ときたほのじ「ただただ好きというだけで」のネタバレ感想|こう見えてひんひん鳴きます

コミック

荒くれ者が学校イチの人気者にエロかわいく乱されちゃう♡ときたほのじ先生「ただただ好きというだけで」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


独占欲が強いイケメン王子様×恥ずかしがり屋の純情ヤンキー 高校生同級生同士 のお話。

<あらすじ>
他校の不良達とケンカに明け暮れていた荒くれ男子校生・十時 猛は、ガタイの良さと、いかつい顔のせいでクラスでは鼻つまみ者。
そんな彼の想い人は学園イチの王子様・吉澤テオー吉澤の姿を見る度に、猛は胸を高鳴らせ頬を染めていた。
ある日突然、十時の片思いに気付いた吉澤に「恋人ごっこ」を持ちかけられてしまい…!?

 

こんな人におすすめ

  • 強面など屈強な男であればあるほど受けさせたい😠⚡️
  • ヤンキー受けが好き🔫💥
  • 学生同士の青春ラブを楽しみたい🏫

 

ネタバレ感想

ただただ好きというだけで

強面なせいで他校の不良たちから喧嘩を売られまくる高校生・十時猛。武勇伝ばかりが増えていき、人は寄り付かず、当然優しくしてくれる人などいません。しかし、なぜか学校の人気者である吉澤テオだけは屈託なく十時に話しかけてきます。そんな吉澤に接するほど、十時は「他人にどう思われたって構わない。ただあいつにだけは嫌われたくない」と思うようになっていきます。

物心ついた時には暴れん坊の烙印を押され、一人に慣れっこだった十時。それを特別寂しいとは思っていませんでしたが、吉澤が「女の子と付き合っても興味を持てないから試しに男と付き合わせて欲しい」とお試しデートを持ちかけてくるようになり、初めて十時は「好きなやつといるのがこんなに楽しいとは」「夢見てるみたいだ」と幸せを感じるようになります。(言葉に出さなくても顔に全部出てしまうので、吉澤には気持ちがバレバレな十時)

けれど同時に、十時となんか付き合うなよと吉澤に注意してくる同級生も。それを知った十時は「最初から長く続く夢じゃなかったんだ」と諦めながらも「もし俺といてお前に何かあったら、お前が俺といることを後悔したら嫌だ。お前に嫌われたくない」と吉澤に泣きながら訴えます。
もう…もう…こんなの十時を好きになる以外ありえなくないですか?自分を都合よく使っている吉澤や無神経な同級生に対して怒りを覚えるどころか、吉澤に嫌われたくないと泣くなんて…。それほど十時が人の優しさに飢えていたのだと寂しくなると同時に、ただ外見が怖いというだけで誰からも優しくしてもらえなかった十時がかわいそうで胸が苦しくなります。

十時は吉澤とのお付き合いを経てどんどん普通の高校生へと変わっていきますが、それでも過去の過ちは十時を許してくれません。過去に十時が叩きのめした他校の生徒が十時を襲い、十時は襲われることを知っていながら吉澤に話せずにいました。
吉澤はなぜ話してくれなかったのかと怒りますが、十時は「お前に迷惑かけたくなかった。あいつらとのいざこざは過去の俺がまいた種だ。だから一人で終わらせる。お前だけは巻き込まねえって、そう思ったのに。バカだ、結局お前にそんな怪我させちまった。どうしたらいい呆れないでほしい。俺はまだお前と一緒にいたい」と泣いて懇願するんです。

一人ぼっちでなんでも解決してきた、そうせざるを得なかった十時の半生。しかし、今は十時一人ではありません。吉澤にとって十時は大切な恋人です。相談してくれと頼む吉澤に、十時はようやく「いつまで一人で生きてるつもりだ」と己を叱咤するのでした。

周りを巻き込みたくないというのは、十時の立派な独立心ゆえ。一人で解決しようとするのも、悪いことではないはずです。それでも、自分が吉澤の立場なら、なぜ己の身を危険に晒すようなことが起きる時に自分を頼ってくれなかったのかと辛く思うはず。吉澤の気持ちも痛いほどよく分かります。
吉澤を巻き込みたくないという十時の気持ちも分かるけれど、これからは好きな人にもっと頼っていいんだよと抱きしめてあげたくなります。

本作の帯はすごく印象的で、「こう見えてひんひん鳴きます」と太文字で書いてあるんです。表紙はこちらを睨みつける怖い十時の顔のズーム。帯の煽り文句的に、十時がひんひん汁だくで鳴かされているのがメインの作品かと思う人が多いと思うのですが…たしかにひんひん鳴いてはいます😂
ただ、本作を読み終えた後に真っ先に感じるのは、吉澤に鳴かされていたベッドの上の十時ではなく、吉澤といたって健全なデートをしては喜びに浮かれたり、吉澤の顔を見つめているだけで真っ赤なゆでだこ状態になってしまったり、吉澤の些細な一言に感激して涙ぐんだりしている、「いつもの」十時の百面相なんですよね。
それはきっと、私にとっての十時の一番の「良さ」がそこだからだと思うんです。普段は強面でイカつい男がベッドの上では鳴かされちゃうのもキュンとくるけど、ずっとずっと仲間も理解者もおらず孤独だった十時に初めて寄り添ってくれた吉澤とデートして嬉しくてたまらない。感情が抑えきれない。その十時の真っ直ぐすぎるほどの素直さが、私は大大大好きなんです。
快感で泣き濡れる十時もかわいいけど、私は十時のなんでもない表情をずっと見ていたい…。なんでもない学校パートとか、吉澤との二人きりでの勉強会パートとかに、私はたまらなくときめいてたまりませんでした。

受けの昼と夜のえっちなギャップが好きな人にもおすすめですが、そういう「不良の意外な二面性」とか「怖い見た目なのに中身はすごく純朴で優しい」というピュアなギャップが好きな人にもおすすめの作品です。

 

ただただ君を知るために

十時に初めて話しかけたのは吉澤。その時に泣きそうな顔をされたのをきっかけに、吉澤は「ひょっとして今見てるのは学校の誰も見たことのない顔なのかも」と好奇心をそそられていきます。

試しにお付き合いしようと軽いノリで申し出たのは吉澤でしたが、付き合いが長くなるほど十時を束縛しようとしたり独占欲を発揮するのは吉澤ばかりで、その十時への想いの強さが私はとても好きでした。

十時は吉澤が自分といてくれるのが嬉しいばかりでまだまだ独占欲を実感するには早いような印象です。(そもそも十時はピュアすぎて、そういうドロっとした欲が薄いかも)
「そのうち(十時に)呆れられるかも」と言いつつ十時にべったりの吉澤。吉澤の意外にもウェットな恋愛観が大好きなので、個人的にはこれからもそのままでいてほしいです☺️

 

まとめ

毎日のように「態度が悪い」「目つきが悪い」と言いがかりをつけられ、他校の不良たちと喧嘩しまくっている高校生の十時猛。
ある日、なぜか時々声をかけてくれる学校の人気者・吉澤テオから「男を好きになれるか、試しに付き合ってみたい。十時、付き合ってくれない?」と頼まれてしまいます。

まさかのきっかけでお付き合いを始める凸凹な二人。純情な十時は吉澤に嫌われたくないと一生懸命恋愛のいろはを勉強し、吉澤はそんな十時を見ているうちにどんどん好意と独占欲が湧いてきます。

タイトルのとおり「ただただ好きというだけで」、突っ走る二人。そんな青春一直線の二人がまぶしく、かわいらしく、読者も全力で二人の恋を応援したくなってしまいます。
たびたび試練は訪れても、そのたびに絆を、愛を、強くする二人。そんな彼らを見ていると、恋って、愛って、いいものだなあとシンプルでピュアな感動が心に湧き上がってくるのです。

ピュアなヤンキーの初恋物語。右往左往しながら恋心と格闘する一人の男子高校生の姿を、ぜひ見届けてあげてほしいです!!

ただただ好きというだけで
作者:ときたほのじ
他校の不良達とケンカに明け暮れていた荒くれ男子校生・十時 猛は、ガタイの良さと、いかつい顔のせいでクラスでは鼻つまみ者。そんな彼の想い人は学園イチの王子様・吉澤テオー吉澤の姿を見る度に、猛は胸を高鳴らせ頬を染めていた。ある日突然、十時の片思いに気付いた吉澤に「恋人ごっこ」を持ちかけられてしまい…!?

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