人生かけて推したい!!商業BL推し作家さんTOP3

コミック

腐女子歴17年目、たこわさです。

人生の半分以上をBLに費やしてきた私が人生かけて推したい!!と熱烈に応援している、「商業BL推し作家さんTOP3」をご紹介します。

「商業BLってよく知らないな〜」という方、「おすすめの作家さん・作品を知りたい!」という方、ぜひ参考にしてみてください☺️❤️

漫画編

①元ハルヒラ

痛々しくも甘やかで心温まる
鋭い視点で現実を風刺

元ハルヒラ先生の代表作といえば、この「マウリと竜」シリーズ。

人外溺愛攻の甘いちゃBLかと思いきや、名作絵本「スーホの白い馬」のように痛々しくも温かい物語の連続に度肝を抜かれます。

特に続編「マウリと竜2」に収録されている「ひとりぼっちのタンタ」は、かわいらしいわんこを主人公に、全現代人が抱えている孤独感をまざまざと描き出しています。

一見ただ優しく温かな物語に見えて、その奥で非情な現実を痛烈に風刺している…個性的な物語に定評のある作家さんです。

マウリと竜【描き下ろしイラスト付】
作者:元ハルヒラ
万能な力を持つ神が各地を巡り、土地を潤す時代。村を訪れた竜に生贄として差し出された少年・マウリは、予想外にフランクな神に慈しまれ育ち、神は「めっちゃケナゲで可愛いじゃねーの」「つか、マウリが他の男に体を許すとかありえねーし(怒)」など、マウリにすっかりメロメロ。他、意外と(!?)フランクで恋愛体質な「巡り神様」たちと人間が織り成す童話系BL!!

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マウリと竜 2
作者:元ハルヒラ
「恋をすると相手と同じ姿になってしまう」神様たちがおりました。そんな竜神様&マウリと2人の子供とのラブラブ生活中、竜神様の昔馴染みらしき黒い竜が現れて…?黒い竜と盗賊の愛・不思議な犬・猫神様など、フランクでラブリーな「巡り神様」たちと人間のモフモフラブコメBLの待望の続編登場!!

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②小石川あお

絵で魅せる!
緻密に描かれる機微に震えろ!

小石川あお先生の代表作といえば、「食べないの?おおかみさん。」。

小石川先生は、受けの痛々しいほど健気で一途な性格を、言葉なしに淡々と描きます。

それゆえに、読者は受けの苦しみをより一層想像させられ、苦しみます。

しかし毎作必ずハッピーエンド。

苦しみのどん底にいる受けを、攻めが優しく拾い上げる…という王道ストーリーながら、その「苦」の魅せ方の巧みさ(言葉ではなく絵で伝える)には毎回心をねじ切られそうになります。

読者の怒・哀の感情を絵だけで操る魔術師です。

【電子限定おまけ付き】食べないの?おおかみさん。
作者:小石川あお
生贄として森に捨てられた人間の子ども・太郎。森の奥に住む狼のウルは、痩せた人間は美味しくないと言い、太郎に美味しいご飯を食べさせ、きれいな洋服を着せ、怪我の一つもしないように、大切に大切に育ててくれた。大きくなったら大好きなウルに美味しく自分を食べてほしいと願う太郎だけど、いくつもの季節が廻った森のなかで二人は―甘く、切ない異種族BLストーリー!

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③明治カナ子

日常に潜む情を静かに描く
包み込むような愛の物語

明治カナ子先生の代表作といえば、「坂の上の魔法使い」シリーズ。

魔法使いリーが弟子ラベルを育てることになったいきさつに心打たれ、涙し、2人の永遠の幸せを願った読者は多いでしょう。

明治先生は、日常に潜むささやかな情を描き出すのが本当にうまい。

ありふれた会話の中で揺れる、登場人物たちの機微を丁寧に魅せます。

劇的な展開がたくさんあるよりも、ゆっくりと人の心を奥深く切り込み探るような作品が好きな人にオススメです。

坂の上の魔法使い
作者:明治カナ子
魔法使いが多く住む町・ゲルの外れの荒れ山に、魔法使いのリーと弟子のラベルは住んでいる。町が苦手でちょっぴり変わり者のリーとの暮らしは決して裕福ではないが、学校に魔法にと勉強に励むラベルは充実した毎日を送っていた。そんなラベルの成長を、ときに厳しく、ときに温かく見守るリーだが…!?

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無二の王~坂の上の魔法使い2~
作者:明治カナ
ある日、リーに恨みを持つ魔法使いがリーを襲う。リーの力によって事なきを得るが、冷静さを忘れ取り乱したラベルをリーはきつく叱ってしまう。自分を恥じるリーだが、ある助言によりラベルの成長を改めて感じるのだった。

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黄金の川岸~坂の上の魔法使い3~【電子限定版】
作者:明治カナ子
リーのもとにずっと捜し続けていた元使役・リリドが見つかったとの報せがはいる。リリドは王・カヌロスの亡骸とともにいると。王の復活を目論むリリドの狙いはラベル。リーのもとにずっと捜し続けていた元使役・リリドが見つかったとの報せがはいる。リリドは王・カヌロスの亡骸とともにいると。王の復活を目論むリリドの狙いはラベル。

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記憶の糸 坂の上の魔法使い外伝 【コミックス版】
作者:明治カナ子
ギルトの長・エイベンの1番古い記憶は敬愛するリー様との出会いだった。なぜ長は記憶を無くしたのか──途切れた記憶の糸が正解へと導く。待望の「坂の上の魔法使いシリーズ」ついに登場!!

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小説編

①樋口美沙緒

心を抉られる、哲学的な愛の物語
自由、権利、義務、愛とは何か?

樋口美沙緒先生の代表作は、ムシシリーズと「パブリックスクール」シリーズ。

どちらも、哲学書顔負けの深い深い心理描写が特徴です。

愛されたいとなぜ人は願うのか?どうすればその愛の苦しみを和らげられるのか?

永遠に終わらない愛と人生への問いかけに対し、樋口先生は各キャラの半生を反映した答えを提示してくれます。それがどれも私たち読者の心に刺さるんです。

樋口先生の作品は、読むたびに自分の心を脱皮させられるような気持ちになります。

毎日に閉塞感を感じている方、新たな人生論に触れてアハ体験したい方、ぜひ手に取ってみてください。

パブリックスクール―檻の中の王―
作者:作者名
作者:樋口美沙緒
名門貴族の子弟が集う、全寮制パブリックスクール―その頂点に君臨する、全校憧れの監督生(プリフェクト)で寮代表(ヘッドボーイ)のエドワード。母を亡くし、父方の実家に引き取られた礼(れい)が密かに恋する自慢の義兄だ。気ままで尊大だけれど、幼い頃は可愛がってくれたエドは、礼の入学と同時に冷たく豹変祝祭、「一切誰とも関わるな」と友人を作ることも許さずに!?

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パブリックスクール ―群れを出た小鳥―
作者:樋口美沙緒
ハーフタームの休暇中、無人の校内で昼夜を問わずエドに抱かれる礼(れい)。これは言い付けを破った罰だ――わかっていても、エドを独占できる喜びと快楽に溺れる日々…。ところが、休暇が明けると、たおやかな美貌の編入生・ジョナスが復学!!

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パブリックスクール -八年後の王と小鳥-【SS付き電子限定版】
作者:樋口美沙緒
イギリス名門貴族の御曹司で、世界有数の海運会社CEO──多忙を極めるエドと、出版社で働く礼(れい)は、遠距離恋愛中の恋人同士。そんな中、礼が長期出張で渡英し、三ヶ月間エドと同居することに!!けれど、昔の反動のように甘く優しいエドは、嫉妬も束縛も激しい。

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②あべちか

BL小説界最強の超大型新人!
壮大なSF政争ファンタジーに震えろ!

あべちか先生は今のところ、本作「遠い国の小さな花嫁」のみ出版されています。

表紙とタイトルを見ると、「ほのぼの親子モノかな?」と思いがち。

ですが本作は、映画で喩えるなら「プラトーン」「ブレードランナー」「ダウントンアビー」を足して3で割ったような、超!!!重厚で壮大な政争ファンタジーです!!!

育児シーンや家族団欒もありますが、基本的には

「戦争はなぜ起こるのか?どうすれば止められるのか?」「幸せに生きるにはどうしたらいいか?」「有限の命をどう生きるか?」

と、さまざまな哲学的な問いかけを主要キャラクターの言動から考えさせられます。

決して難しい言葉を使っているわけでも、複雑な世界観でもありません。だからとても読みやすい。だけど、とにかく深い。

本の中に、キャラクター達の日々の生活が、彼らの住んだ国が、生々しく息づいています。

読めば読むほど、彼らがどんな人生哲学を持って生きているのかを知り、自分はどうだろうと考えさせられるし、彼らの人生や国がどうなっていけば幸せなのだろうと思いを馳せさせられます。

独特な言葉遣いも個性的で素晴らしく、読み終えた時には、この作品の世界観の鮮やかさ・厚さ、作者の伝えたい人生哲学の多様さ・深さ「この文章が新人のデビュー作…!?」と衝撃で言葉をなくしてしまうはずです。

読後、自分に与えられた命を全うしよう、自分が自分のために・家族のために・国や世界のためにできることは何だろうと真剣に考えたくなる壮大なお話です。

なぜ人は自分を人だと分かるのか?なぜ人は争いをやめないのか?自由とは何か?

次々と叩きつけられる問いの嵐の中で、あなたは何を感じるでしょうか。

せわしない日々の中で、一旦ふと歩みを止めて自分を見つめ直したい人にオススメの一冊です。

遠い国の小さな花嫁
作者:あべちか
雪深い町に、遠い国からたった一人で嫁いで来たサガルは、妻に先立たれ幼い息子を持つローランの妻になった。貿易商の仕事で一年で冬の間しか町にいない彼の代わりに息子の子育てを担う一方で、寡黙だが優しいローランと穏やかで温かい夫婦の絆を紡いでいくサガルだが、彼には夫には秘密にしている別の姿があった。小さな花嫁に隠された、想像もつかない過去とは?

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③中庭みかな

痛々しいほど繊細な心理描写に震える
優しさに包まれたいあなたに

中庭みかな先生の代表作といえば、「きんいろの祝祭」。

中庭先生らしい、痛々しいほど繊細で丁寧な心理描写と透明感あふれる情景描写に、読者は本の世界観にすぐ呑み込まれます。

優しすぎる視線で描かれる、人々の機微。それは中庭先生以外には描けない心理世界です。

また、自然溢れる景色、イルファの美しい容姿…あらゆる場面で、思わずため息が出てしまうような、流麗な表現がされています。

そして感動のラスト。これが本当に素晴らしかった。

ラストだけはどうしてもネタバレしたくないのですが…ファンタジー作品ながらご都合主義がなく、本当にその国にそのキャラたちが「生きて」いることを痛感させるラストでした。

初めて読んだ時、読後何日間も幸福感が抜けなかったことを思い出します。

全人類〜!!!読んでください〜!!!😭✨

【電子限定おまけ付き】きんいろの祝祭
作者:中庭みかな
金色の瞳を持つ「きんいろ」は、契る主にのみ瞳を許してその国を豊かにし、災厄から守る存在。イルファは自分が”できそこないのきんいろ”と知っていたが、そんな彼も花嫁として辺境の小国へ遣わされることに。しかし、頑なな心を解いていくイルファがやがて愛し愛されたのは、契るべき王ではなく王の忠実なる侍従―優しく生真面目なカヤで…!?

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M/Mロマンス小説編

①イーライ・イーストン

わんこ愛が止まらない❤️
犬の一途な愛に泣かされたいあなたへ

イーライ・イーストンの代表作といえば、「月への吠えかた教えます」シリーズ。

人間とたくさんの愛情を交わし合い、「人間に変身できる」という能力を身につけたわんこたちの物語です。

どの攻め・受けわんこも、とにかく一途!一度愛した人を死ぬまで愛し続けます。これは実際のわんこも同じ。

わんこを飼ったことのある人は胸をかきむしられるような切なさと愛しさでいっぱいになるでしょう😭

わんこ愛に溢れているだけでなく、ゲイフォビアの家族との確執や犬の殺処分問題など、根深い社会的問題にも触れていて、読めば読むほど、社会、愛について考えさせられます。

一人一人のキャラクターを愛いっぱいに丁寧に描いてくれる、イーライ・イーストンの作品。

心を温かく包み込まれる、でもリアルな視点も忘れない。そんな作品を読みたい時にオススメです。

月への吠えかた教えます 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イーストン
人生に挫折したティムは新種のバラをつくることで負け犬人生をやり直そうと、ひとりマッドクリークにやってきた。ところがその街は、人間に変身できる能力を持つ、特別な犬たちが暮らす犬たちの楽園だったのだ。よそ者にも優しいその街で、保安官・ランスはティムがマリファナ栽培に関わっているのではないかと疑っていた。

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ヒトの世界の歩きかた 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イーストン
人間に変身できる特殊能力を身につけた犬「クイック」たちが住む町・マッドクリークの正式な保安官助手となってはりきるローマン(ジャーマンシェパードのクイック)はDEA(麻薬取締局)の会議で、数ヶ月前の麻薬組織摘発作戦で救出したマットと再会する。マッドクリークに派遣されたマットとローマンは休日を一緒に過ごし、互いに好感を抱き始めるが……!?不思議な町・マッドクリークで繰り広げられる犬と人間の信頼と愛情を描く、好評の「月吠え」シリーズ第2弾!

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星に願いをかけるには 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イースト
故郷マッドクリークに戻り、クイックの遺伝子を研究しているジェイソン・クーニックは、「いたわり犬」として多くの人間の最期によりそってきたクイック、マイロに出会う。引き受け人が決まらないマイロを見かねたジェイソンは、彼と同居することに。そんなある日、町に戻ってきたクイックから未知のウィルスの感染が発覚し、保安官・ランスが倒れる――。

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すてきな命の救いかた 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イーストン
つらい体験から人間不信になったラブラドール・レトリーバーのサミーは、保護施設を脱走し、人間に変身できる犬たちが暮らすという楽園のような町マッドクリークを目指す。逃げた犬(サミー)の足取りを追ってきた動物愛護活動家のラヴは、たどりついた町のダイナーで、犬と同じチョコレート色の髪を持つ美しい男の姿を見るのだった……。人気シフター・ロマンス、月吠えシリーズ第4弾!

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狼と駆ける大地 「月吠え」シリーズ
作者:イーライ・イーストン
体は大きいが内気なジウスは、内に秘めたセント・バーナード犬の能力を最大限に活かすことができる、マッドクリーク捜査救助隊の一員となったことに誇りに感じていた。ある日地震現場に駆り出されたアラスカで、ジウスはハスキー犬シフターのティモに出会い、強く惹かれる。だがティモの群れではオス同士のつがいの関係は許されていない。

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②J.L.ラングレー

海外流 人狼×オメガバース!
差別を乗り越え、愛は成就する!

J.L.ラングレーの代表作といえば、「狼を狩る法則」シリーズ。

自分の意思で狼になったり人間になったりできる「人狼」である男たちの物語です。

ゲイ嫌いの親友、白人嫌いの母、三度も命を狙われる恋人、そこから始まるラブ&サスペンス!

匂い立つような濃厚な濡れ場があったかと思えば、キートンが狙撃されたりとハラハラドキドキのシーンも。

愛と血と感動に溢れた、サスペンスBLの不朽の名シリーズです。

「Xファイル」「クリミナル・マインド」などの海外の上質な長編サスペンスドラマがお好きな方には特にオススメです!!

狼を狩る法則
作者:J.L.ラングレー
人狼で獣医のチェイトンは「メイト」に会える日を子どもの頃から楽しみにしていた。そんなある日診療所に一匹の狼が運び込まれ、自分の心と体の共鳴から、チェイはドアの向こうに運命の相手がいると確信する。しかしそこにいたのは傷を負った美しい男だった—。

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1巻「狼を狩る法則」のみ、上下巻でコミカライズされています👇

狼を狩る法則《コミック版》(上)
作者:麻々原絵里依,J・L・ラングレー
人狼の獣医・チェイトンのもとに担ぎ込まれた怪我を負った狼は、チェイトンの運命の相手、メイトだった!? 北米発、人狼たちのスイート・ロマンス、待望のコミカライズ!!

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狼を狩る法則《コミック版》(下)
作者:麻々原絵里依,J・L・ラングレー
キートンの命を狙うのは誰?その目的は――!?そして二人は家族の祝福を得られるのか!?

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恋する狼 狼を狩る法則
作者:J・L・ラングレー
会社移転の調査のためにやってきた街でデヴリンは人狼たちが争っているのを目撃し、レイプされかけていた群れのオメガを助けた。その美しいオメガ、レインに目を奪われたデヴリンだったが、レインの匂いはデヴリンの下半身も刺激する。そうバレンタインデーのその日、メイトの二人は出会った――。

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狼の遠き目覚め 狼を狩る法則
作者:J・L・ラングレー
人狼の私立探偵・ジェイクの伴侶<メイト>・レミは、父親・ダークの暴力に支配されていた。レミの心を自由に解き放ちたいと願う一方で、ジェイクはレミの存在に狂おしいほどの支配欲をかき立てられていた。そんなジェイクの思いに包まれたレミは、勇気を出して封印していた記憶と向き合う。 それは目を背けたくなるような悪夢のような記憶だったーー。

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狼の見る夢は 狼を狩る法則
作者:J・L・ラングレー
大学入学でジョージアにやってきたマットは、友人の兄であるオーブリーの家に同居することになった。二人はメイトだったがオーブリーはホテルチェーン、レイノルズグループの社長で、今後群れの統率者(アルファ)としての責任を負う立場。自分がゲイであることを公にして会社に不利益をもたらすことはできない。

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③T.A.ウェブ

愛する人にはもう会えない
あの日に戻れたなら…

T.A.ウェブの代表作といえば、「この喝采を彼に」。

主人公のマシューは、エイズ対策に100万ドル(約1億930万円)近い寄付金を集めているドラァグクイーン。彼が高校・大学時代に幼馴染のパトリックと付き合っていたことを回想するように物語は展開します。

パトリックは美しく、マシューはずっと片想いをしていましたがなかなか言えず…そんな時、パトリックはたまたまバーで見知らぬ男に誘われ、セックスをしてしまいます。

ネタバレしてしまいますが……その男はエイズ患者でした。

瑞々しく美しい青年は、坂から転がり落ちるように痩せ細り、不調を訴え始めます。必死で看病するマシュー、愛していると言い、涙ながらに抱き合う2人。

読みながら、何度も声を抑えきれないほど嗚咽しました。

この後の2人は、ぜひ本編を読んで確かめてみてください。

正直言って、これほど…感動のあまり言葉が出てこないBL作品にはもう出会えないかもしれません。

エイズという重厚なテーマへの挑戦、そして繊細な心理描写を短編でやってのける文才…奇跡としか言いようがありません。

人生をかけて推したい、素晴らしい名作です😭🏆✨

この喝采を彼に
作者:T.A.ウェブ
記者のポールは、クラブの楽屋でマシューというドラァグクイーンにインタビューする。大柄で毛むくじゃらのマシューは18歳の時から30年近いドラァグクイーンのキャリアを持ち、エイズ対策に100万ドル近い寄付金を集めている。そのモチベーションは、とたずねられたマシューは、昔の恋の話を始めたー1980年代、それは甘く苦しい運命の恋だった。

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まとめ

商業誌BL推し作家さんTOP3、いかがだったでしょうか?

あなたの気になる作家さん・作品はありましたか?

紹介した作品の中でも、短編の「この喝采を彼に」なんかは220円程度で購入できるので、試し読み感覚で挑戦してもらえると嬉しいです。

これをきっかけに、あなたが「商業BLって面白そう!」と興味を持ってくれたら、こんなに幸せなことはありません!😆✨

ぜひ奥深い商業BL沼に足を踏み入れてみてください🐾