元ハルヒラ先生「まずは、ひとくち。」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
空飛ぶ豚を養豚している農場で働く小田は、ずっと想いを寄せていた幼なじみの長谷川と、とあるハプニングがきっかけで付き合うことになった。
けれど、鈍感な小田と素直になれない長谷川の恋は、なかなか進展しない。
そして、豚をきっかけに2人は不思議な体験をすることになるーー。
こんな人におすすめ
- 現代もののファンタジーが好き🧚♂️
- ほんわか癒やされるけど、感動もあるストーリーが読みたい😭
- 幼馴染同士のカップルに萌える❤️
ネタバレ感想
①食肉用の養豚場が舞台なので、苦手な方は要注意
主人公の次太郎(攻め)は、養豚場の跡取り。かわいい豚たちを飼育するシーンだけかと思いきや、次太郎の母が「うちの豚はおいしい」と胸を張るシーンや、次太郎の片想い相手であるヒロ(受け)が「うちの豚」と小間切れの豚肉を掲げて喜ぶシーンもあります。
次太郎とヒロの恋では、生きている豚がキューピットになってくれるのですが、それはそれとして彼らが食用であるというのもまた事実。
「あんなに可愛がっていたのに…」と悲しくなってしまう方は読むのをやめた方が良いかもしれません💦
②元ハルヒラ先生らしい、のんびりペースの恋愛譚
元ハルヒラ先生の代表作といえば、「虎穴ダイニング」シリーズ。こちらは元虎の覆面レスラーの会社員と天然ホストがのんびり同棲生活を送る日々を追うお話です。
本作も「虎穴ダイニング」シリーズと空気感は似ていて、大きな出来事は起きず、ただ日常の中でちょっと変わったことが起きて、その結果、主役カプの距離が少しずつ縮まっていく…という感じのストーリー展開になっています。
なんでもない日々を好きな人とどうやって過ごしていくか?というミクロな視点でのほんわかストーリーが好きな人向けだと思います。
③「男同士」は「障害」?時代を感じる作品
物語の中で、ヒロは次太郎に「お前は気にしてねえかもしれねえけどおかしいんだからな!男同士なのも世間体とかあんだろ!」と怒ります。
2025年現在の感覚で言うと、「男同士に世間体…?」と少し時代錯誤な感が否めません。たしかにゲイ嫌いの人はいるし、それが自分の息子の場合に受け入れられない人もいるかもしれないけれど、そういう人は「時代遅れ」というのが一般的な感覚のように思います。
本作は2012年発行の作品なので、「男同士の関係に障害を感じる」という考え方が当時は一般的だったのかもしれませんね。
そういう意味で、時代を感じる作品となっています。
まとめ
「空飛ぶ豚」の養豚場跡取りである次太郎は、幼馴染のヒロに長年片想い中。しかし次太郎は奥手、ヒロは意地っ張りで、どうにも歩み寄ることができなくて…。
養豚場が舞台ということでややグロな側面がありつつも、基本的には奥手×ツンデレののんびりした恋愛話になっています。
ただただ幸せになっていく二人が見たい!という、BLで癒されたい方向けの作品だと思います🐷✨