「アマプラ同時上映会」第18弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
今回観るのは、坂口安吾の小説を原案とした、ボンズ制作のアニメ「UN-GO」。
早速見てみましょう!
- 登場人物とあらすじ
- こんな人におすすめ
- ネタバレ感想
- 第1話 舞踏会の殺人 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “舞踏会殺人事件”」より
- 第2話 無情のうた 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “ああ無情”」より
- 第3話 覆面屋敷 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “覆面屋敷”“万引一家”」より
- 第4話 素顔の家 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “覆面屋敷”“万引一家”」より
- 第5話 幻の像 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “幻の塔”」より
- 第6話 あまりにも簡単な暗号 坂口安吾「アンゴウ」より
- 第7話 ハクチユウム 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “愚妖”」「白痴」より
- 第8話 楽園の王 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “愚妖”」「選挙殺人事件」より
- 第9話 海勝麟六の犯罪 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」より
- 第10話 海勝麟六の葬送 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」より
- 第11話 私はただ探している 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」「余はベンメイす」より
- まとめ
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
人呼んで最後の名探偵・結城新十郎と相棒・因果は、わけあって世の謎と真実を解き明かす探偵業。西に刺殺された金持ちあれば行って犯人をあぶり出し、東に呪いで死んだ男あれば呪いではないと証明する。
因果の協力と新十郎の推理という二人の不思議な絆が力を発揮する時、解けない謎はない。
こんな人におすすめ
- 坂口安吾作品が好き!
- 明治・大正の和洋折衷なレトロ感が好き👘✨
- 名探偵が華麗に謎を解決するところを見たい!
ネタバレ感想
第1話 舞踏会の殺人 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “舞踏会殺人事件”」より
<あらすじ>
復興特需で不正の疑惑がかけられた加納グループの加納信実社長は、自らの潔白を証明するため自宅で盛大なパーティーを開いた。その会場に現れたのは「敗戦探偵」と呼ばれる結城新十郎と相棒の少年・因果で、さらにそこにはJJシステム会長・海勝麟六の娘・梨江と、検察庁連合調整部の虎山泉の姿もあった。
そして衆人環視の中、加納は刺殺される。
加納はSPに扮した奥さんに殺された…。
情報屋・因果は少年にも美女にもなれるんですね。しかも質問に一つだけ答えさせられる異能力者!!
戦争のせいで英雄と称えられたり金の亡者と貶められたり…それが「希望」か…。
世間には奥さんの殺人は公表されないんですね。
新十郎の「美しいものを美しいまま終わらせるなんて俺たちには縁のない話だね。堕ちていっている途中なんでね」が意味深で気になります。
第2話 無情のうた 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “ああ無情”」より
<あらすじ>
あるお屋敷から無許可タクシーに託されたトランク…その中にはその屋敷の主人・長田久子の死体が入っていた。海勝麟六の推理に基づき、容疑者を荒巻の捜索が始まる。
真犯人は何者なのか、そして「夜長姫の秘密」とは?
なぜ犯人(男女1組)の女主人の死体を謎の女に預けたのか?🤔
長田久子さんが毎月品川の東急ホテルにお金を届けていたのは、夜長姫のメンバーたちへの口止め料だったんですね。
夜長姫は4人組だったけれど、1223テロの犠牲者になって3人組になったという設定だった…死んだメンバーの安西えりとは長田あん、長田久子の娘。
えりは戦意向上のために作られたアイドルだったため、戦争が終わったら必ず殺すつもりだった…。
一番かわいそうなのはえりですよね。お母さんを殺したら自分の声が世の中に届くと信じていたのに、結局は法に抵触するからと封じられ、お母さんを殺した意味がなかった…。
結城が因果に言った「本当の人間を見せてやる」とは?🤔
えりの「夢は絶対叶うって信じたかった…」が胸に刺さります。
第3話 覆面屋敷 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “覆面屋敷”“万引一家”」より
<あらすじ>
佐々家の当主・佐々風守が死んだ。風守の父、駒守は人工知性の天才研究者だったが、戦時中に弾圧を受け、その中、爆死をとげていた。
そして7年後、息子の風守もまた突然爆死した…他殺か、自殺か、それとも呪いか…?
なぜわんこを石で傷つけたのか!?怒…😡
駒守の息子、風守が死んだのならあの焼死体はなんだったんでしょう?🤔
第4話 素顔の家 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “覆面屋敷”“万引一家”」より
<あらすじ>
佐々家の先代、佐々駒守は人工知性の研究者としてREAL AI―R.A.I―と呼ばれる画期的な人工知能を開発したが、政府から禁止され葬り去れてしまった。新十郎の推理は過去にまで遡り、佐々家の隠された真実を露わにしていく。
だが、それでも残る謎ー。
RAIは殺人ができるんでしょうか…?
RAIが制限されたのは軍事利用するためだったとは…。
死んだのは秘密裏に潜入していた公共保安隊のうちの一人だったんですね。
駒守の「僕が作ったものを壊しただけだ!」はあまりに幼稚ですね…。
世界最後のRAIが生き残れてよかった…!
第5話 幻の像 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “幻の塔”」より
<あらすじ>
終戦後はタブーとして語られることがなくなった、戦時中に身を挺してテロを防いだ学生三人を讃えるブロンズ像の除幕式が行われた。主催は三人の学生が参加した政治結社「日輪の会」の主宰・島田白朗。
そのブロンズ像の空洞内から2つの死体が発見される。
島田次郎は父親の思いに反発&トロイの木馬のように仲間を庭に引き入れて、夜のうちにみんなで金塊を探すつもりだった…?🤔
しかし2人を殺したのは誰か?
新十郎「戦場に美談はない。あるのは虚しい死だ」にグッときます。
彫像の中で殺し合いしたのではなく、外で殺されたから彫像に血の痕がついた…。
彫像の中に入れられたら温まってしまい、死亡時刻が正確にわからなくなるというのは初めて知りました。そうなのか!
新十郎「偉いのは、美しいのは死んだ彼らだけだ。残った俺たちは猥雑で、この地面に這いつくばって生きている」これも好きです。坂口安吾作品を読みたくなりますね…!
実際金塊はあったんですね…よもや戦車そのものが金塊だとは。
第6話 あまりにも簡単な暗号 坂口安吾「アンゴウ」より
<あらすじ>
新十郎のもとを民間刑務所を出たばかりの男・矢島が訪れ、暗号解読を依頼した。矢島が入手した海勝の蔵書の中に、数字が羅列された矢島特注の原稿用紙が挟み込まれていたのだ。
解読された暗号は、待ちあわせ場所を指定する内容だったため、矢島の服役中に矢島の妻と海勝が情を通じるようになっていたのではないかと推測するが…?
海勝は少なくとも6回は妻とそういう関係になっていた…?
矢島が妻を殺さずにすんでよかったです…しかも子供たちもちゃんと無事で…😭
ネグレクトの末、ゴミ捨て場に閉じ込められて死んだのならうかばれない…と苦しかったので…。
「真実は常に一つだろうか」は考えさせられますね…。
「君は私に選ばれたのだ、この世界最後の名探偵として」というのが、これからもっと凄惨な事件が起こる予感をさせて怖いです…。
第7話 ハクチユウム 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “愚妖”」「白痴」より
<あらすじ>
新十郎が撮影中の「白痴たち」は、戦争に巻き込まれた現代の日本を舞台に、それぞれ別の場所から逃げてきた3人の少女が、一人の男に愛され、半壊した家の押入で暮らしているというストーリー。やる気のない三高吉太郎監督にかわり、主演女優たちの熱意に応えようと新十郎は熱心にカメラを回す。
そんなある日、三高監督が殺されるー。
現実に小説の世界を書く…!?まるでモリアーティだ…!
監督の様子がおかしいですね…女優さんたちと新十郎が話すと途端にキレるのに、それ以外は死んだようにしている…。
「人は戦争のように自分をめちゃくちゃにされて自分を生まれ変わらせてくれる存在を求めている」という言葉、すごくわかる気がします。
人々が自殺や殺人の動画配信やその凄惨な現場を見たがるのは、そういう意識からなんじゃないだろうか…。
そしてなぜ新十郎は草を握りしめて監督のもとへ行ったのか?新十郎の首のバーコードは何だ…?
第8話 楽園の王 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “愚妖”」「選挙殺人事件」より
<あらすじ>
行方不明になった新十郎をネットで探した風守は、民間刑務所「東関東社会復帰促進センター」の中に新十郎がいることを知る。新十郎は、かつての事件に関係して“小説家”を名乗る犯罪者に面会するためその民間刑務所を訪れたのだった。
梨江と虎山は面会室でまず、新十郎が会おうとした“小説家”に面会する。
とある警備員は女性の収監者に会いに行っていた…安全装置が働かないシャッターで監督は殺された…。
小説家を名乗る男の背後には、別天王という人を操れる能力がある神?妖?がいるなんて、どう対抗すればいいのか…。
監督と女性収監者が言い争っていたのは、監督が彼女と同じ政治犯で、その過去をばらされたくないからこっそり脱獄せてやろうと思っていたから。
伊沢さんだけは収監ナンバーがないから、新十郎に居場所を聞いたというのも納得です。
しかしRAIがいてくれてよかった…彼女?彼?のおかげで事件がぐんと解決に進みましたね。
「映画を撮ってればそのうちの1人になれたのに、みんな戦争をおもちゃにしたのよ!」、心が痛いです。平凡な主婦だった伊沢が政治犯になったのは、もともとは平凡な日常がほしかったから…悲しいです。
第9話 海勝麟六の犯罪 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」より
<あらすじ>
フルサークルを名乗るクラッカーがJJシステムズに標的を定め攻撃を始めた。フルサークルはJJシステムの社内資料を流出させ、海勝麟六のプライベートも暴露する。
そして、勝海への批判的な番組がスタートした直後、TV局で爆発事故が発生した。
なぜ勝海さんが2人いるのか…?🤔
別天王は男ではなく女だった?それか外見を変えられる?
第10話 海勝麟六の葬送 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」より
<あらすじ>
因果が姿を消したが、新十郎は一人で真実を求め続ける。TV局爆破事件を調べるうちに、海勝が別天王を使っていると疑う新十郎は、真実を明らかにするため、一計を案じる。
勝海は別天王を使って何をするつもりなんでしょう?
自分の死まで偽装して…。
第11話 私はただ探している 坂口安吾「明治開化 安吾捕物帖 “冷笑鬼”“赤罠”」「余はベンメイす」より
<あらすじ>
新十郎たち関係者の手元に届けられた謎の招待状には、「爆破事件の真犯人を明かすパーティーにご招待します」と「麟」の一文字が記されていた。爆破事件の現場となったテレビスタジオに関係者が集められる。
爆破事件は海勝の陰謀だったのか…新十郎、最後の推理が始まる。
因果は完全に別天王に支配されていますね…。
別天王は神様ではなくて言霊の妖…!おかげで因果が食べられてよかったです。
速水くんは好きな人の神になりたかったんですね…。勝海は完全に犯人でないとはいえ、でもこの事件で自分にも利益があると踏んでいたからある意味一枚噛んでいた…腹黒い…。
まとめ

アニメだけでも面白かったけれど、坂口安吾の原作を知っていればもっと面白いかもです!
各話参考にされた作品が書かれているので、少しずつ読んでいきたいです☺️💕

「因果」、めっちゃかわいくないですか!?!?
妖艶なお姉さんに変身するのも、言葉を喰らう時に怪物にもなれるのも、カッコいいなあ。
新十郎と因果のお話をもっと見てみたいです。

キャラクターたちは現代的な服装ですが、時代設定は大正頃?というあべこべで不思議な世界観です。
私もたこわさちゃんと同じく、坂口安吾さんの作品を読んだことがないので読んでみたくなりました。
今一番気になるのは、「白痴」かな!
今回3人が見た、「UN-GO」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨
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この記事を書いた人

- 闇の腐女子。「カーストヘブン」と「蟷螂の檻」シリーズが愛読書。屈折した愛情表現とボロボロの攻め・受けが大好物。地雷なし雑食。
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