元ハルヒラ先生「遊び猫のらりくらり」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
住所不定無職の多良木雪は、画材屋の主である倉岳信一郎のもとへ気まぐれに姿を見せてはフラリと去っていく自由人。自分以外の男にも抱かれ、養われているらしい雪のことを信一郎は実はよく知らない。
別の男に誘われては出て行き、戻ってくると「抱いてくれ」とねだる雪をいつでも軽くあしらう信一郎だったが、その本当のココロは…?
こんな人におすすめ
- マイペースな自由人受けが好き❤️
- 「秘密」にドキドキする😳
- 苦労性でお人好しな攻めが好き😚
ネタバレ感想
謎に包まれた人、雪
雪とつきあいの長い信一郎でも「雪は男に体を売って生活している」(のではないか?)くらいしか分かっていない、謎めいている雪。
ふわりふわりと根無し草のように生きる雪はとても儚くて、少し目を離したら消えてなくなってしまいそうです。
いてもいなくてもドキドキハラハラする、雪はすごく面白い存在でした。
お人好しな野ノ原先生
野ノ原先生、途中までやばい執着攻めおじいちゃんだ…とゾワゾワ😨してたんですが、雪と雪のお母さんに無償で衣食住を提供してあげたりとただのお人好しなおじいちゃんでしたね。
雪と雪のお母さんに振り回される先生が、途中からずっとかわいく見えてました🌸
なぜ雪は信一郎を選んだのか?
雪も信一郎も、「なぜか分からないけどあの人じゃなきゃだめ」とくっついて終わりでした。
信一郎の放任主義かつ大雑把な性格(褒めてるw)は、雪にとって救いなのかもしれませんね。
鋭敏な感覚で生きる雪は、同じように繊細な野ノ原先生のような人と生きると、共鳴しすぎて辛いのかも…。
雪が信一郎と幸せになれたらいいな。
まとめ
ふわふわとして捉えどころがない、でも読むほど心にじんわり染み込む不思議な物語です。
愛されたい、愛したい…人間のあらゆる醜いエゴが淡々と、でも温かい目で描かれています。料理がおいしそうなのも良い!!☺️🍳✨
ぜひ読んでみてください〜!!