C.S.パキャット「叛獄の王子」のネタバレ感想

小説

C.S.パキャット「叛獄の王子」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人におすすめなのかなど、ネタバレ感想とともにご紹介します。

登場人物とあらすじ


狡猾な美貌の敵国王子と兄に裏切られ敵国に奴隷として売られた元王子 のお話。

ヴァーレとアキエロスという、犬猿の仲の大国。

二国間での大戦の後、和平の証としてアキエロスの新王からヴァーレの王子、ローレントに贈られたのは、手負の獣のような男だった。彼の正体は、死んだとされているデイミノアス王子(デイメン)。

デイメンはどうにかして自国へ戻ろうとするが…。

 

こんな人におすすめ

  • 古代ヨーロッパの戦争モノや歴史モノが好き
  • 宮廷内の政治、駆け引きが好き
  • 男達の血生臭い戦いの物語が好き

 

感想

ヴァーレという敵国内で自国へ帰還する執念を燃やし続けるデイメンに、ひたすら感服します。瀕死になるまで鞭打ちされた時も、決して絶望せずむしろ自国への愛や執念を深めているさまに戦きました😨

宮廷内の汚穢に塗れた人間関係に吐き気を催しつつも、真っ直ぐなだけのデイメンが宮廷内での計略を紐解き、それを利用しようと変化していく様子に、読むほど惹きつけられます。

領地の大部分を叔父に剥奪され、わずかな兵たちと共に追いやられたローレント。アキエロスの国は、デイメンは、ローレントはどうなるのでしょうか?⚔🔥

外伝「アキエロスの調練」は、優美な描写が逆に痛々しく、胸を抉りました。

決して口づけをすまいと避けていたのはカリアスの方だったにも関わらず、彼は口づけをすることでエラスムスを陥れました。

これは、彼がエラスムスを助けるためにわざと奴隷に身を落とさせ、敵国へ彼を送り出したように思えます。そして、悲鳴が聞こえたというくだりから、私はカリアスは死んでしまったのではと想像しているのですが…。

ただただ愛玩されるためだけに育てられてきた美しい宮廷奴隷のカリアスとエラスムス。

世が世なら2人で愛しあえたかもしれなかった。でも、時代が、彼らの身分がそれを許さなかった。涙が溢れ、嗚咽が押さえられませんでした🤦‍♀️

きっと、カリアスは自分のできるすべての力を使って、カストールをアキエロスの宮殿から出そうとしたのだろうと思いました。これから始まる、あらゆる宮廷だけでなく国内外で勃発する戦争に巻き込ませないために。

ヴァーレでは兵士達に遊びと称して焼鏝で足を焼かれ、犯され、怯え震えていたエラスムス…彼にはどうかトルヴェルドと共に幸せな余生を過ごしてほしいです。

登場人物が多いので人の名前が覚えられないかもと不安だったのですが、読んでいると不思議と頭に入ってきます。それぞれのキャラの個性が強いから、覚えやすいのかもしれません🤔✨

情景描写が丁寧で、生まれたままの豊かな自然や金銀宝石でこれでもかと装飾された宮廷内のインテリアなどがまるで目の前に見えるようでした。素晴らしかった!😭

早く続きが読みたいです!😭❤️❤️❤️

 

まとめ

「叛獄の王子」はシリーズもので、全3巻+外伝1巻が発売中です。今回読んだのは1巻。

3巻でこの壮大な物語が完結するのか!!??

と衝撃ですが、続きが気になってたまりません😆🔥

ヴァーレとアキエロスという人々の気質も文化も全くことなる敵国同士がどうなっていくのか?それぞれが自国内に大きな火種を抱えた状態なのが気になります。

そして、死んだとされているアキエロスの王子、デイミノアス(デイメン)はいつ正体を表すことができるのか?自国に帰還し、地位を取り戻すことができるのか?ローレントは王として即位することができるのか?

気になることが山積みです…!🥺✨続きが楽しみだなー!!

皆さんもぜひ読んでみてください!📖✨

 

 

この記事を書いた人

たこわさ
たこわさ
夜明けの腐女子。樋口美沙緒先生「パブリックスクール」・葵居ゆゆ先生「愛傷コレクション」・伊勢原ささら先生「嫌われ魔物の大好きなひと」が愛読書。スパダリ執着攻め×一途健気受けが死ぬほど好き。