みんなーー！！！M/Mロマンス（海外発BL）小説、読んでるーー！！？？
さて今回は、ミステリー系、アクション系…など、全部で5ジャンルに分けて、オススメのM/Mロマンス小説TOP3をご紹介します。
気になる作品が見つかりますように！
感動系 M/M小説3選
①この喝采を彼に
ドラァグクイーンのマシュー（攻め）は、かつてパトリック（受け）という幼馴染と付き合っていました。
しかしパトリックは、バーで大人の男に誘われてうっかり一度だけ肉体関係を持ってしまいます。その男がHIV患者だとも知らずに…。
美しいパトリックはその後どんどん弱っていきます。一生愛すると何度もパトリックに縋り、看病するマシューの姿は痛々しくてたまりません。
そしてパトリックの寂しすぎる最期ーあなたはきっと、泣き叫ばずにはいられないでしょう。
HIVという近くて遠い病気を赤裸々かつドラマティックに描ききった、素晴らしい一冊です。
作者：T・A・ウェブ
記者のポールは、クラブの楽屋でマシューというドラァグクイーンにインタビューする。大柄で毛むくじゃらのマシューは18歳の時から30年近いドラァグクイーンのキャリアを持ち、エイズ対策に100万ドル近い寄付金を集めている。そのモチベーションは、とたずねられたマシューは、昔の恋の話を始めた…1980年代、それは甘く苦しい運命の恋だった。
②Speechless
最ッッ高のラストでした。
I love youという言葉がこんなにも胸に響いた作品はありません。
内向的な盲目のアンドリュー（受け）のために、自分の職を投げ出してでも人生を共に歩みたいと告白したトラヴィス（攻め）の決意を抱きしめたい。
読むほど2人の愛が心に染み込み、胸がいっぱいになります。
何度も何度も再読したい作品です😭👏✨
作者：キム・フィールディング
工員のトラヴィスが仕事帰りに見かける男は、声を失ったギター弾きだった。仲よくなったふたりはお互いを理解し、互いの存在がかえがえのないものであることに気付く。そんなある日トラヴィスに転勤の話がもちあがり―。
③ALASKA
短編と感じさせない、貧しく孤独な少年2人の奥深い愛の物語です。
実母にネグレクトされているスコット（攻め？）と、祖母に育てられているけれど極貧生活を送る三兄弟の長男マルコ（受け？）。
お互いの愛だけを頼りに、2人は20数年間貧しさと孤独に耐え続けます。それがどれほど過酷なことか…想像を絶します。
終盤は駆け上がるように感動が迫ってきて、最後の一行でブワッと涙がせきを切ったように溢れます。
クリスマスに読みたい、優しい名作です🎄🎅🍗🎂🎁🎉✨
ワクワクドキドキ系 M/M小説3選
①恋のしっぽをつかまえて
ニューヨークの下町を舞台にした、ポップで楽しいラブ＆ミステリー！🇺🇸🗽🍔❤️
登場人物それぞれが個性に溢れてて、全員愛さずにはいられません。
例えばロマノ（受け）の家族。主義主張がぶつかり合っても、お互いに「あいつはどうしようもない奴だ」なんて文句を言つつ受け入れています。
困った時はみんな全力で助けてくれるし、離れててもちゃんと愛で繋がってる。その懐の深さに、読みながらグッときます🥺
ダンディなおじさん攻め、ダンとのスリリングな恋愛は、素敵なスパイス💋✨
ニューヨークでつつましく働き暮らす小市民の生活を体感できる！明るく楽しい、ちょっぴりエッチなラブストーリーです！
あなたも読めばきっと虜になるはず。
②狼を狩る法則シリーズ
海外版オメガバース×モフモフものです🐺✨
攻めと受けは人狼で、αは群れのボス、Ωはαの番（メイト）かつ群れの調整役。
日本のオメガバースやモフモフものとはちょっと違う設定なのが面白いですよね。
物語はチェイ（攻め）視点で進むのですが、ゲイ嫌いの親友・白人嫌いの母・三度も命を狙われる番のキートン（受け）…と問題がてんこ盛り。
匂い立つような濃厚な濡れ場！息詰まる衝撃の展開！
愛と血と感動に溢れる、上質なサスペンス作品です📖✨
作者：J.L.ラングレー
人狼で獣医のチェイトンは「メイト」に会える日を子どもの頃から楽しみにしていた。そんなある日診療所に一匹の狼が運び込まれ、自分の心と体の共鳴から、チェイはドアの向こうに運命の相手がいると確信する。しかしそこにいたのは傷を負った美しい男だった—。
1巻「狼を狩る法則」のみ、上下巻でコミカライズされています👇
作者：麻々原絵里依,J・L・ラングレー
人狼の獣医・チェイトンのもとに担ぎ込まれた怪我を負った狼は、チェイトンの運命の相手、メイトだった!? 北米発、人狼たちのスイート・ロマンス、待望のコミカライズ!!
作者：麻々原絵里依,J・L・ラングレー
キートンの命を狙うのは誰？その目的は――!?そして二人は家族の祝福を得られるのか!?
作者：J・L・ラングレー
会社移転の調査のためにやってきた街でデヴリンは人狼たちが争っているのを目撃し、レイプされかけていた群れのオメガを助けた。その美しいオメガ、レインに目を奪われたデヴリンだったが、レインの匂いはデヴリンの下半身も刺激する。そうバレンタインデーのその日、メイトの二人は出会った――。
作者：J・L・ラングレー
人狼の私立探偵・ジェイクの伴侶<メイト>・レミは、父親・ダークの暴力に支配されていた。レミの心を自由に解き放ちたいと願う一方で、ジェイクはレミの存在に狂おしいほどの支配欲をかき立てられていた。そんなジェイクの思いに包まれたレミは、勇気を出して封印していた記憶と向き合う。 それは目を背けたくなるような悪夢のような記憶だったーー。
作者：J・L・ラングレー
大学入学でジョージアにやってきたマットは、友人の兄であるオーブリーの家に同居することになった。二人はメイトだったがオーブリーはホテルチェーン、レイノルズグループの社長で、今後群れの統率者（アルファ）としての責任を負う立場。自分がゲイであることを公にして会社に不利益をもたらすことはできない。
③月への吠え方教えますシリーズ
すがすがしい読後感です！！
犬の愛、人の愛、そして情熱的なセックスを一身に感じられます。
人生のほとんどを親や親友に虐げられて生きてきたティム（受け）が、絶望の中でもわずかな希望と夢を捨てずもがき続けたことに、勇気をもらいます。
ティムを好きなのに素直になれない不器用なランス（攻め）も、愛おしい。
マッドクリークの町に住むすべての人が幸福でありますように！！！
読後、犬と家族と植物がより愛おしくなる作品です🐶✨
じんわり切ない系 M/M小説3選
①理想の肖像
記者のポール（受け）は、クローゼットゲイ。たまたま救命士のアンドリュー（攻め）を取材することになり、彼がオープンリーゲイだと知ります。
2人は仲良くなるものの、「ゲイであることを公表するか」について揉めてしまいます。
ゲイというだけで偏見と戦うor隠し続けなければならない不条理な現実…ヒーローとは弱者の窮地を救う者だけではなく、窮地を変える努力を日々怠らない者も指すのだと痛感しました。
ゲイたちのリアルをひしひしと感じさせる良作です😭✨
②クリスマス・スレイブ
短編とは思えない、濃密な物語に号泣😭✨
ガンを患ったことをきっかけに恋人に振られて心も体も壊れたマイケル（受け）、マイケルが以前浮気したことを怒り続けながらも見捨てられない元彼ローガン（攻め）。
どうなるのかとハラハラしたけれど、エロス×ロマンティックなラストに大感動です🎅🎁
③バレンタイン・シャワー
人の機微に異常に疎い、アスペルガー症候群のルーベン（受け？）が恋心を自覚し、カードに想いを綴るシーンに大感動でした。
テリー（攻め？）の健気な愛が実を結んだね…🥺✨
また、日本なBLにはこういった精神障害者がメインカプの作品は少ないので、とても面白く感じました。
短編なのが悔やまれます。2人のあれこれをもっと読みたい！！今後が気になる作品です。
アクション系 M/M小説3選
①ドラッグチェイスシリーズ
薬物捜査局を舞台に、元犯罪者のラッキー（攻め）と元海兵隊で薬剤師のポー（受け）が、薬物横流しの事件を潜入捜査します。
この横流しの構造がそれはもう複雑かつ鮮やか。そしてラッキーとポーそれぞれがなぜここまで辿り着いたのか、2人の波乱に満ちた過去に涙せずにはいられません。
米国医療ビジネスの闇を暴く、切れ味鋭い作品です🏥🚓✨
作者：エデン・ウィンターズ
薬物の違法取引で10年の刑をくらったラッキーは、犯罪者としての裏の知識を買われ、刑期短縮の代わりに南カリフォルニアの薬物捜査局で捜査協力をしている。新たに相棒となった元海兵隊員の新人ボーを鍛え上げ、潜入捜査で殺されないように仕上げてやらなければならない。そんな二人に異常な量の処方箋を出すクリニックの潜入捜査が命じられ―。
②叛獄の王子シリーズ
軍事の国アキエロスの王子デイメン（攻め）×芸術の国ヴェーレの王子ローレント（受け）のお話です。
冷戦状態の両国の間で起きた、王子たちを中心とした政戦。
最愛の父の仇であるローレント、最愛の兄の仇であるデイメン…お互いに殺したいほど憎い相手ですが、両国の平和のために手を携えます。
名君、名将、数えきれない善良な魂が、とある邪悪な男の罠にかかり次々と殺されていく中、2人は無力ながら必死で抗います。
どんな窮地に陥っても、決して正義を貫く信念を曲げなかった2人に感動の涙が止まりません。
ローレントとデイメン、愛と信頼で堅く結ばれた真っ直ぐな2人のまばゆい未来に乾杯！！大号泣必至です！！😭👏✨
③SKYBOUND
尾上与一先生「1945シリーズ」好きには、特にオススメしたい作品です。
WWⅠ、敗戦直前のドイツが舞台。
戦禍が続く地獄のような日々の中、ひっそり愛を確かめ合う2人に涙が溢れました。
短編とは思えない重厚なテーマ、繊細な心理描写に心奪われる作品です🇩🇪
ミステリー系 M/M小説3選
①イングランドを想え
元英国軍大尉のカーティス（攻め）と詩人のシルヴァ（受け）という、全く正反対の2人が手を取り合い事件を追うことになる、読者の想像を鮮やかに裏切る極上のサスペンスBLです。
同性愛が犯罪だった時代の英国で、穏やかな田舎の別荘を舞台に、権力欲と愛欲に塗れた地獄のゲームが始まります。
1人、また1人とその餌食になっていく中、2人は命を顧みず果敢に立ち向かいます。
即席凸凹バディの活躍に感涙！！一瞬も目を離せません！！
②In These Wordsシリーズ（漫画）4巻まで＋番外編小説3巻
In These Wordsシリーズ、私は初めて試し読みしたとき、底知れない仄暗さに恐怖を感じて読むのを断念しました。
実際読んでみた感想としては…一番おぞましかったのは1巻でした。
3巻が一番グロテスクですが、1巻を乗り越えられたら意外とスムーズに読めます。むしろのめり込んでしまう。
2・4巻は1・3巻の答えあわせという感じなので、全く怖くないです。
しかし、読後の余韻がすさまじい作品でした。
母親への憎しみが殺人に繋がったシリアルキラーの思考、鋼のような浅野（受け）の自尊心、浅野を全身全霊で愛する篠原（攻め）の献身愛…どれもが心に深く突き刺さって抜けません。
BL好きに限らず、サスペンスやミステリー好きなど多くの方に読んでいただきたい名作です。
作者：Guilt | Pleasure
精神分析医の浅野克哉は、悪夢に悩まされていた。――それは顔の見えない男に監禁され、犯され、「愛している」と囁かれつづける夢。夢と現実との接点を持つ、連続殺人犯が現れたときその夢は現実との境を越える――。
作者：Guilt | Pleasure
精神科医・浅野克哉への警察からの極秘要請。それは、3年で12人を殺害した殺人鬼・篠原のプロファイリング。しかもその任務は、殺人鬼からの逆指名だった。
作者：Guilt | Pleasure
日本のBL界を揺るがせた、アメコミの大人気作家による血と官能に満ちた衝撃作、待望の続刊がついに登場!!連続殺人犯に魅入られ、監禁され、凌辱の限りを尽くされる精神科医・浅野克哉の運命は――!?
作者：Guilt | Pleasure
アメコミ超大手マーベル、ダークホース、DCコミックの大人気作家・咎井淳（Jo Chen）による大ヒット作、待望の続編！連続殺人犯に魅入られた精神科医・克哉は、監禁され、犯され、体を切り裂かれる!!死を覚悟した克哉だったが、瀕死の状態で逃げ出して…!?
③マイ・ディア・マスター
素晴らしい冒険譚でした！！！😭👏✨
元軍人の准男爵であるアランが、自殺する前に一度だけとジェムという男娼を買春したことから全ては始まります。
かつての部下の娘が危険な男の庇護下で暮らしていると知り、血相を変えて駆けつける2人。
自分の身を投げ打って幼い命を助けようとするジェムの勇気に涙すると共に、卑劣な男への怒りが噴き出します😡💢
凄惨な事件を解決する中で、2人が互いにかけがえない存在になっていくさまに心が温まります。
生きる喜びとは何かを教えてくれる、感動の良作です。
まとめ
気になる作品は見つかりましたか？
M/Mロマンス小説の魅力は、魅力的なキャラクターと物語の奥深さです。一度沼にハマった人は抜け出せないとか何とか…😏❤️
オススメを参考に、M/Mロマンス小説に挑戦してもらえたら嬉しいです！！