ドラマ「そして誰もいなくなった」のネタバレ感想|法で裁かれなかった悪人たちが無人島に集められ、殺人ゲームが開幕するー。

ドラマ

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今回観るのは、ミステリー小説の女王 アガサ・クリスティー原作「そして誰もいなくなった」

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ


殺人ゲームに巻き込まれた、男女10人 のお話。

<あらすじ>
1939年8月のイギリス デヴォン州にて、オーエン夫妻と名乗る謎の人物から招待状が届き”兵隊島”の邸宅を訪れた互いに面識のない男女8人が、執事のロジャーズ夫妻に迎えられる。
オーエン夫妻の到着を待ちながら、食事を終えくつろいでいた8人は、スピーカーから突然彼らの黒い過去を暴く声を聞き半狂乱になる。
その後、邸宅ではわらべ歌「10人の兵隊」の詩になぞらえたかのような不審死が続き、嵐で孤島の島に閉じ込められた邸宅の滞在者たちが、1人、そしてまた1人と消えていく…。

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こんな人におすすめ

  • ミステリーが大好き!!
  • 名作は何度でも見返したい!読み返したい!📕✨
  • シリアルキラーの死生観、美学を垣間見たい🗡

 

 ネタバレ感想

第1回

<あらすじ>
1939年8月のイギリス、デヴォン州では、U・N・オーエン夫妻から招待を受け男女8人が“兵隊島”の邸宅に招待される。

邸宅の各部屋にはわらべ歌「10人の兵隊」の詩が飾られ、食卓には10体の人形が置かれていた。

オーエン夫妻の到着を待ちながら8人は夕食を終えくつろいでいると、突然スピーカーから執事のロジャーズ夫妻を含めた10人の「過去の殺人」を告発する謎の声が部屋中に響き渡る。

美女と少年が海沿いにいるシーンから始まります。意味深。美✨

そして、ところ変わって職安所らしきところで女性教師が職を探しています。秘書の仕事を託される、主人公のヴェラ。

その後、イギリス、デヴォン州の兵隊島に、年齢も職業も異なる8人の男女が招かれました。

2人の召使が出迎えてくれましたが、招待状の差出人でこの島の主でもあるオーエン夫妻は、姿を現しません。

屋敷全体は薄暗く、料理人の女性が心ここにあらずといった感じで、ドン、ドン、とカニ?の甲羅を切っていき、島の深い穴の中に捨てに行くシーンがどこか恐ろしいです。

ヴェラは自分は秘書として着たのだからと裏方仕事を手伝おうとしますが、執事に丁寧に断られた上、地下の部屋から妙な物音がしたためそちらに向かうと、執事から追い返されてしまいます。む、何か地下にあるのか?🤔

そしてオーエン夫婦は翌日島に着くと執事に言われ、招待客は豪勢な夕食を味わいます。

しかし、夕食を食べている最中に突然、彼らの過去の罪を告発する謎の声が響き渡ります。

告発された罪は事故とも事件ともつかないもので、参加者は死に物狂いで声の出どころを下がりますが、その声は蓄音機からのものでした。

ほっとしつつも、もうここにはいられないと全員が気味悪がっていそいそと帰り支度を始めます。

あの声は何なのか?オーエン夫妻のおふざけだとしたら、悪趣味だと話している最中に、スピード狂で、愛車を暴走させるのが好きな青年アンソニー・ジェームズ・マーストン(2人の子供たちを轢き殺したが、あくまで事故と主張)がもがき苦しみ死亡します。同席していたエドワードという医師によると、酒の中に毒薬が入っていたようです。

さらに翌朝には、召使の女性エセル・ロジャースが死亡。

ヴェラは、それが屋敷の全室の壁にかけられている童謡「10人のインディアン」を連想させる死に方であること、また10個あったインディアン人形が8個に減っていることに気づきます。

その上、「1日に1度は来る」と言っていたフレッドの船が来なくなった上、島からはどこへも電波が届かず、残された8人は島から出ることができなくなってしまいました。

 

第2回

<あらすじ>
不審な死を遂げたロジャーズ夫人とマーストンを見て、教師のクレイソーンは、「10人の兵隊」の詩になぞらえた殺人だと主張する。

ロジャーズ夫人が飲んだ鎮静剤を巡り、アームストロング医師とガンを患っていたウォーグレイヴ判事が疑われるが死因となるような強い薬は見つからなかった。

一方ロンバードは、オーエンが犯人だとにらみ島内を捜索するが、迎えの船は来ず、島に取り残された一行はオーエンから島に招待された経緯を話し始める。

立て続けに2人が殺され、錯乱するヴェラ。他の参加者も誰が犯人なのかと疑心暗鬼になります。

そしてそんな中、第一次世界大戦での活躍を自慢していた退役軍人ジョン・ゴードン・マッカーサー(大戦の際に妻の愛人だった部下を故意に死地に追いやった)は、「旅先のデヴォンに残る」の詞になぞらえて、散歩から帰らず、撲殺死体で見つかります。

そして参加者たちは人形がまた1つ減っているのを確認し、それぞれが「①これは自分たちを殺すための招待であり、②犯人は島に残された7人の中の誰かで、③童謡のとおりに殺されるのだ」と確信するのでした。

誰が犯人か分からずお互いを罵り合う参加者たちでしたが、召使のトマス・ロジャース(妻と共謀して当時の雇用主を心不全に追いやり、その遺産を手に入れた)が「斧で自分を真っ二つ」の詞のとおり、斧で後頭部を割られて殺されます。

 

第3回

<あらすじ>
詩のとおり次々と殺人が起こり、邸宅に残されたのはウォーグレイヴ判事、クレイソーン、ロンバード、ブロア、アームストロング医師の5人となった。

それぞれが殺人にまつわる暗い過去を抱え疑心暗鬼を募らせるが外は嵐で助けは呼べないため、身を守るため全員で行動しようとするが、アームストロングの情緒不安定な態度に辟易したクレイソーンと判事は単独行動を取る。

ロンバードの消えた銃は見つからないまま、新たな殺人が起こる。

次々に殺されていく参加者、消える人形…残った参加者たちはすっかり憔悴しきっています。

ただ、老婦人のエミリー・キャロライン・ブレントは飄々としており、疲れ切っているヴェラの前職を貶め、「紅茶を持ってきて」と召使いのように指図し見下します。

しかし、エミリー(厳格すぎる信仰心から義理の娘の未婚での妊娠を激しく嫌悪し、娘を自殺に追い込んだが罪の意識はない)はその夜、「蜂に刺された」の詞になぞらえて、毒物を注射されて殺されます。

エミリーの死にショックを受けたのも束の間、元判事のローレンス・ジョン・ウォーグレイヴ(多くの者が被告の無実を確信していた殺人事件で、陪審員を誘導して不当な死刑判決を出した)は、「大法院に入る」の詞になぞらえて、判事の正装に見立てた格好にされたうえで銃殺されます。

そして、元警部の探偵ウィリアム・ヘンリー・ブロア(犯罪組織から賄賂を受け取って法廷で嘘の証言を行い、無実の男に銀行強盗および殺人の罪を着せた。終身刑に処せられた男はその後、妻と幼い子供を残して、刑務所で死亡)は、「熊に抱きしめられる」の詞になぞらえて、熊の形をした大理石の置物を脳天に落とされて死亡します。

元陸軍大尉のフィリップ・ロンバード(東アフリカで部下の先住民を見捨てて食糧を奪い、21人を死なせた)は、一目惚れしたヴェラと共に「俺たちだけは生き残ろう」と、脱出用のボートなどがないか確かめに海辺へ向かいます。

しかし、2人が海辺で見つけたのは、医師のエドワード・ジョージ・アームストロング(酔ったまま手術をして患者を死なせた)が「海で燻製のニシンに呑まれる」の詞になぞらえて、海に突き落とされ溺死し、打ち上げられた無惨な姿でした。

ロンバードがみんなを殺したのだと思い込んだヴェラは、ロンバードが持っていた銃を奪い取り、発砲。彼女に射殺されます。

最後の1人となったヴェラは、ふらふらとした足取りで屋敷の中に戻っていきます。彼女の視線の先には、水着姿の少年がちらつきます。

ヴェラは、家庭教師をしていた病弱な少年に泳げるはずのない距離を泳ぐことを許可し、彼が溺れていることを知りながらもあえて助けに行かず、溺死させたのです。

彼女は少年の叔父である青年と恋愛関係にあり、犯行の動機は少年が相続するはずだった遺産を恋人に相続させるためでした。が、恋人は甥をとても愛しており、恋人が甥を殺したことを見抜いていました。その後、恋人とは破局。

ヴェラは、自室にあったフックに自殺用の縄がかけられているのを見て、吸い寄せられるように輪に首を通します。

しかしそこで、突然死んだはずのローレンスが登場します。驚いたヴェラは正気に戻り、自殺するために登っていたイスに足をつけようとしますが、ローレンスにイスを蹴り飛ばされます。

ヴェラは「ロンバードが犯人ということにして私たち2人は生き残ろう」(まさに外道)と懇願しますが、ローレンスはヴェラを冷たく一瞥。ヴェラは自分の体重で締まっていく紐にもがき苦しみながら死にます。

なぜローレンスが生きていたのか?それは、今回の事件は全てローレンスが仕組んだものだったからです。

医師のエドワードは、ローレンスの検死を担当していましたが、共犯だと思い込まされていました。

ローレンスは不治の病にかかっており、余命は数ヶ月でした。連続殺人犯シートンの裁判に立ち会う中で、自分の中にある殺人衝動に目覚め、しかし自分の強い正義感とその衝動を両立させるには、このような舞台が必要だったのだと回想するローレンス。

そしてローレンスは最後にあたかももう1人の殺人者(11人目)がいたようにテーブルメイクをし、拳銃自殺をするのでした。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

ミステリーの名作としか知らなかったんですが、観始めたら一気に世界観に引き込まれました!

ドラマ版のラスト10分の展開(ローレンスが実は生きていた展開)は原作と違うそうなので、読み比べたいです❤️

小錦あや
小錦あや

元警部の探偵、ウィリアムがいっっっちばん嫌いです。次点でヴェラ。
無実の人を半殺しにした上で自分の罪を被せ、嘘の証言をさせて獄中死させたり、病弱な子に泳げるはずのない距離を泳がせて溺死させたり。

2人が殺された時には胸がスッとしました。なるべく苦しんでこの世を去ってほしかったので、特にヴェラの死に方は彼女にぴったりだなと思いました。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

孤島の洋館に閉じ込められた10人がお互い疑心暗鬼になり、狂っていく様子が本当に面白かったです。人間という生き物の本質を丁寧に暴いている作品だなあと感じました。

最後にローレンスが「11人目に殺された」という体で自殺したシーンも、彼の美学の集大成という感じでゾクゾクと気味が悪くなりつつも魅了されました!

今回3人が見た「そして誰もいなくなった」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

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