北野仁先生「なんとかなる日々」シリーズを読みました！
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します！☺️✨
登場人物とあらすじ
ヘタレな非モテ大学生×訳あり女装バーテン のお話。
＜あらすじ＞
今も昔もコイビトなしの大学生・佐藤歩(21歳)は、ある日、ムリヤリ連れて行かれた合コンで出会った清子をひょんなことからお持ち帰りすることに。
泊めてもらうお礼だからと清子は関係を迫るが、童貞だった悠は清子の気持ちに応えることができず…と、その時カツラがズルリ！
実は清子は「北岡慎二郎」という男で、行く所がないというので仕方なく一週間の期限付きで同居を許した悠であったが、日を重ねるごとに慎との間にあたたかい何かを感じ始めて…。
こんな人におすすめ
- 女装受けが好き👗👠
- セクシャリティに悩む主人公の変化を見届けたい👀✨️
- 日常系BLで感動したい😭✨️
ネタバレ感想
なんとかなる日々
ムリヤリ連れて行かれた合コンで出会った女装男子・清子（本名は慎二郎）をひょんなことからお持ち帰りするハメになった童貞大学生の悠。慎二郎は行くところがないらしく、悠は一週間の期限付きの同居を許すも、ある日慎二郎は傷を作って帰ってきて…！？というお話です。
「女装は好きだけれど、女性の代わりではなく自分を愛して欲しい」というシンプルな願いが叶わない悲しみ。
受け・慎二郎が泥沼を脱しようと努力しても、幸せは長く続かず打ちのめされる展開が生々しく、辛いです。でもコミカルなシーンが挟まれている＆終盤の攻が受に甘々だったので、ほっこりした読後感でした☺️🌸
作者：北野仁
今も昔もコイビトなしの大学生・佐藤歩(21歳)は、ある日、ムリヤリ連れて行かれた合コンで出会った清子をひょんなことからお持ち帰りすることに。泊めてもらうお礼だからと清子は関係を迫るが、童貞だった悠は清子の気持ちに応えることができず…と、その時カツラがズルリ！実は清子は「北岡慎二郎」という男で、行く所がないというので仕方なく一週間の期限付きで同居を許した悠であったが、日を重ねるごとに慎との間にあたたかい何かを感じ始めて…。
なんとかなった日々
恋人同士なら普通のことでも、かつて「オトコ」の自分を否定していた慎には、何もかもがたまらなく喜ばしいこと。いつしか２人は社会人になり、本当の同居生活を始めることに…というお話です。
「なんとかなる日々」の後日談ほか、慎二郎の過去編、2人の未来（同棲編）が収録された短編集です。
表題作では、男性姿でえっちはしたものの、過去のつらい思い出に囚われて不安に駆られる慎二郎の姿が描かれます。悠は慎二郎を「会いたい」と求め、男性の姿の慎二郎をまた抱いてくれます。ありのままの自分でも愛してもらえるのだとようやく安心する慎二郎が痛々しくて切なくて泣けてきます。悠のスパダリっぷりに読者もメロメロになります。
慎二郎過去編は、慎二郎が性指向に気づいた高校生時代のエピソードです。同級生に片思いしていても、絶対に言えない。自分が女だったらよかったのにと苦しみ、卒業後にようやく二丁目でお仲間を見つけて涙あふれたかつての日。慎二郎がこれからずっと愛する恋人と仲間とともに幸せであってほしいと思いました。
同棲編は、マリリンからアダルトグッズのプレゼントをもらい、ローターえっちをする二人のお話でした。慎二郎にローターを入れたまま悠が挿入するのはえっちだった…🛌♥️
作者：北野仁
「なんとかなる日々」から時が経ち、より深く心を通わせ合う悠と慎の２人。一緒に眠ったりご飯を作って食べたり、頭を撫でてもらったり手をつないだり。そんな普通のことでも、かつて「オトコ」の自分を否定していた慎には、たまらなく喜ばしいこと。
まとめ
DV彼氏に「女性と結婚する」と裏切られた受けの姿が心身ともにボロボロで、胸が苦しかったです。
でも、終盤はヘタレ攻めが受けへ積極的に愛情表現していて、その成長に感動😭✨
空にぽつりと光る星のような、素敵な一冊です📖💫