ジツヤイト先生「旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
幼馴染でハイスペック・ハイスキルの勇者×広大無辺の包容力を持つがゆえに「鈍感」な宿屋の息子 のお話。
<あらすじ>
『最初の村』っぽい村の『宿屋の息子』として異世界転生をしたルースは、前世では外見が「熊男」で女性にモテず童貞のまま三十一歳で世を去ることになってしまったが、今世では夢にまで見た「美青年」になり、田舎でスローライフを楽しみながら、前世では叶わなかった「女性との恋愛&結婚」を夢見るものの玉砕ばかり。
なぜならば、今世は前世と違って、スレンダーな美形よりも筋肉モリモリの熊男がモテ基準の世界らしく…。
そんな中、『勇者』だと発覚した幼馴染のアレクが「世界を救うために旅から帰ってくるまで待っていてほしい」と懇願してきて…?
こんな人におすすめ
- 壮大なファンタジー小説が好き🦄✨️
- 主人公総受けのお話が大好き👨❤️👨
- スパダリでちょっと腹黒な溺愛執着攻めが大好き👿♥️
ネタバレ感想
旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない
書籍化されたのは物語のほんっと〜〜に序盤のみなのが惜しいです。web版の「最初の村の勇者は幼馴染の可愛い女の子と結婚する……はず」から「王都の騎士団長様は婚約者の令嬢がいる……はず」の番外編までが収録されています。
1巻は全4章です。
1章はハイスペの幼馴染アレク(攻め)が勇者として都会に行ってしまい、残ったルース(受け)が村の危機に立ち向かうお話です。アレクと入れ替わりで来てくれたアクシス(イケメン騎士)との絡みが多く、アクシスと結ばれるのでは!?と焦ってしまいました😂
2章は謎掛けのような感じで、終盤でアレクがルースの危機に駆けつけてくれます。4章でやっと二人は結ばれるんですが、まだまだ村自体にも謎が多く、どうなるのかハラハラ。
旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない2
ハシ村が吹雪に閉じ込められる「断絶の5日間」にルースの宿屋で起きる密室殺人事件のお話です。web版の「亜人の国の王子様は後宮とか持っている……はず」と、番外編までが収録されています。
ルースの宿屋に避難したのが、隣家に越してきた浮世離れした美形・ウォノク、旅人である戦士と亜人のカップル、魔族史上主義の青年、そしてルースが保護した奴隷印を持つオオカル(狼に似た動物)であるキア。殺人事件は無事解決したものの、登場人物が増えるほどこの物語がどこに行き着くのか謎は深まるばかりです。アレクが「メール」を知っていたのも謎ですし、アレクの戦いに終わりがあるのかも分かりません。一体どうなるのか…。
以下はコミカライズ版です。
旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない 1
小説でのマクシム登場あたりまでが描かれています。
描き下ろしは、勇者として旅立つアレクがルースのことを好き過ぎるお話です。勇者として旅立つ前にルースに思いを伝えて初えっちした後、最中のことを反芻しつつも、アレクはルースが男にモテるのを心配します。アレクはルースに魔術を宿した腕輪をプレゼントしますが、これがアレク不在の間もルースを守ってくれます👍️✨️
旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない 2
なんと打ち切り…せめて小説版だけでも完結をと願っていますが、先はかなり長いので叶うかどうか…。
強者のいなくなった村は次の魔物の襲来に備えて、王都から騎士団を呼び寄せます。騎士団長のマクシムは、ルースに一目惚れ。しかし紳士な彼はルースに思いを告げることなく立ち去ります。
一方で、勇者として旅をしていたはずのアレクは突然の転移魔法で村に戻ってきます。彼の師匠らしい魔法使いのおじいさんのおかげで村は魔物の襲来から救われます。
さらにこの国が崇めている4つの神のうち、アレクが「勇者」との信託を受けたのは、愛情の神・アリストテレシア。ところが愛の神である彼女の信託が強制力を持つのはおかしいとか、王都では神気の女神ゼノビアの方が周知されているとか、神々についての話も匂わせつつも終わってしまいました。最終的にアレクはまた旅に出てしまい…不時着感がいなめないラストでした。
まとめ
めちゃくちゃ面白い!!!
超鈍感な受に翻弄される美男子達の王道ラブコメと思いきや、「猿の惑星」的なSF・ミステリー展開に仰天させられます😳✨️
小説版、コミカライズ版ともに未完状態ですが、Web版は2021年6月19日に無事完結しました。先が気になる方はこちらで要チェックです⬇️
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