たなと「あちらこちらぼくら」シリーズのネタバレ感想|青春BLの金字塔

コミック

たなと先生「あちらこちらぼくら」シリーズを読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


秘密を抱えた陽キャ×マイペースな陰キャ な高校2年生同級生同士 のお話。

<あらすじ>
クラスの中心人物の一人である真嶋はある日、クラスメイトの地味め男子・園木の意外な一面を知る。
それからというもの、園木のことが気になってしょうがない真嶋は、何気ないことで声をかけ、ちょっかいを出すように……。
すぐに顔を赤くしたり、照れたり、固まったり、そんな園木が愛おしくてしょうがない真嶋。

 

こんな人におすすめ

  • たなと先生作品が好き🥹
  • ありふれた日常に潜むトキメキを感じたい💓
  • 男子高校生モノが好き👔

 

ネタバレ感想

あちらこちらぼくら 上

高校2年生になった真嶋は友人のマキから、同じ天文学部の園木と仲良くしてやってくれと頼まれます。

そこで初めて真嶋は園木を認識するのですが、園木の謎のキャラ(アングラ趣味、意外と下ネタ好き、斜め上方向に生真面目…など)にどんどんはまっていく真嶋。

園木の方も、はじめは真嶋を「ヤンキーだ」「自分とは違う世界の人だ」と警戒していたものの、真嶋の屈託のなさに心を開いていきます。

誕生日に体を張って園木を祝う真嶋、バレンタインに真嶋に彼女がいないと知ってなぜかホッとする園木…真嶋はただ園木と親友のつもりですが、園木は自分の係に湧いた不思議な感覚の正体を掴めずにいました。

園木が何か気持ちを掴みかけていますね〜〜ニヤニヤします。真嶋は距離感が常に近い!!いろんな人を勘違いさせてそうな罪な男ですw

 

あちらこちらぼくら 下

2年生の修了式後、クラスでお別れパーティが開かれました。帰り道、真嶋はふと園木に「なんか俺もうつまんねえんだよな、お前がいないと」とこぼします。

3年生になった2人は予備校に通い始めますが、どこでも人に好かれる真嶋に園木はモヤモヤ。しばらく顔を合わさなくなります。

その後日は経って、志望校に合格した園木は部屋の荷物を片付けていました。荷物の中から出てきた、真嶋がくれた自分への誕生日プレゼントの隠し場所のメモを見つけて、真嶋への気持ちに気づく園木。彼の目に涙が溢れます。

この、「メモを見つけて泣く園木」が、めっっっちゃくちゃエモい…!!!😭

あの、いつでもマイペースで冷静な園木が、初めて、真嶋のことで取り乱すんですよ…真嶋への恋心に気づいたから…。

真嶋と会わなくなって初めて恋心を自覚する園木、切ないです。

 

まとめ

ネタバレには書いていないエモエピソードが、他にもあります。例えば、真嶋が園木の腕の中で号泣するとか…(これには真嶋の隠された事件にも関係があって…)。

全部書いてると長すぎるのではしょっちゃいましたが、気になった方にはぜひとも端から端まで舐めるように読んでいただきたい!!

本当に、1コマもあますところなく青春が詰まったピュアラブストーリーです😢💕

日常を淡々と追っているだけに見えるのに、ちゃんと日々の中にドラマがあって、それがパズルのピースみたいにはまっていって、ラストに繋がっていく…そのストーリー展開が巧みで、うっとりさせられます。

最後は園木の涙で終わるので悲恋!?と思いきや、続編では2人が同棲ラブラブ生活を送ってるので安心して読んでほしいです。(切ないエンドもそれはそれで美味しいのですが)

学園BL、男子高校生BLの最高峰といっても過言ではない本作、ぜひとも読んでみてほしいです。

あちらこちらぼくら 上
作者:たなと
クラスの中心人物の一人である真嶋はある日、クラスメイトの地味め男子・園木の意外な一面を知る。それからというもの、園木のことが気になってしょうがない真嶋は、何気ないことで声をかけ、ちょっかいを出すように……。すぐに顔を赤くしたり、照れたり、固まったり、そんな園木が愛おしくてしょうがない真嶋。

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あちらこちらぼくら 下
作者:たなと
クラスが別れてしまい、会わない日々が続いていた園木と真嶋。久々に喋ることができた時、真嶋が中学時代に停学になった事情を聞いた園木は、その内容以上に、真嶋が「話してくれた」ことが嬉しかった。それなのに、真嶋が誰かと仲良くしている姿を見ると、もやもやしたり苛々したり、そんな自分を認められずに真嶋を避けてしまったり……。高校生活が終わりを迎えようとした時、園木が出した答えとは?

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あちらこちらぼくら(の、あれからとこれから) 1
作者:たなと
高校時代、正反対の性格をした友人の真嶋に、淡い恋心を抱いていた園木。それを告げぬまま高校を卒業し、地方の大学へ進学するも想いは消えず、一通の手紙を書くことに決める。『――俺、あのころ、真嶋のことを好きだったんだと思う。』 真嶋とは二度と会えなくなる覚悟で手紙を投函した園木だったが、数日後に真嶋から突然の着信があり、更には「いま園木の家の近くに居る」と言われて……!?

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