真行寺ツミコ「ヴェリタス」のネタバレ感想|人情派諜報員が救った1人の男の物語

コミック

真行寺ツミコ先生「ヴェリタス」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


情報局特殊諜報部局員・エリートスパイ のお話。

<あらすじ>
某国の対外国特殊諜報機関に所属するシャノン・ベルツは容姿、頭脳、技能、どれをとってもトップクラスのエージェント。
そんな彼がある任務のために潜入することになったのは、世界のVIPを会員に持つ巨大な秘密結社─“ヴェリタス”
とある古城で開かれるという人間をペットに見立てた“擬似ペットショー”に“ペット”として潜り込んだシャノンは、検査と称してカラダを探られ、奥まで弄られて─!?

 

こんな人におすすめ

  • 倒錯的なエロスに悶絶したい🔞
  • 国家スパイ、潜入捜査…など、冒険心溢れる物語が好き🕵️‍♂️
  • 人身売買、児童虐待などシリアスなテーマに心掴まれたい📖

 

ネタバレ感想

file.1

声帯を切られた少年少女にゾッとしたけれど、その後すぐに牛の直腸検査用のディスプレイ内でアナルを犯されるシャロンが倒錯的すぎて大興奮しちゃいました…ウホ…🦍
マジックミラー越しに見てるおっさんの気持ちが分かる…(分かるな)

しかもシャロン、雄っぱいが大きい上に乳首までぷっくりなんですよ…!?

最後までチョコたっぷりのトッ○かよ、最高すぎかよ〜!!😭❤️❤️❤️❤️❤️

あのアジア人は潜入捜査官ではなかった…?何者だったんでしょう。そして恐ろしい怪物とは…?

 

file.2

め、め、めちゃくちゃ怖い…。

ジョン・スミス(日本で言う山田太郎みたいな名前)医師として10年間も病院に勤務しているというあの妙なアジア人の男、とれない首輪の鈴、純朴なベルガ青年を操り、ベルツを犯す夢…果たしてそれは夢なのか、ベルツはなぜあんな白昼夢?を見たのか…全てが謎に包まれていて、ゾッとします。

それにしても、ベルツのむっちりした尻、ひくつくアナル、勃起しきった両乳首、精液をかけられ憔悴しきった表情全てがエロ過ぎる…!!!!!

やばいです。ベルツの普段の禁欲的な雰囲気やシリアスなストーリーに反してこのドスケベ描写…心のちんこがフル勃起してもはやつらい…!エロい…!!!

 

file.3

ひ、ひ、ひぃぃ…エロ過ぎる…。

中身はショタの美青年…しかも尿道とアナルを一気に責められてる…断面図やばいよお!すけべすぎる!語彙が死ぬ!読みながら生唾がわいて止まらんです。
連続で3回再読しましたwww

…と思ったらシャノン!!シャノンまたこんなえっちな任務につかされてるんですねww

ヴェリタス一員のウラン密輸は問題だけど、人身売買やペット制度については滅ぼすつもりはないというところがモヤりますね…。

ノラの笑顔がしんどいです。この子も品評会のペット…ということは、性的虐待を飼い主から日常的に受けてるってことですよね。自分より小さい子が寂しがっていたらお世話をしようと思うくらい優しいいい子を…ゴミみたいな大人たちに反吐が出ます。

 

file.4

「今までのただの消耗品の子供たちとは違う」
「スパイになりそこねた子 食いものにされて闇ポルノに流された子 誰も気にしない 気にも留めない」
「ノラが居なくなっちゃってもシャノンを守ってくれるように」

涙が止まらなかったです…闇ポルノで心にも体にも暴力を振るわれ、そして死んでいく…
幼い命は消費するためだけにあると考える大人たち。地獄です。

 

file.5

「今回の件が終わった時、君は「真実」を悟るようになる」というアシュレイの言葉が気になります。

シャノンが被害者に自分の生い立ちを重ねて、トラウマから自分を救済しようとしている…それは図星だろうけど、それの何が悪いんだ?と怒りが湧きました。アシュレイの嘲笑は、非情になることが美徳の世界に生きる人間ならではの感情だなあと感じましたね…。

 

file.6

ご主人様のおちんちん当てゲームめっちゃえっちだけど、胸糞案件すぎてエロにのめり込めない…。

暗殺特化の犬は42番っていうんですね…一般教養の知識はほぼない、本当に殺しのための生き物なんだ…。

「殺人に特化した生き物として育てられた子供たち」って、あべちか先生「遠い国の小さな花嫁」のサガルだ…と思い出してしまいました。ここらへんから、続きを読むのがつらくなってきました。

シャノンと42番は「最後まで生き残った」子供だけれど、そこまで行き着けなかった子供たちはどうなったのでしょう。たくさんのトラウマを植え付けられ、ゴミのように捨てられて…。

そして、「散策」という名前で、屋外で子供を犯す男にゾッとしました。吐き気がします。でも召使いに犯されるシャノンはエロすぎましたね…。

ヒェ…42番はこんな感じで殺すんですね…。42番をてなづけるのは難しそう…。

 

file.7

「この傷に誓って今度は俺がお前を守る お前が望むなら俺がお前を殺すよ」
42番のこの言葉に涙するシャノン。シャノンは殺してくれる人に出会えてほっとしたのかなと物哀しい気持ちになりました。そしてアシュレイと「ヴェリタス」は壊滅しろ。

作中で頻繁に登場する「the ones who walk away from omelas(オメラスから歩み去る人々)」は、実際に原書を取り寄せて読んでみたんですが、とても哲学的な短編でした。

以下ブログにあらすじが書かれています。
https://ameblo.jp/ashitanokaze-dd/entry-10153685824.html

短編なので原文でも読みやすかったのですが、日本語訳も出ているので皆さんにもぜひ読んで欲しいです。

The Ones Who Walk Away from Omelas: A Story
作者:Ursula K. Le Guin
The recipient of numerous literary prizes, including the National Book Award, the Kafka Award, and the Pushcart Prize, Ursula K. Le Guin is renowned for her spare, elegant prose, rich characterization, and diverse worlds. “The Ones Who Walk Away from Omelas” is a short story originally published in the collection The Wind’s Twelve Quarters.

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こちらが日本語訳版です。

風の十二方位
作者:アーシュラ・K・ル・グィン(著),小尾芙佐・他(翻訳)
〔ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞〕銀河のかなたのフォーマルハウト第二惑星で、セムリは〈海の眼〉と呼ばれる首飾りを夫ダーハルに贈ろうとするが……第一長篇『ロカノンの世界』序章となった「セムリの首飾り」をはじめ〈ゲド戦記〉と同じく魔法の支配するアースシーを舞台とした「解放の呪文」と「名前の掟」、『闇の左手』の姉妹中篇「冬の王」、ヒューゴー賞受賞作「オメラスから歩み去る人々」、ネビュラ賞受賞作「革命前夜」など17篇を収録する傑作集。

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sacrament

42番とシャノンが仲良しで何よりです☺️

42番は一体どうなってゆくのか…新しい名前を「ベイビー」ってキラキラネームにされてたのには笑いましたw

 

heven

サンタさんの袋には幸せが入っていて、悲しい人のところに来るから俺のところには来ないんだよ〜と笑顔で言う42番に泣いてしまいました…。そっか…42番は幸せになれたんだね…。

シャノンは一体何の仕事をしてるんでしょう?輝く美貌が陰りをおびて、より美しくなってます。

 

電子限定オマケ漫画「omutsu」

ピュアすぎて教官の冗談を実行しちゃうシャノンがかわいいですw オマケ漫画はみんながちびキャラ化してて、ひたすらきゃわゆい❤️

 

まとめ

発狂レベルの倒錯的エロス☆パラダイスでした…😭🙏❤️

人身売買組織「ヴェリタス」の暗部を潜入捜査する主人公・シャノン。

吐き気がするほどリアルで禍々しい、小児性愛者・児童虐待者達の実態。

己の倫理観を再考させられる、ドラマチックな良作です🥺✨

ぜひ、皆さんも読んでみてください…!!!

ヴェリタス
作者:真行寺ツミコ
某国の対外国特殊諜報機関に所属するシャノン・ベルツは容姿、頭脳、技能、どれをとってもトップクラスのエージェント。そんな彼がある任務のために潜入することになったのは、世界のVIPを会員に持つ巨大な秘密結社─“ヴェリタス”
とある古城で開かれるという人間をペットに見立てた“擬似ペットショー”に“ペット”として潜り込んだシャノンは、検査と称してカラダを探られ、奥まで弄られて─!?

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