わたなべあじあ先生「ROMEO」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
純情ビッチとドS攻の世にも素敵な両片思い。
寸止めから始まる、恋と性フェロモンにふり回されっぱなしのエロスな獣人肉弾戦!!
こんな人におすすめ
- 美青年たちのムチムチえちえちな肉体美を堪能したい💪
- 人外、オメガバース、ファンタジーBLが好き🧚♂️
- 「生まれ変わり」「前世で恋人だった」という関係性に萌える😍
ネタバレ感想
ROMEO 1
人類強化獣種の中でも強力な性フェロモンを持つ光陽に、ひとり抗う右腕・ジェイドのお話です。
一目で画力の高さに殴られます…全コマ芸術品だ…。あじあ先生があとがきに書かれてましたが、「その世界にどんな植物が生えているか?」という細かい点から世界観を作っているからこそ感じる、物語の深みがすごいです。その世界でキャラクターたちが生きている、彼らの血肉がなじんでいるのを感じます。
光陽(受け)とジェイド(攻め)はなぜすれ違ってるんだ?と整理してみたんですが…
光陽は、ジェイドの「光陽とディアガ(光陽とジェイドの元上司)が俺の理想です」「あなたは俺のタイプじゃない」という言葉を重視している。
一方、ジェイドは光陽が番のネックレスをし続けてることをどんな言動よりも重視していて、だからこそ「光陽はディアガとの番関係を解消してないのに、自分や他の人と関係を持とうとする尻軽」だと軽蔑している。でも光陽がネックレスをつけ続けているのは、「光陽は去勢された(=受け役?)君をジェイドに見せて彼を傷つけたくないんだよ」、つまり「ディアガが攻めで光陽が受けの番関係」に憧れているジェイドの理想を壊したくないから。
つまり、光陽は「ネックレスをつけ続ければジェイドには番候補として見てもらえないのは分かってるけど、すでに”嫌い””不潔”と毛嫌いされているから、せめて理想の兄貴分でいたい」んですよね。
でも、ジェイドはもうすぐシャノンと番になると噂を聞いて、「ジェイドが俺ともう絶対番ってくれないなら、ディアガとの関係を偽装したり”いい兄貴分”ぶっても仕方ないじゃん」って羽目を外しちゃったんでしょうね…。ううん、悲しい。切ない。
ジェイドの気持ちは不明ですが、光陽とのすまたセックスの後、自分の指先にキスをしてそっと光陽の頬に触れる関節キスをしてたのにはときめきました😭
また、「ライカン」というジェイドたち種族の中で、光陽の種族である「ルナ・スターラ」はもともと唯一の女性種だそう。
だから、光陽のアナルの中にはトゲのようなもの(子宮の名残り?)があるんですね。リカが夢中になってたやつ😚❤️
闘争本能が強いライカン同士で繁殖すると強くなりすぎて人間にとって不都合だったから、ルナ・スターラは寿命を急激に短められて、ライカンもルナ・スターラも少なくなってしまった…。なるほど。
光陽は日照(人間?、光陽の保護者)に「光陽は進化の一番(ファースト)」と呼ばれていたけれど、「ライカンで初めてオンリーワンの恋を経験する者」って意味ですかねえ。
ROMEO 2
光陽の(誰との子か不明の)妊娠が発覚するお話です。
リカとセックスをしたこと、戦闘不能(セックスも不能)のディアガを裏切ったことがジェイドにばれ、ジェイドにひどく罵られる光陽。険悪な雰囲気のまま戦闘に赴いた二人でしたが、動揺のせいかひどい傷を負わされて光陽は意識不明の重体に。さらにそれを追ったジェイドも谷底に落ちます。
光陽を介抱する中で、彼が妊娠していることが分かりますが、一体誰の子なのか…?と謎は深まります。
ジェイド以外の男に抱かれなくてもいいようにと薬で抑制する光陽と、光陽に触れてはならないと自分を戒めるジェイド。お互いにずっと想いあっているのにすれ違い続けている二人を見ているのがじれったく、切ないです。
ROMEO COLORS
収録イラストは49枚、うち描き下ろしは33枚。設定資料イラストは17枚。描き下ろしカラー漫画は6本で、しかもオールカラー!お値段以上の充実した内容です。ちなみにエロはなく、全年齢向けです。
収録イラストには、番外編「BLUE BIRD. D.S.P ROMEO SIDE SOL」に登場するソルとギルも登場します。スレイヤーズの面々、本編での登場回数は少ないですが、イーラ先生とディアガ、デレクとシリウスらも出てきます。
設定資料イラストには各人の全身・正面・横顔と、細かい設定や裏話がびっしり載ってます。
描き下ろしカラー漫画では、ジェイドと光陽の双子の赤ちゃん・メイとスイが出てきます。光陽にメロメロなジェイドの姿が見られるので、本編二巻までしか読んでいない読者の方々はジェイドの溺愛っぷりにびっくりするかも😂
ROMEO 3
幼い光陽がジェイドの過去生・アウロラに思慕を抱くお話です。
光陽は、日照の特別な遺伝子を引き継ぐ者として、日照から生まれました。
日照とアウロラは友人関係で、日照が役目を終える際に、幼年期に入った光陽をアウロラに託します。
幼い光陽は日照との別れを経て、アウロラと共に城都の外で生活しはじめます。光陽は直感的に「自分にとっての”オンリーワン(番)”はアウロラだ」と言いますが、アウロラは聞き入れません。そのうち、アウロラは光陽と距離を置くようになります。
アウロラのままで光陽と番っても、ライカンが進化できないと判断したからかもしれません。もしくは、光陽が生まれた時、すでに制限措置を受けていたために、転生を待たなければならなかったのかも。
アウロラに守られているままでは、光陽の心も体も成長しません。だからこそ、アウロラは光陽を手放しました。意識だけを光陽のもとに飛ばし、「愛しているから私を待たないで」と言う。約束だった雪を降らせて、光陽がこれから出会う人々の暖かさを感じてほしいと願いながら一人でゆっくりと死んでいく…。
アウロラだって、光陽を手放したくなかったはずです。ずっと光陽を守って愛したかったはず。それでも、光陽を成長させるために、心を引き裂かれる思いで手を離した。光陽もそれを分かっているからこそ「大好きだよ」と最後まで伝えていたのだと思います。
光陽の過去を見に行ったからこそ、ジェイドはなぜ今世でこれほどまでに自分が光陽に惹かれるのか、そして再会した深い意味を理解したのではないかと思います。
ROMEO BLANKET
わたなべあじあ先生曰く、「臨機応変本」です😂👍
ドラマCDの特典収録作品の原本、ジェイドとの双子の子どもたちの短編(わたなべあじあ先生のTwitterに掲載済み)、ケモ耳光陽とジェイドのえっち、BLUE BIRDの後日談が収録されています。時系列的には本編より先のお話です。
光陽とジェイドのお話は甘々な一方で、BLUE BIRDの後日談は胸が痛くなるほど切なく…そのギャップも「ROMEO」の世界観の素晴らしさということで、たっぷり楽しめました。
BLUE BIRD. D.S.P ROMEO SIDE SOL
同じ種族、しかも同じくらいの年齢で出会うことができることって奇跡なんだなあとしみじみ感じさせられる番外編です。
恋をすること、愛することってとても簡単で、ありふれているように思えるけれど、出会い、縁が生まれることって本当にすごいことです。
優雅で知的なソルと猛々しく美しいギル。2人が愛し合い、互いがどんな姿形になっても愛を通わせ続ける姿には涙が自然と溢れてきます。
ROMEO DRAWING
2017年2月に刊行されたイラスト集「ROMEO COLORS」に続き、「ROMEO」の世界オンリーのセカンドイラスト集です。
タイトルに「DRAWING」とついているように、今巻はデッサンがメインのイラスト集です。水彩画のような色使いや美麗な絵柄で描かれた、ほのぼの優しいイラスト集でした。「DRAWINGだから、よりダイレクトに、あじあSの情熱や気分があらわれています」と本の説明に書かれていましたが、わたなべあじあ先生のパッションを直に感じられてとても良かったです。
「DRAWING」なので漫画はないのですが、ジェイドとの双子の子どもたちの様子など、普段の彼らの日常を切り取ったイラストからは今にもセリフが聞こえてきそうな躍動感がありました。本作のイラストはすべて描き下ろしなので、「ROMEO」ファンにはたまらない一冊だと思います。
ROMEO 4
長い両片想いを経て、光陽とジェイドが気持ちを通じ合わせるお話です。
モールスカの中で、意識の共有によって溶け合った光陽とジェイド。お互いの愛が体に流れ込んで、満ち足りていきます。そして始まるラブラブおせっせ♥️
ライカンは生殖機能は必要ない人種ですが、二人が愛し合うことによって新たな一歩を踏み出しました。
まとめ
肉体美の海!!徹底的に練られた不思議な世界観!!ほろ苦く甘くえちえちな物語!!
一コマでも読めば、あなたも「ROMEO」の世界のとりこになること間違いなし。
記憶と知識を留めたまま転生し続ける受けと不老長寿の攻めが、容れ物は変われどずっと共に生き続けるエンドに涙腺大爆発です🤦♀️
基本的には、わたなべあじあ先生が同人誌で描かれる→後から同人誌をまとめて商業本として出版する という流れなので、「ROMEO」の最新話が読みたい方はわたなべあじあ先生のXをフォローして、同人誌発売状況を随時チェックするのをおすすめします。ただ、商業本では描き下ろしも追加されることが多いので、商業本を待つというのも手です👍️✨️
以下、わたなべあじあ先生の公式Xアカウントです⬇️
皆さんもぜひ「ROMEO」シリーズを読んでみてください〜!!