河馬乃さかだち「トマトのてのひら」のネタバレ感想|寂しい都会で2人ぼっち

トマトのてのひら、河馬乃さかだち、ネタバレ感想 コミック
河馬乃さかだちさん「トマトのてのひら」のネタバレ感想をご紹介します。
 
ほだされ受けのエロ可愛さと、一途な大型犬攻めのかわいさにキュン💓
 
絵本みたいにキュートな絵柄と濃厚甘エロのギャップに悶えたいあなたにおすすめの一冊です🥰

あらすじ(ネタバレ注意)

【攻】キャバクラの用心棒、谷本勝人(19) × 【受】トマト農園の長男で居酒屋店員、増田智裕(26)

左が攻め、右が受け🍅対格差~!!!!(垂涎)

あらすじ(ネタバレ含む)を紹介すると…

トマト農園の長男として生まれた智裕ともひろは、家を継ぐまでは好きにしていいと言われ、東京の大学に進学する。平凡な生活から抜け出したくて上京したけれど、何事もなく時は流れて来月27歳の誕生日を迎えようとしていた。

そんなある日、智裕は仕事の帰り道、柄の悪そうな傷だらけの男に出会う。なかば脅されながら家に連れ帰ると、智裕は突然のその男に押し倒され、レイプされる。

翌朝、智裕は傷だらけの男に暴力的なセックスを謝られるも、怯えながら男を家から追い出す。しかし、男は薬や食事を持ってきては、家の前に居座っている…。

そのうち、智裕は犬のようにまとわりついてくる男を邪険にできなくなる。男にほだされセフレのような生活を送るが、「来年実家に帰る」という話をした矢先、男は職場で流血沙汰に巻き込まれる。

病院で男の手を握りながら、智裕は男を実家に連れて帰る決意をする。

智裕と男は、地元で一緒にトマトを育て、仲良く暮らしましたとさ💓

猛犬のようだった年下攻めがかわいい忠犬わんこになっちゃうところが最大の萌えポイントです!!!

以下、おすすめポイントを詳しく紹介します!

 

孤独な2人が寄りそい、愛を育む姿に胸キュン💓

受けの智裕は、田舎出身でおばあちゃんっ子。

おばあちゃんにトマトを渡されて、頑張ってねと東京へ送り出されるシーン、地方出身の読者には号泣ものでは…?

ド田舎出身の私はここでボロ泣きしました🤦🤦🤦

おばあちゃんのあったかい愛情に包まれ育った受けは、東京砂漠(古)(わからない人はご両親に聞いてみよう!)で揉まれていきます。

平凡な生活から抜け出したかったはずなのに、毎日過ごすほど心が消耗していく…(分かりすぎて辛い)(社畜)

来年には実家に帰らなきゃいけない、なのに、俺は東京で何をしてたんだろう、虚しいな、そんな寂しい気持ちになっていた時に出会ったのが、攻めの谷本勝人。

谷本はキャバクラの用心棒をしているんですが、骨折・流血は当たり前。毎日、タチの悪い客やヤクザの下っ端と喧嘩をして暮らしています。

攻めはいつものごとく、道端で血だらけになって倒れていたところを、お人好しの受けに見つけられ介抱されるんですが…

サイテ〜なことに、ここで攻めは受けをめちゃくちゃに犯すんですよね。

ろくに慣らしもせず、受けを押さえつけてレイプ。受けは痛みと恐怖で失神して翌朝を迎えます。

ここで「いや攻め最低やろ」って思う人が9.9割だと思うんです。私も思いました。

むしろなんやこいつこんな優しい受けちゃんを傷つけるとか地獄に落ちんかいって思いました(受けちゃんのモンペ過激派)(オタク特有の超早口)

でもね…この後の攻めがね…ただのご主人様大好きな大型わんこに急変するんですよ……。

受けが身体中の痛みに呻きながら起床したら、まず、攻めから謝られるんです。

攻め
攻め

昨日はごめん。お前がタイプだったから(思わずセックスしちゃった)…。

いやまあそんなこと言われて許せるわけないですよね。ごめんで済んだら警察はいらんのじゃい。

受けは恐怖と混乱で取り乱しながらも、どうにか攻めを家から追い出すことに成功!よかった!!とりあえず一安心だ!!💦

なのに、その日から攻めが毎日受けの家の前で待ってり、物を置いていくようになるんです。

攻め
攻め

尻の薬持ってきた。

攻め
攻め

飯持ってきた。

攻め
攻め

何もしねえからここにいさせて。

攻め、お前は「ごんぎつね」か。

一生懸命、受けに尽くそうとする攻めを見ているうちに、怯えていた気持ちがだんだん薄らいでくる受け。(チョロい)(そしてチョロい受けの気持ちが分かる私)(クソッ攻めかわいすぎかよ)

一緒にいるうちに、また2人はうっかりセックスしちゃって、セックスフレンドみたいな関係になっていくんですね。

体を重ねるほど、どんどん親密になる2人。もともとお人好しな受けは、攻めの世話を焼いて、甘やかすようになっていくんです。

例えば…攻めはいつも怪我をするたびに受けを頼るんです。「ご飯作って」とか「甘えさせて」とか。

で、受けはずっと東京で孤独に暮らしてきたから、そうやって甘えられるのが嬉しいんですよね。だから、どんどん甘やかしちゃう。

も〜、受けは人が良すぎる!!

でも攻めを甘やかしてる時の受けは、頼られてるのが嬉しくて一生懸命張り切ってる感じがほんっとかわいいです。最高。

でも、受けは攻めを甘やかすほど、彼が仕事で傷だらけ、血だらけになって帰ってくるのが心配になってくるんです。

でも、攻めは自分は頭もよくないから、人を殴る仕事くらいしかできない、って言うんですよ。

ずっとひとりぼっちで、学校にもろくに行ってなくて、だから頼るところがないって。

でも今は受けがいて寂しくないな~嬉しいな~って感じで甘えてくるわけですよ。

は〜〜〜〜〜〜〜かわいすぎでは??????

最初受けをレイプした極悪人とは思えない変貌っぷりですよ。牙を抜かれたオオカミ状態ですよ。

攻め<わんわんお!!受け大好きお!!

そうやって受けが攻めを心配していた時に、運悪く、攻めが仕事でボコボコにされちゃうんですね。

入院しなきゃいけないくらいの大怪我を負っちゃうんです🤕

攻めが大怪我をする直前、受けは攻めに「来年には地元に帰ってトマト農家を継ぐ」と打ち明けていました。攻めは受けと離れるのが嫌で、捨てられた子犬みたいな表情で受けにすがりつきます。

そして、言うんですよ。

「とも(受けの名前は智裕)に会えなくなるってことか…?」

は〜〜〜〜〜〜〜攻め、かわいすぎでは??????(2回目)

もはやこの絵が攻めに見えてくる不思議

受けは点滴のチューブに繋がれた攻めを見ながら、その時のことを思い出すんですね。

そこで、1人決意をするんです。「こいつを地元に連れて帰ろう」って。受けの男気よ…🤦

で、退院した攻めとラブラブエッチをしながら、俺の地元に一緒に来ないか?って提案するんです。

 「俺にこんなに優しく触れられるなら、トマトも扱えるだろ?」(だからタイトルが「トマトのてのひら」なんですね…(感涙))。

優しい顔で誘う受けに、攻めは感極まって抱きつく…。

ハァ〜〜〜〜(泣)(悶)(尊死)

🤦🤦🤦🤦🤦

上京してからずっと寂しさを感じていた受け。

暴力の中でしか生きてこられなかった攻め。

2人が寄り添って、一緒に生きていこうと静かに決意しているのがめちゃくちゃ尊い…美しい…。

ゲイ、同性愛、ハグ

でね、実家に帰った2人は、トマトを育てながら、こっそり手をつないだり、夜な夜な、受けに攻めが膝枕してもらって甘えたりするんです///

ハァ〜〜〜もうかわいいの極み🤦‍♀️ 受けも攻めもかわいい🤦‍♀️

東京で、明日の希望が持てず無気力に生きてた2人がこんなに幸せになれてよかった。

出会いは最悪だったけど、互いの孤独を癒やせるのはお互いしかいないだろうなと思わせるベストカップルぶりでした。

なんだか寂しいな、孤独だな、あったかい愛がほしいなと思っている人に、ぜひ読んでほしいです。2人の愛が心に沁みますよ…。

 

絵本みたいな、あったかい絵柄にほっこり

表紙絵を見ると分かると思うんですが、鉛筆で描いたような独特の雰囲気がありますよね。まるで絵本みたいな。

濡れ場ではしっかりエロいのに、トマトをもいでいる2人や普通に生活している2人のコマは、見てるだけでなんだかほっこりします。

キャラの性格というより、絵柄のあたたかさがそう感じさせるんだと思うんですよね。

誰にも似ていない、唯一無二の絵柄。めちゃくちゃ貴重です。

個性爆発の絵柄に癒やされてほしいです。

 

ほだされ受けのかわいさ・エロさがヤバい!

えっちシーンは全部で5回あるんですが…

とにかく受けがかわいい!!エロい!!!!

かわいい絵柄からは想像しにくいですが、濡れ場の色っぽさがすごいんです…。

試し読みを見てもらったら分かるんですけど、いやもうマジでエロい!!!!!

絵柄がかわいいだけにギャップがやばい!!!!

もうね、感じまくってる時の受けはすごいんですよ。

よだれ垂らして、真っ赤な顔して、ちょっと恥ずかしそうな、困ったような顔してめちゃくちゃにあえぐんですよ…。やばくないですか…やばい…。

あんな素朴なおばあちゃんっ子が…上京してからはアナルでモロ感しちゃうエッチッチなメンズになってしまうんです…🤦‍♀️ 最高すぎる…🤦‍♀️

かわいい受けが大型犬攻めにほだされてとろとろのグズグズになっちゃうところが見たくないですか…見たいでしょう…フフ…(誰?)

 

ストレス社会で疲れたあなたに

癒やされる!!!!!

絵柄がかわいいのに、エロは濃厚でしっかりエッチで、読み終わった後の満足感がすごい!!!

かわいいもエロもお腹いっぱい摂取できる!!大満足!!!🤤✨

ただ甘々ふわふわな話よりも、しっかり地に足のついた作品が読みたいな。でも、ハピエンで癒やされる作品がいいな。って時にぜひ読んでほしいです。

世界のどこかにこういうカップルがいそう、と思わせるリアルさとエロエロ甘々ロマンティックさの絶妙なバランス。

河馬乃さんはなんとこれがデビュー作だそうですが…ううん、すさまじい才能!!!天才!!!

ほだされ受けのエロ可愛さと、一途な大型犬攻めのかわいさに悶えてください💓

トマトのてのひら 作者:河馬乃さかだち トマト農園の長男として生まれた智裕。家を継ぐまでは好きにしていいと言われ、東京の大学に進学する。平凡な生活から抜け出したくて上京したけれど、何事もなく時は流れて来月27歳の誕生日を迎えようとしていた。
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