「アマプラ同時上映会」第90弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
今回観るのは、累計発行部数1800万部を突破した人気漫画、「Get Backers」。
早速見てみましょう!
- 登場人物とあらすじ
- こんな人におすすめ
- ネタバレ感想
- 第1話 イニシャルはG&B
- 第2話 錆びた絆を奪り還せ!
- 第3話 プラチナ奪還作戦!
- 第4話 奪還屋VS運び屋
- 第5話 暁の死闘 雷帝 VS Dr.J
- 第6話 神の旋律を奪り還せ!
- 第7話 獣変化ビーストマスター
- 第8話 響け、生命の音色
- 第9話 幻のひまわりを奪り還せ!前編
- 第10話 幻のひまわりを奪り返せ!後編
- 第11話 潜入、無限城・IL奪還作戦
- 第12話 未知なる少年、MAKUBEX
- 第13話 炸裂!風鳥院流絃術
- 第14話 新たなる四天王
- 第15話 闇に舞う楼蘭舞踏鞭
- 第16話 爆発!怒りの雷帝
- 第17話 集結、奪還チーム!
- 第18話 激突!士度VS笑師
- 第19話 友よ…花月VS十兵衛
- 第20話 バビロンシティから来た男
- 第21話 復讐の刃・蛮VS不動
- 第22話 覚醒!雷帝降臨
- 第23話 襲撃!バーチャル軍団
- 第24話 最後の戦い!銀次 VS MAKUBEX
- 第25話 無限の未来を奪り還せ!
- 第26話 湯けむり奪還温泉紀行!?
- 第27話 女子高生VS奪還屋
- 第28話 過去を失くした男
- 第29話 女神の腕を奪り還せ!
- 第30話 謎の刺客・弥勒兄弟
- 第31話 ヘラとカイト
- 第32話 作戦開始!銀次VS弥勒
- 第33話 永久の女神を奪り還せ!
- 第34話 GB解散?!敵は美堂蛮
- 第35話 命の炎を奪り還せ!
- 第36話 運命の子供たち
- 第37話 夏実がんばる!
- 第38話 あなただけのリサイタル
- 第39話 銀次入院?病院だヨ!全員集合!
- 第40話 逆襲の猿!
- 第41話 さらば愛しき人よ
- 第42話 裏切りの代償
- 第43話 帰ってきた男…無限城、再び
- 第44話 最後の四天王
- 第45話 復讐鬼・不動逝く
- 第46話 ブレイン・トラスト
- 第47話 ベルトライン突入!銀次VS柾
- 第48話 宿命の対決、蛮VS赤屍
- 第49話 ゲットバッカーズ
- まとめ
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
仕事が無い奪還屋、美堂蛮と天野銀次は東京新宿にある喫茶店「HONKY TONK」で、今日も仲介屋ヘヴンから、「HONKY TONK」での飲み食いしたツケを払うべく報酬のいい仕事にありつこうとしていた。
目があったら、相手に一分間夢を見させることができる美堂蛮と、かつて、無限城といわれる場所でVOLTSリーダーだった天野銀次。
蛮と銀次はヘヴンからもらったやや強引な仕事を解決しながら、同業者「運び屋」卑弥呼、赤屍らと対決する。
こんな人におすすめ
- ブロマンスを堪能したい🌹✨
- 古き良き勧善懲悪アニメでスカッとしたい✊🔥
- 声優さんの演技力の高さに酔いしれたい🍶
ネタバレ感想
第1話 イニシャルはG&B
<あらすじ>
映画のはしごをして遅くなってしまった女子高生・夏実は、近道するために入った薄暗い路地でネコを見つける。
それを携帯のデジカメで撮ると、なぜかガラの悪い男たちと警官が追いかけてきた。
ワケがわからないまま逃げる夏実。
映画のはしごをして父との待ち合わせ場所に遅刻しそうな女子高生・夏実は、近道するために入った薄暗い路地でネコを見つけます。
それを携帯のデジカメで撮ると、ガラの悪い男たちと警官が自分たちの不法取引を撮られたのだと勘違いし、追いかけてきました。
ワケがわからないまま逃げる夏実は何とか表通りまで逃げ切りましたが、カバンにつけていた母の形見のネコのマスコットをなくしてしまったことに気がつきます。
大切なマスコットをなくしてしまい、学校で落ち込んでいた夏実に耳に、何でも奪り還してくれるという奪還屋の話が入ってきまきたを夏実はその奪還屋がいるという「HONKY TONK」という喫茶店を訪れ、奪還屋に依頼をします。
蛮の特殊能力、邪眼は1分間幻を見ることができる能力。
銀次の特殊能力、電気は体内で電気を生むことができる能力です。
二人は特殊能力を使い、無事マスコットを奪還するのでした。
銀次は無限城といわれる場所で「VOLTS」という組織のリーダーだったようですが、何か今後に関係してくるのかな?🤔
第2話 錆びた絆を奪り還せ!
<あらすじ>
奪還屋・ゲットバッカーズは「金の神様には気に入られてなさそうだ」とは、「HONKY TONK」のマスターの弁である。
そのマスターからツケを払うまで店への出入りを禁止を言い渡され、蛮と銀二は、依頼人探しの勧誘に励んでいたのだが、人々からは全く相手にされない。
「HONKY TONK」のマスターからツケを払うまで店への出入りを禁止を言い渡され、蛮と銀二は依頼人探しの勧誘に励んでいましたが、人々からは全く相手にされません。
とうとうゴミ捨て場で行き倒れた2人にコンビニのおにぎりを奢ってくれたのはホームレスの山村という男でした。
話をしているうちに、山村の身の上話になり、ヤクザに奪われた娘の奪還を依頼されてしまいます。
2人は無事ヤクザの屋敷に潜入したものの、娘は父に売られたと勘違いし逆に蛮と銀二をヤクザの親玉に密告します。
しかしヤクザの親玉が無理に父親を追い詰めたことを知り、山村の最期には立ち会えたのでした。
第3話 プラチナ奪還作戦!
<あらすじ>
相変わらず愛車をレッカー移動されてしまった、金欠続きのゲットバッカーズの元に、仲介屋ヘヴンが現れた。
彼女の持ってくる以来は蛮曰く「ロクなものがない」のだが、高い報酬に負け、彼女の持ってきた依頼をしぶしぶ引き受ける蛮と銀次。
その依頼とは、大物政治家の大滝からのもので、大変貴重な品を奪われてしまい、それを奪り還してほしいというものだった。
馬車號造(ミスター・ノーブレーキ)、工藤卑弥呼(レディ・ポイズン)、赤屍蔵人(ドクター・ジャッカル)ら運び屋が何かを運んでいます。
一方、相変わらず愛車をレッカー移動されてしまった、金欠続きのゲットバッカーズの元に、仲介屋ヘヴンが現れました。
彼女の持ってくる仕事はロクなものがないのですが、高い報酬に釣られてしぶしぶ引き受ける蛮と銀次。
その依頼とは、大物政治家の大滝からのもので、大変貴重な品(沈没線から引き上げたプラチナ?)を奪われてしまい、それを奪り還してほしいというものでした。
相手方は、何でも凄腕の運び屋を雇ったそうで、大滝の手の者はことごとく失敗しているといいます。
蛮と銀次は、その品の十分の一を報酬として受け取ることと引き換えに、奪還を引き受けます。
レディ・ポイズンは7つのポイズンパフュームを使い分けるらしく、銀次は香りを嗅いだ途端、猿化してしまいます。
ドクター・ジャッカルは冷酷無比で有名だそう。横取り屋への残虐な仕打ちに、銀次は言葉を失います。
どうやらレディポイズンと蛮はかつての仲間のようですが…?
第4話 奪還屋VS運び屋
<あらすじ>
蛮と銀次が奪還を依頼された“プラチナ相当の品”を運ぶ運び屋は、レディ・ポイズンこと工藤卑弥呼、ドクター・ジャッカルこと赤屍、ミスター・ノーブレーキこと馬車號蔵の3人であった。
何とか運び屋のトレーラーに追いついた蛮と銀次は、トレーラーから降りた卑弥呼と赤屍と対峙する。蛮と対峙する卑弥呼は蛮と過去に因縁があるらしい。
運び屋のトレーラーに追いついた蛮と銀次は、トレーラーから降りた卑弥呼と赤屍と対峙します。
蛮はどうやら卑弥呼の兄を殺したようですが…?🤔
一方、銀次は赤屍のどこかから出現する武器に苦戦し、人質になってしまいます。
ただ立ち尽くしてトレーラーを見送るしかない蛮でした。
銀次は卑弥呼を奪還屋に誘いますが、冷たくあしらわれます。そんな時、蛮が登場。華麗に荷物と銀次を奪還するのでした。
しかし、邪眼は①24時間以内だと同じ人間には使えない ②1日3回しか使えない もし破れば使用者の命が危ないため、取り戻すのは簡単だと息巻く卑弥呼。
第5話 暁の死闘 雷帝 VS Dr.J
<あらすじ>
何とか目的の品の奪還に成功した蛮と銀次だったが、奪り還そうと2人のあとを追う運び屋の手を逃れなくてはならなかった。
困ったことに、蛮の切り札である邪眼はもう使えない。
なぜなら、邪眼は1日に3回しかつかえない上に、同じ人間には24時間は使えないのだ。
何とか目的の品の奪還に成功した蛮と銀次ですが、なかなか運び屋の手を逃れることができません。
邪眼は、すでに馬車に1回、卑弥呼と赤屍に1回使ってしまっていたため、残り1回しか使えない状態です。
蛮は卑弥呼と、銀次は赤屍と再び対決しますが、卑弥呼は兄・邪馬人の仇を叫びながらもあっさりやられます。
蛮は卑弥呼に「邪馬人(卑弥呼の兄)はそういう宿命だったんだ。ラストチルドレンの」と謎の言葉を呟いて卑弥呼を失神させるのでした。
ミスター・ジャッカルに対し完全に格下と思われていた銀次ですが、電磁波を使いジャッカルの体内から凶器を一斉に出させて無事倒します。
無事荷物を死守した奪還屋でしたが、荷物の中身はなんとメロン。プラチナではなかったとがっかりする2人でした。
第6話 神の旋律を奪り還せ!
<あらすじ>
音羽マドカー盲目のバイオリニストである彼女が、今回のゲットバッカーズの依頼者である。
聞くところによると、愛用のストラディバリウスが、いつの間にかすりかえられて、現在は阿久津俊介のもとにあるのだという。
阿久津は世界的バイオリニストであり青年実業家であるが、裏ではマフィアとのつながりも噂されている男だ。
「VOLTS」四天王の一人、花月はチンピラたちに捕まっていた盲目のバイオリニスト音羽マドカを助けます。
奇しくもそれは、今回の奪還屋の依頼主でした。
聞くところによると、愛用のストラディバリウスが、いつの間にかすりかえられて、現在は世界的バイオリニストである阿久津俊介のもとにあるのだといいます。
阿久津は世界的バイオリニストであり青年実業家ですが、裏ではマフィアとのつながりも噂されている男。
その阿久津と共演したときに聞いた阿久津の奏でるバイオリンの音色は、紛れもなく自分のストラディバリウスだったとマドカは主張します。
明日の7時までに取り戻してほしいという依頼を引き受ける蛮。
一方、銀次は雑誌の写真で、阿久津の後ろに小さく写っている人物のことが気になっていました。
また、花月は銀次の行動を士度に報告。士度は阿久津に雇われているようで、銀次を害さぬよう、しかしヴァイオリンを守るよう動き始めます。
その後、早速阿久津の屋敷に、五重奏の楽団になりすまし、侵入する蛮、銀次、ポール、夏実、ヘヴンの5人ですが、早々に正体がバレて大ピンチに。
第7話 獣変化ビーストマスター
<あらすじ>
楽団になりすまし、阿久津の屋敷に侵入したゲットバッカーズたちであったが、あっさりと正体がばれてしまう。
そして、阿久津に雇われた元「VOLTS」の四天王の1人、ビーストマスター士度が、動物を操る能力を使い襲ってくる。
士度は、自分たちから銀次を奪い、「VOLTS」を解散に追いやった蛮に恨みを抱き、襲う。
阿久津に雇われた元「VOLTS」の四天王の1人、ビーストマスター士度は、自分たちから銀次を奪い、「VOLTS」を解散に追いやった蛮に恨みを抱き、襲いかかります。
一方、マドカの「神の耳」を頼りにストラディバリウスのある部屋へ向かう銀次たち。
途中、護り屋の菱木竜童と対決しますが、何とか倒し、阿久津と対峙します。
マドカに追い詰められ、阿久津はあっさりとストラディバリウスを還しました。
しかし実はマドカの執事は、阿久津の執事黒部の弟。
二人は阿久津の命で、マドカもろともストラディバリウスを消そうと企みます。
しかし実は蛮は士度に「蛮は既に二度邪眼を使った」という邪眼を、マドカの執事にマドカを殺したいう邪眼を使っていたのでもう一度使う余裕を持っていました。
第8話 響け、生命の音色
<あらすじ>
ストラディバリウスを奪り還し、阿久津の屋敷を後にしたマドカを消そうとした執事の菅原は、実は阿久津の腹心の部下である黒部の弟であり、阿久津に送り込まれた始末屋なのであった!
マドカは、蛮が菅原の正体を見破り、事前に邪眼をかけていたため助かった。
そこにマドカを助けるため駆けつけた士度と、それを追う黒部、菱木が現れた。
マドカを助けるため駆けつけた士度と、それを追う黒部、菱木。そして、蛮と菅原、銀次は菱木、阿久津を裏切った士度は黒部と対峙します。
蛮はあっさりとマドカの執事・菅原を倒すものの、銀次は電撃が効かない菱沼相手に苦戦を強いられていました。
実は銀次が「VOLTS」を解散させたことで、士度たちは居場所をなくしていました。
それゆえに恨まれても仕方ないと蛮に謝罪する銀次。
先住民「魔里人」の末裔である士度は、何かに追われて8年前無限城に来ていました。
それを聞き、蛮は何かを悟ったような表情になります。
ストラディバリウスは士度によって阿久津のもとに届けられてしまいましたが、阿久津は自主的にマドカのもとに返却しに来ました。
そしてマドカは士度への礼に動物たちと演奏が聞けるように路地裏で即興演奏会をします。
士度に恋するマドカは彼と仲間たちを自宅に居候させ、居場所を与えるのでした。
第9話 幻のひまわりを奪り還せ!前編
<あらすじ>
前回のマドカの依頼から仕事のない蛮と銀次が、HONKY TONKでビラ製作にいそしんでいたところに士度が現れ、ヘヴンも現れた。なんと、士度も奪還屋を始めたのだという。
どういうことだと士度にすごい勢いで詰め寄る2人。
前回のマドカの依頼から仕事のない蛮と銀次が、HONKY TONKでビラ製作にいそしんでいたところに士度が現れ、ヘヴンも現れます。
なんと、士度はマドカに家賃を払うため1人で奪還屋を始めていたのです。
今回の依頼人は、画商の蜂巣と高岡屋デパート付属美術館館長の虻川。
ゴッホの名画「ひまわり」の連作に、新たな13枚目が見つかり、蜂巣が入手したのですが、それが盗まれてしまったのだそう。
盗んだのは、通称クレイマンと呼ばれる絵画専門の怪盗。
今回の依頼はそのクレイマンから「ひまわり」を奪還してほしいというものですが、士度は「気が乗らない」と断り、結局蛮と銀次の2人で引き受けることになりました。
そしてその夜、クレイマンのアジトを近くの空き地から望む、ゲットバッカーズの姿がありました。
蛮いわく、クレイマンが盗むのはいつも偽物の噂がある絵画ばかり。しかし今回の「ひまわり」はただの偽物とは思えないとのこと。
蛮たちはクレイマンの謎の幻術に操られ捕らえられ、「ひまわり」を見せられます。
目の前で見てみても偽物とは思えない13枚目の「ひまわり」に、蛮は動揺するのでした。
第10話 幻のひまわりを奪り返せ!後編
<あらすじ>
クレイマンと彼に加担していた卑弥呼の罠にはまり、捕まってしまった蛮と銀次。
しかし、クレイマンは二人に手荒なことはせず、アジトの奥へ誘うのだった。
一方、そのアジトの周囲には、それを取り囲むように潜む黒い人影と、1台のワゴン車があった。
クレイマンと彼に加担していた卑弥呼の罠にはまり、捕まってしまった蛮と銀次。
しかし、クレイマンは二人に手荒なことはせず、アジトの奥にある絵画展示室に誘います。
一方、そのアジトの周囲には、それを取り囲むように屈強な男たちが潜み、なぜか依頼人である画商の蜂巣もそこにいました。
クレイマンは絵画の説明をしながら、蜂巣たちが保険金目当てで絵画を買い漁っていると話し、自分の計画に協力してほしいと蛮たちに頼みます。
そしてその時、火炎放射器など銃火器を構えた男たちが乱入。
蜂巣が蛮たちを囮にクレイマンを誘き出そうとしていたのとが発覚します。
男たちを薙ぎ倒す蛮たちに恐れをなした蜂巣は、火炎放射器で絵画の全てを燃やし尽くします。
後日保険金を受け取っていた時、蛮たちがクレイマンから全ての絵を取り戻してきたと押しかけ、保険金は全額蜂巣から返却されることに。
そして蛮は高岡屋デパート付属美術館館長の虻川に化けていたクレイマンを見破ります。
クレイマンは、自分の望む「絵画の永遠の奪還」は、自分の秘密のアジトに隠しておくことではなく、皆に見てもらうことだと穏やかに話します。
後日、花月の調査で、クレイマンの母親は高名な霊媒師で、母親の体を借りて芸術家たちが描いた絵たちをクレイマンは盗んでいたのだと分かります。
蛮たちはクレイマンからの依頼料180万円でクレイマンから絵を1枚買い取り、HONKY TONKに飾るのでした。
第11話 潜入、無限城・IL奪還作戦
<あらすじ>
その日、HONKY TONKには、相変わらず仕事にありつけず、暇を持て余すゲットバッカーズ以外に、花月の姿があった。
そこにヘヴンが現れ、自分が花月を呼んだと言うのだった。
花月が志度のように奪還屋を始めたのかといぶかしがる蛮の前に、卑弥呼や志度もヘヴンに連れられて入ってきた。
卑弥呼、志度、花月に加えて蔵人までもがヘヴンに連れられてHONKY TONKに集まってきました。
なんでも、ヘヴンは無限城がらみの仕事で、依頼人に選りすぐりの腕利きを集めるように言われたのだとか。
最初はチームを組むのを嫌がる蛮と銀次でしたが、プロなら私情を交えず仕事をこなすものとヘヴンに諌められ、渋々承諾します。
そうして依頼人がいるという無限城付近の廃ビルに連れてこられたのですが、腕試しのように屈強な男たちに取り囲まれ、乱闘に。
その後、直接姿を表したものの仮面をつけたままの依頼人に「IL」というものを無限城から取り戻してほしいと頼まれます。
1人500万円という破格の依頼料ですが、どうにも気乗りしない一同。
「あんたが無限城を捨てたせいで俺たちがどんな目にあってきたか分かってるのか。MAKUBEXが何を始めようとしているのか分かってるのか」と銀次に対し叫ぶシュウに無限城の住人の刃が襲いかかります。
第12話 未知なる少年、MAKUBEX
<あらすじ>
蛮と銀次、卑弥呼と赤屍、そして案内役の花月というメンバーで受けることになったのは、依頼人の奪われてしまった正体不明の「IL」と呼ばれるものを無限城から奪還するという、かなりヤバい仕事だった。
そして無限城に入ったとたん、MAKUBEXの手下の影衣によって別れ別れになってしまったメンバーたち。
蛮と志度のペアのまえには、新たなMAKUBEXからの刺客、VOLTSの元幹部である摩神猟馬と摩神綺女が姿を現した。
無限城に入ったとたん、MAKUBEXの手下の影衣によって別れ別れになってしまったメンバーたち。
MAKUBEXは四天王の1人で、帝王としての銀次に強く執着していた少年でした。
それゆえに銀次なき後は性格ががらりと変わってしまったのです。
蛮と志度のペアの前には、新たなMAKUBEXからの刺客、VOLTSの元幹部である摩神猟馬と摩神綺女が姿を現しました。
どうやらMAKUBEXがILを奪い、それを使って何かをしようとしている様子です。
当然、ILを奪り還しに来た蛮たちは邪魔な存在であり、排除に乗り出してきたのです。
摩神猟馬と摩神綺女を無事倒した2人でしたが、無限城の治安が著しく悪化しているのはMAKUBEXのせいではないかと考え始めます。
第13話 炸裂!風鳥院流絃術
<あらすじ>
ILの奪還を目指すメンバーたちはそれぞれに、ILのある場所を目指していた。
花月と卑弥呼のペアにもMAXUBEXの追っ手が襲いかかっていて、何とか倒すもののタイミングが良すぎる攻撃に、まるで監視されているみたいだと卑弥呼はいぶかしんでいた。
花月は自分たちの中に裏切り者がいるかもしれないという。
ILの奪還を目指すメンバーたちはそれぞれに、ILのある場所を目指していました。
MAXUBEXについて蛮から尋ねられた志度は、MAXUBEXと銀次は無限城育ちゆえの底知れない冷たさがあると話します。
一方、花月と卑弥呼のペアにもMAXUBEXの追っ手が襲いかかっていて、何とか倒すもののタイミングが良すぎる攻撃に、まるで監視されているみたいだと卑弥呼は訝しみます。
花月は自分たちの中に裏切り者がいるかもしれないと話します。
すると、周囲の人々が同時に卑弥呼に襲いかかってきます。応戦しようとした卑弥呼ですが、花月の弦で動きが封じられてしまいます。
花月は、自分はMAXUBEXの忠実な部下であると言い、その絃が卑弥呼めがけて振り下ろされますが、その絃は卑弥呼の体に触れる直前、ぷつりと切れてしまいます。
驚く花月の前に、なんと花月がもう1人現れたのです。
卑弥呼を襲っていたのは赤目小絃太、MAKUBEXの部下で西風鳥院派の風鳥院絃術使いですが中伝までしか学んでおらず「無重力合金」で作られた絃を使った絃術を使う男でした。
そして花月は小絃太との会話の中で、依頼人の言う「IL」とはMAKUBEXの言う「レンズ」のことではないかと悟ります。
一方、卑弥呼はギガワイヤーと呼ばれる糸ででMAKUBEXから操られ(ワイヤードール・システム)、花月に襲いかかっていました。
あと一息で卑弥呼を解放できそうになったところで、新四天王の1人、筧十兵衛に殺されそうになる花月。
十兵衛に殺されるくらいならと花月は何とか逃げ込んだ商店にあった小麦粉を使い、粉塵爆発で自殺を図ります。
第14話 新たなる四天王
<あらすじ>
にせ花月の正体は、風鳥院流絃術を西風鳥院派の麻生家で学んだ赤目小絃太であった。
花月は、赤目をあっさりと倒す。
しかし、赤目につかまった卑弥呼を助けようとした花月は、なんとその卑弥呼から火炎香をかがされてしまうのだった!
赤屍は大量の銀次の幻術を見せられますが、本物の銀次を見抜いて敵だけを抹殺。
銀次が無限城の中では特に能力が増すことを赤屍は面白く思うのでした。
何とか十兵衛から逃げ延びた花月は、倒れたところを運良く薬屋のゲンとレンに助けられ、2人から今の無限城についての様々な情報を入手していました。
また、卑弥呼とヘヴンはMAKUBEX側に捕まっていたものの脱出に成功し、追尾香の香りを残しつつILの在りかを探し始めます。
そして上層部に向かっていた蛮は、ダストシューターから漂ってくるその香りに気づき、MAKUBEXがILを持っているのは無限城の上ではなく、地下のゴミ処理施設の近くだと気づくのでした。
かつての同業者、邪眼が効かない不動琢磨と蛮は激しく戦います。
元VOLTSのメンバーの1人、笑師春樹が加勢し、形勢は逆転。
不動は「勝負はお預けだ」と言い残して去っていきます。
第15話 闇に舞う楼蘭舞踏鞭
<あらすじ>
少しずつではあるが、IL奪還作戦のメンバーたちは事件の核心に迫っていた。
MAKUBEXの罠は退けたものの、相変わらず迷い続けている銀次と赤屍は別にして、何とか十兵衛から逃げ延びた花月は、倒れたところを運良く薬屋のゲンとレンに助けられ、2人から今の無限城についての様々な情報を入手していた。
また、卑弥呼とヘヴンはMAKUBEX側に捕まっていたが、脱出に成功し、追尾香の香りを残しつつILの在りかを探し始めていた。
笑師春樹はMAKUBEXの配下で、密かに蛮と志度の抹殺を狙っていました。
志度を殺す邪眼を見せられた笑師。ILの正体にも少しずつ近づいていきます。
ILの正体は“IMPLOSION LENS(インプロージョンレンズ)=爆縮レンズ”―つまり原子爆弾の起爆装置だったのです。
MAKUBEXはそれを奪い、果たして何をしようとしているのか?IL奪還作戦のメンバーたちの中に潜んだユダ(裏切り者)はいったい誰なのか?🤔
銀次たちも道に迷いつつもやっとゴミ処理場に辿り着きます。
第16話 爆発!怒りの雷帝
<あらすじ>
ILの正体は“IMPLOSION LENS(インプロージョンレンズ)=爆縮レンズ”―つまり原子爆弾の起爆装置であった!
MAKUBEXはそれを奪い、果たして何をしようとしているのか…。
そんななか、IL奪還作戦のメンバー全員が地下にあるゴミ処理施設にたどり着いていた。
IL奪還作戦のメンバー全員が地下にあるゴミ処理施設にたどり着いていました。
最初に現れたのは銀次と赤屍。
MAKUBEXが銀次に関してのデータを蒐集したいと聞いた形而は、自分で銀次を観察すると席を立つのでした。
無限城はロウアータウン(下層エリア)、ベルトライン(中層エリア)、バビロンシティ(上層エリア)という三層に分かれており、下層エリアを配下に収めたMAKUBEXは自分たちが生きるにはこうするしかない。上に抑圧されずに生きるにはこの改革が必要なんだ。と自分に言い聞きかせるようにつぶやきます。
そして十兵衛とともに銀次たちの前に立つ形而。花月を倒したという十兵衛の言葉に銀次は発狂し、彼に襲いかかります。
そして地下ゴミ処理施設に集うIL奪還作戦メンバーたち。
第17話 集結、奪還チーム!
<あらすじ>
ILがある地下ゴミ処理施設に続々と集まってくる奪還作戦のメンバーたち…。
メンバーたちはお互いの再会を喜ぶ。
しかし「いよいよ大詰めのようですよ?」という赤屍という言葉に目の前を見ると、奪還メンバー6人の前に6つの扉があるのだった。
IL奪還作戦メンバーたちは地下ゴミ処理施設でお互いの再会を喜びますが、奪還メンバー6人の前に6つの扉が現れます。どうやらこの扉のいずれかがILへと通じる通路のようです。
一方薬屋のゲンはパソコンをMAKUBEXにハッキングされ、奪還メンバーたちが戦いに赴く姿を見せられていました。
実はゲンはバビロンタワーの設計者 の1人、螺堂源水でした。ゲンは「この悲劇を見届けろというのか」と頭を抱えます。
慎重に選ばないといけないという花月に、銀次は足下に落ちていたサイコロを拾い、みんなで順番に振って決めればいいと提案。それぞれが自分が振った番号の扉に入っていきます。
そして一度も同じ目が出ないという偶然ではありえない出来事に、MAKUBEXの影を感じつつも、その後姿を見送るしかないヘヴンでした。
花月のくぐった扉の先には、笑師と十兵衛の待ち構える部屋がありました。
2人が花月に襲いかかる寸前、士度が助けに入ります。士度のドアは花月と同じ扉に続いていたらしいのです。
第18話 激突!士度VS笑師
<あらすじ>
花月のくぐった扉の先には、笑師と十兵衛の待ち構える部屋があった。
2人は花月に襲いかかる!ーとその時、黒い影が笑師に襲いかかり、花月を助けた。
その影の正体はビーストマスター士度であった。
十兵衛と笑師と対峙する花月と士度。
花月と士度の完璧な防御にたじろぐ十兵衛と笑師。
VOLTSの四天王が四天王と呼ばれた理由、それは互いに足りない部分を補完しあうことで、完璧な調和を作り出せることにあったのです。
すると突然、十兵衛が「ここはもはやバビロンタワーの秘められた遺跡なのだ。見るがいい。MAKUBEXが導く“戦場”の光景を!」と叫ぶと光が溢れ始め、無限城にあったはずの部屋はグランドキャニオンの一角に変わってしまいます。
MAKUBEXは人間の叡智を集結させたインテリジェントビル、バビロンタワーの遺跡の一つを探し当てていました。
バビロンタワー建設にはブレイントラストと呼ばれる頭脳集団が携わっていましたが、これは彼らが作り出した悪夢(高度な仮想現実世界)でした。MAKUBEXはそれを再現していたのです。
突然のことに驚く士度に、笑師の鞭が襲いかかります。楼蘭の女が1人につきただ1本だけ持ち生涯切る事なく伸ばし続けた、鋼より強く絹よりしなやかな龍髪と呼ばれる髪を束ねた「楼蘭舞踏鞭」が士度を襲います。
しかし、士度は百獣擬態で蝙蝠に擬態。鞭の超音波で先読みして笑師に対抗します。
MAKUBEXはかつて笑師に、VOLTSの信条に背いたとしても新たな時代の礎を築くために戦いたいと話していました。それを思い出し、ここで負けるわけにはいかないと再度立ち上がる笑師。
勝てないとどこかで予期しながら士度に死ぬ気で立ち向かう笑師。
VOLTSがいなかった頃、一族が住むイーストブロックを守っていた笑師にとって士度は恐怖の的でした。イーストブロックから散々略奪を繰り返していた者たちを一晩で全滅させたという士度に、笑師たちは「次に全滅させられるのは自分たちだ」と恐れを抱いていたのです。しかし出会ってみれば、彼は悪しきを挫き、弱きを守る正義の男…笑師は士度に憧れるようになったのでした。
しかしVOLTSが散り散りになってからは楼蘭一族を守れる者は笑師だけとなり、一族を守るためにはMAKUBEXが目的を果たせばまた弱者が救済されると信じ戦うしかなかったのです。
笑師は自爆して士度を殺そうと企みますが、士度は自爆に見せかけて瀕死で地中に埋まっていた笑師を見つけ、保護。
グランドキャニオンは仮想現実だと見破った士度は、瀕死の笑師を担いで薬屋のもとへ向かいます。
十兵衛は、MAKUBEXがILとユダを準備し原爆を完成させるための時間稼ぎとして笑師は役目を果たした、無益な情のために士度は戦線を離脱したと呟きます。
それを聞いた花月は激昂。十兵衛に戦いを挑むのでした。
第19話 友よ…花月VS十兵衛
<あらすじ>
士度と笑師の対決は辛くも士度の勝利に終わったが、傷ついた笑師を救うために笑師を背負い、士度は戦列を離れるのだった。
一方、バーチャルルームに残った花月は、もう1人の刺客十兵衛と対決していたのだった。
無限城にやってくる以前は花月の主治医であり親友であった十兵衛。
HONKY TONKにやってきた謎の客は、閉店間際の店でコーヒーを飲みながら、静かに無限城を見つめていました。
一方、花月と十兵衛は激しく戦っています。
無限城にやってくる以前は花月の主治医であり親友であった十兵衛。そして風鳥院宗家が崩壊したときも、共に無限城に逃げ延びてきた2人。
有害な放射線を発する黒磁鉱の鉱石「太極石」を身体に埋め込む奥義を使い花月を倒そうする十兵衛に、花月はそこまでしてなぜMAKUBEXに従うのかと問うと、十兵衛は「有るべき未来の為」と答えます。
そして、花月さえ行き着けなかった無限城を支配するバビロンシティの謎にMAKUBEXは辿り着いたのだと、彼は言うのでした。
MAKUBEXは十兵衛に、ロウアータウンはバビロンシティに支配されている、自分たちがここに存在することさえ無限城の意思なのだと話します。
花月はそれを知っていて1人で無限城を出たのではないかと激昂する十兵衛。
花月は、MAKUBEXはバビロンシティに住む何者かと自由を取り戻すために原爆を使って取引しているのではと十兵衛に話します。
MAKUBEXは自由を勝ち取ってみせると予言した、だから信じると叫ぶ十兵衛。
しかし、花月はそれを否定。取引は成立せず、MAKUBEXは原爆によって無限城に最後の審判を自らの手で下すつもりなのだと言います。その言葉に動揺する十兵衛。
花月は十兵衛と命懸けで戦いながらも、最後に命だけは助けようとします。しかし十兵衛は親友の言葉を信じられなかった償いだと自害を決断。黒磁針で己を貫きます。
花月は十兵衛を背負い、薬屋のもとへ向かいます。
一方、赤屍はMAKUBEXに「裏切り者のユダには退屈しのぎにこれを見せよう」とIL奪還メンバーたちの様子をモニターで見せられていました。
第20話 バビロンシティから来た男
<あらすじ>
MAKUBEXに対峙し、武器を手にする赤屍。
MAKUBEXは赤屍に、こんな退屈凌ぎはどうかと言うのであった。
空中のスクリーンに表示されるのは、銀次、蛮、そして卑弥呼の姿だった。
赤屍はMAKUBEXの言葉をあっさりと聞き流し、早く取引を始めろと要求します。
ゴルゴダの丘で磔にされたキリストは神に「神よ、なぜ私をお見捨てになったのですか」と問います。しかし神にはキリストが死なくして復活はない、つまりユダの裏切りなくしてはキリストは真に神の子にはなれないと分かっていました。
バビロンシティの神も、赤屍の裏切りを分かっていてあなたをここまで来させたのだとMAKUBEXは独り言のように話します。
そして、コートの中から原爆を完成させるためのプルトニウムが入った箱を取り出したのでした。
一方、卑弥呼とバビロンシティから来たという謎の男・鏡形而はマヤ文明の生贄の祭壇ピラミッドを模した部屋の中で対峙していました。
形而はなぜか卑弥呼がラストチルドレンと呼ばれていることを知っており、卑弥呼は動揺します。
いよいよ司祭に卑弥呼が殺されそうになったその時、邪眼を使って蛮が卑弥呼を助けます。
卑弥呼は普段使わない、普段の3倍になる加速香を使います。
しかし形而は邪眼を使わせることが目的であったため、戦いは続行せずするりと消えてしまいます。
HONKY TONKでは、謎の男が銀次の幼い頃を知っていると話をしていました。
そして、蛮が戦いを終え歩いていくと不動の待つ部屋へ到着するのでした。
第21話 復讐の刃・蛮VS不動
<あらすじ>
蛮の加勢を受け、奥の手であるポイズンパヒュームである加速香を使って、辛くも鏡を退けることが出来た卑弥呼だったが、加速香を多用したせいで、暫くは動けない状態に陥っていた。
卑弥呼に解毒香を吸わせた後、固定するまで動くなと命じ、一人その場所を後にする蛮。暫く歩いたあと、立ち止まります。
古代ローマのコロッセオで戦う蛮と不動。
花月は無事薬屋のもとへたどり着けていました。
ただ、ゲンは十兵衛の傷が全て間一髪で急所を外れていたことに無限城の神の意思を感じて1人戦いていました。
暗闇を一人さ迷う銀次の目の前には、突然に無限城の貧民街の光景が現れていました。
銀次が足元に転がってきたボールの先を見ると、死んだはずのシュウの姿が。そしてその姿はまもなく全てゾンビに変わります。
徐々に雷帝モードに体を侵食される銀次。
苦しむ銀次の前に現れたのは、天子峰猛。無限城でひもじさと寂しさに泣く幼い銀次を助けてくれた恩人です。
銀次は猛の幻から「お前は仲間たちをお前の興味本位で中層階に連れて行き、殺した。俺と誓った”ダチは裏切るな”を反故にした」と責められます。中層階のごろつきに仲間を殺された銀次は雷帝として目覚めます。
猛は無限城を自分の思いのままにするために銀次を育てたと話します。それに怒り狂った銀次は雷帝として暴走。
一方、蛮は銀次の気配が薄れたことに密かに焦っていました。
そして不動に押され始めたことをきっかけに、受け継がれた「蛇遣い座」の力を解放するのでした。
第22話 覚醒!雷帝降臨
<あらすじ>
MAKUBEXの作ったバーチャル空間が銀次の目の前に映し出した幻に我を忘れた銀次は、「雷帝」に戻ってしまうのだった。
幻を消し去ろうと周囲のもの全てに雷撃を加え、破壊していく銀次。
そこに現れたのは、赤屍。
不動は本気を出した蛮に倒されます。
幻を消し去ろうと周囲のもの全てに雷撃を加え、破壊していく銀次。MAKUBEXの配下であるさくらに手をあげた銀次の前に現れたのは赤屍でした。
赤屍は、プルトニウムを運んだ報酬に、雷帝である銀次との対決を望んだのです。
お前も幻影か?と問いかける銀次に、簡単に消えはしないと赤屍は楽しそうに答え、銀次と対峙します。
雷帝は銀次に害を与えるものを排除すると言う人格で、銀次は我にかえるといつも雷帝であった頃の記憶がおぼろげで、雷帝が人々を傷つけたことに苦しんでいたのでした。
無限城は雷帝に絶え間なくエネルギーを送り続けているがゆえに、銀次は無限城に来ると雷帝モードになりやすくなっていたのでした。
赤屍は自分の本当の力を見るために、雷帝に真っ向から戦いを挑みます。
一方、薬屋のゲンは、MAKUBEXを孤独な少年にしてしまった罪滅ぼしとして最後の仕事を始めるのでした。
いよいよ赤屍に雷帝が殺されそうになった瞬間、蛮が間に入り、間一髪で雷帝が助かりますが蛮は瀕死に。
蛮の姿を見た雷帝は一気に銀次へと姿を戻します。
しかし、蛮の瀕死の姿は邪眼が見せた幻影でした。
さくらは雷帝の戦いを見届けたとMAKUBEXに告げた後、息絶えます。MAKUBEXはそれさえも計算のうちだったと悲しみながらも呟くのでした。
HONKY TONKでは謎の男、猛が店を出て行くところでした。
MAKUBEXは自分のシステムをゲンがハッキングしていることに気づきますが、MAKUBEXにパソコンの扱い方を教えたのはゲン。
ゲンはもはやMAKUBEXが幻影を使うことができない以上強敵にはなり得ないと豪語するのでした。
しかし、邪眼を使ったと思われた赤屍との一戦が実はフェイク。本当に蛮は赤屍に刺されており、密かに痛みに苦しみます。
そして倒したと思っていた不動が実は蛮を追ってきており、蛮が1人になった隙を狙って襲いかかります。
第23話 襲撃!バーチャル軍団
<あらすじ>
銀次の拳と赤屍の剣が激突する寸前、その間に飛び出した人影によって妨げられた。
その人影は、美堂蛮。
赤屍の剣を背中でうけ、同時に、銀次の拳を受け止めていたのだった。
蛮に襲いかかる不動を止めたのは、士度でした。蛮は不動を士度に任せ、MAKUBEXのもとへ向かいます。
不動は死の気配を感じていると直感した士度は、ハゲタカに擬態して不動に最後の一撃を喰らわせます。
MAKUBEXはマザーシステムに原爆の設計演算をさせることを放棄し、まず奪還屋を迎え撃つ用意を始めました。
コンピューターの作り出した幻影に奪還屋は負けないとゲンは言いますが、その矢先、原爆を使って無限城の神と取引しようとしているのではないのではと何かに気づいたように手を止めます。
一方、赤屍と銀次は赤屍の幻影に囲まれていました。
赤屍は自分の幻影を殺すことに集中し、銀次と蛮をMAKUBEXのいる部屋へ突入させるのでした。
そしてさくら(十兵衛の姉)は一命を取り留めており、卑弥呼に薬屋へ連れてこられていました。
十兵衛はMAKUBEXに全ての罪を背負わせたのが俺たちの責任だとさくらの隣でつぶやきます。
ゲンはさくらにバビロンタワーの構造図を見せると、今の無限城とは全く違うと狼狽します。
MAKUBEXはバビロンシティのデータバンク(アーカイバ)にアクセスしてデータを取得、高度な幻影を作り出しているとゲンは語ります。
そして、MAKUBEXは自分が彼を孤独な独裁者に育てたのだと懺悔するのでした。
MAKUBEXの部屋の前には形而が待ち構えていました。しかしそれさえもMAKUBEXの計算どおりだというのです。しかし、蛮たちに士度たちも追いつき、合流。
形而は計算ミスなのか、それ以上の展開が待っているのか…と楽しそうに呟き、「この先を観察させてもらう」と道を譲るのでした。
第24話 最後の戦い!銀次 VS MAKUBEX
<あらすじ>
ついにMAKUBEXのいる部屋に辿り着いたIL奪還作戦のメンバー達。
開かれた扉の奥には、パソコンの山が築かれ、そしてその山の更に上、宙に浮いたパソコンに腰掛けて、MAKUBEXはいた。MAKUBEXを説得しようとする銀次や花月だったが、MAKUBEXは考えを変えようとはしなかった。
ついにMAKUBEXのいる部屋に辿り着いたIL奪還作戦のメンバー達。
開かれた扉の奥には、パソコンの山が築かれ、そしてその山の更に上、宙に浮いたパソコンに腰掛けて、MAKUBEXはいました。
MAKUBEXを説得しようとする銀次や花月でしたが、MAKUBEXは考えを変えようとはしません。MAKUBEXはあらゆることを理解したかった、今やっと真実を手に入れられようとしていると話します。
そんな様子に、つまらない理屈など必要ないと言い武器を取り出す赤屍でしたが、銀次はその前に出て静止します。
銀次の背中は、自ら決着をつけると語っていました。
ゲンは無限城で赤ん坊のMAKUBEXを拾った時のことを思い出していました。
幼いながら天才的なハッキング能力を発揮していたこと、VOLTSに入ると言われたこと…ゲンはMAKUBEXを育てることで自分の罪が許されたと思い込もうとしていたと呟きます。
事情は分かりませんが、ゲンは何度も自分が元凶だと言ってるのに自分は動こうとせず奪還屋にMAKUBEXの行動を収めさせようとするのがなんというか…無責任だなあと思っちゃいます。
ゲンはいかにも正義の味方のような顔をしてますが、そもそもの元凶があなたならなぜ中途半端なところでMAKUBEXを育てるのを放棄をしたのかと呪いたくなります。
MAKUBEXばかりが悪者扱いされてかわいそうです。なぜMAKUBEXばかりが責められて、ゲンは咎められないのか?
無限城の神、無限城の謎の答えは、無限城に入った者の脳にその者が強く望むものを見せるー例えば傷の治りが早いように錯覚させたりー電磁波を流しているのだ、MAKUBEXはと蛮は話します。
MAKUBEXはトラストシティにあるアーカイバから情報を入手し、トラストシティが無限城という仮想空間を作っているように、MAKUBEXはロウアータウン内にさらに仮想空間を作り、人々を操っていたのです。
銀次が無限城を出たのは、自分の圧倒的な力を行使し続けていればいつか無限城ごと壊してしまうと思ったからだ。みんなを守るために出なければいけなかったんだ。と蛮は続けます。
そして、銀次はMAKUBEXの幻影を倒します。
しかし、MAKUBEXは銀次が彼の幻影を倒している間に原爆を完成させていました。
第25話 無限の未来を奪り還せ!
<あらすじ>
二人の決着は、銀次の拳がMAKUBEXの頬にヒットする事で、決着したかに見えた。
銀次の電撃が叩き込まれ、MAKUBEXの顔が歪む!
しかし、その歪みは、MAKUBEXの身体全体に広がり、眩しい光が飛び出すのだった。
MAKUBEXは原爆を起動するスイッチを銀次たちに見せながら、無限城の計画書を見つけたことを話します。
神にとってはここで起きることは全て実験材料に過ぎなかったと言われ、瞠目するIL奪還チーム。
皆を救いたいと計画書にないことをしても全てが計画書通りに収束することにMAKUBEXは絶望していたのでした。
銀次はなぜか計画書を変えられる力を持っていましたが、MAKUBEXは持っていなかったのです。
それゆえに、MAKUBEXは無限城にない物質でILを作り神と取引する、もしくは、IL奪還チームに計画書を「昔のような平和な無限城」へと書き換えてほしかったのでした。
MAKUBEXは原爆のスイッチを押し、神はMAKUBEXとの取引どおり無限は神のない平和な世界を取り戻したかのように思われましたが、それは蛮の邪眼が見せた幻覚でした。
現実に悲嘆したMAKUBEXは自分が実在しているのかという究極の疑問を神に問うため、身投げします。
しかし、彼は銀次に助けられてしまいます。
そして、MAKUBEXは新生VOLTSを結成。
IL奪還チームについて行きたいと願いますが、やはり無限城からは出られない(謎の壁に阻まれてその先は自分の体が消える)のでした。
無限城で生まれた者は無限城から出られないようです。
無限城で起きたことをIL奪還チームメンバーは覚えていないようで、「何か声が聞こえたような…」と不思議そうにしながら帰っていくのでした。
そして彼らのそんな姿を形而は興味深そうに見送ります。
IL奪還チームがILのフロッピーディスクを依頼主に渡すと、依頼主から殺されそうになります。
しかし赤屍が返り討ちにしたため、奪還料はパーに。
この回は相当しんどかったです。
回が進むほどMAKUBEX贔屓になっていたので、MAKUBEXはやっぱりバーチャル世界の住人なんじゃないか?と疑念が湧いたり、VOLTSの四天王だって結局無限城を離れたらMAKUBEXのことを忘れるんだ…って絶望感を感じたり…MAKUBEXの幸せは永遠に結局手に入れられないんだと分かったのも辛かったし、無限城を出た途端、MAKUBEXのことをみんなが心配しなくなるのが一番苦しかったです。
口ではMAKUBEXを心配してるとか何とか言って原爆の起爆を阻止したのに、結局心配なんかしてないじゃんって、心が痛かったです。
二次創作でMAKUBEXを無限城の外に連れ出してあげたい。もしくは自殺させてあげたいです。彼の望むように幸せにしてあげたい。
第26話 湯けむり奪還温泉紀行!?
<あらすじ>
温泉で失くした指輪の奪還を依頼された奪還屋。
蛮と銀次は車で目的地へと向かう。
温泉で久しぶりの骨休めができそうだ!とはしゃぐ銀次に対して「ったく、遊びにいくんじゃねぇンだぞ」と蛮はたしなめるが、その言葉はどこかしら明るかった。
温泉で失くした指輪の奪還を依頼された蛮と銀次は、車で目的地へと向かいます。
なぜか車内には蛮と銀次だけではなく、ヘヴンにポール、更に夏実まで同乗。
温泉に着くとすぐさま張り込みと称して温泉に入る蛮と銀次でしたが、犯人は見つからず。
むしろポールと蛮たちは夏実に卓球でコテンパンにやられ、時給600円upと1ヶ月間毎日ケーキを奢ることを約束させられるのでした。
その後、蛮たちが温泉近くの探索をしていたところ、秘湯で目の治療をする花月と十兵衛に出会います。
花月は親友の目を潰したことを悔やみ、十兵衛は花月を守るために生まれてきたにも関わらずその約束を破ったことを悔やんでいました。
そして改めて、花月のそばを決して離れず、自分の命が尽きようと守ると誓うのでした。
十兵衛×花月、最高すぎませんか…萌死…🤦♀️
しかも銀次たちに「新婚夫婦のラブラブ温泉旅館って感じ」と言われてますww ウヒョーーーッ❤️❤️❤️
「心はいつでもお前とある」って言いながら寒い駄洒落を連発し去っていく十兵衛w
そして指輪を盗んだのは山の猿というオチでした💍
第27話 女子高生VS奪還屋
<あらすじ>
「あなたの奪還屋、私の奪還屋。只今春の新生活応援セール実施中、奪還屋は新社会人を応援します。」
街角で仕事の勧誘に励んでいた蛮と銀次は、笹木田勉と名乗る会社員に”鞄”の奪還を依頼される。
聞けば、ファミレスで食事中に大切な鞄を盗まれたのだという。
仕事の勧誘に励んでいた蛮と銀次は、笹木田勉と名乗る会社員に”鞄”の奪還を依頼されます。
聞けば、ファミレスで食事中に会社の重要な書類が入った鞄を盗まれ、今日中に書類を取引先に届けないと会社存続の危機なのだと言います。
どうやら、その時隣の席で騒がしくしていた女子高生の仕業らしく、彼女達が騒ぎ立てるのを笹木田が注意した事に腹を立て、嫌がらせに持ち去ったよう。
依頼を引き受けた蛮と銀次は、その女子高生達の特徴から、その中のひとりを何とか探し出すことに成功します。
しかし、その女子高生、橘理子から要求された「情報提供料」として、蛮と銀次、花月と士度は買い物や食事といったワガママに付き合わされるはめになります。
散々連れ回された挙句、鞄の中身を見てみるとなんと空っぽ。
実は笹木田は真面目に働いても窓際族だったため悪事に手を染めようと「会社の機密書類を盗み出してくれれば金をやる」という誘いに乗っていたのですが、女子高生たちに盗まれるよりも前にその書類の入った鞄を盗まれていたのでした。
何をしても自分はダメだと頭を抱える笹木田に、銀次は事情を話せばきっと会社の人も分かってくれると慰めるのでした。
第28話 過去を失くした男
<あらすじ>
雨の降りしきるその日、仕事も無くHONKY TONKのカウンターで暇をもてあます蛮と銀次のもとに一人の人物がやって来た。
高村裕二と名乗るその男は奇妙な”奪還”を依頼する。
三ヶ月前、高村は恋人の結城みどりと共に崖から転落するという事故に遭遇。
暇をもてあます蛮と銀次に、高村裕二と名乗る男が「私の記憶を奪り還してほしい」と依頼します。
三ヶ月前、高村は恋人の結城みどりと共に崖から転落するという事故に遭遇。
奇跡的に命は助かったものの、高村一人、記憶喪失になってしまったのでした。
恋人の献身的な介抱の元、療養を続けていたのですが、高村にとってはそれが心を苦しめる原因となっていました。
そんな折、蛮の”邪眼”の噂を聞きつけ、記憶回復の手がかりになるのでは無いかと思い、奪還を依頼してきたのです。
高村の過去に関する場所を巡り始めましたが、全てが偽造されたものだと判明。
実は高村と恋人はスパイで、人殺しをしたくないという理由で組織から抜けようと逃亡していた時に高村が囮となり崖から落ちたことで記憶をなくしてしまったのでした。
「なくしたままでいた方がいい過去もある」と恋人は最後まで主張していましたが、蛮は「それを決めるのは本人だけだ」と言います。
記憶を取り戻した高村は2人で苦しむことを選び、海外逃亡するのでした。
第29話 女神の腕を奪り還せ!
<あらすじ>
ヘブンの持ってきた仕事に文句をつける蛮。それに対してヘブンは怒りをあらわにする。
いつものように喧嘩がはじまるが「どうせ引き受ける事になるのに…」とのポールの言葉通り、結局ヘブンの依頼を受けそうになる奪還屋。
クレイマンから奪還屋に、「ミロのビーナスの「失われた腕」が見つかったが、それが本体と繋ぎ合わさればビーナスの持つ神秘的な美が失われてしまう。ある小島のオークション会場に向かっている「失われた腕」から「永遠の美」を奪還してほしい」という依頼が届きます。
一方、「失われた腕」の所有者であるMs.ヘラはミッシングアートオークションの開催者であるMr.リュウを警戒し、弥勒夏彦という護り屋を雇っていました。
オークション会場へ向かう豪華客船の出発港は沖縄。 蛮と銀次は早速沖縄へ向かいますが、そこで下手な変装をした笑師に遭遇します。
実は笑師と士度は「失われた腕」を奪ってほしいとヘブンに依頼されていました。
さらに客船に乗ると、赤屍に遭遇。
積み荷に潜んでもう一度船に乗り込もうとしますが、蛮が乗り込もうとした瞬間に夏彦に斬られそうになり、蛮だけが海に落ちて乗船できなくなってしまいます。
第30話 謎の刺客・弥勒兄弟
<あらすじ>
ビーナスの腕とともにバイヤー達をオークション会場に運ぶ豪華客船に乗り込もうとする蛮と銀次だったが、ビーナスの護衛の者たちに見つかり 、結局、強引に飛び乗ることとなってしまう。
先行した銀次は上手く飛び移れたのだったが、遅れた蛮が飛び移ろうとしたその瞬間、護り屋の弥勒夏彦の長刀が一閃!
蛮はその刃にかかり海に没してしまうのだった!!
我を忘れて蛮の後を追おうとする銀次ですが、赤屍が襟首を掴み動きを阻みます。
彼も「失われた腕」の運び屋として雇われていたのです。
船の縁の柵を乗り越えたふりをして銀次は逃げ出します。
蛮を探す銀次は雪彦と名乗る青年にソフトクリームと夕食で餌付けされるのですが、夏彦に豹変した幸彦に襲い掛かられます。
一方、士度と笑師も客船に乗り込みますが、オークション主催者が準備したガードマンたちに取り囲まれます。
何とか生還した蛮は赤屍と対峙しますが、「失われた腕」を奪還する前にオークション会場である軍艦島に到着してしまうのでした。
第31話 ヘラとカイト
<あらすじ>
銀次は豪華客船で知り合った弥勒雪彦と友達のように仲が良くなる。
だが銀次は、雪彦が護り屋・弥勒夏彦の弟であり、そして彼自身もビーナスの腕を護衛する護り屋である事を知り驚く。
そして夏彦に発見され、彼が銀次に襲い掛かった瞬間―雪彦は何を思ったか、銀次を気絶させて兄の刃から救うのであった。
オークションは実はマフィアの巣窟でした。
気が付くと、銀次は護り屋達の捕虜となっていました。
弥勒達のボスはヘラと名乗る人物。銀次はヘラと対面した瞬間、どこかで会った事があるのではないかと思い、それを口走ります。
ヘラと話すうちに銀次は、ヘラが無限城の近くで蛮と銀次が知り合った画家の青年、カイトの元恋人である事に気付くのでした。
銀次によれば、カイトが描いていた壁画の女性が、目の前にいるヘラなのだといいます。
そして、その女性についてカイトが「この世で 一番愛した女神」と語っていた事を伝えと、その話を聞くやいなやヘラは「黙れ」と叫び、カイトの話など聞きたくないと言い捨てます。
カイトはヘラの恋人ではなかったのかと問う銀次に対して、ヘラは「恋人だったけれど、あの男は私を裏切った!」と激昂。
カイトは当時100年に1人の芸術家だと持て囃されていましたが、美術館に通いミロのヴィーナスを何度も見るうちにその美しさに魅入られ狂人と化していきました。
ヘラは彼に復讐するためにヴィーナスの両腕をオークションにかけようとしていたのでした。
蛮は士度たちの狙いが腕ではなくレプリカ、アフロディーテと呼ばれる麻薬そのものでできた女神像本体だと聞かされます。
どうにか合流した蛮・士度たちと銀次でしたが、銀次が夏彦に付けられた発信機のせいで居場所がバレてしまいます。
第32話 作戦開始!銀次VS弥勒
<あらすじ>
銀次はヘラ達の隙をついて逃げ出すことに成功する。
海を越えて辿り着いた島で蛮と士度そして笑師と合流し、奪還を目的とした「共同戦線」として行動を共にすることになる。
しかし、銀次の身体には発信機が仕掛けられており、間もなく追っ手が現れる。
奪還屋達は分かれて逃げ出し、それぞれが追っ手と対決することとなります。
士度と笑師は灼龍と氷虎の二人組に戦いを挑み、蛮は赤屍と、銀次は工場跡地で弥勒雪彦と遭遇します。
銀次と対峙する雪彦の表情は悲しげで、銀次に逃げてほしいと懇願しますが断られます。
銀次は夏彦に斬られー!?
第33話 永久の女神を奪り還せ!
<あらすじ>
ビーナスの腕のオークション会場では、バイヤー達が開始を待ちかまえていた。
しかし、彼らの目的はビーナスの腕ではなく、ビーナスの腕を取り付けるために用意されたミロのビーナスのレプリカ像 ―高純度ドラッグ「アフロディーテ」で練り固められた代物―であった。
このミロのビーナスのレプリカ像こそがオークションの真の競売品であり、バイヤーとして招かれたマフィア達は、 オークションでビーナスの腕を競り落とすことによって、大量のドラッグを手に入れようとしていたのである。
ビーナスの腕のオークション会場では、バイヤー達が開始を待ちかまえていました。
このミロのビーナスのレプリカ像こそがオークションの真の競売品であり、バイヤーとして招かれたマフィア達は、 オークションでビーナスの腕を競り落とすことによって、大量のドラッグを手に入れようとしていたのです。
一方その頃、夏実はHONKYTONKのTVに映るオークション会場にいるレポーターの姿に見覚えがあることに気付きます。そのレポーターは、何とつけ髭とサングラスで変装した蛮でした。
オークション会場で蛮は人々に大量の腕付きミロのビーナス像を邪眼で見せ、混乱させます。その隙にビーナスの腕を奪還。
しかし帰りの船が難破しそうになり、うっかり銀次が海に腕を捨ててしまいます。そのせいで、依頼料はパーになってしまうのでした。
後日、蛮たちはヘラを新宿に呼び寄せ、今はアフロディーテで廃人となってしまったカイトが残した最後の女神の絵を見せます。それはヘラそのものでした。
カイトは愛する人を自分のせいで失ったことを後悔し、アフロディーテを服用するようになってしまったのでした。
ヘラは廃人になったカイトを抱きしめ、改めて愛を確認します。
第34話 GB解散?!敵は美堂蛮
<あらすじ>
雨の中、裏路地で激しく殴りあう男二人。
その男たちは何と蛮と銀次であった!!
蛮の”スネークバイト”が銀次の心臓をとらえようとした時、駆けつけたヘブンの制止よって争いは止められた。
雨の中、裏路地で蛮と銀次は激しく殴り合っていました。
蛮の様子は尋常でなく、銀次の胸ぐらを掴み上げ捨て台詞を吐くと、二人に背を向けて立ち去ってしまうのでした。雨の中、呆然とその姿を見送るしかない銀次とヘヴン。
そうしてコンビを解消した蛮は、麻幌馬大鉄という男の元を尋ねるのでした。
その男は、蛮と銀次がコンビを解消する前に”奪還依頼”を引き受けていた「アステカの星」と呼ばれるダイヤを所持する人物。
その大鉄に向かい蛮は、銀次がダイヤを狙っていることを告げ、俺を「護り屋」として雇わないかと売り込みます。
しかし奪還屋解散は大鉄を欺くためのフェイク。先に大鉄の家に侵入した蛮が銀次を侵入させて「アステカの星」を奪い取る算段でしたが、奪還屋解散が「振り」だと大鉄にバレてしまい、蛮は薬を飲まされ本当に銀次と戦おうとします。
しかしこれはすべて蛮の邪眼が見せた幻。
大鉄が雇った本当の護り屋、菱木竜童と戦いながらも、「アステカの星」を無事奪還。
士度と卑弥呼の力を借りて逃走しようとしたその時、飛んできたカラスに「アステカの星」を盗まれてしまいます。
蛮はカラスが士度の遣いではと疑って食ってかかりますが、士度は知らん顔。蛮と銀次は今度はカラスを追いかけ始めるのでした。
第35話 命の炎を奪り還せ!
<あらすじ>
相変わらず街頭でビラ配りに励む蛮と銀次だが、いつもと違って銀次の様子がおかしい。
聞けば、夕べ変な”夢”を観たのだという。
それは、銀次が子供の頃の、無限城での思い出の夢だったのだが…。
銀次は無限城での思い出の夢を観て以来、どうにも様子をおかしくしていました。そんな折、ヘヴンからの依頼が舞い込んできます。
今回の依頼は、とある少女の為に輸血用の血液を奪還するというものです。
その少女は、「ボンベイブラッド」と呼ばれる何万人に一人しか存在しない特殊な血液の持ち主で、手術をするために何とか用意されたものが、 何者かに強奪されたのだといいます。
少女の状態は切迫しており、11時間以内に手術をしなくてはならない状態でした。
しかし血液バンクにストックは存在せず、”奪還”する以外にもう手段は無いのでした。
「来月誕生日なんです。プレゼントは子犬が良いって一年も前から約束していたのに」 と、必死で訴える依頼人の少女の祖父のその言葉に、何かを感じる銀次。
なんと血液を奪還したのは赤屍とその仲間たちでした。赤屍に刺され谷底へ落ちる銀次。
銀次は死にそうな少女の姿に無限城で出会った少女の姿を重ねていたのでした。
人はどうして死んでしまうのか、外に出たら子犬を買いたいと話して死んだ無限城の少女と依頼主の少女はそっくりなのでした。
どうにか血液を取り戻した2人は、少女の命を救うことができました。
第36話 運命の子供たち
<あらすじ>
HONKY TONKにサイドカーで乗りつける卑弥呼の姿があった。
ヘヴンに呼ばれ運び屋としての仕事をこなしに来たのである。
店には、蛮と銀次の姿もあった。
ヘヴンに呼ばれ、HONKY TONKに卑弥呼が運び屋としての仕事をこなしに来ました。
今回は二人との共同戦線を張る予定です。
息子を奪り還してほしいと叫ぶ依頼人の長野夫妻は、憔悴し切っていました。
聞けば、夫の雄一郎は実は清川財閥の一人息子だったのですが、父・高雄とソリが合わず、 その反対を押し切って妻の真紀と結婚し家を飛び出したのですが、 その父が、生まれたばかりの息子を奪って行ったのだと言います。
その話を聞いて、卑弥呼は動揺し、コーヒーカップを取り落としてしまいます。
依頼を受けると決意の表情で言う卑弥呼を制する蛮でしたが、卑弥呼は蛮が止めても行くと跳ねつけるのでした。
蛮や卑弥呼はラストチルドレンと呼ばれる「奪われた子供」だからこそ、卑弥呼は子供絡みの仕事は感情的になってしまうのでした。
そして、父がいるという屋敷に辿り着く蛮&銀次、そして卑弥呼の三人。
卑弥呼は蛮を見つめながら、なぜ仲間だった兄の死について言い訳や説明をしないのかと心の中で呟くのでした。
長野夫婦に息子を戻した卑弥呼たちでしたが、雄一郎は二度とこんなことが起きないように話をつけてくると一人で高雄のもとへ向かいます。
高雄は息子を攫えば雄一郎も戻ってくると思ったと懺悔し、家族は和解するのでした。
第37話 夏実がんばる!
<あらすじ>
スバルの車内で妙にはしゃいでいる蛮と銀次の姿があった。その顔は、何故かニヤニヤとニタついている…それもそのはず、その日、二人は、依頼人に会いに、海水浴シーズンまっただ中の海岸へ向かっていたのだった。
辿り着いた浜辺では、水着の女の子のキャピキャピしている様子に、仕事の事など忘れて涙する二人の姿があるのだった…。
蛮と銀次は依頼人に会いに、海水浴シーズンまっただ中の海岸へ向かっていましたが、HONKY TONKでは珍しくゲットバッカーズへの依頼人が現れていました。
しかし、二人が居ないと聞いて残念そうな初老の婦人。
その依頼人の様子に、何と夏実が「話だけなら私が聞く」と安請け合いしてしまいます。
おばあさんの話によると、先日から息子夫婦と同居を始めたのですが、その前に住んでいた家に主人の形見の品を忘れてきてしまったのだといいます。そしてその家には新しく住民が入ってしまい、頼んでも入れてもらえないのだそう。依頼内容はその形見の品の奪還でした。
すると、それを聞いた途端、夏実は、「奪還屋、夏実が確かに引き受けました!!」と叫んで店から駆け出してしまいます。
夏美は士度に協力を要請しますが、どうやら今日は手が離せない様子。代わりに笑師を借りて前に住んでいた家に向かいます。
夏美がおばあさんの依頼にこだわるのは、自分がかつて奪還屋に母の形見を奪還してもらったからでした。
前に住んでいた家に新たに入った住人がなぜ頑なに家に他人を入れないかというと、家の下を掘り起こし、その家から200m先の宝石店を襲おうとしていたからでした。
しかし住人達はガラが悪いものの小心者ばかり。笑師が夏美からのおつかいの途中で出会った花月が加勢し、住人達を捕らえることに成功しました。
おばあさんが奪還して欲しかったのは、おじいさんからのラブレター。夏美は無事奪還し、おばあさんに届けられたのでした。
第38話 あなただけのリサイタル
<あらすじ>
相変わらず仕事がない奪還屋の二人は、いつものようにHONKY TONKでくすぶっていた。
暇つぶしに夏実との賭け詰め将棋に挑むが負けてしまい、皿洗いまでするハメになってしまう。
ヘヴンの出現に、依頼が来たかと期待する蛮と銀次だったが、ヘヴンはアッサリ蛮たちを無視して、先に来ていた士度と連れ立って出て行ってしまうのだった…。
相変わらず仕事がない奪還屋の二人でしたが、ヘヴンは蛮たちを無視して先に来ていた士度と連れ立って出て行ってしまいます。
実は士度はマドカに今日のリサイタルに来てくれと頼まれたのですが、それなりの”身なり”が必要だったので、一緒にスーツを選んでほしいとヘヴンに頼んでいたのでした。
何とかスーツも選ぶ事ができ、そのままリサイタル会場へ向かおうとする士度でしたが、途中で子供を盾にした強盗犯を見つけ、カラス達を使って追い払います。
リサイタルに向かう士度を、霧人と呼ばれる男が追ってきます。ヘヴンを人質に取られ追い詰められる士度。
ですが、間一髪のところで蛮達に助けられます。
霧人は「VOLTS」参入以前に無限城を牛耳ろうとしていたチャイニーズマフィアのボス。
獣使いよりも虫使いが優れていることを証明したいがために霧人は襲ってきていたのでした。
敵の周囲に飛び跳ねながら蜘蛛の糸を巻き付け、身動きを取れなくさせて蜘蛛で襲う霞網という技で士度はやられてしまいます。
しかしどうにか拘束を抜け出し、百獣擬態でトドメをさそうとしますが、蛮に静止されてしまいます。
霧人との戦いのせいでマドカのリサイタルには行けませんでしたが、マドカは士度が来るのを待ち、一曲彼のためだけに演奏してくれるのでした。
第39話 銀次入院?病院だヨ!全員集合!
<あらすじ>
蛮と銀次は、ターゲットのあるマンションの向かいのビルの屋上で、ターゲットの確認作業をしていたのだったが、その時、夜食のオニギリを 取り落とした銀次が、屋上から転がり落ちるオニギリと一緒に落っこちてしまったのである。
つまるところ、銀次は病院のベッドの上で包帯にグルグル巻きの状態になってしまったのである…。
病室に見舞いに来たのは、ヘヴンと卑弥呼であった。
とある晩、蛮と銀次はターゲットのあるマンションの向かいのビルの屋上でターゲットの確認作業をしていました。
その時、夜食のオニギリを取り落とした銀次が、屋上から落ちるオニギリと一緒に落下してしまい、入院することに。
銀次のお見舞いに士度、卑弥呼、ヘヴン、花月、十兵衛、赤屍らが尋ねてきますが、蛮と士度はいつものごとく言い合いになります。
その時、一人の看護婦が奪還屋に“仕事”を依頼したいと尋ねてきます。
患者さんから看護師への手紙を取り返してほしいという依頼でした。
看護婦のターゲットを先に奪還した方が勝ちという事で、お互いの奪還屋としての看板を賭けた勝負を始めてしまう蛮と士度。
花月が看護師に間違えられたり、銀次と卑弥呼がいちゃついてると夏見に勘違いされたり、十兵衛が看護師の検診に紛れ込んでしまったりと大騒動。
士度と蛮はどうにか手紙を取り戻して大団円でした。
第40話 逆襲の猿!
<あらすじ>
その日は、山道をスバルで登っていくゲットバッカーズの面々の姿があった。
マドカの別荘に招待され、そこに向かう所なのである。
今回はポールとヘヴンの都合がつかず、蛮と銀次、そして夏実の3人で行くことになったのだ。
ある日、蛮と銀次と夏美はマドカの別荘に招待され、そこに向かっていました。
道中の峠の茶店で、お昼を食べることになった一同。
夏実の作った弁当を広げようとしたその時、開いていた車の窓から猿が飛び込んできて、スナック菓子とお弁当を奪い逃げ去ってしまいます。
怒り心頭の蛮と銀次は猿の後を追いかけますが、逆にサルの被害に困った村人が設置したサル用の罠に捕まってしまいます。
と、その2人の目の前にまた別の猿が現れます。
なんとその猿は、かつて温泉に指輪を奪還しにいった時に遭遇し、2人がコテンパンにやっつけられた、あのボス猿!
そうして結局、猿達にまたやられてしまう二人でした。
マドカの別荘に着いた二人は士度に猿に仕返ししてほしいと頼みます。
士度もマドカの手作り弁当を猿に奪われたため彼らを調伏しますが、マドカの弁当を食べて腹を下してしまいます。
マドカの弁当に蛮が細工をしたと思い込んだ士度は弁当がまずかったとマドカの前ではっきり言いますが、夏美に「頑張ってマドカさんが作ったのに」と逆に詰られてしまい、不貞腐れてしまいます。
逆ギレした士度は猿を使って村を襲わせますが、猿達ではなく大騒ぎしていた士度や蛮たちの方が保健所に捕獲され連れ去られてしまうのでした。
第41話 さらば愛しき人よ
<あらすじ>
「あ、見えた見えた!あそこに、何だか知らないけど国家機密を奪った悪い奴らがいるんだねっ!」そう言いながら暗視モードでビデオカメラを撮影しているのは銀次であった。
そのレンズの先には夜の海があり、そこに海底油田の海上 精油施設がそびえ立っている。
そしてその施設にはマシンガンで武装した哨兵が多数警護にあたっていた。
銀次は暗視モードで海底油田の海上精油施設とマシンガンで武装した多数の哨兵を撮影していました。
ヘヴンいわく、奪還ターゲットはその施設内におり、国家機密を奪った悪い奴らだというのです。
ビデオの映像を確認していたヘヴンは、何かに気づくと突然、今回の依頼のキャンセルを2人に告げます。
奪還するものは当初伏せられていましたが、5年前から秘密裏に研究が進んでいた形状自在特殊合金。
ヘヴンはその研究者であるエイジと恋人でした。
ヘヴンは奪取に失敗し、ボスであるエイジ(特殊合金を持ち帰らなければならない某国のエージェント)と相対します。
いまだにお互いを愛し合っているからこそ、ヘヴンとエイジは殺し合うかどうかを戸惑っていました。その後の真実は闇の中です。
第42話 裏切りの代償
<あらすじ>
HONKY TONKに一人の客が現れる。その男はホームレスの風貌で、片足を引きずり、右腕もだらりと下げたままの姿であったが、その眼光は鋭く、その目でポールを見据えるのであった。
対するポールも、その男の姿を食い入るように見つめ返すばかりだった。
HONKY TONKに謎の男が現れます。ホームレスの風貌をして、片足を引きずり、右腕もだらりと下げたままの姿でしたが、その眼光は鋭く、ポールを睨みつけます。
対するポールも、その男の姿を食い入るように見つめ返すばかり。暫くの後、男が「久しぶり」とポールに声をかけます。
東と名乗るその男は、ひとしきりポールと当たり障りのない昔話を交わした後、「堺を見つけた」と言います。
堺とは、どうやらポールと東の昔の仲間だそう。
今は顔も変え、名も石橋と変えて政治家として生きている、と東はポールに説明し「例のブツも奴のところにある奴から奪い還したい。手伝って、貰えるか?」と言うのでした。
即答は避けるポールに「また来る。考えといてくれ」と言い残し、東は店を去ってしまいます。
そんな二人の様子を蛮と銀次は、店の片隅からただ眺めるしかないのでした。
どうやらポールは伝説的な奪い屋の一人だったようです。
東は堺への復讐に燃えていました。しかしあっさりと撃たれ、邸宅中が爆発の炎に包まれます。しかしそれは邪眼が見せた幻。
堺は他人の駒で終わりたくなかったからと仲間を裏切ったにも関わらず、結局今はマフィアの駒になったのです。
東は堺を殺すのをやめ、旅に出るのでした。
第43話 帰ってきた男…無限城、再び
<あらすじ>
無限城の町外れで、元VOLTSのメンバー・氏家火生留に追われる朔羅。
丁度そこに卑弥呼が通りかかり、火生留の炎に襲われた朔羅を助ける事となる。
朔羅は銀次の名を言い残し気絶してしまったため、卑弥呼はHONKY TONKにサイドカーで乗りつける。
無限城で来栖柾と呼ばれる男が形而と会っています。
その後、元VOLTSのメンバー・氏家火生留に朔羅が追われ、通りかかった卑弥呼に救助されます。
HONKY TONKに連れてこられ回復した朔羅は銀次達に「MAKUBEXが、何者かにさらわれた」と訴えます。
MAKUBEXは、無限城ロウアータウンの平和のために新たな計画を進めていました。
ベルトラインやバビロンシティの民からの支配がなくならないことをMAKUBEXは憂い、無限城ロウアータウンのバーチャルの部分をMAKUBEXのマザーコンピュータに移し替え、無限城の神の支配からロウアータウンを開放しようと計画していたのです。
そして計画を進めた結果、MAKUBEXがさらわれてしまったのです。
侵入者は、誰にも気づかれずにMAKUBEXの部屋まで侵入し、監視カメラやセキュリティーの記録もすべて消去・破壊してMAKUBEXをさらっていきました。
十兵衛と笑師はすぐに侵入者の後を追い、朔羅はこの事を銀次に伝えるために無限城を出たのですが、そこを元VOLTSのメンバー・氏家火生留に襲われたのだと言います。
話を聞いた銀次達は、MAKUBEXの奪還のため、 無限城に再び突入することを決意。
ゲンは「ブレイントラストからの警告を受けているはずだ。余計なことはするな」と柾に言われます。
レンは家の前でうずくまったまま、自分が外の世界に出られなかったことを思い返していました。
そして雨流俊樹に「銀次に会いたいか。なら来い」と誘われ着いていきます。
笑師は叶条夜に相対します。条夜は銀次ではなく柾に心酔していたからVOLTSに入っていた、MAKUBEXのことは諦めろと言って去っていきます。
銀次たちが無限城に入っていくのを見届けた形而は「また面白いものが見られそうだ」と微笑むのでした。
第44話 最後の四天王
<あらすじ>
MAKUBEXを奪還するため、再び無限城に侵入した銀次、蛮、卑弥呼、花月、士度の5人だったが、MAKUBEXの部屋に来たものの誰もおらず、手がかりもない。
士度の能力を使って動物達にMAKUBEXの行方を 探させようにも、動物達がなぜかおびえ、士度の前に現れようとしない。
この事からも、無限城で何かが起こっているのは明白であった。
「ああまた1人、運命に導かれた男が帰ってくるよ」と形而が見つめるその先には、銀次の育ての親である猛の姿がありました。
MAKUBEXを奪還するため、再び無限城に侵入した銀次、蛮、卑弥呼、花月、士度の5人ですが、MAKUBEXの部屋に来たものの誰もおらず手がかりもありません。
士度の能力を使って動物達にMAKUBEXの行方を探させますが、動物達がなぜか怯え、士度の前に現れないのです。
仕方なく一同は、情報収集のため薬屋ゲンの元を訪れます。
すると、そこには傷を負った笑師がベッドで寝ており、脇で看護する十兵衛の姿が。
条夜の警告からしてMAKUBEXをさらったのは四天王の1人・柾だと知った銀次は、動揺します。
柾は人類全ての叡智が集まっていたアーカイバやブレイントラストの存在を知ってしまったMAKUBEXを生かしてはおけない、俺は元から銀次達を裏切っていたとMAKUBEXに話します。落胆するMAKUBEX。
結局ゲンはまたどっちつかずですね。色々知ってるくせに何も言わないのは敵と同じだよ。
俊樹は風雅の元メンバーゆえに、花月や十兵衛たちと対峙することにまだ迷いがあるようです。
士度は柾と戦いますが、乱入した猛に幻覚を破られます。
第45話 復讐鬼・不動逝く
<あらすじ>
無限城に潜入したものの、さらわれたMAKUBEXの手がかりは得られず、とりあえず無限城を歩き回って、敵の反応を見ることにした奪還屋の一同。
果たして、敵の反応は迅速だった。
一同は散り散りバーチャル空間に誘い込まれ、それぞれが刺客と対峙する事となるのだった。
無限城に潜入したものの、さらわれたMAKUBEXの手がかりは得られず、とりあえず無限城を歩き回って、敵の反応を見ることにした奪還屋の一同。
トンファーを構え、「どういうことだ。お前を友と信じ、信頼した俺が愚かだったという事か…」と問いただす猛。
猛もまた何か罪を背負っており、外から無限城を調べることで罪滅ぼしをしようとしていたのです。
それに対し柾は、「それはこれからのお前次第だ…」と答えるのでした。
一方、ヴァーチャル空間で再現されたマヤのピラミッドでは、卑弥呼と火生留が対決していました。
また別の通路では、蛮の目の前に以前蛮に敗れたはずの不動琢磨がいました。
聞けば、形而の手により新たな生身の左腕を移植され、復活したようです。
一方、HONKY TONKではポールがパソコンで何やら操作をしていました。
猛は柾にやられ、士度は命からがらゲンのもとへ。
さくらはポールのパソコンを借りてMAKUBEXから送られてきた自分の居場所をゲンに送ろうとしますが、レンにブロックされてしまいます。
そこでヘヴンは赤屍に「運び屋」としてMAKUBEXの居場所データを運んでもらうことにします。
第46話 ブレイン・トラスト
<あらすじ>
なんとか敵を退け、ゲンの薬屋に戻ってきたのは蛮、卑弥呼、士度、そして花月と十兵衛の五人であった。
しかし、士度と卑弥呼は戦闘不能状態となってしまっていた。
そこに、実は道に迷っていただけで敵とも出会うことの無かった銀次が、冷や汗を流しながら戻ってくる。
道に迷った銀次は翳沼沙羅衣と名乗る男にトラストシティに行けと指し示されます。
敵を退け、ゲンの薬屋に戻ってきたのは蛮、卑弥呼、士度、花月、十兵衛、銀次の6人。
士度と卑弥呼は戦闘不能状態となってしまっていました。
赤屍の届けたフロッピーのデータをパソコンに表示した一同は、無限城・中階層(ベルトライン)に広がる無法地帯の一角を示す地図に息を飲みます。
ゲンがかつて所属していた、様々な分野で秀でた者を集めた巨大組織ブレイントラストでは、あらゆる実験を可能にする実験場・無限城を作ることが計画・実行されました。
蛮はMAKUBEXを見殺しにするのかとゲンを焚き付け、協力者を増やします。
ゲンは結局レンをMAKUBEXと同じ道を歩ませたわけですよね?MAKUBEXの一件で学ばなかったのかと、このおじいさんにはガッカリです。
赤屍は運び屋の仕事は終えましたが、まだ着いてくるようです。そして柾はたびたび心臓を押さえている…気になりますね。
蛮、銀次、花月、十兵衛、そして赤屍がベルトラインに入って見たものは、光の降り注ぐのどかな花畑。
そして、そのバーチャルの光景に気を奪われた一堂の前で、銀次が“穴”に吸い込まれてきまいます。
転送された先で銀次は柾と対峙。銀次はあやうくトドメを刺されそうに…!?
第47話 ベルトライン突入!銀次VS柾
<あらすじ>
MAKUBEXから送られてきた地図を頼りに、無限城・ベルトラインに突入した蛮、銀次、花月、十兵衛、そして赤屍。
しかし、一同がベルトラインに入って見たものは、光の降り注ぐのどかな花畑だった。
そして、そのバーチャルの光景に気を奪われた一堂の前で、銀次が“穴”に吸い込まれてしまうのだった。
銀次にトドメを刺そうとする柾を封じたのは花月と蛮たち。
MAKUBEXの援護で何とかその場所に辿り着いたのでした。
すると来栖はそれ以上戦おうとはせず、「お前達は帰ってくるべきではなかった。お前達には何も出来ない。ここより去れ。 次にあった時は完全に排除する」とだけいい残し、姿を消すのでした。
沙羅衣に連れられ進んでいく銀次たちは、それぞれの宿敵と相対することになります。
花月と十兵衛は俊樹に、蛮と銀次は条夜と火生留に。蛮と銀次はあっさり決着をつけます。
MAKUBEXは自分の存在が消えることを覚悟しながらも、柾たちへの反抗を続けていました。
第48話 宿命の対決、蛮VS赤屍
<あらすじ>
一度は柾の前に倒れた銀次だったが、電撃を吸収し、何とか動けるまでに回復した。
そしてバビロンシティの住民の一人である翳沼沙羅衣の導きによって、銀次と蛮はレンの作ったバーチャルの迷路を抜ける。
途中、遭遇した火生留と叶を退け、アーカイバへと続く大きな扉の前にたどり着く二人。
MAKUBEXは自分が実在しないただのデータだと気づいていました。
柾と銀次を戦わせるくらいなら自分が消えると宣言。
アーカイバへと続く大きな扉の前にたどり着く蛮と銀次。その扉の前には、柾と赤屍が待ち構えていました。
赤屍は最初から、100%の雷帝と戦うために無限城に来ていたのでした。
しかし赤屍には蛮、柾には銀次が対峙して戦うのでした。
十兵衛と俊樹との戦いでは、俊樹は花月に十兵衛よりも自分を見てほしかったがゆえに力を求めていたことが明らかになります。
しかし2人の一撃を受け止めたのは花月でした。俊樹は花月が自分の戦いを見ていたと知って、膝を折ります。
花月はモニター越しにレンに「君の存在は僕がずっと覚えている。それだけじゃ存在の証明にならないかな」と語りかけます。涙するレンは、花月達の前に新たなドアを開きます。
柾はブレイントラストの一員で、銀次を監視していたことを本人に暴露します。
蛮は赤屍を下し、MAKUBEXは何かを打ち込みきって悟った表情をしています。
第49話 ゲットバッカーズ
<あらすじ>
対峙する銀次と柾―。自らの裏切りを告白した後、光をまとった柾は銀次に向け拳を振りかざす。
「お前が出て行き、MAKUBEXが無限城の真実に近づきすぎた。ブレイントラストがオレを呼び戻した今、もう後戻りは出来ない!」
形而は沙羅衣と「銀次は運命を変える」と話していました。
銀次は柾の拳をあっさりと受け止めますが、柾の光に再度貫かれ膝をつきます。しかし銀次は諦めません。
「諦めるわけにはいかないんだ!!MAKUBEXのことも、柾のことも!」
柾はそんな銀次に驚きつつも、「ならばオレを倒して、それを証明してみせろ!無限城の神が用意した“宿命”にさえ勝てるとな!」と言い、いくつもの光を銀次に向かって放ちます。
柾の光を避け、雷をまとった銀次の拳が柾の体に直撃するのでした。
条夜は柾が何者かに操られていたことを不服に思い、レンのコンピューターを壊そうとしますが、士度や花月たちによって窮地を救われます。
一方、柾はMAKUBEXをさらったのは彼を助けるためだったと白状します。
ブレイントラストがMAKUBEXやアーカイバについて知りすぎた人間達を全て消そうとしていることを知り反対すると、MAKUBEXを拘束し柾がロウアータウンを支配するなら良いと命令されたのでした。
自分が死ねばロウアータウンは守れると思いMAKUBEXは自殺を選びます。
銀次はアーカイバを破壊、そして非常電源でデータを復元させることでMAKUBEXを生き返らせたのでした。
蛮たちはポールの力を借りて無限城の外にマザーコンピュータのバックアップを取っていました。
これでもうロウアータウンはブレイントラストの支配から切り離すことができました。
猛も生きており、銀次は懐かしい人々との再会に喜びをあらわにするのでした。
俊樹は風雅の一員に戻り、さくらは火生留に傷を癒やされ、大団円です。
蛮と銀次は沙羅衣と形而に会いに行きます。
沙羅衣は銀次の存在は無限城にとってのバグだと認識しながらも、その行く先に興味が湧くのでした。
まとめ

森久保祥太郎さんや櫻井孝宏さんなど、今も第一線で活躍されている声優さんの他、今や大御所の声優さん方が惜しげもなく大量に採用されていて耳が天国です❤️
皆さん演技力がずば抜けているので、臨場感があってとても心地よい…。良質なアニメです!

なんといっても、本作の見どころは銀次と蛮の情熱的なブロマンス!
ですが、それ以上に私は十兵衛と花月の命がけの主従愛を推したいです!!
「ラブラブ」「新婚みたい」という公式のどでかい爆弾を落とされて死ぬかと思いました…最高…猛烈に二次創作したい…🤦♀️❤️

私もあやと同じく、十兵衛×花月が最推しです。
寡黙で生真面目な十兵衛と深窓の令嬢ならぬ御曹司として育てられてきた純粋無垢な花月…最高のカップリングすぎます!!飯がうまい!!
今回3人が見た「Get Backers」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。
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