「アマプラ同時上映会」第190弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
日本のBL漫画「Love Stage!!」が、タイでドラマ化した、「Love Stage!!」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:タイのBLドラマ「LOVE STAGE!!」2人が仲を深めていく様子を収めた予告公開(動画あり) – コミックナタリー
“国民の彼氏”として超人気な芸能人×女性アイドルの追っかけ・芸能人一家に生まれたオタク男子 のお話。
<あらすじ>
父は歌手、母は女優、兄は超人気バンドのボーカル…そんな超有名芸能人一家に生まれた唯一の凡人アンダは、超オタクな漫画家志望の大学生だが、幼い頃に出演したCM がトラウマになり、芸能界を避けて生きる日々を送っていた。
そんなアンダのもとに、トラウマになったCM の第2弾を作る知らせが届き、断りきれず出向いた撮影現場で、いまや超人気若手俳優となったリョウと10年ぶりに再会したアンダ。
しかもリョウはアンダを女性と勘違いし、なんと10年間も片思いをしていて…!?
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 芸能界モノが好き🪩✨
- 平凡だったりオタクな主人公が溺愛される展開に弱い🤓💕
- 主人公はみんなに愛されていてほしい🥹💕
本作をもっとよく知るための小ネタ
①KADOKAWAのレーベル・あすかコミックスCL-DXより刊行されている、影木栄貴と蔵王大志による日本のBLマンガが原作。
②「Oxygen」「Nitiman The Series」のカオナとターボが、それぞれリョウ役とアンダ役で出演。
③日本版のアニメと映画では影木氏の実弟・BREAKERZのボーカルDAIGOがティー役で出演したことも話題に。シャープなスタイルのDAIGOと肉感的なスタイルのティーでは放つ華やかさが違うため、それも楽しみの一つ。
ネタバレ感想
第1話
<あらすじ>
超有名芸能人一家に生まれた唯一の凡人アンダは、漫画家志望のオタク大学生。
幼い頃に出演したCM撮影の失敗が原因で“ステージ恐怖症”となり、芸能界を避けて生きる日々を送っていた。
そんなアンダの元にCMの第2弾を作る知らせが届く。
幼いアンダは女装をして、幼いリョウと撮影に臨みます。緊張していると言うアンダに、リョウは「怖くなったらこの”お守り玉”を握って胸に当てて、”心よ、落ち着け”って唱えるといいよ」と教えてくれます。真似するアンダ。緊張の解けた二人は仲良く撮影をします。その時からアンダのことが忘れられないリョウは、今もお守り玉を大事に持っています。
成長したアンダは漫画だらけの部屋で目を覚まします。アンダとリョウがイメージキャラクターを務めた「ハッピーウェディング」は10周年を迎えるらしく、アンダの父・ケヴィンと母・エイムは嬉しそうにその広告を見ています。なにやら10周年記念のサプライズプロジェクトが進行中のようです。リョウは今や大スターだと褒めそやすエイムに、ケヴィンは自分も元ミリオンセラー歌手だと張り合います。ケヴィンはアンダにリョウのようになりたくないかと尋ねますが、アンダは「芸能界には興味ない」とバッサリ切り捨てます。
歌と演技のレッスンをアンダに了承もえず勝手に入れてしまうエイムたち。怒るアンダに、マネージャー・ジェットのおかげでせっかく申し込めたのにと逆ギレします。しかし、アンダは芸能人ではなく、漫画家になりたいのです。アンダの兄・ティーは人気バンドマンで、ジェットはアンダが兄と比較して自分を卑下しているのではないかと考えます。ジェットの携帯に「ハッピーウェディング」から電話が。
大学の授業に出るアンダですが、漫画を描いてばかりで教授の話は全く聞いていません。名指しで質問されますが答えられず、代わりに同級生のバンクが答えてくれます。パンクは一緒に帰らないかとアンダを誘いますが、アンダは友人・オートたちと漫画研究会に行くつもりです。漫画コンテストに応募しようとプロットを描くアンダですが、うまくいきません。コンテストに応募するのは今年で最後にして、両親の望む道に進もうと考えているのです。オートたちにそう打ち明けると、「シャイなお前が?」と笑われてしまいます。アンダが漫画研究会に入ったのは、超人気アイドルのララの漫画が描きたいという夢を持っていたからです。オートは絵が下手くそだと大笑い。有名な漫画家になるぞと意気込むアンダ、オート、ブックの三人。
テレビ番組では、キャスターがララに「理想の男性は?」と質問します。ララは「私を大切にしてくれる人」と答え、新しいアルバムのPRをします。そのスタジオに現れたのはリョウ。ララはリョウの大ファンで、撮影中なのも差し置いて、一緒に写真を獲って大騒ぎします。リョウを呼ぶマネージャーのアコ。「来週急な用事が入った」と言われるも、すでに休暇でチェンマイに行く用事があるため「断ってくれ」と言うリョウ。しかし依頼元がハッピーウェディングだと知って、「撮影を楽しみにしてます」と態度を急変させます。アンダに会えるかもと期待をふくらませるリョウ。
大学では超有名芸能人一家に生まれたことをひた隠しにしているアンダですが、オートとブックと一緒にいるところに、ティーが迎えに来てしまいます。「ティーってあの”クラッシャーズ”の!?」と驚く二人。女子生徒たちが目ざとくティーを見つけ、ティーとアンダは追い回されてしまいます。家までティーに送ってもらったアンダは「迎えに来ないでって言ったのに。このままじゃ中学時代の繰り返しになっちゃうよ!お兄ちゃんのサインを頼まれ、聞かれるのは親のことばかりで」と怒ります。ティーは「お前が本気を出せば俺より有名になれるよ」と笑いますが、アンダは「名声はいらない」とはねつけます。ティーは「何を目指そうとお前は大事な弟だ」とアンダの頭を撫でます。タピオカミルクティーを買ってきてくれるティーを待ちながら、ララの画像を見つめて楽しむアンダ。「なぜ迎えに来たの?家で何かあったの?}と問うと、ティーは「なんでもない」と明らかに変な様子です。
帰宅したアンダは、エイムにハッピーウェディングから10年前と同じキャストでCMを撮る依頼を受けたと事後報告されます。「また女装させられるの?もう無理があるよ」と怒るアンダですが、「先方の希望なの」と言って聞かないエイム。
新曲作りに難航するティーに声を掛けるジェット。「本人があれだけ嫌がっているなら断るつもりだ」とCMの話をするジェットに、ティーは「俺にいい考えがあるからまだ断るな。なんとかなるかも」と言います。
部屋でララのグッズを整理してニヤついていたアンダは、ララの目覚まし時計の音楽がどこからか鳴るのを聞きつけて、慌てて部屋を飛び出します。するとティーが部屋でララの目覚まし時計を片手に踊っているではありませんか。「CM出演と引き換えに、ララの最新アルバム、それに生声入り目覚まし時計をやる」と言われてしまい、アンダは血眼になってそれを奪い取ろうとします。
撮影会場に来たアンダ一家。「これを乗り越えたらお前は強くなる」とケヴィンは背中を推してくれますが、アンダは不安でいっぱいです。そこにリョウが現れ、アンダは目を奪われます。「新入りのスタッフ?どこへ行くんだ?」と声をかけられ、「控室に」と言うと、案内してくれるリョウ。エイムがリョウに「私のことはお姉さんだと思って」とべたべたするので、嫉妬心をこらえるケヴィン。両親の控室まで案内してくれるリョウ。アンダはリョウに感謝し、自分の控室へと入っていきます。大丈夫かと不安がるエイムに、ケヴィンは「エリンにまかせておけば大丈夫だ」と太鼓判を押します。
「10年前の女の子はいた?」とアコに問われ、「散策してただけだ」と否定するリョウ。そこにエリンが来て、「良いCMにしましょう」と笑顔で言います。
化粧台の前にアンダが座っていると、エリンが「10年前、あなたに救われた。花嫁役の子が急病であなたが代役に」と言います。直前になって監督が絵コンテを変更し、それを見たケヴィンは怒ってそのページを破り捨ててしまいます。順調にアンダの女装は進んでいきます。
階段を駆け降りる演出で、アンダは転んでしまいます。しかしリョウはアンダを抱き起こすと、「大丈夫だよ。怖くなったらこの”お守り玉”を握っておまじないをして」とお守り玉を渡します。美しいアンダの花嫁姿にうっとりするエイムたち。青空の下で、二人はキスします。しかしすぐさまアンダがリョウを突き飛ばして逃げ出してしまいます。「キスするなんて聞いてない」と怒るジェットに、「絵コンテは変更したわよ!逃げ出すってどういうこと?」と怒る監督。リョウは「きっと驚いたんです」とアンダを庇います。
アンダを見つけ出したジェット。「初キスだったんだ。もう続けられない」と愚痴るアンダに、ジェットは「じゃあもう止めにしよう。この仕事を了承した俺の責任だ。マネージャーを辞める」と言い出します。そこにティーが来て「まだ撮影途中なんだぞ!お前が辞めて何になる。俺たちや制作会社の評判もガタ落ちだ」と怒ります。「プロらしく振る舞うって約束したよな?ちゃんと撮影をやり遂げてこい」とアンダはティーに背中を押されます。「みんなに迷惑をかけたくないからやり遂げるよ」と言うと、現場に戻るアンダ。リョウに大丈夫かと声をかけられますが、声を出せば男とバレてしまうので、無言で去ろうとします。しかしリョウは「声もかけたくないくらい俺に腹を立ててるんだね。10年前のあの日からずっと君を待ってた。忘れられなくて。また会えて嬉しい」と髪に口づけします。アンダは慌ててその場から逃げ出そうとし、その拍子にカツラが脱げてしまいます。驚愕するリョウ。
第2話
<あらすじ>
10年間好きだった相手はなんと男だった!
男であることを隠していたアンダに腹を立てたリョウ。
アンダは何とかして許してもらおうとするが、リョウは聞き入れようとしない。
実はジェットがマネージャーを辞めると言ったのは、ティーと事前に打ち合わせをしていたからでした。そうでもなければアンダは逃げ出していたからです。ティーは「迫真の演技だっただろう」とにやつきます。
10年間好きだった相手はなんと男。男であることを隠していたアンダに腹を立てたリョウ。「10年前の女の子は!?だましてたのか!」と激怒したリョウは、かつらを床に投げ捨てて去ってしまいます。アンダはリョウを怒らせてしまったと落ち込みます。リョウは撮影を切り上げて帰ってしまい、CMは未完になってしまいました。全部自分のせいだと責めるアンダを慰めるエイム。出来上がった10周年記念のCMはうまく切り貼りして上出来です。完成品をジェットと見るアンダですが、作品の出来よりもリョウが怒っていることが気になるアンダ。出来上がったCMを見たリョウは苛立つままにテレビを消してしまいます。リョウを騙したことを謝りに行くというジェットとエイムに、アンダは「一緒についていきたい。返すものがあるんだ」とお守り玉を見せます。
一方、ティーは所属するバンド「クラッシャーズ」の10周年記念アルバムを出すことになりましたが、しかしなかなか思うように新曲が作れません。メンバーのビッグとニックはふざけてばかりで、一向に曲作りは進みません。
漫画研究会に来たアンダは携帯で謝り方をずっと検索しています。ブックとオートは「相手の好きなものでも贈れば?」と助け舟を出してくれます。アンダはリョウにメッセージを送りますが、既読無視されてしまいます。意を決して謝罪の電話をしますが、電話はアコにつながってしまいます。リョウから自分への文句を聞いているかと尋ねると、「あなたのことは聞いているけど、文句なんて何も」と言われます。リョウの好きなものを尋ねるアンダ。
クラッシャーズのライブは大盛況。制作中の新曲について司会者に尋ねられ、ティーが言葉を濁すと、「ソフトロックで片思いの歌」とビッグが勝手に答えてしまいます。「ではほんの少し聞かせてもらえる?」と問われ、焦るティー。即興でギターを奏で、どうにか乗り切ります。現場に来ていたリョウはティーを見ても挨拶もしません。「弟と話したか?謝っただろ」とティーに言われるも、「だから許した。もう俺に近づかないでほしい。お前の弟が俺への接触をやめないなら通報する」とはねつけるリョウ。ティーは「分かったよ」と怒って去ってしまいます。
アンダはハリネズミを愛でるリョウのSNS画像を見てにやついていると、エイムから「リョウに謝りに行くわよ」と声をかけられます。リョウと対峙した二人。エイムが謝ると、リョウはアンダからお守り玉を受け取り、「話がそれだけなら帰ります」と言って帰ってしまいます。
リョウは新人モデル・バンクと水着の撮影します。硬い表情のバンクに声をかけて緊張を解してやるリョウ。バンクはモデル業が順調で、ドラマにも進出するようです。リョウを憧れだと言って憚らないバンクに、リョウは気を良くします。しかし、バンクのマネージャー・エーが「バンクは昔のあなたよりも有望よ。最近はCMでトラブったらしいじゃない?」と嫌味を言ってきたので、「ゴシップにばかり飛びついてると美人が廃れるよ」とリョウは嫌味を言い返します。「芸能界では敵も味方も利用するのよ」とバンクに言い含めるエー。
仕事帰りのジェットを迎えに来たティーは「スランプの原因が分かった。お前がずっと暗い顔をしてるから」と言って、ジェットを乗せてバイクを走らせます。
先日のCMトラブルで落ち込んでいるエイムに、「業界じゃこんなこと日常茶飯事だ。アンダにはいい経験になったはず」と励ますケヴィン。しかしエイムはティーがスランプに陥っていることも不安材料です。ケヴィンが不安げなエイムを窓辺に連れ出すと、窓の下にジェットを乗せてティーが帰宅したのが見えます。「何が大切なのか自分で気づくはずだ」と言うケヴィン。
翌日、アンダはジェットにあるものを持ってきてもらいます。「わざわざこのために車で来てくれたの?」と言うアンダに、ジェットは「レッスンに送るためです」と答えます。実はジェットはアンダにスーパースター芸術学院の特別レッスンを受けさせるために迎えに来たのです。レッスン室に入ったアンダは発声練習を行いますが、音痴すぎて全く効果がありません。ララを思って心を込めて歌ってみますが、音痴は音痴のままです。バンクも同じレッスンを受けていたため、「練習しろよ」とからかわれます。バンクに「自分で歌うより作曲の方が好きなんだ」とララをテーマに曲を作っていることを打ち明けるアンダ。アンダが大事そうに袋を抱えているので、バンクは「それ何?」と尋ねます。アンダは「リョウに渡す。でも会ってくれないんだ。どこで会えるか分からないし」と言いますが、バンクが「じゃあ会わせてあげようか」と提案してきます。
運動しているティーはジェットに見せつけるようにわざと裸になったり、水をこぼしてみたりします。ジェットの目は自然とティーに裸に釘付けに。そんな時、ジェットにアンダから「リョウに謝りたい」と連絡が入り、ジェットは困惑します。
リョウも通うジムに通い始めたバンクは、そこでアンダに筋トレ方法を教えてやります。筋トレ中に目の前をリョウが通り過ぎたので、アンダは慌てて彼を追いかけて「お詫びの品です」と渡そうとします。しかしリョウは「お詫びの品なんて頼んでない。兄貴に、お前には会いたくないと伝えたはずだ」と怒ります。「お前とは二度と会いたくない」と言うリョウにお詫びの品を投げつけて去っていくアンダ。中身を見ると、ハリネズミのぬいぐるみが入っていました。
アンダはすぐにトレーニングウェアを脱ぐと、むしゃくしゃした気持ちのままたそがれます。慌ててジムに入っていくティーとジェット。
リョウは憂鬱な気持ちでシャワーを浴びます。リョウは「運命の人だと思ってずっと待ってたんだ。彼が悪いわけじゃなくて、思い出の彼女と違っていただけだ」とアコに話します。アコは「じゃあありのままの彼を受け入れられる?」と問い、リョウは「分からない」と答えていました。シャワーから出たリョウはお守り玉を落としてしまい、アンダに拾われます。アンダがお守り玉を差し出すと、リョウは「男か証明してみせろ」とアンダの服を強引に脱がせます。まな板の胸を見て苛立つリョウは、「この気持ちは何だ」と声を荒げます。その表紙に二人は足を滑らせ、キスしてしまいます。そこにちょうど駆けつけた、ティーとジェット、バンク。キスの拍子に歯が折れてしまい、リョウの口は血まみれに。ティーが怒りのままにリョウに殴りかかろうとすると、リョウの腰に巻いていたタオルが取れてしまい、アンダの目の前にリョウのナニがぼろりとまろびでてしまいます。
第3話
<あらすじ>
リョウにケガをさせてしまったアンダは、入院したリョウの看病を買って出る。
一緒に過ごす病室で、アンダは自分がステージ恐怖症であることをリョウに打ち明ける。
退院後、アンダに興味を抱いたリョウは、訴えない代わりに一つ条件を出してきて…。
口を切ってしまったリョウは入院し、スケジュールを調整することに。アコもジェットも怪我による損害を賠償してもらうため、腕の良い弁護士を探すのに必死です。
リョウは事故だから訴えなくていいと言いますが、アコは「軽症で良かった。重症だったら将来がだめになってたかも。芸能界の仕事は顔と体が資本なんだから」と心配します。リョウがジムの荷物はどうなったかとアコに尋ねると、アコは紙袋を差し出します。中にはハリネズミのぬいぐるみが。「そのハリネズミの送り主にあなたの好きなものを聞かれたのよね」と噂話をして去っていくアコ。
大学に来たアンダはブックとオートから「ハッピーエンディングの新しいCM見た?この新人女優かわいいよな?お前に似てる」と大騒ぎされます。「新人女優よりララがかわいい」と論争になるも、「お前のほうが可愛い」とブックとオートが言い出し、変な空気に。アンダはリョウの看病をする気まんまんでいます。
アンダはバンクから「この間のこと、大丈夫か?」と声をかけられ、「お見舞いの品は何がいいと思う?それで訴える気が変わるかな?」と助言を求めます。
ティーがニックに歌は歌えるかと尋ねたため、ニックとビッグは解散するのかと恐れます。「ドーナツをやるから」とすがりつくニックに、ティーは「刑務所にドーナツがなかったら差し入れしてくれ」と意味深なことを言います。
病室に来たアンダに驚くリョウ。アンダは「これを渡そうと思って」とお守り玉を差し出しますが、リョウは「お前の方が必要だろ。これがあればカメラの前で震えない」と突き返します。アンダが「俺達を訴えるって本当?」と尋ねると、リョウは「考え中だ」と返します。
「訴訟は避けたい」と言うジェットに新曲を聞かせるティー。アンダが帰ってきたら聞かせようと思っていましたが、アンダはなかなか帰ってきません。アンダは「君が訴えないと約束するまで帰らない」と言い出します。アンダの寝顔を見てほっこりするリョウ。リョウはアンダからもらったぬいぐるみを抱きしめて眠ります。
アンダが絵を描いていると、リョウは「かわいい絵だな」と褒めてくれます。逆にリョウの絵は「まあまあだな」と言うアンダに、リョウは苦笑します。リョウはお米が苦手で病院食が食べられないと言うので、アンダはたくさんのお菓子を買ってきてやります。
二人でハッピーウェディングの新CMを見ながら、アンダはステージ恐怖症なのだと打ち明けます。CM撮影がうまくいったのはリョウとお守り玉のおかげと言うアンダ。アンダは両親は見舞いに来ないのかと尋ね、リョウは「両親はアメリカにいて、年に一度しか会わない」と寂しそうに言います。
そこにティーからアンダへ電話がかかってきて、「まだ帰らないのか?またリョウにキスされるぞ。それに訴訟の件はどうなった?」と心配します。アンダが訴訟の話ばかりするので、「説得するために来たのかよ」とがっかりした様子のリョウ。アンダは「違うよ。自分の意志で来たんだ」と主張します。
一方、ティーは未だに新曲作りに難航していました。ケヴィンは参考になればと自分の昔の未発表曲を見せ、「己を知らなければいい曲はできない。曲を作る時は素直になれ。本当の自分が分からないならジェットに聞け」とアドバイスします。
「国民の彼氏・リョウと一緒で〜す」とインスタライブをしているララを見つけて、エーは「なんて厚かましい!どこがいいわけ!?」と大激怒します。
歌唱レッスンでバンクは美声を披露し、うっとり聞き入るアンダ。しかしバンクは「自分がどこを目指したらいいのか分からない」とどこか疲れているようです。アンダは元気づけようと食事に誘いますが、エーが「食べたら太るでしょ!それにこれから演技のレッスンよ。私に口答えしないで」とバンクを叱咤します。
帰宅したアンダは、リョウが描いてくれた絵を自分の部屋に飾ります。リョウはアンダがいなくなったソファーを見て寂しげにお菓子をつまみながら、ぬいぐるみのハリネズミに話しかけます。
ティーはケヴィンが書いた曲を弾いてジェットに聞かせます。「もし行き詰まったらお前と話せって言われたんだけど…」と訝しげなティー。
リョウはやっと退院しました。アコはハリネズミのぬいぐるみを見て、「会いたい人がいるんじゃない?」とかまをかけますが、リョウは「いないよ」と笑います。早速「ステージ恐怖症」と調べるリョウ。
アコは弁護士に訴訟の相談に行きます。防犯カメラの映像で事故かどうか判断できるし、そうでなくて複数の容疑で訴訟は起こせると言われます。リョウはアコに電話します。
翌日、ジェットはアンダに「アコから条件を飲めば訴えないと言われた」と報告を受けます。アンダが撮影の仕事をして償うのが条件と言われ、アンダは不機嫌になります。そのころ、リョウはアンダが使っていた枕カバーを持ち帰り、自分のベッドの枕カバーと取り替えてしまいます。しかも匂いまで嗅ぐ徹底っぷりです。「諦めるな、ハリネズミくん」とぬいぐるみにキスするリョウ。
ティーとジェットに続いて再映現場に来たアンダ。そこではすでにリョウが撮影を始めていました。リョウは初めて恐怖症のことを打ち明けてくれたアンダを助けてやりたいと思ったのでした。緊張した面持ちのアンダに微笑みかけるリョウ。
第4話
<あらすじ>
雑誌撮影が終わり、アンダがステージ恐怖症を克服したと勘違いした両親は、アンダにドラマオーディションを受けるよう提案する。
芸能界入りを願う両親の期待に悩むアンダはバンクに相談する。
一方、リョウはアンダに惹かれ始めていた。
リョウと二人の撮影に入ったアンダですが、緊張しきっています。リョウはアンダに抱きついたりと彼の緊張をほぐそうとします。アコが撮ってくれた二人きりのスナップ写真がいい出来だったので、リョウは「ポスターにして」とねだります。嬉しそうなリョウ。アンダだけの撮影になりますが、表情が硬くなってしまいます。そのまま失神してしまうアンダ。「これで条件は満たしたよね。もうモデルはしない。無理なんだ」と言うアンダに、ジェットは「もうしなくていいと言ってやりたいが、無理なんだ。家を出ていくか漫画家として大成するしかない」と言います。憤るアンダ。
漫画コンテストの主催者は「今年のコンテストはパッとしない!賞金は二倍、広告費は三倍にして!」と大騒ぎします。アンダはコンテストに投稿する気マンマンですが、ブックとオートは「モデルにならないのか?」と不思議そう。
CMの台本を読むリョウの横で、BL本を読むアコ。男同士の先輩の話と聞いて、リョウはアコが席をたった隙にそれを読み始めます。BL本を読み込み、ノートにメモをするリョウ。先日のアンダとのスナップ写真のポスターを見てにんまりすると、部屋の壁に貼り付けます。
エイムに「ドラマのオーディションに出てもらうわ。プロデューサーのご指名よ」と言われ、アンダは「やりたくない」と激怒します。「強引すぎるよ。俺にも歌えなくなっても歌えと言うつもり?」と怒るティー。
部屋に逃げ込んだアンダをティーは抱きしめて、「父さんたちには断るように頼んでやる」と言ってくれます。ティーは週末にバーベキューで肉でも食べて元気を出そうと言います。
大学でブックと勉強しながら、「人はなぜ有名になりたがるんだろう」とぼやくアンダ。「人に認められたいからだろ?」と答えるブックに、「有名にならないと認められないの?」と駄々をこねます。「僕が芸能界に入れば両親は喜ぶけれど、注目されたらけなされそうで怖いから嫌だ。それにみんな理想のスター像を押し付けてくるでしょ。僕のやりたいことには見向きもしない」と言います。「何事にも代償がつきものだ。君にとってはどうか知らないが、俺は名声を得ることで親兄弟を養っていける。十分な価値がある。価値があるかどうかは自分で決めることだよ」と言うバンク。
リョウは早速BL本をネットで多数取り寄せます。本を読んではメモっていくリョウ。
「BL心得その一、彼の大学生門に車で乗り付けて登場。彼のハートを掴むモテ職業はエンジニア」に従ってアンダの大学に行くリョウですが、アンダに見つかる前に女子生徒に見つかってしまいます。逃げるアンダを追いかけるリョウ。「BL心得その二、キスしそうなほど彼に接近」に従ってリョウに近づきますが、アンダに拒絶されてしまいます。「番号を教えて」と言っても、「ジェットを介してすればいい」と言われていまいます。「直接がいい」と駄々をこねても、アンダは頷きません。さっさと帰ろうとするリョウに「僕が巻き込まれるだろ!隠れてて!」と怒るアンダ。「じゃあ交換条件だ」と笑うリョウに、アンダは不服そうに自分の電話番号を教えます。
ララの生声目覚ましで起床したアンダは、「BL心得その三、マメな連絡で愛情表現」を実施するリョウにうんざり。アンダはリョウの連絡を全無視します。「漫画は順調?手伝おうか?」というリョウのメッセージを見て、目を留めるアンダ。リョウのようにうまく絵を描ける友人は、漫画研究会に一人もいません。苦悩の末、リョウに返信するアンダ。リョウは「土曜は用事ができた」とアコに報告します。
土曜日、リョウの車に乗り込んだアンダは彼にシートベルトを締めてもらいます。バーベキューに誘うためにアンダの部屋をノックするティー。ジェットにアンダはリョウと出かけたと言われ、「またあいつ何か企んでるのか」とビッグとニックを呼び出します。「お前をよく知るため」とパタヤ羊牧場につれてきたリョウ。ティーは「”ダサいリョウは大嫌い”作戦だ!」と二人をけしかけます。早速、コタンとコニューという子羊を抱く二人。その後子羊の焼き肉をしていると、ビッグとニックが来て「それはコタンとコニューの肉だよ!」と言って去っていったので、アンダは食べられなくなってしまいます。
その後、動物ショーの舞台に無理やりあげられるリョウ。変なダンスも快くやってあげ、ティーは悔しそうに歯噛みします。
ショーの後、ビッグがコーヒーを持ったリョウにぶつかり、アンダは大慌て。濡れたシャツごしにリョウの体をなぞるアンダに、二人はお互いにドキドキ。おそろいのTシャツを買って着てみる二人。
空を飛ぶアトラクションに乗りたいと言うアンダ。リョウは苦手だと嫌がりますが、ティーは係員を口説いて速さを何倍にも上げます。しかし意外にもリョウは耐えてみせ、一緒に乗っていたビッグとニックの方がグロッキーになってしまします。
「また誘ってもいい?」と尋ねるリョウに、「また子羊たちに会いに来たい」とアンダは快諾します。目まいがすると言うアンダをおんぶしてやるリョウ。おそろいのTシャツを着たままアンダの家まで送ってやるリョウ。「リョウはお兄さんみたい」と嬉しがるアンダに、リョウは「兄貴なんて嫌だ」と口説きモードで近づきますが、ティーに遮られてしまいます。しかし、「明日、俺の家でね」と手を降る二人に「なんて言った?」と絡みます。リョウは意味深に微笑んで帰ってしまいます。ティーは「俺も行くぞ」とアンダに絡みます。
翌日、リョウはコンテストに出す作品についてアンダに尋ねます。アンダはストーリー漫画を提出したいらしく、リョウは「キャラを描きわけないとね。BLもあり?」と尋ねます。イケメンのキスシーンを描いてやると、アンダは喜びます。「教えてほしい時は電話して」と言うリョウに頷くアンダ。
第5話
<あらすじ>
デートから数日が経ち、アンダはリョウのことが気になって仕方がない。
内緒でリョウのグッズを集め、リョウの出演番組を見る始末。
しかし漫画コンテストの締切が迫っていることに気づき、慌てて漫画制作に取り掛かる。
リョウからもらったBLのイラストを大事そうに壁に貼るアンダ。ジェットが「朝食ができた」と言っても、アンダは部屋にこもったまま出てきません。最近アンダは通販で毎日のように何か買うばかりで、外に出ようとしません。ティーは「リョウに会わないからいいことだ」と言いますが、ジェットから「リョウと電話してるのかも」と言われ急に不安になります。
デートから数日が経ち、アンダはリョウのことが気になって仕方ありません。内緒でリョウのグッズを集め、リョウの出演番組を見る始末です。リョウはインタビューでアンダのあげたハリネズミのぬいぐるみを「大切なファンからもらったプレゼント」と紹介します。恋人にするならどんな女性がいいかと問われると、「自分を大切にする人がいい」とのことでした。
さすがに荷物の内容が気になり始めたティーとジェット。部屋の中はリョウのポスターやDVDだらけ、しかも届いた荷物の中身もリョウのグッズばかりだと二人にはばれてしまいます。
「撮影で地方に行くからしばらく会えない」と連絡したあと、砂浜に「アンダ」と貝殻で書いて写真を送ってやるリョウ。アンダは授業中にも関わらずにやけてしまい、教授に授業の質問をされますが答えられません。またしてもバンクが完璧な答えを返し、助けてもらいます。
授業後に二人でカフェに行くと、バンクは「最近なんだか楽しそうだね。恋でもしてるの?」と問うてきます。「恋ってどんな状態か分からないんだ」と返すアンダに、「恋するともっと自分を大切にしようと思う。自分を高めたくなる。みんなを笑顔にしたいからね。自分を愛することを学ぶんだ」と言います。リョウも同じことを言っていたと思い出したアンダは、バンクに散歩しようと誘います。楽しくショッピングする二人。なぜ急に散歩に誘われたのか不思議そうなバンクに、「自分を愛するために外見も磨きたいんだ」とアンダは打ち明けます。ふざけた帽子をかぶせ合ったりして楽しみます。その時、街頭の巨大サイネージにハッピーウェディングのCMが流れます。「あの新婦役は君だろ?」とバンクに言われ、「気づいてたの?」と驚くアンダ。「目が同じだからね」と笑うバンク。そこにエーが来てバンクを仕事につれていきます。バンクは「身近な人を好きになってしまったかも」とエーに打ち明けますが、エーは「絶対にファンは許さないわよ」と激怒します。
帰宅したアンダはリョウとメッセージをやり取りするのが何よりの楽しみになっていました。ブック、オートとともに食堂で昼食を食べていると、「リョウのファンの集い」のクイズ大会で景品にリョウのサイン入りポラロイドが当たるとメンバーが喧伝し始めます。「あんなもの誰が欲しがるんだ」と呆れる二人に、「急ぎの用がある」と抽選会に向かうアンダ。決勝戦では、相手が間違えた問題に正しく答えられたら優勝です。ステージに上がり、アンダと女性・チェリーの一騎打ちになります。リョウの出演ドラマ8本と2775本の動画を5回ずつ見たのだから余裕だと考えますが、「リョウは何を描くのが得意でしょう?」の質問に「男の人」と答えてしまい、不正解だと言われてしまいます。正解は「セクシーな女性」で、チェリーが見事答えます。がっかりしながらブックたちのもとに戻るアンダ。「待て、ステージ恐怖症はどうしたんだ?」と問われ、なんともなかったことに驚くアンダ。「モデルをしてみろよ」と二人に言われますが、「いいよ、どうせまぐれだし」と答えます。なぜリョウの写真を欲しがったのかと問われ、「オークションに出して稼ぎたかったんだ」と嘘をつきます。するとブックから「他のコンテストで優勝しろよ」と漫画コンテストのことを匂わされ、締切が迫っていることにそこで初めて気づきます。漫画コンテストまであと3日です。全く漫画制作が進まないアンダ。
ティーは「弟が変態に狙われてるのに平気でいられるかよ」と作曲どころではない様子。しかしそこにアンダが現れ、漫画が行き詰まっていると相談してきたので、ティーは「手伝ってやる」と張り切ります。しかし、ビッグが「こんな絵でコンテストに出すつもりなのか?」と文句を言おうとして、ティーが口をふさごうとした拍子に黒インクをぶちまけてしまいます。怒りも忘れて落胆するアンダ。
翌日、たった2日間の休暇を利用してリョウがアンダの元にやってきます。リョウのグッズだらけの部屋を慌てて片付けるアンダ。リョウを家に入れてやるティーに驚くジェット。「もしリョウが来ないようにしたらアンダが俺を許さない」とティーはふてくされます。
「君と過ごしたいから」とアンダの原稿を手伝うリョウ。ティーはリョウがアンダに手を出すのではと気が気ではありません。「部屋から変な声がする」とヤキモキするクラッシャーズの三人。原稿合宿を経て、リョウとアンダの距離はますます近づいていきます。色塗りをしているうちにうたた寝していまうアンダ。リョウは自分の絵が大事そうに飾られていることや、自分の主演ドラマのDVDがベッドに隠されていることに気づき「可愛いヤツだ」と彼の頭を撫でてやります。
アンダが寝ている間に原稿を終わらせたリョウは、アンダをベッドに運んでやると、彼の額にキスします。何度も額にキスしながら、「もう彼とはキスした。初めてじゃない」と自分に言い聞かせ、唇にもう一度キスします。
そこにアコから「チェックインの時間よ」とリョウに連絡が来ます。「満足できない、もう一度したい」と何度もキスをしていると、ナニが勃ってしまいます。上着で隠しながら部屋を出ていくリョウ。
アンダはリョウにキスして襲われる夢を見ていました。「幸運を祈ってる」というリョウからのメモとともに、机の上には完成原稿が置いてありました。「今日こそみんなに実力を発揮する」と編集部に乗り込むアンダ。リョウは「いい知らせを待ってるよ」と電話をくれます。
審査員たちに原稿を持っていくアンダ。目の前で原稿を広げられるうちに、ステージ恐怖症と同じ緊張感がこみあがってきます。アンダは思わず立ち上がり、原稿を審査員たちから奪い返してしまいます。
第6話
<あらすじ>
ようやく原稿が完成したものの、ジェットから漫画コンテストの入賞は無理だと言われ激怒するアンダ。
リョウの言葉に勇気づけられ意を決して出版社を訪れるが、審査員の表情を見たアンダはステージ恐怖症も重なり、その場から逃げ出してしまう。
家に帰りたくないアンダは泣きながらリョウの家へと向かう。
「どうして俺のためにここまでしてくれるの?」と問うアンダに、「気持ちが分かるんだ。俺も演技に目覚める前はそうだったから。夢を追いかけて手当たり次第に挑戦した。とにかく全力でやった。絶対に後悔しないと思えるまで」と返すリョウ。
ジェットにお茶に誘われたティー。ジェットは「アンダに描くことを強要したくない」と言います。ジェットはアンダに「本当にコンテストに応募するのか?」と尋ねます。アンダが頷くと、ジェットは「落ち込む姿を見たくない。現実を見ろ!あの腕前じゃ入賞は無理だ」と言われアンダは激怒し、「いつもそうだ!挑戦する前からできないって決めつけて!入賞したら今の言葉を撤回して」と言い捨てたのです。ティーは「アンダは芸能界から逃げる唯一の方法が漫画だと信じてるんだよ」とジェットに言い聞かせます。「漫画家になったってステージ恐怖症は治せない」と言うジェットに、ティーは「アンダは批判されるのを恐れてるんだよ」と返します。「アンダが決意して恐怖症を克服するしかない」と言うティー。
「夢を追いかけろ」というリョウの言葉に勇気づけられ意を決して出版社を訪れたアンダでしたが、審査員の表情を見たアンダはステージ恐怖症も重なり、原稿を奪ってその場から逃げ出してしまいます。降り出した雨の中、濡れた原稿をかきあつめて泣きじゃくるアンダ。ジェットの言葉を思い出し、アンダは家に帰ることができません。審査員から「アンダの作品は落選した。彼は帰った」と電話で聞いたジェット。ため息をつくティー。家に帰りたくないアンダはリョウの家へ向かいます。リョウは何も言わずに抱きしめ、風呂に入れて、髪を乾かしてくれます。「何があったの?だめだったの?」と問われて、「うん」とリョウに泣きつくアンダ。泣きつかれて寝てしまったアンダをベッドに運んでやるリョウ。
起床したアンダは枕元に大事そうに飾ってある10年前のハッピーウェディングの写真を見つけます。外には濡れた原稿が乾かしてあります。朝食を作ってくれるリョウ。アンダは「美味しい」と大喜びします。
「どうして昨日すぐに家に帰ってきたの?」と問うアンダに、「お前の家族から俺のところに来ていないかと聞かれたから」と答えるリョウ。「また迷惑かけちゃったね」とアンダに、「俺より家族のことを考えろ。心配してたぞ」とリョウはアドバイスしてくれます。ティーは心配しているようで、「すぐアンダを送り届けるように頼んだのに帰ってこない」となぜかオートに電話をします。実は漫画研究会には決まりがあり、メンバーの家族から連絡があった時には「一緒にいる」と答えなければならないのです。握手会に徹夜で並ぶことも多いからですが、握手会の予定はまったくないのでオートは焦ります。しかもブックもジェットからアンダの安否を尋ねられ同じことを返してしまい、焦ります。
乾かした原稿を「捨ててよ、ゴミクズだ」と言うアンダに、「とっておけよ。これはお前が頑張った証拠だ」と言うリョウ。「入賞すると思ったのに残念だ」と言うリョウに、「あの時急に症状に襲われたんだ。手伝ってくれたのに無駄になってごめん」と謝るアンダに、「旅の楽しみは目的地だけじゃないだろ?この作品には努力が詰まってる。こんな歌詞は書けないよ」と言い、漫画の中の歌詞を歌ってくれるリョウ。「いつか本物のララに歌ってほしいんだ。そんなこと叶うわけないのに。俺はただの一般人だし」と言うアンダに、「俺とキスしたことのある一般人?」とリョウはふざけます。
ジェットとティーはアンダがどこにいるのかと悩み、「リョウに聞くか?」とジェットは提案します。ティーは「あんな奴と一緒にいるわけない」と言います。
リョウは撮り直しになったからと荷造りを始めます。家に帰りたくなさそうなアンダに「撮影に一緒に行こう」と誘います。海に行く二人。「家に連絡しなくていいのか」とリョウが尋ねると、「後でする。たまには羽目を外してもいいでしょ」と言い、海に走り出すアンダ。二人は海で波と戯れます。
遊び疲れた二人。夜になり、ライトアップされたテーブルにココナッツジュースを持ってきたリョウに「なんでこれが好きと分かったの?」と驚くアンダ。「これを飲めば精力がアップする」と笑うリョウに「じゃあ撮影のためにリョウが飲まなきゃ」とアンダはジュースを渡します。しかしリョウは「実は撮影っていうのは嘘なんだ。海に君を連れ出したくて」と言い、アンダを目隠ししてテーマパークのような場所に連れ出します。そこは実はララのMVの撮影現場だったのです。リョウに会えて嬉しそうなララ。「終わったら飲まない?」と誘ってくるララに、おずおずとOKを返すアンダ。
「緊張した」と言うアンダに、「お前と初めて会った日の俺もそうだった。緊張で心臓がドキドキした。二度と会えないと思ってたけどまた会えた」と言い、キスしようとします。しかしそこにララがグラスとお酒を持って現れます。リョウはアンダの原稿の写真をララに見せ、「この歌詞を歌ってくれないか」と頼みます。それがアンダの夢だと知っていたからです。
「特別な存在になりたい あなたに愛されたい どうすればいいの 私に何が足りないか教えて」と歌ってくれるララですが、「歌詞が滲んでよく見えない」と言うので、アンダは謝ります。ララは「しんみりしないで。撮影終了記念よ」とお酒を注いでくれます。酒豪のララは赤ワインをごくごく飲み干していきます。驚く二人。「これがララの本性だ」と耳打ちするリョウに、アンダは目を丸くします。
「アンダ、どこだ?コンテストの結果は?」と大量のメッセージをアンダに送るバンク。アンダが返信しようとすると、「俺といるのに他の男の話をするのか」とリョウはふてくされてしまいます。「嫉妬?」と言うアンダに、「嫉妬してる」と返すリョウ。酔ってないと言いながらリョウがキスしようとした瞬間、爆睡していたララが「二人はお似合いね」と寝言を言います。「部屋まで送ってやる」とため息をつきながらララを介抱するリョウ。
ティーはアンダの携帯に追跡アプリを入れているようで、「アンダがやっと携帯の電源を入れた」と嬉しそうに言いながらアンダの現在地をチェックします。ジェットは「まるでストーカーだな」と呆れます。
部屋に戻ったリョウとアンダ。「ごめん、満席で一部屋しか取れなかった」と言うリョウ。ソファーで寝ようとするリョウに、「一緒にベッドで寝よう」とアンダは誘います。「ありがとう、今日は人生最高の日だった」と感謝するアンダに、リョウは「俺にとっても人生最高の日だったよ」と返します。二人はベッドで服を脱ぎ合い、キスをしあいます。しかし、アンダは「まだ心の準備が…」と途中で不安がってしまいます。さらに部屋のドアがノックされ、二人はフリーズ。ドアを開けると、ティーとジェットが立っており、半裸の二人を見てティーは殴りかかろうとします。アンダは慌ててリョウをかばいます。
第7話
<あらすじ>
ホテルで一夜を過ごしていたリョウとアンダの元にティーとジェットが駆けつけた。
弟が心配なティーは、家出をした上にリョウと一緒にいたアンダを咎めて、二人の仲を認めようとしない。
ティーはジェットを引き連れ一日中二人の邪魔をするが、アンダには逆にジェットとの親密さを指摘されてしまう。
アプリで追跡されていたことを知ったアンダはティーの勝手な行動に怒りますが、昨夜のことを謝り、「アプリを入れたことは許す代わりにリョウとのことは許して」と頼みます。そこに合流するリョウ。しかしアンダが心配なティーは、ジェットに「リョウとのことは許してやれ」と言われても、「家族だからって勝手に姿を消していいわけじゃない。裏切られた気分だ。リョウは俺達に連絡もできたはずなのに」と憤ります。ジェットはティーの好物のソースをつけたステーキを食べさせて彼の気分を落ち着かせます。自分の好物を知ってくれていたジェットににやけるティー。ジェットは「兄弟喧嘩は見たくない」と言います。
二人の仲を認めようとしないティーについて話し合うアンダとリョウ。自分がティーに話そうかと提案するリョウに、「俺の家族の問題だから俺がなんとかする」と返すアンダ。「ごめん。俺が昨夜あんなことをしたから。迷いがあったのに俺からキスしたのが悪かった」と謝るアンダに、「急がなくていい。あと60年は一緒なんだから」と慰めるリョウ。アンダは「お兄ちゃんと話し合ってみる」と部屋を出てティーの部屋に向かいますが、ティーはどこかへ出かけたようでジェットに相談することに。
その頃、リョウの部屋にティーが訪れ「弟とはどんな関係だ」と問い詰めていました。リョウは「アンダを愛してる。10年前から好きだった。男だと真実を知っても気持ちは変わらない」と真っ直ぐな目で返します。
一方アンダはジェットに「いつもは謝れば許してくれるのに、本気で怒ってる」と愚痴をこぼし、ジェットは「家出は初めてだからな」と返していました。「自分でも家出するなんて不思議なんだ」と言うアンダに、「恋するとおかしなこともするものだよ」と慰めるジェット。そこでジェットは突然「携帯を部屋に忘れたから貸してくれ。ティーに居場所を伝える」と言い出します。アンダは携帯をジェットに渡します。ジェットは「あのパスワード?」と返し、携帯の中身を見てしまいます。ゲイのセックス動画を見て予習していたのがバレたアンダは気まずそうにしますが、「そんなこともあるだろ」とジェットは飄々と返します。「ジェットは男性と経験あるの?」と問うアンダに、「やり方による」とふざけるジェット。
ティーの後ろをついてくるリョウ。ティーは「お前との仲は認めてない」と怒ります。リョウが「俺が男だから?」と返すと、「お前が嫌いだから」と返すティー。リョウは困惑します。
リョウとアンダがホテルのテラスで夕食を食べようとしていると、同じ卓にティーとジェットも勝手に同席してきます。「二人して俺達の後をつけてきたの?」と怯えるアンダに、「本日限定の食事を食べに来たんだ」と嘘を付くティー。ティーはアンダにはにこやかに接しますが、リョウには敵意をむき出しにします。ジェットに苦手な野菜を押し付けるティー。アンダとリョウは二人が親密なことににやけます。「あーん」をし合うアンダとリョウ。その後ろで、ティーとジェットは一つのドリンクを一緒に飲んでいて、アンダとリョウは思わず笑ってしまいます。
「1日中つきまとって悪かった」と謝るジェットに、「いいよ、ダブルデートだ」と笑顔のアンダ。思わずティーは吹き出してしまいます。「歌でも歌おうぜ」とティーが言うと、アンダは音痴ながらリョウに促されて彼の演奏で歌いだします。楽しい時間を過ごす四人。
部屋に戻ると、ジェットによりかかりながら、「アンダとリョウはうまくいくかな?一般人と人気スターだぞ」と心配そうに尋ねるティー。「ファンに知られなければな」と返すジェット。「アンダは一生日陰者なのか?」と不安げなティーに、「お前も恋人の存在を隠してるだろ。お前も同じスターだから分かるだろ」とジェットは笑って返します。「俺はいざとなれば認める覚悟があるけど、リョウは遊びに違いない」と言うリョウ。「俺だって最初は遊びだと思ってた」とジェットが言うと、ティーは「関係を公表してほしい?」とジェットを見つめます。「ご両親に悪いからいい。このままでいよう」と返すジェット。
ギターを部屋に持ち込み、作曲するアンダ。「ラブソングを書く時、誰を思う?」とリョウに問われ、「コニューとコタン」とふざけるアンダ。リョウは拗ねて作曲用のメモ帳を奪うと、「返してほしければキスして」と甘えます。アンダはキスするふりをしてメモ帳を奪い返します。「歌って」とリョウに乞うと、彼はアンダの作った歌詞を歌いだします。嬉しそうなアンダ。
夜中にケヴィンのインタビュー動画を見るティー。ジェットはふと明かりに気づいて起きます。「曲作りに大切なものは?」とインタビュワーが尋ねると、ケヴィンは「私が曲を作れるのは妻のエイムがいるからです」と答えます。「俺の曲に何が足りないのかようやく分かったよ。父さんはお前に聞けと言ったんだ。お前は俺の歌だ」と言うと、ティーはジェットにキスします。甘くキスしてベッドに横たわる二人。
その頃、アンダは緊張しながらもリョウとのセックスに臨んでいました。「緊張する。怖くないの?」と問うアンダに、「怖くなったらお前の目を見る。この目にどれだけ焦がれてきたかを思い、見つめられる幸せを思う」と返すリョウ。「僕もリョウの目を思うよ。もう心の準備はできたよ」とアンダは言うと、二人は服を脱いで愛撫しあいます。
翌朝、リョウはアンダをキスして起こします。早起きしたリョウは「サプライズがある」とリョウを部屋の外にあるプールに誘い、「水に浮かぶ朝食だよ」と食事を持ってきます。「誰かに見られたらまずいよ」と言うアンダに、リョウは「いい考えがある」と言い、彼を変装させます。アンダに朝食を食べさせてやるリョウ。アンダは「俺達こんなことしてるでしょ?これって付き合ってるってことかな?」と尋ね、リョウは「もちろんさ」と笑います。二人はジュースを飲みながら美しい海を見つめます。リョウはアンダの肩を抱き寄せ、キスをします。しかしそれをパパラッチが撮っていました。カメラマンを見つけると慌てて彼を追い、カメラを奪うティーとジェット。データを抜くと、「二人とも気をつけるんだ」とジェットはアンダたちに注意します。「このホテルはセキュリティが厳重だし、俺の滞在は極秘なのに」と困惑するリョウに、「本当に誰にも知らせてない?」と問うジェット。リョウは「もちろん」と頷き、アンダを安心させるように抱き寄せます。ジェットは「カメラを奪えていなかったら危険だった。屋外で軽率なことはするな。全てを失うぞ」とリョウに忠告します。しかし実はパパラッチは携帯でもアンダとリョウのキスシーンを何枚も撮っており、そのデータはジェットたちは奪えていなかったのでした。
第8話
<あらすじ>
滞在先のホテルでパパラッチに盗撮されてしまったリョウとアンダ。
相手のカメラは奪えたが、ジェットからはもっと慎重に行動するよう注意される。
そこで二人は誰にも邪魔されずに恋人同士の時間を作るため、リョウの家でおうちデートすることに。
家に帰宅したアンダは両親に呼び止められます。「何か言うことはないの?」と問われ、「リョウと俺のことなんだけど、俺達は…」とアンダが口火を切ると、「全部知ってる」と言われます。「構わないの?」と驚くアンダに、エイムは「あなたが幸せになるならなんでも受け入れるわ」と微笑みます。しかし同時に、「リョウとの交際をファンが許すかどうか…私達のときも何十年も関係を隠していたし、ティーの出産は海外でしたほどよ。気をつけてね」と身を案じます。リョウとアンダはお互いにデート中に獲った写真を見てにやけていました。アンダからの電話にすぐ出るリョウ。「明日からの撮影頑張れよ」とリョウにわざとそっけないフリをするものの、アンダの笑顔は隠しきれません。
大学に来たアンダは授業中にリョウの絵を描いてみたり、漫画研究会で漫画を読みながらにやけたりと幸せいっぱい。しかしブックとオートから「海で日光を浴びすぎたか?」とからかわれ、「なぜ海に行ったと知ってるの」と驚愕します。すると二人は「バンクに聞いた」とあっさり自白します。ブックに口止めするアンダですが、ブックは「あの二人にしか言ってない」と悪びれません。「黙って消えるなよ。俺も君のことを心配した」バンクは言い、アンダは「たくさんメールをくれたもんね」と微笑みます。
変装したリョウはアンダを迎えに来て、構内で堂々といちゃつきます。おもしろくなさそうに二人を見送るバンク。「誰にも渡したくないもの、リョウにはある?俺でしょ?」とカフェでのろけるアンダといちゃつくリョウですが、変装しても輝きは隠しきれず、ファンに写真を頼まれてしまいます。
帰宅したアンダに「リョウもお前ももっと気をつけてくれ」と注意するティー。ジェットはリョウに「あの日のパパラッチのことを調べさせた。アンダとのことを俺達以外で誰か知ってる?」と尋ねます。「一人いるけど、彼じゃない」と否定するリョウに、ジェットは「カフェで君が飲んだドリンクの写真一枚で大騒ぎになるんだ。俺は君のことはどうでもいい。アンダを騒ぎに巻き込みたくない。分かってくれ」と怒ります。
その夜、アンダはリョウのファンたちが「リョウはこのドリンクを誰と飲んだの?」と大騒ぎしているのをSNSで見てしまいます。「男友達よ」とファン同士が返信しているのを見て、画面をそっと閉じるアンダ。
バンクはエーから「食事には気を付けて、明日はジムに行って。リョウに負けないくらい鍛えて。体型には注意するのよ」と自分はがつがつと食事をしながらつばを飛ばして注意します。バンクは「リョウには負けない」と静かに闘志を燃やします。
大学にいたアンダに、リョウから「今日は映画に行こう。あの程度の噂、慣れてるよ。俺達はどこへでも行ける」と連絡が入ります。アンダは「やめとく。もっといいところに行く」とリョウの家に料理をしに行きます。慣れない手つきで揚げ物を作るアンダですが、キッチンは粉まみれ、食材もぐちゃぐちゃ、皿は割るわで大騒ぎです。リョウは「教えるよ」とアンダに優しくエプロンをつけてくれます。二人で楽しく作った料理を食べながら、「セレブの生活って大変だね。普通の生活はいいよ」と言うアンダですが、「スターでいるなら我慢する。今の自分が好きだから。好きな仕事をしてファンを喜ばせられる。ファンが俺をスターにしてくれた。俺はファンを愛してるよ」と言うリョウ。「やりたいことを我慢するのはうんざりだ。ファンは俺の幸せを祝福するかな。本当の俺を知ったら…」と悩むリョウ。
10年前のハッピーウェディングの撮影のビハインド動画を見る二人。「この動画を見ると悲しくなる。両親が一緒に写った最後のビデオなんだ。二人は離婚して外国に行き、それぞれ子どもをもうけた。俺のことは忘れてる」と言うリョウに、「独りになってすごく寂しいだろ」と憐れむアンダ。リョウは「でも今夜は誰かが一緒に眠ってくれる」と甘えます。「だめだよ。たまには家で寝ないと。お兄ちゃんに殺されるよ」とリョウを止めるアンダ。リョウは不意に真面目な表情になると、「バンクとは距離を置いてくれ。俺たちが海にいることを彼は知ってた。もしかしたらパパラッチを差し向けたのは彼かも」とアンダに頼みます。「考えすぎだよ」と笑うアンダに、リョウは不安を隠せません。
クラッシャーズは新曲の練習をしています。調子の良さそうなティーにビッグとニックは「海でどんなインスピーレーションを得たんだ?」「恋してる顔だな」とおちょくります。
「関係を秘密にしたいのか?」と尋ねるジェットに、「彼の将来を壊したくない。リョウにとって仕事やファンは人生そのもの、すべてなんだ。そう考えるとすごく胸が痛む」とアンダは悲しそうに言います。「俺はアドバイスできない。でも忘れるな、二人の問題は二人で決断すべきだ。どんな選択をしても二人の未来に影響する」と言うジェット。
ジムでトレーニングをしていたリョウは、突然バンクから「エクササイズを手伝ってください」と頼まれます。トレーニング量を増やしたと話すバンクに、理由を問うリョウ。「あなたに追いつくためです。”国民の彼氏”にもなりたいし」と彼が言うので、「そう焦るなよ」とリョウは笑います。「恋人はいる?もしいたら公表する?」と尋ねるリョウに、「いませんけど、いたら公表します」と堂々と答えるバンク。「恋人がいても”国民の彼氏”になっていいのか?芸能人でいるには大きな犠牲を払うことになるんだ。気をつけろ」と言うリョウ。「リョウさんも気をつけて。国民の彼氏の恋愛が発覚したら大騒ぎになりますよ」と不敵に笑うバンク。バンクがシャワー室に向かったのを見送ると、彼のバッグの中にあった携帯を盗み見るリョウ。壁紙はアンダの笑顔の写真で、リョウは怒りに手を震わせます。
起床したアンダは昨晩ジェットから忠告されたことで思い悩んでおり、「どう選択すればいいんだよ」と頭をかきむしります。
ボクシングの撮影をしていたリョウはバンクのことを考えるあまり演技に集中できず、スパーリングでひどい打撃を受けて倒れ込んでしまいます。
その頃、アンダはバンクに自分の書いた歌詞を見せていました。「プロになれるよ。コツを教えて」と絶賛するバンク。「テクニックはないよ。自分の感じ方や心を歌詞にするんだ」と自慢げに言うアンダ。そこに怒った様子で近づいてくるリョウ。「アンダ、話がある」とアンダの腕を乱暴に取るリョウ。「話って俺のことじゃないですか?じゃあ俺の前で話してください。携帯をこそこそ見たりせずに」と怒るバンクを睨みつけ、リョウはアンダを連れ出します。「彼と関わるなって言っただろ!隠し撮りの犯人かもしれないんだぞ」と怒るリョウに、「彼と友達でいるのをやめろっていうの?隠し撮りの犯人かもしれないって言うけど、証拠はないでしょ?考えすぎだよ。それにそんなことをする理由がない。理由が何か知ってるの?彼の携帯に何があったの?」と詰問するアンダ。「どうかしてるよ。バンクを疑うのは間違ってる。落ち着いてから話し合おう」と言って、アンダはその場を後にします。怒りをどうにか抑えるリョウ。
帰宅したリョウは仕事に集中できません。アコに「冷静でいられない」をバンクを盗撮の犯人ではと疑っていることを話します。「彼の携帯のロック画面がアンダだと知って、俺達の仲を割くために盗撮をしたんだと思った。でもこれは妄想だ。バンクは芸能人じゃないから恋をするのは楽だ。考えるほど羨ましい。アンダを失うと思うと…」と苛立つリョウに、「あなたは冷静じゃないわけじゃない。それは嫉妬よ。あんだが特別だからそう思うのよ」と諌めるアコ。「どうすればいい?」とリョウはアコに縋るように尋ねます。
ジェットはティーに「写真を送った」と電話します。ティーの携帯に映し出されたのは、海辺のホテルで変装しキスをするアンダとリョウの写真です。同じ写真がアンダとバンクの携帯にも映し出されます。驚愕するアンダ。
第9話
<あらすじ>
リョウに熱愛スクープ!?
隠し撮り写真により、世間はリョウの恋人らしき“謎の美女”の話題で持ちきりに。
リョウは男だとバレていないから心配いらないとアンダに説明するが、写真の流出はさらにエスカレート。
アコは「海辺でリョウといた女性は誰ですか?CMで共演した方ですよね?本当は女性じゃないんじゃないですか?リョウは同性愛者ですか?」と記者からしつこく質問され、辟易します。ニュースでリョウの熱愛が取り沙汰され、エイムは「名乗り出るべきでは?このままでいいの?」と不安がります。「こういう報道はすぐ下火に鳴る。大切にすべきなのはアンダの気持ちだ」と言うケヴィン。
漫画研究会では、ブックとオートが「美女の正体は変装した男らしいよ」と噂をしており、アンダは気が気ではありません。そのうち、リョウへの直接インタビューがテレビで流れ始めます。「交際してるんですか?」と問う記者に、「一般の方です。お付き合いはしてません」と答えるリョウ。「”ただの友人”?」とぼやくアンダ。
ティーは「アンダが心配だ」とジェットに相談するも、「世間はすぐに忘れるよ。俺達に同じことが起きたらどうする?」と逆に聞き返されます。「俺なら報道が収まるまで静観する。俺のファンは俺の恋愛より作品に興味を持ってるからな」と言うティーに、「お前のそういうところが好きだよ。曲の完成を一緒に祝おう」と笑いかけるジェット。二人が手を握っていちゃついているのをアンダは見てしまいます。
「リョウとの関係はどう?ギクシャクしてない?芸能界は特殊な世界だけどすぐ慣れるわ」とアンダを慰めるエイム。アンダを訪ねてくるリョウ。「バンクのことなら怒ってないよ」と笑うアンダに、「でも気を悪くさせただろうから謝る」と言うリョウ。「例の報道はどうする?」と不安げに聞くアンダに、「レポーターは俺がどうにかする」と答えるリョウ。アンダが「僕達の関係はどうなるの?」と問うと、リョウは「今まで通りだ。お前は女だと思われてるから誰も知らない」となんでもなさそうに答えます。
大学に行ったアンダは、バンクから「大丈夫か?写真に写ってたのは君だろ?」と話しかけられます。笑って頷くアンダに、「俺は盗撮なんかしてない。リョウとの関係は問題ないか?」と問うてくるバンク。「仲直りした。リョウを許してほしい」とアンダが言うと、「独占したい気持ちは分かるよ」とバンクは返してきます。「嫉妬する理由なんてないのにね」と笑うアンダに、バンクは微妙な表情を浮かべます。
漫画研究会のたまり場にいるブックは、オートに「リョウと一緒にいる美女はアンダに似てないか?アンダも同じ日に海に行ってたし」と問いかけます。
リョウと散歩しながら「俺達はずっと一緒にいられると思う?」と問いかけるアンダ。「あんな報道で俺たちの関係は崩れない」と主張するリョウに、「男同士だと知られたらどうする?俳優生命を絶たれたら?」と不安げに尋ねます。「もし選べるとしたらお前と一緒の未来がいい」と返すリョウに、「今まで気づいたものを捨てる価値はない。リョウには幸せな未来を歩んでほしい」と言うアンダ。「未来のことはその時に任せよう」と空腹を主張するリョウ。
リョウはアンダを人が大勢いるレストランにつれてきます。「気づかれたら大変だ」と不安がるアンダに、「いちゃつかなきゃ人目を気にせず食事できる。記事になったとしてもろくな記事にならないよ。何も心配しなくていい」と平気そうなリョウ。変装したティーが二人をこっそり見張っています。ジェットに「パパラッチに撮られないように気をつけてやらなきゃ」と言うティーですが、ジェットの手料理で曲の完成祝いをすることはすっかり忘れていたようです。ジェットは食事は明日にしようと言い、「探偵から連絡があった。IPアドレスと位置情報を調べた結果、写真を流出した犯人は…」と告白します。驚きのあまり大声を出してしまうティー。アンダはびくりと声の主を探します。「警戒しすぎじゃないか」と言うリョウ。「人目を引く行動は避けなきゃ。また大事になるから」と口元を拭こうとしてくるリョウの手を遮るアンダ。
その時、アンダの携帯にリョウの家でキスしていた写真が表示されます。レストラン内の客たちにも一斉に同じ写真が送られたようで、アンダは周囲から好奇の視線で見られてしまいます。ティーが「アンダ、家に帰ろう」と声を掛けると、アンダはリョウに何も言わずに席を蹴るように店を出ます。
店の外に置いていたリョウの白い車には「ゲイ」と黒いペンキで大きな落書きが書かれていました。
リョウは次々と満了前に契約を解除されていきます。どの企業も「報道とは無関係」と発表しますが、「ブランドイメージにそぐわない」「ストレートの男性を起用したい」と言います。SNS上では「ファンを裏切った」「もったいない」という声が溢れ、アンダは部屋で一人涙します。
漫画研究会に来た落ち込んだ様子のアンダは、ブックとオートに「甘いもので心を癒せ。何があっても俺達は味方だ」と慰められます。リョウの後任にはバンクが次々と選ばれ、バンクはにんまりと微笑んでいました。大学内ではアンダを盗撮する生徒が後を絶ちません。「大丈夫か?」「なぜパパラッチがここまでやるのか納得できない。海辺での写真はまだ分かるけど、キスした写真はリョウの家の敷地内で撮られてる。ここまでするなんてなにか恨みでもあるのか…。芸能界なんてろくなところじゃない。バンクも気をつけて」と言うアンダ。「出会わなきゃよかった」とぽつりとつぶやくアンダに、「それでも彼と一緒にいたいの?」と問うバンク。「いられるわけない。俺が彼の人生を全て壊したんだ」と苦しむアンダに、バンクは「そんなに苦しいなら別れたらいい」とアドバイスします。
一方その頃、リョウはアコに「明日の予定は?」と尋ねますが、言いにくそうに「ゼロよ」と返されてしまいます。「休暇と思うことにする」と言うリョウですが、「まったく寝てないでしょ。ちゃんと食べてるの?」とアコに心配されます。何か食べようと立ち上がったリョウは、そのまま失神してしまいます。
バンクはいつものカフェでエーから「あなたが有名人の仲間入りしたお祝いよ。私の言う通りにすれば有名になれるって言ったでしょ」と恩着せがましくケーキで祝われていました。「でも偶然リョウにあんな報道が出たから」と謙遜するバンクに「偶然なんてものはないのよ」と流出した盗撮写真を見せるエー。「こんなチャンスは滅多にない!」と大喜びする彼女に、「なぜこんなことをしたんだ!俺のためって言うけど、全部自分のためじゃないか!」と激怒するバンク。「リョウが受けてた大口の仕事は全部あなたのものよ!あなただって得するでしょ!これで勝ち組よ。地道に頑張れば自分が成功できると思ってたの?リョウの破滅がなければ無名のまま消えてたわよ。お気楽な考えは捨てて。男好きの趣味も今すぐやめて」と馬鹿にするエーに、「あなたがやったことを世間にバラしてやる」とバンクは激怒してカフェを出ていきます。「この恩知らず!」とキレるエー。
帰宅したアンダはティーから「これからどうするか決めたのか?正しい答えなんて存在しない。自分が信じた道を行け」と背中を押されます。「辛い決断でも?」と問うアンダに、「その時は俺の肩で泣けばいい」と抱きしめるティー。
リョウの家に訪ねてきたアンダ。リョウはにこやかに彼を迎え入れます。「アコから何も食べてないって聞いたから、俺が料理する」とエビフライを作り始めるアンダ。「それなら何だって食べるよ」と笑うリョウ。アンダはそっとカーテンを閉めます。リョウが美味しそうにエビフライを食べるのを見るばかりのアンダ。「今日は変だぞ」と言うリョウに、「リョウの幸せを願ってる。だからお別れを言いに来た」とアンダは泣きながら言います。「俺のためなら考え直して」と泣くリョウを振り切ってアンダは帰ってしまいます。アンダもリョウの家のドアの前で泣き崩れます。
その夜、リョウはアンダのことを思い出していました。リョウから113件も着信が入っていましたが、アンダは返信することができません。リョウとの幸せな記憶を反芻しては涙が溢れます。
第10話
<あらすじ>
リョウの将来を考え、別れを選んだアンダ。
真実を知ったバンクは傷心のアンダの元にやってきて想いを告げようとする。
一方、ティーは二人の仲を取り持つためクラッシャーズの生配信にリョウを招く。
「特別な存在になりたい あなたに愛されたい どうすればいいの 私に何が足りないか教えて」とリョウが自分の歌詞を歌ってくれたことを思い出すアンダ。リョウに関するグッズは全て段ボールにしまいこみます。「辛いか?」とケヴィンに問われ、黙り込むアンダ。「無理しないで」と言うエイムに、「自分で決めたことだ。大丈夫だよ」と返します。
撮影現場に来たリョウは、アコから「この仕事、受けて良かったの?」と問われます。「ようやく来たオファーなんだから当然だろ」と言うリョウに、「あなたは弱音も吐かないし演技もうまいけど、私には分かるよ。無理してるでしょ?」と問いかけるアコ。リョウは無言です。
そこにティーが現れ、「撮影に来たついでに寄った。聞きたいことがあるだろ?」と話しかけます。「アンダは元気?」と問うリョウに、「それは教えてやらない。本心ではお前のもとに戻りたがってる」と言うティー。「でも戻ってこないだろ?」とリョウが悲しげに言うと、「一つ手はあるけど聞くか?」とティーはニッと笑います。
ブックとオートは「ララのファン交流会、早起きして予約した。チケット三枚用意できたから、ララに会いに行こうぜ」とアンダを誘いますが、アンダは無反応。アンダを慰めようと二人はダジャレ責めします。
ティーと一緒の車に乗って帰宅しようとするアンダですが、遠くからバンクがこちらをちらちらと見ています。不思議に思いながらも車に乗り込むアンダ。ティーはアンダに「リョウとのこと、これでいいのか?」と尋ねますが、アンダは「どちらかを選べばどちらかを失う。だったらリョウにとって最善の道を選ぶだけだ」と笑顔で言います。「別れたならリョウが何をしてもいいよな?」と笑うティー。
リョウの代打でCM撮影をするバンク。夜になりアンダを呼び出すと、「昼は話す勇気が出なかったけど…」と不安げに言い出します。「君とリョウのこと、ずっと嫉妬してた。もし俺が君を好きなら嫉妬する理由になるだろ?」と言うバンクに、「俺は応えられない」と戸惑いながら返すアンダ。「リョウと別れたのに?」と言うバンクですが、「そうだ。俺はやめておいたほうがいい。リョウと同じ目に遭うよ」とアンダは彼を牽制します。しかし、バンクは「君のためなら名声を捨てると言ったら俺を見てくれる?」と食い下がり、アンダは何も言えなくなります。
その翌日、「生放送を見てるか?リンクを送るから見ろ」とブックとオートからアンダに電話が。実はティーが家にビッグとニックだけでなくリョウをゲストに呼んで生配信していたのです。実はティーから「俺の部屋はアンダの隣部屋なんだ。お前のメッセージを聞いたら考え直すよ」とアドバイスされていたのでした。「今日は一曲歌ってくれるんだよね?」とビッグとニックに促され、リョウは「ある人と俺が一緒に作った曲です」と歌い始めます。
恋人の顔をしたり 素っ気なく話したり
何を考えてるの あなたを知りたい
特別な存在になりたい あなたに愛されたい
どうすればいいの 私に何が足りないか教えて
特別な存在になりたい あなたに愛されたい
ただ一人 心から愛する そんな人になれるかな?
あなたにとって そんな人になれるかな?
リョウの歌声を聞きながら号泣するアンダ。「いい気になって歌ってる、嘘つきのくせに」「みんなの前できちんと釈明すべき」「厚かましいやつ」「ムカつく!」というコメントが溢れかえり、リョウは困惑します。同じ頃、エーは「いい気味!」とリョウへの中傷コメントを書きまくっていました。
帰宅して芸能ニュースを見たリョウ。「リョウが歌を披露 ファンの釈明要求は無視」という厳しい見出しに、リョウは落ち込みます。「悪かった。まさか炎上するなんて。俺はただ二人をどうにかできないかと」とアンダに謝るティー。「もう終わったんだ。どうにもならない。そっとしておいて」と言うアンダに、「それでいいのか?自分だけを一途に愛してくれる人に生涯で何人に会える?」とティーは言います。「どれだけリョウに愛されてるかは分かってるよ!だからこそ、怖いんだ。リョウの人生も夢も全部壊してしまうのが…」と泣くアンダに、ティーは「お前をずっと周囲の目を恐れて生きてきた。でもリョウに出会って、自分らしく生きる強さを持てた。もう怖がらず自分の心に素直になれ」とアドバイスします。「そんなのわがままだ」と泣きじゃくるアンダに、「アンダ、わがままになってもいい時があるんだぞ」と優しく声を掛けるティー。
そこにケヴィンが携帯の画面を見せながら「おい、この生放送を見ろ」と部屋に入ってきます。リョウが家で生放送を配信していたのです。リョウは「誠意を示すつもりです。ファンやスポンサーの皆さん、自分自身、そしてスクープされた相手方のために明日記者会見をします。来てください」と言います。それを見ていたバンクは「ずっと見てきたさ、何を捨てると言っても気持ちは変わらないよ。俺にとってバンクは大好きな友達のままだ」とアンダに振られたことを思い出します。そしておもむろにどこかへ電話をかけます。
翌朝、リョウのベッドにはアンダからもらったハリネズミのぬいぐるみが置かれていました。
記者会見を前に「後悔しない?」と尋ねるアコ。「ありがとう。今までずっと」と答えるリョウ。家族で記者危険を見守るアンダたち。「俺のせいでリョウの将来が…」と不安がるアンダに、ケヴィンは「リョウが何をしようとリョウが決めたことだ」と言います。アンダの携帯にリョウから「できるなら記者会見を見ていてほしい。お前を笑顔にしてみせる」と連絡が入ります。
その時、バンクが生配信を始めます。「リョウのスクープ写真は俺と元マネージャーのエーが公開しました。目的はリョウを追い落とし、のし上がることでした。写真は合成です。ごめん、アンダ」と打ち明けるバンク。実はバンクは事前にエーに「全部告白する」と予告していましたが、エーは「自分の将来を潰したいならやれば?私だけじゃなくあんたも終わりだよ」と不敵に笑っていたのでした。それを見ていたティーは大喜び。エイムも喜び、アンダはアコに慌てて電話をします。
リョウの会見を待っていた記者たちは、「スクープはバンクの捏造で、写真は合成らしいよ」と慌て始めます。
ララのファン交流会に来たブックとオートはアンダを待っていましたが、彼が来ないことにがっかりします。「せめて写真は送ってやろう」と楽しむ二人。
アコはリョウに急いで「バンクが”リョウの合成写真を公開した”と発表したわ」と報告します。「写真は本物だ」と困惑するリョウに、「これはチャンスよ。話を合わせればスキャンダルは消える」と言うアコ。「そうしたらみんなに嘘をつき続けることになる。十分考えたんだ。もう嘘はつかない。全て失ったらアメリカの親もとでやり直すから」と言うと、リョウは会見の場に向かいます。リョウからの返信がないことを不安がるアンダ。「きっと真実を話すつもりだ」とつぶやくジェット。
「リョウを止める。俺だけが止められるから」と言うアンダですが、すぐに会見が始まってしまいます。
その時、オートたちからララのファン交流会の写真が送られてきます。オートに「大事な頼みがある」と電話するアンダ。
これが「最後の会見となるかもしれません。この会見が終わった後、海外へ飛ぶつもりです」とリョウが会見を始めると同時に、アンダはティーのバイクで慌てて会見会場へ向かっていました。ブックとオートは機関室に忍び込み、ブレーカーを落とそうと躍起になります。
「写真の男性が好きなんですか?」と記者に問われ、リョウが返事をしようとした瞬間、ブレーカーが落ちます。同時にアンダが会見の最前列に滑り出ます。
お守り玉を手に握り、「彼が好きではありません。愛しています」と答えると、アンダを抱き起こすリョウ。リョウは「アンダを愛しています」と言うと、彼にキスします。「リョウ、なんてことを。人前でキスなんて」と恥じらうアンダに、「もう嘘はいやだ。何度やり直しても俺は同じ選択をする。俺が一緒なら平気だろ」と言うリョウ。二人はもう一度キスします。
家ではエイムが「アンダの衣装とメイクはどうなってるの?記者の前なのよ」とジェットを叱っていました。
芸能ニュースでは「リョウが男と恋人宣言」と記事がアップされますが、ファンたちは「だから何?演技力には関係ない」「#リョウを認めよう」と応援します。
バンクはアコにリョウを陥れようとした件を謝ろうとしますが、アコは「もうリョウは気にしてないから。よかったら私にマネージメントを任せない?」と提案します。アコにハグして嬉しがるバンク。
純白のタキシードに身を包むリョウとアンダ。準備をするアンダは、緊張していないか心配するリョウに「リョウと一緒ならもう怖くない」と微笑みます。いちゃつきながら記念写真を撮る二人。アンダの贈ったハリネズミのぬいぐるみも一緒です。
エリンは「今話題のカップルによるハッピーウェディングの新CMが誕生します」と会見を行います。ティーはその動画を見ながら、「見ろよ、二人に先を越されたな」とジェットに身を寄せます。「俺達も公表する?」と言うティーに「このままでいいと決めただろ」とたしなめるジェット。ティーはジェットとツーショットを撮り、SNSに投稿したらバズるかもとにやけます。ジェットは「新曲に集中しろよ」と携帯を取り上げるのでした。「本当に秘密の仲でいいのか?」と再度問うティーに「大切なのは二人のこれからだ。恋人同士だと世間に認められなくても、本気で愛し合っていければそれでいい」と答えるジェット。ティーはジェットに新曲の動画を携帯で撮影させます。熱唱するティーを嬉しそうに見つめるジェット。
リョウとアンダはタキシード姿で海辺をいちゃつきながら歩きます。夕焼けを背景にキスする二人。
まとめ
超超絶超ハッピーエンドー!!😭👏💕
多幸感に胸がいっぱいになって、画面を乗り越えて二人を抱きしめたくなりました。原作未読なのですが、ドラマと同じ展開なのかな?
途中からお守り玉の存在が薄くなっちゃった…と思っていたのですが、よもや最終回の一番いいシーンで再登場するとは!華麗な伏線回収でした✨
最初はバンクが盗撮したんだろうと思っていたので、「アンダは人を疑わなさすぎる!」と八つ当たり的な怒りを感じていたんですが、まさがエーの独断だったとは。さらに驚いたのが、バンクが「自分もエーと共謀してリョウを陥れた」と公表したことです。エーが悪いのに、自分のことも悪者にするなんて…いくらけじめをつけるためとはいえなんて重い決断を…と衝撃を受けました。最後にアコにマネージングしてもらえることになってよかった😭✨バンクの幸せも願ってやみません。
アンダの家族はお互いに信頼してるし、お互いの窮地には誰より早く味方だと駆けつけてくれて、本当に愛に溢れた一家だなあと微笑ましかったです。お話の序盤ではアンダを無理やり撮影に引っ張り出したり、歌のレッスンを受けさせたりして、ずいぶん乱暴だなあ…と思っていたのですが、それもこれも、アンダの恐怖症を克服させたいという(お節介な)親心だったんだと気づきました。アンダが恋を経て、一皮剥けることができてよかった!
今回3人が見た「Love Stage!!」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨