「アマプラ同時上映会」第37弾!
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17歳の女子高生と、75歳の老婦人―二人をつないだのはボーイズ・ラブ、「メタモルフォーゼの縁側」。
全話のネタバレ・あらすじ一覧を掲載しています。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
ボーイズラブを愛する17歳の女子高生と75歳の老婦人 のお話。
<あらすじ>
毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。
ある日、うららがアルバイトする本屋に雪がやって来る。
美しい表紙にひかれてBL漫画を手に取った雪は、初めてのぞく世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了されるーー。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- ボーイズラブが好きだ!!一生腐女子でいたい!!🥹💕
- 熱い友情話が観たい🤝
- 同人誌を作ったことがある📖
ネタバレ感想
夫に先立たれ、一人きり。書道教室の先生である雪は、近所の本屋で料理のレシピ本を探していた時、偶然絵の美しい本「君のことだけ見ていたい」に出会います。それはBL漫画でした。読んでみるとすっかりハマってしまい、もう一巻、もう一巻と次々に続編を買い求める雪。それを見ていた本屋のバイト、女子高生のうららは自分も好きな漫画なので気になって仕方ありません。
うららが勇気を出して自分もその漫画が好きだと言うと、雪は「ずっとこの漫画のことを誰かとお話ししたかったの」と嬉しそうに言い、彼女をファミレスに誘います。しかしうららはBLは恥ずかしいものと考えているため、なかなか人前で雪と話ができません。
雪は寂しそうにしながらも、うららに他のおすすめBLを紹介してもらい、交流を深めていきます。
一方その頃、「君のことだけ見ていたい」の作者であるコメダ優は、なかなかいい展開が思いつかず苦しんでいました。
うららは絵を描くのが好きなこと、BLを好きなことをひた隠しにしており、キラキラした高校生活を送る同級生の英莉に引け目を感じています。幼馴染の紡にもBL好きであることは隠していましたが、ひょんなきっかけで知られてしまい、紡と仲の良い英莉もBLにハマります。しかし彼女はそのかたわらで海外留学も考えているようで、うららは自分と彼女を比較して、自分が劣っているように感じ、苛立ちます。
うららは雪を冬コミに連れていこうとしますが、雪は腰が悪く、長時間冬コミの行列に並ぶのは耐えられないのではと思ったうららは、「受験勉強で行けない」と嘘をついてしまいます。「また次があるわよ」と言いながら寂しそうな雪。
進路希望票を出すように教師から催促され、うららは悩みます。漫画の練習帳の間に挟まっていたそれを見つめていると、紡が「熱くなれるものがあるっていいよな」と羨ましそうに言います。雪からも「大事なことは大事だって言わなきゃね」と、過去に好きな漫画家にファンレターを出せなかった経験を踏まえて言われ、うららはコミティアでオリジナルBL漫画を売ることを決意します。
雪を売り手として誘うと、即OKされます。あとはうららが漫画を描くだけです。
雪はコミティア参加に舞い上がり、書道教室に通う沼田親子が営む印刷所でうららの漫画を印刷してはどうかと提案します。うららはコピーで十分と焦りますが、沼田から「市野井さん相当嬉しかったんでしょうね」と言われ、覚悟を決めて印刷してもらうことに。
無事印刷の期限に間に合い、コミティア当日。なんと雪がぎっくり腰を再発し、当日朝になってうららは1人でイベントに参加することになります。会場に到着したうららは、周囲のあまりの絵のうまさに圧倒され、出店することができませんでした。外でぼんやり景色を眺めるうらら。雪から電話がかかってきますが、無視します。そこに紡が現れ、うららに1冊本を買いたいと言います。うららは困惑しながらも売り、ありがとうと頭を下げます。
沼田に車を出してもらってコミティアの会場に向かうはずが、エンストしてしまい、立ち往生する雪。そこにコメダが通りかかります。本を売るはずだったのに会場に行けなかったと落ち込む雪の手には、うららの描いた漫画が。コメダはそれを見て「その本買わせてください」と申し出ます。
後日、雪の家に来たうらら。自分が情けないと言ううららに、雪は「そんなことない」ときっぱりと否定します。思わず泣いてしまううらら。
帰宅したうららは紡が英莉がアメリカ留学を決めたため別れることになったと聞かされます。好きなことがあるっていいなと紡に言われ、口籠るうらら。
うららは学校で英莉を見かけ、思わず「頑張って」と声をかけます。
後日、「君のことだけ見ていたい」が最終回を迎えることが決まりました。最終回の感想を雪の家で言い合ううらら。しかし家はどこかがらんとしています。雪はノルウェーにいる娘の家にお試しで移住することになったのです。
コメダ優のサイン会が開催されることになり、雪とうららは期待に胸を膨らませます。しかし当日、うららは紡に呼び出されます。英莉が夕方の便でアメリカに飛ぶため、自分は見送りに行くべきかと尋ねられます。うららが彼の背中を押すと、途中までついてきてくれと言われ、うららは彼を送ってからサイン会に行くことに。
先にサイン会に着いた雪は、コメダ優に「君のことだけ見ていたい」のおかげでうららと友達になれたと感謝します。するとコメダはコミティアで漫画を買わせてもらった者だと名乗り、「スランプだったけど、あの漫画に勇気づけられた」と逆にお礼を言います。雪は慌ててうららを呼ぼうとしますが、時間切れ。うららはそんなことも露知らず、緊張して一言も話せないままコメダ優とのサイン会を終えます。
サイン会後、雪から「漫画を買ってくれたのはコメダ先生よ」と言われ衝撃を受けるうらら。雪づてに漫画を褒められ、うららはくすぐったそうな顔をします。
雪が渡米後、うららは時々沼田とともに雪の家の掃除をしていました。うららは雪に電話します。2人の友情は続いていくのでした。
まとめ
私は去年の夏に、人生で初めて同人誌を作りました。うららが原稿を作り、印刷所に持っていくシーンは、当時のことを鮮明に思い出させて、自然と目から汗が…。そして、コミティアで自信喪失するうららの姿にもまた涙が溢れました。私もそうでした。文章を書き上げて、何度推敲しても、納得できない。しまいには、自分が持っている大好きな同人誌たちを読んでは、「私はどうしてこんなにうまく書けないのだろう」と苦しくなって、データを全部消したくなるような衝動に駆られて…。それでも求めてくれる方がいたから印刷して、販売することができました。一見不可解に見えるうららのいろんな言動が分かりすぎて、苦しいほどでした。同人誌を一度でも作ろうと試みたことのある人が観ると、よりのめりこめる作品だと感じました。
うららのあの何とも言えない卑屈な感じ、あれが好きです。自分が人生の主役だと思っていない、常に日陰を選んで歩いてきたようなじっとりした眼差し、ちょっと猫背な立ち姿。芦田愛菜さんは本当にうららを好演してくださいました。宮本信子さん演じる雪も、上品な老婦人で素敵だった。原作のひょうきんな雪さんも大好きなのですが。オタク活動に疲れた時、ふと見返したくなる映画だなと思いました。
原作が好きだったので映画にも期待していたのですが、とても爽やかな青春映画になっていて、万人に受ける作品に仕上がったなあとしみじみ感じました。原作はTHE青春!というよりは、余白で魅せるエモーショナルな感じなので、だいぶ雰囲気変わったな〜というのが第一の感想です。原作、映画、どちらもそれぞれに良さがあり、いろんな角度から「メタモルフォーゼの縁側」を楽しめて嬉しかったです。
今回3人が見た「メタモルフォーゼの縁側」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。
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