映画「SHERLOCK 忌まわしき花嫁」のネタバレ感想

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映画「SHERLOCK 忌まわしき花嫁」のネタバレ感想を紹介します🕵️‍♂️✨

「SHERLOCK」シリーズにハマりたての初心者オタクのひとりごとです。

Amazonでセール価格だった(買った)

今Amazonで見るとレンタル価格400円なんですが、3月いっぱいは100円だったんですよ!!!!安い!!!!

どうやらこの「映画100円セール」は定期的にやってるみたいなので、また安くなる時があったらお知らせしたいです。

まあそんなわけで、安いし見るか!!と即ポチりました。

 

感想

1.シャーロックとワトソンの出会い

普段は現代ベースだから、古いイギリスの街並みを見てるだけで心躍りますね。キャストは同じなのがなんだか違和感あって楽しいなあ。

現代版SHERLOCKではワトソンがブログを連載してたけど、この時代では雑誌で連載してる設定なんですね。

「青い石榴石」の話が出てきたけれど、これは実際に「ストランド・マガジン」という雑誌に掲載されたシャーロック・ホームズシリーズの1つの作品名だとか。

シャーロックの世界とイギリスのこのどんよりした天気、合いますねえ…(うっとり)。

冷え冷えとした雰囲気が、SHERLOCKにぴったりです。

晴天より雪とか雨とかより、曇りが似合う☁️イギリスらしいと思えるからかな☁️

シャーロックとワトソン、初対面の死体鞭打ちのやばいシーンから、次の瞬間には長年連れ添った設定になってて、その速さに笑いましたw 爆速w

でもこのスピード感じゃないと90分で話進められないですよね。

しかし、ハドスン夫人が出てくるとなぜか安心しますね…w

ワトソンの書いたシャーロックの物語で、ハドソン夫人が「私の会話シーンがない!」と拗ねて喋らないのに笑いましたw 彼女のこういうお茶目なところが大好きですw

シャーロックの部屋にたずねてきたメアリーとワトソンの間で夫婦喧嘩勃発。

しかし、メアリーはMという謎の男に呼ばれ退出。

Mって誰だ?またスパイの仕事してるのか?謎だらけです。

 

2.怪事件が発生

レストレード警部だ!!(大歓喜)

顎髭はやしてるとだいぶイモい感じがします。山男みたいw 🏔モッサモサ!

水みたいにブランデーボトルが置いてあるのに笑いますw いくら気つけに頻繁に飲むとはいえw

しかし、部屋の全ての調度品が美しいです!

どの意匠も凝っていて、飴色に輝いてる…アンティークグッズ好きにはたまらんです。

「動く」と評判の遺体と初対面。フーパーと名乗る解剖医…これはモリー では?

声が女性だし顔つきもそうですよね。

事件の回想シーン。

死体の指に血をつけたり、壁に落書きしたり…いかにも死体が動いてそうに見せかけてる誰かがいる…うう、怖い。

しかし、モリーが女性なのはワトソン見抜いてたかー!さすが女好き!()

なぜモリ―は男装してるんでしょうか…🎩

しかし、なぜシャーロックは双子でないと言いきれたんでしょう?ほんとに秘密の双子かもしれないのに。

事前に花嫁のことを詳しく調べてたようにも見えないし。直感かな。

メイドがワトソン(雇い主)を馬鹿にしすぎてて、ええ…これ大丈夫?解雇されない?とヒヤヒヤしてたら、「(ワトソンが書いてるシャーロックの物語の)新作読んでます」と言われて、すーぐ機嫌が良くなるワトソン。

ちょろすぎるwww 笑いましたwww

しかしクラシカルなメイド服っていいですね。おしゃれ!っていいな。

メイドの怠慢は普通は奥さんが注意するんですね。知らなかった。

しかし、現代では奥さんが朝帰りって別に普通だけど、この時代に奥さんが朝からいないって大問題だったのでは…?と思いました。どうなのだろう。家によるのかな。

 

3.マイクロフトとの会合

ワトソンの「会いにいくのは君より賢い奴」でシャーロックがキレてるのに笑いましたw かわいいなあwww

SHERLOCKのシャーロックは、天文学の知識が全くない…という設定なのですが、兄に天文学についての質問されるだろうことを見越して、黄道傾斜に関する資料を読みあさっていたわけですが…ワトソンに「君より賢い」なんて言われて腹がったのも一因だったのかなあ。ぷくく。

「ディオゲネスクラブ」は「アブソルートリーサイレンス」のアナグラム!?ふぁー!感動!なるほど手話で会話するんですね👏

マイクロフトが超太っちょな上、シャーロック以上にいかれててビビりました…!

まさか自分の寿命で賭けをするとは。しかし、原作に忠実なのはこちらの方なんですね。

現代版の「SHERLOCK 」ではマイクロフトは中肉中背だったからあまりのキャラの違いに驚きます😂

メアリーの依頼主はマイクロフトと判明!だからMなんですね。

現代版でもマイクロフトはシャーロックを監視していたけれど、本作ではマイクロフトのスパイとしてメアリーが監視役と。

 

4.徹夜の張り込み

「オレンジの種5つは、アメリカで死刑を意味していた」のは史実なのかと調べてみましたが、それらしい記事は見つからず…これは創作かな?🍊

「土踏まずのアーチが高いと聡明」というのは初めて聞きました!面白い👣

しかし、なぜワトソンはアイリーンアドラーとシャーロックをくっつけたがるんでしょう。

自分が女好きだから、落とせそうな異性がいるのに何もしないシャーロックに何か言いたくてたまらないのかしら…。

被害者の胸に突き立てられたナイフにつけられたメッセージ、「miss me?」

ひええええええ!!!!!!!(怯)

ここにもモリアーティの影が!?なんで!?というか、モリアーティは死んだ後の設定なんですね。

なぜ、いつ犯人はメッセージを付け足したんでしょう?🏷

しかし、「ホコリは人間の皮膚」って言いながらべろ〜っと舐めるのは狂人すぎてオゲエ…ってなりました。モリアーティ、ばっちいよ!

「人間は使い古しだから綺麗にしたい」→銃を撃つ のも、残忍さが表れてますね…。

 

5.現代

突然舞台は現代に。メアリーがMI5の機密情報にアクセスできるほどの敏腕捜査員だとは。こりゃ、シャーロックが守る必要ないな。

現代と行き来してるのはなぜなんでしょう?これはシャーロックの精神世界の話(夢オチ)ってこと?🧠

ワトソンが道化に見られてほしいなんてホームズは一度も願ってないと思うけれど、なんというか…ワトソンはシャーロックに薬をやめてほしいあまりものすごく感情的になってるなあと思いました。

私は「シャーロックが好きで自己破壊してるんだから別にいいじゃん」と思ってしまうのですが。

小間使いの少年、現代版SHERLOCKの最終回で飛行機に乗ってた女の子ですかね…?もしくは幼少期のホームズ?声は少年だけどくるくるの髪の毛が似てる…?

途中で現代のワトソンに変わったのはなぜだ…?現代に意識が引き戻されそうになった?

 

6.秘密の集会

メアリーがなぜシャーロックを馬鹿にするのか…謎です。

雇い主でありマイクロフトの方が、シャーロックよりも優れていると思っているからか。

そして、犯罪現場で夫婦の感動的な仲直りしようとしてるワトソン。

からの、唐突なモリアーティ!!!

いやこれにはめちゃくちゃビビりました。

ううん、たしかに依頼人はなぜホームズに解かせたんでしょう。

場面は現代へ。

ワトソンはシャーロックの奇行にうんざりしている模様。しかしついてきてくれる。愛だね(穿った見方)

結論。シャーロックは時代の枠を超える男。

 

雑学

1.僕のボズウェル

短編小説「ボヘミアの醜聞の中で」でホームズはこう言っています。

「ボズウェルがいないと途方に暮れてしまう!」。

これは自分とワトソンの関係を、サミュエル・ジョンソンと伝記作者のボズウェルの関係に置き換えているのです。

サミュエル・ジョンソンとは18世紀に「文壇の大御所」と呼ばれたイギリスの有名な詩人のこと。

友であり弟子であるジェイムズ・ボズウェルは抜群の記憶力をもって師の生涯を伝記にまとめました。

綿密な調査を経て書かれた伝記は傑作として高い評価を受けています。

出典:あなたの認識は間違っていた!『シャーロック・ホームズ』13の真実

 

 

感想まとめ

映像は美しかった…けれど、見終えたあとすごくモヤモヤしました🙁💭

言いしれない不快感を抱えたまま「忌まわしき花嫁」のWikipediaページを読んでいたら、やっとモヤモヤの正体がわかりました…!

女性解放運動の集会がクー・クラックス・クラン (KKK) のように描かれたことについては、「カルト集団のように描くことは、女性解放運動の歴史を見ても間違い」などとした批判が相次いだ。

また、この作品でのフェミニズムの描き方そのものが、”mansplaining“(訳:男性視点による描き方)であるという批判も多い。

インターネット上の映画批評サイトRotten Tomatoesでは、シリーズを通して90%超えの高い評価を得ているものの、この作品だけは2016年4月8日現在で67%と、やや低い評価を受けている。

出典:Wikipedia「忌まわしき花嫁」

そうなんですよね、なぜKKKのような服装で女性たちが集会を開く必要があるのか…特に説明もなく、よく分からなかったです。

なぜホームズに男女平等について語らせる必要があったのか謎ですしね…。

モリアーティも結局なぜ登場したのかよく分からなかったです。ただの頭おかしい一犯罪者という感じでした。犯罪界のナポレオンの名が泣いてしまいそう。

メアリーとワトソンの痴話喧嘩やワトソンの恋愛談義などが多く挟まれていて、ワトソン推しには良いかもしれないけれど、ミステリー作品としてはまあまあだったかな…。

とはいえ、シャーロックとワトソンが謎解きに奔走する姿を見るだけで胸が高鳴りました!

SHERLOCKファンの皆さんはすでにご存知だと思いますが、「忌まわしき花嫁」はシリーズ3とシリーズ4の間の物語として作られています。

本作を観た後はシリーズ4を観て、SHERLOCKシリーズを全制覇しちゃいましょう〜🕵️‍♂️✨

「SHERLOCK」シリーズ4は、こちら👉