アニメ「ヴィンランド・サガ」のネタバレ感想|「父親殺し」をテーマにした、イングランドvsヴァイキングの壮絶な戦争物語

アニメ

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今回観るのは、累計売上250万部以上の大人気コミックが原作のアニメ「ヴィンランド・サガ」

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ


イングランド王国vsヴァイキング のお話。

<あらすじ>
千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の集団、ヴァイキング。

最強と謳われた戦士の息子トルフィンは、幼くして戦場を生き場所とし、幻の大陸”ヴィンランド”を目指す―。

激動の時代で巻き起こる、本当の戦士の物語(サガ)。

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こんな人におすすめ

  • 歴史モノが好き!!
  • 愛とは?神とは?信仰とは?を再考したい🙏✨
  • 血肉沸き踊る、男たちの戦闘を心ゆくまで堪能したい!!🗡🔥

 

 ネタバレ感想

#01 ここではないどこか

<あらすじ>
辺境の地アイスランドで暮らすトルフィンは、冒険に憧れ、広い世界に興味を持つ元気な少年。

レイフから聞かされる理想郷「ヴィンランド」に夢を馳せながら、かつて強力な戦士だった父・トールズと共に静かで平穏な毎日を送っていた。

ある日、逃亡してきた奴隷をトールズが助けたことから戦士達の物語の歯車が回り始める。

元戦士の勇敢な父が誇りのトルフィンはレイフに旅の話を聞くのが楽しみだったが、自分たちの先祖はノルウェーに突如現れたアラルドという圧倒的な強さの男から逃げてきたと聞かされて反発します。

ハーフダンの「鉄の鎖は人間に唯一似合うアクセサリー」論が気持ち悪かったです…恍惚と語るところがおぞましい…そんなに鉄の鎖を首にかけるのが好きなら自分で自分にかければいいのにw

トルフィンはヨルムンガルド(龍?)を退治したり…父のような勇者になりたいんですね。

ユルヴァの、自分たちはもともとノルウェーから逃げてアイスランドへたどり着いた…でも、「アイスランドからも逃げたい人はどこへいくんだろう?」という言葉が心に刺さりました。人は結局逃げても逃げてもどこへもいけない…。

 

#02

<あらすじ>
1002年、イングランド軍のヴァイキング襲撃を機に、イングランドとデンマークの戦争は激化の一途を辿っていた。

ある日、トルフィンの住む村にヨーム戦士団が現れる。

それはかつてトールズが大隊長を務めていた軍団であり、これから起こる戦のために彼を呼び戻しに来たのだった。

イングランド人はヴァイキングたちが特定の曜日に水浴びするのを知っていて襲撃・皆殺しした…なんて酷い…。

フローキと呼ばれた男が率いる「ヨームの戦士たち」はデンマーク軍と共闘、イングランドに国王の妹が殺された報復をするつもりなんですね。

トールズは元脱走兵、元大隊長…ふむふむ。

村を人質に脅され、参戦せざるを得ない状況に追い込まれたトールズ…。

「戦場では果てるは男の本懐」なんて…トールズの「トルフィン、お前には敵などいない。傷つけていいものなどどこにもいない」に号泣しました…。

トルフィンの「父上は嘘を言ってる」って、何のためにトールズが血まで流して説得したと思っているのか…。なぜそんなにトールズは戦に行きたいんでしょうね、平和ボケしすぎてるのかな。

神父を惨殺…アシェラッドの部下たちはほんと残忍の極みですね…。

えええええ!!フローキはトールズを殺害するために誘い出す要員だったのか!!

死体と引き換えに金5ポンド…ウエ〜。

 

#03 戦鬼(トロル)

<あらすじ>
100人のヴァイキング達からなる兵団の首領アシェラッドは、ヨーム戦士団のフローキから、かつてヨームの戦鬼(トロル)とよばれたトールズを「殺せ」と、たった1人の戦士の処刑を命じられる。

そんな事も露知らず、初めての戦に心を踊らせる村人たち、トルフィンもまた同じであった。

イングランドを目指し、トールズ達の厳しい航海の旅が始まる。

たしかにフローキはなぜ自分たちで殺さないんでしょう?

命令じゃなく私怨で殺すのに自分の小隊で殺さないのは、損害を恐れているから…なるほどなあ。

ユルヴァに死亡フラグ立てにきたアーレ、弁当を持たされたりとかして遠足気分ですね…。皆殺しにされるのにな…。

ユルヴァ、モテモテですねえ。若者5人のみっていうのは、トールズはなんとなく自分たちが殺されることを予期してるってことですかね。

なるほど、誰も戦場に連れて行かないように若者たちはヨムスボルグで下ろすつもりなんですね。
トルフィン、なんとなく船にこっそり乗ってそうでしたが本当にそうだとは。

トールズの妻のオルガは軍団の首領の娘か…しかも今と全然トールズの性格が違う!

ああっ若者たちを逃す予定だったのに先回りされていた…トルフィンはいつか目の前で父親を敵に殺されそうですねえ。

アーレに「簡単に殺すなんて言うな」と諭すトールズの静かな目、口調に心打たれます。たくさんの死線を潜り抜けてきたトールズだからこその重みのある言葉ですね。

 

#04 本当の戦士

<あらすじ>
アシェラッド兵団の罠にかかり、絶望的な危機に陥ったトールズ達だが、トールズの圧倒的な強さの前に為す術なく兵団員達は倒れてゆく。

しかし、平和な村で生きてきた村人達と幼い息子・トルフィンが背後にいる以上、全員助かる事が困難であると、トールズはわかっていた。

そこでトールズはある決断をする。

トルフィンが人質に取られたせいでトールズが死んだのに、「戦士に剣が必要ないなんて嘘だ!あいつがなんで生きてるんだ!」って殺してやるって絶叫してるのがなんか妙な感じです。いやいや、自分のこと棚に上げてよくそんな…完全に足手纏いだったよ、トルフィン。しかも敵の船に勝手に乗って…。

だいぶ早い段階でトールズが亡くなったことが悲しいです…最期まで素晴らしい戦士だった…。

 

#05 戦鬼(トロル)の子

<あらすじ>
アシェラッド兵団に父トールズを殺されたトルフィンは絶望の中、復讐の為アシェラッドらに奪われた父の船に隠れ、仇討の機会を伺う。

しかしその生活は過酷で、飲み物も食べ物も与えられずどんどん衰弱していく。

そんな中、とある村で剣を手にアシェラッドの寝込みを襲おうとするが…。

トルフィンは父の仇を取るつもりなんですかねえ。あーあ、仲間たちと帰還していればよかったのに。

アシェラッドはなんだかんだトルフィンの決闘に付き合ってくれる情深いおじさんですねえ。

トルフィンは今後アシェラッドたちと旅を共にするのかな。

 

#06 旅の始まり

<あらすじ>
アシェラッド兵団の一員として、初めて戦場に立つトルフィン。

イングランド征服を目的とした戦争の悲惨な現実を目の前に逃げ出そうとするも、父の仇アシェラッドを決闘により倒すため自ら戦火へ身を投じる。

その後、目覚ましい戦闘力を身に着けていくトルフィンだったが、ある夜、イングランド兵との戦闘で傷を負い、海辺の村で暮らすイングランド人の母娘に命を救われる。

9世紀ごろからヴァイキングvsイングランドから、デンマークvsイングランドになったんですね。

アシェラッドはデンマーク側につこうと交渉を持ちかけてましたが、イングランド側に先手を打たれちゃいましたね。

しかし、アシェラッドの助太刀のおかげでトルフィンは初手柄!

これでまた決闘してもらえますね。

ここでのトルフィンの叫びはなんだったんでしょう。人を初めて殺めた後悔?

ここから一気に成長するトルフィン!もう立派な主人公ですねえ。

あんなに優しくしてくれたイングランド人のお母さんを裏切ってしまった…ただただトルフィンを見て静かに泣く姿に胸打たれました…トルフィンは故郷を思い出すも、結局殺戮の鬼に戻ってしまいましたね。

 

#07 北人(ノルマンニ)

<あらすじ>
イングランド軍との戦争から一時撤退したアシェラッド兵団。

期待していた稼ぎ場を失った彼らは、ある日、フランク族同士の小競り合いを発見する。

アシェラッドは土豪の本拠地であるこの場所で宝を奪おうと画策し、トルフィンを軍使として向かわせ参戦することに。

トルフィンは16歳に!

なんと長い月日が経ったことか。

大将首もきっちりとって、もうすっかり手だれの戦士ですね。

 

#08 海の果ての果て

<あらすじ>
フランク族から奪った財宝を手に、冬越しのためデンマーク・ユトランド半島にあるゴルムの村へ帰港したアシェラッド兵団。

フランク族の小競り合いの時、隊長首をとった褒美として、トルフィンはアシェラッドに決闘を挑む。

数々の戦場経験を積んだトルフィンは兵団を唸らせるほどまで成長していたが、それでもアシェラッドとの差は歴然だった。

「プライドもなく生きるなんて俺なら自殺する」「人間はみんな何かの奴隷」「逃げて逃げて逃げきっても、そこにも奴隷商人と戦があるだけね」心に響きます…。

デンマーク側についてるのが、フローキたち。トルフィンの最終的な復讐相手はフローキたちですね。

アシェラッドはデンマーク側についているのかな?🤔

 

#09 ロンドン橋の死闘

<あらすじ>
西暦1013年10月、スヴェン大王は、デンマーク・ヴァイキング主力艦隊を率いてイングランド領地・ロンドン橋陥落を目論む。

デンマーク軍に雇われたアシェラッド兵団もその中にあった。

圧倒的戦力を誇る「のっぽのトルケル」がイングランド側に寝返ったことにより、ロンドン橋は難攻不落の要塞と化し、戦況は停滞を余儀なくされていた。

「のっぽのトルケル」がイングランドに寝返ったのは、デンマーク側が強すぎるから、飽きちゃったからっていう…子供みたいな理由なんですね…。

トルケルの首をとってくれば決闘をしてやるとアシェラッドに言いくるめられ、トルフィンは単身敵軍に乗りこむ…けどやっぱ無理でしたね。しかもアシェラッドはトルフィンが無理そうと見るや否やさっさと撤退w

「戦の何がおもしれえんだ」ってトルフィンは苦々しく呟いてましたが、これからどうなっていくのかなあ。

デンマーク側はロンドンを落とせず撤退…気弱な王子と少しの戦力だけを置いて逃げるなんて、自殺しろと言っているようなもの…残酷ですね…。

 

#10 ラグナロク

<あらすじ>
西暦1013年10月、スヴェン大王は、デンマーク軍本隊から離れたアシェラッド兵団はロンドンより西へ100km以上離れた農村を襲撃し享楽を貪っていた。

略奪した食料で飲み食いし騒ぐ兵団たちを尻目に、村が見下ろせる丘へ登るトルフィン。

殺された父を思い復讐の念に拳を握りしめていると、そこには暗闇に座り込むアシェラッドの姿が。

かつて「ブリタニア」が存在したこと、世界が老いてゆくこと…アシェラッドはトルフィンに最終戦争(ラグナロク)について聞かせるのですが、なんだかこんなことを言うこと自体、アシェラッドは年老いたなという感じがします。

強い者が世界を塗り替えていく、そしてキリスト教では「最後の審判」が近々あるそうだから、そろそろ戦争の時代は終わると…。

 

#11 賭け

<あらすじ>
クヌートを人質として連れ去り、デンマーク軍本隊を追うトルケル軍。

たった500の兵でデンマーク軍1万6千の兵を敵に回そうとする行為が理解できないラグナルに、トルケルは戦って死んだ者だけが行けるというノルマン戦士の誉れ「ヴァルハラ」について語るのだった。

トルケルはトールズを知っていた…!!

第二王子を無事トルフィンが連れ帰れましたが、王子ではなく姫…??替え玉…??

 

#12 対岸の国

<あらすじ>
追ってくるトルケル軍から逃げ、進軍するアシェラッド兵団だったが、セヴァーン川にて一時足を止めていた。

川の渡し舟の老人に手紙を託したアシェラッドは、大至急向こう岸へと運ぶよう伝える。

老人は手紙の届け先を聞き、直ちに船を漕いでいく…。

「惚れた男は思い通りにならんもんです。あれくらいのほうがちょうどいい」に笑いました。たしかに。

トルケルの追撃をかわしたと思ったら今度はブリケイニオグ王国(ウェールズ内の一王国)に足止めくらってしまった…!どうなるんだ!

 

#13 英雄の子

<あらすじ>
川を渡りウェールズに逃れ、王子クヌートを連れてトルケル軍の追撃を脱したアシェラッド兵団。

しかし、ブリケイニオグ王国国境付近で岩場に隠れていた兵士たちに包囲され、足止めを食らっていた。

アシェラッドは王国の使者と交渉を試みる中で、彼の「計画」を明かすのだった。

ラグナルが過保護なせいで余計クヌートが内向的になっていると…たしかにそんな気が。

しかし、アーサー王伝説の原型になった男の子孫がアシェラッドとは!

デーン人が嫌いだと言うのも初耳すぎて衝撃でした。

 

#14 暁光

<あらすじ>
進路を変更し、過酷な風雪の中マーシア伯領を横断してデンマーク軍本隊がいるゲインズバラへの帰還を目指していたアシェラッド兵団。

慣れない吹雪の中、小さな村に目をつけた一行は、行動を起こす…。

食料目的で小さな村を襲うアシェラッド隊。

家族からただ1人離れてその殺戮の様を見ていた村娘は、「神の裁きを恐れない人がいるんだ!!」と恍惚としていました。

家族が殺されてるのによくそんな…将来シリアルキラーにでもなりそうです。

 

#15 冬至祭(ユル)のあと

<あらすじ>
クヌートを取り逃がし、イングランド中部で進軍を止めていたトルケル軍。

デンマークとイングランドの争いも終結の兆しを見せはじめたと聞き、戦争が終わるのを悲嘆するトルケルのもとに、とある情報が舞い込んだ。

ゲェーットルケルが猛烈な勢いで追ってきた…!アシェラッドの運もここまでか…。

イングランド王は宮廷内の内紛をおさめるため、クヌート王子を殺すために彼を戦地に向かわせたんですね…なんてことだ…。

戦士視点だと頼りない王子も、父に愛されたいと願うただひとりの子供と思うと、一生懸命作った料理を「奴隷の真似事をするな」と卓をひっくり返され怒鳴られたりしてきたことを知ってものすごく辛くなりました…。

王子がもしただ普通の…アイスランドの農村に生まれていたら、こんなことにはならなかった…。

ラグナルを殺すことでクヌートの士気をあげようというアシェラッドの狡猾さにもゾッとしました。

アシェラッド、トルフィン、クヌート、トルケル…みんなどうなってしまうのだろう…。

 

#16 ケダモノの歴史

<あらすじ>
冬営のために略奪した村でイングランド兵の敵襲を受けたアシェラッドたちは、イングランド兵隊長を捕らえ、なぜ居場所がわかったのかを問い質す。

拷問にかけられた兵隊長が口にしたのは、トルケル軍が迫っているという情報だった。

動揺したアシェラッドの部下たちの間には不穏な空気が漂う…。

アシェラッド隊の士気がどんどん下がってます…アシェラッドがみんなに囲まれ裏切られ…ここが彼の最期でしょうか!?

 

#17 仕えし者

<あらすじ>
トルケルから逃げるため進軍していた一行だが、クヌート王子を手土産にトルケル軍に入ろうと考えたトルグリムたちは、ついに謀反を起こした。

アシェラッドを取り囲み、クヌートを引き渡すよう交渉するが…。

トールズとトルフィンがいよいよ決闘…!

 

#18 ゆりかごの外

<あらすじ>
アシェラッドの身柄を賭けたトルフィンとトルケルの決闘が成立し、互角にやり合う両者。

トールズの子に期待するトルケルは、「本当の戦士」とは何だとトルフィンに問うのだった。

一方、逃げる最中で襲撃にあったクヌートは、夢の中である人物と再会する。

愛とは死…ラグナルのクヌートに対する感情は愛ではなく、自分の命よりもクヌートの命に重きをおくという偏見…。

死者こそ、あらゆる感情から解放され、その身を動物たちに与え、循環する…愛そのもの…。

たしかに人間はもはや楽園を追われた時点で愛を失っていたんだ…神父の全ての言葉に納得がいきます…。

クヌートの「正気の人間がこの世のどこにいるのだ」「ラグナルの子として生まれたかった」「我々の生は試されるためだけにあるのか」…号泣しました。

「父(である神)にもはや救いは求めぬ、それならば私がこの手で楽園を作る」「戦いの意味を教えてやろう、王であるこの私が」

ウオオオオオオオ!!!!!!クヌートが覚醒した!!!!!!!!!

クヌートと神父の、愛についてのやりとりがこの物語の中で一番感動したかもしれないです。

トールズの「真の戦士に剣は要らぬ」「敵など誰もおらぬ」と言ったのは、クヌートと同じく戦いの意味を知っていたからなんでしょうね…ウゥッ…涙が…。

生きている限り、人間は決して愛を体現することはできない。でも、戦いなど意味がないのだと、人間は誰もが狂人で生きながらにして無意味で、互いの偏見を許し合うことでしか生きられないのだと教えることはできるということか…?

 

#19 共闘

<あらすじ>
トルケルの強烈な一撃によりひどい怪我を負ったトルフィン。

勝つためには何をしたらい
いか考えろと言われ、再び戦えるようにしようとするアシェラッドの手当てをうける。

彼がトルフィンに提案したのは、2人が生き延びるための共闘作戦だった。

トルフィンがトルケルに勝つシーン、気持ちよかった…!!

アシェラッドはほんと知略に長けた男ですね。よもや左目がトルケルのアキレス腱だとは。

トルケルはきっぱりした気持ちのいい男ですねえ。そして、スヴェン王を玉座から下ろすとはクヌート思い切ったことを…!!

しかもアシェラッドがラグナルを殺したのは自分だと自白しても許した…クヌート、変わりましたね。

 

#20 王冠

<あらすじ>
戦士達の争いを収めたクヌートはアシェラッドとトルケルを配下につけ、ゲインズバラに帰還する。

ラグナルの死を経て、戦いの最中に愛とは何かを悟り覚醒したクヌートは、それまで持っていた父への僅かな思いを一切捨て、アシェラッドとともにスヴェン王の暗殺を企てる。

スヴェン王は王冠の奴隷…か…。

とはいえ、暗殺をいつ決行するか悩ましいですね。

 

#21 再会

<あらすじ>
御前会議に出席するため、クヌート一行はイングランド北部の町・ヨークに入港する。

スヴェン王に対抗すべく打って出たいクヌート達だが、王は北海最強のヨーム戦士団に厳重に警護されながら、息子の動向を注視している。

一触即発の状況の中、一計を案じるアシェラッド、そして共に入港したトルフィンはかつての自分を知る人物と再会する。

レイフおじさん!!! 年取ったなあ…!

まさかヨームに着いた途端、クヌートが暗殺されそうになるとは…。

王が王子を暗殺しようとしてるって噂を立てるのはナイスアイデアでしたね。王は賢王でありたいからヨームでは王子に手出しできなくなった!

ビョルンが瀕死の状態で「俺はあんたと友達になりたかったんだよ」と叫ぶのが苦しくて号泣しました…「お前は俺のたった1人の…友達だよ」と言われ、その後にホッとしたように死んでいくビョルン…。

強くて狡猾なアシェラッドが、はじめて、全てを、己自身をも拒んできたのだと…寂しくて孤独に見えた瞬間でした。

 

#22 孤狼

<あらすじ>
クヌートとトルケルが見守る中、アシェラッドと決闘を始めるトルフィン。

しかしビョルンを送った直後のアシェラッドのただならぬ雰囲気に気圧され、トルフィンはなかなか攻撃を仕掛けられずにいた。

その様子を見かねたアシェラッドは剣を放り投げ素手で十分だと彼を挑発する。

アシェラッドの壮絶な過去…言葉を失いました。

父親が戦場先で適当に産ませた妾の子がアシェラッド。そして、アシェラッドは父親に取りいった後は兄たちに罪を被せて逃亡…彼の狡猾さは幼少期の貧しさや苦しさで育てられたんですね。

うーん、トルフィンは一生アシェラッドに勝てないような気がします。

 

#23 誤算

<あらすじ>
先のクヌート暗殺未遂により「王がクヌートを殺そうとしている」という噂がヨークに広がり、王はクヌートが不利になるような命令は下せなくなった。

すべて自分の思惑通りに事が運んだと笑うアシェラッドだったが、スヴェン王のとある一言により形勢が逆転する。

一方、街で騒動を起こしたトルフィンは治安を乱した罪として投獄されてしまい…。

トルフィン、もう瀕死ですね…。こんなところで犬死にするのか…?

ウェールズを攻めるということはアシェラッドの母国を攻めるということ…一体どうなるの!?

 

#24 END OF THE PROLOGUE

<あらすじ>
スヴェン王の御前へと進んだアシェラッドは、なんとかウェールズ侵攻を思いとどまらせようと言葉を重ねる。

同じ頃、レイフの説得に応じ故郷へ帰ることを決心したトルフィン。

しかし、船に乗る直前で目にしたのは一羽のアジサシが飛び立つところで…。

なんと…最期にアシェラッドが王殺しの役を演じたなんて…これまでずっとアシェラッドvsトルフィンだったので、突然の終わりが衝撃すぎました…。

ほんとこれからどうやってトルフィンはアシェラッドへの憎しみやトールズを失った悲しみを背負って生きていくのかしら…。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

アシェラッドという最大の宿敵を失った虚無感がすごいです…。

アシェラッドはずっと周りの人間をただの駒として扱ってきましたが、最期は自分自身さえも駒として扱って死んだ…。

呆然としています…。

小錦あや
小錦あや

本作はクヌートとトルフィンという「父殺し」の苦しみを背負わされた子供の成長を描いていると思うんですが、クヌートは理想的な成長をしてるんですよね。

 

クヌートは神や実父などの父にに救いを求めず、神の教えを疑い自分の考えを持つようになり、実父は(物理的にも)殺すことで、大人になった。

 

でも、トルフィンはずっと偉大な父親に囚われています。トールズの次はアシェラッドがある意味彼にとって父親のような存在になっていて、彼が死んだ時にトルフィンはまた拠り所を失い呆然としています。

 

トルフィンはクヌートのように、いつか父を超えられる日が来るのか?続編期待です!!!

 

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

めちゃくちゃ面白かった〜!!

 

結構残酷な場面が多いのでR-12だとは思うんですが、そういう「人を殺す」という臨場感や生々しさがあってこそ、当時の人たちの恐怖や喜びにより深く共感し、理解できる気がしました。

 

2期、ないかなあ。ぜひ次はトルフィンの心の成長をもっと見たいです。

今回3人が見た「ヴィンランド・サガ」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

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