上野ポテト先生「向こうの人」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
腹黒なイケメン俳優×人付き合いが下手なネガティブサラリーマン のお話。
<あらすじ>
家族とも職場の同僚とも、なんとなくうまくいかない佐野はSNS上で本音を発散していたが、ある日、SNS上で知り合った「エス」とオフで会うことになる。
待ち合わせ場所に行ってみると、そこにいたのは人気急上昇中の若手イケメン俳優・成海だったー!
思わせぶりな成海の態度に、佐野は翻弄されていくが…。
こんな人におすすめ
- 陰キャでひねくれた性格のキャラに惹かれる🌀
- 生きる世界の全く違う2人が恋する話にときめく👨❤️👨
- ギャップにたまらなく萌える!!🤤❤️
ネタバレ感想
向こうの人
主人公の佐野(受け)が、卑屈で僻みっぽくていらんことを言うがためにうっすら周りに嫌われている男なんですが、妙に自己愛が強くて、言葉の端々から捨てきれないプライドが滲む感じがリアルすぎて結構しんどくなりますw そういうコミュ障、いるいる…と思わせられる感じ。
超人気芸能人の成海(攻め)は、佐野をすべての悩みから救ってくれる…といういわゆるシンデレラストーリーの王子様的役割ではなく、ただそこにいるだけというか、同じ人間として存在しているだけという感じなのがまたいい。人気があるキャラクターだからといって何もかもを兼ね備えていて、弱者を救ってくれるだけの装置になっていないのが好きです。
二人は恋に落ちるというよりも、なんとなく気になる、気になる頻度が高くなって、結果的にじゃあ恋人になる?という感じなので、あまり大きな見せ場!!みたいな話の盛り上がりはないんですが、逆につい相手のことを考えてしまう時間のなんともいえない高揚感や、環境が違いすぎるがゆえに「これって迷惑かな?大丈夫かな?」と不安感がすごくリアルで、共感できるんですよね。
向こうの人と
エスさん(成海)の家にお泊りするまくた(佐野)のお話です。
付き合ってもなおアカウント名で呼び合う二人w 恋人同士のお泊りなら、当然期待するのがえっちな展開。しかし陰キャな佐野は成海に比べて圧倒的に経験値が足りず、とにかくキョドり、緊張しまくり。成海の辛抱強さに感服です。
結果、挿入にはいたりませんでしたが、不器用にえっちに臨む二人がかわいかったです。
まとめ
人間の機微がとても丁寧に描かれていて、高尚な文学作品を鑑賞しているような気持ちになります。
人間の汚い感情を淡々と、でも悲壮感をあまり出さずに描いてくださっていて、この描写力よ…!新人作家さんとは思えない!と感極まりました。
すさまじい人間洞察力、絶妙なヌケ感のある展開…素晴らしかったです。