麻々原絵里依先生「きぐるみプラネット」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人におすすめなのかなど、ネタバレ感想とともにご紹介します。
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
大学生の鳴海大輔(なるみだいすけ)は、クリスマスに大人気ゲームを買おうとしたところ、アリタと名乗るうさぎのきぐるみとラスト1個を取り合うことになってしまう。自分は通常版を予約しているから、ときぐるみの彼に譲ってあげたところ、なんと一目惚れされてしまった!
しかし、どこで何度会っても決してきぐるみを脱ごうとしないアリタを大輔は不思議に思うが、実はアリタには重大な秘密があってー。
全2巻、ポップなSFコメディものです🛸✨
1巻ではアリタの正体が分かり、政府組織にアリタと彼の仲間たちが狙われます。
2巻では、大輔を救うためにアリタが危険を犯して彼を助け…国を越えて大波乱が起こります!
表紙だけ見るとゆるふわかわいい系のお話かな?と想像しがちですが、意外と骨太なストーリー、個性豊かなキャラたち、シリアスかつコミカルなやり取り…と、逆表紙詐欺な内容です💪🔥
かわいくて躍動感あふれる、ポップなSFものBLを読みたい人にぜひ読んでほしいです😆❤️
こんな人におすすめ
- かわいい着ぐるみが好き🐰
- コミカルなSFものが好き🛸
- 人外攻めが好き🧚♂️
ネタバレ感想
1巻
きぐるみのアリタ、お人好しな大学生 大輔に恋をします。アリタがいつもきぐるみを着ているのはなぜかと思っていたら、まさかの地底人だったとは!
きぐるみの可愛いアリタに慣れていたので、アリタがきぐるみを脱ぐシーンは神々しすぎて目がシパシパしましたw あまりに美しい!😖💦✨
きぐるみなしverのアリタになかなか慣れませんw
面白いのが、きぐるみを着ている時とそうでない時で、アリタの言動がちょっと変わること。
きぐるみを着ている時は言動がひかえめなんですが、きぐるみを脱ぐとなぜか超積極的!でも肉食系で怖いって感じじゃなく、大型犬がご主人に「好き!大好き!」ってなついてる感じで微笑ましいです🐶❤️
大輔はあまり恋愛経験がないようで、アリタのストレートな愛情表現に戸惑いつつもうれしはずかしそうなのがかわいい///
でも、2人の甘酸っぱい両片思いは長くは続きません。政府の役人がやってきて、地底人調査としてアリタたちが狙われることに…。
しばらく会えないことに凹む、素直な大輔とアリタがかわいいです。
2巻
まさかの急展開!!
インディがまさかのCIA職員だったり、アリタが死の危機に瀕したり…1巻もいろんな事件がありましたが、2巻は超スピードでお話が進みます!
でもひとつひとつのエピソードが丁寧に描かれてるので、スピーディーな展開だからといって雑な感じはしません。
読み終えると、あのいろいろ起こった事件全部がエンディングに必要だったんだな〜としみじみ理解できます。が、読んでる最中は「あっちでもこっちでも事件が!!」とアワアワw
あと、シリアスな場面でもまりもさん(女性)が、「もっこり!!」(※ニックネーム)って呼ばれてるのには笑いましたww なぜそのあだ名にしたww
そういえば、アリタたちが地上で出し物をしている時の不思議な歌詞や着ぐるみのデザインは誰が考えたのかが気になります🤔💭
長老かな?あと長老って一体何歳なんだろう…。
そして最後はのほほん&超大団円。アリタと大輔の恋はどんな風に進むのかなあ。2人のその後が気になります!😆❤️
まとめ
ポップでカワイイ表紙からは想像がつかない、読み応えあるストーリーにびっくり!😳💥
丁寧に作られた背景設定、怒涛の展開、強烈なキャラたちに惹きつけられます。B級映画っぽい面白さでした🛸
地底に国があったら…と妄想が広がるハッピーな良作です❤️