ココミ先生「リスタートはただいまのあとで」シリーズを読みました!
2020年には人気若手俳優・古川雄輝さんと竜星涼さんのダブル主演で映画化されました。映画版のネタバレ感想はこちら⬇️
本記事では、原作コミックの登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
田舎で家業に勤しむ大型ワンコ系青年×Uターンした卑屈な無職 のお話。
<あらすじ>
何もない片田舎で生まれ育ち、高校入学を機に上京した狐塚光臣(25)は、会社をクビになり実に10年ぶりに帰郷した。
昔と何一つ変わらない田舎町だが、昔と違っていたのは、近所の熊井のじいちゃんの家に養子として迎えられた同い年の大和との出会いだった―。
会社を立て続けにクビになり、どこか素直になれない光臣と、優しく人当たりのいい方言男子・大和のほっこり田舎BL!
こんな人におすすめ
- 田舎の穏やかな風景描写に癒されたい⛰️
- 大地のごとくおおらかな受けに癒されたい👐
- 映画化された作品の原作を読んでみたい🎥
ネタバレ感想
リスタートはただいまのあとで
人懐っこい捨て子・大和×瞬間湯沸かし器な出戻り息子・光臣のお話で、閉鎖的な田舎の中で「はずれもの」な二人が寄り添い合い、恋をしていきます。
興味深かったのが、田舎町という舞台上、田舎の閉鎖性と同性愛への偏見・葛藤がテーマかと思いきや、「捨て子」が軸だったこと。田舎を舞台にしたのは、なんだかんだ家族らに愛されてる受けと養子の攻めを対比させたかったのかな?と思ったり。
光臣が大和を好きになる理由があまりはっきりと描かれていなかったのは、読者に想像させるためのあえての余白かな?と思いました。濡れ場はキスまでしかないので、ほぼ全年齢向けなピュアラブストーリーです。
リスタートはおなかをすかせて
3年も付き合っているのに光臣に「好き」と言えない大和のお話です。
直接的な描写はないけれど身体の関係もあるようなのに、大和は光臣を幸せにできるか分からないからという理由で「好き」という言葉が言い出せず、二人の関係は宙ぶらりんなまま。結局は「幸せにしてもらわなくても大和がいるだけで勝手に幸せになる」という光臣の答えに救われる形になりました。
パートナーシップ宣言もした二人ですが、家族に愛された記憶のない大和が、家族の形は人の数だけあり、「ただいまって言える場所がいっぱいある」ことだと気づくのは素敵な展開でした。閉鎖的な田舎で二人の存在は異質だと思うのでこれから大変なことも多いと思うのですが、大切な思いこそきちんと伝え合って、ともに力強く歩んでいってほしいです。
まとめ
愛されたことがないから愛し方が分からないと苦しみながらも、光臣に手を伸ばしてしまう大和。瞬間湯沸かし器のようにすぐにキレては人間関係をめちゃくちゃにして、何が愛なのかなど真剣に考えたこともなかった光臣。
まったく性質の違う二人が、ぶつかって、寄り添って、支え合って、そしてその答えが愛になっていく様子がほほえましいです。
田舎ののどかな美しい風景を背に、暗く重く激しい感情をぶつけ合わせて、男たちがそれぞれなりの愛を探していく物語…ぜひ堪能してほしいです。