ドラマ「消えた初恋」の全話ネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|勘違いから始まる、ドタバタ初恋の連鎖!

ドラマ

「アマプラ同時上映会」第59弾!

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話題沸騰中の大人気コミックを初のドラマ化!勘違いから始まる高校生の恋と友情を描く青春物語ピュアで一生懸命、だけどちょっぴりトンチンカン!?尊い“初恋ラブコメ”が始まる!「消えた初恋」

全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:オシドラサタデー『消えた初恋』|テレビ朝日

生真面目なイケメン×お人好しな天然 高校二年生同級生同士 のお話。

<あらすじ>
「消しゴムに好きな人の名前を書く」というおまじないが原因で、複雑な恋模様が展開していくこの物語。
男女の恋、男同士の恋、そこに友情も加わって、高校生たちが右往左往しながらも、“人を好きになる”という純粋な気持ちに気づいて成長していく姿は、まさに青春感たっぷり!
一途に誰かを思い、真剣に悩む登場人物の純粋な気持ちにキュンキュンする一方で、勘違いが勘違いを呼び、物語がとんでもない方向に転がっていくという展開に、思わずクスッと笑ってしまう…。

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こんな人におすすめ

  • 高校生たちの青春ラブを胸いっぱい吸い込みたい🏃‍♀️💨
  • 勘違い、すれ違いの片想い話が大好き🥹 💕
  • ジャニーズが好き!

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

①本作は、アニメ、映画化された大人気コミックス「俺物語!!」(原作:河原和音)のアルコが作画、ひねくれ渡が原作を担当し、「このマンガがすごい!2021」(宝島社)ではオンナ編の9位にランクインした他、「第11回 ananマンガ大賞」では準大賞となりました。

②本作でクラスメイトの橋下さんに片思い中の青木を演じるのは、ドラマや舞台からバラエティー番組にも引っ張りだこ、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の関西ジャニーズJr.7人組アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑。ドラマ「BG~身辺警護人~」「俺の家の話」、主演舞台「ロミオとジュリエット」などで、俳優としても躍進中です。

③“青木が自分のことを好きかもしれない”と勘違いしてしまう井田を演じるのは、アクロバットやキレのあるダンスに定評のある9人組の人気グループ・Snow Manの目黒蓮。スラリとした高長身を生かしてモデルとしても活躍するほか、ドラマ「教場Ⅱ」や、映画「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」で、繊細な表情や凄みのある演技を披露した目黒が恋愛に疎い硬派な井田に扮し、学生役に初挑戦します。

 

 ネタバレ感想

第1話

<あらすじ>
とある高校で、担任の谷口先生がテストを配り始める中、消しゴムが見つからず焦った青木は、親友・あっくんに借りようとするが、あっさり断られてしまう。
すると、それを見ていた橋下さんが笑顔で消しゴムを貸してくれる。密かに橋下さんに片思い中の青木は、「やっぱり橋下さんは天使だ…」と大感激。
しかし、それも束の間…その消しゴムに「イダくん♡」と、井田の名前が書いてあることに気づいて大ショック!

東ヶ丘高等学校のとあるクラスで小テストが行われます。青木は親友・あっくんに消しゴムを借りようとしますがあっさり断られてしまいます。隣席の橋下が貸してくれたのですが、実は青木は橋下に片想いしています。前回のバレンタインの時、「家庭科部で作ったから」と橋下がチョコレートマフィンをくれて以来、青木はずっと橋下さんのことを想っています。
消しゴムのケースを取って見ると、そこには「イダくん♡」と書いてありました。もしやこれは好きな人と両想いになるための奥ゆかしい占いのようなものではと気づいた青木は勝手に失恋します。
しかしちょうど前の席の井田がテストを回してきたせいで消しゴムが床に落ちてしまい、消しゴムを井田に見られてしまいます。「なんでイダくん♡って消しゴムに書いてあるんだよ」と尋ねられ、最初は「俺のじゃない」と否定する青木ですが、橋下さんの想いを勝手にバラしてはいけないと思い直し、「俺のだ」と言い直します。

テスト後、井田はなぜ青木が自分のことを好きなのか考え込みます。青木と自分の接点を思い返してみると、青木は井田の制服のボタンが取れているのを指摘してくれたり、傘を忘れたら雨の中入れてくれたり、重い荷物を持っていたら半分持つと言ってくれたりと、意外と「いい感じ」なのです。青木から「他の人に聞かれたらまずいから、放課後、屋上で話をしよう」と井田を誘います。井田が完全に勘違いをしている様子なのを感じた青木は焦り、本当のことを言おうか悩みます。
しかし、橋下から消しゴムのことは二人だけの秘密にして欲しいと言われ、約束してしまいます。

屋上で待っている井田は気が気ではありません。「消しゴムのこと、誰にも言わないでくれ」と頼み込む青木。意外すぎる頼みに井田は了承しつつも、「いい返事はできなくて申し訳ないけど、お前の気持ちはなかったことにしなくてもいいんじゃないか」と諭します。青木は橋下のことを想って泣いてしまいます。「一発殴っていいか」と井田を壁ドンした瞬間、青木は橋下があげるつもりだったスコーンは井田にあげるものだったのだと気づきます。「本気で好きだったんだ。お前にはわかんねえだろうけど…」と言い残して去る青木。

バレーボール部の部活練習をする井田ですが、練習に身が入りません。部活の帰り道、あっくんに会い、「青木ってどんな奴?」と尋ねます。「あいつは見たまんまだよ。でも喧嘩したなら俺が反省してるみたいだって伝えておこうか?」とあっくんは提案しますが、井田は「自分の言葉で伝えないと意味がないから」と固辞します。いい奴だなと井田への好感度が上がるあっくん。

翌日、風紀委員の集まりで一緒だった井田と橋下に会う、青木とあっくん。あっくんは井田と橋下の関係を怪しいとからかい、橋下は逃げ出してしまいます。青木は橋下を追うと、彼女を慰めます。青木と話すように緊張せずに井田と話せたらいいのにと言う橋下に、青木は「自分は橋下が好きだ」と言いかけますが、橋下が早とちりして「青木くんの好きな人の話ならいつでも聞くよ!」と応援してきたので、青木は余計にダメージを受けてしまいます。

そろそろ文化祭が近づいてきて、準備を進めなくてはいけません。準備に関するプリントを井田は青木に回しますが、青木はショックを受けて机に伏したまま顔もあげられません。
青木が屋上で消しゴムを弄びながら「こいつのせいで…」と考えていると、消しゴムが屋上のフェンスの外に飛び出てしまいます。消しゴムを取ろうと青木がフェンスを登っていると、井田から引き倒されます。「いくら失恋したからって早まるな!」と言われます。「見下しにきたのかよ」と喧嘩腰の青木に、井田は「お前がまた泣いてるのかと思って心配で…」と目を伏せます。井田に謝った青木は「俺のことは放っておいてくれ」と立ち去ろうとしますが、井田は「嫌だ。俺は好きとか嫌いとかよく分かんねえ。好きってどういう気持ちなんだ?」と尋ねられます。井田はこれまで好きな人がいたことがないのです。青木は橋下にも片想い成就のチャンスがあるのではと思い、興奮して井田に好みのタイプを矢継ぎ早に尋ねます。「自然体な子がいい」という井田から好みのタイプを逆に尋ねられ、「笑顔がいいなとか、優しいなとか…たまに話した時にすごく嬉しくて、いつの間にか好きになってたんだよ」と説明する青木。「お前のそういう真っ直ぐなところ、すごくいいと思う」と言う井田。「告白の返事は待ってくれないか?お前のことちゃんと知ってから返事したい。ちゃんと考えるから待っててくれ」と井田に言われ、気圧される青木。

 

第2話

<あらすじ>
密かに思いを寄せるクラスメイトの橋下さんが硬派な井田に恋していることに気づき、あっさり失恋してしまった青木。
さらに、ひょんな事から「青木は俺のことが好きなのか?」と井田は勘違い。
それぞれの恋模様が交差する中、青木達のクラスでは、文化祭で「シンデレラ」の劇を上演することに。

文化祭の準備を進める中、青木は橋下と井田をくっつけようと二人を大道具係にしてくっつけようとしますが、予想外に自分と井田の二人が係になってしまいます。絵の下手くそな青木は全く役に立ちませんが、絵の上手い井田のおかげで仕事がうまく進んでいきます。上手い上手いと喜ぶ青木を見て、井田は面白がります。

重い荷物を運んでいる橋下を手伝うように青木は井田に頼みますが、あっくんが橋下の荷物を持ってしまい、うまくいきません。
青木はうまく井田との仲を取りもてないことを橋下に謝りますが、橋下は青木の好きな人が気になるようです。二人がはしゃいでいると、大道具がめちゃくちゃになってしまいます。橋下をかばおうと青木が自分のせいだと言いますが、井田はどちらも責めず、一緒に修理しようと言ってくれ、その姿に青木は心を動かされます。部活を休んでまで修理を手伝ってくれた井田に礼を言う青木。「気にすんなって」と頭を優しく撫でてくれる井田。

いざ帰る算段になり、青木は井田と橋下を一緒に帰そうとしますが、あっくんが「同じ方向だから送っていく」と言い出します。しかも運の悪いことに、青木と井田が同じ方面です。二人で帰っている時、青木は「今日助かったわ」とつっけんどんにお礼を言います。井田は青木と橋下が似ていると言い、「一生懸命でいい」と交換を示します。青木は「橋下さんの魅力にやっと気付いたか!」と大喜びしますが、井田はなぜそんなに橋下を勧めてくるのかと訝しみます。青木は「客観的に見える二人ともお似合いなんだよ。俺の恋ははなから無理って分かってるから。好きな人の幸せくらい願ってもいいだろ」といじけたように言いますが、井田は「お前優しいな。もう自分なんか、なんて言うなよ」と青木に優しい声をかけます。青木は突然のことに思わず涙が溢れてしまい、井田に声をかけられるもの、それを振り切って帰宅します。
井田の優しい言動を思い出して、好きになりそうになる青木。

文化祭当日、主役の二人が徹夜で稽古するあまり風邪で休んでしまいます。手が空いてるのは大道具だけなので、橋下がシンデレラ役候補になります。しかし、緊張しいの橋下を守ろうと青木が立候補してしまい、王子役はなんと井田になってしまいます。
王子役の井田にきゅんとする青木。井田に似合っていると言われ、「お前とペアになりたくて立候補したわけじゃない」と憎まれ口を叩く青木ですが、「橋下さん庇ったんだろ?かっけえじゃん」と言われ、恥ずかしがります。

いざ舞台に立った井田と青木は、袖から出されるカンペを見ながら演技を進めます。慣れないヒールで足をくじいた青木は、井田に抱き止められます。
劇を終えた井田は女子たちから写真を一緒に撮ってくれと頼まれ続けています。あっくんは「井田の人気、上がったな」と楽しげです。井田を見つめながら、自分が井田と橋下のどちらに嫉妬しているのかわかりません。

劇は特別賞をもらい、クラスメートたちは大盛り上がり。「井田が王子すぎる」「そりゃ青木姫も恋しちゃうわ」と騒ぐ声を前に、青木は「ふざけんなよ」と声を荒げます。しかし、誰もが「冗談だって」と笑います。ただ、井田だけが笑っていませんでした。「青木はクラスのために頑張ってくれたのに、なんで笑うんだよ」と言う井田に、「そんなん言われたら惚れてまうやろ」とふざける青木。あんなの流せばいいんだよ、それにお前が怒ってくれたからもういいんだと言う青木に、井田は口をつぐみます。

もしかして自分は本当に井田のことを好きなのでは…と悩みながら帰っていた青木は、車道に飛び出そうとしてしまい、橋下に助けられます。
どうしてそんなに優しくしてくれるのと尋ねる青木に、橋下は「友達だから。それにいつも青木くんに助けられてるから」と言います。シンデレラの代役もありがとうと感謝され、「私、青木くんのこと応援してるから」と言われます。青木は橋下を追いかけると、橋下の恋を応援できないことを告げます。「俺も井田のことが好きかも、なんだ」と打ち明けます。

 

第3話

<あらすじ>
どんな時も真剣に自分と向き合おうとしてくれる井田と接するうちに、これまではなんとか誤解を解きたいと、必死でもがいていた青木の心は揺れ動き始める。
そしてついに、青木は橋下さんに自分の複雑な心境を告白。
そんな青木の気持ちを知った橋下さんは…!?

青木に井田への気持ちを打ち明けられ、驚く橋下。「やっぱ変だよな、俺って」と言う青木に、井田のいいところあげて「分かるよ、同じ気持ちだもん」と言ってくれる橋下。「ライバルになっちゃったね。でも、仕方ないね」と言い合いながらブランコを漕いでいると、「だってかっこいいもんね、相多くん」と橋下が言ったため、青木は衝撃を受けます。なんと、橋下が好きなのは井田ではなく相多、親友のあっくんだったのです。消しゴムに「イダ」と書いてあるように見えたのは、「アイダ」のアの部分を使って削れてしまったからでした。
「これで青木くんの恋を応援できる」と嬉しそうな橋下に「俺が井田を好きなんてやばいでしょ」と不安げな青木。橋下は「人を好きなのにやばいなんてないよ。その気持ち大事にしなきゃだめだよ。一緒に頑張ろうね」と背中を押されます。

翌日、中間テストまでに苦手なところを復習しておくようにと小テストを返されます。恋のせいで身が入らず、青木はなんと6点。一方、井田は96点!それを見た青木とあっくんは、井田に勉強を教えてもらおうとします。井田は理数系以外が苦手だと言うので、文系科目が得意な橋下も巻き込んで井田の家で勉強会をすることに。
なぜあんな適当人間なあっくんが好きなのか尋ねる青木。実は橋下は高校受験で受験票を忘れて絶望していた時、同じく受験票を忘れたあっくんから「俺も忘れたから大丈夫」と励まされ、元気をもらったという過去があったのでした。

勉強そっちのけで、あっくんは「橋下さんのの好きな人って井田でしょ?」と迫ってきます。全く眼中にないことにショックを受ける橋下。あっくんは超鈍感なのです。
課題が終わったあっくんと橋下は先に帰り、青木は井田と二人きり。井田のことを意識しすぎて、青木の耳には何も入ってきません。あまりに平然としている井田に「なんでそんなに普通なんだよ!」と逆ギレする青木ですが、「俺だって最近お前のことばっか考えてるよ!」と言い返され、呆気に取られます。
青木のことを真剣に考える井田ですが、自分たちがデートしている姿がうまく思い浮かびません。

美術の時間、青木と井田はペアになってお互いの顔を描きます。美術の時間が終わっても考え事をしながら絵を描き続ける井田。実際に見ながらでもないのによく青木の顔を描けるなとクラスメートから驚かれる井田。

世間話から、あっくんがふと「青木ってかわいいよな」と言われ、「青木ってやっぱりかわいいのか」と返す井田。驚いたあっくんは、青木に「お前、井田に狙われてるぞ」と告げ口しにきます。青木が経緯を話すと、あっくんは「井田を好きなのはお互いの勘違いだったんだろ?なら誤解を解かなきゃ!」と、強引に青木と井田を引き合わせ、青木が井田を好きなのは間違いだったと言わせます。
井田は「もうお互いに悩まなくていいならよかったな」と言って去りますが、青木はこの時になって初めて、本気で自分が井田のことを好きだったのだと自覚します。屋上から階段を降りながら、青木のデッサンを握りつぶす井田。

 

第4話

<あらすじ>
あっくんの半ば強制的な仲裁により、消しゴムに書かれていた名前のせいで、“青木の好きな人は井田”という風に見えてしまった事実を説明。
誤解は解消した一方で、なぜか青木の心はモヤモヤしたままで…。

「誤解が解けてよかったな」と井田に絡むあっくん。「井田が本気にするなんて思わなかったわ」とふざける青木。こうして青木の恋は儚く散ったのでした。

翌日、橋下に慰められる青木。安堵していた井田の顔を見たら、もう自分の本当の気持ちなんて言えないと半泣きになり、学校を飛び出してしまう青木。慌てて橋下は追いかけますが、途中であっくんとぶつかってしまいます。青木が本当の気持ちを言えなくて落ち込んでいると橋下が言うと、あっくんは「本当のことが言えないなんて、結局自分が傷つきたくないだけじゃん。ごまかしたのが悪いんだから自業自得だろ」と言います。橋下は思わずあっくんに張り手。「みんながみんな相多くんみたいに強くないよ。そんなところが嫌い」と吐き捨てます。

青木は公園の遊具に座り込んでいました。あっくんは橋下が怒るのは、橋下が青木のことを好きだからではないかと推理します。青木はもう二度とそんなこと言うなといい、井田への恋心を綺麗さっぱり忘れようと決意します。

中間テストの数学で92点を取る青木。思わず「勉強会のおかげ!」と井田に話しかけてしまい、「よかったな」と微笑まれてときめいてしまいます。終わりにしようと思った恋心なのに、すぐに再燃してしまいます。
テスト終わりに席替えが行われ、井田と離れてしまう青木。これでいいのだと自分に言い聞かせますが、目は井田を追ってしまいます。それを訝しげに見つめるあっくん。
体育の時間も、青木はぼーっと井田を見つめ続けています。

あっくんは橋下になぜ自分をビンタしたのか問います。絶対に謝らないと言う橋下に、「もしかして青木、本気で井田のこと好きだった?」と言い当て、橋下は無言で肯定してしまいます。「ありえねえ」と言うあっくんに、橋下は「ありえなくなんかない!」と激怒します。

担任の谷口から、テストの点数が急上昇したことについて呼び出される青木。カンニングを疑われているのではと不安な青木でしたが、井田が「こいつはそんな奴じゃないんで」と庇ってくれます。「お前ってトラブル多いよな」と言う井田に「面倒なら放っておいてくれよ」と返す青木ですが、井田は「放っておいてって言われてもなあ…」と放っておけなさそうな顔をします。「さっきはありがとう」と感謝する青木に、はにかむ井田。その笑顔を青木は忘れられません。

部活をしながらも青木のことばかり考えてしまう井田。心ここに在らずな井田を、他の部員は心配します。

「もう井田への恋は叶わない」と自分に言い聞かせて帰ろうとした青木は、あっくんに「井田のことが好きなんだろ」と呼び止められます。

「青木が井田を好きなんてありえない」と言ったことで橋下にまたビンタされそうになったあっくんですが、もし本気で青木が井田を好きなら自分は友達失格なことをしたと落ち込みます。橋下は「相多くんが友達だから、井田くんへの本当の気持ちを言えなかったんだよ」と橋下に慰められるあっくん。

「まあ普通の反応だと思うよ。俺が井田を好きなんてさ」と自虐する青木に、あっくんは「それならその普通が間違ってる」と正面から否定します。そして殴っていいと片頬を差し出すほどでした。「お前が誰を好きだろうが、青木は青木だろ」と言うあっくんに、ホッとする青木。あっくんにバレたら嫌われると怖がっていた自分に改めて気づきます。

ちなみに、あっくんは橋下と和解できました。「ビンタしてごめんね」と謝る橋下。ビンタしてくれたおかげで目が覚めたと言い、あっくんは青木に謝りに来たのでした。

あっくんは「橋下さんってかっけえよな。ビンタの力、ゴリラ並みだし」と尊敬の眼差しで言いますが、青木は白い目で「それ絶対本人に言うなよ」と釘を指すのでした。

部活中に休憩する井田。幼なじみの豊田や他の部員に恋の相談をします。恋心がわからないと言う井田。

あっくんは「せっかく自分の気持ちがはっきりしたなら井田に伝えろよ」とお節介を焼きます。渋る青木ですが、「告白するなら一番のチャンスがそろそろ来るだろ!林間学校!」と高らかに叫ぶあっくん。「このままほんとに諦めてもいいのかよ?本当の気持ち伝えてみろよ。井田から本気で受け止めて考えてくれるんじゃないか?」と言われて、「あいつはそういう奴だよな」と真剣な表情で答える青木。

いざ林間学校の日、青木はあっくんと拳を合わせ、井田に告白しようと意気込みます。

 

第5話

<あらすじ>
ついに井田への恋心を認めた青木は、親友のあっくんに背中を押され、林間学校の旅先で告白する決意を固める。
林間学校がスタートし、なんとか話し掛ける機会をうかがう青木だが、バレー部の仲間たちに囲まれてワイワイと楽しそうな井田には、まったく隙がなくガックリ…。
一方、橋下さんも女子に気軽に声を掛けて楽しんでいるあっくんの姿を目の当たりにして、ちょっぴりイライラモードに…。

告白しようと緊張する青木ですが、あっくんは隙あらば女子とイチャイチャしています。それを見てダークサイドに堕ちている橋下。

恋をしようと浮き足立つ生徒たちですが、オリエンテーリングを指揮するのは、元自衛隊員の阿久津。「山を制する者は受験を制す!」と何度も言わせ、制限時間内に山に隠された食材を見つけ、それで飯を作れと命じられます。食材を持ち帰れなかった場合は食事なしです。しかもそれが二日間も続くとのことで生徒たちは愕然としますが、担任の谷口は乗り気です。食材の隠されたマップをもらい、告白どころではないと落ち込む青木。

全部集めればビーフカレーになる!と大喜びする青木。あっくんと井田、橋下と青木のペアで食材を探していきます。あっくんと井田は早々にコンプリート。虫が嫌いな青木と方向音痴の橋下のペアは、まだ一つも食材を見つけられていません。橋下と青木はにんじんしか見つけられないまま、クラスメートたちと合流します。家庭科部の橋下のおかげで、どうにかおいしいグラッセを食べられました。「それじゃあ体力が持たないだろ」と言い、井田とあっくんは青木と橋下に自分たちのカレーの半分を差し出します。思わず感涙する青木と橋下。青木は感動のあまり井田に抱きついてしまうほどです。阿久津に見つからないように、二人は慌ててカレーを平らげます。

林間学校2日目、昨日より難しいコースに変更されています。青木と橋下は井田や相多たちに迷惑をかけたくないと張り切りますが、結局玉ねぎしか取れませんでした。井田は「みんなで材料持ち寄ってカレー作ろうぜ。地図を読む力とか体力とか、それぞれ違うだろ」と言い出します。そこに阿久津が現れ全員で食事を作ることに難色を示しますが、「集めた食材をどう使おうが俺たちの勝手だ」と井田が言い返します。阿久津は「合格だ!」と叫び、豪華な肉や野菜、ジュースを持ってきます。実はこの合宿は、みんなで力を合わせられるかどうかを見るためのテストだったのでした。大喜びで食事する生徒たちを嬉しそうに見守る阿久津と谷口。

阿久津から「なぜお前たちがうまく食材を集められなかったか分かるか?」と尋ねられた青木と橋下。「それはお前たちが臆病だからだ。何もしないで諦めていたからだ。言い訳をして一歩踏み出さなかったからだ。踏み出せば道は変わる」と言われて、青木は井田に告白すると橋下に宣言します。

青木は井田に「話がある」と呼び出します。青木は「消しゴムの件は最初は勘違いだったけど、本当に井田のこと…ほ、ほんとに好きになっちゃったんだ!」と叫ぶと同時に足を滑らせてしまい、井田とともに坂を転げ落ちます。一瞬動かなかった井田に焦った青木は「お前が死んだら生きていけねえよ」とつい口走ってしまい、慌てて取り消します。青木は消しゴム事件の時は橋下への失恋したてだったから、余計に井田の優しさが染みて好きになったのだと説明します。「一思いに振ってくれたらもう迷惑かけないから」と言う青木ですが、「付き合ってみるか?」と返す井田。「こんだけ好きって言われたら嬉しいし、お前ほっとけないし…」と、好きという気持ちは分からなくても付き合ってみたいと言う井田。「ダメじゃないけど…」と嬉しそうな青木。

青木は山の神様に感謝し、林間学校を終えます。

 

第6話

<あらすじ>
青木が、勇気を振り絞って井田に告白!
決死の告白が実り、2人は晴れて付き合うことになったはずだが…?
うれしい反面、いまだにそのことが信じられない青木は、親友・あっくんに不安な気持ちを打ち明ける。

井田と付き合えたことをあっくんに報告する青木。しかし付き合えたことがいまだに信じられない青木は、くよくよとあっくんに弱音を吐きます。

明日は白山高校との練習試合があるらしく、バレー部主将は気合十分。白山高校の松内ここみさんという美人バレー部マネージャーが明日部員の誰かに告白のためにプレゼントを渡そうとしていると豊田からタレコミが入ったのです。もしや井田に告白するのではと色めき立つ部員たち。青木は気が気ではありません。あっくんは井田が青木に本気なのか確かめていないのに大丈夫なのかと心配します。

あっくんは青木の恋模様を心配しつつも、橋下が自分に対してよそよそしいのが気にかかっています。

夜までかかって青木は井田に「俺たちって付き合ってんの?」と下書きを書きますが、誤って送ってしまい、既読がついてしまいます。「今度学校で話す」と返され、青木は返事を先延ばしにして美人マネージャーに乗り換えるつもりではと不安になり、翌日試合が行われる学校体育館へ向かいます。可愛くて真面目そうな彼女を見て、不安がより募る青木。

こっそり来たつもりが、早速井田に見つかってしまう青木。「ちゃんと言ってなかったな。これからよろしくな、付き合うの」と井田から言われ、「俺ら何も変わってなくね!?」と慌てる青木。「井田は俺のこと好きなのか?」と必死で尋ねるも、「比較対象がないから分からん」と返されてしまいます。松内から手作りのシューズ入れというプレゼントを渡される井田。青木は「噂の美人マネージャーからプレゼントもらえるなんてよかったな!頑張れよ!」と心にもないことを言ってその場を後にしてしまいます。

試合を終えても気がそぞろな井田。体育館倉庫で青木を探しているうちに、松内に告白されてしまう井田。井田は「嘘だろ、別に本当に好きな人がいるじゃないか。さっき聞こえてたよ」と言い、シューズ入れを返します。実は松内は谷口にシューズ入れをプレゼントしようとしていましたが、「こういうのは困るから」と断られていたのでした。青木の前で断らなかったのは、青木に理由を聞かれたくないだろうと井田が気を遣ったからでした。

最初の練習試合の時、アンダーボールが当たった松内を谷口はずっと心配してくれたのでした。何度も告白したものの子供扱いされていたので、今日が最後のチャンスと思って臨んだものの玉砕してしまい、谷口のように優しい井田に渡してしまったと謝ります。井田は「それだけ想えるのはすげえよ」と松内を励まします。松内は「井田くんも頑張ってね。好きな人いるんでしょ?ついつい目で追っちゃったり、今何してるかなって考えたりしちゃうよね」と言われ、「好きってそういうことなのか」と井田は初めて知ります。道具の裏に隠れていた青木を見つける井田。

「嫌な態度取ってごめん」と謝る青木。青木は「俺よりああいう可愛い子がいいって分かったんじゃないか?比較対象がどうとか言ってたし」と言うと、井田は「好きって比較するとかじゃないんだなって分かった。俺、青木のことが好きなんだ」と微笑みます。青木の素直なところが好きだし、いつかちゃゆと付き合えたらいいと思ってると言われ、青木は本音聞けてよかったと言い、「俺もいつかお前から本気で付き合おうと言われたいって思ってるから」とバレーボールを投げ渡します。

翌日、楽しそうに登校する青木ですが、橋下から「相多くんに振られてしまいました」とチャットが届き、彼女のいる屋上へ走って向かいます。

 

第7話

<あらすじ>
井田との距離が縮まりウキウキの青木に、橋下さんからメッセージが届く。
それを読んだ青木は、顔色を変えて橋下さんがいる屋上へ――。
すると橋下さんが、林間学校で井田に告白した青木に触発され、自分も勇気を出してあっくんに気持ちを伝えたと話し始める。

青木は橋下から「林間学校で勇気を出した青木くんに触発されて、私も相多くんに告白した」と打ち明けられます。しかし恋のきっかけを話しても相多はピンと来ておらず、挙げ句の果てには「それ俺じゃない誰かじゃない?」などと言う始末。橋下は告白を取り消して逃げ出してしまいます。青木の恋の成就を祝うとともに、自分は地味だから相多に気づいてもらえないのだと思い、リーゼントにしようとしはじめる橋下。

どうしても橋下のリーゼント化を止めたいと必死な青木ですが、井田は「青木は好きな奴がいっぱいいるんだな」と拗ねてしまいます。青木は今は井田が好きだからと必死で言い、井田は機嫌を直します。そして、付き合ったら何をしたらいいのかと青木に相談します。青木は井田としたいことが一つだけあると言い、「一緒に、昼飯、屋上で食べませんか」と恐る恐る誘います。二人っきりだぞ!と念を押す青木。

あっくんはやっと橋下との思い出を思い出しましたが、「一年の頃、橋下さんの印象めっちゃ悪くてさ〜」と言っているときにちょうど橋下が通りかかってしまいます。「陰口言うなんて!」と怒った橋下に、あっくんは「こっちの話も聞かないなんて!」と逆ギレ。二人は青木の仲裁虚しく喧嘩別れしてしまいます。

青木を心配する井田ですが、青木は「大丈夫」と何も相談しようとしません。
豊田は井田が青木と付き合っているのをなんとなく察し、部員たちが井田を昼食に誘おうとするのを制止します。

昼食を食べながら、自分と一緒にいても井田はつまらないのではないかと思い、もう付き合うのはやめないかと言い出します。しかし、井田は「俺はお前が話し出すのを待ってただけだ。何か困ってることがあるんじゃないか?」と助け舟を出してくれます。青木は謝り、橋下が失恋したこと、橋下を好きだったことが井田にバレたので橋下を心配していることを言い出せなかったと白状します。「青木は悩むの得意だよな。なんか分かってきた」と言い、頭を撫でてくれる井田。

そこに委員長と副委員長が現れ、橋下が早退したと報告してきます。井田は「気になってるなら行ってこいよ。俺は誰かのために頑張ってる青木をすげえいいと思ってるから」と青木を送り出します。相多と青木は橋下を心配して早退します。

意気揚々と美容室に向かう橋下ですが、相多と青木に邪魔されます。結局リーゼントは阻止されます。相多と一緒に帰宅する橋下。一年の時も「こけしに似てる」と髪型を揶揄したら無視されたと言う相多。相多は自分が不真面目で橋下は真面目だから仲良くなれないと思っていたけれど、二年になってから話せるようになって嬉しかったと打ち明けます。橋下と付き合うのはイメージできないからこめんと改めてフラれたものの、友達とはもっと好きになったよと言われて橋下はにやけます。橋下は相多を呼び止めると、「これからもっと知ってもらえるように頑張ってていい?」と叫び、「どんとこい!」と叫び返す相多。ようやく橋下が笑ってくれたことにホッとする相多。

翌日、橋下は青木を目指すと宣言します。青木のようにかっこよくてもだめだめでもぶつかろうと決意したのでした。なぜか井田がリーゼントで学校に来てびっくりする青木と橋下。「同じ風紀委員だから」と言う井田に笑う橋下。リーゼントのかつらを外すと、井田は「これからは心配なことがあったら相談しろよ。付き合うってわかんないけど、俺はお前が困ってたら助けたい」と青木の頭を撫でて言います。

 

第8話

<あらすじ>
ライバル出現のピンチを乗り越え、また少し絆が深まった青木と井田。
ようやく平穏な日常が戻ってきた…と思いきや、担任の谷口先生との面談で、青木が進学を希望するなら、急ピッチで数学をレベルアップしなければ相当ヤバイという衝撃の事実が発覚する。
数学が苦手すぎる青木を見かねたあっくんから、文系への転向という方法もあるとアドバイスされるが、知り合いのいない文系に移ることに気が進まずウジウジ…。

補習を受けていた青木は、谷口から大学に進学したいか尋ねられます。理数系があまりにも点数が悪いので、同じように理数系が悪かったが東が丘国際大学に入った教育実習生の岡野に勉強を教えてもらうことになります。
文転も考えますが、井田に「寂しくなる」と言われ、理系に残ろうと考え始めます。

岡野との補習が始まると、岡野曰く彼女が理系が得意だったので頑張ったらいけたと言われて勇気づけられます。「どこまで進んでんの?」と言われて、「昼とか一緒に食べてて…」と言うとピュアだなと笑われます。「手を繋ぎたいとかキスしたいとか考えないの?相手は待ってるかもしれないよ?」と言われて、考え始める青木。手を繋ごうとした青木は井田から「うわっ」と言われて、自分が拒絶されていると感じます。嫌なことを忘れようと集中して勉強する青木。学力はぐんと上がりましたが、井田はあの日から手を隠すようになりました。青木が「もう触ったりしないから心配するなよ」と言うと、井田は青木の手を掴むと自分のポケットに突っ込ませます。「あつっ!」と驚く青木。井田はカイロを取り出すと、青木の手が冷たくて驚いたのだと打ち明けます。カイロを握る青木の手を、上から握る井田。青木は「井田はどこまで分かってるの。付き合ったらいろんなことするんだぞ」と恐る恐る聞くと、「分かってるよ。今すぐとは思ってないけど、青木のこと気持ち悪いなんて思ったことないよ」と言われて、青木は幸せな気持ちになります。

それを遠くから青木を見ていた岡野は、衝撃を受けます。翌日の補習で、「俺そういうの興味ないから。もちろん誰にも言わないから」と突然突き放してきます。それまでは、小テストで満点取ったらラーメンを奢ってくれると言ったり、スキンシップをしたりしていたのに、距離をとりよそよそしくなったことに、青木は傷つきます。

青木の日直の仕事の手伝いをする、井田、橋下、相多。井田は落ち込んでいる青木に声をかけます。青木は井田とのことがバレて岡野に嫌われたと正直に打ち明けます。一緒に怒ってくれる橋下。きっと深い意味はないと慰める相多。
井田は岡野に話をつけにいこうかとします。もう話は丸く収まったからと言う青木ですが、「青木が凹んでるなら丸く収まってない」と井田は真剣に憤ります。どうしたいのかと井田に尋ねられ、「大事にしてくれる人を大事にしたい」と言う青木。部活終わりに二人でラーメン食べに行こうと誘う青木。個性を見守っていくのが大事なんじゃないかと岡野に言う谷口。岡野は谷口が青木と井田の関係に気づいているのではと思います。

井田とラーメン屋に行く予定だった青木は、突然見知らぬおじさんにホテルまでの道を尋ねられます。ラーメン屋の近くだったのでホテルまで送ってあげると、お礼にとお金を渡されそうになります。慌てて固辞する青木ですが、たまたまそこを岡野に見られ、「自分を大事にしろ」と激怒されます。道を案内しただけと言っても、聞いてもらえません。

そこに井田が現れ、「岡野先生とラーメン食べるの楽しみにしてただろ」と、岡野もラーメン屋に誘います。青木は「誰でもいいのではなく、井田だから好き」なのだと言い、本当に道を案内しただけだと説明します。岡野は反省し、自分が奢るから好きに食べてくれと言います。

泥酔した岡野をおぶりながりも置いて行こうかとする井田ですが、岡野を心配する青木を見ながら、やはり青木は優しいと井田は思うのでした。

 

第9話

<あらすじ>
ついに手をつないで親密度がアップした青木と井田。
青木は、2人の仲が一歩前進したことを喜びながらも「次のステップは…」と、ひとりでドギマギしてしまう。
しかしその一方では、周りの視線をまったく気にせず、マイペースな井田の態度にアタフタ。

中庭を灯りでいっぱいにする点火祭まで10日となりました。クリスマスパーティーを兼ねており、食べ物は持ち寄りです。点火祭は告白のチャンスで、「好きな人にケーキを渡せば恋が成就する」という伝説にあやかろうと、橋下と青木は相談中です。相多にケーキを渡したい橋下は、相多に何を作ったら良いか相談し、カップケーキを作ったらどうかと提案されます。

橋下から青木は井田とどうなのかと尋ねられ、次は井田とキスしたいと打ち明けます。井田の気持ちを大事にしたいと思うのでした。
昼食の間、井田の唇を凝視する青木。だんだん寒くなってきたものの、井田と食事をとっていると変な噂が流れるからと教室では一緒にいられません。屋上でしか会えない二人。顔が近付いてキスしかけますが、同級生が屋上に来てしまい、すんでのところで回避します。

井田と付き合っているとバレないようにと細心の注意を払う青木。部活が休みの日にデートしないかと誘ってくる井田。青木が周りの目を気にしないようにという井田の配慮でした。デート中、二人きりの時は手を繋ぐも、人が近づくたびに青木は手を離してしまいます。
青木はデートを盛り上げようと、豆太郎にそっくりの犬が出てくる映画を予約したりと気を配ってくれます。それに感動する井田。悲しい映画だったので帰りに井田の家に寄り、豆太郎と遊ぶ青木。家族がいないからと井田はリラックスしていますが、青木は逆に緊張MAX。
うっかり井田のお茶を彼の服にこぼしてしまい着替えようとしますが、青木は裸になるな!と顔を真っ赤にします。井田はそんな青木をからかいますが、自分ばかりが井田を好きで空回っているように感じた青木は、「俺を揶揄ってるんだろ!本気で好きならこんなことしない!」と怒って帰ってしまいます。

「友達扱いされてるのかも。井田からちゃんと好きって言われてないし…」と不安になる青木。橋下は一緒にケーキを作ることを提案し、ケーキを渡す時に井田にちゃんと気持ちを教えてもらおうと計画します。井田とのラブラブな未来を想像してにやける青木。

一方、井田はすっかり元気をなくしています。豊田は「お前のほっとけない病で青木と付き合ってるんじゃないよな?同情なら青木に失礼だろ」とアドバイスします。井田の「青木といて楽しい」が友情なのではないかと言い、恋心かどうか考えた方がいいと言います。

家庭科部の女子たちと楽しげに話す青木を見つける井田。「家庭科部からケーキ作りの手伝いを頼まれたんだ。モテ期が来たっぽい」と煽ってくる青木に、井田は「良かったな」としか言うことができません。
さらに、バレー部の同級生たちから「お前が青木と手を繋いでいるのを見たんだけど…付き合ってるのか?」と追求されます。

 

最終話

<あらすじ>
ついに、学校の一大イベント「クリスマスイルミネーション点火祭」の日がやってくる。
点火祭の日に好きな人にケーキを渡すと恋が成就するという伝説があるため、あっくんへの2度目の告白を決意した橋下さんや、井田との気まずさを解消したい青木はケーキ作りに余念がない。
るとそこに現れた井田が青木を屋上に連れ出し、伝えないといけない事があると話し始めるが、そこで青木と気持ちがすれ違ってしまい…!?

カップケーキの試食をする青木と橋下。お互い、相多と井田に渡すには最高のものができたと自画自賛します。
井田はバレー部の同級生たちに青木と付き合っていることを告白したと青木に伝えます。なんでバラすんだよと激怒する青木に、井田も「俺と付き合ってるのが恥ずかしいってことかよ」と激怒します。青木は別れようと切り出し、一方的に去ってしまいます。呆然とする井田。

点火祭の日も、井田は練習試合に参加するからとクリスマスパーティーには参加しないようです。井田はバレー部の先輩たちに「青木と付き合ってるのは冗談だから、青木には何も言わないでくれ」と口止めします。豊田は井田が嘘をつくところを初めて見ます。

橋下はカップケーキを相多の机に入れますが、相多が「手作りはちょっと…」と他の人のお菓子を断るのを見て、「手作り無理なら先に言ってよ…」と落ち込んでしまいます。
相多は橋下を追いかけ、「カップケーキに気づかなかったから怒ってる?」と話しかけます。橋下は張り切った自分に失望しているのだと言います。市販のものを買ってくると走り出す橋下に、「橋下さんの以外は要らないって意味だよ」と言い、カップケーキを食べて「美味しい」と大喜びします。

いざ点火祭が始まります。相多は橋下を誘って一緒にイルミネーションを見にいきます。練習試合を終えたバレー部の面々は、試合中に必死で井田にボールを集めようとしていました。なぜ自分にボールを集めたのかと不思議そうな井田に、「青木に報いるためだ」と言う同級生たち。

実は同級生たちは試合前、青木から「俺が井田を強引に誘って付き合ってもらったんだ。だから井田には何も言わないでくれ」と頼まれていました。しかし、本当は同級生たちはバレー部をあげて青木の恋を祝おうとパーティーの準備をしようとしていただけでした。他の奴に広めたりしないから大丈夫だよと言われ、安心する青木。井田が部活でハブられたりするのを、青木は恐れていたのでした。同級生たちは、青木の思いに応えるためと、今日は井田にボールを集めていたのでした。

青木は自分の作ったケーキをみんなに振舞います。豊田は井田に「お前を守るために青木も必死だったんだよ」と言い、このままでいいのかと背中を押します。走り出す井田。

次々とカップルができていく点火。橋下は相多と付き合うことになりました。青木のおかげとお礼を言われて、二人は手を繋いでイルミネーションを見にいきます。二人を見ながら、青木は「ああいうのが普通なんだ」と思い、井田とのツーショット写真を携帯から消します。その頃、井田は青木のことを一心に思いながら全力疾走していました。やっと学校に着いた時、「ハッピーメリークリスマス。お前と付き合えて楽しかった」と青木からのメッセージを見て、「なんで…」と悔しそうに呟く井田。
「メールで送った通りだから」と立ち去る青木の背中を抱きしめる井田。その途端、点灯するイルミネーション。井田と青木は互いに謝ります。井田はやっと自分の気持ちが分かったと言い、「お前が好きだ。お前が照れたり焦ったりしてるのを見るのがかわいいから…お前のそういう顔を見ると幸せになる。時間かかって悪かったな」と本心を伝えてくれます。

「俺たち両想いってことでいいんだよな?」と井田に確かめられ、青木は「言わなくても分かるだろ!」と彼を抱きしめます。隠れていた橋下と相多はほくそ笑みます。
イルミネーションを見ながら、井田の食べかけのチョコレートを分け合う二人。「みんなはケーキなのに」と文句を言う青木に、「みんなと同じじゃなくていいだろ」と返す井田。二人は寄り添います。

また席替えが行われ、青木は井田の前の席になります。消しゴムを忘れたので井田に借りると、消しゴムには「アオキくん♡」と書かれていました。片想いの奴がやるおまじないなんだぜと言いつつ、嬉しそうな青木。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

主要な登場人物がいい子ばかり。大切な人の幸せを願い、行動できる。それってすごいことです。大人でも(だからこそ?)なかなかできないことなのに、高校生の彼らがそれをできることが本当にすごいと思うし、その真っ直ぐさが眩しいです。いい青春ドラマでした。

小錦あや
小錦あや

同性愛も異性愛も同じ「愛」じゃん、という主張は伝わってくるのですが、それがやや過剰に感じました。主人公の青木が必要以上に同性愛を卑下するのがあまり好きではなかったです。とはいえ、現実の日本で同性愛ってこういう扱いだよなとも思い、なんとも言い難い苦々しい気持ちになりました。本作中のように、同性愛をあらためて「異性愛と同じだよ!」などとわざわざ言わなくても済むようになったらいいのにと思いました。
あと、井田が青木をかわいいと言った時に、あっくんが青木に「狙われてるぞ」と言うのが嫌だったなあ。橋下さんが青木を好きなら、あっくんはそんな言い方はしないんだろうなと思いました。あっくんは一見差別的でないように見えるけれど、もし自分がゲイの子から好かれたら気味悪がったりするのかなと思ってしまって悲しくなりました。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

「人を好きになる」ということがそもそもよくわからないまま、付き合うだどうだと話しているのが、いかにも恋に恋する少年少女という感じで微笑ましかったです。背伸びして大人の真似ごとをしている感じで。とはいえ、最近の小中高生はこういうストーリーに共感するのかと思うと、危うさも感じました。性に関して無知なのに、無謀にチャレンジしようとするところが怖くて。
とはいえ、作品としては楽しいラブコメで、見ていてとても面白かったです。

今回3人が見た「消えた初恋」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

引用:オシドラサタデー『消えた初恋』|テレビ朝日

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