冬至冬「グッドボーイ、抱いていいですよ」のあらすじ・感想・レビュー・試し読み|新たな扉が開かれる!狼人Sub×御曹司Domの運命の番

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ぶっきらぼうだけど優しい狼獣人Subと勝ち気で美人な最強Domが織りなす、“運命”をめぐるサブドムBL開幕!冬至冬先生「グッドボーイ、抱いていいですよ」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ


クールで不良な狼獣人Sub×女王様然とした人間の生徒会長Dom のお話。

<あらすじ>
Dom(人間)とSub(狼人)が共生する世界。
私立才華高等学園の生徒会長・菖蒲は、“運命”の相手であるしょうぶにKissのコマンドを出して反応を楽しんでいた。
運命=主従契約を交わしたDomとSubは、生涯添い遂げると言われており、特別な空気感でいちゃつく2人は他の生徒から羨望の眼差しを向けられていたが、ある日、菖蒲の運命の座を狙う者が現れて…。

 

こんな人におすすめ

  • 変化球なドムサブものが読みたい📚
  • モフモフ、獣人ものが好き🐺
  • クールでかっこいい女王様受けにキュンとする👑

 

ネタバレ感想

グッドボーイ、抱いていいですよ

由緒正しい名家・杜若家御曹司である杜若あやめは、名家の子息が多く在籍する伝統ある一貫校・才華高等学園のトップに君臨するDomであり生徒会長でもあります。彼には「運命」と呼ばれる、生涯添い遂げる契約をしたSubの狼人・しょうぶがおり、二人の仲睦まじさは学園内でも有名でした。しかし、新入生の紫蘭恵が「昔、僕を運命にしてくれると約束しましたよね」とあやめに発言したことをきっかけに、あやめの「運命」の座 争奪戦が始まります。

「運命」とはクレイム(証のカラー(首輪)を授受すること)を交わしたDomとSubのこと。クレイムを交わすこと自体がこの世界では貴重なようですが、ただカラーを授受する行為でしかないので、Subの意思によって解除もできるようです。
恵はしょうぶに契約解除を迫り、あやめに自分と契約してくれるように頼むのですが、意外にも普段余裕綽々で居丈高なあやめの方がしょうぶにガッツリ執着してるんですよね。恵の懇願をあっさり振り、身を引こうとするあやめにお仕置きするんです。

あやめとしょうぶの関係はすごく歪で、あやめは社会的名声が約束された何不自由ない生まれ育ち。一方、しょうぶは天涯孤独の孤児で、この世界だと群れを失った狼人は不幸の象徴と言われていて、「不幸の獣」といじめられバカにされてきたんですね。
ただ、あやめはそういう堅苦しい家に育ったせいで「Domとして恥ずかしくない言動を」と厳しく躾けられて、杜若家の操り人形と化していたんです。そんな中で、たまたまいじめられているしょうぶを見かけて救ってあげたことで、あやめは自分の意思で家族(群れ)を作る快感を初めて得たし、しょうぶは自分の家族(群れ)をもらって安心を得たわけです。

あやめにとってしょうぶは、精神的自由の象徴なのだと思います。規律正しい日々の中で、唯一甘えたり甘えられたりと人間的な自分を曝け出せる相手でもあったのではないかな。だから、しょうぶという存在に異常に執着するのだと思います。
一方でしょうぶは、一度家族という名の群れを失った経験があるからか、あやめは自分に群れをくれたという感謝はあれど、あやめの群れの一員ではなくなってもそばにいられたらいいと割とドライに考えているようです。
しょうぶがあまり群れへの執着を持たないからこそ、あやめは「いつしょうぶが逃げ出してもおかしくない」と心の底では不安なのかもしれません。だから飴と鞭をきっちり使い分けて、自分の元に縛りつけようと思うのかも。

好きなセリフはいくつもあるんですが、やっぱり一番はタイトルのセリフをあやめがしょうぶに言うシーンですね。「グッドボーイ、抱いていいですよ」。女王様な受けからヨシの命令が出た瞬間にその体にかぶりつく大型犬(狼ですが🐺)攻め…良すぎる!物語ラストのラブ甘セックスに突入する時にこのセリフが出てきたので、「ここでタイトル回収か〜!」と脳内でアドレナリンがドバドバ出ました。華麗な伏線回収、ありがたいです。

 

描き下ろし①

久々のセックスでしょうぶがサブスペースに突入。あやめの乳首を執拗に吸って甘えるしょうぶですが…。

サブスペースに入ったSubはその間の意識がないのだそう。あやめに甘えたかったのにずっと「Stay」させられていた反動でおっぱいを吸っちゃうしょうぶ…あまりにもかわいすぎる…!!
しょうぶはあやめよりはるかに体のサイズは大きいし、あやめよりも精神的にも落ち着いているように見えるのに、心の底ではあやめに甘えたかったんだ…と思うと、愛おしさで自分の乳からもなんか出てきそうです。

「Subを甘やかしつつコントロールする サブスペースはDomの力の見せ所でもある」と、しょうぶに吸われて乳首イキしながらも己を律そうとするあやめもえっちでした💕

 

描き下ろし②(電子限定)

最近忙しいあやめは、しょうぶとプレイできていません。強制的にサブスペースに入れて気持ちよくしてやろうかと提案するあやめですが…。

しょうぶを手っ取り早く気持ちよくさせてやろうと強制的にサブスペースに入れるあやめですが、なんとしょうぶがビーストモードを発動!これはプレイが不完全燃焼な時に起きてしまう行動で、獣の如く荒々しくなってしまうというもの。
お休みに入るとマーキングさせていたのに、あやめがそれを忘れてStayさせていたために起こってしまったようです。

あやめの体を貪るしょうぶはまさに獣のよう…!あやめに手綱を取られて大人しく従っているしょうぶしか見たことがなかったので、このビーストモードは意外なしょうぶの一面を見られてドキドキしました///

ただ、こうして獣のようにあやめを貪ることもまたしょうぶにとっては「甘え」の一種のようで…あやめを好きだからこそこうして時には激しく甘えたくなるのだなあと思うと、胸がほっこり温かくなります。

 

まとめ

由緒正しい名家・杜若家の御曹司である、女王様然とした高校生 杜若あやめ(Dom)と、彼の「運命」と呼ばれ、彼に従属している狼獣人のしょうぶ(Sub) 。

Sub、しかも天涯孤独という立場の弱さから、しょうぶがあやめに縋っている関係かと思いきや…実は、精神的支柱を求めるあやめの方が、しょうぶとの関係に強く執着しています。しょうぶを失うのではと思うだけで気が狂いそうに苦しむあやめ。
普段は女王様然として気高く強い一面しか見せませんが、しょうぶの前では取り繕うことができない彼を見ていると、見てはいけないものを見ているようでドキドキさせられます。

しょうぶもまた、普段はクールに不良ぶっていますが、あやめの前ではかわいい従順わんこに早変わり。あやめよりずっと体格のいいしょうぶが、あやめにかしずいている姿を見ると、彼を心の底から信頼して愛しているのだなとしみじみ感じさせられます。

女王様Domと忠犬Subの、互いの心と体を愛で縛る調教恋愛譚。
少し変化球なドムサブの世界を体感したいあなたにぴったりな一冊です👠✨

グッドボーイ、抱いていいですよ
作者:冬至冬
Dom(人間)とSub(狼人)が共生する世界。私立才華高等学園の生徒会長・菖蒲は、“運命”の相手であるしょうぶにKissのコマンドを出して反応を楽しんでいた。運命=主従契約を交わしたDomとSubは、生涯添い遂げると言われており、特別な空気感でいちゃつく2人は他の生徒から羨望の眼差しを向けられていたが、ある日、菖蒲の運命の座を狙う者が現れて…。

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