毎年9月2週目に3〜4日間開催される、「幻冬舎の日」セール。
幻冬舎コミックス・幻冬舎ルチル文庫作品が50〜70%引きになるこのセールでは、「何を買ったらいい!?」と毎年Twitterのタイムラインが阿鼻叫喚になりますw
そんなわけで今回は、腐女子歴17年の私が厳選した「幻冬舎の日セールで買うべき!おすすめBL作品20選(永久保存版)」をご紹介します!
漫画編
日高ショーコ
「花は咲くか」
日高ショーコ先生といえば「憂鬱な朝」シリーズが不動の人気ですが、こちらも実写化されるなど、高い人気を誇る名シリーズです。
暗い秘密を背負った美青年に恋した平凡なサラリーマン桜井。彼の人生が愛する人・水川と出会って鮮やかに変わっていく過程は、読み進めるほどドキドキワクワクさせられます。
平凡おじさん攻め×天才天然美青年受け好きにはぜひ読んでほしい一冊です。
小石川あお
「ご主人さまとけだま」
びっくりするほど心に刺さって、最初から最後までずっと泣きながら読みました…😭
まず千草(攻め)とけだま(受け)の表情が物凄くいい。どのコマも、感情が溢れ出しそうなのを堪える表情がすごく情感こめて描かれてます!!!
千草・けだま、それぞれのモノローグ・セリフの言葉の選び方も、ただただ愛と献身に溢れてて、健気度MAX。
一途な2人の純愛、最高です😭✨
全然優しくない世界の中で、攻めと受け2人だけが優しい。それが苦しくて切なくて、でも慈愛で繋がる2人が尊くて、数ページ読んだだけで号泣してしまいます。
2人の細かい目の動きや表情や仕草が全部心に刺さる…。
好きな理由を言葉にするのって難しいな…ただただ尊い…涙溢れる素敵な作品なんです…😭✨
展開が急かな?と感じる部分もあるんですが、モノローグの言葉やキャラの表情がハチャメチャに心に爆刺さりするので、そんな些細なことはどうだっていいんだよ!!けだまァ!!ご主人様ァ!!(号泣)という気持ちになります😂
千草とけだまを2人まとめて抱きしめたいです…🤦♀️うう、思い出し泣き…🤦♀️
けだまの健気可愛さに泣き悶える名作です!!!!!😭✨
「食べないの?おおかみさん。」
小石川あお先生の代表作といえば、「食べないの?おおかみさん。」。
実親に愛されず生贄として打ち捨てられ、餓死寸前だった太郎。彼は森の奥に住む人狼・ウルに愛情いっぱいに育てられます。
自分にたくさんの愛を注いでくれたウルに恩返しがしたい、自分がウルの食料になればいいんだ!と思いついた太郎は、ウルに「まだ食べないの?」とたびたび質問します。そして何年、何十年も時は経って…。
何度も辛い思いをする2人ですが、そのたびごとに互いを愛する気持ちの強さを再確認します。
温かくて優しくて強い、2人の愛と絆に号泣してください。
まるで絵本のような、心を愛で包まれる物語です。
山田ユギ
「夢を見るヒマもない」
飛行機バカたちのほろ苦い恋
一途攻め×甘えん坊受けに胸キュン!
飛行機事故で敬愛する養父を失った吉武と、航空学校時代に同室の彼にほのかな恋心を抱きつつ、パイロットの夢を諦めたL•C部(ロードコントロール部)の川村。
男たちが、不器用にお互いの愛を伝え合うさまにドキドキキュンキュンします🥺❤️
天然で素直な川村が、独占欲強めのむっつりスケベ吉武にエロエロに束縛されるプレイは最高!!!!!
山田ユギ先生ファンはもちろん、飛行機好き、エンジニア好き、働く男モノ好きにはぜひ読んでほしい一冊です✈️💨
ARUKU
「嫌い、大嫌い、愛してる」
寂れた地方都市で慎ましく暮らす作業員の奏(受け)は、東京から赴任してきた傲慢なエリート所長の凍月(攻め)に一目惚れされ、借金塗れにされた挙句、金で体を売るよう強要されます。
初めは凍月の根回しで作られた巨額の借金を自力で返済しようとしていた奏ですが、徐々に心も体もボロボロになっていきます。
奏の体を思うままにするほど、彼の心が遠のいていくことに気づかず浮かれる凍月でしたが、やがて奏が崖から飛び降り自殺をし、意識不明の重体で発見されます。
かなりシリアスな展開ですが、これはあくまでこの物語の序章に過ぎません。
植物人間になった奏と、本気で奏を愛してしまい絶望の淵に立たされる凍月。
ここからはきっと読者の誰も想像できなかったであろう、衝撃の展開になっていきます。
愛憎に塗れた2人の関係は一体どうなるのか?奏は目を覚ますのか?凍月はどんな未来を選ぶのか?
ぜひあなたの目で、2人の生き様を見届けてほしいです。
「恋に落ちる花」
わがまま放題の妻との関係が冷え切っている心優しい会社員・花岡(受け)は、ある日、取引先の真壁(攻め)から熱烈にアプローチされます。
真壁もまた不幸な結婚生活を送っており、かねてから花岡への想いを募らせていたのです。
抗いつつも真壁に惹かれてしまう花岡は、真壁との甘く優しい秘密の時間と、天上天下唯我独尊な妻との同居生活という辛い現実の狭間で揺らぎます。
花岡と真壁、それぞれの妻は自分のプライドのために離婚したくないと喚きます。各家庭の泥沼っぷりは、リアルすぎて「ノンフィクションなのでは?」と思わず青ざめてしまうほど。
花岡と真壁の幸せそうな濃厚甘々エロも必見ですが、冷え切った夫婦関係のリアルさも見どころ。
ぜひ生々しくも甘やかな、禁断の愛を堪能してください!!
「君の夢を見ている」
「君は僕と恋に落ちる運命だ」と、予知夢の内容を編集者の由比(受け)に突然伝えてきたのは人気旅行ライターの雨森(攻め)。
予知夢どおりだったりそうじゃなかったり、由比は雨森に振り回されながらも彼のことを段々と好きになっていきます。しかし、そんな矢先、2人を引き裂く事件が…。
変人攻め×ツンデレ受けの日常系BLかと思いきや、想像を遥かに超えるSF感動巨篇です。
終盤に近づくにつれ切なさと幸福で胸がいっぱいになって、知らず知らずのうちに涙が溢れます。
SF好き、旅行好き、コウキ。先生作品好き、ARUKU先生作品好き…いろんな人に読んでほしい、心温まる愛の物語です。
おげれつたなか
「ヤリチン☆ビッチ部」
ヤって♂ヤられて♂恋になる!?
純情男子のド下ネタコメディBL!
山奥の全寮制男子校・モリモーリ学園に転入した遠野(受け)は、気さくに声を掛けてくれた矢口(攻め)と、一番ラクそうな写真部に入ります。
ですが、そこは写真部とは名ばかりの、キャラの濃いアナルセックス大好きな先輩たちがひしめく通称「ヤリチンビッチ部」だったのです!!
矢口と遠野のじれったいくらいピュアな恋模様もさることながら、ブッ飛んだ脇役キャラたちの意外とシリアスなエピソードにも注目です。
基本的に下ネタオンリーのエロエロBLコミックですが、思わずホロリと泣かされることも。
アニメ化もされた大人気シリーズ、ぜひ大笑いしたい時、エッチなBLに浸りたい時に読んでみてください!
小説編
葵居ゆゆ
「愛されオメガの幸せごはん」
飯テロ×溺愛×オメガバ×半獣!
腐女子の好きなものが全て詰まった贅沢な一冊
ちるちるBLアワード2020で小説部門14位にランクインした人気作品。
続編「銀色きつねは愛されアルファ」も高い人気を誇っています。
葵居先生が得意とする溺愛攻め(セックス時は、甘やかしたり恥ずかしがらせたりと言葉責めが上手い)の真骨頂です。
また、独創的かつおいしそうな飯テロ描写が多く、読んでいるだけでお腹が鳴る…🤤🍽
お腹を空かされたい!溺愛攻めにドロドロに甘やかされて照れまくる初心な受けを見たい!というあなたにオススメです。
「執着チョコレート」
高校生の頃のとある事故が原因で記憶喪失になった在澤啓杜(受け)は、ショコラティエとして小さな店を営んでいました。そんなある日、店に目を惹く容姿の小説家・高宮雅悠(攻め)が現れ、自分たちはかつて恋人同士だったと聞かされます。
高宮に乞われるまま食事や買い物に付き合う啓杜でしたが、徐々に彼の束縛は強くなっていきます。
啓杜が記憶を失った事件はかなりショッキングなんですが、高宮も本人と同じくらい大きな傷を心に負っていて…本作は濃厚なラブシーンが大半を占めますが、事件に関わる部分は読みながら胸がじくじくと痛かったです。
シリアスとエロのハイブリッド!丁寧な心理描写が悲しみとスケベさをそそります!!
攻めの甘く濃厚な執着に溺れたいあなたに😚❤️
「箱庭のうさぎ」「虹色のうさぎ」
幼少期にネグレクトを受けていたイラストレーターの響太(受け)は、幼なじみでパティシエの聖(攻め)が作ったもの以外食べられないという摂食障害を患っています。
優しく面倒を見てくれている聖の気持ちを嬉しく思いながらも、これ以上迷惑になってはいけないと距離を置こうとする響太ですが、聖に「おまえ以上に大事なものなんてない」と告げられてしまいます。
大好きだから絶対離したくない攻め vs 大好きだから相手の幸せを願って離れなければと思う受け のじれったくも切ない両片想いラブです。
2巻「虹色のうさぎ」では、両想いになった2人が「より良い恋人」になるためにどうしたらいいか悩みます。
一途でお世話好きな攻め、素直で甘えん坊な受けが好きな人に超超超おすすめなシリーズです🐰❤️
伊勢原ささら
「嫌われ魔物の大好きなひと」
遠い昔に宇宙から飛来してきた「魔物」は、かつては人間と共存していましたが、次第に迫害され、伝説の生物となります。
長い月日が流れ、最後の生き残りとなった「魔物」はある日、人間の少年・正人(攻め)と出会います。
正直、こうやって文章を書きながら内容を思い出して涙が止まりません。
ただ人間たちと姿形が違うからという理由だけで迫害されてきた魔物たち。長老を看取り最後の生き残りになってしまうシーン、友達になりたくて近づいたら子供たちに石をぶつけられ大怪我を負うシーン、大人たちに見せ物として捕獲され冷たい水に沈められるシーン…思い出すだけで嗚咽が溢れます。
「魔物」として生まれただけで苦難を背負ってしまった青は、正人と出会い、生きる幸せを知ります。実は、それは正人も同じでした。
孤独な2人が寄り添い、辛く厳しい現実を乗り越えていこうと懸命に頑張るさまは、言葉にできません…神々しいです。
どうか、どうか、一度でいいからあなたに読んでほしい。
泣いてデトックスしたい方にオススメの一冊です。
「天使のギフトとしっぽの願い」
もうこれはね〜〜〜😭😭😭
思い出すだけで泣いてしまう…この半年で一番のピュアな涙を流したかもしれない…。
健気!純粋!感動!そんな言葉しか浮かばない、最強のハートフル猫BLです。
本作は、野良猫の風太(受け)が転生した場面から始まります。
野良猫時代に誰かにすごく愛された気がする、でも誰か思い出せない…と悩む風太。
そんな時、聡史と名乗る青年が風太を保護してくれます。寒い冬に転生した風太を家に入れ、温かいストーブで暖めてくれます。
なぜ自分が転生したのか分からず記憶を取り戻したい風太は、ひとまず、自分によくしてくれる聡史にお礼をしようと考えます。
そして、聡史と共にあれこれ行動するうちに、風太は大切な記憶を取り戻していき…?というお話です。
もうね、これだけじゃ本作の魅力の1パーセントも伝わってないと思うんですけど…、本作の一番のおすすめポイントは風太と聡史のピュアな愛なんです。
聡史も風太も天涯孤独。2人はお互い小さな頃に出会い、共に寄り添いながら成長していきます。
ひとりぼっちの聡史の夢は、愛する家族と暮らすこと。聡史のことが大好きな風太の夢は、聡史の夢を叶えること。2人は夢のために頑張るのですが…。
ああああああぜひ本編を読んで号泣してほしいのでここまでしか書けなくて悔しい…ウウ…😭😭😭
でも、読みながら「こんなにいじらしい…猫と人間の物語があるのか…」と、あたたかい涙があなたの頬を濡らすはずです。
そして八千代ハル先生の描く風太が!!!!!めちゃくちゃかわいい!!!!!!
茶トラ猫ってこんなかわいいの!?やばい!!!!風太マジで世界一かわいいな!!!!!と思わず狂喜乱舞してしまう可愛さです。ほんとにめちゃくちゃ可愛いんですよ…!🥺❤️✨
あったかくて大感動のストーリーだけでなく、ほわほわ可愛い猫の風太にもぜひ心奪われてください🐈❤️
「郵便配達人は愛を届ける」
伊勢原ささら先生といえば、絵本風の優しくてあったかい語り口の作品(「嫌われ魔物の大好きなひと」や「天使のギフトとしっぽの願い」など)が有名ですが、これはそんな皆さんのイメージを打ち壊すエモエモのエモな名作です!!!!📖✨
過疎の村で静かに暮らす、郵便配達員の洋介(攻め)。
都会は肌に合わないからと地元で就職するも、ゲイの自分には無理だと恋は諦め気味。
そんな中、ある日突然、無愛想な美貌の画家、悠月(受け)が洋介の住む村に引っ越してきます。
毎週ある曜日に届く絵葉書を心待ちにしている様子の悠月に、心がざわめく洋介。
洋介の朗らかさに、少しずつ悠月の頑なな態度が和らいでいくが…?というお話です。
本作のイチオシポイントは、「情景描写の美しさ」です!!!!✨✨✨
洋介が、秘密の場所だと悠月を連れて行った川辺のみずみずしい新緑、太陽の光を反射する水面、いきいきと川の中を泳ぐ小さな魚たち…。
読みながら、まるで自分もその秘密の場所へ行ったような気持ちになるほど素晴らしい描写です。
ざわざわと木の葉を揺らす風が耳に聞こえるよう。岩に当たった水しぶきが冷たく肌にかかるよう。
五感が錯覚してしまいそうなくらい、リアルで美しい描写なんです😭✨
伊勢原先生といえばあったかファンタジーものだよね!と思っている方にこそ、ぜひ読んでもらいたい!!!!!🔥
こんなに胸を打つ、切なくて美しいエモい両片想いの作品を描かれるのか!!こんなに素晴らしい情景描写を描かれる先生だったのか!!!と、アハ体験するはずです。
ちなみに、悠月は洋介から右目が見えない子猫♂を譲ってもらってかわいがっています。彼はスポットって名前なんですが、これがまあ〜〜〜〜めちゃくちゃかわいい🥺❤️❤️❤️
そして残念なことに紙版にしか挿絵が載っていないので…もし興味を持たれた方はよろしければ紙版で購入されてください。生後1ヶ月のほにゃほにゃしてるスポットが!!!!かわいい!!!!!
モノクロの挿絵なのに、スポットのお鼻と口がピンク色に色づいて見えてくるようです…見れば見るほどめちゃくちゃかわいい///
悠月の美人さとスポットの可愛さにぜひ悶絶してください❤️
中庭みかな
「きんいろの祝祭」
選ばれしきんいろの瞳は何を見る?
幸せとは何かを考えさせる傑作
金色の瞳を持つ「きんいろ」は、契る主にのみ瞳を許してその国を豊かにし、災厄から守る特別な存在。
主人公のイルファ(受け)は、国の管理施設で養育された純粋培養の「きんいろ」ではないため、得体の知れない辺境の小国へ捨てるように送られます。
小国に着くと、イルファは契るべき王ではなく王の忠実かつ心優しい侍従・カヤ(攻め)を愛してしまい、苦悩します。
きんいろの瞳を持つイルファの容姿だけでなく、小国の緑豊かな景色、花嫁であるイルファを歓迎するごちそう…あらゆる情景が中庭先生らしい透明感あふれる色彩表現で描かれていて、どのシーンもハッとするほど美しいです。まるで自分がその世界に迷い込んでいるような気持ちに、自然とさせられます。
さらに、中庭先生といえば、繊細で濃密な心理描写。これはもう圧巻でした。
終盤に向かって、「きんいろ」としての幸せと自分時間の幸せ、どちらを選ぶのかイルファは悩み抜きます。
そして感動のラスト。イルファは自分ではなく、自分を取り巻く人々の幸せを願って大きな代償を払います。
ご都合展開ではない、幸せにはそれ相応の対価が必要なのだと突きつけられるリアルな痛みと幸福感。
読後何日間も「なんて幸せな物語を読んだんだろう…」と温かな感動に心も体も包まれているような気持ちになります。
全人類〜!!!今すぐ読んで〜!!!😭✨
「沈まぬ夜の小舟」
頑張れる。生きていける。あの人さえいればーー。
孤独な一艘の小舟は、どこへ向かうのか。
両親の離婚によって帰る家を失った創(受け)は、周囲に流されるまま、傷つけられるまま、懸命に生きています。
麻酔科医の高野(攻め)は、病院内を清掃している創を気遣い、彼の拠り所になろうとします。しかし、彼の後輩の瀬越(攻め)も同じように創を心配していました。
「痛いこともつらいこともぜんぶ、目が覚めたらみんな終わっていますからね」
高野が患者にかけるその言葉を、創はお守りのように抱きしめていました。その言葉さえあれば、どんなに辛いことも耐えられる。
けれど、無垢な創は、周囲の人々の悪意に飲み込まれていき……。
こんなに世界は残酷なのに、どうして私は生きなければならないのだろう?ーーそう思ったことは、ありませんか。いつも傷つけられてばかりいる。でも、自分が悪い、もっと自分が賢ければ、頑張らなければ、もっと。もっと。そうやって自分を責め続けて、苦しんで。そんな、繊細すぎる心を持ったあなたに届けたいお話です。
本作は中庭みかな先生がご自身の個人サイトで連載していた作品でしたが、「泣ける」「傑作だ」「こんな素晴らしい作品を書籍化しないのか」という読者の熱い声が多く、商業作品として書籍化されたという経緯があります。
中庭みかな先生作品の中でもひときわ人気の高い名シリーズです。
ぜひともハンカチ(では涙を拭いきれないかもしれません。バスタオル)を片手に読んでみてください!!
「キャンディカラーの世界できみと」
ライトノベル作家の智紘(受け)は、高校時代からの親友兼恋人・料理人の周(攻め)とボリスブラウン(ニワトリ)のマチルダとの3人(?)暮らし。
創作活動に没頭して寝食を忘れがちな智紘に、周は淡々と食事を食べさせ、身の回りを整えます。
愛する人に世話を焼かれる幸せな日々を噛み締める智紘でしたが、ある日、周が働くカフェに可愛らしいアルバイトの女性が入ったことで智紘は2人の未来について悩み始めます。
大好きだからこそ相手の輝かしい未来のために自分は身を引くべきじゃないか?でも自分はそんなことして後悔しないか?
愛って、幸せって何だろう。大好きな人のために自分は何ができるだろう。と考えさせられます。
また、周が料理人という設定なので、彼の勤めるかわいらしいカフェの庭の風景や美味しそうなカフェごはんも見どころですよ☕️❤️
「黄金のひとふれ」
祝福される命になりたかった…
孤独な2人の痛くてまばゆい恋物語
事故の後遺症で子供を孕ませられない体になった千晶(受け)は、自分は生きる価値がないと思いながら日々を過ごしていました。
しかしある日、バイト先でいじめられているとオーナーの神野(攻め)がそっとフォローしてくれます。感激した千晶はそれを心の支えに生きていこうと決めますが、神野はその出来事をきっかけに千晶に興味を持ち始めます。
かわいらしい千晶を隙あらば可愛がろうとする神野さんが愛おしく、「分かるよその気持ち…!」と読者も思わず頷いてしまいますw
千晶は何にでも一生懸命で、素直で、他人を疑ったり、貶めたりすることを考えつきもしません。外見も内面も天使のような千晶を疎ましく思う人は多く、千秋はたくさん傷つきます。
でも、最後は神野さんが全部の傷を帳消しにするくらい最高に幸せにしてくれます!!!
受けがたくさん傷ついた後、攻めと幸せになる物語が好き…という夜明けの腐女子・闇の腐女子に超おすすめな一冊です📖✨
御堂なな子
「戀のいろは」
子供のいなかった商家の夫婦に拾われた孤児のほたる(受け)は、彼らに子供ができてからというもの、家の者たちから家畜以下の扱いを受けていました。
ある日、突然身綺麗にしてもらえたと思いきや借金のかたに、「鬼」と呼ばれる高利貸し・冬吾(攻め)に売り飛ばされてしまいます。
始めは怯えていたほたるでしたが、以前の屋敷とは違い、お腹いっぱいの白いご飯におかず、広くて暖かい布団、そして勉強の機会まで与えられ驚きます。
冬吾は健気なほたるを特別気に入るのですが、実は彼はただの高利貸しではなく、高貴な家の御曹司でした。身分差に慄くほたる。
2人の身分差を知らしめるように、冬吾の身内が嫌なことを仕掛けてきたりと時間は色々あるのですが…一番の見どころはなんといっても「冬吾のほたるへのかわいがりっぷり」!!
まだお付き合いもしていないうちから、目に入れても痛くないというように頭を撫で、抱きしめ、どんなものでも与えようとします。
ほたるは前の家で相当酷い扱いを受けていたのですが、冬吾の溺愛っぷりを見ると、その傷も少しは癒えるかな…とホッとします。
大正〜明治時代を舞台にした溺愛攻めモノを読みたい方に、超おすすめです!!💁♀️✨
まとめ
「幻冬舎の日セールで買うべき!おすすめBL作品20選(永久保存版)」、いかがだったでしょうか?
気になる作家さん・作品は見つかりましたか?
どの作品も「名作!!」と太鼓判を押せるものばかりなので、安心して読んでくださいね。
幻冬舎の日セール、この機会に気になる作品をめいっぱい購入しちゃいましょう!!!