八神あき先生「成れの果てアーカイブズ」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
〈犬〉として拾われたワケありヒモクズ男×偉そうで生意気な少年 のお話。
<あらすじ>
狛は、ヒモとして暮らす先の女の子に結婚を求められ、あっさり出ていくことに。
無一文で路頭に迷う中、土砂降りの雨の日に出会ったのは、偉そうで生意気な美しい少年・竜宮。
“ワケアリ”な過去のせいで狛に対して嫌悪感むき出しの喇叭は必死に追い出そうとするが、そんな喇叭をよそに竜宮は狛に首輪をつけ、「犬」として飼うことに―。
こんな人におすすめ
- クズ攻めが好き❤️
- 独特の絵柄・世界観を持つ作家さんが好き📖
- 歳の差・体格差のあるカプに萌える🔥
ネタバレ感想
①狛(攻め)がヒモになった理由が衝撃的で…涙
狛(攻め)が貞操観念ゼロのクズヒモ男になったきっかけは、なんと実親の斡旋による売春。
本人の知らないところで勝手に契約が結ばれ、親は働かずに中抜きした金で遊び呆けていました。
高校時代に狛と付き合っていた喇叭はその事情を知らず、売春現場に立ち合わせてしまい、当時も今も狛をクズだと激しく罵り嫌悪感を示します。
それに対して反論もせず、ただ静かに聴いている狛を見ているととても辛かったです。
狛は自分の苦悩を誰に分かってもらおうとも思わない、他人を理解されることもすることも諦めてただ生きているのだと思うと…人生はどれほど虚しいだろうと胸が痛みます。
②気丈な竜宮(受け)を抱きしめたい
竜宮は大財閥の御曹司。しかし突然両親を失い、天涯孤独になります。
1人でも生きていくために、両親の残した会社を守るために、会社への出資者に体を売ってでも踏ん張る竜宮。
か弱く小さなその背中にどれほどの重圧と孤独を抱えているのだろうと思うと、想像するだけで胸が苦しくなります。
③喇叭とじゃのめのスピンオフが読みたい
気になるのが、竜宮の執事である喇叭とじゃのめのプライベート。
2人とも敏腕執事ですが、じゃのめは私的な感情を一切表に出さないので謎めいたキャラです。
喇叭はゲイのようなので、じゃのめとくっついたりしないかな…普段はクールなじゃのめが喇叭にだけは感情をむき出しにするさまとか見たいな…とひっそりスピンオフ続編を期待しています❤️
まとめ
売春は日常茶飯事なアラサーヒモクズ男×天涯孤独の御曹司のお話です。
基本的には淡々とエピソードが描かれますが、セックスシーンがびっくりするくらい濃厚!!奔放!!
いろんな角度から受けの痴態を描写していて、作者のエロへの執念を感じました…ゴクリ…///
孤独を孤独と感じないほど静かな諦念の中で生きているクズヒモ攻めが美少年御曹司受けと出会って、どんなふうに変わっていくのか…ぜひあなたの目で見て、その変化にときめいてほしいです😚❤️