ドラマ「体感予報」(2023)の全話ネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|明日は晴れだからこの男は俺を抱くだろう

ドラマ

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BL AWARD2023コミック部門第1位!話題の原作を今最も旬な若手俳優、樋口幸平と増子敦貴(GENIC)が熱演!「体感予報」

全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:体感予報 | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

イケメン気象予報士×崖っぷちエロ漫画家 のお話。

<あらすじ>
爽やかイケメン気象予報士として人気の瀬ヶ崎瑞貴だが、彼の本性はとんでもない暴君だ。
崖っぷちエロ漫画家の棚田葉と同居し、家事全般からその他諸々のお世話をさせている!
漫画家としてなかなか芽が出ない葉の衣食住を保証する約束で始まったこの生活は『瀬ヶ崎の言うことを全部聞く』という条件つきで……!?

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • ドSな俺様攻めにキュンとする🫰
  • 両片想いが好き🥹
  • 些細な勘違いや言い方でこじれる二人を焦ったく思いながら見つめたい👀

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

①家事のすべてを同居人の葉(増子敦貴)に任せる超俺様な性格の爽やかイケメン気象予報士・瀬ヶ崎瑞貴役には、スーパー戦隊シリーズで主演を務めるなど、俳優として幅広く活躍中の樋口幸平。樋口は、サッカー選手への夢を追い上京し、Jリーグの育成選手になるも怪我により断念。しかしその後、芸能事務所からのスカウトをきっかけに芸能界へ進出。モデルから俳優まで活躍の場を広げている。
瀬ヶ崎(樋口幸平)に言いなりの売れないエロ漫画家・棚田葉役には、男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバー・増子敦貴。増子は、2016年にavex主催の『Boys Award Audition 2016』のファイナリストに選出され、2020年にはGENICとしてメジャーデビューを果たし、舞台やドラマでも活躍。多くの作品で注目され、俳優としての実績を築いている。

引用:体感予報 | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

②本作の監督陣に才能あふれる3人のクリエイターが集結!加藤綾佳は、昨年FOD「オールドファッションカップケーキ」で喝采を浴び、以降MBS「あなたは私におとされたい」(2023)、KTV「全ラ飯」(2023)と立て続けに話題作を手掛けその手腕が高く評価されている。船曳真珠は、オリジナルドラマMBS「ジャックフロスト」(2023)で共同脚本を担当し、BLファンの注目を集め、本作では脚本・監督に挑む。安村栄美は、「映像作家100人2020」に選出される等映像作家としての才能が高く評価され、NHK「怖い絵本」(2022)やBS日テレ「バブちゅ~とダリ」(2022)の監督としても活躍、今回連ドラ初挑戦となる。

引用:体感予報 | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

③増子「瑞貴って、お仕事モードのときとダヨちゃんと一緒にいるときの二面性がすごくはっきりしているんです。でも、お仕事モードのときは絶対その寂しさを見せないが故に、ダヨちゃんと一緒にいるときの瑞貴がかわいいんじゃないかな、と思うんですよ。意外とわがままだし、そういうところも含めて、愛せる存在なのかなと思います。
それはダヨちゃんとしかわからない目線でダヨちゃんただ一人が見られる瑞貴ですよね。
そういう二面性というか、いろんな面を持つ人って僕は魅力的だと思います。」
(↑増子くんのお話が始まると、隣で嬉しそうに、とっても近距離で聞いている樋口くん。)

引用:【樋口幸平×増子敦貴インタビュー】2人だからこそ作れた関係「幸平がかっこよくなっていた」「あっちゃんが本当に良い空気感と現場を作ってくれた」<ドラマシャワー「体感予報」> | Emo!miu|エモミュー

 

ネタバレ感想

第1話

<あらすじ>
爽やかイケメン気象予報士として人気の瀬ヶ崎瑞貴。
彼の本性はとんでもない暴君だ。
崖っぷちエロ漫画家の棚田葉と同居し家事全般からその他諸々のお世話をさせている!

爽やかイケメン気象予報士として人気の瀬ヶ崎瑞貴は、家では暴君です。彼と一緒に住んでいる崖っぷちエロ漫画家の棚田葉は、いつも威圧感のある瀬ヶ崎に遠慮して暮らしています。オタク仲間の万さんに愚痴を聞いてもらうことはあれど、瀬ヶ崎の本性をバラすことはできず、日々悶々としています。

葉は大学の先輩である瀬ヶ崎から、「漫画続けろよ。俺が衣食住保証してやるから。だから俺の言うこと全部聞け」と大学時代にナンパされ、ホイホイと釣られて同居し始めたのでした。瀬ヶ崎の顔は世界一好きですが、暴君な性格は嫌いです。作ってやった食事の味付けに文句をつけたり、葉の飲み物を勝手に飲んだり。
嫌いだ嫌いだと思いつつも、瀬ヶ崎から「晴れの日の前日には抱くから」と言われれば、その通りに従ってしまいます。

当然のように晴れの日の前日に抱かれながらも、自分は瀬ヶ崎の奴隷だから従うしかないのだと自分に言い聞かせる葉。
そんなある日、瀬ヶ崎がニュースで梅雨入りを告げます。しばらくセックスしなくていいのだと一人喜ぶ葉。

 

第2話

<あらすじ>
瀬ヶ崎と葉は世間に内緒で同居している。
二人は「晴れの日の前日はする」という約束を交わしているが、梅雨の到来で葉の心はなんだかもやもや。
そんな中、瀬ヶ崎が出演する「エブリデイウェザー」にセクシー若手キャスター・日吉アイカが抜擢される。

梅雨が来てからは抱かれることもなく、なぜかモヤモヤしてしまう葉。うっかりティッシュでてるてる坊主を作ってしまい、自嘲します。さらに瀬ヶ崎が出演する「エブリデイウェザー」にセクシー若手キャスター・日吉アイカが抜擢され、さらにモヤモヤは募ります。
瀬ヶ崎はアイカに色目を使われながらも、早く帰れる日はさっさと帰宅していたので、職場では「きっといい子がいるんだろう」と噂されており、アイカもあっさり諦めます。

帰宅した瀬ヶ崎は泥酔してシコっている葉を見て激怒。しかし葉は「俺のこと好きじゃないくせに抱きやがって!俺はあんたなんか嫌いだ!あんたは隣のキャスターでも抱いてろよ!」と逆ギレ。瀬ヶ崎は雨の日は抱かない理由を、初めて抱いた日が雨で、葉が替えのシーツがないと嘆いていたからと告白。さらに自分のプロポーズ(大学時代の「衣食住は保証する」というセリフ)を受けておきながら出ていくとは何事だと葉を問い詰めます。「ていうか、お前、俺のこと嫌いなんだ?」と瀬ヶ崎は言うと、部屋を出ていきます。

 

第3話

<あらすじ>
梅雨明けも間近の頃。
瀬ヶ崎の「俺のこと、嫌いなんだ?」という言葉に、葉は素直に想いを返せずにいた。
更には仕事も不調で、万さんからは的確に弱点を指摘され上手く行かない日々。

梅雨明け間近になり、瀬ヶ崎は「一緒に朝食食えよ」と葉を誘うも「俺のことが嫌いだから一緒に食えないか?」とからかってきます。

担当編集者から「心理描写が多すぎる。もっと抜きどころを作ってもらわないと!エロ漫画なんですから」と怒られる葉。
カフェで瀬ヶ崎のスケッチをしながら、万を待ちます。たまたま通りかかった瀬ヶ崎は「描かれるのが嫌な人も気をつけろよ」と爽やかに注意をして去っていきます。相変わらずの外面の良さに引き気味の葉。
そこに万がやってきたので、葉は早速「セックスする時には絶対お互いが求め合ってることを言葉で表すべき」と持論を展開しますが、万は「そこは漫画の力に任せたら?」と編集者の立場を擁護します。エログロ同人誌作家のくせに…と言う葉に、「そもそも葉くんはなんでNL描いてるの?瀬ヶ崎瑞稀が好きなのに」と不思議そうに問われます。NLを描いているのはおっぱいが好きだからだと即答できますが、瀬ヶ崎が好きかにはうまく答えられません。「ずっと嫌いって言ってたのに」とからかう万に、「なんで嫌いって言ってたんだっけ?」と分からなくなる葉。そもそも万には彼氏と同居しているとも嘘をついており、嘘に嘘を重ねている状況です。

その日の夜、葉は瀬ヶ崎から「明日出かけるぞ」と突然横浜デートに誘われます。
横浜どころかそもそもデートをしたことがない葉は緊張しまくり。今日は俺のスケッチ描かないのかよと言われ、「スケッチブック持ってないから…」と答えると突然鳴る葉の腹。何が食べたいか問われたので「中華が食べたい」と答えます。

横浜中華街で食べ歩きをし、まるででデートのようだと浮き足立つ葉。瀬ヶ崎が洋服屋に入ったので荷物持ち要員だったのかと落ち込みますが、葉に似合う服を見立ててくれ、気分は上がります。
瀬ヶ崎のことを大嫌いと思っていないと膨らんでいく気持ちと不釣り合いになる気がしたのだと、葉は自分の心に素直になります。

帰宅すると瀬ヶ崎は服をプレゼントしてくれます。葉はお返しとばかりに瀬ヶ崎に買ったばかりの替えのシーツを見せます。「天気関係なくいつでもしてってこと?よくできました」と瀬ヶ崎にいじわるく言葉責めされ、この人本当は俺のこと…?と期待する葉。しかし押し倒された後に「大好きなセックスいっぱいできるな?相手は大嫌いな俺だけど」と言われ、葉は怒ってそっぽを向いてしまいます。

事後、瀬ヶ崎は「こいつ俺のこと大好きだよな。見てりゃわかるよ」と寝ぼけ眼で自分に抱きついてくる葉を見ながらひとりごちていました。

 

第4話

<あらすじ>
瀬ヶ崎と葉が同居していることは誰にも知られていない。
ところが突然万さんが葉の家を訪ねて来て、葉の彼氏が瀬ヶ崎だとバレてしまう。
仕事モード全開で万さんに親切に接する瀬ヶ崎。

横浜で瀬ヶ崎が買ってくれたシャツを早速着る葉。瀬ヶ崎は「似合うじゃん」と上機嫌。連休最終日、どこに行きたいかと嬉しそうに尋ねてくる瀬ヶ崎に、万の修羅場を手伝いに行きたいと言う葉。すると突然瀬ヶ崎の機嫌が急降下し、「俺が家にいるんだからそばにいろ。何のためにお前俺の家にいるかわかってんの?」と脅してきます。
瀬ヶ崎の機嫌を損ねるわけにはいかないと、万にどうしても今日手伝いに行けないと予定をキャンセルする葉。

遡ること一年ちょっと前、葉の親友である万頭こと万さんは、葉に勧められて作業用BGMに天気予報を見るようになり、瀬ヶ崎のファンになりました。

家で瀬ヶ崎の昼食を作っていると、万が訪ねてきます。しかし万は瀬ヶ崎と葉が同居していることを知りません。葉はどうにか万を追い返そうとしますが、瀬ヶ崎は「いい機会だ」と喧嘩腰で万を迎え入れようとします。慌てる葉。
しかしそこはさすが外面の良い瀬ヶ崎。万を前にした瞬間に「いつも葉がお世話になってます」とにこやかに微笑みます。瀬ヶ崎のファンである万は卒倒寸前。「推しが友達の彼氏でした」と脳内で叫んでいました。

葉とどんな経緯で知り合ったのかで盛り上がる万と瀬ヶ崎。葉は席を外し、酒をがぶ飲みします。葉が泥酔したのを見て万はおいとましようとしますが、瀬ヶ崎が万を近くの駅まで送ろうとすると、葉が甘えて「嫌だ」と駄々をこねます。
困った様子の瀬ヶ崎に「ダヨちゃん(葉のハンドルネーム)は普段素直じゃないけど、酔うとこんなに甘えん坊になるんですね」と万が笑うと、瀬ヶ崎は「そういう不器用なところもかわいいんですよね」と言い出し、万は心の中で「分かったような口聞いてすみませんでした!!」と叫びます。旦那に来てもらうので駅まで送ってもらわなくて大丈夫だと笑いながら帰っていく万。

万を見送った瀬ヶ崎に、葉が抱きつきます。
そして万さんのことが好きなのにと前置きした上で、「万さんを名前で呼ぶな。あんなに近くに座るな」と嫉妬のあまり泣きじゃくります。あまりに葉が泣くので、瀬ヶ崎は「俺のこと好きなくせに…。よしよし取られちゃってやだったな」と優しくあやします。
葉は頭の隅っこで、好きってこんなみっともない気持ちのことなのか?と自問自答。

帰宅した万は旦那に「瀬ヶ崎さんにダヨちゃんのどこを好きになったのか聞いたら、”葉が作ってくれたカレーが不味かったから”って言われた。はぐらかされたのかな?」と首を傾げつつ、ラブラブな2人を微笑ましく思い出すのでした。

瀬ヶ崎はずっと抱きついたままの葉に「お前から抱きつくなんてできるんだな?ずっと酔ってりゃいいのに」とぼやきます。

 

第5話

<あらすじ>
夏の眩しい日差しに照らされながら、漫画の打ち切りを告げられた葉は悲しみに打ちひしがれていた。
見かねた瀬ヶ崎は献身的に世話をするが、いつもと違う彼の優しさに却って戸惑う葉。
一方、万さんは葉にバイトの話を持ちかける。

反稀出版の石崎編集(担当者)から「売れなさすぎて打ち切りになりました」と連絡を受ける葉。「ダヨさんのエロ漫画って男役が少女漫画のヒーローみたいで鼻についてウケないんですよね」と言われるも、近くに瀬ヶ崎がいるから仕方ないだろと心の中で反発します。
学生時代からの取引先とも縁が切れてしまい、新たに出版社に持ち込みをしようにも売れないのが実証済みなのに…と戸惑ってしまいます。売れないなら売れるようにしてほしかったと編集への恨みつらみをぼやきながら、家事くらいはやらないとと野菜を切る葉。しかし全く集中できず、ただでさえ大して上手くない料理さえも大失敗してしまいます。

瀬ヶ崎が帰宅するも、おかずは大失敗、ご飯も炊けていない状態でぼーっとしている葉。瀬ヶ崎は葉を心配し、自ら料理を作ったり、葉に口移しで水を飲ませたりと、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれます。
瀬ヶ崎に「あーん」で食事を食べさせられて、食欲がなかったもののようやく手を動かして食べられるようになりました。次は風呂です。服を脱がせてもらい、一緒に風呂に入りながら、なぜ落ち込んでいたのかを話す葉。瀬ヶ崎は葉の髪を乾かしてやりながら、「少ししたら別の風が吹いてくるよ」と慰めてくれます。「怒られるかと思った」と言う葉に、瀬ヶ崎は「一緒に風呂入れて得したし」となんでもないことのように返します。一緒にベッドに入ると、葉は積極的に瀬ヶ崎にキスをし、フェラを始めます。

翌日、性格は陰気だし、家事も大してうまくないし、漫画は連載打ち切られたし、四大出ても取り柄がない自分はいいとこなしかもと葉はまた落ち込みます。それを万に話すと、「スパダリ彼氏に愛されて困ってるってか?デビューしてすぐ売れるのなんて一握りなんだから泥水啜って頑張れよ」と叱咤激励してくれます。葉が収入を確保するために学生時代にお世話になった本屋に連絡しようか悩んでいると話すと、万がおもむろに「瀬ヶ崎さんとダヨちゃんをモデルにした漫画をネットで発表したらバズったから作画手伝って」と頼んできます。これがうまくいけば収入も安定して瀬ヶ崎に見合う自分になれるかもと考える葉。

翌日、葉は「新しい仕事が入ったからしばらく泊まりかも」と瀬ヶ崎に打ち明けます。しかし仕事が打ち切られてすぐに新しい仕事が入るわけないと瀬ヶ崎は疑いの目を向けます。さらに、「お前自分の立場わかってる?お前は稼がなくていいし、俺にとってはお前が漫画で食っていけるかどうかなんてどうでもいい」と言います。それを聞いた葉はブチギレ、「馬鹿にすんなよ!あんたより稼げるようになってやる」と家を飛び出します。しかし葉のバッグには瀬ヶ崎にGPSがつけられていました。

 

第6話

<あらすじ>
熱帯低気圧が発生し台風へと発達する恐れがあるこの季節。
瀬ヶ崎は自分の命令を無視して出て行った葉に不信感を抱き尾行することに。
そして葉が万さんのマンションに入っていく姿を目撃してしまう。

葉を尾行した瀬ヶ崎は、万のマンションに入っていく葉を見つけます。「編集者には理由をつけて帰ってこい」と連絡するも、返事はありません。

葉は「俺にとって大切な漫画をどうでもいいと言われた」と万に愚痴りますが、万の夫には「受け取り方によって甘く聞こえたかも」と言われます。しかし葉は「俺たちはそんな関係じゃないから」と否定します。

葉は大学時代にあまりに瀬ヶ崎が美しすぎたため、初めて人物スケッチを始めました。取り巻きから「あいついつもこっち見てる」と気持ち悪がられるも、スケッチを続ける日々。ある日取り巻きたちに声をかけられて「飲み物買ってきましょうか」と自らパシリ志願をします。取り巻きたちへの呪詛を心の中で吐きながら飲み物を買っていると、瀬ヶ崎が運ぶのを手伝ってくれます。パシリが楽しいかと問われ、楽しくないと答える葉。瀬ヶ崎はどうかと問い返すと、意外にも「全然楽しくない」と返されます。
住む世界が違うから好かれたいとは思わないし近くに寄られると心臓が跳ねるから近寄らないでほしい、と思いながらも、同時に、嫌われたら死ぬかも、とも思いながら瀬ヶ崎を見つめる日々。

「瀬ヶ崎さんの気持ちを吹き出しを入れたいから、セリフを考えて」と万に原稿を渡されるもの、瀬ヶ崎の気持ちが分からない葉。万の夫は映画化もされた人気四コマ漫画家です。人の気持ちを考えられない葉に、万の夫はこれならどうか、と身振り手振りで「もしも」の状態を仮定しながらセリフを一緒に考えてくれます。「めちゃくちゃにしてやる」などと葉を後ろから抱きしめながらふざける万の夫。

しかしその時、連絡がないことに焦れた瀬ヶ崎が万の家に乗り込んできて、「残りはリモートでいいな?」と葉を脅して連れ去ってしまいます。家に帰りながら、「黙っててごめんなさい」と謝る葉に「俺よりあの男のどこがいいんだよ」と憤る瀬ヶ崎。万の漫画の中の瀬ヶ崎の話だと思った葉は「強いて言うならよく話を聞いてくれるところかな」と返し、瀬ヶ崎は怒って先に一人で帰ってしまいます。

 

第7話

<あらすじ>
うだるような暑さの中、瀬ヶ崎は葉が昨晩篤弥と楽しそうにしていた姿を思い浮かべ不安になっていた。
帰宅後も葉と気まずいまま、瀬ヶ崎はぼんやりと葉に出会った大学生時代を振り返る。
いつも食堂で絵を描いていた葉。

最近瀬ヶ崎から避けられ続けている葉は、瀬ヶ崎が自分に笑いかけてくれるのはテレビの中だけだと落ち込みます。そんな時、二人を題材にした、万さんの描く「推しカレ!」が発売されます。「これは二人の汗と涙の結晶なんだから読んで貰えば?」と万は提案してくれますが、葉は「これの内容についても怒ってるみたいだから、読ませずに風化するのを待ちたい」と言ってリュックの中に本を隠します。
万と電話している葉を見て、「またあの編集者と会ってないだろうな。俺といる時あんなに笑ってたっけ?」と不安になる瀬ヶ崎。

大学時代、自分の周りはクズだらけだったと思い返す瀬ヶ崎。葉からはじっと見られているのを感じていましたが、熱っぽさが全くなく、冷静に観察されているのが妙でした。取り巻きたちと一緒にされたくないという思いで、葉に優しくする瀬ヶ崎。なぜか葉といるのは居心地がよかったのです。ある時、葉の絵を見せてもらうと、美大生かと思うほど上手でした。しかし、自分を描いたという絵を見た瞬間に「この絵よりも俺はもっとうまく笑えてる」と不安になります。

ある日、体調が悪いのを隠していたにも関わらず、葉にだけは見抜かれてしまい、家まで送ってもらいます。腹は減ったがレトルトは嫌だと本音を漏らすと、普通お粥などを作ってきそうなところ、葉はまずいカレーを作りあげます。瀬ヶ崎は食べながら思わず笑ってしまいました、「タッパーに詰めとけよ。全部俺が食うから」と言います。
このカレーがまずいのを知ってるのは俺だけでいい。一生懸命作ってくれたのが嬉しかったから、その事実さえあればいい…瀬ヶ崎はそんなふうに思っていました。葉はとろくて、ズレていて、でもそこが瀬ヶ崎には良かったのです。
それからは「呼吸しにきた」と葉に近寄っていくことが増えました。葉になら描いてもらいたいと思いました。「お前になら暴かれてやってもいい」と。

土砂降りの日、葉が家にいないことに気づく瀬ヶ崎。慌てて屋上に登ると、葉は「雨なの忘れてて、今取り込もうとして」とびしょ濡れの洗濯物を抱えたままあわあわと挙動不審になります。豪雨の中、瀬ヶ崎は「俺はお前がいねえとうまく呼吸できねえんだよ」と言うなり、葉にキスします。
葉を連れて部屋に戻ると、彼の両手を縛ってベッドに転がします。「こんなことしたくねえけど、お前が勝手に出ていこうとするのが悪いよな。結構似合うじゃん」と葉を見下ろす瀬ヶ崎。

 

第8話

<あらすじ>
大雨に濡れた瀬ヶ崎と葉。
いつも以上に暴君に振る舞う彼に葉は戸惑いつつも、それが瀬ヶ崎の弱さの裏返しであることに気付き、初めて彼の本心に触れた気がした。
雲間から光射す、二人の物語の最終章。

「お前、俺の気持ち考えたことある?理解する気ねえもんな。外して欲しかったら俺の言うことを聞け。俺以外の男とも女とも親しくするな、笑いかけるな、ここから出られると思うな、一生俺の…今のなし、そういうことじゃない」と、混乱した様子の瀬ヶ崎。葉は、この人ってこんな顔したっけ?拗ねてる?とふと思い当たります。「出て行かないよ。そんなつもりない」と言い切る葉に、「じゃあ勘違いさせるようなことしてんじゃねえよ。あの女だけじゃなくメガネにまで媚び売りやがってふわふわすんな気が休まらねえ。どうせ俺は優しくねえし、話も聞かねえし、どうしたらお前俺だけのもんになんの?」と瀬ヶ崎は不貞腐れたように言います。
なんでこんな気持ちを向けられて気づかずにいたんだ?どうせ俺なんてと耳に蓋をしてたから気づかなかった…と思う葉。「あんたとしかこんなことしたことねえよ。それじゃだめなのかよ」と言う葉に、「未来永劫誰ともしないと誓え」と返す瀬ヶ崎。「俺なんかのどこがいいの」と問うと、「じっくり時間かけて超鈍感なお前にも俺の気持ちがわかるようにしてやるよ。覚悟できてんだろうな」と凄まれます。

体を重ねた翌日、葉は風邪を引いてしまいます。瀬ヶ崎は看病のために急に休みをもぎ取ることに。その日の天気予報の担当を瀬ヶ崎の代わりに山口というキャスターが務めたため、万は家で「どういうこと!?」と画面に向かって叫びます。慌てて葉に電話をすると瀬ヶ崎が出てしまい、ついでにと万が漫画の件を謝ると、瀬ヶ崎は何も知らない様子。万は事情を全て話します。

起床した葉は瀬ヶ崎が「推しカレ」を読んでいるのを見て仰天。瀬ヶ崎は「かなみさん(万の本名)にもらった。お前、こういうのを言われたいんだ?」と見下ろします。「他の誰かと仲良くしないで信じて君だけが好きなんだ」と葉に向けて漫画のセリフを言う瀬ヶ崎ですが、葉に「一般人に漫画を読み上げられるのはちょっと」と言われ、怒ってしまいます。

後日、万から瀬ヶ崎は怒っていなかったかと聞かれ、「漫画には怒ってなかったよ」と答える葉。「ダヨちゃんの描く男の人って瀬ヶ崎さんみたいだねって。いい加減両思い拗らせるのやめたら?」と笑う万に、口籠る葉。

帰宅した葉はカレーを作りながら瀬ヶ崎の帰りを待ちます。帰宅した瀬ヶ崎は「(万の)人間像を容認しただけで信用はしてねえ」と万と会ったことを咎め、葉は呆れます。瀬ヶ崎は「交換条件飲むなら外で会うのを許してやる」と言うと、「俺が帰ったら通話してようと何してようと、玄関まで来ておかえりって言え」と恥ずかしそうに言います。そんなことで嬉しいなんて変な奴…と思いながらも、葉は「今日の分」と前置きして瀬ヶ崎に「おかえり」と言います。
その後、二人はカレーを食べ、瀬ヶ崎は「悪くない」と評するのでした。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

万さんが好きだったなあ。当て馬でもあり、葉の良きアドバイザーでもあり、読者の気持ちを代弁してくれるキャラでもあり。万能キャラでしたね。
万さんを演じられた松村沙友理さんはアイドルだったということくらいしか知らなかったんですが、演技がとても上手でびっくりしました…!すごく自然なんです。力みがないというか、演技くささがないというか。他の作品でも彼女の演技をもっとよく見てみたいです。悪役なんかも見てみたいなあ。

小錦あや
小錦あや

瀬ヶ崎のパワハラっぷりはちょっと度を越してるなと思うシーンも多々あったのですが、それを塗り替えるように後出しで彼の長所や葉への愛情深さが披露されて、それも余計にモヤモヤした気持ちにさせられました。葉の言動を極端に制限して自由を奪うようなことを「命令」していること自体は明らかにDVだし、それはおかしいことだよねと指摘するキャラがいてもいいのになと思ったり。瀬ヶ崎の場合は家と外で全くキャラが違うので、他の人は普通分からないし、それがDV男の闇の深さだとも思うのですが。
瀬ヶ崎が俺様キャラなのは分かるんですが、それが結果的にいいこと、いい人のように語られるのが嫌でした。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

瀬ヶ崎も葉もとにかく不器用。相手をすごく好きなのに素直に好きと言わないし、むしろ逆ギレするから、余計に拗れる。しかも周囲も巻き込む。
瀬ヶ崎も葉も根っこからはお互いを信用してないので、些細なことで相手を疑うし、激昂するんですよね。一応は最終回を迎えるために一段落はついたものの、この二人の恋愛は「好き」と言い合うところが終わりじゃないなと思いました。「好き」って一時の感情なわけで、こいつはずっと俺のことを「好き」なんだなという安心感があってこそ愛なんだと思うんです。なので、二人の間にあるものが愛になるまでは、まだまだ長い道のりが必要だと感じました。

今回3人が見た「体感予報」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。

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引用:体感予報 | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

 

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