未散ソノオ「Hしたくないので友達とつきあいます」のネタバレ感想|セックスは絶対無理!な2人の恋物語

コミック

未散ソノオ先生「Hしたくないので友達とつきあいます」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


元水泳選手のコピー機のルート営業×スーパー所属の実業団駅伝選手 のお話。

<あらすじ>
弓岡琢磨(28歳)はコピー機のルート営業で元水泳選手。
犬塚亮平(28歳)はスーパー所属の実業団駅伝選手。
大学の同期だが接点の少なかったふたりが、偶然5年ぶりに再会して居酒屋に。

 

こんな人におすすめ

  • 友達から恋人に変わっていくさまをじっくり見たい🥹✨
  • 男の肉体美を堪能したい💪
  • 攻めと出会ってから快楽に弱くなっていく受けにムラムラする🤤💕

 

ネタバレ感想

元水泳選手の弓岡琢磨(28歳)は、人生最速のタイムを叩き出したのを機に水泳を辞めます。しかしそれが悪夢(天国?)の始まりでした。
めちゃくちゃモテまくったのです。大学時代にコーチの彼女から誘われたのをはじめとして、社会人になってからは最終的に取引先が5股くらいになり、バレて左遷…が2回。今はコピー機のルート営業をしています。

今日もまた、取引先の女社長からホテルに誘われた…とため息をついていた時、たまたま取引先で大学時代の同級生に会います。それが、犬塚亮平でした。
彼はスーパー所属の実業団駅伝選手。長らく名門フジックス所属でしたが「お前は早いがチームのペースが乱れるから」と大会に出してもらえず、「創部50周年の今年、君にうちのチームを正月駅伝に連れて行って欲しい」とスカウトしてくれたデイリーエブリーに移籍したのでした。

弓岡はセックスに誘われることに飽き飽きしていますが、恋人がいないとなぜか女性たちにアタックされるので困っています。犬塚は「セックスするとタイムが落ちる」とかつて先輩に言われたことを頭のどこかで信じており、2人ともセックスはしたくありません。でも、イチャイチャはしたい。そこで、「友達同士で付き合う」ことを思いつきます!

①恋を知らない弓岡の「目覚め」

水泳を辞めてからの弓岡は、恋を知らず、ずっとセックスに悩まされてきました。好きだという気持ちより先に体の関係が来ることが多く、甘酸っぱい感情など意識している暇がなかったのです。
でも、犬塚との関係は違います。だって、「友達」だからセックスしなくていい!でも、つきあっているからイチャイチャはできる!

それに素晴らしい開放感を覚える弓岡ですが、徐々に犬塚への気持ちが大きくなってきます。一緒にいるのが心地よく、犬塚とならセックスできる、むしろしたいと思うようになります。陸上選手としての犬塚のストイックさに尊敬し、それと同時に、無邪気な彼の素に愛おしさを抱くのです。

「犬塚が好きだ」と恋心を自覚した弓岡は、犬塚に一直線!ただ一心に犬塚を求める弓岡に、読者はニヤニヤが止まりません😁💕

②陸上だけが人生の全てだった犬塚の転機

「セックスしたらタイムが落ちる」と部の先輩に言われてから、恋人も作らず陸上一筋に生きてきた犬塚。部では孤高の一匹狼で、彼に近づく人はわずかです。
しかし犬塚も人の子。恋してみたい、イチャイチャしてみたいと内心では思っていました。
そんな時に再会したのが弓岡です。セックスはしたくない、だけどイチャイチャはしたい。という願いがぴったり合致し、「セックスしない恋人」ができました。

弓岡とイチャイチャするうちに犬塚は自分の中での弓岡の存在感の大きさに気づいてきます。そして正月駅伝で区間賞をもぎとった後、ふんわりと感じていた思いが確信に変わります。
それは「俺が嫌なのはセックスじゃない」「セックスしたら遅くなるかもしれない。でも、俺は思ってたより速い。もう怖くない。遅くなってもまた練習すればいい」ということ。

セックスしたら遅くなると頑なに信じて忌避してきた犬塚は、弓岡への恋によって変わったのでした。
「俺は速い」と胸を張って言う犬塚は輝かしいランナーで、その強い自信にときめきが止まりません🥹✨

③セックスって、気持ち良くて最高!

弓岡は数えきれないほどセックスをしてきましたが、それはいつも相手から誘われ、断れなかったから。気持ちいいかどうかは二の次でした。
一方、犬塚は童貞で、セックスの快感は未知。

2人はイチャイチャする中で、だんだんと互いに触れ合う気持ちよさを知っていきます。

快楽にどっぷり浸かり、とろけた顔で「気持ちいい」と喘ぐ犬塚の愛らしさ。そして獣のように犬塚を貪る弓岡。2人が心底「セックスって気持ちいい!最高!」と思っている様子が絵からひしひしと伝わってきて、たまらない気持ちになります😭💕

まとめ

「Hしたくないから友達とつきあいます」って、一体どういうこと?と、タイトルを見た瞬間に思いました。

友達ならHするはずがない、でもつきあうってことはHするってことじゃ?とぐるぐるしながら読んでいくと、どうしてHしないのかの理由が分かってきます。
モテすぎてHしたくない、タイムを落としたくないからHしたくない…。
でも、そんな「Hしたくない」2人がつきあったら?

お互いを知っていくほど、相手への愛おしさが募っていくさまが本当に素敵で、「こうやって人は誰かを愛していくんだな」としみじみと幸せな気持ちになりました☺️💕

ただの恋物語じゃつまらない、恋やセックスに偏見のある2人が問題を乗り越え、愛を作っていく物語が読みたい!という方に、ぜひおすすめの一冊です📕✨

Hしたくないので友達とつきあいます
作者:未散ソノオ
弓岡琢磨はコピー機のルート営業で元水泳選手、モテすぎる男。犬塚亮平はスーパー所属の実業団駅伝選手、速く走りたい男。ふたりは大学同期の28歳で、偶然5年ぶりに再会。

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