あす先生のピカレスクギャラリーライブインタビューまとめ

コミック

あす先生のお話が聞きたくて、ピカレスクギャラリーのライブインタビューを見てきました!🎬

インスタグラム・ユーチューブ・フェイスブックのライブインタビューレポをまとめてご紹介します。

あす先生のプロフィール

フリーランスのイラストレーター。商業BL小説(電子)の表紙絵を描かれている。アスタリスク・ポミエ文庫「狼国王の溺愛オメガ~異世界でお子様ランチを作ったら幸せ花嫁になりました!?~」など。

狼国王の溺愛オメガ~異世界でお子様ランチを作ったら幸せ花嫁になりました!?~
作者:柚月美慧
助けた猫に連れられて、獣人ばかりが住む異世界に転生してしまった奏多。そこで奏多は、自分がオメガという性別であること。そして国王である狼族ランヴェルトの許嫁であることを知らされる。

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BL以外でも、「askichi」名義でイラストレーターとして活躍されている。

 

ピカレスクギャラリーとあす先生の関係

ピカレスクギャラリーは、渋谷にある小さなアートギャラリーです。

あす先生の作品がこちらで販売されるとのことで、インスタライブやyoutubeライブであす先生のプロフィール・作品紹介などが行われました。

  • ホームページ→https://picaresquejpn.com
  • Twitter→https://twitter.com/picaresquejpn?s=20
  • Facebook→https://www.facebook.com/picaresquejpn/
  • Instagram→https://www.instagram.com/picaresquelife/
  • YouTube→https://www.youtube.com/channel/UC2ytKZHtXq9j4Cw7-HMYSHw/featured

 

あす先生のインタビューライブまとめ

インスタライブ

①第一回開催日:2020/6/8(月)20:00〜21:00

自分の絵に、グレーは欠かせない色。いろんな色が混じり合った色、虹色だと思っている。

・やわらかい描き心地が気に入って、水彩色鉛筆を使っている。

・小さなうさぎの人形たちとファンレター類を液タブのまわりに置いている。あす先生曰く「応援隊です!」

・部屋にはたくさんの書籍が積み上がっている(ほとんどがイラスト制作に関する本)

・BL小説(葵居ゆゆ先生、成瀬かの先生など)がすごく好き

 

ユーチューブライブ

②第二回開催日:2020/6/6(土)16:05〜16:39

・BLは出戻り。

・親からの愛について思い悩んだ時期があった。BLの登場人物の気持ちとシンクロした時があり、そこからハマった。

・さまざまな葛藤、苦悩などを含めた愛情を表現したい。

スパダリと健気な受けが好き。弱さをうまく書かれている作家さんの作品が好き。

・今後作りたい作品は、「読者が読んでほっとする作品」。

 

③第三回開催日:2020年6月14日(日)13:00〜14:00

・BL作品を読み始めたのは中学1年生。高河ゆん先生「アーシアン」が最初に読んだBL作品。内容がすごく濃い、大好き!

アーシアン
作者:高河ゆん
地球人であるアーシアンが滅ぶべきか、異星人である天使達は常に調査し続けてきた。主人公のちはやはプラスの調査員となってアーシアンを救おうする。そしてマイナスの調査員の影艶とともに地上に舞い降りる。

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・絵も漫画ももともと描くのは大好きだったんだけど、10年以上全く絵を描かないブランクがあった。

自分は母子家庭ですごく貧乏で、絵の専門学校に1年だけ行かせてもらっていた。その後関西の有名な会社にイラストレーターとして就職した時、今まで絵を描いてたら怒っていた親から「あなたはこれで安心ね」と褒められ、認められ、それで満足してしまった。急にプツンと絵への興味が切れてしまって描けなくなった。

・親から認められるために絵を描いていたのか、と自分が満足したことに怖くなって、また描いいていいのかわからなくなってたんだけど、2013年くらいにたまたま近所の絵画教室に行ったらすごくいい先生に出会って、絵を描くのが楽しくなって、好きなものを自分で表現したくなった。

・空白の10年間はテレビ番組の再現VTRとか、企業のVTRに出たりしてタレント活動をしたり…いろんなことをやっていた。いろいろやってみて、どれも「違う」という感覚というか、何をしたらいいかわからなかった。

自分の中の寂しさと向き合う日々だった。これまで得られなかった愛情をどうしたらいいのかという問いばかりだった。朝起きて、寂しいなどうしようかなと思う日々だった。

・最初に描いたのはパンダ。askichiのアカウントで投稿したら近所の絵画教室の先生にいいねしてもらったきっかけで行くようになった。

絵を再開してからはファンアートを嬉しくていっぱい描いてたんだけど、絵画教室の先生から「人の表現に乗っかるな」と言われて、それが自分の表現を突き詰めるきっかけになった。

・BLを再読するようになったきっかけは、たまたまTwitterで好きだった小説(ごとうしのぶ先生のタクミくんシリーズ)の続編が出ているのを知って読み始めたこと。(タクミくんシリーズ完全版は全11巻です!)

タクミくんシリーズ 完全版 (1)
作者:ごとうしのぶ
あの「タクミくんシリーズ」を初めから、彼らの過ごした時間を追ってもう一度。ごとうしのぶ先生の豪華書き下ろしを同時収録。

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・子供のための絵画教室に勤め、その講師をやめてからBL小説の挿絵の営業を始めた。

・幼稚園の時に親は離婚して、父は浮気相手の家に行ってしまった。父と母が愛し合って生まれたはずの自分が消しカスみたいに思えてしんどかった。

BLはストレートな愛情表現が多い。「好き」を濃く感じ、それに憧れを感じた。周囲の同調圧力や壁のようなものを超える愛という、その強さに惹かれた。

愛し合うのってお互いが関係を続けていくために努力をしなければいけないけど、BLは完結しても「この2人はこれからもきっと大丈夫」と思えるから好き。

・柚月美慧/あす「狼国王の溺愛オメガ ~異世界でお子様ランチを作ったら幸せ花嫁になりました!?~」コミカライズ、「狼国王の溺愛オメガ 続きの御伽話とかわいい天使たち」発売決定

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・BLで今後チャレンジしたいジャンルについて、いろんな愛情のありかたを表現したいし、それが普通になったらいいなと思っている。

 

フェイスブックライブ

開催日:2020/6/14(日) 17:00〜18:00

Picaresqueさんの投稿 2020年6月14日日曜日

・デジタルとアナログだとサイズ感とか構図とか…使う筋肉が全然違うと思う。普段はデジタル。

原画は、自分の手を離れたらあらゆる意味でその人のものになる。

・言葉を絵に落とし込むのは、大変だけど好き。

・毎晩BL小説を読んでいて、獣人のオメガバースもの。オメガバースもの大好き!

・同性愛だけが偏見を持たれる悲しみがある。誰もが自分らしく愛し愛される世界になったらいいと思う。

 

ピカレスクギャラリーでの展示作品の解説

せっかく書くなら三連作、繋がりがある作品がいいと思って探していた時に、好きなモチーフである花を描こうと思った。

BLで椿は王道の花という印象。王道を描くのもいいなと思った。

三連作は椿の花言葉。花の色や言語によって花言葉が違うのだけど、日本語の椿の花言葉の参考にした。全部紙を紅茶染めして描いている。各8,000円。

パーフェクションは椿という花全体の花言葉だけど、ラブリネスとロンギングは色別の花言葉。

①パーフェクション(完全なる君)

三連作の中で、一番最初に描いた作品。ハルさんとコウくん(今年の秋庭であす先生が販売予定の漫画「Simple Love」の主要カプ)のもとになったキャラクターたち。

目の部分がキラキラしている。

弱さなども含めて、お互いが完璧だと思い合っているカップルって素敵だなと思って描いた。

物事には二面性があると思うけど、愛情には必ず背景にドロっとした感情がある。白と黒、相反するものを表現したくて、三連作の色を白と黒でまとめてみた。

②ラブリネス(魅力的な君)

攻めが受けのことをかわいくてかわいくてたまらない!!って思ってるイラストを描きたいなあと思って。その思いが出せたらいいな。

30〜40代の攻めと、20代後半の受けという年の差カップル。忙しい2人が休日に歩いていて何かについて指切りげんまんをするイメージで描いた。

紅茶の種類によって染めた色が違うくなるかも?青い色が出る茶葉でもやってみたい。

ブロック紙という種類を使うと、紅茶染めしても表面がぶよぶよにならずパリッとした状態を保てる。

外見も精神的にも安定感があって強そうだけど、一部脆い…という人を描くのが好きなので、強そうに描きがち。

③ロンギング(熱望している君)

思慕、恋慕…思いが募って熱望しているというテーマで描いた。相手を思って思って思いがあふれるというところを描けたと思う。

相手を思っている時、自分の中も相手の中も好きな気持ちでいっぱいになっているところを表現したかった。

 

ピカレスクギャラリーのライブについて感想

・インスタグラムもユーチューブも、コメントを拾ってもらいやすい!

視聴者が少ないので、ほとんど先生に直接質問ができる感覚。フェイスブックとYouTubeライブはコメントしてから反応してもらえるまでタイムロスあり。

インスタライブのほうがリアルタイムでコメントを拾ってもらえる。

 

・ピカレスクギャラリーの松岡店長の話が面白い。

特に、妄想話がめちゃめちゃ冴えてて面白い。生まれ変わり設定とか童話設定とか、この短時間でよくそこまで…!と感動する。

あと、国内外のLGBTQ+の話題にも詳しいので、作家さんの話がすごく広がる。ありがたい。

 

まとめ

私があす先生の作品に出会ったのは、柚月美慧/あす「狼国王の溺愛オメガ ~異世界でお子様ランチを作ったら幸せ花嫁になりました!?~」

巻末のおまけイラストがとっっっっってもかわいくて、もっとこの絵が見たい!!と思ったのがきっかけでした🥺❤️

本編では「ランヴェルト(攻め)と奏太(受け)の間に双子が生まれた」とサラッとしか触れられていなかったんですが、巻末のイラストでは元気いっぱいの子供たちが描かれていて、それが天使のようにかわいくて…!😭✨

あす先生は普段オオカミやコーギーなどわんこのイラストを描いていらっしゃるんですが、その技術がいかんなく発揮されていて、すばらしかったです🐺✨

そして、ピカレスクギャラリーでの展示作品も素敵だった…。どれもが愛にあふれていて、先生のこだわりもたくさんお伺いできて…胸がきゅんきゅんしました🥺💕

ピカレスクギャラリーで販売されていた原画は即完売、挿絵をした作品のコミカライズも決定…と大活躍中のあす先生。今後がさらに楽しみです!😆❤️

皆さんもぜひあす先生の作品を見てみてください〜!!🐙✨