Chovom「名のない花~あの頃の少年に会えるなら~」のあらすじ・感想・レビュー・試し読み|伯爵家跡取りの純情な身分差初恋

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それはきっと運命であり、恋だった…。言葉では表現できない二人の純粋な恋話!Chovom先生「名のない花~あの頃の少年に会えるなら~」を読みました!

登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨

登場人物とあらすじ

引用:BeLTOON(ベルトゥーン) X:『名のない花〜あの頃の 少年に会えるなら〜』

田舎の薬屋子息×伯爵家嫡男 のお話。

<あらすじ>
マルセリオン伯爵家の息子であるルアンは、仮病を使う兄に代わって過酷な後継者授業を受けていた。
ある日、授業にうんざりしていたルアンは、突然、邸宅を飛び出し森で道に迷ってしまう。
しかし、そこで自分と同じぐらいの年の男の子に出会い、二人は次第に一緒に遊ぶようになって…。

 

こんな人におすすめ

  • 身分差のある恋が好き↕️
  • 絶望するほどしんどい展開があると燃える🔥
  • 「純朴攻め×ツンデレ美人受け」と聞いてビビッときた⚡️

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

①Chovom先生は、BLウェブトゥーン「トライ・アゲイン〜三回目の結末は?〜」が代表作。本作はその次に描かれた最新作。

「トライ・アゲイン〜三回目の結末は?〜」のネタバレ感想はこちら⬇️

 

②本編は全16話だが、外伝が韓国の女性向けWEB漫画サイト「BOMTOON」(韓国の女性向けWEB漫画が日本語で読めるサイト「BELTOON」と同じ親会社)で連載中。2025年6月15日現在、全34話(外伝18話)が更新中。

 

ネタバレ感想

本編

マルセリオン伯爵家次男のルアンは、病弱なふりをしている兄のせいで次期当主としてスパルタ教育を受けさせられて苦しんでいました。しかし、辛さのあまり逃亡した森の中で薬草好きの少年と出会い、彼と過ごす時間があまりにも幸せだったため「彼と結婚したい」と思うようになり…。

あまりにも少年に会いに行くので、隣国リウスに留学させられたものの、それでもルアンの恋の炎は消えず。定期的に「執事のヘルディック宛」と称して少年に恋文を送り続けます。
そしていよいよ帰国し、賞金かけて少年を探すルアン。しかし少年の名前を知らなかったため、金目的の村人が殺到!最後にようやくお目当ての少年・クローデンが現れますが、ルアンは「また金目的の奴が来た」と思い込み、クローデンを半殺しにして村に置き去りにさせます。

ルアンがクローデンを分からなかったことも悲しいんですが、なにより、ルアンはクローデンとの思い出を宝物だと思ってすごくすごく大事にしてたんですね。「月日が流れても一目でわかる」「人ごみに紛れてても君を見つける」と手紙に何度も書いていて、だからこそクローデンは身分不相応だという不安や恐れを抱きながらも、勇気を出して、期待を込めてルアンに会いに行ったんです。
なのに、結果は…。ルアンは「どうして僕の思い出を汚すんだ 僕が探しているのはお前なんかじゃない」と絶望した表情でクローデンを罵倒するんです。クローデンはルアンのことを一目で分かったのに…。
ルアンは金目的の村人たちの悪意に晒されすぎて、やけっぱちになっていたんですね。それでも、その怒りは自分を騙そうとした村人たちに向けるべきであって、クローデンに向けるべきではなかったんですが…そこはルアンが精神的に幼いがゆえの過ちと言えるでしょう。

クローデンは一命を取り留めたものの、「その告白がどんなに甘いものか期待していた」と自嘲します。ルアンはヘルディックに少年=クローデンだと聞いて真実を確認しにきましたが、「俺たちは幼い頃の記憶を胸にしまって生きていくべきだったんだ。思い出は思い出として残すべきだったんだ」と思ったクローデンは、自分はルアンの探す少年ではないと否定します。
この時のクローデンの顔が…本当にしんどくて…。ルアンの部下たちに殴られて、元の顔の形がわからないくらいぼこぼこになってるんですよ。あちこちガーゼを当てているけれど血だらけで…。そして、あれだけ恋焦がれていたルアンの顔を見もしないんです。目を伏せて、全てを諦めたような表情をして…。
ルアンもクローデンも、「立派な大人になって結婚しよう」と約束して、それだけを頼りにそれぞれ頑張ってきました。なのに、こんな再会ってないよ…(号泣)

クローデンの部屋の机の引き出しには、ルアンがクローデンに宛てたラブレターがきれいに保管されてるんです。それを見た時に、私はクローデンがどれだけルアンのことを好きなのかをすごく強く感じたんです。貴族と平民でも結婚できる、同性でも結婚できると近所の人たちが噂するのを聞いて喜んだり、ルアンと再会した時に恥ずかしくないようにと薬草の知識を深めたり体を鍛えたりして「かっこいい大人」を目指して頑張って…クローデンはずっとルアンを大切に思って待っていたのに😭

本編はここで終了ですが、外伝が韓国で連載中なので早く読みたいです!日本語訳版の連載はいつになるだろう…。

 

まとめ

伯爵家嫡男・ルアンと、小さな薬屋の息子・クローデンという、超身分差恋愛。しかし、ルアンがクローデンとの恋愛&結婚に超乗り気で、クローデンのことがずーっと大大大好き!!全くよそ見せず!!なので、これはサクッと幸せにゴールイン💍✨しちゃうんじゃない?と楽観的に読み進めていたら…まさかの最終回で超・地獄展開!!読者たちは阿鼻叫喚です。

本当に好きだったクローデンからは「金に目が眩んだから訪ねた」と嘘をつかれてしまったルアン。ルアンとのことは美しい思い出にしようと決めて心を閉ざしてしまったクローデン。
外伝で二人は幸せになることができるんでしょうか?不安と期待で心が揺れます😭

名のない花~あの頃の少年に会えるなら~
作者:Chovom
マルセリオン伯爵家の息子であるルアンは、仮病を使う兄に代わって過酷な後継者授業を受けていた。ある日、授業にうんざりしていたルアンは、突然、邸宅を飛び出し森で道に迷ってしまう。しかし、そこで自分と同じぐらいの年の男の子に出会い、二人は次第に一緒に遊ぶようになって…。

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