タイBLドラマ「Love in The Air」(2022)の全話ネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|4人の主人公が織りなす激しくも優しい愛の物語

ドラマ

「アマプラ同時上映会」第171弾!

当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨

その恋は嵐のように突然訪れ、風のように優しく包み込むーー、「Love in The Air」

全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:Love in The Air | 海外・アジアドラマの動画配信はTELASA(テラサ)-見逃し配信&動画が見放題

伝説のスパダリ建築士・整備士×跳ねっ返りな建築学部一年生/腕利きのバイクレーサー・遊び人な大企業御曹司×心に深い傷を抱えたまじめな建築学部一年生 のお話。

<あらすじ>
嵐が吹き荒れるある夜、大学生のレインは車の故障により道路の真ん中で立ち往生してしまう。
困り果てたレインの前に現れたのは、バイクに乗った青年。
慣れた手つきで車を修理し、名乗ることなくその場を去ってしまうが、レインは助けてくれた彼のことがずっと頭から離れない。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 「TharnType」、「Don’t Say No -心が近づくとき-」などのMANE先生作品が好き📚💕
  • スパダリ紳士攻めにツンツン可愛い受けが溺愛されてほしい👨‍❤️‍💋‍👨💕
  • 浮気性な遊び人攻めが、運命の受けに出会って改心する&後悔するところが見たい👀✨

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

日本でも大ヒットを記録した「TharnType」シリーズ、「Don’t Say No -心が近づくとき-」を手掛けた作家兼脚本家のMAME氏が贈るタイBLドラマ最新作。同氏の人気小説「Love Storm」と「Love Sky」が一つの物語として生まれ変わり、4名が主役を飾る本作。突然の出会いが巻き起こす恋と、一夜の関係から始まる恋。嵐の訪れと共に、2組の激しくも優しい愛が動き出す――。

②物語の前半は激しい嵐(パーユ)がやっかいな雨(レイン)に仕掛けるイジワルで情熱的な愛。そして後半はしつこい風(プラパーイ)が、晴れと曇りの顔を併せ持つ空(スカイ)に捧げる献身的で優しい愛。コロコロ変わる”お天気”のように、時に冷たく、時に激しく、時に暖かく、タイプの違う2人の男性が仕掛ける恋の駆け引きに一度ハマったら抜け出せない! 最低最悪なP(※年上の敬称)が離れられない存在へと変わるとき、愛の温度は真夏の暑さも敵わないほど急上昇する!

フジテレビが運営する動画配信サービスFODにて、タイBLドラマ『Love in The Air』の日本リメイク版となる【Love in The Air-恋の予感-】(略名、LiTA)を、2024年11月3日(日)より先行独占配信されている。本作は、南雲奨馬、濱屋拓斗、鈴木曉、長妻怜央という注目の若手俳優4名が主演として出演。また、ロックバンド・リアクション ザ ブッタの「lowkey」という楽曲を起用。若手俳優4名のフレッシュな演技と化学反応が、『LiTA』の世界観をどのように再現するか、今から期待が高まる。

 

ネタバレ感想

第1話 雨だけでなく襲いかかる嵐

<あらすじ>
秘密裏に開催されているバイクレース会場に忍び込んだ大学生のレインと友人のスカイ。
スカイの制止にもかかわらずレインは飛び出して、警備係に追われる。
逃げるレインをがっちりと捕まえたのは、警備係からも一目を置かれているパーユだった。

午前2時15分、秘密裏に開催されているバイクレース会場に忍び込んだ大学生のレインと友人のスカイ。
パーユのバイクを気に入ったと褒めるプラパーイ。その他のバイクは誰のものかと尋ねられ、パーキンのものだと笑って返すパーユ。
スカイの制止にもかかわらずレインはレースを見るために飛び出してしまい、警備係に追われます。逃げるレインをがっちりと捕まえたのは、警備係からも一目を置かれているパーユでした。レインのように平凡な男が違法のレース場にいるのには訳がありました。

2人の出会いは3週間前、レインの車が突然故障した大雨の日にさかのぼります。バンコク全域は雨、運転途中でレインの車が故障してくれます。止まったレインの車に「タイヤを見てあげる」と声をかけてくるドライバーがいます。それがパーユでした。ヘルメットとマスクを外した彼の美貌に思わずうっとりするレインでしたが、パーユに何度も感謝を告げていい気分で帰ります。

レインは大学でパーユがどれだけかっこよかったか何度も何度もスカイに話してうざかられます。そこに「スカイに用がある。学年活動のことだけど、先輩の記入フォームはある?」とプルが声をかけてきます。パーユにフォームを貰ったと言うと、あの伝説の卒業生にどうやってもらったのとプルは大興奮。パーユはデザインコンテストで優勝し、国の代表に選出されて、世界大会で準優勝したというイケメン超人だそう。学部の代表も3年間務め上げ、しかも全てがA評価だったとか。騒いでいたレインは講師に叱られ、1人だけ宿題を増やされてしまいます。片思いしているプルから男の話を聞かされただけで不愉快なのにとイラつくレイン。どうやらプルがこの大学を選んだのはパーユが卒業生だったからのようです。パーユの家族は企業経営者で、秘密が多いようですが、それもまた魅力だとみんな噂しています。

パーユは整備されたバイクを確認します。

プルが「人を滅多に褒めない兄でさえパーユのことはベタ褒めなのよ」と褒めるので、レインは「君の兄さんはゲイなのかよ」と侮蔑するように言ってしまいます。「ゲイに偏見を持ってるわけじゃない」と後から付け足すレインですが、親友のスカイからは「失恋したな」と笑われます。プルにつきまとって好感度を上げようと必死なレインですが、あっさり振られ続けてしまいます。

学籍番号の先輩との飲み会に来たレイン。先輩たちがパーユは大企業のコネ入社を蹴ったという話や、みんなが困った時に颯爽と現れて解決する話、建築界のイケメンと呼ばれているなどの話で盛り上がっているのを聞きながら複雑な心境になります。大雨が降る中、店にパーユが現れます。彼を見たレインは、雨の日に助けてくれた例の人だとすぐに気づきます。しかし彼はレインのことを覚えていませんでした。ショックを受けたレインはさっさと帰ろうとしますが、車がエンストしてしまいます。こんな時に誰に電話をしたらいいんだろうとテンパっていると、パーユが来てまた助けてくれ、「ラジエーターの水漏れが原因だ。明日以降業者を呼べ」とアドバイスされます。「俺を誘惑したいならもっと自然にね」とからかわれます。レインはパーユとの時間を引き延ばそうと、高くてもいいからすぐ来てくれる修理業者を呼んでくれと頼みます。快く引き受けてくれるパーユ。

なんとおすすめの高級修理工場はパーユの実家でした。ずぶ濡れのレインに風呂を貸してくれ、頭まで拭いてくれるパーユ。パーユは突然「修理代についての相談だよ」と言うなりレインの首筋にキスして押し倒します。「俺はバイなんだ。先に誘ったのはレインだろ?」と言われ、抵抗したいのにパーユがイケメンすぎて強く出ることができません。しかしさすがに焦り、「金を積まれてもお前とは寝ない」とパーユを蹴飛ばします。興を削がれたパーユはベッドで寝始め、レインはソファで横になります。しかしソファの寝心地が悪いので、レインは勝手にパーユと添い寝します。自分でベッドに入ったにも関わらずらレインはパーユをクズ呼ばわりし、大学中に言いふらしてやると怒鳴り散らして帰ります。苦笑するパーユ。

学校でずっと怒ってばかりのレインに、車の修理が完了したという電話が届きます。パーユに会いたくないのにとぐずるレイン。修理代を払えるか不安なレインに、修理店の人々は「パーユさんの子だよ。彼が連れてきた」と口々に言います。何もかもを新車のように交換してもらい青ざめるレインに、オンは「パーユさんがご自身で修理されたからお代は要らないよ」と微笑みます。パーユに車へ小細工されたかもと文句を言うレインに、オンは「あのバイクは大物の人のもので、パーユさんにしか修理を任せないんだ。パーユさんの手にかかればどんな車でもたちどころに直る。自慢の上司だよ。しかも本人は来週のレースまでにバイクを整備しなきゃいけないのにこの車の整備までしてくれて」と褒めちぎります。オンさんが「あなたに会うのを嫌がってましたよ。何したんですか?」とパーユをからかうと、「まだ何もしてない」とふざけられます。

添い寝した夜、パーユはレインに興味が湧くのを感じていました。「サーイファーに言ったら君を不憫に思うだろうな」とぼやくパーユ。レインは知らず知らずのうちにパーユに抱きついて寝ていました。「君に本気になりそうだ」とぼやくパーユ。

 

第2話 嵐が嫌いだ 天気の話ではない

<あらすじ>
レインが車を引き取りに行った帰り道、パーユから電話がかかってくる。
パーユは修理代をお金ではなく別のもので払えと言う。
パーユの弟のサーイファーは、機嫌がよさそうな兄の様子を見て、何かに気づく。

レインが車を引き取りに行った帰り道、パーユから一方的に電話がかかってきます。パーユは「修理代をお金ではなく別のもので払え、学籍番号の後輩が礼儀知らずだと言われたくないから普段の生活を気をつけろ」と言います。パーユの弟のサーイファーは、機嫌がよさそうな兄の様子を見て、恋をしているのかとからかいます。

パーユから「俺は債務者を取り逃がさない」とメッセージが来たため、レインは大学でずっと不安がっています。パーユはレインの大学に現れると、「ここで修理代の残りを払ってもらってもいいんだぞ」と脅します。2人きりで話すためにパーユを連れてトイレに向かったレインは、人目を避けようとして2人で個室に入ってしまい、逆に追い詰められます。パーユにキスされ、とろけてしまうレイン。「もう人は出て行ったぞ」と言われ、慌てて個室を出るレイン。パーユは「忠告を聞かない奴には仕置きをするしかないだろ?取り立ては終わったからもう帰るよ」と去っていきます。「次なんかあるか!くそ、勃ちやがって」と怒鳴るレイン。

パーユを尊敬するソム先輩に「パーユの弱点を教えろ!あいつはレースに出るんだろ?」と凄むレイン。「尊敬する先輩のことなんて知ってても教えない!」と怒るソム先輩。プルも「尊敬する人を侮辱するなんて」と激怒します。

バイクのエンジンテストをするために、友人とスカイとレースをしてみるパーユ。レースが中止になるから雨は嫌いだが、こっちの「レイン」は好きだと携帯をかざします。

いざレース「ストリートサーキット」当日 午前2時30分、次々とバイクがトラックで運ばれてきます。その間をこっそり縫って侵入するレインとスカイ。厳重なセキュリティの中、レースの準備が進められます。観客たちのボルテージも上がっていきます。スカイは「パーユはここにいるとクズだった前の恋人から聞いた。もう見たから帰ろう」と言いますが、レインは無謀にも1人で忍び込みます。会場を見てまわりながら、パーユは一体何者なのかと呆然とするレイン。レインはすぐに警備員に見つかり追いかけられますが、パーユに捕まります。パーユは「僕の顔を立てて彼は見逃してください」と警備員に頼んでくれます。

レインはパーユに尻を叩かれてお仕置きされていました。「俺がいなかったらどうなってたか分かるか!?将来を棒に振りたいか?違法レースの主催者は危ない人間なんだぞ、バカを1人消すくらい簡単なんだ。親に泣きつけばなんでも解決できると思うな。謝るだけじゃ済まないんだぞ。甘えるな」と激怒するパーユに、「迷惑をかけたいわけじゃない、仕返しがしたかっただけだ。どうせ俺はバカだよ!」と言うなり、レインは「あなたを落としてみせる!」とキスします。「待ってる。約束を守れよ」と言って去っていくパーユ。パーユは「悪い面を見せるのはやめるか。俺がどんな男か分かってるのか?」と1人にやけていました。

パーユの家でまた一晩過ごしたレインは、なんてことを言ったのかと後悔していました。「負けを認めたのかと思った」と言われ、「お前を恋に落としてみせる」と威丈高に言うレイン。レインはパーユに着替えとしてSサイズのパンツを渡され、自尊心が傷つきます。パーユお手製の朝食を出され、そわそわとよそ見をしながら食べるレイン。
月曜に客に見せるという設計図が広げられていたので、「僕もいつか描けるかな」と興味本位でレインが見つめていると、パーユは後ろから彼を抱き抱えて下着に手を突っ込みます。パーユを追い払うレイン。

パーユはレインを家まで車で送ってやります。セーフティーベルトをパーユが外そうとしただけでキスされそうになったのかと焦るレイン。「2年になったら課題で忙しくなるから時間を管理しないと自由がなくなるぞ」と忠告するパーユ。「俺を落とすなら1年の間じゃないとな」と言う彼に、「1ヶ月で落としてやる」とレインは息巻いて降りていきます。

パーユに踊らされているような…と思いつつも、彼の言葉に乗ってしまうレイン。

弟のサーイファーにレースを頼み、レインを連れ帰ったパーユ。「パーキンに逆らうのか?大事なレースだぞ」とプラパーイに言われますが、「もっと大事なことが」と言うなりレインのもとに走り出すパーユ。

 

第3話 レインが好きだ 雨の話ではない

<あらすじ>
バイクの整備中、友人のプラパーイから声をかけられたパーユは、なぜかプラパーイにお礼を言われる。
心当たりがなく不思議に思うパーユ。
レインは30日間でパーユを落とすため、スカイのアドバイスを受けて、毎日パーユに顔を見せに行くことにする。

バイクの整備中、友人のプラパーイから声をかけられたパーユ。なぜかプラパーイにお礼を言われますが、心当たりがなく不思議に思うパーユ。
レインは30日間でパーユを落とす計画を立てますが、途中で期末考査も課題もあり、時間が足りません。レインはスカイにアドバイスを求めます。
ステップ1として、「幸運は大胆な人が好きだ。毎日顔を見せに行け」と言われます。しつこくガレージを訪ねるレインですが、なかなかパーユに会えず、すれ違ってばかりです。オーナーであるパーユだけがロゴ入りの服はオーナーだけが着られるはずなのに、謎の男が着ていて驚くレイン。なんと彼はパーユの双子の弟でした。
スカイにさらなるアドバイスを求めますが、「一問目が解けないうちから二問目、三問目に手を出しても仕方ない」と言われます。

その時、パーユから「俺に会いたいなら簡単な方法がある。よく考えろ」とメッセージが来ます。「パーユは電話の方が好きだし、礼儀正しい子が好きだよ」とオンにヒントをもらい、すぐさま電話をかけるレイン。「ガレージまで来たので会いに来られますか?」と丁寧に電話すると、パーユは早速顔を見せに来てくれます。「パーユに耐えられるの奴はなかなかいないけど、お前が1人目じゃない。あいつとの遊び方を間違えると怪我するぞ」とサーイファーに忠告されるレイン。パーユから「他の人を見て欲しくないなら俺を夢中にさせてみろよ」とからかわれ、食事に連れていかれます。

食堂に着くとパーユはレインが食べたいものだけを頼んで注文を終えてしまいます。「俺のことを探ろうとするなんて100年早いよ」とパーユはからかいます。「どうやって俺を落とすんだ?」と大声で言うパーユに慌てるレイン。根性なし扱いするパーユに逆ギレしたレインは、食堂の店員を捕まえて「お兄さん、今からこの人を落とすので応援してください」と宣言します。食事が来ると、「おかずも食べろよ」とあーんしたり、口元についた汚れを取ってやったりと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるパーユ。
帰り道、「今度から会いに来る時は電話して。ガレージにいる日は言うから。勉強もあるんだから時間は有効に使わないと」と先輩らしく注意してきます。「俺に惚れましたか?」と嬉しそうなレインに、「いや、ただ近くにいると面白いだけ」と淡々と言うパーユ。ふくれるレインに「これまで俺が言った”馬鹿”を”かわい子ちゃん”に変換してみろ」とパーユは囁いてきます。恥ずかしさのあまり思わずレインは座り込んでしまいます。

学校の講義中、居眠りをしてしまうレイン。明日の8時半提出の課題もできておらず、試験対策もできていません。「今日は19時にはガレージに行けるよ」とパーユからメッセージをもらい、レインはにやける顔を抑えられません。

パーユは自分のデザインした建物について顧客と擦り合わせをしていましたが、「あなたがいつ帰るなんてどうでもいい。オンさんに差し入れしたいだけだ」とレインから返事がきて苦笑します。パーユはオンにすぐさま「差し入れは置いていかないと減給する」と連絡します。

パーユがガレージに戻ると、レインは課題をこなしていました。座学の単位は落としそうですが、この講義に関しては自信があると胸を張ります。パーユが車の修理のお礼として差し入れを要求すると、レインはしぶしふ彼に手渡します。「差し入れのお礼にメシをおごるよ」とキスしそうな距離でパーユに誘われ、レインは嬉しそうに彼の後を追います。

帰宅してからレインは課題を仕上げ、うとうととまどろみます。夢の中で、時代劇調のパーユと自分がキスしかけます。
スカイが母に電話してくれたおかげで、レインは8時15分に目を覚まします。しかし課題の提出期限は8時半。教授は「課題は受け取れないし採点もできない。仕事になればもっと過酷なんだぞ。ついてこられないなら退学しなさい」と怒られます。プルはレインを慰めてくれますが、彼女の手を拒むほどレインは落ち込んでいました。家で寝るつもりが、なぜかガレージに来てしまいます。雨に打たれるレインを、サーイファーが慌てて室内に入れてやります。
急いで帰宅したパーユはレインに「大丈夫、俺がいるよ。何でも俺に話して」と優しくハグしてやります。友達の前では耐えられたのに、パーユの前では涙を堪えきれませんでした。パーユに感謝しなければと思うレイン。パーユは提出が遅れた課題をレインの前でチェックしながら、「今日の教授の叱責は社会に出るための大事なものだったんだよ。俺でも客に叱られるしな」と慰めてくれます。

レインを見送ったサーイファーは、パーユの携帯を借りると、彼が携帯に学籍番号の飲み会以前のレインの写真を持っていることに呆れます。「最初から狙ってたんだな」と笑います。実はレインが車を故障させた日のことを飲み会時にはパーユは覚えており、写真を大事に保存していたのでした。

 

第4話 冷えた体が心に包まれる

<あらすじ>
パーユに、もうガレージに来るなと言われて落ち込むレイン。
大学でも元気がないレインの様子を見て、友人のプルと先輩のソムはレインを励まそうとする。
スカイもレインを気遣って声をかけるが、レインの心を見透かしているようなスカイは、核心をついたことを聞いてくる。

パーユは弟から「パーキンから次のレースの連絡と”前回のようなヘマはするな”と伝言があったぞ」と伝えられます。サーイファーが買ってきた出前をがっつくレイン。
パーユは突然「もうガレージに来るな」と言います。「僕が疎ましいんだよね?レース会場に侵入しないし、振り回しもしないよ。だから来るななんて言わないで」と縋り付くレイン。「お前は時間を上手に使えるようにならないと。俺は一瞬だけの関係は求めてない。自分の人生に責任を持たないと。受け入れられないならもう来るな。ちゃんと時間がうまく使えることを証明しろ」とパーユは説教します。

大学に来たレインは、明らかに落ち込んでいます。友人のプルと先輩のソム、スカイは彼を励まそうと食事に誘いますが、レインは満腹だからと彼らを拒絶します。スカイは「もうプルは好きじゃない?お前が落としたいのはパーユだろ?それに、立ち直りの早いお前のことだから教授から怒られたのとは別のことで悩んでるんだろ?お前、パーユが好きだろ。ゆっくり考えて確信したら俺に教えてくれよ」と言って去っていきます。レインは「ただあの人を失望させたくないだけだ」とつぶやきます。つい頻繁に携帯を見てしまいますが、パーユからの連絡はありません。勉強に集中するレイン。

パーユもまた携帯を頻繁にチェックしていました。優秀なパーユが何を悩んでいるのかと尋ねてくる職場の先輩に、「課題に追われて会う暇もないんだろ?別れた方がいいよ。俺も同じ経験をした」と言われます。サトーン家のリフォームはどうなりましたかと仕事の話に逃げるパーユ。

携帯を見つけるレインは、スカイに「パーユが好きかどうか自分でも分からないけど、諦めたくない。俺にもできるって証明したい」と言います。スカイは「お前の簡単に諦めないところが好きだよ。待ってちゃダメだ。行動に起こさないと」と言います。

レインは早速ガレージに向かいますが、オンに「君はガレージに入れないように言われてる」と断られます。レインは椅子だけもらって外で待つようです。雨が降ってきても、レインは勉強しながらパーユを待っていました。「勉強ならカフェか学部棟でやれよ、目障りだ」と怒るパーユに、「あなたの顔が見たかった。邪魔しないから」と開き直るレイン。しばらくするとパーユがサーイファーにレインを室内に入れるように命じます。

「彼の学業のためでもあまり厳しすぎると逃げられるぞ」と言うサーイファーに、「あいつはこんなのじゃ諦めない」と返すパーユ。「落とされてるのはパーユじゃないか」とサーイファーは笑います。

大学に近いスカイの部屋に集まり課題をこなすレインやシグたち。翌日8時半に提出する課題があるので、スカイの部屋に全員泊まるようです。寝ずに課題を済ませたにも関わらず、レインはプルに食事に誘われます。

またガレージに来て課題をしていたレインは寝落ちてしまいますが、その間にパーユは彼の課題を勝手に添削します。眠るレインの服をたくしあげてえっちなことを仕掛けようとしますが、レインが寝たふりをしているのに気づくと「誘惑するな」と腹を叩きます。2人はキスしかけますが、「お前宛の連絡があったぞ」とサーイファーが伝言のために部屋に入ってきてしまい、中断してしまいます。「よく頑張ったな」とパーユに頭を撫でられ、大喜びで課題に取り組むレイン。

連日課題に集中したレインは締め切り2日前に終わらせることができましたが、他にも課題は2つあります。一応課題を終わらせはしたので、レインは久々にベッドにダイブします。しかしすぐさま起きると、ガレージに向かいます。

ガレージに着くと、サーイファーはレインを誘導します。「あいつら来月のレースに向けて忙しくしてるよ。パーユはどれだけ忙しくてもバイクや車をいじるのをやめないんだ。大型バイクの乗り方を教えてやる」とレース場に連れて行ってくれます。パーユはサーイファーからレインを取り返すと、「寝るのも惜しんで来てくれたんだろ?待ってて、急いで仕事を終わらせるから。ありがとう」と微笑んでキスをしてくれます。

教授たちの前で課題のプレゼンを行うレイン。最初は言い淀んだものの、パーユに勇気づけられたことを思い出し、やりきりました。「理解が深まったな」と教授に褒められ、笑顔になるレイン。

職場にいたパーユは「川沿いの客から屋根に問題があると電話があったから行こう」と先輩に促されます。

パーユに課題の結果を知らせたいと、レインは雨の中何時間もガレージの外で待っていました。「自分を大事にしろと言っただろ」と怒るパーユに、「自分に責任をもって証明しろと言ったでしょ?それで頑張ったら先生に褒められた。俺、頑張ったよね?あなたのそばにいてもいい?」と言うレイン。パーユはレインを風呂に誘い、キスします。「温まらないと体調を崩す」とレインを離さないパーユ。
ベッドに移動した2人。パーユは「さっきの質問に行動で答えるよ。止めないで。もう我慢しない」とレインに激しくキスします。

ガレージに勝手に入って寝ていたレインに、「唇を隠さないなんて不用心だな」とキスしかけるパーユですが、「準備ができるまで待つよ。頑張れ」と彼の頭を撫でて去ります。

 

第5話 嵐の前の静けさ

<あらすじ>
熱を出したレインが自宅で休んでいると、レインの母親の許可を得て、パーユがレインの部屋にやってくる。
果たしてパーユの目的はただのお見舞いなのか…。
その頃、サーイファーとプラパーイはガレージで噂話をしていた。

パーユのベッドで彼と一緒に寝るレイン。口説いて捨てるつもりが、あっさりパーユに陥落してしまったと焦ります。その時、母から「外泊するなら連絡して」と電話が入ります。
ベッドを降りてパーユを探していたレインは、彼が筋トレしているのを見つけます。レインがいないことに気づいたパーユは「もう逃がさないぞ」と独り言を言います。

熱を出したレインが自宅で休んでいると、パーユから電話が鳴ります。しかし寝ていたレインは気づきません。すると、レインの母親の許可を得て、パーユがレインの部屋にやってきます。「どうして逃げるんだ?どれだけ心配したと思ったんだ」と怒るパーユに、「電話を無視したんじゃないよ」と謝るレイン。「電話を無視して勝手に帰って俺に心配をかけたんだから、お仕置きしないとな。解熱剤の坐薬を入れてやる」とパーユに迫られ、レインは抵抗するも流されてしまいます。
パーユはレインの母に食事に誘われるなど、散々彼女の好感度を上げます。

その頃、サーイファーとプラパーイはガレージでパーユの噂話をしていました。

パーユは夜になってもまだレインの部屋に居座っていました。部屋に飾られた三角定規を見られ、レインは「お守りなんだ」と胸を張ります。「俺を口説く時間は終わっただろ。お試し期間はもう終わりだ。これからは俺がレインを口説く。でも口説くまでもなさそうだな?」と心配そうなレインを見て笑うパーユ。パーユはレインにキスすると、「俺の夫か妻になるの、どっちがいい?俺が誰からも守ってやる。首席の恋人がいると便利でいいぞ」と売り込んで来ます。レインは「どっちも手に入れる」と意気込みます。

翌日、職場に赴いたパーユは魅力を振り撒き、女性社員たちはめろめろです。当の本人は「いい点を取ったらご褒美をあげる。悪い点だったらお仕置きだ」とレインにメッセージを送ってにやけています。

大学でテストがあった日、レインはプルに呼び出されます。スカイはレインに春が来たのではとからかいます。プルはパーユが好きだから彼の電話番号を教えてほしいと頼んで来ます。ソムに聞いても教えてくれなかったから、きっと彼もパームを好きなのだと言うプル。レインは恋敵が多すぎることに焦ります。

いざパーユとの映画デートの日、ライバルの多さにふてくされるレインでしたが、パーユになだめられて機嫌を直します。恋人になってからとことん甘やかしてくれるパーユ。映画館に来た2人はうっかりスカイと会ってしまいます。その後の食事も3人で取りますが、スカイはなぜパーユと付き合ってることを言ってくれなかったのかと不貞腐れます。「プルって誰?」とパーユに尋ねられて、煙に巻こうとするレイン。しかし結局は「プルよりパーユの方が好きだよ」と言わされてしまいます。

食事の途中でトイレに立ったパーユは、トイレでストップという男がパーキンの制限なしレースに招待されたと自慢しているのを聞いてしまいます。「公共の場でレースについて口外しないのが鉄則だぞ」とパーユが指摘すると、男は睨み返してきます。
「俺との関係を友達に話すのを怖がるかと思ったから意外だ」と言うパーユに、レインは「スカイには言うつもりだった」と言います。すぐにレインの母に電話して外泊許可を取り付けるパーユ。

翌朝、朝食を作るパーユは鼻歌を歌います。歌い続けてと頼むレインに、「タイヤを転がしながらガレージを10周走ったら歌を続けてやる」と課題を出してくるパーユ。歌に聴き惚れるレイン。
一緒に朝食をとりながら、「今度のレースにレインも連れて行けば?お前の世界を見せてみろよ」と提案するサーイファー。いざレースの日、パーユの言う通りにすることを条件にレインも行くことになります。

月に一回開催されるおとがめなしのレースでは、名声でも人間でもなんでも賭けられますが、問題を起こせば追放されます。

高校時代のレインはオープンキャンパスでスカイとともに建築学部を見に行っていました。レインが席を外した隙に、彼の置いて行った資料に「受かりますように」とサインをして三角定規を置いていくパーユ。戻ってきたレインは喜び勇んでそれを持って帰るのでした。

 

第6話 吹き荒れそうな嵐

<あらすじ>
パーユと一緒にストリートレース会場に来たレインは、レースの主催者パーキンの右腕であるチャイと対面する。
その頃、父親がパーキンと親しいというストップも、会場に現れていた。
ストップの生意気な発言を聞いたサーイファーは、彼をプラパーイと勝負させることにする。

ストリートレースは2時間あり、4時間で全て撤収します。
パーユと一緒にストリートレース会場に来たレインは、レースの主催者パーキンの右腕であるチャイと対面します。パーキンは「彼の子」の面倒を見るために不在のようです。

その頃、父親がパーキンと親しいというストップも、会場に現れていました。ストップは父親の威光を傘にきて傲慢な言動を繰り返します。ストップの生意気な発言を聞いたサーイファーは、彼をここのトップレーザーであるプラパーイと勝負させることにします。

バイクを選びに来たストップはパーユを見つけ、「この間はよくもあんな口叩いてくれたな。どこの上層部かと思えば下っ端整備士かよ」と怒鳴りつけますが、「問題を起こさないで」とプラパーイになだめられ、どうにかレースが始まります。

レースを終えて、ストップは「インチキだろ」とプラパーイに絡み、パーユにも「お前が小細工してクソみたいなバイクを選ばせたんだろ」と手を出そうとします。チャイが「暴力はやめてください」と止めると、ストップは「お前らの上司に言って全員処罰してもらうからな」と吐き捨てて帰っていきます。

バイクへの暴言が許せないパーユをレインは「妻が怖がってるよ、機嫌を直してよ」と慰めます。

翌日、パーユは職場で残業をしているとレインから「ガレージに来たよ」とメッセージが入ります。待っている間、課題をこなしているレインを遠くから見て誇らしげなパーユ。
そこに、サーイファーが来て「バイクに唾を吐いたガキから勝負を挑まれた」とパーユに報告してきます。ストップは自分のバイクを持ってきたらしく、レインは「絶対に小細工してるはずだ」と不安げです。レインは「全身無事で戻ってくるって約束して」と怒ったように言います。

翌日、レース場に来たレイン。サーイファーとプラパーイも一緒です。プラパーイは「あいつは負けたことがないから」と勝つと確信しているようです。「レインには負けてるけど」と笑う2人。
いざレースになり、パーユは圧勝します。すぐさま帰るとレインと熱くセックスします。スーツ姿がかっこよかったと何度も言うレインに、パーユは「今度は医者とか他のコスチュームも着ようか」と笑います。
パーユは「バイクは好きだけどレースは好きじゃない。自分が乗りたいわけじゃないんだ。だからもうしたくない」と呆れたように言います。なぜバイクの整備や建築が好きなのかを尋ねる流れで、パーユの両親がコラートにいると知るレイン。もっとパーユのことが知りたいと言いながらうとうとと眠りにつきます。

翌朝、サーイファーから連絡があり、レース場にパーキンがきていたらしく、ストップは出禁になったとパーユは言います。仕事に行くパーユを家で待つレイン。彼のために出前を買って帰ると、家の前に宅配業者が来ています。「パーユさん宛に大きな荷物が届いているので運ぶのを手伝ってもらえますか?」と言われ、トラックの荷台に向かうと、レインは口にガムテープを貼られ、荷台に放り込まれてしまいます。

たった一学期で部屋はめちゃくちゃに散らかってしまいました。片付けをするレインは大事な三角定規がどこかで見覚えがあるような気がしていました。

 

第7話 雨上がりの空

<あらすじ>
レインと連絡がつかないパーユは、必死にあちこちを捜す。
すると電話がかかってきて、レインが誘拐されたことが判明する。
サーイファーの制止を振り切って、パーユはレインの救出に向かう。

レインと連絡がつかないパーユは、慌てて帰宅。必死にあちこちを捜します。するとストップから電話がかかってきて、レインが誘拐されたことが判明します。「1人でレース裏場の廃墟に来れば、恋人は死なずに済む」と言うストップ。サーイファーの制止を振り切って、パーユはレインの救出に向かいます。
ストップの誘拐に加担した友人・バスは、「ここまでする必要ないだろ。パーユは怖いぞ」と言って去りますが、ストップは止まる気配を知りません。

レインを助けに来たパーユ。ストップは「跪け。次は顔を床につけろ。見ろよ、俺と勝負した奴の末路だ!」と命令し、嘲笑います。パーユが抵抗しようとするたびに、「お前の恋人が死んでもいいんだな?」と脅すストップ。

タバコを吸っていたバスを見つけたチャイは問答無用で彼を殴り倒します。ストップを臆病者だと罵るレインですが、ストップは腹いせのようにパーユを殴り続けます。その瞬間、廃墟にチャイが入ってきます。
殴られ続けてぐったりしているパーユを助けるレイン。チャイが「大丈夫ですか」と声をかけてくれ、パーユは「ちょうどいいタイミングでした」と答えます。
実はサーイファーと言い合いをしている最中、ストップの部下がこっそり自分をつけているのをパーユは分かっていました。そのため、パーユは自分が行く場所を携帯に表示した状態でサーイファーにこっそり渡し、わざとストップを煽るようなことを言いながら集合場所に向かったのです。
「俺が誰の息子か知ってるのか!」と怒鳴りつけるストップに、「ひいきの整備士がこんな扱いを受けたと知ったらパーキンさんはどう思うでしょう?卑怯な真似を一番お気に召さないんですよ」とチャイは返し、ストップを殴りつけます。レインは「俺の恋人の分だ」とストップを殴って、パーユとともに帰ります。

翌日、チャイから「止められなくて申し訳なかった」とサーイファーに電話がかかってきます。小指も折れて入院すべきにも関わらず、パーユは自宅療養を選びます。自分のためにストップを殴ってくれた時、もう一度恋をしたと打ち明けます。甘くキスする2人。

大学が休みの間、ゲームのランクが上がったと喜ぶシグ。プルはソムの論文の資料集めを手伝わされたようです。スカイはロッブリーに帰っていたようです。レインは恋人とべったりだったらしいとスカイが言うので、全員大騒ぎになります。その時、パーユから電話がきてにやけながらやりとりするレイン。あと10分で着くと言われて慌てます。
突然パーユが来たことに焦るレインに、スカイは「プルとソムはパーユが好きみたいだけど所有権を主張しないで大丈夫か?」と尋ねます。するとパーユはレインの隣に来ると一緒に帰ろうと言い出します。幸せそうなレイン。
プルにまだ未練があるのかと嫉妬するパーユに、レインは「他の人を見るときはこんな目で見たことはないよ。パーユこそ浮気したらガレージで大暴れするからね!」と釘を刺します。

実家で起きたスカイは目を覚ますと、無精な父の代わりに観葉植物たちに水をやり、洗濯物を干し、部屋の掃除をします。父に恋人を見つけてやらねばと考えるスカイ。
その頃、以前レース会場で会って以来、スカイのことが気になるプラパーイはきっちりキメて出社します。午前中の会議を勝手にキャンセルすると、服を着替えてパーユの家に来ます。せっかくスカイと過ごす予定だったのにと怒るパーユ。プラパーイは「前に警備係に追われてた時、友達がいたろ?彼の忘れ物を預かってるから電話番号を教えてほしいんだ」とレインに尋ねてきます。心の中でスカイに謝るレイン。

父と一緒に昼食を食べていると、知らない電話番号から電話が何度もかかってきます。詐欺だったら困るからと電話を無視するスカイ。それはプラパーイからの電話でしたが、プラパーイはめげません。

傘を貸してくれた子(レイン)が気に入ったから、わざと修理が必要なように手を加えたと打ち明けるパーユ。こんな人と付き合っていていいのかなとぼやくレインですが、パーユのことが好きなのでもうどうしようもありません。

 

第8話 ただの風じゃない 台風だ

<あらすじ>
レインと一緒にレース場に忍び込んだスカイは、警備係に見つかりそうになったところをプラパーイに助けられる。
外に出してもらうことと引き換えに、プラパーイに見返りを求められたスカイは…?
3か月後、雑念を払うように学生会活動に打ち込むスカイ。

レインと一緒にレース場に忍び込んだスカイは、警備係に見つかりそうになったところをプラパーイに助けられます。外に出してもらうことと引き換えに、プラパーイに見返りを求められたスカイは「望み通り好きにすればいい」と挑発します。パーユたちが熱い夜を送っている間、プラパーイとスカイもセックスしていました。しかし、スカイはプラパーイのことを最悪の大人と思ったまま帰ってしまいます。連作先を交換しようと言うプラパーイの言葉も無視して帰るスカイ。

プラパーイは家族の食事会を前にして、弟とともに「独身貴族が一番だ」とぼやいていました。三兄弟に子供ができるまで、口うるさい母は恋人を作れと言うことをやめないでしょう。それでも、スカイのことだけは頭から離れません。忘れたい人を忘れる方法を模索するスカイ。何かに没頭するべきか、あえて何考えないようにして過ごすべきか。悩ましいです。

3ヶ月後、雑念を払うように学生会活動に打ち込むスカイ。しかしシグとソムはTシャツの柄から何から全て対立しており、スカイはその調整役として苦しんでいました。手伝うと言ったきり全く顔を出さないレインに八つ当たりするスカイ。

プラパーイもまた、スカイのことが頭から離れない日々を送っていました。レース場を走りながらも、スカイの痴態が頭から離れません。サーイファーは「お前にバイクより興味のあることがあるなんて珍しいな」と目を丸くします。

家で漫画を読んでいたスカイは食事をするのも忘れて没頭していたことに気づきます。見知らぬ電話番号から電話を受けたスカイは、「口説くからよく準備しておいて。僕はハンサムな風だよ」と言われ、もしや電話の相手はプラパーイではと困惑します。

新学期初日、寮を出たスカイは噂好きな寮母のジョイに引き止められます。謎の送信者から「後でね」とメッセージが来て、不安を覚えるスカイ。新歓が終わり、帰ろうとしていたスカイはレインに「プラパーイに助けてもらったんだろ?こんな大荷物ならパーユの車で送ってあげるよ」と言われます。レインがプラパーイに自分の電話番号を教えたのかと呆れるスカイ。
スカイを寮まで送ったプラパーイは「これから君を口説く」と言いますが、スカイはけんもほろろな対応をします。しかし体目当てだと分かっていながらも揺れてしまう心。

翌日、レインはスカイに勝手に電話番号を教えるなと激怒されていました。段ボール一箱分の学生会の仕事をレインに押し付けると、すっきりした顔のスカイ。

帰宅したスカイはジョイから、プラパーイがひまわりの花束を押し付けて帰ったとことづけられます。「悪い子だ。なぜ僕の頭の中にいたいの?」と添えられたメッセージにため息をつくスカイ。なぜひまわりなのかと言うと、太陽がなくても風(プラパーイ)が見守っているということを伝えたかったようです。花に申し訳なく思いながらも、花束を捨てるスカイ。

秘書に若者に人気の花を尋ねるプラパーイ。「受取人のイメージに合う花にしては?」と言われ、「ひまわりだ!自分で渡してくる」と席を立つ彼に秘書は驚きます。

 

第9話 過ぎ去る風になってくれますか

<あらすじ>
休日に早起きをしたプラパーイは、好きな人がいることを妹のパンに言い当てられる。
弟のプルーンも起きてきて、仲よく朝を過ごす3人。
スカイは朝ごはんがないことに気づき、買い物に出る。

休日に珍しく早起きをしたプラパーイは、好きな人がいることを妹のパンに言い当てられます。弟のプルーンも起きてきて、仲よく朝を過ごす3人。

スカイは朝ごはんがないことに気づき、買い物に出ます。すると寮の入り口でプラパーイとばったり会います。スカイは「花は捨てましたよ」と言いますが、ジョイのデスクにはひまわりが飾られています。
一緒に朝食を食べに行こうと強引に誘うプラパーイ。「強引に誉めなくてもいいよ。僕はそんな人じゃない」と言うスカイですが、プラパーイは饒舌にスカイを褒め続けます。さらに、乳首のピアスはいつ開けたのかなど卑猥な質問をしてくるプラパーイ。反応がないスカイを気にせず、自分の経歴を自慢げに語り始めます。スカイは食べ終わるとさっさと店を出ますが、プラパーイは追いかけてきます。「遊び相手やセフレ探しなら相手を間違えてるし、あなたはいつも真剣じゃない。僕に関わらないで」とスカイはきっぱり断ります。その後すぐさま、プラパーイはパーユに電話します。

学校に来たスカイはラジオを聴きながら課題を進めます。スカイがプラパーイに口説かれていると知ったレインは、プラパーイに賄賂をもらったからか、スカイに彼のことを売り込んできます。なぜ男を好きだと教えてくれなかったのか、元恋人のことを忘れられないのか…スカイは「俺と友達でいたいならあいつの話はするな」と激怒します。
帰宅すると、部屋のドアにプラパーイからのプレゼントである出前が置かれていました。スカイは「相手が誰であろうと俺は好きにならない」とつぶやき、出前をゴミ箱に捨てます。夢の中でスカイはたくさんの手に体を撫でられ泣きじゃくっていました。
1週間ほど地方に行くから寂しく思ってねとプラパーイから連絡が来ます。プラパーイの連絡先を着信拒否にすると、スカイは「これでいいんだ」とつぶやき、課題に取り組み始めます。
プラパーイは口説く時にスカイが一瞬見せた不安そうな表情を反芻していました。

翌朝、地方に行く前にと顔を見せるプラパーイ。しかも朝5時から並ぶ名店の出前を買ってきて、満足そうにスカイに渡して去っていきます。

体調の悪そうなスカイを心配するシグ。新歓を無事やり終えないとと無理に微笑むスカイ。さらに、課題をダメ出しされたと落ち込む彼にアドバイスをしてやったりと忙しく過ごします。送信者不明の連絡先から「ご飯は食べた?心配してるよ」とこまめに連絡が来ます。スカイはずっと上の空です。プラパーイに限らず誰もが訪れては去っていくとスカイは自分に言い聞かせます。

3年生から会議に呼ばれたスカイ。スカイは全く寝ていませんが、シグ1人で行かせるのは不安なので同行します。すると道中、ソムが「1年生から頭をまたがれそうになった!お前らの指導はなってない!」と突然八つ当たりしてきます。ソムはパーユに失恋したので、レインの友人であるスカイに何か一言言いたいようです。

悪夢を見て飛び起きるスカイ。知らず知らずのうちに泣いていました。プラパーイからの着信音を聞いて、「僕に関わるのをやめてよ!僕には誰も必要ないんだ!」と号泣するスカイ。

ソムをからかうシグ。スカイは全く眠れていないようで、熱もあるようですが誰の手も借りようとしません。しかし彼が倒れてしまい、レインたちは彼を慌てて支えます。

バンコクに戻ってきたプラパーイは、番号をブロックされるたびに秘書に新しいSIMを買わせており、彼女から文句を言われていました。最新のSIMではまだブロックされていないから声を聞こうとスカイに電話するプラパーイ。すぐにレインが出て、病院にいるから寮に来てと言われます。
駆けつけたプラパーイに、レインは課題をパーユの家に忘れたから彼の看病を頼むと鍵を渡します。「父さん、行かないで」とプラパーイの腕を握って離さないスカイをプラパーイは強く抱きしめます。「誰が体目当てだって?」と笑います。だんだんと呼吸が落ち着いてきて、スカイは熟睡し始めます。シーツを変えて体を拭いてやる、洗濯をしてやるなど、兄弟にもしてやったことはありませんでしたが、スカイにだけは特別にしてあげるプラパーイ。

スカイに会いにいく前、鏡を見ながらどうやって呼びかけようか悩むプラパーイ。

 

第10話 終着点の空になってくれる?

<あらすじ>
仕事を休むことにしたプラパーイは、スカイの部屋から父親に電話する。
息子の話を信じない父親に、プラパーイは…?
パーキンから招待状を受け取ったパーユとプラパーイは、レース場で会う。

仕事を休むことにしたプラパーイは、スカイの部屋から父親に電話する。息子の話を信じない父親に、プラパーイは、恋人が病気なのだと打ち明けます。起きたスカイはプラパーイを拒絶しようとしますが、プラパーイは眠りながら暴れるスカイを一晩中抱いていたと意地悪に言います。

課題を出さないととベッドを降りようとするスカイに、プラパーイは「大学には欠席届を出した。新歓の仕事も心配しなくていい。お願いだから薬を飲んで聞き分けて」とスカイを説得します。

仕事をしながらスカイの面倒を見るプラパーイ。スカイは悪夢を見るたびにプラパーイが手を握っていてくれることを確認し、再度眠りにつくのでした。

もう元気になったから帰ってほしいと言うスカイに、プラパーイは「昔は君と寝たかったけど、今は君を口説かせてほしいだけだ」と言います。スカイは「借りは作らない」と言うと、彼の頬にキスします。

パーキンから招待状を受け取ったパーユとプラパーイは、レース場で会います。雨上がりのためレースは中止になってしまいます。過去に対決したペットとガンが挨拶に来てくれました。パーユは”ラストチア”の日だから後輩に腕輪を結びに行くと言い、プラパーイはどういう行事なんだと尋ねます。

その頃スカイとレインの大学では、泊まりがけの行事”ラストチア”が開かれていました。2年生代表のシグや友人たちが働く中、体調の悪いスカイはみんなに座っていろと命じられていました。「お荷物になりたくない」と言うスカイを、「お前は裏方仕事をまとめて頑張ってくれてただろ」と同級生は慰めてくれます。

眠ろうとしても悪夢を見るため寝られず、裏手で1人苦しむスカイ。そこにプラパーイが現れます。思わず彼に縋るようにしてしまい、「やっと名前を呼んでくれたね」と微笑まれます。「僕にもたれていて。パーユに聞かなければこの行事のことを知らなかったよ。そうでなければまた君が無理していることが分からなかった」と言いながらスカイの発熱した体を撫で続けてくれるプラパーイ。

行事が終わると、後輩たちは先輩たちから腕輪をつけてもらいます。スカイやレインが腕輪をつけていくのを見守るプラパーイ。
プラパーイは毛布がわりになってあげたのだから何かお礼をしてよと迫ります。後輩から感謝されて笑顔になるスカイを見て、プラパーイは自分の自由な人生に終止符が打たれるのを感じます。

寮に帰るなり爆睡するスカイを見守るプラパーイ。彼を襲いたくなる衝動を必死で堪えます。寝たふりをしていたスカイはキスを待っていた自分を自覚します。「来週時間を空けておいてね」と言って去っていくプラパーイ。デートのためにホテルのルーフトップにスカイを連れてきたプラパーイは、ホテルの支配人であるナッスに声をかけられます。元カノかと疑うスカイに友達だと訂正した上で、「スカイを抱いてからたった3回しか他の人を抱いてない」と誓います。

ジョイはスカイを好きな後輩たちに、スカイとプラパーイがえっちなことをしたに違いないと喧伝していました。寮にまで追いかけてくるプラパーイ。無視して課題を始めるスカイ。プラパーイはスカイのすぐ近くに椅子を置くと甘えて邪魔をします。スカイの手のひらに風の絵を描くと、「所有権を主張するよ」と言うプラパーイ。スカイは彼の手に風の絵を訂正するように描いてやります。「あなたの所有権はあなたしかなれない」とクールに返すスカイ。

深夜になってやっと課題が終わると、プラパーイは買ってきた出前を一緒に食べようと机に食事を広げます。妹と弟にこの状況を見られたら爆笑されるだろうと言うプラパーイは、自分に似た弟妹たちについて楽しげに語ります。スカイは両親が離婚した上、一人っ子なので、賑やかな感覚が分かりません。「今度家族に会わせるよ。もう寂しくない」と慰められます。また、「Nスカイと呼ばないで。スカイだけでいいよ」とスカイは呼び方を変えるように言います。プラパーイは「スカイ」と呼んでキスしかけますが、「君の心の準備ができたらね」と笑います。

プラパーイを床で寝かせると、彼は文句を言いつつも受け入れます。プラパーイが握ってくれた手を胸に抱いて眠るスカイ。

プラパーイはスカイに寄り添いながら、病人の看病方法をググっていました。一つ一つの項目を潰しながら、スカイがどうしたら元気になるのかと悩むプラパーイ。母に電話をして、熱がある恋人には何をしたら良いのか尋ねます。すぐに紹介するからと母を宥め、できることを探します。
スカイはプラパーイから聞いた情報をノートに書き留めます。

 

第11話 風の空

<あらすじ>
プラパーイはスカイに連絡して食べたい物を聞く。
スカイのために食事を買って、寮に届けに来たところ、入り口でゴシップ好きのジョイと会う。
プラパーイとスカイの関係が気になるジョイは…?

一緒にプロジェクトを進める企業の担当者から遠回しに食事に誘われるも、冷たくあしらうプラパーイ。秘書は携帯を何度も見つめる彼を見咎めて、「お母様から恋人の虜だと聞きました。仕事の効率が上がるなら業務中に携帯を使っても構いませんよ」と許可します。プラパーイはスカイに連絡して食べたい物を聞くと、口では無理難題を言いつつも「豚肉と卵の煮物が食べたい」とメッセージを送ってきます。

プラパーイに描いてもらった手のひらの絵が消えてしまいそうで寂しいスカイ。

スカイのために食事を買って、寮に届けに来たところ、入り口でゴシップ好きのジョイと会います。プラパーイとスカイの関係が気になるジョイは、2人はどういう関係なのかと突っ込んで聞いてきます。スカイは「僕たちは恋人なんだけど、スカイが秘密にしたいって」と言い、勝手に「スカイが僕に合鍵を作りたいって言ってたんだけど忘れてるみたい。後でもらえます?」と頼み、ジョイは快諾します。
ジョイはすぐさまグループチャットに「スカイの恋人はプラパーイ!」と流し、参加者たちから悲鳴が上がります。

課題の連続で全く眠れていないスカイ。プラパーイが食事を差し出しても、眠そうにぼんやりとするだけで反応は薄いまま。スカイは「もう消えそうだよ」と手のひらの風のマークを差し出し、プラパーイは思わず彼にキスしますが、スカイは寝落ちしてしまいます。プラパーイは「ここにいたら安全を保証できないから」と家に帰ります。

帰宅したプラパーイはプルーンが音楽を聴きながら酒を飲んでふてくされているのを見つけます。彼は母に「兄さんのように本気の相手を見つけなさい」と怒られたようです。プラパーイはプルーンに自分の描いた絵を渡し、「これを作ってくれ」と頼みます。

深夜にスカイからプラパーイに電話がかかってきます。今すぐ来てと言われたプラパーイは、急いでスカイの元に向かいますが、スカイは突然明日までの課題を先生に出されたらしく焦っていました。プラパーイはスカイの身に何かあったのかと心配したと怒り、スカイは「ごめん」と彼にキスします。紙で手を切りながらも模型を作る手伝いをするプラパーイ。早朝にようやく出来上がりますが、その時にはプラパーイはスカイのベッドでぐっすり寝入っていました。スカイはプラパーイにわざと枕をくっつけて眠ります。

携帯のアラームが鳴り、2人は目を覚まします。プラパーイのバイクで学校まで送ってもらったスカイは、「心配かけてごめん」と謝ります。プラパーイは「もう怒ってないよ。君のキスはすごく価値があるから、キスで許してあげる。でも今度から先に呼び出す理由を言ってね」と微笑みます。スカイはプラパーイにキスすると、恥ずかしそうに駆けていきます。

教室に入ったスカイは「イケメンで何でもできるパーユのおかげで課題を仕上げられた」とパーユの惚気を言うレインのことなど耳に入らないほど、1人でずっとにやついていました。「イケメンで最高なのは彼だけじゃない」と言い返すスカイに、レインは「プラパーイのことだろ!」と根掘り葉掘り聞き出そうとします。

帰宅すると、またプラパーイから食べ物の差し入れが部屋にかけられていました。「考えが変わったのは心が変わったからだ」とぼやくスカイ。

プラパーイは「今日は何の料理がいいかな?今週は彼も忙しいから料理を欠かさないようにしないと」と秘書にのろけていました。
帰宅すると、ワンナイトの男女たちの連絡先を消す作業にいそしみます。プルーンからは、風のモチーフのアクセサリーをもらいます。

スカイはプラパーイの描いてくれた絵を見ながら、「何も感じず何も考えない、この風の絵みたいになれたらいいのに」とぼやいていました。

スカイの寮に遊びに来たプラパーイは「何でも手伝う」と言い、スカイは「トイレと部屋の掃除を頼むよ」と返します。「一度だけ寝た相手にここまでしなくても。いつ僕に飽きるの?」と問うスカイに、プラパーイは「僕にも分からない。その日が来るまで」と返します。「分かった。あなたを受け入れる」と言うなり服を脱いで騎乗位になったスカイに、プラパーイは「君と寝たくて掃除したんじゃない。キスできるだけで十分だよ。寝るだけが目的じゃない」と必死で言います。しかしスカイに「僕が欲しくない?」と問われ、「でも心も欲しい」と返します。激しくキスをする2人。
翌朝、「あなたがしつこいから寝ただけだ」とスカイは不服そうな顔。「ロッブリーに帰らなくてもお父さんは心配しないのか?」と問うプラパーイに、「高校でバンコクに出てきたんだ。15歳で叔父の持つ家で一人暮らしを始めたから悪いことは色々やったよ」と寂しくないアピールをするスカイ。「なら乳首ピアスはいつ開けたんだ?」と問われ、「もう着けない。前の恋人が開けたんだ」とスカイは答えます。前の恋人に未練があるか尋ねられ、それならあなたと寝ていないとスカイはクールに返します。「クズにしか縁がない」とぼやくスカイ。飽きるどころかどんどんスカイにハマる自覚をするプラパーイ。

授業終わりのスカイを迎えにきたプラパーイの胸元には、風のモチーフのアクセサリーが光ります。それに気づくスカイ。「僕はもう誰かのものだとアピールしてるんだ」と自慢げに言うプラパーイ。
シグはスカイがプラパーイといい仲なのを察してにやけますか、レインは全く察していないようです。

プラパーイはスカイが描いてくれた手のひらの絵を、一生懸命紙に描き写します。美術の授業を真面目に受けておけばよかったとぼやきつつ、絵を描き上げるプラパーイ。

 

第12話 空が風に負ける時

<あらすじ>
スカイの部屋で課題を手伝っていたプラパーイは、誤って手をケガしてしまう。
心配して大慌てのスカイは…?
スカイのことしか頭にないプラパーイは、サーイファーとパーユの前でのろける。

スカイの部屋で課題を手伝っていたプラパーイは、誤って手をケガしてしまいます。心配して大慌てのスカイ。心配してないと強がりつつ、すぐに手当てをします。スカイのことしか頭にないプラパーイは、サーイファーとパーユの前で盛大にのろけます。ベッドの中のことまで赤裸々に話すプラパーイに呆れる2人。週末のオフ先輩の誕生会には顔を出すのかと尋ねる2人に、プラパーイはスカイとのデートがあるから無理だと断ります。

文具屋デートをするプラパーイとスカイ。プラパーイはカップルTシャツを着て歩かないかとふざけ、スカイは思わず笑ってしまいます。教室に置いておいた文房具が全部消えてしまうから買い足さないとと言うスカイ。大学にも購買部があるのにわざわざ週末にデパートに買いに来るのはデートの口実なのではとプラパーイが言うと、スカイは明らかに動揺します。昼食は焼肉ですが、プラパーイの好物だから選んだようです。スカイに「あーん」をして嬉しそうなプラパーイですが、スカイは「恋人と思われる」と赤面します。プラパーイは店員に「彼は僕の妻です」と紹介したりと、やりたい放題。

オフ先輩に誕生日プレゼントを渡してからスカイを家まで送りたいと言うプラパーイ。スカイを自分のコンドミニアムに連れてくると、「ここが好きなら君にあげるよ。君と初めてシた場所だし」と言い出します。スカイはプラパーイがあまりに尽くして愛の言葉を囁いてくれるので、「あなたのものになりたい」と言ってしまいます。いい雰囲気になった2人は盛り上がってセックスをし始めてしまいます。

オフ先輩の誕生会に顔を出すプラパーイ。スカイは知り合いがいないからと車で待つことにしますが、プラパーイは会場で謎の色男に声をかけられ、名前が誰か分からず焦ります。トイレを借りようと、スカイはこっそり会場に忍び込みます。すると美女たちが「パーイと遊ぶのは簡単よ。束縛しなければいいだけ」と話しているのを聞いてしまいます。さらに会場のソファーで、色男に「今夜は返さない」と絡みつかれているプラパーイを見てしまい、ショックを受けます。車に戻ると、「またこうなった」と泣きじゃくるスカイ。

色男に絡みつかれるも、「恋人がいる。僕は変わったんだ」とプラパーイは断ります。すると色男はガンに電話をし、「ガン、お前の子がパーイと来たよ。今でも覚えてるよ。”ガン、愛してます、どうかやめて”ってさ。あいつ、お前が教えたこと忘れてないみたいだ」と皮肉げに笑います。

それから、スカイはプラパーイを避けるようになりました。電話をしても出てもらえず、一体自分が何をしたのかと寮に赴きます。しかしジョイ曰く、スカイは寮にも帰っていないようです。彼のために注文した出前は傷んでおり、プラパーイは自分の手で料理を処分します。

パンは生まれて初めてプラパーイに「足音が大きくてうるさい」と怒られたとお手伝いさんに愚痴を言います。怒っているプラパーイが怖くて、誰も彼の部屋を掃除できません。
2週間も姿を消していたスカイに、SIMを入れ替えてどうにか電話をしたプラパーイは、「あなたが本気になってつまらなかった。出前が来るたび笑いを堪えてたよ。僕らは終わりだ。始まってもなかったけど」と突き放され、激怒します。

スカイはずっとシグの家に泊まっていました。「プラパーイに愛されてるのになぜ…」と尋ねる彼に、「愛されてないよ。珍しがられてるだけ」と辛そうに言うスカイ。苦しまないで思い切り泣けよと言ってシグは部屋を出ていきます。声を殺して泣くスカイ。プラパーイとの思い出が多すぎるから引っ越そうと決めて、久しぶりに寮に戻ります。あちこちにプラパーイの面影を探してしまい、辛くなるスカイ。
部屋の電気をつけると、プラパーイの情報を書いたノートがなくなっています。「これも冗談の一つなのか?」とスカイの書いた箇条書きを一つ一つ読み上げるプラパーイ。「僕を愛して 捨てないで」と悲痛な叫びがそこには綴られていました。泣きじゃくるスカイに、「これを書いた時も演技してたのかよ?」とプラパーイは詰め寄ります。「もうスカイを好きじゃない。スカイを愛してるから」と言うプラパーイに、スカイは「僕だって愛してるよ」と泣きじゃくります。

プラパーイは誤解を解きます。どうしたら飽きられないか、捨てられないかを心配するスカイに、プラパーイはなぜそんなに気にするのかと尋ねます。「前の恋人のせいだよ。彼は僕を洗脳して言うことを聞くように仕向けたけれど、僕は抵抗して彼に飽きられたんだ」と苦しそうに言うスカイ。

レインに「プラパーイと付き合っている」と宣言するスカイ。レインは「あなたの友達のせいで頭が痛い」とパーユに愚痴を言います。

スカイは泣きながら、「僕だけに優しくして 僕は可愛くも綺麗でもないけど好きでいて」とノートに思いを書き綴っていました。

 

第13話 風はいつも空を包み込む

<あらすじ>
15歳の時にバンコクで暮らし始めたスカイは、友人たちと夜遊びをする毎日を送っていた。
そこで年上のガンと出会い、つきあい始めるが…。
大学の期末試験が終わり、プラパーイが出場するレース会場に来たスカイは、携帯電話を車に忘れたことを思い出し、1人で取りに向かう。

プラパーイとラブラブな日々を送るスカイ。シグはスカイをからかいます。レインはプラパーイが毎日SNSでスカイへの惚気ばかり書いているので、彼はすっかり変わったんだなと感嘆します。

15歳の時にバンコクで暮らし始めたスカイは、友人たちと夜遊びをする毎日を送っていました。タバコをやり、酒を飲み、やりたい放題です。彼は居酒屋で年上のガンと出会い、つきあい始めます。スカイはガンに愛していると何度も囁きましたが、彼はスカイの首を絞めたり、タバコを押し付けたりとひどいことばかりをします。そして「これが俺にとって普通のセックスだ。おれを愛してると言ったよな?これぐらい耐えられるよな?」とスカイに強要したのでした。
ある日は友達を連れてきて、スカイを輪姦させました。ガンはそのうち、「ウザい、飽きた」しか言わなくなりました。

スカイは今もなおそれを思い出しては、泣きじゃくりながら起きてしまいます。いつになれば忘れられるのでしょうか。急いでプラパーイに電話すると、優しい声で「どうかしたのか?」と尋ねられます。「あなたが恋しいよ。急いで会いにきてくれる?」と泣きじゃくるスカイに、プラパーイは「すぐに行くよ」と言って電話を切ります。レースを終えたばかりのプラパーイに、ペットとガンは「かわいい恋人ですね」と絡みます。2人をいなしてスカイのもとに急ぐプラパーイ。

スカイの家に来たプラパーイは、彼に抱きしめられます。「僕の手を離さないで」と懇願され、2人はそのままセックスします。「今夜はあなたを抱きしめて眠りたい」と言うスカイに、「今日のレースは全戦全勝だったんだよ。スカイを思うと僕は無敵になれる」と微笑みます。

大学の期末試験が終わり、プラパーイが出場するレース会場にレインに連れてこられたスカイ。「誰とも話さないで。誰かに聞かれたら僕の恋人だと言って」と言い残してプラパーイはレースに向かいます。しかしプラパーイを撮りたいのに携帯電話を車に忘れたことを思い出し、スカイは1人で取りに向かいます。すると、背後から聞き覚えのあるライターの音が。ガンは「久しぶりだな」と近づいてきます。ペットはプラパーイに近づくと、「あの女、僕が狙ってるんですけど…プラパーイの部屋に行けるならヤってもいいって言うんですよ。気に入った子を連れ込む部屋を使わせてくれません?一晩だけでいいので」と図々しく頼んできます。「分かったよ。サーイファーからカードキーを借りればいい」と了承するプラパーイ。パーユはなぜあいつに部屋なんか貸すのかと嫌そうな顔をしますが、プラパーイは「あいつが何を企んでるのか知りたいだけだ。俺を裏切らない限りは放っておく」と飄々と言います。

「お前は壊れたのかと思ってたけどパーイが直したんだな。パーイの子は強気だな?あいつが本気だとでも?甘い考えは捨てろ」とガンは嘲笑します。「僕に関わるな」とガンを振り切ったスカイですが、「真面目なやつは退屈だ。誰がお前みたいな奴に本気になる?」と後ろからあざわらわれます。真っ青な顔のスカイを心配するレインは、一緒に病院に行こうと言います。スカイはプラパーイに全て話そうか悩みます。レインから「プラパーイからコンドミニアムに送るように言われた」とスカイが言われているところを、ペットが見ていました。

プラパーイに全て話そうとスカイが決意して部屋に入ると、なんとペットとガンに加え彼の友達たちが待っていました。スカイに殴る蹴るの暴行を加えるガンに、ペットは「元妻なんだから少しは加減しろよ」と笑います。しかしガンは「こいつは俺のおもちゃだよ。捨てたおもちゃ」と笑い返します。さらに、ペットは「パーイは意外とあっさりこいつを渡したな」とスカイをバカにします。「嘘だ」と否定するスカイに、「ここの部屋のカードキーをくれたのはパーイだけど?あれから何年も経つのに何も学んでないんだな。無知なお前に教えてやろう。パーイにはあの時の写真を見せたんだよ。あいつがなんで言ったか分かるか?”汚れ物はお前に返す”ってな」と笑うガン。

プラパーイはレースを終えてスカイの居場所をパーユに確認します。パーユはレインと一緒にいるはずだと言い、レインは今部屋まで送ってきたと言います。しかし寮まで送るのならこんなに早いはずがありません。「警備係づてに”コンドミニアムで待て”って言われたよ」と不思議そうなレインに、「俺はレース中でそんなこと言えるわけがない!」と焦って言うとすぐさま駆け出すプラパーイ。レインとパーユもその後を追います。

コンドミニアムの部屋に入るなり、ペットをぶん殴るプラパーイ。ガンはスカイとセックスしてかけていましたが、「あなたの恋人が誘ったんだよ」と言い訳します。ペットも「女を連れてきたらあなたの恋人がいたんだ。あなたの恋人が騒いだから女が出ていって…」と説明しますが、プラパーイはガンを押し除けて震えるだけのスカイを揺さぶります。
スカイは「僕はあなた1人のものになれないの?僕を他の誰にも渡さないで、なんでもするから」と泣きじゃくります。「なれるよ、もちろんなれる。いい子だ。大丈夫だよ。スカイは僕のものだ」とスカイを慰めるプラパーイ。
プラパーイはガンに馬乗りになってぼこぼこに殴り倒します。
「お願いだから泣いてくれよ。スカイが泣けないなら僕が代わりに泣く」と泣きじゃくるプラパーイを呆然と見つめるスカイ。「約束するよ。他の誰にもスカイを渡さない。愛してるよ」とスカイを抱きしめるプラパーイ。

スカイを実家に連れ帰ったプラパーイ。スカイは怯えきっていて、少しの間のプラパーイから離れようとしません。「スカイが話したくなったら話して」とプラパーイが促すと、スカイはガンが元恋人であることやDVを受けていたことを打ち明けます。「あなたを愛していいの?」と尋ねるスカイに、「僕1人を愛してほしい。スカイが傷つくのは嫌だ」と泣きながら謝るプラパーイ。2人は抱きしめ合います。

プラパーイのベッドで目を覚ましたスカイは、「突然僕を連れ帰ってご家族に心配されない?」と心配しますが、「母は喜ぶよ」と笑います。「僕を悪夢から救ってくれてありがとう」とお礼を言うスカイに、プラパーイは「クソ野郎は全レースへの出場と引き換えにチャイに処分してもらった」と微笑みます。スカイは自分がガンにいじめられてボロボロになった姿を見て泣いた父の涙を見た時、本当に大事な人は誰かと自問自答したのだと言います。「僕を大事にしない人はどうでもいい」と言い切るスカイに、プラパーイは「これからは僕がスカイのそばにいて大事にするから。愛してるよ」と言います。

仕事をするプラパーイに飲み物を持ってくるスカイ。家族写真を見て「フロスト パティーラが叔父さんなの!?」と驚くと、「僕が辛い時に支えになったのはこの人のインタビューだよ!会いたいな」と騒ぎ、プラパーイに嫉妬されます。

 

第14話 スペシャルエピソード

<あらすじ>
プールでお互いの近況を話すレインとスカイ。
スカイはプラパーイの家族のことで悩みがあり、レインはパーユが魅力的すぎてムカつくという。
パーユは長期休みを怠けて過ごすレインに読書を促すが、父親みたいだと言われ…。

プールでお互いの近況を話すレインとスカイ。
スカイはプラパーイの家族のことで悩みがあると言います。プルーンはプラパーイの妻であることを知りながらも、わざとスカイにちょっかいをかけます。スカイはプラパーイと両親と弟妹の全員から愛されすぎて困っているのでした。
レインはパーユが魅力的すぎてムカつくと言います。建築学部は韓国の時代劇をするらしく、両班の格好をさせられるレイン。そこにパーユが同じように両班の格好をして現れ、レインはあまりのかっこよさに動揺します。「これ以上見るな」と全員に嫉妬するレイン。
レインはコスプレした俺が好きだろとからかうパーユ。

パーユが長期休みを怠けて過ごすレインに読書を促すと、レインは「父親みたい」とからかいます。パーユは「これから俺を父さんと呼ぶつもり?」と言葉責めしながらセックスします。それを聞いたスカイはレインをプールに突き落とします。

スカイは最近ロッブリーにプラパーイを連れていったと言います。恥ずかしがるスカイにレインはプラパーイのあそこのサイズはどれくらいかとふざけます。

残業するプラパーイに差し入れの食事を持ってきたスカイ。プラパーイは仕事を終え、職場でゲームをして待つスカイに声をかけます。ゲームの途中にも関わらず、プラパーイは強引にスカイの服を脱がせて会議室でセックスをしようとします。

プールサイドでふざけるレインとスカイを見てにやけるパーユとプラパーイ。

パーユはホテルの予約書をナッスから直接受け取ります。ナッスはパーユに近づき、「お願いがあって…」と微笑みます。それを見たレインは怒ってどこかへ電話します。

スカイを待つプラパーイは過去にワンナイトした女性から誘われますが、「僕はもう遊ぶのはやめたんです」ときっぱり断ります。そこに来たスカイに「僕じゃなくてあの子が誘ったんだよ!」と必死で謝るプラパーイ。「まさかプラパーイが本気だと思ってるの?彼の言葉を信じないで」とバカにする彼女に、「あなたは”愛してる”と言われたことは?僕が最初で最後かな?」とからかうスカイ。すぐさまレインに電話すると、「旅行するぞ!」と決意を伝えます。

出発前からすでに恋人がいないことに寂しくなり始めている2人。レインが旅行の計画を作りました。レインは旅行中パーユの話はしない、お前もプラパーイの話はするなと約束し合います。

誰に電話してもレインとスカイの居場所を知りません。パーユとプラパーイは焦って探し回ります。しかし一応「2人で旅行する。追いかけてこないで、怒ってる」と連絡はありました。なぜ2人が怒っているのか分からないパーユとプラパーイ。シグに「何が知ってるだろ?」と問い詰めると、すぐさま彼は吐きます。実はレインはシグたちに「俺とスカイは夫から逃れてラヨーンに行く。これがホテルの地図だ。部屋名は輝く太陽」と宣言していたのでした。

漫画のキャラクターになりきって自由を満喫するスカイ。2人で酒を飲み、何度も感動を分かち合います。しかししばらくすると2人は寂しくなってしまいます。
パーユとプラパーイは秘密裏にホテルに到着します。

「彼なしじゃ生きられないことを認めよう」と言うスカイに、レインは、「俺に”愛してる”と言うくせに、パーユは他の人と顔が近かった!」と怒ります。スカイは後ろから近づくパーユを見てにやけます。その後ろからプラパーイが落ち込んだように歩いてきます。「許してあげる代わりに僕の言うことをなんでも聞いてね」と約束させられるプラパーイ。

パーユは「俺が何かした?」と尋ねますが、レインは拗ねたままです。「僕の言うとおりにすれば許してあげる」と言うなり、スカイはパイロットのコスプレ服を出してきます。
「僕がいるのに女性を連れ込んだでしょ」と怒るレインに、パーユは理由を話します。ナッスはパーキンの事業拡大計画について話を聞きたいから紹介だけでもと頼んできます。紹介してくれればレインとの旅行でのホテルをアップグレードしてくれると言うので、彼女を連れ込んだのでした。
レインは「理由は分かったけど事実は事実だから」と次のコスプレ衣装である白衣を差し出します。しかしパーユは全裸になって出てくると、「僕はこっちがいい。誤解した恋人にお仕置きだよ」と優しくキスします。

スカイはプラパーイを露天風呂に誘い、「絶対何もしないで。そうじゃないと許さないから」と魅力的に誘います。「こんなにいい雰囲気なのに何もできないなんてひどい」と文句を言うプラパーイ。「じゃあ他の人を探せば?」と意地悪を言うスカイをプラパーイは必死で否定します。プラパーイの上にスカイは乗ると、「怒ってる理由を知りたい?じゃあ我慢して」と甘くキスします。
スカイはプラパーイの元カノに嫉妬したのだと打ち明けます。「もうこんなことはないと誓うよ」と言うプラパーイ。「僕の知らないプラパーイを知ってる人がいるのが嫌だ。僕は嫉妬深いんだ」と怒るスカイに、「僕の愛も心も体もスカイのものだよ。怒る権利がある。これで仲直り?」とプラパーイは乞いますが、スカイは小悪魔に振り回します。

「2人が追ってくるのを知ってたのか!?」と憤るレインに、「お前学生会のみんなに連絡してただろ。でもこんなに早いとは」と呆れるスカイ。パーユがコスプレ衣装の話をし始めようとしたので、レインは揚げパンを彼の口に突っ込みます。

パーユが「旅行は今学期頑張ったご褒美だ」と言うので、レインは「毎年ご褒美の旅行に行けるように首席を取れるように頑張るよ」と意気込みます。取れないよとからかいながらも、レインを愛してるよと囁くパーユ。

波打ち際を歩くスカイとプラパーイ。「海が好きなら海沿いで結婚式をしようか。この国ではまだ同性婚は認められてないけど、将来は変わるはずだ。誰にでも愛する人を大切にする権利がある」とプロポーズするプラパーイ。「今でなくてもいい、望む人生を手に入れてからでもいい、スカイに準備ができたら結婚しよう。僕は一生面倒を見る準備ができてるよ」と言われ、「一生待ってて」とキスをするスカイ。
そこにレインとパーユが乱入し、4人で海の中で波を掛け合って遊びます。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

パーユ×レインは、とにかく可愛いの洪水!レインの一人称が時々「レイン」になるの、レインでないと許されないやつだな…と思いました。性別が男とは思えないほどとにかく可憐で「可愛い」が似合う!!!男ってもっとナチュラルボーンに男臭さというか、どこか雄っぽさが漂いそうなものの、レインはとにかくきゃわゆくて…もう撫でくりまわしたいな…とずっと思ってました😂とはいえ、ストップにパーユが殴られた時は殴り返したりとか、かっこいいところもあって…そこも可愛い(盲目)

小錦あや
小錦あや

サブカプの、プラパーイ×スカイにドドドドドどハマりしちゃいました。だって、真面目ツンデレ美人がスパダリクズ攻めに生涯の愛を誓わせるとか、良すぎるでしょ…しかもツンデレ美人には元彼に与えられた心と体の傷があって…とかもう王道なんですけど、だからこそイイ!!って叫びたくなりますね。元彼に襲われかけた時もプラパーイがボコボコに殴りつけててまじ最高でした。やっぱ嫁の心も体も守ってくれる強い男って神!👊💥

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

タイBLは複数カプのお話が吸えるのが楽しいところだし、しかも1話1時間くらいあるから話が複雑にできるのがいいところですよね。韓国BLはまだ長尺のものが少ない(ドラマは基本10〜20分/1話だし、長いと映画になる)ので、韓国BLもタイBLみたいに長尺文化になったらいいなあと願います。
しかし、こんなにたくさんの登場人物がいるのに全く多い気がしないのは、やはりストーリーの巧みさゆえだろうなと思いました。流石MAME先生!それに、最後の同性婚のくだりには感動しました。こういう作品中での一言一言が未来を変えていくのだろうなあ。素敵です。

今回3人が見た「Love in The Air」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

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