直野儚羅先生「ボクの旦那様」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
猫の獣人・ユニは、邪魔物扱いされてしまうみそっかす。
そんなユニにお仕事と愛を与えてくれるご主人様は、精悍な犬の獣人の侯爵様。
身分の差を乗り越えて「つがい」になれたけれど、ユニの発情期や妊娠(!?)など慌ただしい毎日で…!?
こんな人におすすめ
- 溺愛攻めの過保護すぎる愛情にニヤニヤしたい😏❤️
- つらい境遇でもくじけない、受けの頑張り屋なところに涙したい😭💦
- 半獣同士のもふもふでえちえちな濡れ場を堪能したい🐺🐱
ネタバレ感想
ボクの旦那様
首領同士の諍いなどにもさらりと触れて世界観の厚みを出しつつ、本筋では攻と受の出会い〜出産・育児までを紆余曲折も含みつつ描いていて、情報量めちゃ多いのに読みやすいってどういうこと!?って目から鱗でした。凄い…エロはしっかり濃厚だし、最後までチョコたっぷりなトッ◯みたいな贅沢感🥺✨
あと、受が猫の獣人だからセックス時に時々「にゃっ」て鳴くのが可愛かったです!!特殊なプレイはないけど、普通の仲良し夫夫のセックスを一部始終見てるようで背徳感がありました…🤤💋
全部が互いへの慈しみに溢れたセックスで、とてもニヤニヤします…☺️🌸
ボクの旦那様(2)
1巻で生まれた双子の赤ちゃん(ピアージュとニルス)がすくすくと成長。ピアージュはヤンチャで脱走癖がありますが、ニルスが泣くとすぐ戻ってくるところがかわいいです😂
ピアージュは完全獣体で神獣に近く、類い希なる存在のため、生後数ヶ月ですでに婚活開始。婚約者である王家の第五王子ライオットが、護衛兼侍従のアールシュとともにマジェスタ邸にやってきます。
王都で反乱が起き、ライオットが魔法のコロネットにより魔獣化させられてしまいます。アールシュが体を張ってライオットとマジェスタ邸の人々を守ってくれるシーンにはときめいてしまいました。ほのぼの獣人ものだと思っていたのに、こんなかっこいい戦闘シーンがあるなんて聞いてません!!(興奮)
戦いの終わりにはご主人様の使いの黒い狐(”影”と呼ばれる隠密的な存在)が現れ、なぜかアールシュにマーキングしていきます。黒い狐×アールシュ展開…!?
最後はユニが黒い卵を生む衝撃の展開。ユニが特別な力を持っているのは感じていましたが、その力が卵に出たんでしょうか?卵の中身は良いものなのか、悪いものなのか…次巻が気になります。
ボクの旦那様(3)
ピアージュとニルスに続き、黒い卵から末っ子ルークスが誕生し大騒動を巻き起こします。迷宮核の魔力で生まれたためか、生まれたばかりなのにいきなり喋ったり、行方不明になったり…と落ち着きません。挙句の果てには邪悪だと、排除されそうになったり…。
この巻ではユニの特別な力である「愛し仔」のことをより知られました。ちなみに3巻はえっちがなく、オムとアールシュが恋愛(まだマーキングしかしていませんが)担当でした。
ボクの旦那様(4)
オム×アールシュ、ギデオン×セルシウス 2組の恋と、グラン×ユニ&ちびっ子たちの日常が収録されています。
①オム×アールシュ
オムに拉致され強引に婚約のマーキングをつけられたアールシュは、歳の差やしがらみに戸惑います。しかし初恋に燃える10代オムはなんのその。アールシュに愛を受け入れてもらい、実家に報告に行きますがそこで揉め事が起こってしまいます。
②ギデオン×セルシウス
長男ニルスはマジェスタ邸で畑仕事をしている蛇人・セルシウスに初恋。しかし、セルシウスには幻の最強種族・龍人のギデオンが番探しにやってきて、結ばれてしまいます。まさかの三角関係でしたが、シリアスというよりは微笑ましい感じでした。
③グラン×ユニ
幸せオーラたっぷりで、読者まで幸せになっちゃいます。今回もちびっ子たちが大活躍。甘々っぷりは比較的抑えられていたものの、熟年夫々の仲睦まじさが溢れていました。特に失恋を経験したニルスは精神的にぐっと成長していて、そのかわいさに思わず泣いてしまいそうでした😭♥️
まとめ
複雑な世界観なのにストーリーのテンポが良く、超読みやすいです!凄い!
最初は犬×猫のみのお話ですが、巻が進むほど龍やへびなどほかの獣人たちも出てきて、それぞれの魅力があふれていました。恋のときめきとほろ苦さ、家族の温かさ、ちびっこたちのかわいさ、えっちの萌えキュンっぷり…ラブストーリーにほしい全ての要素がぎゅっと詰まった素敵なシリーズでした。
骨太なハピエン獣人ファンタジーの良作です❤️