葵居ゆゆ先生「森の神様と強がり花嫁」を読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
額に森の主の花嫁の印を持つ亜耶は、幼い頃の記憶がなく、いつも孤独で役目から解放される日を夢見ていた。
ついに来た嫁入りの日、出迎えた森の主・蒼星は想像とは違って、優しく亜耶をあまやかしてくれる。
知らなかった優しさや愛情を注がれ続けるうちに、亜耶も蒼星のことが好きになってしまうけれど、蒼星が亜耶の幸せを願うがゆえの行動で、再び亜耶の記憶が!?
こんな人におすすめ
- 緑溢れる異世界で心癒されたい🍃
- 実は健気なツンデレ受けに萌え殺されたい😇
- 受け大好きなお世話好き紳士攻めに胸キュンしたい💘
ネタバレ感想
①蒼星(攻)の友の裏切り・亜耶(受)の父が犯した罪が衝撃的
森の守り神である蒼星はもともと人間だったんですが、親友に裏切られて魔物の餌になりかけたところを神様に救われています。
亜耶も蒼星と同じように、何も知らぬまま森に入り、実父に騙され魔物の餌にされかけていたところを蒼星に救われました。
読み始めた時は、蒼星も亜耶もある意味で恵まれた環境にいるように見えたんですが、読み進めるほど実は2人とも「信頼していた人に裏切られ、殺されかけた」という辛すぎる共通点があったと分かるんですよね…。
裏切られるだけでも悲しいのに、まして親友や父から裏切られたなんて…2人の心の傷はいかほどかと涙が溢れます。
私を含め、「溺愛だけじゃ物足りない!攻めや受けが溺愛し合うにいたるストーリーは深ければ深いほどいい!」という方には、たまらない設定だと思います。ウゥッ(泣)
②人間が神になるシステム等、独自の世界観・情景に惹かれる
本作は森を中心にしたファンタジーものなんですが、清々しい森の中の風景や賑やかな海沿いの街の様子は、とても色鮮やかに読者の脳裏で再生されます。
特に街では亜耶は屋台で出来立ての肉味噌入り饅頭を買ったり、文房具屋さんでペンと紙の束を買ったりしていて…ジブリの「魔女の宅急便」でキキが過ごした街を思い起こさせました。
もともと人間だった蒼星が森の守り神になった経緯も面白く、独自の世界観設定に引き込まれます📖✨
③蒼星の奉仕系濃厚エロが最高
葵居先生といえば「受けのお世話が大好きな紳士攻め」が有名ですが、本作の攻め・蒼星はまさにその極み!
ウブな亜耶を優しくリードしながら、フェラしたり体のあちこちを舐めてくすぐったり、も〜〜とにかくとことん甘やかして奉仕してくれちゃいます!!😚❤️
全身をかわいがられてとろんとろんになっている亜耶がかわいすぎて、蒼星だけでなく読者も鼻血まみれになること間違いなし👍❤️❤️❤️
まとめ
亜耶の幸福を願うあまり、蒼星が自分の想いを殺すシーン(亜耶を街に送り出し、自分に関する記憶を全て消す)では、泣きながら「月餅(亜耶が蒼星に出会って初めて好きになったお菓子)が食べたい…🥮」ってうめきました。
蒼星、最初から最後までずーっと最高のお世話好きスパダリすぎるんです。優しくてかっこよくて頑張り屋さんの最高の旦那様や〜!!!😭✨
あと、後書きに書かれていた、亜耶は何鍋が好きなのか気になります🍲
2人が最後に想いを告げあって心も体も結ばれた時には、これからもずっと、優しい眷属の動物たちと、悪友の山神・紅峰と、美味しいものに囲まれて幸せに暮らしていけますように…と祈らずにはいられませんでした😭👏✨
お世話好き攻めとピュアツンデレ受けの、マイナスイオンたっぷりな溺愛ラブストーリーです😚❤️
ストレスフルな時、胸いっぱい清々しい空気を吸い込みたい時、甘々ラブラブ夫夫を見たい時に読み返したいです🌲✨