寿たらこ先生「SEX PISTOLS」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
蛇の目・半重種DK×猫又・軽種の国語教師、蛟・半獣種の洋弓部主将DK×熊樫・中間種・和弓部副主将DKのお話。
<あらすじ>
拘束に守られ、恋愛や接触を禁じられていた教師・金森だが、楝蛇壱星(かがしいっせい)に心を奪われてしまった。
それは重大な「封印」が解かれてしまうことを意味する。
実は金森は、世を構築する上位の組織により「閉じ込められて」いたのだった…!
こんな人におすすめ
- SEX PISTOLSシリーズが好き🐍🐻
- オメガバースの源流とも言われる「セクピス」の世界に興味がある🗺️✨️
- 特殊能力を持つ人間たち…という設定にワクワクする🤓⚡️
ネタバレ感想
SEX PISTOLS(1)
人間界には、猿と斑類という類に分かれていて、人類の殆どは猿。一部斑類がいます。その斑類でも数種類に分けられ、軽種、中間種、重種に区別されます。
そして、斑類は猿人類とは違って性のモラルがかなり低く、特に重種になるほど繁殖能力は低くなりますが、貴重種なので超モテます。一般の猿人とは違って男×男・女×女でも繁殖が可能です。
メインカップルの攻め・斑目国政は、斑類でも重種の猫又ジャガーです。受け・円谷ノリ夫は同じ猫又ですが先祖返り。これは超プレミア種で、斑類でも神的な人魚の次に珍しいのです。国政はノリ夫がたまたま先祖返りだと気づいて自分のものだとツバをつけるために顔射したりとめちゃくちゃしますが、ここから二人のストーリーが始まります😂
SEX PISTOLS(2)
メインカップルの攻め・斑目国政の異父兄弟・米国は斑類重種の蛟。女好きで男は大嫌いという米国ですが、夢の中でクラスの委員長・藤原しろを抱きます。淫らな夢に困惑する米国ですが、どんどん気持ちはしろに傾いて…。途中で手ひどく、健気で一途なしろの心を傷つけますが、最後はしっかり独占欲を見せつけて不器用に愛をささやきます。ちなみに、しろは軽種・犬人だと長年偽っていましたが、重種・犬神人だと最後に判明します。
1巻でノリ夫に片想いしていた熊樫先輩(重種の父と中間種の母の間に生まれた中間種・ツキノマグマ)が、血統(重種)を絶やさないためと母に無理やり交配させられます。交配相手は、重種・アメリカングリズリーのヨシュア・マクベアー。子どもを作るためだけにセックスする二人ですが、マクベアーの話をよく聞くと二人は幼い頃に出会っていたようで…。ロマンチックすぎるにもほどがある!!と照れてしまうほどラブラブすぎる二人ににやけます🐻♥️
SEX PISTOLS(3)
ハブの外科医 青桐大将とマングースの看護師 渡嘉敷シマ(実は国政たちの従兄弟)は幼馴染。天敵同士ですが、シマは大将になぜか惹かれる心を止められません。セフレ関係で十分だと思っていましたが、ある時、魔が差してコンドームに穴を開けてしまいます。そしてシマは妊娠。シマは自分が責任感の強い大将を罠にかけてしまったと思い込んでいましたが、実は大将はシマが自分の子を妊娠するように、コンドームに懐虫を仕込んでいたのでした。シマは一生知ることのない事実というところがまた大将のヤンデレさを感じて怖いです。
斑目家のお話は、第4巻へと続く長めのエピソードになっています。
斑類としての基本スキルである「魂現のコントロール」をマスターしろと脅されたノリ夫は、しろとともに斑目家の実家で修業することになります。極度のブラコン(国政ラブ)な弟・愛美や、修業の師匠である兄・志信、そして修行に苦しむノリ夫を慰めてくれる弟・英国なども登場して、この巻から斑類の世界がどんどん広がっていきます。
SEX PISTOLS(4)
国政と米国の母親であり、志信と愛美の父である、蛇の目・重種の巻尾が登場。何よりも斑類の血統を重んじる彼女に振り回される、国政の父親である、猫又・重種のデイビットと米国の父親である、蛟・重種のマクシミリアンの若き日の恋のお話がメインです。お互いに巻尾と恋愛関係にあると分かったため、キス止まりの関係ですが、ピュアな恋を繰り広げていました。
また、巻尾は斑目家のために国政を政略結婚させようとしていましたが、国政はノリ夫が好きだから他は嫌だと突っぱねます。泣きながらノリ夫に愛を語る国政に胸キュンです。
SEX PISTOLS(5)
絶滅した斑類、重種・鷹の王子様 セスと、軽種・蝙蝠の一般人 若葉。長持という幼馴染に長年片想いをするも、彼はノンケなので体の関係は持てず。しかしある日長持から友人としてセスを紹介され、1年近く体の関係を持ってしまいます。若葉が「翼手」と呼ばれる斑類では貴重な種であることを重視したセスは、若葉の心はどうでもいいとばかりに抱き続けます。しかし徐々に心も欲するようになって…。(若葉は悪さをしていた若い頃、男に膣を作る薬を服用していたため、両性具有です)
若葉は一度はセスの実家に連れて行かれるも、彼の実家が一夫多妻制であり、若葉が子を産めば彼の兄弟たちにとって都合が悪いため、たびたび命を狙われてしまいます。命からがら逃げ出してシングルファーザーとして子を育てる若葉ですが、セスに見つかってしまいます。セスの執念に若葉は折れて…というお話でした。
SEX PISTOLS(6)
セクピスの新章の幕開けです。「重種の成人式」が執り行われ、斑目からは国政が参加するのですが、成人式後から国政はやけにノリ夫に優しく、「結婚しようか?」とまで言ってくれます。しかしそれに逆に不安になってしまうノリ夫。
過去編では、巻尾がデイビッドとマクシミリアンとの双子を産み、嫉妬したデイビッドがマクシミリアンにプロポーズするお話でした。マクシミリアンは妊娠し不安定になりますが、とことん楽天的なデイビッドに救われます。
志信は、斑類の最重種にして「神のような存在」と呼ばれる人魚と獅子のキメラであるヴィビに執着されているようです。
ラストは大将とシマのお話で、相変わらず大将の執念が底知れず恐ろしい感じでした。でもシマにだけは優しいのでオールオッケー。
6巻から一気に絵柄が変わりました!5巻までの、毎ページ画面からキャラが飛び出してきそうな熱量の絵柄も好きだった〜と郷愁に浸りつつ、6巻以降のスマートな絵柄も素敵!と、読後しばらくニヨニヨしていました…☺️🌸
SEX PISTOLS(7)
V.B(ヴァルネラ)と志信の過去編です。
潔癖症で父親との確執がある志信の心と身体に執着するV.Bとの、馴れ初めと決別までがざっくりと描かれています。人間の7割は水分なので、水を介せばなんでもできる人魚は斑類を支配する圧倒的な力を持っています。その力を持て余す、幼いV.B。彼を教育しようと奮闘する志信。自分を恐れることなく立ち向かおうとしてくる志信にV.Bは興味を惹かれ、恋していきます。しかし上殺しのサーベルを振るい、二人は離れ離れに…。謎はまだまだ散らばったままです。
番外編はラブラブバカップルな熊樫先輩とヨシュアの4コマ漫画がかわいくて大好きでした🐻♥️
SEX PISTOLS(8)
「班目と熊樫で日本を統治する」という重責にノリ夫を巻き込まない決意をした国政は、唐突に別れを切り出します。何も理解できないままに結婚しようだの別れようだのと言われ、混乱し、突っぱねるノリ夫。
V.Bが志信に会いに来ましたが、対面時は良い雰囲気だったものの…。ファンブックも一緒に読んだほうが、より理解できる気がします。
番外編は巻尾とカレンのお話。巻尾は毒々しい人ですが、恋や幸せを人並みにきちんと知っているというところに、斑類では珍しく人間らしい人なのかもという気持ちにさせられました。この2人の過去に絡んでくる班目国光もどんな男なのか気になるところです。
SEX PISTOLS ファンブック 妊娠・同性婚マニュアル
「SEX PISTOLS」の8巻目と同時発売されたA5サイズのファンブックです。
冒頭の「ARTWORK GALLERY」(カラーイラスト集)に始まり、斑類のヒエラルキーや妊娠の仕組みなど考察、魂元別総勢19名のキャラクター紹介、描き下ろし漫画が2編収録されています。
描き下ろし漫画「ウメちゃん!」「頑張れウメちゃん!hyper」は、第3巻で大将(攻め)に振られた、受けの双子の弟・渡嘉敷ウメが主役の婚活話。いつも一生懸命なウメが大好きなので、本編にも絡んでほしいです。
キャラインタビューでは、上殺しのサーベルの意味や、V.Bが外出できるのはなぜかなどについて触れられているので、V.B×志信がお好きな方はぜひとも読んでほしい!
SEX PISTOLS(9)
9巻からは学園編。国政の弟・愛美も通う、斑類エリートの子息御用達の帝国大学付属高校が舞台です。
1組目のカップルは、蛇の目・半重種の赤股倫太(高校生)×犬神人・中間種の稲荷木いづる(高校生)。
時系列が分からないのですが、かなり平和な雰囲気です。倫太はさすが蛇、執念・嫉妬深いところを見せつけてくれます。お互いに好き好きオーラ全開の二人なので、「セクピス」シリーズでは久々にこんな初々しいカップルを見たな…と幸せな気持ちになりました。
2組目のカップルは、蛇の目・半重種の棟蛇壱星(高校生)×猫又・軽種の金森一茶(教師)。
教師は生徒たちのフェロモンに惑わされないように、強固な「拘束」がかけられているのですが、壱星は禁忌を破り、金森を落とそうと迫ります。
一応、もう一組としては犬飼と愛美のペアもあります。とはいえ、愛美が犬飼にこじれた片想いをしているだけなのですが…真っ直ぐな犬飼には、愛美の愛情はうまく伝わっていないようです。時には諦めも肝心よ、愛美👍️✨️
SEX PISTOLS(10)
1組目は、前作に引き続き、楝蛇 壱星×金森一茶。
金森先生が死に直面したり、壬生の想い人が出てくるやいなや、楝蛇のパパや大人たちが参戦して魔法陣のような結界や呪文が出てきたりと、大混乱です。しかも、班目巻尾も話に絡んでくるなんて。春基と巻尾は一体何者なんでしょうか。
2組目は、蛟の半獣種・アーチェリー部主将の高校2年生、瀬陀マイロ×熊樫の中間種・和弓部副主将の高校生、熊乃井弓月。
弓月がとにかく一途で、最初はマイロに手作りのお弁当を毎日作っていったりと愛情表弁たっぷり。しかし拒否され続け、もうだめかも…と思いきや、攻めも本能で抗えないくらいめちゃくちゃ弓月を好きだったというオチ。外ではツンツンするけど、二人きりでは甘々というギャップもすごく良いです。米国×しろの切なさを思い出して胸キュンしました🥺
SEX PISTOLS(11)
海外視察から帰った国政をは真っ先にノリ夫に会いに来てくれて、感激するノリ夫。しかし、国政はノリ夫にずっとかけていたブラインドを外し、最悪の初夜を始めてしまいます。
ブラインド自体はセクピスで前から出てきていた概念ですが、洗脳できる一面もあったのかと動揺しています。愛美の変化やカレンと巻尾の過去エピソードも気になるところです。
まとめ
寿先生はインタビューなどをあまりお受けにならないし、サイン会などもほとんどされないので知らなかったのですが、セクピス自体は先生が高校生時代に構想した物語のようです(「寿たらこ先生ティーパーティ」に参加された方いわく)。
同人誌を描いてらした寿先生に担当の方がお声がけしたことから漫画家デビューし、「就職をしたくない」という理由でアルバイト感覚で漫画を書き始めたのだそう。
セクピス連載当初は女体化がブームだったので、セクピスの半陰陽的設定はそこから来ているようです。しかし寿先生は男の体のままがいいと考えて、懐虫などの設定を考えられたのだとか。
物語の終わり方自体はすでに案があるようですが、描きたいキャラがまだたくさんあると先生がおっしゃっていたようなので、お話はまだまだ続くかも。一気にトドメをさしてほしいような、永遠に続いてほしいような、心が2つある状態です😭✨️
個人的にはずっと孤独でつらい思いをしていたV.Bに幸せになってほしい…!続編が待ちきれません。