。
2人は幼い頃から何から何まで監視下に置かれ、生きていました。
晶は最近ドジが多く、役に立たないどころか夏羽たちの仕事を増やしており喧嘩をしてしまいます。
事務所から家出した晶は、偶然、生き別れとなっていた兄の結と再会します。
予期せぬ再会に晶は喜びますが、結はどこか変な様子です。
結は零結石を持っているからか水がないところでも氷が出せるようです。氷の白に晶を閉じ込めた上、無闇に人を氷漬けにしようとしたため、隠神が銃で攻撃を阻止します。
〜結石とは怪物の力が込められた石のことで、命結石は乾きを癒す石で、零結石は死をもたらす石のことだそう。病に侵された不毛の大地を破壊し、再生させるために作られたと言われています。零結石を管理できるのは低温に耐性のある雪の里の者だけなので、隠神は結がユキオノコだとすぐに見抜きます。
零結石を持ち出すことは里で禁じられているはずなのになぜと問う隠神に、晶を守ってきた礼を言う結。
しかしその後、結は隠神たちを氷漬けにして城の中に取り入れてしまいます。

 

第十一話 記憶

<あらすじ>
氷の城から晶を連れ戻そうとした夏羽たちは「零結石」を持つ結の力に一瞬にして足止めされてしまう。
あまりの出来事にショックを受ける晶だが…。
その頃、飯生と野火丸も「零結石」を手に入れるため密かに動き出していた。

2人で暮らす約束をしてから数年後、結は雪の里の長になっていました。里の奥には零結石があり、人間が入ってこないように里を覆う吹雪の結界はそれのせいだということを結は長になってから知ります。
その頃、飯生と野火丸も「零結石」を手に入れるため密かに動き出していました。零結石が糧とするのは命。石に心臓を乗っ取られ、結はおかしくなっていたのです。
飯生は零結石は少なからず夏羽の両親に関係があるのだから手伝えと夏羽を焚き付けます。
そして、晶は結と共に城から離れ、隠神たちを守ろうとします。
長になる資格は精通したユキオノコに与えられます。晶が精通したことを知った結は晶の無垢さを愛していたからこそ、自分が里の全てを担うと決め、彼を里から出したのです。しかし実は晶には追っ手が仕掛けられていたと結は後で知り、自分も命がけで里を潰し、外に出ることを誓います。
零結石は命結石の兄弟のようなもの。飯生は零結石が手に入れば両親のことがわかるかもと夏羽を唆す飯生。夏羽は晶の跡を追います。
野火丸は結に真っ向から戦いを挑みます。

 

第十二話 怪物事変

<あらすじ>
「零結石」の力を使う結に苦戦を強いられる野火丸。
そこへ加勢しに夏羽が駆けつける。
野火丸の秘策で結の凍結能力を攻略した夏羽は死力を尽くして反撃を開始する。

「零結石」の力を使う結に苦戦する野火丸ですが、夏羽が体を燃やしながら結に突進します。
夏羽が結に致命傷を負わせようとしたその瞬間、晶が2人の間に割って入ります。

結の心臓に突き刺さった零結石を引き抜こうとする晶。痛いのも怖いのも辛いのも俺の方が強いから、耐えられるんだと1人で背負ってきた結の記憶がその場にいる者たち(晶・夏羽・野火丸)に流れ込みます。

そして、結の命を使い切った零結石は命結石と融合し、結の心臓から抜き取ることができました。

結の体を抱きしめて、死なないでと叫ぶ晶。そこに飯生が現れ、命結石を持ち出そうとしますが隠神にたしなめられ、諦めます。
結は御花婆さんのもとに運び込まられ、一命を取り留めます。

結は零結石の力に身を任せるままに、村を壊滅させたと話します。晶は東京へ向かう途中、すぐに隠神と出会えたので死なずに済んだのでした。
夏羽が結に零結石は何なのか、どこからきたのかを尋ねると、1000年近く前から村にあったそうだと結は答えます。
雪の里ができる少し前、1000年前の怪物事変(人間と怪物の戦争)で人間も怪物も多くが負傷しました。あまりに犠牲が大きかったため、怪物の側にしかその歴史は残らなかったのでした。
二度と戦争を起こさないために作られたのが怪物の結石です。石に力を込めたのはその時代に最も勢力のあった怪物たち。子孫や土着のものに受け継がせていくことで怪物同士が牽制し力の均衡を保つ狙いがありました。
結石を残したということは、夏羽の両親は高名な怪物一族の長ではないかと結は推測します。
怪物の結石は日本各地にあります。夏羽の命結石が両親のものなのか、ただ拾っただけなのか手がかりを探そうと隠神は提案します。
村を滅ぼしたこと、全て諸々の業は俺が背負うと言う結に、晶はビンタします。半分は自分のせいだ、自分も背負いたい、結と一緒じゃなきゃ嫌だと泣きます。
その頃、狸が口出しできない方法で命結石も零結石も奪い取ると飯生が高笑いをしていました。
そして紺は夏羽を情で絆して融結石を譲ってもらうように、奪うのはダメだと飯生様から任務を与えられます。
晶は結の自分探しの旅についていくと言い、織は東京へ残り、隠神と夏羽(と飯生のスパイの紺)は結石がありそうな四国へ向かいます。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

村瀬歩という性別が遺憾なく発揮されていました…!安定した美少女ヴォイスゥ…!!かわいい…!!

そして罪深く優しすぎる双子の兄・結との対比も素敵だった…ウゥッ…😭

織の母との絆、モノ扱いされていた妹との出会い…これも胸熱でした🤦‍♀️

全キャラにスポットが当たっていて、大満足のストーリーでした!!

シーズン2くださーーい!!!

小錦あや
小錦あや

美ショタ祭りだワッショイワッショイ!!!!!

全員もれなく可愛い!最高です!なぜシーズン1しかないのか!シーズン2早くくださいお願いします!オタクの命がかかってます!テレビ局の偉い人、よろしくお願いします!!!!!!

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

超面白かったです!一気見しちゃった!

野火丸の食えない性格が好きですw 腹黒狐〜!!🦊

意味深な終わり方でしたが、紺は本気で夏羽から融結石を奪い取るつもりなんでしょうか?🤔

いくら紺が根はいい子でも、飯生様の命令には逆らえないですよね…うーん、今後が気になりすぎる…!

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