「アマプラ同時上映会」第94弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
今回観るのは、第41回講談社漫画賞受賞作品「将国のアルタイル」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp: 将国のアルタイルを観る | Prime Video
戦争孤児が戦争のない国作りを目指すお話。
<あらすじ>
将軍と呼ばれる為政者たちの治める草原と砂漠の国・トルキエ将国。
12年前、隣国・バルトライン帝国との戦争で母を失ったマフムートは、平和な国にしたいと希い、トルキエ史上最年少で将軍となった。
しかし、交易で得た巨万の富をもって安寧を取り戻したトルキエに対して、再び帝国の侵略が始まる。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 中東の歴史的モノを読みたい🇹🇷
- 美少年が大活躍する作品が読みたい🥺✨
- 各国間での戦略戦が大好き❤️
ネタバレ感想
01. 犬鷲の将軍
<あらすじ>
トルキエ将国と一触即発の状態にあるバルトライン帝国、その大臣が両国の国境近くで暗殺された。
バルトライン帝国は、現場にあった凶器から、暗殺の首謀者をトルキエに属する人間であると主張し、責任者の提供がなければ宣戦布告と見なすと通告する。
理不尽な二つの選択に迫られたトルキエ。
トルキエ歴75年3月 飾り帽子のイブラヒム総督はマフムートと同期、マフムートの将軍(パシャ)昇格を祝っていました。たった4年で一兵隊から最年少で将軍になったマフムート。
踊り子シャラが女性慣れしていないマフムートを祝いの席でからかいます。今後も関わってくるのかな、マフムートの寝室に勝手に上がり込んだりとやけに絡みますね〜。
街で盗みを働いた男の腕を脚で折る、犬鷲のイスカンダル…!すごいです!剛力!!
12年前、バルトライン帝国の奇襲によって始まったトルキエ将国との戦争は、わずか数ヶ月で終わりました。しかしその後のニ国の関係は一触即発状態でした。
マフムートが将軍に昇進したのと同じ頃、トルキエ将国の西の外れ、国境近くでバルトライン帝国大臣フランツの遺体がトルキエ将国の文様の入った矢が刺さった状態で発見されます。
帝国の怒りは凄まじく、バルトライン帝国帝都 ミヒャエル城からは「7日以内にそちらの将軍をよこさなければ宣戦布告とみなす」とトルキエ将国に文書が届けられます。
円蓋の会議場で開催される将軍会議(ディワーン)に、大将軍、犬鷲のマフムート将軍、好戦的な毒薬(ゼヘル)のゼガノス将軍、保守的な大都市(シェヒル)のカリル将軍…他多数が召集されました。
カリルはバルトライン帝国の兵力はトルキエ将国の10倍。単純に数で勝ち目がなく、12年前の戦争の繰り返しはやめるべきと主張します。
しかしゼガノスは奇襲で勝機はあると反論。
カリルと戦争孤児であるマフムートの育ての親。12年前の惨劇を繰り返さないために将軍になったマフムートの気持ちを知りつつも、カリルは優しく諌めます。
マフムートは戦争か否か以外の第三の道を探るべきと提案しますが、ゼガノスは「子供の理論だ」と一蹴。
ここまで開戦を主張するザガノスを見ていると、フランツを討たせたのはゼガノスではという気さえしてきますね🤔
マフムートはフランツを殺したのはトルキエ将国の者ではないと証明するため奔走しますが、証拠はなかなか見つかりません。
しかし、トルキエ将国では伝統的に犬鷲の雨追羽を使っていますが、フランツを討った矢には風切羽が使われていたことが発覚。風切羽を使うのはバルトライン帝国の伝統です。
マフムートはカリルにその事実を伝えようとしたが、カリルはすでにバルトライン帝国に発たされた後でした。
カリルはこれが開戦の口実だと知っていながら自分から志願したのです…なんてことだ…🤦♀️
マフムートはカリルを追い、共にバルトライン帝国へ赴きます。
ここからは回想なんですが、マフムートは12年前戦争時?に、何か流星のかけらのような光るものを見つけて、カプセルのようなものの中に入れてるんです。これ何なんだろう??
バルトライン帝国 筆頭大臣ビルヒリオ・ルイはトルキエ将国が将軍を送ってきたことから、「開戦の準備はできていない」と結論づけ、皇帝ゴルドバルド11世に「開戦は今しばらく様子見だが将軍たちがここまで辿り着かなければ開戦すべき」と進言します。
カリルは、12年前にも自分は将軍だったのにも関わらないず戦争を止められなかったことを悔やんでいました。
マフムートは12年前の戦争で家族だけでなく一族全員を皆殺しにされていました。母親を助けようと必死で水をかき集めたけれど、母親はもう死んでいた…。
カリルもマフムートも、本気でもう戦争を起こしたくないんですね…ウゥッ🤦♀️
バルトライン帝国はルメリアナで最も強大な国ゆえ、大義なく戦争を始めても咎められることはありません。にも関わらずわざわざ小細工をするのは、帝国全体が戦争を望んでいるわけではないとカリルは予想。だからこそ交渉の余地があると踏んだんですね。
そして、この一件はルイが仕掛けていたことが判明。マフムートは襲った者たちを捕らえた上でバルトライン帝国と交渉します。
ゴルドバルド皇帝はトルキエ将国の言い分を全て聞かぬうちに「全てを承認する」と言い残して去り、開戦は阻止されました。
しかしフランツ大臣の死は偶発的な事故であったと公式見解を発表し、真相が明かされることはありませんでした。
トルキエ将国の大将軍はカリルとマフムートが開戦を阻止したのに顔色ひとつ変えませんね。もしや大将軍は実はバルトライン帝国にすでに買収されているのでは?と不安です。
そして「この一件がルメリアナ大戦の引き金になった」…!?!?😨
トルキエ将国の服装、めちゃくちゃ好きです〜!!!EDのいかにも中東って感じの服装デザインが美しすぎる…。
ルイはトルキエ将国の放浪の民を買収し、砦の町ヒサールをやろうと約束していましたが…どうなってしまうの…。
「鳥籠の中で、役者は踊る」ってなんか切ないですね…踊らされているのはマフムート、鳥籠の主人はルイだろうか…。
02. 砦の町
<あらすじ>
トルキエ将国第1州の要衝・砦の町(ヒサール)でイブラヒム総督(バリ)とアラバ族の結託による反乱が勃発する。
親友・イブラヒムが反乱を起こすはずがないと主張するマフムートに対し、ザガノスは、反乱の制圧及び町の奪還を即座に決定する。
作戦に納得がいかないマフムートは、反乱の裏を探るため一人でヒサールに向かおうとするが…。
同じ窯の飯を食った親友イブラヒムが、トルキエ将国第1州の要衝・砦の町(ヒサール)でアラバ族と結託して反乱、しかも独立国家宣言まで行った…!?イブラヒムは何を考えているんだ…!?
しかしザガノスはなぜ反乱が起こることを知っていたんでしょう?それこそルイと繋がっているのか?🤔
ヒサールが落とされれば、バルトライン帝国とトルキエ将国の間を守る砦がなくなり、一直線に首都まで攻め落とされてしまう…😨
アラバ族はバルトライン帝国の民だから、アラバ族保護を名目に国際世論の支持を得た上でバルトライン帝国はトルキエ将国に攻め入った上、ヒサールを占領できるとそういうわけですね。うまい口実です。
「アラバ曲技団 兵隊の家族を無料招待」と言われただけでイブラヒムはあっさり街に彼らを入れてしまった…ザガノスの言うとおり、残念ながら平和ボケですね…。
バルトライン帝国はヒサールまで1日の距離に1万の軍勢を置いているということは、「アルトゥンまで家族を送り届ける」という約束は破られるんだろうなあ…悪い予感しかしません。
アラバ族たちが家族を閉じ込めている天幕全体に油を染み込ませているってことは、人質は殺すつもりなのか!!!😨
攻めてこない約束だったじゃないかとアラバ族が驚いていたのは、ルイがそこまで話してなかったってことですかね。
アラバ族軍4万!?!?バルトライン帝国のエルルバルデス公爵レレデリクはルイと良きライバル関係って感じでしょうか。妖艶な美女…///
イブラヒムはザガノスと本気で戦うつもりですね。徹底抗戦の構え。
マフムートはアラバ族たちの目を覚まさせるつもりで演説したけれど、結局ルイの部下にボコられて終わってしまいました。
マフムート、ここから一体どう挽回するつもりなの…!?😨
しかも次回予告的に、マフムートが独断で動いたことが逆効果になって将軍の地位を追われたりする…のかな。怖いです。
03. 将軍会議
<あらすじ>
シャラと共に砦の町(ヒサール)に潜入したマフムート。
ヒサールの住民は、アラバ族とルイの私兵・ロットウルムに捕らわれていた。
住民を救出し、反乱を収めようとするマフムートは、ロットウルムの指揮官をおびき出す。
アラバ族は帝国にとって捨て駒なんですね。人質を燃やしたらアラバ族はヒサールの民に生涯恨まれるだろうけど、それはルイの部下の判断一つで決められるくらいの軽い命なんだ…。悔しいです。ルイ大臣、死ぬ時は生まれてこなければよかったと思うくらいの苦痛を与えられて殺されてほしい。
人質を燃やさなくても将国側からは「アラバ族がヒサールを襲った」と思われてるから見つかれば殺される…つまり、いずれにせよアラバ族たちは殺される運命なんですね…。そんなの嫌だ…。アラバ族に何の罪があるっていうんだよ!!😭💢
イスカンダルが仲間を呼んで天幕を破ってくれてよかった!!!😭
イブラヒムは総督失格なんだろうか…もし生き延びてもザガノスに殺されそうです。
レレデリク公は何というか…粗暴さが盗賊の親玉とかっぽいですよねw
アラバ族たちを引き入れることを許したのはザガノスだと!?ザガノスとルイが繋がってる説、あります…?😨
4万のアラバ族の軍勢を引かせるために騙されていたアラバ族を解放したマフムートは英断だと思うけど、ザガノスは皆殺しにすべきだったって憤慨してますね。
え!?なんで!?マフムートだけ降格の上、無期限謹慎処分!?
ザガノスとイブラヒムにはお咎めなしなのに…。
マフムートが想像しているとおり、いよいよ戦争が始まるかもしれない…。
カリルもザガノスも、ヒサールをきっかけに戦争を始めようとしていることを密偵から聞かされて知っていたから、予め毒の用意とかもできたんですね。なるほど。
マフムートは社会的立場よりも親友への思いを優先させたことが結果、社会的地位を失うことに繋がったわけですが、密偵との連絡手段をザガノスがくれた心を図りかねます。
マフムートは結果的にトルキエ全体を救えたのにな…。
グラダットはcv櫻井孝宏さん〜!!!ええ声〜!!!!!
ザガノスの密偵の居場所をルイは知っているのか!?すご!?
マフムートはどんなふうに成長していくんだろう…希望を失わないマフムート、すごいなあ…尊敬します。これからが楽しみ!
04. 犬鷲の共闘
<あらすじ>
砦の町(ヒサール)の一件で将軍(パシャ)から降格したマフムートは、カリルの言葉から自身の未熟さを知り、将軍を名乗るに相応しい人間となることを決意する。
後日、再建された故郷の村を訪れた彼は、ザガノスが作り上げた密偵網「目と耳(ギョズ・クラック)」の長官であるスレイマンと出会う。
スレイマンも同じ村の出身と知り驚くマフムート。
将軍ではないマフムートが戦争を止めるためにできること…何なんでしょう。マフムートの一族皆殺しにされた村、一応残ってたんですね。でも知り合いはきっとみんな死に絶えたはずですよね。
ザガノスはピラミスという、泉で祈りを捧げる時に使う水晶の中でも特別輝きの強いものを伝達係たちに渡しているようです。
カリルの旗持ちのバルバロスはクラック(耳役)と呼ばれる情報伝達の繋ぎ役で、水の精霊を祀る社に必ずいるとか。
ここ1週間でルイによって次々クラックが殺されている…マフムートの身も危険ですね。
ザガノスが作り上げた密偵網「目と耳(ギョズ・クラック)」の長官であるスレイマンはなぜマフムートに会いたがっているのでしょう…?🤔
スレイマンも犬鷲の使い手なのか!!マフムートもスレイマンも、トゥグリル族の最後の生き残り同士なんですね。生き残りがいたんだ…嬉しい、泣けてきます。
イスカンダルは雄鷲。鷲は雄の方が小さいんですね。
12年前、スレイマンは自由と芸術を愛するフローレンス共和国にいました。
ジョバンニ公の鷹匠として暮らしていましたが、村が壊滅したと聞いて帰国。一族が皆殺しにされたと聞いて発狂するスレイマンでしたが、他の将国の民たちはトゥグリル族が死んだおかげで他は救われたからよかったと思っているため疎ましがられます。
未来を見失ったスレイマンに「お前の欲しいものを与える」と約束したのは、当時14歳で部隊長だったザガノス。
5年後に約束通り将軍になり、スレイマンのもとに帰ってきました。
フローレンスが平和なのは情報を売り買いしているから。
スレイマンが仕えていたジョバンニ公も表向きは豪商でしたが皇帝付きの密偵なのだそう。
ザガノスは「国際政治において最も重要なのは情報」と分かっているからこそ、密偵網を張り巡らせているんですね。
喪失と悔しさを知ったからこそ戦争を止められる力が欲しいと願った、そんな2人が出会えた…ザガノス、やりますね。
しかしルイは確実に各地のクラックを殺している様子。
どうしてもひとりで突撃してしまうマフムートにスレイマンが言った「人を信じることが第一歩」に心震えました。
マフムートが戦争を止めたいと考えているなら、それは自分1人でできる範疇を越え始めましたもんね。
自分を犠牲にして上官を守るとは…帝国の兵士たちの忠誠心、恐ろしいです。
マフムートはザガノスの情報屋になるわけじゃない。これからどんな将軍に目指すんでしょう。ザガノスたちが見ている景色をいつ見られるようになるのかな。
05. 燈台の都
<あらすじ>
スレイマンの助言を受け、外の世界を見てまわることにしたマフムートは、燈台の都(ポイニキア)を訪れた。
水の社殿で耳役(クラック)・キュロスと出会った直後、警吏によって副市長コンスタンティノスの元へと案内されたマフムートは、ポイニキアがバルトライン帝国から港の一部を割譲するように要求されていることを知る。
港の割譲か帝国への徹底抗戦かポイニキア内で議会が行われることになり…。
ルメリアナ大陸南部に広がるセントロを東西に分かつ要所 ポイニキアは、かつてセントロ全域を1800年に亘り支配した大海洋帝国ポイニキアの首都。港の南端にそびえ立つ大灯台に、今も古の記憶を残しています。
ポイニキアにバルトライン帝国の船がある!?
ポイニキアが豊かなのは、切り立った水晶の崖を削って輸出しているからだそう。マフムートが持つピラミスもポイニキア産。
クラック(耳役)のキュロスから「悪い時に来た」と耳打ちされるマフムート…うう、怖い。
マフムートはポイニキアに着くやいなや、副市長のコンスタンティノスに呼び出されます。正装のグララットとすれ違ったのが意味深ですね。
帝国はポイニキアの港を帝国の軍港として割譲せよと要求、返答期限は10日。帝国艦隊はポイニキア南部のサロス国へサロス国王へ表敬訪問をしたまま居座り続けています。
サロス国は莫大な食糧供給源を持つ独立した都市国家。ルイ大臣が就任した5年前、帝国はサロス国と就航通商条約を結びました。
セントロなど12国家はいつ帝国が攻めてくるのかとこの5年間ずっと怯えていたのです。
ポイニキア高官たちによる緊急の審議に駆り出されるマフムート。
ポイニキア市長 アポロドロスは軍港を割譲すべきとの意見します。
建国から3000年、ポイニキアは灯台や水晶壁などに守られて破られたことはありません。しかし、もしポイニキアが落ちればセントロの覇権は帝国が握ったも同然です。
なぜマフムートが審議に同席させられたのか謎でしたが、コンスタンティノスによってまさか審議のダシに使われるとは。
コンスタンティノスはヴェネディック艦隊とは200年前から同盟を結んでおり、バルトライン帝国が海軍を編成したのはたかだか5年前だから海での戦いでは負けないと強気。
ポイニキアがバルトライン帝国に勝てば大陸の歴史は変わると豪語していますが、負けた時も大きく変わってしまうよ…😨💦
投票の結果、ポイニキアはバルトライン帝国に防衛戦争を開始すると国民に発表。3000年も続くポイニキア帝国の末裔がたかだか500年程度の歴史しか持たぬ蛮族には負けぬとコンスタンティノスは国民を鼓舞しています。
グララットの不穏な言葉がポイニキアの敗戦を予期させる…😨
戦が始まって15日間…ヴェネディック艦隊がまだ来てくれないということは、ポイニキア帝国に寝返ったのでは?
それか、もしやアポロドロスはポイニキア帝国の味方?😨
アポロドロスの息子かつクラックのキュロスは、マフムートがヴェネディック艦隊へ交渉に行く船を用意してくれましたが…これからポイニキアはどうなるんでしょう。
06. 黒鉄の鎖
<あらすじ>
燈台の都(ポイニキア)とバルトライン帝国の戦争は15日目を迎え、膠着状態が続いていた。
ポイニキアと同盟を結ぶ海の都(ヴェネディック)共和国からの援軍なしにポイニキアの勝利を決定づけることはできない―そう考えたマフムートはキュロスの助けを借りてヴェネディックへ向かうことを決意する。
一方、帝国兵に対して完璧な守りを固めていたポイニキアの大城壁に降伏の旗を掲げた一隻の船が現れる。
無理やり帝国に併合された他国の奴隷を救おうとポイニキアが受け入れてしまったが最後、バルトライン帝国の船を場内に入れてしまった…🤦♀️
キュロスが用意してくれた船でどうにかグララットたち先陣の侵攻を止められたけれど、グララットの剣技が鋭すぎる…!
その上、グララット曰く、彼の生まれ故郷エルルバスデスはほぼ人が住めない土地。この戦でポイニキアを奪い取れれば豊富な税収の半分をバルトライン皇帝から献上されるとルイ大臣に約束されている、だから決死の覚悟で戦っていると。そんな人たちに勝てる気がしない…😨
そして、水晶の壁を登ってきたバルトライン兵たちによって、ポイニキアの街は焼き尽くされました…。ポイニキア、敗戦だ…。
07. 古都陥落
<あらすじ>
港に侵入した帝国艦を迎撃したマフムート達。
しかし、その艦は水晶の崖からの進軍を隠すためのおとりだった。
レレデリク率いる帝国部隊の侵攻を許した燈台の都(ポイニキア)は、バルトライン帝国への降伏を決める。
アポロドロスは私服を肥やす悪い市長ですが、バルトライン帝国に全面降伏を即決したのは賢い選択だったかもしれない…。
キュロスとマフムートは共に旅をすることにしたんですね。
コンスタンティノス…誰よりもポイニキアの歴史と国民を愛した男がレレデリクに侮辱され殺された…なんて辛い最期だ…。
マフムートとキュロスはどうにかポイニキアから脱出できたけれど、海の都(ヴェネディック)艦隊がポイニキアを見殺しにした…にも関わらず一応ポイニキアに向かっていた理由が謎です。ポーズだけでも正義を自国民に見せるため?🤔
「国と個人の問題は違う、人と人を信じて外交を結ぶことこそ友好の要ではないのか」…私も同じ気持ちだよマフムート…。
船長のカピタン以上に腹心のアビリガが相当曲者っぽいですよね。
ヴェネディックの最高執政官ドージェはコンスタンティノスの親友だったからこそ、ポイニキアはヴェネディックを信じていたはずですが…キュロスの話を聞く限りでは、国益最優先で同盟など口約束程度の男、と…。
ヴェネディックグラスはポイニキアの水晶で作られたもの。他にもたくさんの加工品が輸出されているようです。
つまりポイニキアはヴェネディックの商業を支え、ヴェネディックはポイニキアを軍事的に支えるのが盟約でした。
しかしドージェがそれを裏切ったということは、商業面以上に魅力的なものがあったということ…それは何なのでしょう?
しかもドージェのほうからマフムートに会いたがっているというのも気になります。
いずれにせよ、ドージェは正義よりもバルトライン帝国に提示された何らかの利益に飛びついた最低野郎にしか思えませんが💢
ヴェネディックのバルトライン帝国派全員帝国側に裏切られればいいのに。
キュロスの「マフムートがどんなパシャになるのか見届けます」って信頼してくれる感じ、ありがたいです。このドロドロした世界の中で唯一の希望の光だ…。
ヴェネディックは500年前に騎馬民族に大陸を追われたヴェネテ人たち移民が作った国。その後もいろんな移民が入ってきたそうです。
土地は水・火・金・木・土の5種信仰ごとに区分けされています。アビリガはブレガ商会所属の私兵部隊の長で、水の精霊の信仰国 サロス王国出身なので水の街区に暮らしているそう。
そういえば、サロスは既にバルトライン帝国の手の内に落ちた国…。
おおー!!マフムートが単刀直入にドージェへ同盟破棄の理由を聞いた!!
08. 至誠の仮面劇
<あらすじ>
船団長(カピタン)ブレガに海の都(ヴェネディック)共和国に案内されたマフムートは、元首(ドージェ)ルチオに謁見する。
ポイニキアとの二国間同盟を裏切った理由を問いつめるマフムート。
しかし、ルチオの返答は、ヴェネディックは同盟の条文に反する行為はしていないという内容だった。
マフムートがパシャの任を解かれたこと、他国に知れ渡っているのかw
バルトライン帝国がポイニキアを落としたことでセントロの平和は乱れる…だからこそポイニキアを落とさないためにヴェネディックは戦艦を出すべきだとマフムートは考えていたけれど、ルチオは「水晶の貿易相手がポイニキアになろうとバルトライン帝国になろうと変わらない」「最初からバルトライン帝国に降伏すれば誰も傷つかない」と飄々と返答。
ヴェネディックにクラックはいない…なぜそんなことをアビリガが知っているんだ?🤔
へ〜ヴェネディックでは商人が軍隊を率いてるんですね。いざ戦闘となった場合は、その土地に最も所縁の深い商人が軍艦を率いることになっていると。
アビリガはスレイマンにクラックにならないかと誘われたけれど、商会同士の情報網が既にある上、ヴェネディック人はここでしか住めない人間の集まりで国への忠誠心が強いから無理と断ったそうです。
商人の国ゆえに同盟相手であっても利益にならなければ当然裏切る、それがヴェネデックのやり方なんですね。
マフムートの正義感を利用して、ブレガとアビリガは何かを企んでいますね…。
ヴェネディックとトルキエのパイプ役としてアビリガを預けるに値する男かマフムートを謀っただと!?貴様〜!!💢
ヒュウ〜マフムートがチェスに爆強なのも、敵でも道理に反していれば危険を冒して戦う勇敢な男なのも最高すぎますわ〜!!!
賭けチェスのお金でアビリガを買ったことで、キュロスに加えて優秀な部下ができましたね。
ヴェネディックは裏と表、光と影…ある意味それらがはっきりしている分かりやすい国なのかもしれませんね。
ルチオは「国を背負う者は、青臭い正義観と合理主義観も持ち合わせていなければならない」と話していましたが…うーん、塩梅が難しいな…。
09. 紅虎の将王
<あらすじ>
トルキエ将国はバルトライン帝国の侵略に備え、大トルキエ体制への移行を提案するが、四将国全ての反対により否決されてしまう。
一方、ムズラク将国の港の町(リマン)を訪れていたマフムートは、情報収集のため水の社殿に立ち寄る。
しかし、その社殿は完全に閉鎖されていた。
バルトライン帝国はポイニキア、サロス…と次々に主要国家を落とし、レレデリクとグラダットはその二国から得られる税収の五割を恒久的に与えると発表。
大トルキエと小トルキエ四国と衛星国から成る大連合国vsバルトライン帝国を大トルキエは提案しましたが、小トルキエのそれぞれの長である、ムズラク将国 将王 紅虎のバラバン、クルチュ将国 将王 百面のセリム、ブチャク将王 油商のウズン、バルタ将国 将王 睡蓮のファトマが小トルキエ構想を全員拒否。
水門のサルジャ将軍曰く、彼らは名門家の出身だからこそ併合など一時であっても許せないと。
私もザガノス将軍と同じく、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!って気持ちです。なーーに内輪揉めしとんじゃ!帝国に皆殺しにされてまうで!!😨
ムズラク将国 港の街(リマン)からウラド王国へ行き、そちらに帝国の手が及んでいないか確認する予定のマフムートたち。
アビリガはすごいですね、一目で武器商人と見分けられるのは商人ゆえとしても、地面に響く音で武器を保持しているかまで聞き取るとは。
閉鎖された水の社殿になぜ武装兵が500人以上も!?
スルタンであるバラバンの弟である翔弟 太刀持ちのバヤジットと、バルタ将国の令嬢である将姫 洋梨のアイシェがなぜ一緒に…?
スルタンの弟が何故クラックを務めているんだ…🤔
バヤジットは話が分かる人ですが、その人が「兄に戦について進言しても聞き入れてもらえない」「危険な人です」と忠告してくれている以上、会っても仕方ない気が…。
スルタンに絶対の忠誠を誓う兵、イェニチェリが一万人!?
なるほど、バラバンとバヤジットは意見が対立しているから、バラバンはバヤジットを殺すつもりなんですね?しかし、アイシェがバヤジットの姪だとは。
ムズラクは一国だからトルキエはそのように協力を要請すべきとバラバンは主張。
本人のプライドの問題かと思いましたが、実はこういう姿勢をバラバンが貫くのには理由があるんですよね(後から分かったことですが)
あ、なるほど。意見が合わないだけじゃなく、バラバンは何らかの罪を犯したアイシェをバヤジットが匿ってることに腹を立ててるんですね。
へー!ファトマはバラバンの妹なんですね。アイシャはその娘。大トルキエ帝国の思想にアイシャも賛成していたから「逆賊」とみなしたと…実の弟さえ躊躇なく焼き殺そうとするバラバンの決意の固さよ…どうか助かってくれバヤジット…。
なるほど、四将国がこれを好機と大トルキエと対等になろうとしているのは背後に帝国の援助が密かにあるからなんですね。
ザガノスはマフムートにどんな任務を与えるんでしょう。
エレノア嬢がバラバンの側に!!やはり繋がっていましたか。
しかしバラバンのイェニチェリを選ぶ基準が美醜っていうのに笑ってしまったんですが…これは笑いどころではありませんw
普通、王族と民は生涯交わらぬものです。文字が書けない、言葉が話せない、耳が聞こえないような民でも「崇拝するにたるものだと一眼でわかるようにするため」に美しいものを集めていたのでした。人間は視覚から得る情報が83%と言われていますが、バラバンはそれを感覚的に分かった上でこういう選定基準にしていたのかも。彼が暴君であり名君であると呼ばれた理由が分かります。
マフムートがイェニチェリに化けてバヤジットを救い出す作戦、うまくいくかと思われましたがあっさりバラバンに発見されます。さ、作戦失敗か!?
10. 月下佳人の舞
<あらすじ>
バラバンにより紅の宮殿で軟禁状態になっていたマフムート達は、妨害にあいながらも宮殿から脱出する。
しかし、宮殿の外にはロットウルムが待ち伏せていた。
戦闘の末、ロットウルムの襲撃を退けるマフムートだったが、その背後にはムズラクの騎兵隊が迫っていた。
マフムート、どうにか逃げのびられてよかった…😭
それにアイシャもバヤジットも無事生きてました!
トルキエ将国の将軍会議では四将国スルタンの退位を決定。「四将国内の反スルタン勢力を集めて武力反乱を指揮せよ」とマフムートに命令が下ります。
め、命令があまりに過酷すぎる!😨マフムート、頑張れよ…!!!
まず四将国のうちブチャク将国へ向かったマフムートたち。スルタンに近い位置に、反スルタン勢力はいるのでしょうか。
wwww バラバン、宮廷画家に指名手配画を書かせただけあってうまいですww
顔が割れているマフムートは、女装してブチャク将国へ潜入。めちゃくちゃかわいいwwww
道案内してくれるスレイマン曰く、ブチャク将国の首都ムジュヘルで研磨された宝石がトルキエの首都アルトゥンで加工され、トルキエリとして10倍の値がつくとのこと。10倍ィ!?!?
帝国から直接つながる新街道が完成すれば、ブチャクは交易の中心地という地位を確立できます。ムズラクは独立という名誉、ブチャクは富で帝国に買収されたんですね。
ブチャク行きとクルチュ行き、二手に分かれる一行。
スレイマン、バヤジットはブチャク将国で反トルキエ派探しに。マフムート一行とアイシャは彼女の婿になる予定のオルハン将太子がいるクルチュ将国へ行きます。
オルハンはアイシェに対してとても友好的に見えますが、これは演技じゃないですよね…?(疑心暗鬼)
クルチュ将国の将王セリムはバラバンの言いなりだと息子も不安げなのに、アイシャはセリムと話をしたいと自信満々。なぜなんでしょう?🤔
ムズラク将国は良い馬が育つ軍事国、ブチャク将国は宝石が名産の産業国。ですが、クルチュ将国は資源が乏しい弱小国。謀反を誘われたら断れない立場のようです。
な、何ィィーー!?!?アイシャの言ったとおりだ!!!
マフムートたちが捕らえられていた牢に、セリム自らが隠し扉から来てくれました!!
周りに帝国の監視がいたから本音を言えなかったんですね。オルハン、アホの子だけど心根がいい子だ…😭❤️
アイシャはクルチュ将国を親トルキエ派に覆す計画を提案します。それは「親トルキエ派であるアイシェとオルハンが結婚すること」。
誰と結婚するかはギリギリまで伏せておいて、結婚式に各国スルタンを誘い込み、全員を殺害。もしくは、誘い込めなくても結婚したことで帝国との盟約は破棄できます。
いずれにしても素晴らしい策では!?アイシャ賢い。
ブチャク将国では、その商才の高さから、武器商のイスマエルが45人いる将子の中で一番贔屓されている様子。
しかしバヤジットたち、ブチャク軍に捕られてしまったのだろうか…。
ほっほーーー!!!イスマエル!!!やるやん!!!
帝国との道ができて栄えたら、たしかに絶対その場所を誰もが欲しがりますよね。
元将王ウズンは単に街が栄えて帝国の庇護を受けられると喜んでいるけれど、街が各国の争いに巻き込まれるならトルキエの庇護のもと商売できる方がいいというイスマエルは賢い…。
ブチャク将国、ムズラク将国、バルタ将国の兵力は23500、対してバヤジットたちの兵力は5600。
バヤジットが77丁の東弓を持っていたことが決定打となり、協定成立…!当時は銃って相当レアだったんですかね🤔
11. 剣の将太子
<あらすじ>
クルチュ将国の将太子(プレンス)であるオルハンの結婚式に集まった将王(スルタン)達を暗殺する計画を立てたマフムート。
その計画はトルキエ内に伝わり、トルキエからの式典の出席者として十三人の将軍(パシャ)の一人であるサルジャ将軍(パシャ)が選ばれる。
しかし、四将国の将王(スルタン)達に信頼をおいていたサルジャは、その計画をバラバンに漏らしてしまい…。
アイシャは昔からバヤジットを慕っていたんですね。バヤジットとバラバン、こんな未来になるなんて予想もしなかったよな…🤦♀️
早速クルチュ将国は挙式の準備をします。
サ、サルジャ大馬鹿者ーー!!!四将国は対等であるべきなんて話したらトルキエ将国もムズラク将国も敵に回すことになるんやぞーー!!!
大将軍、スルタン贔屓で有名な者ばかり結婚式に行かせるとは辛辣ですね…。
ほほ〜!奇策!マフムートはシャラたち踊り子たちに「今のスルタンたちは反逆者だ」という公演を四将国内で半年間続けてもらうことによって民衆の心を掴むつもりなんですね。
サルジャ、よりにもよってバラバンに計画を漏らすとは…。
バラバンは自分の意思で生死を選ぶことができない状態が歯痒い。だからトルキエを裏切ると。
でも結局帝国側についたら、帝国に攻め落とされるのではという気もします。そうさせない策が何かあるのかしら…?
ええ〜…!?最初は四将王を暗殺する予定だったのに、全軍事力をクルチュ将国に集められたらマフムートたちもクルチュ将国も絶対死ぬやん…!!
ザガノスからマフムートへは、「5日以内で各国首都を占拠する。そちらは兵を惹きつけて持ち堪えよ」と無茶な注文が入ります。
アイシャはバヤジットのことが好きなのか…。ああああああ待って待ってオルハンに2人の逢瀬が見られてた!!!これ計画に支障をきたすのでは!?!?😨
オルハン…かわいそうに…「愛されていないならせめて良き夫、王であれ」と息子に言わなくてはいけない父も辛いし、それを「はい」と受け入れなくてはいけないオルハンも辛い…胸が苦しい…なんでアイシャはオルハンを好きじゃないの…アイシャを一生懸命愛してるオルハンがかわいそうだ…。
一方、バヤジットは愛する兄、バラバンのそばを歩きたかったと後悔しています。かわいそうに…。
あああああ…マフムート、オルハンのもとへ駆けつけるのが一足遅かった…オルハン自身に父を…殺させてしまった…。
泣き虫のオルハン、父の仮面を持って民衆の前に現れ、トルキエ側につくことを民の前で発表します。愛するアイシェを守るため、一日でなんと強くなったことか…いや、非情な王にならざるを得なかったんですよね。
優しいオルハンに父殺しなどさせたくなかったです。オルハン…妻に愛されていないことに加えて父まで殺さなければならなかった…辛かったろう…ごめんね、ごめんね…。
12. 奇岩会戦
<あらすじ>
将軍会議(ディワーン)から届いた一通の伝書によってマフムートに下された命令—それは、ムズラク、ブチャク、バルタの三将国の軍勢をクルチュに留め置き、その隙にトルキエ軍が三将国の首都を制圧するという作戦だった。
三将国の大軍が目前に迫るなか、トルキエからの援軍を期待できない危機的状況にマフムートは、一つの策を実行にうつす。
トルキエ歴75年8月31日、クルチュ将国 首都 奇岩の町 藍の宮殿の周りを三将国軍23500強が埋め尽くしました。イスマエルの算段どおりですね。クルチュ将国側はやはり5600あまり…。
ああ…サルジャ…殺されたか…。バラバン、捕らえたものをいたぶる趣味があるっていうのはちょっとアレですね(アレとは)
バラバン、クルチュ将国側に兵を揃えて5000に設定。
総指揮官であるバラバンを倒せばこの三将国軍を瓦解できるとマフムートは考え、木の枝を使って馬を怯ませたり、砂煙で敵兵を撹乱したりと奇策でムズラク将国の兵たちを翻弄します。
そして、袋小路に追い詰め、岩を落として次々と兵を轢殺。生き残ったバラバンを、バヤジットが東弓で何度も撃ち抜きます。
しかしここで…バラバンの最期の言葉が予想外すぎました…。
バラバン「貴様だけは…絶対に許さん…!私に嫌気がさしたか、いい加減愛想が尽きたか!ええ!?」
バラバン「あんなに俺を…愛していると…言った…くせに…」
バヤジット「いません…兄上以上に愛した人など、この大陸のどこにもいません…」
ねえええええええええ!!!!!!(大号泣)これバラバン×バヤジットじゃないですかァァァ!!!!!!!
しかもね、血塗れの兄の手が自分の頬に添えられた時、バヤジットはまだ自分が敵であるバラバンに傷付けられるのではと体を硬くしてるんですけど、バラバンの縋りつくような瞳を見て、すっと体の力を抜くんですよ。バラバンと同じ瞳をするんです。
自分はどうして愛する人にこんな顔をさせてるんだろうって、兄上を嫌いになったんじゃないんです違うんですって、そういう目をするんですよ。バヤジットが。
バラバンの心は、ずっと少年のままだったんですね…。帝国の罠だと心のどこかで知りながらも、父をトルキエのせいで失った悲しみを憎しみに変えて独立したかった、それに弟も従ってくれると実際に殺されてしまうまで心のどこかで信じていたんだ…。
内山昂輝さんの「いません…」の演技が本当に…心の底から苦しんでいて…もう…。
中井和哉さんの「あんなに俺を愛していると言ったくせに…」も本当に素晴らしかった。血を吐きながら必死で立っている息遣い、ウウ…ウウ…何度も何度も見返してます。二万回は見ました。
13. 内乱終結
<あらすじ>
地形を活かしたマフムートの策によって、三将国軍とその総指揮をとるバラバンを分断し、クルチュ軍は三将国軍の動きを一時的に止めることに成功した。
しかし、バラバンの不在にしびれを切らしたウズンは独断でクルチュ軍へ攻撃を開始する。
戦力差によって徐々に押し込まれ、クルチュ軍の陣形が崩れかけたその時、金色の装備をしたアイシェ率いる騎兵が現れ…。
ウズンの18000の兵が攻めてきたのには焦りましたが、今回の戦いはバラバンの采配頼み、更には三国のトルキエへの反逆もバラバンの軍事力頼みだったことから、バラバンが亡くなったことで各将一気に撤退の構えに。
へ〜ブチャクでは子供が生まれたら別々の商会に預けられて他人同然に育てられるんですね。そして玉座をめぐって骨肉の争いをすると。
バラバンとバヤジットのような愛し合う関係とは正反対ですね。楽しそうに父の命を狩れるイスマエルの狡猾さがちょっと怖いな…。
バルタ将国はファトマ亡き後どうなるんでしょう。
先代のバルタ将国王が病死した後はアイシャの弟が成人するまで母であるファトマがスルタンを務めていましたが、それを不服とした国王の弟カシムがファトマを排除しようとしました。
そこでバラバンがファトマを支持し、カシムを討ちましたが、自分を頼らせるためにカシムの部下たちはそのままにしていました。
弟ケマルが15歳になるまでアイシャが後見人を務める、さらにはファトマは死んだことにしてこっそり会うのを許すとマフムートは決断。これが最善、なのかな。
トルキエ歴75年9月1日、四小国の内乱終結。すごい。超迅速。
バラバンの首は埋葬の時、ちゃんと繋がれたんですね。よかった………バラバン、どうか天国では愛する人に囲まれて幸せに暮らしてください……。
ブチャク将国、バルタ将国、ムズラク将国に攻め入らんとする13人の勝軍に、マフムートによる四将国への勝利の報が届いた…!12年ぶりの大トルキエ体制が成立!!!!😭👏✨素晴らしい功績だマフムート!!!!!
ウッたしかにルイが言うとおり、今回の件で帝国の軍事力を全く損なうことなく大トルキエの軍事力は大きく削がれましたね…。
サロス王国から秋の小麦が届き次第、大トルキエに侵攻…😨😨😨
おお〜〜いやイスマエルの言うことめっちゃ分かります。
「マフムート将軍は人が死ぬのを恐れているけれど、戦いで相手に怯んだり、自分が死ぬのを恐れない。大義のために戦える。つまり兵たちを幸せに死なせられる」。
人を自分の意のままに鼓舞できる才能がありますよね。
そして四将国の新たな将王たちはすでにもうマフムートのためなら死んでもいいと考えているとまで、イスマイルは断言。あの人を見る目に長けたイスマイルにここまで言わせるとは!マフムート、すごい求心力です。
マフムートがまたパシャに戻れた!!!!よかったー!!!
大トルキエは7000の兵を失った…のに、先制攻撃をしかける!?どういうこと!?
マフムートは軍に頼らない戦いをするために、外事局初代局長に就任しましたが、具体的に何をするんだろう?
おおお…ザガノスはまだ自分の情報網を使わせてくれるんですね。言葉は厳しいけど、態度は優しいです。ツンデレだな〜❤️
14. 隊商の娘
<あらすじ>
将軍(パシャ)に復帰すると同時に外事局初代局長に就任したマフムートは、トルキエの経済力をもってバルトラインに先制攻撃を行うため、東方交易の一大拠点である銀色の都(アルギュロス)へ向かう。
しかし、町を取り仕切る三大商人・ラフモノフはトルキエ将国に肩入れすることを嫌い、マフムートの申し入れを拒絶する。
そんななか、父親の手形を引き継いだばかりの少女、ニキに出会い、マフムートはある計画を持ちかける。
マフムートは東方世界との貿易にも力を入れたいと考えており、三大商人ラフモノフの館がある銀色の都アルギュロスに向かいます。
しかし、商売をするための手形を出すことも、国に援助することも拒否されてしまいます。
一方、バフラームキャラバンのニキ嬢は、ラクダ乗りに加えて30年間取引していた先をイドリスキャラバンに奪われていました。
しかしいくら手形商でも、父親が死んだ途端雇われ先を鞍替えされても文句は言えません。
父親の実績だけで手形商になれるものなんですね…手形商として認められるのはいろいろ条件がありそうなのに、この緩さは不思議ですね。
ほほ〜〜マフムートはアルギュロスで世界を動かすような商売をしたいと。
うおおおおおトルキエリがラクダ30頭分ある!?!?
え、手形商が外国の政治家と手を結んだらもう街には入れないの!?そんな約束があるんですね。
マフムート一行、またみんな女装してるwwww トルキエリがしっかり売れてよかったです。ニキはアルギュロスの誰も見たことがない景色を見る覚悟ができてますね。父も仕事も失ったばかりなのに強い子だ。
東方の大国チニリと直接取引ができるのは三大商人のみ。マフムートはそこにニキも参入させたいと考えているようです。直販商路の独占が三大商人の権力を支えているからそれは難しいと答えるニキ。
チニリと商売がしたいのは、国として裕福かつルメリアナから最も遠い国だから。これから始める商売とトルキアが無関係であると他国に思わせるためには、遠く東方へ目を逸らしてもらうのがいいとマフムートはニキに話します。ふむ。
チニリの皇帝のためにルメリアナの珍しいものを買い付けているじいさんがいるだと!?
ワン・イーシン老師、だいぶ破天荒ですねw でもお金持ちだ!
20年前にチニリの皇帝から派遣されてきた、元親衛隊長だったんですね。
手形は持っていないけれど、チニリに贈る場合のみ制限なしに物を買い付けて良いと三大商人に認められているのだそう。
たしかに万単位でヴェネディックのグラスを買い取ってくれと言われても…既得権益を揺るがされた三大商人が黙ってないはず。
チニリの平安がなぜ得られると断言できるのか…?
す、すげー!!!!!!40万箱お買い上げ!!!!太っ腹!!!!
ワン老師曰く、「トルキエのような商業国家は他国の領土を欲しがらないが、チニリやバルトラインのような農業を基盤とする国家はことあるごとに領土を拡大する。いつかチニリもバルトライン帝国と戦わなければならないが、トルキエはそれを防いでくれると保証した」。
これはつまり今ワン老師がマフムートの言うとおりにすればトルキエが帝国からチニリを守るという約束に他ならない…!マフムートの言葉の裏を、ワン老師はちゃんと理解したからこそ乗ったんですね。
ワン老師はラフモノフに睨まれたものの、「もう見ぬ祖国に保険を残していけるのなら良い」と腹を括ってくれた模様。ありがたい…。
緩衝材の麦わらが足りない状態なのに、座したままバルトラインが足元を救われるさまを目にできる…?マジで?🤔
なるほど…!ヴェネディックは麦わらを獲得するためにセントロ全ての穀倉地帯に高速船を派遣、15日以内に20万箱の麦わらを港に持ち帰る!!
サロス王国国王ムワナイディ3世にも「通常の5倍の額で買い取る」と持ちかけるブレガ。
ヒュウ〜!なるほどな〜!グラス自体を売りたいんじゃなく、その緩衝材にする麦を帝国から掠め取るための策だったのか!!つまり間接的に帝国を兵糧攻めする作戦!!
ルイはトルキエ攻めの兵糧にサロスから小麦を買いとるつもりが、逆に買い占められたとw
ポイニキア駐留艦隊にサロスの小麦を確保させる…!?ヴェネディックと開戦する可能性が!?
おおう…ロウ提督はヴェネディックとの開戦を望んでいなかったけれど、部下が先走ったせいで開戦してしまいました。ヴェネディック艦隊はロウ提督を捕縛。
トルキエはたったトルキエリ購入分をかけただけで、①帝国の開戦を大幅に延期させた ②チギリとのルートを作った ③ヴェネディックと帝国を対立させました!!すごい!!
バルトラインにとってヴェネディックは最大の障壁…!やったね!!
やっぱりマフムートは大義で人を殺させる才能があるな…!ニキもその1人ですね。あなたを利用したとマフムートに申し訳なさそうに言われても、広い世界を見られたからあんたともっと一緒にいたいとつい言ってしまう…マフムートにはそういう引力がある…!
15. 北の王国
<あらすじ>
マフムートが銀色の都(アルギュロス)で始めた商売をきっかけに、ヴェネディックとバルトラインは敵対することとなった。
さらに反帝国の勢力を拡大するため、マフムートたちは400年間鎖国を貫く北のウラド王国へと向かう。
しかし、国王ジグモンド3世は、どの国家にも与さず生きてきたことを誇り、マフムートの目的はこの国では果たせないと告げる。
トルキエ暦75年10月24日、ヴェネディック共和国とバルトライン帝国間に講和条約が締結され、ロウ提督は釈放。サロス王国産小麦の売買契約が確認されました。
小麦を積み、ポイニキアへと向かった帝国艦が海賊戦の襲撃にあって沈没したのはそのわずか3日後…!!ヴェネディック、密かに帝国に復讐してますね。やりおる!
wwwww 船からぶっ飛ばされたグララットがクラゲみたいになってるwww かわいいwww
帝国がセントロのルールを無視し小麦をよこせと言った時から戦争は開始されている…!
ルチオはマフムートの計算に気付いていたんですね。さすが。
マフムートはニキ嬢と北へ向かう…そういえばもともとウラド王国に行く予定でしたね。いろいろあって忘れてましたw
トルキエ暦75年11月7日、マフムートは400年前から鎖国を貫く唯一の国ウラド王国に入国。入国査証と身分証明書、出入国の厳しさは大陸随一…😨
ひ、ひええ…マフムート、尻穴の中まで調べられるのか…えっちすぎ…///
対トルキエ将国大臣マルギットが来てくれて助かった…!国ごとに担当大臣がいるなんて、特殊な仕組みですね。
え!?マルギットとスレイマン が繋がっている!?マルギットがクラックだと!?!?
しかも国王陛下も知っているって…緊密な情報収集のためなら手段は選ばない。素晴らしいな。
ウラドの槍騎兵は国民皆兵制度をとっているため、農閑期に訓練を積み、有事に備えているそう。ほほ〜強そう。
ウラド王国は小規模ながら鉱脈が点在しているから甲冑が作れるし、広い土地があるから馬も作れる。農地には乏しくとも、国を維持する力はある。本当に細々となら国を維持できるんですね。
えっお父様!?マルギットは第四王女!?!?
ウラド国王ジグモンド3世、めちゃくちゃダンディじゃないですか…かっっっこええ…。しかもマフムートと同じ鷹匠!!!彼の使う雌の大鷹はエルジェーヴェトっていうそうです。かっこいい(二回目)
切り立った岩山と樹木に覆われた城下で狩りをするにはたしかに大鷹が適している…。
大鷹は旋回、イスカンダルのような小柄な雄鷲は滑空を得意とするそうです。鷹の雌雄によって飛び方に得手不得手があるんですね。
トルキエとバルトラインに国境を接し、西ルメリアナの北辺を統べるウラド王国をトルキエの同盟国にできれば、ヴェネディックと合わせて西ルメリアナの半分がトルキエの勢力になる…!!!帝国に十分敵対できる勢力範囲だ!!!!たしかにそうなればバルトラインといえど領土拡大計画を改めざるをえません。
ぐぬぬ…しかし国王に「建国以来どこの国にも加担しないのが我が国の誇り」と断言されてしまった…。
西の海岸線は帝国に続く国境の手前まで悪臭を発している…のはなぜだ?🤔
生きる気力を失った者が朽ちていくのは自然界の常態。そして国王自身もいずれ父や祖父と同じように雪原で死ぬと決めている…なんて悲しい未来だ…。
というか誰かがマフムートたちを覗き見してるのが怖いです。これ、帝国のスパイでは?
古代ポイニキア人は同盟と交易を重視したから衰退した…ウラドは広大な土地を持つがゆえにそれを教訓としているんですね。
ああ…まじか…マフムートが予想したとおり、帝国と国王が手を結ぶ方が早かった…。
変な臭いの正体はセントロの孤島、スッド島のステルコ(石化した海鳥の糞、肥料)の臭いと同じとアビリガさんが気づいてくれました。やったー!!
しかも、貴重なスッド島のステルコよりも良質だとザガノスの調査により判明!!
くそっ…ウラド国が帝国の保護下に入るだと…でも何か活路を見出したいからマフムートを同席させたのか?本当に?
うおおおお!!!よっしゃ!!!ウラドは東方へ続くニキ嬢のキャラバンで財政を潤わせられる!!!
「そして帝国の侵略の先兵になさるということですね。国家とはその国の置かれた環境に最も適した形になります。帝国によるポイニキアの陥落とサロス王国の事実上の属国化、それらの国民が受けている扱いはお耳に届いているでしょう」の演説…素晴らしいです。マフムート。聞き入ってしまった。
うおおおおおお!!!!!すげえええ!!!!!!帝国国使を処刑することでトルキエとの誓いとした!!!!怖いけどかっっけえええ!!!!
16. 大戦の始まり
<あらすじ>
ウラド王国と同盟を結ぶことに成功したマフムート。
その一方で、海の都(ヴェネディック)共和国では厄介な事態が発生していた。
央海(セントロ)の十一都市国家間で結ばれた「帝国の艦隊への海賊行為を黙認する」という密約を、島の都(リゾラーニ)共和国が破ったのだ。
ルイ曰く、セントロには自給自足できる国が一つもないことが最大の弱点。帝国の元老エイゼンシュテイン公爵は戦争に反対のようです。軍事力を増強させることで辺境の民は飢え苦しんでいるとルイに訴えます。
陸軍大尉のコランタン・ピノーも12年前にトルキエに打ち負かされたことを引き合いに出して反対。しかし帝国国王はもはやルイの言いなりです。
ウラド国王、まさか国使を串刺しにするとは…しかし国力が回復できると分かってからはすごい自信です。よかった。
「トルキエの背中は任せろ」なんてめちゃくちゃ頼もしい。かっこいい(三回目)
ヴェネディックではセントロ11都市国家間で結ばれた私掠船による帝国艦船への海賊行為を黙認するという密約を破る国、リゾラーニ共和国が現れていました…!😨
くそ、これがルイの言っていた「左が駄目なら右に手を伸ばせばいい」か!!
お調子者の演技をしやがって…リゾラーニがヴェネディックの次の「海の覇者」になるつもりですね。
リゾラーニの館で民たちがペストって騒いでたのもヴェネディック艦隊を足止めするための嘘か、クソッ!
40日間はリゾラーニに停泊して症状が出るかを見なければならない…つまりヴェネディックの交易はその間麻痺してしまう!😨
内乱からわずか5ヶ月で同盟までこぎつけた…!?す、すげえマフムート…!!
三国軍事同盟が締結されたーーー!!!!😭✨✨✨
しかし、すでに帝国とリゾラーニによってポイニキア周辺の海は分断された…。西セントロへ行けなくなった=兵糧攻め状態ということ?一体どうすれば?😨
トルキエから西セントロへ陸路で行くにはトルキエを蛮族と忌み嫌う小国家群を通る必要があります。特にフローレンス共和国はトルキエ人を蛮族だと煙たがっており、易々とは通してくれそうにありません。
今回の領土外への侵攻は建国以来初の試みです。ここからはハッタリ勝負!!西セントロまでの道中全てで三国同盟の方が強いと見せつけなければ援軍は得られません。
東セントロへの国々を束ねて西へ向かうのはヴェネディックの仕事。西セントロへ陸路で向かうのはトルキエと四将国とウラドの仕事。
マフムートたちは先に南下して、本体が到着する前に少国家群の城門をトルキエに開かせることに。
ウラドは防御の国ゆえ、トルキエ西側を守り固めることになりました。ありがたい。
岩の都スゴグリオ公国 国境付近 西の砦オエスト、月の色が真っ赤で気持ち悪いですね…。
トルキエ暦76年2月10日、バルトライン帝国ピノー率いる部隊はオエストに攻撃を開始し、日の出を待たずに陥落。
三国軍事同盟とバルトライン帝国スゴグリオ侵略、二つの事件が起きたこの日がルメリアナ海戦開始となった…。ゾクゾクします…!
17. 花の一計
<あらすじ>
バルトライン帝国による岩の都(スコグリオ)公国への侵略によって、「ルメリアナ大戦」の幕が切って落とされた。
トルキエは帝国による西央海(セントロ)諸国の侵略を阻止するため陸路から遠征軍を送ることを決める。
そこで、マフムートは西央海への道中にある“ルメリアナの心臓地方(クオーレ・ディ・ルメリアナ)”の小国家群に、トルキエ軍の領内通過の許可をもらうべく交渉に向かうのだが…。
帝国軍がスゴグリオ公国の首都スゴグリオを包囲したのは、オエスト陥落の3日後、トルキエ暦76年2月14日。
スゴグリオ公国オエスト守備隊長ミルは帝国からの書簡をレグルス公爵に届け、降伏せよと言ってきました。越境からわずか3日で領有に成功とは…先が怖い…。
34もの都市国家があるのか…😨ルメリアナの心臓地方クォーレ・ディ・ルメリアナの誇り…うーん…その誇り、嫌な方向に働きそうだ。
まずは小川の都アルノ共和国。人口4000の小都市で、大統領コンフェロニエレはジュリオ。
道中会った牡牛の紋章をつけた男は、タウロ市の牡牛団エル・トーロから出稼ぎに来た傭兵エルバッハ。彼らは仕事の半分もせずに金だけは請求するごろつきだそう。
小都市には軍隊はおらず、傭兵を雇うのが常なんですね。
ふむ、各小国家はフローレンスと足並みを揃えることでやっていってるんですね。
フローレンス共和国はちゃんと異常事態に気づき、その上トルキエを受け入れてくれるだろうか…。フローレンスにとってはトルキエは野蛮な騎馬民族だからな…。
カテリーナ・デ・ロッシ大統領は謁見は約束してくれたけれど、どうなることやら…。
カテリーナは3年続けて大総統になった、民衆の人気が高い人なんですね。ジャコモの目つきが怪しいな、帝国のスパイか?🤔
マフムート、女慣れしてないのもあってカテリーナのいいようにあしらわれちゃいましたね。この先が不安だ…。
フローレンスの国民およびジャコモは帝国を味方につけるべきと考えているんですね。同じ文化を共有してるならたしかに自然とそう考えるかも。
スゴグリオ公国ではクラックが殺されかけている…。
いつもルイの近くにいる金髪美女、気になりますね。何者だ?
はあ??クォーレ同盟!?!?帝国は傭兵でどうにかできる相手じゃないよ!!各国存亡の危機という深刻な事態を全く分かってないのでは!?😨
18. 冀う星々
<あらすじ>
花の都(フローレンス)共和国の大統領(ゴンファロニエレ)・カテリーナを中心とした“ルメリアナの心臓地方(クオーレ・ディ・ルメリアナ)”の34の都市国家の元首たちは、中立の立場を堅持するクオーレ同盟を発足し、トルキエ軍の領内通過を拒否した。
しかし、岩の都(スコグリオ)公国陥落の報せが届き、事態は一変する。
クォーレは一応帝国を押さえてくれるつもりなんですね。よかった。
エル・トーロのエルバッハはタチが悪いので有名とな…たしかにそんな印象ですw 領内通過をまた各国にお願いしなきゃいけないのか…フローレンスがOKしたんならいいんじゃないの?🤦♀️
南ルメリアナ地方岩の都スゴグリオ〜鐘の都カンパーナの国境付近、鐘の都のクラック、ブランカが帝国兵を確認しています。
タウロ市長のエスケルドとデルッチョ、腕試しの戦闘とかめんどくs…いや、これも帝国との戦いの準備として必要なことですよね。
ヴェネディックは東セントロをまとめようと急いでますね。国営造船所の稼働も24時間体制に変更!
ふーむ、イスマイルはバルトラインに武器を売れるだけ売って金を搾り取る作戦…。
カンパーナが帝国に一瞬でやられた…最悪だ…。
はあ!?エルバッハついてくるの!?変な奴だなあ。
ルイ大臣が「マフムートはこれでもう終わり」と言ったのには剣の国エスパーダが関係しているのか…?もしくはシエロ?
カンパーナ周辺諸国が次々と帝国に降伏している…シエロで食い止められるんでしょうか?😨
19. 楽園の檻
<あらすじ>
”ルメリアナの心臓地方(クオーレ・ディ・ルメリアナ)”に続いて、タウロ市の領内通過許可を得たマフムートは、周辺諸国の協力も得て、西央海(セントロ)の玄関口である天上の都(シエロ)共和国へたどり着く。
マフムートは、そこでシエロの国家元首である院長(ディレクトル)・カルバハルとその秘書であるカサンドラと出会う。
トルキエ暦76年3月3日 天上の郡シエロは圧政から逃れてきた人たちが集う救貧院を中心にできた国。
1200年前の建国から一度も侵略されたことがないのはなぜなんでしょう?そうは見えないけれど、軍事力があるのかな?🤔
童話「天上の鍵」、善人は天上の楽園であるシエロへ行き、悪人は光の届かない真っ暗な本土に閉じ込められると言われています。
ディレクトル自ら役者してるなんて、シエロ自由すぎません!?w
へ〜南ルメリアナは寄付と彼らへの敬意の文化があるのか。天気がいいから質素ながらも自給自足ができると。
さ、三万人もの難民!?受け入れるの!?
あっけなくシエロは三国同盟に入ると言いましたが、騙されてないよねとつい疑心暗鬼になってしまいます。
13日後 乙女の都ニーニャではピノーが金髪美女に尻を叩かれてますね。帝国がシエロに向かってきます。
クォーレたちはトルキエ将国軍に城門を開けてはやるものの、超迂回させるなんて…最悪だ…戦争の危機感がない…🤦♀️
トルキエ暦76年3月22日タウロ市、帝国に滅ぼされた鐘の町で唯一生き残った少年バスコがカリルに大砲の設計図を見せましたが、「戦争は人を殺すことが目的じゃない」と設計図を燃やされます。
うーん、早く戦争を終わらせることで救える命があると思うけどなあ。特に民間人!
帝国軍は七万人、カリルが率いてるのはせいぜい五千、後続もたった二万。どうやって帝国軍を倒すの…?😨
あ、一応トルキエ側にはシエロ内にいる難民二万もいるのか。でも烏合の衆ですよね。
カルバハル曰く「シエロには大きな檻がある」…???
2日後、エスパーダ国境に騎馬数千…あ、トルキエ軍か!よかった!
トルキエ暦76年3月25日夕刻 塩の都サル、シエロ国境で橋が爆破されました。26日早朝帝国軍は六万七千。
帝国はポイニキアから送られた兵糧がたっぷりあるのに対し、シエロは難民を抱えて困窮。でもカルバハルの策で少しは帝国から奪えました!
檻の意味がわかりました…敵をあえて城内に誘い入れて、木造建築に油を注ぎ燃やし尽くすんですね。
とはいえ、七万人のうちたった一万人くらいしか殺せなかった…帝国軍六万、トルキエ将国軍二万五千くらいの勝負になりそうです。
20. 弔鐘遥かなり
<あらすじ>
奇策に失敗し、天上の都(シエロ)共和国を帝国軍に取り囲まれてしまったマフムート達は、全ての門扉を閉じ、籠城作戦をとった。
籠城による膠着状態が続き、両陣営の我慢比べが行われる中、ピノーは、シエロ付近で野営をしていたカリル率いるトルキエ軍の兵糧に狙いを定める。
一方、カリルは帝国軍とは戦わずに逃げ切る策を選ぶが…。
ルイ大臣は、独自の高い製鉄技術を持つロットウルムという私兵を持っているんですね。厄介だな…。
トルキエ暦76年3月27日 早朝 シエロ共和国ハウビア門、第一門が閉じられました。
ディレクトルは「振り出しに戻った」とマフムートに謝っていたけれど、マフムートの言うとおり、シエロが帝国への徹底抗戦の構えを見せたことは大陸じゅうに広がるはずです。
帝国の失った兵糧は1/4ほど。カリルは逃げる作戦をとります。兵力を失わない、ナイス判断!!
8日後 トルキエ暦76年4月4日、2日の間隔を保って逃げ回っているw 絶妙すぎる!すごいですw
いつもピノーのそばにいた謎の金髪美女、は宰相秘書官のリリーというんですね。トルキエ兵を逃げさせるのも彼女の計画のうち…!?リリーは地図から牧草地を予測して先回りしただと!?😨
13年前、ピノーはカリルに背後を突かれて大敗を期したそう。
うわ…!カリルの背後に大砲!?最悪だ…カリルも他兵も死んだ…。
ロットウルム率いる工兵部隊…クソ…こんなことならカリルは非情になってバスコの考案した武器を使うべきだった…。
4月13日、カリルの首を槍の先に刺して掲げる帝国…しかも仲間たちの首をシエロの城の前で一人一人落としていきます。最悪だ…帝国の残虐さは人の道を外れてる…。
マフムートはカリルを失い、悲嘆に暮れます。カリルが残した思いを継ぐこと、マフムートにしかできないことをやってくれ、頼む…マフムート…🤦♀️
できたらルイも含めて帝国軍の上層部を皆殺しにしてくれ…。
21. 反帝の同盟
<あらすじ>
カリル率いるトルキエ軍に勝利したピノー率いる帝国軍は、兵糧を奪い、天上の都(シエロ)共和国場外での包囲戦を続行する。
一方、籠城を続けるシエロでは食料が尽き、要請した海の都(ヴェネディック)の救援も届かず、市民の不満が募っていた。
両軍の膠着状態を破るため、シエロを脱出したマフムートはクルト、アフメットらと共に帝国軍への反撃を試みる。
トルキエ暦76年4月7日、帝国はカリルを殺害。トルキエの兵糧を奪った帝国側は兵糧攻めの体制に。ヴェネディックに救援を要請します。
ヴェネディックとリゾラーニ共和国の大海戦が勃発しましたが、ヴェネディックが海峡封鎖の解除に成功。
しかしボッカネグラ家という偽物の狸を処刑してしまいました…最悪の火種を残してしまったな…。
そして、なぜ季節外れの暴風なんかが…シエロ籠城戦でトルキエ将国は負けてしまうんでしょうか…?😨
1ヶ月後 トルキエ暦76年6月18日、ディレクトルを敵国に差し出して助かろうとする民兵が出てきた…つらい展開が続きます。
帝国軍は五万七千、トルキエ軍は残存兵を合わせても一万五千未満。しかし奇襲でどうに食糧をゲットしました!!さすがマフムート!!
狼の鳴き声を真似したり、羊をうまく導いたり、みんな素晴らしいチームワークと技術だ!!
トルキエ暦76年6月20日 夜明け前、最悪だ…降伏文書を持って帝国側に行くなんて…アビリガたちが裏切り者たちを葬ってくれてよかったです😭
マフムートがちょうど帝国をシメに動き出すところだったんだもの…!
とはいえ、マフムートは爆弾の存在を知らないですよね。これから苦戦しそう…うう…想像するだけで胃が痛い…💣
トルキエ軍への兵糧供給はクォーレ同盟がやってくれてたんですね。ありがたや。
トルキエ暦76年6月24日、トルキエ軍は一体どこに出発を!?
トルキエ暦76年6月26日、ああっやっぱりリリーにエスパーダとの国境付近の盆地に行くと読まれてる…しかも総攻撃を仕掛けて反帝同盟もろとも消滅させる気だ…😨
トルキエ暦76年6月28日、なんてこと…盆地に大潮ができることもリリーは知っていたのか…。
おおおお!!!!エスパーダ軍ら25000が帝国の背後に!!!!
ウオオオオオオオマフムートオオオオオ!!!!!!!!絶対負けないでえええええええ😭😭😭😭😭😭😭
感動してめちゃくちゃ泣きました…もうマフムートはもう「無力な子供ではない」…そうだ…!
そして、盆地を大決戦の場所と定めたのはリリーではなくマフムート。
マフムート、頑張れ、頑張れ!!!!!
22. 犬鷲の追撃
<あらすじ>
大潮の夜に囁き(ムルムリョ)盆地に川ができることを見越して、トルキエ軍の包囲作戦をたてたココシュカ。
しかし、その策を見抜いていたマフムートは、牡牛団(エル・トーロ)、剣の都(エスパーダ)などの反帝同盟に加わった各国の軍を待ち伏せさせ、逆に帝国軍を包囲する。
決戦の地を定めた両軍の戦いの火蓋が切って落とされる。
なんて頼もしい反帝同盟よ…ありがとう…😭
エル・トーロ軍が梯子を投げて槍隊を怯ませ、爆弾軍に騎馬兵で先に襲いかかって蹴散らしてくれたおかげで後続隊が進みやすくなりましたね!!
炭鉱の町ウーモ〜!!!!!😭😭😭空堀を一晩で作って生き埋めに!!さすが炭鉱の町の男たちだ😭😭😭
7・8軍団が壊滅!でも軍の上層部は生き残ってやがるな…ぶち殺せ〜っ!!!
くそ…反帝同盟の方から潰されたらやばい…。エスパーダが…エスパーダが死ぬ…。
追撃でどこまで食らいつけるか…。
ええー!?ディレクトルどこに幽閉されてるの…!?早く見つけないと死んじゃうよ…!😨
トルキエ暦76年6月29日早朝、追撃はうまく行っている…のか?
帝国は盗賊の集まりか。言い得て妙だな。「俺たちは間違ってない。奪われたくないならあいつらだって強くなればいいはずだ」ってどう考えても詭弁ですよね。ふざけんな間違ってるに決まってんだろ!!
ヒューーーー!!!!!山猫団リンチェ団長 ブリジッタ!!!!!!
待って待って、絶対手薄だと思ってたエスパーダに意外な強&新キャラがー!!!嬉しすぎるよ!!!!!
リンチェ軍がクォーレ同盟から派遣されていたとはなあ。ありがたいよ…!
トルキエ軍は一万三千、リンチェ軍は千未満(?)。帝国軍は一万五千。徹底的に戦う気か…。
23. 楽園の終焉
<あらすじ>
マフムートの作戦によって、戦いを優位に進める反帝同盟軍。
しかし、ピノー率いる帝国軍は、囁き(ムリュムリョ)盆地の戦場を放棄し、反撃の拠点とするため剣の都(エスパーダ)に狙いを定めた。
一方その頃、天上の都(シエロ)共和国に残ったキュロスたちは、マフムートの勝利を信じ、帝国軍への降伏を訴える反院長(ディレクトル)派によって拘束されたカルバハルの捜索を続けるが…。
リンチェ軍は、い、一万人!?!?す、すげー!!!
まじかよ…シエロ共和国にはまだ帝国に降伏しようとしてる側が潜んでるのか…。
エルバッハはずっとブツブツ独り言を言ってますが、結局何が言いたいんでしょう?マフムートが平和のための戦をするのがそんなに気に入らないのか?
おおおおお!!!!!ピノーとリリーがマフムートに殺された!?!?
ええー!?マフムートが殺したのは帝国軍のたった半数の勢力だったのか…!!でもトップは殺したぞ!!
シエロ共和国包囲軍は撤退していってるのに、町の民たちは何してるんだ…最悪だ…もう戦争は終わるのに領主を殺して…🤦♀️
ディレクトルは乱世に生きることができない者が住める場所を作りたいと願ったのに…民は大馬鹿者だらけだ…。
トルキエ暦76年6月30日、帝国包囲軍はシエロ共和国から退却した…!!
24. 胎動
<あらすじ>
ピノー率いる帝国軍との戦いは決着し、マフムートは金色の町(アルトゥン)に戻った。
大円蓋の会議場(クッベ・アルトゥ)で開かれた将軍会議(ディワーン)では、今後の帝国の侵略への対応、戦で疲弊した天上の都(シエロ)共和国の復興の協議が行われる。
トルキエ将国とバルトライン帝国の戦線はいったん膠着したかにみえたが、次なる戦いに向けて時局は静かに動き出していた―。
トルキエ暦76年8月10日、反帝同盟会議はシエロの統治権を巡って紛糾。ヴェネディックがトルキエの軍事力を推してくれたことで属州を手に入れました!
シエロ州の管理官はマフムートに。エル・トーロとの契約は兵力維持のため更新することになりました。
大将軍は、南ルメリアナの戦線を膠着させるつもりなのか…?🤔
シエロ州の民を大切にすべきとの意見には賛成だけど、うまくいくのかな…。建設主任はであるゼキ将軍はザガノスやマフムートたち軍人を嫌っている上に、シエロ州の民誇りを簡単に踏み躙ろうとするあたり、うーん…人格者とは言いがたい…。若さやマフムートへの反発ゆえの発言なのかな?
ルイ大臣は戦争の責任を官吏たちから糾弾されますが、11万8000の犠牲は出したものの南ルメリアナの下半分を帝国領にしたこと、その上、トルキエとの戦力差は8倍以上まだ残っていると「負けたとは思えない」と自信満々です。
ザガノスはなぜ帝国にとっての絶望の星なのか…元帝国の軍人の息子とかですかね?🤔
ウオオオオオオオン😭😭😭😭😭
ザガノスの「バルトラインが憎くはないのか」に対するマフムートの答え「憎いです。大切な命、財産、誇りを奪われたのですから。ですが、国を形作るのは民です。ならば憎むべきは国ではなく戦争そのものではないでしょうか」…素晴らしい…。マフムートは未来への希望に、ザガノスは過去の憎しみに突き動かされて生きているんですね。どちらも正解なんだよな…。
「国を動かすのは民ではない。戦争を動かす奴らを潰さねば戦争はなくならない」というザガノスの主張も分かります。
帝国では皇帝が国内を巡行し、戦争で破壊された場所を町の資金ではなくルイ家の私財から支払うことで人心掌握している様子。
ウオオオオオオまじで!?!?ザガノスの帝国侵攻を大将軍が承認!?
トルキエの繁栄を願うならたしかに今が好機だけど…性急すぎませんか?大丈夫なんでしょうか。
シエロ州の再建はうまくいってますね。よかった、ゼキも一応マフムートお手を取り合ってくれて…。
マフムートがルメリアナの鍵になる…か。
古代ポイニキアを皆が褒めそやすのは史上最も栄えた国だから。大陸の規範になるには勝ち続けなければならない…か。
トルキエ帝国 バルトライン帝国国境 砦の町 ビザール、イブラヒム総督が境の門スヌル・カプをたった4ヶ月で完成させた…!
うわー!!!もはや懐かしいイブラヒム総督!!ここで帝国の追撃を食い止められますように。
トルキエ暦76年9月5日、ザガノス率いるトルキエ軍およそ四万が帝国へ侵攻を開始。どうなるんだ…?
最後の一文「トルキエ暦76年11月14日 カルバハル・イマーレット完成 その後、シエロが戦場になることはなかった」で号泣しました…みんな心の中に鍵を持っているんだって言って、誰かの喜びのためになれるなら自分は死んだって構わないと言ったディレクトルが…シエロ州を守ってくれてるみたいな気持ちになって…。
ディレクトル…あなたに死んでほしくなかった。ずっとシエロを治めてほしかった。でも、シエロは守られたよ。戦火に怯える人のための町になったよ。そう思ったら嗚咽が止まらなかったです。
まとめ
バラバン×バヤジット沼にずっぽりハマりました。
「大陸一愛してる」ってバラバンの死後、その体を抱きしめながら言うってそれもうどんなクソデカ感情なのよ…!!しかもバラバンは「あんなに私を愛していると言ったくせに」って…!!そんなに愛してるって何回も言ってたの!?!?
ウワァァァン!!エモすぎ兄弟愛最高か…!!好きすぎます…😭🙏✨
壮大な物語でした…。
マフムートは戦争自体を憎み、ザガノスは戦争を引き起こす者を憎んでいる。
その考え方の違い、そして両者が繰り出すさまざまな奇策が面白くて、観進めるほど「将国のアルタイル」の世界観に引き込まれました。
原作はまだ連載中なので、アニメ続編、期待してます!!!!
すっっっごく面白かった!!!
世界史がもともと大好きで、トルコって国の文化や歴史も大好きなので、俺得すぎるアニメでした。
作画もさすがMAPPA、美麗で大変眼福でした🙏✨
中東の乾いた風、お香のような独特の香り…絵から漂ってくるようで、たまらない気持ちになりました😭❤️
トルコに行きたーーーい!!
今回3人が見た「将国のアルタイル」は、Amazonプライムビデオ、U-NEXTで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨