麻々原絵里依先生「極楽カフェ」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人におすすめなのかなど、ネタバレ感想とともにご紹介します☺️✨
登場人物とあらすじ
肩を故障中の人気野球選手×対男性限定で超魔性のカフェ店員 のお話。
カフェのウエイター・悠人(ゆうと)は、男ばかりをオトしてしまう特異体質。
ある日悠人が出会った、ルックスも年収も球界トップのプロ野球選手・江坂(えさか)は、肩のケガが元で選手生命の危機に立たされていた。
そんな彼に、一目惚れされた悠人は─!?
全2巻のシリーズものです。
プロ野球選手に惚れられた元気っ子ウエイターのシンデレラストーリーかと思いきや、実はかなり奥が深いヒューマンドラマ😭✨
2巻読めば、物語の深さに思わず感涙すること間違いなしです!!
こんな人におすすめ
- 奥深いヒューマンドラマが好き
- 不器用な男に萌える
- 孤独を秘めたキャラが好き
ネタバレ感想
1巻
読み始めた時は、絵柄が古い(若干顔が角ばっていて、手足がキャプ○ン翼みたいに長い)のが気になるかな?と思ったんですが、違和感を感じたのは最初だけでした。
天涯孤独の悠人が抱えた深い孤独や、肩を故障した江坂の「自分から野球を取ったら何も残らない。自分が何がしたいのか、どう生きたらいいのか分からない。」という苦悩がじわじわと伝わってきて、しばらく物思いにふけってしまいました。
1巻は、BL風味の人間観察エッセイという感じです。
2巻
めっちゃ良かったです…😭✨
ヒューマンドラマ映画を観たような読後感でした。
マスターが生涯かけて撮った「淋しんぼジャック」の物語は、愛する息子への贈り物だったんですね。
家族愛、恋愛…いろんな愛を読ませてくれる名作でした😭❤️
「いつかあなたが大人になって私たちのもとを離れても、私たちの心はずっとあなたの側にあるのよー」
どれだけ深い溝ができようと、両親(マスターと亡き奥さん)はを心からジャック(息子)を愛しているんだと涙が溢れました。
各キャラクターの孤独と愛が沁み入る、優しいお話です…😭✨
まとめ
ダンディなマスターとハリネズミの人形が目印のカフェを舞台に、お節介な主人公と男たちがドタバタと人生の試練を乗り越える物語です。
一見ポップなラブコメですが、人々の悲しみに寄り添う優しい名作☕️🌸