【腐女子が厳選】M/Mロマンス(海外BL小説)のおすすめ10選

小説

日本でもその存在が徐々に有名になってきた、M/Mロマンス小説(海外のBL小説)。

しかし多くの方が、どんな作品がどんなふうに面白いの?おすすめはどれ?🤔💭と目移りしてしまうでしょう。

そんなあなたのために、翻訳済みのM/Mロマンス小説を読み尽くした私が「おすすめのM/Mロマンス小説10選」をご紹介します!

①月吠えシリーズ(現在全4巻)

最高!!!

すがすがしい読後感です!!

犬の愛、人の愛、そして情熱的なセックスを一身に感じられます。

人生のほとんどを親や親友に虐げられて生きてきたティム(受け)が、絶望の中でもわずかな希望と夢を捨てずもがき続けたことに、勇気をもらいます。

ティムを好きなのに素直になれない不器用なランス(攻め)も、愛おしい。

マッドクリークの町に住むすべての人が幸福でありますように!!!

読後、犬と家族と植物がより愛おしくなる一冊です🐶✨‬

月への吠えかた教えます 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イーストン
人生に挫折したティムは新種のバラをつくることで負け犬人生をやり直そうと、ひとりマッドクリークにやってきた。ところがその街は、人間に変身できる能力を持つ、特別な犬たちが暮らす犬たちの楽園だったのだ。よそ者にも優しいその街で、保安官・ランスはティムがマリファナ栽培に関わっているのではないかと疑っていた。

購入する

第1巻「月への吠えかた教えます」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

ヒトの世界の歩きかた 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イーストン
人間に変身できる特殊能力を身につけた犬「クイック」たちが住む町・マッドクリークの正式な保安官助手となってはりきるローマン(ジャーマンシェパードのクイック)はDEA(麻薬取締局)の会議で、数ヶ月前の麻薬組織摘発作戦で救出したマットと再会する。マッドクリークに派遣されたマットとローマンは休日を一緒に過ごし、互いに好感を抱き始めるが……!?不思議な町・マッドクリークで繰り広げられる犬と人間の信頼と愛情を描く、好評の「月吠え」シリーズ第2弾!

購入する

第2巻「ヒトの世界の歩き方」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

星に願いをかけるには 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イースト
故郷マッドクリークに戻り、クイックの遺伝子を研究しているジェイソン・クーニックは、「いたわり犬」として多くの人間の最期によりそってきたクイック、マイロに出会う。引き受け人が決まらないマイロを見かねたジェイソンは、彼と同居することに。そんなある日、町に戻ってきたクイックから未知のウィルスの感染が発覚し、保安官・ランスが倒れる――。

購入する

第3巻「星に願いをかけるには」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

すてきな命の救いかた 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イーストン
つらい体験から人間不信になったラブラドール・レトリーバーのサミーは、保護施設を脱走し、人間に変身できる犬たちが暮らすという楽園のような町マッドクリークを目指す。逃げた犬(サミー)の足取りを追ってきた動物愛護活動家のラヴは、たどりついた町のダイナーで、犬と同じチョコレート色の髪を持つ美しい男の姿を見るのだった……。人気シフター・ロマンス、月吠えシリーズ第4弾!

購入する

第4巻「すてきな命の救いかた」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

狼と駆ける大地
作者:イーライ・イーストン
体は大きいが内気なジウスは、内に秘めたセント・バーナード犬の能力を最大限に活かすことができる、マッドクリーク捜査救助隊の一員となったことに誇りに感じていた。ある日地震現場に駆り出されたアラスカで、ジウスはハスキー犬シフターのティモに出会い、強く惹かれる。だがティモの群れではオス同士のつがいの関係は許されていない。

購入する

第5巻「狼と駆ける大地」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

②狼を狩る法則シリーズ(現在全4巻+1巻のみコミカライズ上下巻)

海外版オメガバース×モフモフものです🐺✨

攻めと受けは人狼で、αは群れのボス、Ωはαの番(メイト)かつ群れの調整役。

日本のオメガバースやモフモフものとはちょっと違う設定なのが面白いですよね。

物語はチェイ(攻め)視点で進むのですが、ゲイ嫌いの親友・白人嫌いの母・三度も命を狙われる番のキートン(受け)…と問題がてんこ盛り。

匂い立つような濃厚な濡れ場!息詰まる衝撃の展開!

愛と血と感動に溢れる、上質なサスペンスBLです📖✨

狼を狩る法則
作者:J.L.ラングレー
人狼で獣医のチェイトンは「メイト」に会える日を子どもの頃から楽しみにしていた。そんなある日診療所に一匹の狼が運び込まれ、自分の心と体の共鳴から、チェイはドアの向こうに運命の相手がいると確信する。しかしそこにいたのは傷を負った美しい男だった—。

購入する

第1巻「狼を狩る法則」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

1巻「狼を狩る法則」のみ、上下巻でコミカライズされています👇

狼を狩る法則《コミック版》(上)
作者:麻々原絵里依,J・L・ラングレー
人狼の獣医・チェイトンのもとに担ぎ込まれた怪我を負った狼は、チェイトンの運命の相手、メイトだった!? 北米発、人狼たちのスイート・ロマンス、待望のコミカライズ!!

購入する
狼を狩る法則《コミック版》(下)
作者:麻々原絵里依,J・L・ラングレー
キートンの命を狙うのは誰?その目的は――!?そして二人は家族の祝福を得られるのか!?

購入する

コミカライズ版のネタバレ・感想はこちらです👇

 

恋する狼 狼を狩る法則
作者:J・L・ラングレー
会社移転の調査のためにやってきた街でデヴリンは人狼たちが争っているのを目撃し、レイプされかけていた群れのオメガを助けた。その美しいオメガ、レインに目を奪われたデヴリンだったが、レインの匂いはデヴリンの下半身も刺激する。そうバレンタインデーのその日、メイトの二人は出会った――。

購入する

第2巻「恋する狼」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

狼の遠き目覚め 狼を狩る法則
作者:J・L・ラングレー
人狼の私立探偵・ジェイクの伴侶<メイト>・レミは、父親・ダークの暴力に支配されていた。レミの心を自由に解き放ちたいと願う一方で、ジェイクはレミの存在に狂おしいほどの支配欲をかき立てられていた。そんなジェイクの思いに包まれたレミは、勇気を出して封印していた記憶と向き合う。 それは目を背けたくなるような悪夢のような記憶だったーー。

購入する

第3巻「狼の遠き目覚め」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

狼の見る夢は 狼を狩る法則
作者:J・L・ラングレー
大学入学でジョージアにやってきたマットは、友人の兄であるオーブリーの家に同居することになった。二人はメイトだったがオーブリーはホテルチェーン、レイノルズグループの社長で、今後群れの統率者(アルファ)としての責任を負う立場。自分がゲイであることを公にして会社に不利益をもたらすことはできない。

購入する

第4巻「狼の見る夢は」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

③叛獄の王子(全4巻)

軍事の国アキエロスの王子デイメン×芸術の国ヴェーレの王子ローレントのお話です。

冷戦状態の両国の間で起きた、王子たちを中心とした政戦。

最愛の父の仇であるローレント、最愛の兄の仇であるデイメン…お互いに殺したいほど憎い相手ですが、両国の平和のために手を携えます。

名君、名将、数えきれない善良な魂が、とある邪悪な男の罠にかかり次々と殺されていく中、2人は無力ながら必死で抗います。

どんな窮地に陥っても、決して正義を貫く信念を曲げなかった2人に感動の涙が止まりません。

ローレントとデイメン、愛と信頼で堅く結ばれた真っ直ぐな2人のまばゆい未来に乾杯!!大号泣必至です!!😭👏✨

叛獄の王子(1)
作者:C・S・パキャット
享楽の園、ヴェーレの宮廷で日々繰り広げられる饗宴。隣国アキエロスの世継ぎの王子デイメンは、腹違いの兄に陥れられ、ヴェーレの王子ローレントの前に奴隷として差し出された。手枷と首枷をはめられ、氷の心をもったローレントから屈辱的な扱いを受けるデイメンだったが、彼は心の自由を失ってはいなかった。

購入する

「叛獄の王子」第1巻のネタバレ・感想はこちらです👇

 

叛獄の王子(2) 高貴なる賭け
作者:C.S.パキャット
国境警備へと、執政の命を受けて向かうローレントの部隊は統率を欠いた三流の兵の寄せ集めだった。だがその部隊を、ローレントはデイメンとともに徹底的に鍛え上げる。もはや絶望的とも見える状況の中、生きのびるために力を合わせる二人の間にいつしか信頼が芽生えていく――。

購入する

「叛獄の王子」第2巻のネタバレ・感想はこちらです👇

 

叛獄の王子(3) 王たちの蹶起
作者:C.S.パキャット
正体が明らかになった今、デイメンはローレントに自分こそ兄の敵であるという真実を告げなければならない。だが約束の場所、シャルシーにローレントは現れなかった。その頃ローレントはグイオンの手に落ち、地下牢に囚われていたのだ。

購入する

「叛獄の王子」第3巻のネタバレ・感想はこちらです👇

 

叛獄の王子外伝 夏の離宮
作者:C.S.パキャット
運命を決したキングスミートでの裁判、カストールとの最後の戦いの後、瀕死の傷を負ったデイメンの傷もようやく癒えてきた。アキエロスの政情はまだ不安定でローレントの即位もこれから。忙しい二人だがここでならゆっくりと自分たちだけの時間を作ることができる。

購入する

「叛獄の王子」第4巻のネタバレ・感想はこちらです👇

 

④恋のしっぽをつかまえて

ニューヨークの下町を舞台にした、ポップで楽しいラブ&ミステリー!🇺🇸🗽🍔❤️

登場人物それぞれが個性に溢れてて、全員愛さずにはいられません。

例えばロマノ(受け)の家族。主義主張がぶつかり合っても、お互いに「あいつはどうしようもない奴だ」なんて文句を言つつ受け入れています。

困った時はみんな全力で助けてくれるし、離れててもちゃんと愛で繋がってる。その懐の深さに、読みながらグッときます🥺

ダンディなおじさん攻め、ダンとのスリリングな恋愛は、素敵なスパイス💋✨

ニューヨークでつつましく働き暮らす小市民の生活を体感できる!明るく楽しい、ちょっぴりエッチなラブストーリーです!

あなたも読めばきっと虜になるはず。

恋のしっぽをつかまえて
作者:L.B.グレッグ
とびかう会話とジン、カメラのフラッシュ、半裸のバーテンダー。 狂乱のギャラリーでのパーティの翌日、従業員のシーザーが目撃したのは、解除されたセキュリティ・システム、消え失せた1万5千ドルの胸像。そして腕時計を「あそこ」に巻き付けられて全裸でトイレに転がる、売り出し中の俳優で元恋人シェプの姿だった!!

購入する

「恋のしっぽをつかまえて」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

⑤イングランドを想え

読者の想像を鮮やかに裏切る、極上のサスペンスBLです。

同性愛が犯罪だった時代の英国で、穏やかな田舎の別荘を舞台に、権力欲と愛欲に塗れた地獄のゲームが始まります。

即席凸凹バディの活躍に感涙!!一瞬も目を離せません!!

イングランドを想え
作者:KJ・チャールズ
裕福な実業家ヒューバート卿の別荘に招かれた元英国軍大尉のカーティスには、この別荘で、自分の指を吹き飛ばし、大切な友人の命を奪った欠陥銃事件の真相を暴くという密かな目的があった。パーティで出会った詩人、ダ・シルヴァもまた別の目的で屋敷を調べていた。ともに行動するうち、カーティスは彼の個性的な振る舞いの裏に隠された鋭い感性に気づき惹かれてゆく―。

購入する

イングランドを想え」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

⑥還流 ドラッグ・チェイスシリーズ

面白すぎます。感動の嵐。

互いに凄惨な過去を持つ凸凹コンビが、薬物犯罪者たちに潜入捜査で立ち向かいます!!かっこよすぎる!!

米国医療ビジネスの闇を暴く、切れ味鋭い一冊です🏥🚓✨

ドラッグ・チェイスシリーズ(1)還流
作者:エデン・ウィンターズ
薬物の違法取引で10年の刑をくらったラッキーは、犯罪者としての裏の知識を買われ、刑期短縮の代わりに南カリフォルニアの薬物捜査局で捜査協力をしている。新たに相棒となった元海兵隊員の新人ボーを鍛え上げ、潜入捜査で殺されないように仕上げてやらなければならない。そんな二人に異常な量の処方箋を出すクリニックの潜入捜査が命じられ―。

購入する

ドラッグ・チェイスシリーズ(1)還流」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

⑦クリスマス・スレイブ(短編)

短編とは思えない、濃密な物語に号泣😭✨

ガンを患ったことをきっかけに恋人に振られて心も体も壊れたマイケル(受け)、マイケルが以前浮気したことを怒り続けながらも見捨てられない元彼ローガン(攻め)。

どうなるのかとハラハラしたけれど、エロス×ロマンティックなラストに大感動です🎅🎁

クリスマス・スレイブ
作者:シャノン・ウェスト
新しい恋人に裏切られ、有り金を失って絶望のクリスマスを迎えようとしていたマイケルの前に、別れた恋人のローガンが姿を見せる。金と引き替えに、クリスマスまでの一週間、自分の奴隷になれと言うが…。

購入する

「クリスマス・スレイブ」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

⑧この喝采を彼に(短編)

ドラァグクイーンのマシュー(攻め)は、かつてパトリック(受け)という幼馴染と付き合っていました。

しかしパトリックは、バーで大人の男に誘われてうっかり一度だけ肉体関係を持ってしまいます。その男がHIV患者だとも知らずに…。

美しいパトリックはその後どんどん弱っていきます。一生愛すると何度もパトリックに縋り、介護するマシューの姿は痛々しくてたまりません。

そしてパトリックの寂しすぎる最期ーあなたはきっと、泣き叫ばずにはいられないでしょう。

HIVという近くて遠い病気を赤裸々かつドラマティックに描ききった、素晴らしい一冊です。

この喝采を彼に
作者:T・A・ウェブ
記者のポールは、クラブの楽屋でマシューというドラァグクイーンにインタビューする。大柄で毛むくじゃらのマシューは18歳の時から30年近いドラァグクイーンのキャリアを持ち、エイズ対策に100万ドル近い寄付金を集めている。そのモチベーションは、とたずねられたマシューは、昔の恋の話を始めたー1980年代、それは甘く苦しい運命の恋だった。

購入する

「この喝采を彼に」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

⑨Speechless(短編)

大号泣。最ッッ高のラストでした。

I love youという言葉がこんなにも胸に響いた作品はありません。

内向的な盲目のアンドリュー(受け)のために、自分の職を投げ出してでも人生を共に歩みたいと告白したトラヴィス(攻め)の決意を抱きしめたい。

読むほど2人の愛が心に染み込み、胸がいっぱいになります。

何度も何度も再読したいです😭👏✨

Speechless
作者:キム・フィールディング
工員のトラヴィスが仕事帰りに見かける男は、声を失ったギター弾きだった。仲よくなったふたりはお互いを理解し、互いの存在がかえがえのないものであることに気付く。そんなある日トラヴィスに転勤の話がもちあがり―。

購入する

「Speechles」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

⑩SKYBOUND(短編)

尾上与一先生「1945シリーズ」好きには、特にオススメしたい作品です。

WWⅠ、敗戦直前のドイツが舞台。

戦禍が続く地獄のような日々の中、ひっそり愛を確かめ合う2人に涙が溢れました。

短編とは思えない重厚なテーマ、繊細な心理描写に心奪われる一冊🇩🇪

SKYBOUND
作者:アレクサンダー・ヴォイノフ
1945年のドイツ軍、飛行機の整備兵のフェリクスはエースパイロットの少尉にあこがれの眼差しを向けていた。そんなある週末、フェリックスは少尉の故郷に誘われ甘い、週末を共に過ごすが――。

購入する

「SKYBOUND」のネタバレ・感想はこちらです👇

 

まとめ

おすすめのM/Mロマンス小説10選、いかがだったでしょうか?

M/Mロマンス小説と日本のBL小説や一番の違いは、文量です。

海外の書籍はジャンルを問わず、「ページが多ければ多いほどいい」という考え方なので、どうしても長編になりがち。

なので、「海外小説特有の言い回しや雰囲気に慣れたい」「試しに読んでみたい」という方は、短編の中からお好きなものを選んでみてくださいね。

M/Mロマンス小説は、日本のBL小説よりも文量が多いぶん、内容がとってもディープで、ハマると抜けられないくらい深〜〜い沼ですw

ぜひあなたもM/Mロマンス小説沼にいらしてください😚❤️