緋汰しっぷ先生「ヘブンリーホワイトキューブ」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
年下猛犬画商×年上忠犬画商 のお話。
<あらすじ>
梅苑画廊で画商として働く瑞口には、“白い額縁の絵を買った者と身体で取引をする”という噂がある。後日、新進気鋭の画家ルイが“白い額縁の絵”を購入し、瑞口が指定された届け先に赴くと、彼のマネージャーでありライバルギャラリーのアートディーラーでもある久坂と目の前でセックスをするようけしかけられる。
初めは抵抗していたものの思いのほかお互い楽しめてしまい…それぞれのプライドと仕事をかけたアートディーラー同士の欲と駆け引きの行方は―?
こんな人におすすめ
- 緋汰しっぷ先生作品が好き!!
- 画廊などアートをテーマにした作品が読みたい!🎨
- 年上受けの色気にぞっこんな猛犬年下攻めが見たい❤️
ネタバレ感想
受け・瑞口薫は梅苑画廊の画商なんですが、この梅苑画廊がほんっと人間関係ドロドロなんです。
薫の兄・譲がこの画廊のオーナーなんですが、2人は血の繋がった兄弟ではありません。
父親の浮気で生まれた子供が薫なんですが、譲は父を責めるのではなく薫に
「お前なんか生まれてこなければよかった」
「親父がやっていた画廊は潰す。潰して欲しくなければせいぜい体でも売って稼げ」
と脅します。
父に言えなかったところが、譲の小物っぷりを感じますよねw
もうこれがねえ…年を追うごとに譲の薫に対する遠回しな嫌がらせはエスカレートするんですよ。
3Pさせたり、うっすい扉一枚隔てた向こうにはお客さんがいるって状態で客とセックスさせたり。
譲は画廊に興味がないので、嗜虐的な客のせいで背中一面傷だらけにしたまま薫は画廊の仕事を一手に引き受けていて…でも絶対兄や客の前では弱いところを見せまいと強がる姿に涙が溢れます。薫を抱きしめたい。
そんな薫の懐に唐突に入ってきたのが、ライバル画廊の若手画商である、攻め・久坂眞澄!!!!
2人は新進気鋭の画家の作品をめぐってバチバチしてたんですが、ある時からただお互いにセックスするのが心地よくなって、次第に心も少しずつ開くようになって…思わず薫が譲からの仕打ちの辛さをぽろりと漏らしたら、眞澄が助けてくれるんです。
「あんたみたいなすごい人がこんなところにいるなんておかしい!」って。
自分のことみたいに薫の体を心配して、いろんなところに根回しして薫を守ろうとする眞澄が眩しくてかっこよくて、うわーーーー理想の年下攻めだよおおおおお!!!!!ってブワッて号泣しました…。
薫と眞澄の攻防戦が楽しい作品なのであまりネタバレしすぎるとワクワクが減りそうなので…ふんわりとした感想にしてみました😂w
あっ、最後は圧倒的ハッピーエンドなので安心して読んでください👍✨
ぜひぜひ、色っぽい幸薄系美人受けと猪突猛進な切れ物年下攻めのラブバトルを堪能してください!!!!
まとめ
絵柄のさらりと優美な印象に対して、受が画廊のために体を売るようになった経緯のエグさ、攻vs受の仕事上の心理戦、生々しい濡れ場のギャップに大興奮!!!
何度も読み返したい良作です😍❤️