タイBLドラマ「I Promised You the Moon ~僕の愛を君の心で訳して~」(2021)のあらすじ・ネタバレ感想|世界で大反響を起こしたタイBLドラマ「ITSAY」続編

ドラマ

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当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨

世界中で大反響を巻き起こした「I Told Sunset About You ~僕の愛を君の心で訳して~」の続編。ビウキンとPPがほぼ実年齢と同じ大学生となった2人をリアルに演じる!「I Promised You the Moon ~僕の愛を君の心で訳して~」

この作品はこんな人におすすめ
    • 「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」が好き🌴💕
    • 夢を追い続ける人の希望と絶望を見つめたい👀✨
    • 攻めが後悔するところが見たい😏✨

以下、作品情報や見どころ、ネタバレ感想、配信情報などをご紹介します。

早速見てみましょう!

ドラマ「I Promised You the Moon~僕の愛を君の心で訳して~」の基本情報

タイトル I Promised You the Moon〜僕の愛を君の心で訳して〜 原題: แปลรักฉันด้วยใจเธอ2
製作年 2021
製作国 タイ
脚本 トッサポーン・リーァントーン,ガラゲート・ナラセーパーポン,Vasudhorn Piyaromna
監督 トッサポーン・リーァントーン
キャスト プティポン・アサラタナグン,グリット・アムヌアイデシャゴン
制作 ナダオ・バンコク
話数 65分×5話

 

ドラマ「I Promised You the Moon〜僕の愛を君の心で訳して〜」のあらすじ

引用:I Promised You the Moon ~僕の愛を君の心で訳して~|フジテレビの人気ドラマ・アニメ・TV番組の動画が見放題<FOD>

俳優志望の芸術学部×芸術学部から広告学科に転科したリゾート会社御曹司 のお話。

<あらすじ>
大学生になったオーエウとテーは夢に向かいながら順調に愛を育んでいた。
切磋琢磨し、同じ夢に向かっていた2人だったが、いつしか2人の気持ちはすれ違い、離れ始めていく…。

 

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ドラマ「I Promised You the Moon〜僕の愛を君の心で訳して〜」の攻め・受けは?

攻め:テー(クリッタコーン・サータン)

俳優になりたい、演劇が好きだという熱意は誰にも負けない。
夢追い人に惹かれがち。考えるよりも先に体が動いてしまい、後から後悔しがち。意外と浮気性?

 

受け:オーエウ/オー(パンワー・スラモンター)

飽きっぽく流されやすい性格を自覚しており、そんな自分に嫌悪感を抱いている。繊細で内向的に見えるが、一旦心を開くとかなり社交的で人懐っこい。ゆるふわ系の外見とは打って変わって、言うべき時にははっきり自分の意見を言える芯の強さを持つ。

 

ドラマ「I Promised You the Moon〜僕の愛を君の心で訳して〜」のスタッフ・キャスト紹介

監督:トッサポーン・リーァントーンさんについて

タイ・ムアンマハーサーラカーム出身。ドラマ「I Promised You the Moon〜僕の愛を君の心で訳して〜」が初監督作品。ナタラジャ賞のベストTVスクリプト部門にノミネート経験あり。監督作品は、ドラマ「Great Men Academy」(2019)、ドラマ「Bad Genius: The Series」(2020)など、いずれも非BL。

前作「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」が好評だっただけに、(前作監督の)ナルベート・グーノー監督の世界観に入らなければと強いプレッシャーを感じたそう。
もともとはナルベート監督が2期とも監督予定でしたが、当初の予定に間に合わせるためにナルベート監督がトッサポーン監督に2期の監督をお願いしたいと直談判したのだとか。
トッサポーン監督自身も、テーやオーエウたちと同じく「地方からバンコクに勉強しに来た子ども」だったことから、自身の経験を脚本に活かしたそう。(引用:【I Promised You The Moon監督インタビュー】210524 a day magazine インタビュー訳 – ほぺログ

 

テー役(攻め):プティポン・アサラタナグン(ビウキン)さんについて

 
 
 
 
 
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1999年、タイ・バンコク出身。中国系タイ人の俳優で歌手。初主演映画「おばあちゃんと僕の約束」は、24年にタイで年間第2位、歴代興行ランキング12 位という大ヒット作品。第97回アカデミー賞®国際長編映画部門のタイ代表として、タイ映画史上初めてショートリスト入りを果たした。(引用:「日本に行くたびに毎回うれしい気持ちになる」フォロワー393万人!映画初主演のタイの国民的スター・ビルキンに独占インタビュー | インタビュー 人生、おしゃれ、そしてこれから | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/3)

 

オーエウ/オー役(受け):グリット・アムヌアイデシャゴン(PP)さんについて

 
 
 
 
 
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Krit Amnuaydechkorn(@pp.kritt)がシェアした投稿

1999年、タイ・バンコク出身。2022年8月に来日し、サマーソニック2022東京公演とSUMMER SONIC EXTRAにビウキンと共に出演。(引用:Wikipedia-グリット・アムヌアイデシャゴン

 

予告編・予告動画

 

言葉もなくただ涙を流すオーエウ、「俺を愛してる?」と問われて困惑したように押し黙るテー。
お互いに両想いだと確認し合ったあの日から、テーもオーエウも随分変わってしまったようです。障害を乗り越えてようやく両想いになったと思っていましたが、あれは序章に過ぎなかったのですね…。

しかも、オーエウはまたも生来の飽き性が出て来たのか「転科したい」と言い出しているし、テーは演技指導を受けながらも心が移ろっているようで…。

波乱の連続を予期させる予告編です。

 

ドラマ「I Promised You the Moon〜僕の愛を君の心で訳して〜」の見どころ

以前とは何もかも変わってしまった二人が、目の前の愛を続けられるか?

プーケットにいた頃は、遊べる人も場所も限られていて、二人は不自由の中で彼らなりの自由な恋を謳歌していました。
しかし、いざバンコクに上京すると、何もかもがプーケットとは比べ物にならないほど最先端で大規模。二人ができることの範囲は大きく広がりました。

そうなれば自然と、食べるもの、身につけるもの、引いては考え方も変わってきます。
どんなものが好きか、どんな人が好きか…田舎の小さな世界で追いかけていた好きな人や夢は、本当に自分が求めるものなのか?

かの有名な歌「木綿のハンカチーフ」のように、変わっていくテー、変わっていくオーエウは、それまで永遠だと思っていた愛の絆を持ち続けられるのでしょうか?

ぜひ本編で、二人の葛藤を見守ってほしいです。

 

ネタバレ感想

1話 幕開け

<あらすじ>
バンコクでの新生活を1か月後に控え、テーとオーエウはプーケットでの残された日々を満喫すべく過ごしていた。
いよいよ大学生活が始まるテーとオーエウ。
兄フンと母と共に、バンコクへ向かったテーは別れ際に母からあるお守りを渡される。

2021年プーケット、あと1ヶ月でバンコクに行くので、オーエウは寂しがっています。テーは期待感の方が強いようです。

いざバンコクに着き、いよいよ大学生活が始まります。フンとスイとともにバンコクへ向かったテーは、無愛想なルームメイトのメークに挨拶します。
別れ際にスイから枕の下に入れておくようにと2つのお守りを渡されます。片方はオーエウの分だそうです。「誰を好きになっても正直に言ってちょうだい。自分の人生を幸せに歩んでね」と言うスイを抱きしめるテー。スイはテーの携帯に何かを録音させてほしいと頼みます。

テーとオーエウは、お揃いの靴で水族館へとバンコク初デートに向かいます。テーはデート中にスイが自分たちの交際を認めてくれていたことを打ち明け、お守りを渡します。「2人とも勉強に励んで、何かあったら母さんに連絡して。帰省したら一緒に食事をしようね」というスイからのメッセージに涙するオーエウ。

起きても海が見えず両親もいないから寂しいと言うオーエウに、テーは「俺が支えてやる」と胸を張ります。
また、近くにあった看板を見て、同じ学部の先輩であるトップ・ナルデートのようにドラマで共演しようと夢を語ります。そしていつかオスカー賞を取り、2人でインタビューを受けるのだと言います。

翌朝早くから講義があるにも関わらず、テーはオーエウが寂しくないようにと彼の部屋に泊まり、彼の服を借りてバイクで飛び出していきます。
演劇クラブに来たテーは憧れの先輩・トップを生で見て、感動します。それをからかうチャイ先輩と諌めるキム先輩。直近では来月に慈善公演を控えており、裏方作業をするメンバーを募集しています。テーはチャイに勧められて裏方作業をすることに。
オーエウの学部にはクラブはなく、演劇学の講義も後期からです。テーを羨ましがるオーエウ。

テーはオーエウの家で早朝に起床して、深夜に帰るという生活を送り始めます。テーを心配するオーエウは、寮で寝起きすれば今より2〜3時間多く眠れるからそうしてくれと頼みます。
日に日に舞台演出にハマっていくテーは、キムが俳優として演技をしたいと渇望しながらも監督をしていることを知ります。

オーエウは学校で友達を作ろうと努力していましたが、バンコク出身の子たちには既に友人がおり、オーエウはなかなかその輪に入り込めません。
オーエウは1人で座っていたQに「一緒に座っていい?」と話しかけたことをきっかけに、プラグ、メンポン、ウーという仲間たちと友達になりました。オーエウを気づかい、遊びに誘ってくれるQ。

慈善公演を見にきたオーエウに、テーは「振り子に合わせて視線を…」というセリフのところで目を瞑ってくれと言います。暗転した舞台から手を振ってくれるテーに手を振りかえすオーエウ。
劇を見終えると、オーエウは「初舞台おめでとう」とテーに花束を渡します。「これからは2人で眠れるな」と嬉しがるテー。「今回の劇をコンテストに出すから、これから会議をしましょう」というキムの号令を聞いて、2人の表情は沈みます。
「お前との時間を奪われるから、演劇はやらない」と言うテーに、「友達ができたから大丈夫」と強がるオーエウ。

オーエウはQたちが参加するパーティーに行きますが、強い孤独感を感じます。Qはオーエウに手を差し伸べ、一緒に踊ろうと誘います。

 

第2話 固執と覚醒

<あらすじ>
大学2年、テーは夢だった演劇の勉強に目を輝かせ、充実した毎日を過ごしていた。
オーエウは本格的な演劇学科での演習が始まるも役作りがうまくできず、ある日、Qたちの広告学科を聴講に行く。
そんな中、テーとオーエウは、初めて一緒にオーディションを受けることに。

大学2年になり、テーは夢だった演劇の勉強に夢中で取り組み、充実した毎日を過ごしていました。授業にはチャイが助手として参加しています。
2人が構内を歩いていると、キムが一人で演技の練習をしていました。キムにトップと共演してほしいと願うチャイ。
その時、オーエウから「Qの家で待ってるよ」と連絡を受けたので、慌てて向かいます。

タトゥーを入れたウーに乗じて、テーはお茶(テー)を意味する湯呑みのタトゥーを入れたと報告します。テーは「タトゥーを入れる前になぜ報告しなかったんだ」と憤りますが、オーエウは「喜んでくれると思ったのに」と落ち込みます。
さらに、オーエウは学校で本格的な演劇学科での演習が始まりますが、役作りがうまくできず、「演じた役があなたの個性と正反対でもなりきれるようになって」とC評価を食らってしまいます。
しかしある日、Qたちの広告学科を聴講に行ったオーエウは、教授から「なぜ女性用の剃刀は男性用と違うデザインにする必要があると思うか?」と問われ、「剃る部位が違うから持ち手を違う形にする必要があるため」と答え、絶賛されます。
なぜ答えが分かったのかと驚くQたち。

そんな中テーとオーエウは、キムの紹介で初めて一緒にウェブCMのオーディションを受けることになります。
テーとオーエウは、オーディションでキムが「顔に信頼性がなく、企業イメージに合わない」などと酷評されたと言うので不安になります。いざオーエウも演技をしますが、「演技が女性っぽい」と言われてしまいます。
キムは「いつか名前を覚えてもらえるような大役を演じたい。この仕事で家族を養いたい」と泣きじゃくり、テーは彼女を抱きしめます。オーエウは彼女を見つめて立ちすくみます。

その夜、オーエウは、広告学科に転科したいとテーに打ち明けます。学期が始まって3週間ですが、オーエウは既についていけていません。「本当に頑張ったけど自分以外を演じることがつらい」と言うオーエウに、テーは「まだお前は頑張ってない。なんで相談してくれなかった?」と拒絶します。謝りながら涙するオーエウに、テーはため息をつき「お前がそう思うならやってみろ」と抱きしめます。

8ヶ月後、テーはオーディションに落ち続けていました。トップの広告を見かけ、オーエウとの約束を思い出して複雑な気持ちになります。
オーエウは広告学科に転科し、Qたちと生き生きとした生活を送っています。オーディションに落ちたテーはオーエウを食事に誘いますが、Qたちと楽しそうにしているSNSの投稿を見てしまいます。
そこにキムから慰めてやるから食事をしようと誘いが入り、オーエウは後から合流することに。
大学はどうかと問われ、転科したことを伝えるオーエウ。テーは「こいつは昔からこうだ。たった1回ダメだっただけで好きなものがコロコロ変わる。本当に自分が分かってるのか?」とバカにします。「じゃあキム先輩みたいに、オーディションに1000回落ちればいいのかよ」と激怒するオーエウ。「お前はいつも友達に流されて言い訳ばかりだ」と言うテーに、「これが本当の俺なら嫌いになるのか?」と問うオーエウ。「そうかもな」と答えるテー。店先に汚れた水を捨てるおばさんが、オーエウのお揃いで買った靴に水をぶちまけます。オーエウは先に帰っていきます。

1週間後、先輩たちの卒業式。キムはテーがオーエウと仲違いしたままなのを気にします。
キムの卒業祝いに「飛べる豚」という本を贈るテー。「この豚は生まれつき小さな羽が生えていて、周りから豚は飛べないとバカにされても飛べるようになるんです。先輩みたいでしょ?」と嬉しそうに言うテー。「飛べるってとこでは合ってるわね。客室乗務員になるの」と言うキムに、「夢を諦めるの?」とテーは怒ります。「私の夢は俳優だけじゃない。家族を養いたいのよ。演劇は副業でできる」と言うキム。「先輩は俺の憧れだった」と言って去っていくテー。
チャイから電話がかかってきますが、テーは無視します。テーはオーエウのもとへ行くと、泣き始めてしまいます。
「全部俺の八つ当たりだ。俺はただ、一緒に俳優になりたかったんだ。どんな困難もお前がいれば1人じゃないと思えた。でも今は1人で頑張ってて、キム先輩も就職するって…どうしてみんな変わるんだ?」と涙するテー。「転科するのがお前の考えだと思ったら、俺を捨てたんだと分かるからつらくて認めたくなかった。友達のせいだと思いたかった」と言うテーに、「俺はお前を愛してるよ。お前を捨てるなんて考えないで」と涙するオーエウ。2人は手を握りあいます。「お前を変わらずに愛してるよ。誓う」とオーエウを抱きしめるテー。

 

第3話 記憶の上書き

<あらすじ>
大学3年、テーはチャイの卒業公演の主役を務めることになり、稽古に励んでいた。
チャイから配られた稽古用の日誌に、テーは今の正直な気持ちを書き綴る。
一方、オーエウは水を得た魚のように生き生きと過ごしていた。

大学3年、テーはチャイの卒業公演の主役を務めることになり、稽古に励んでいました。チャイから「自分の経験を見直す宿題はやったか?台本を淡々と演じてるだけに見える」とダメ出しを受けるテー。
トップとキムと食事をしようとチャイに誘われますが、テーは充実した生活を送るキムを避けています。
チャイから配られた毎日提出する稽古用の日誌に、テーはオーエウの些細な変化に過敏になり、「別人になってしまったよう」と苦しんでいることを綴ります。オーエウもまた、演劇を諦めた自分とテーの間で会話が少なくなったことを悲しんでいました。
大学でのオーエウは、講義でA評価を取ったり、ハムという同級生からナンパされたりと好調な日々です。

そんなある日、チャイの荷物を運ぶのを手伝いにテーの大学に立ち寄ったオーエウは、卒業公演に集客効果の高いポスターを作りたいからデザインを頼みたいと言われます。課題で忙しいものの、テーのお世話になっている先輩なので、特別に2ヶ月後の締め切りに合わせて取り組むことに。

テーは相手役のドリームと息を合わせながら公演の練習をしていますが、なかなか息が合いません。練習を初めて1ヶ月も経っているのにと焦るテーは、オーエウとの初体験が随分前で、チャイの求める初々しい恋の演技ができないのだと悩みを吐露します。
稽古場に忘れ物をしたテーがこっそり鍵を開けようとしていると、演技講師のメイとチャイが絡み合っているのを見てしまいます。自分の好きな監督がいるニューヨークの演劇学校に通う実習生に選ばれるために、卒業公演は頑張りたいと言うチャイ。
テーとの帰り道、チャイは「自分の感情を覚えていないなら、感情の上書きをするといい。今晩オーエウに会いに行くなら、初めてセックスをした時のように感情を上書きしろ」とアドバイスします。
帰宅したテーは、半分寝ているオーエウの寝顔を見つめながらキスし、セックスします。翌朝、オーエウは「こうやって抱き合ってゆっくりできる感じ、久しぶりだね。初めての時みたいだった」と嬉しそうに言います。

オーエウは早速チャイの卒業公演のポスターを仕上げ、テーに見せます。チャイにポスターを届けた後、一緒に食事に行くことに。しかし教授に来週急遽出張の予定が入ったため、急いでポスターを届けることに。
テーはいつも通りチャイの演技のワークショップに参加すると、「感情の上書きをしたから試す?」とチャイを誘います。テーはチャイとラブシーンの演技をし、キスまでしてしまいます。
チャイにポスターを届けにきたオーエウは、2人きりの稽古場でチャイとテーが激しくキスしているのを見てしまいます。「この感覚を本番で使えよ。明日はドリーム相手にやれ」と言うチャイに、テーは口ごもります。
オーエウは扉に手をかけたものの、ポスターを渡さずに逃げ帰ってしまいます。

 

第4話 裏腹な心

<あらすじ>
オーエウは仕上がったポスターを稽古中のテーのもとに届け、チャイに稽古を見学したいと申し出る。
感想を聞かれたオーエウは、「特別な稽古」についてチャイを問いただし、テーにも自分が目にしたことを伝える。

オーエウは、チャイとテーがキスしていたのは稽古なのかどうか、日誌を確認するつもりだとQに相談します。
日誌を開いたオーエウは、チャイの求める演技ができないと苦しむテーの心のうちを垣間見ます。

オーエウが稽古場に仕上がったポスターを届けにきて、チャイに稽古を見学したいと申し出ます。キスシーンに臨むテーに、チャイはオーエウとの感情ではなく、昨日の自分との感情を思い出して演技しろと指示します。
チャイに一対一で感想を聞かれたオーエウは、「テーとキスしていたという”特別な稽古”」について問いただします。監督と俳優がキスするなんてどんな練習だと言っても、「テーが演技の問題を解決できなかったからやってやった」と言われてしまいます。
オーエウは、テーにチャイとキスしたのを見たことを伝えます。テーは「ただの練習だよ。先輩のおかげであのシーンの問題は解決した。この劇が終わったら先輩とは関わらない。俺を信じてくれよ」と言います。テーに抱きしめられながらも、空虚な感情は消えません。

程なくしてチャイの卒業公演当日を迎え、オーエウはテーのために花束を持って客席に現れます。チャイは「この1週間でお前は何段階も成長した」と背中を押します。舞台袖で見つめるチャイに見せつけるように演技をするテー。

公演終了後、オーエウは花束を持ってテーを祝いに行きます。そこにチョムプーというドラマシリーズのアーティストマネージャーがテーに名刺を渡してきます。大喜びするテーは真っ先に「チャイ先輩に話したい」とはしゃぎます。

打ち上げに参加したテーとオーエウ。テーがチャイばかり気にしているのが気になるオーエウ。
そこでテーはチャイに「”俺はお前のアキン(役名)”と言ってくれたことを忘れない」と嬉しそうに伝えます。「俺がしたことはすべてお前に役を演じさせるためだ。すべて意図した上で仕向けたんだよ。俺にそういう感情を持つように」と言うチャイ。「俺としたことは何の意味もなかったの?」と半泣きになるテーに、「お前は役者なんだ。自分をコントロールしろ。そして監督としての俺のやり方を受け入れろ」と説教されます。
戻ってきたテーは明らかにチャイを避けており、チャイと何かあったのだと察するオーエウ。最後の一曲を歌えとチャイに唆され、オーエウはテーを誘って壇上に上がります。歌の途中でチャイを見つめて歌えなくなったテーを見て、オーエウは泣きながら店を飛び出します。「いつまで見て見ぬふりをすればいいの?俺を間抜けだと思ってるんだろ!」と泣きながら花束を叩きつけて出ていくオーエウ。

1週間後、テーはQの家にオーエウがいないかと尋ねますが、オーエウはずっと泣きっぱなしでひどい状態だからお前とは会わせられないと言われてしまいます。しかしテーが引き下がらないので、Qはオーエウを家に入れてやります。
「お前の求めるものが俺にはない。またいずれお前がそういう相手と出会ったらお前はそっちにいくんだろう。別れよう」と泣きながら言うオーエウ。テーは「お前と別れるなんて俺の頭にはない」と拒否しますが、オーエウは「かわいそうに思うなら俺の前から消えてくれ」とそっぽをむいてしまいます。

それからはオーエウに何度連絡を送っても返事が返ってきません。引きこもるテーに、同室のメークは「俺も前学期に振られた。一番の友達に会いに行け。そいつはお前を裏切らない」と優しくしてくれます。テーはチョンプーから連絡を受けます。

オーエウが枕を持ち上げた時、スイのくれたお守りが出てきて、テーのことを思い出します。泣きじゃくるオーエウを抱きしめながら、「あんな奴、泣く価値もないよ」と添い寝してくれるプラグたち。

テーはドラマシリーズの役に抜擢され、事務所に所属しないかとスカウトされます。チョンプーには「一つだけお願いしたいことがある」と、オーエウとの親密な写真を消してほしい旨 頼まれます。悩んだ挙句、写真を削除するテー。

 

第5話 リスタート

<あらすじ>
大学4年、オーエウは卒業プロジェクトのプレゼンが無事終わり、希望した会社への就職が決まる。
一方のテーはチャイの卒業公演時にスカウトされて以降、話題のドラマに出演したりと忙しい日々を送っていた。
休学して延びていた卒業作品の脚本づくりに悩むテーだったが、ある日、仕事で広告代理店を訪れる。

大学4年、オーエウは卒業プロジェクトのプレゼンが無事終わり、教授から「インターン先の会社から研修生としても飲み込みが早いと評価されていたよ」と褒められます。さらには希望した会社への就職が決まり、多忙ながら充実した日々を送っています。

一方のテーはチャイの卒業公演時にスカウトされて以降、話題のドラマに出演したりと忙しい日々を送っています。共演したエリーという女優との色恋沙汰も報じられています。

テーとのことがもう吹っ切れた風のオーエウにQは安心しています。オーエウは失恋したおかげで自分には愛してくれる友人たちもいるのだと自分に自信が持てるようになったと言います。
そんな折、オーエウは母に近況報告の電話をすると、12月18日と19日は休みが取れるかと尋ねられます。フンとノゾミがオーエウの実家のリゾートで結婚式を挙げるため、きっと招待されるだろうとのことでした。

休学して延びていた卒業作品の脚本づくりに悩むテーは、エリーから「そんなに根を詰めなくても」と忠告されます。
トップが挨拶しに来てくれ、テーは「仕事を辞めたくなるほど疲れたことはありますか?卒業作品も作りたくない。何もしたくないんです」と尋ねます。「そう思うのはお前が思い描いてた未来と違うからだろ」と言われます。

ある日、テーが仕事で広告代理店を訪れると、オーエウがテーの担当者になります。
マネージャーを先に帰らせ、仕事をするオーエウに声をかけるテー。卒業作品を書けないと愚痴を言うテーに、「チャイ先輩みたいに自分の話を書けばいい」と言ってしまい、2人の間に気まずい空気が流れます。
「兄さんの結婚式にはお前も恋人を連れてきて紹介しろ」とふざけるテー。オーエウにエリーと付き合っているのかと聞かれ、「2週間前に彼女とは別れたよ。それほどじゃなかったんだ」と言うテー。「寄り添ってあげた?ちゃんと話し合わないと。彼女のために闘えよ」と怒るオーエウ。2人はまた気まずくなってしまいます。
テーは「俺たちのこと、本当にごめんな」と謝ります。「俺はもう大丈夫」とオーエウは微笑みます。オーエウは会議の準備のために会社に戻っていきます。テーはずっとオーエウの背中を見つめ続けていました。
テーは撮影の合間に卒業作品の台本を書きます。テーはエリーに「本当にごめんな」と言いますが、エリーは「仕事をしましょう」と気丈に返します。

オーエウはフンから結婚招待状を受け取りますが、裏に「見にきてほしい」と書かれた、テーの卒業作品「I Told Sunset About You」のチケットが入っていました。オーエウは花を持って劇を見にいきます。
作品は、テーとオーエウの物語でした。オスカーを目指す少年少女を、自分たちに投影する2人。
「俺は望んだものを手に入れて俳優になっているかもしれない。けれど賞賛されても批判されても君のことばかり思い出す。ただ1人、君とだけ分かち合いたい。他の人と何をしても君の時と同じように感じない。俺は君なしでは生きられないと気づくだろう。俺が探し求めた人は君だったんだと」という主人公のセリフを聞いて、涙して会場を出ていくオーエウ。オーエウを追いかけるテー。
「この話を劇にして何が望みだ?俺とよりを戻したいなら、答えは”ノー”だ」と言うオーエウに、「1年以上お前と会わない間にいろんなことがあった。お前を早く吹っ切るために仕事に没頭してた。それでいいと思ってたけど、お前に再会して、また恋に落ちたんだ。オーエウ、俺が悪かった。これからはお前を悲しませないと約束する。やり直せないか?」と乞うテー。「俺を変わらず愛すると約束したのに、お前は裏切った。お前の”愛してる”は本当なのか、なぜ他の人を愛せるのか、俺はずっと自分に問いかけてたよ」と言うオーエウ。「ただの友達でもいいから…」と言うテーに、「劇の成功を願ってるよ」と言いながらオーエウは花を差し出して帰っていきます。

バーに来たオーエウはバスを呼び出して、テーがよりを戻したいと言ってきたと相談します。よりを戻すと思うとまたあいつに負けるのかとイライラすると言うオーエウに、バスは「もう心は答えを出してるんじゃない?よりを戻してもっと良い関係になるカップルも、もっと傷つけ合うカップルもいる。何が最善かを選択するのはお前自身だよ」と言います。
オーエウはテーが送ってきていたメッセージの未読部分を一気に読み返します。読みながら涙するオーエウ。

フンの結婚式当日、久しぶりに”愉快な仲間たち”が集まります。しかしオーエウは会場に見当たりません。
フンとノゾミのなれそめをみんなの前で質問するテー。フンは「ある日目覚めた時に、隣にいてほしいのは彼女だと思ったのでプロポーズしました」と言い、テーはふとオーエウが会場に来ていることに気づきます。
ノゾミのブーケトスをキャッチするオーエウ。式が終わって1人で海を眺めるテーに近づくと、「お前にお願いしたんだから、俺もお前の前から消えない。お前は俺の代わりはいないと言った。俺にとってお前の代わりはいない。毎日お前の顔を見たい。だからずっと変わらないなんて期待しない。お前のそばにいたいだけ。2人の間に問題が生じたら話し合える?簡単に負けたりしないで」と言い、テーを抱きしめます。ブーケを渡すオーエウに、「俺プロポーズされた?」とふざけるテー。2人は夕日を背景にキスします。

「結婚します」というテーとオーエウのツーショットの投稿を見て微笑むQたちとキム先輩たち。「SNSに投稿するなんて」と驚くオーエウに、テーは「これが俺たちの第一歩だ」と言うと、彼の手を握って砂浜を歩き出します。

 

第6話 メイキング特別編

2020年11月21日「僕の愛を君の心で訳して」パート2記者会見には世界各国から報道陣が詰め掛けました。
BKPPのファンによるプロジェクトは多岐に渡りました。
パート2の監督ミーンは、ピンとボスから誘われて制作し始めました。監督自身も地方出身なので主人公たちの気持ちに共感できます。

2020年12月8日 読み合わせ
ミーンは脚本家で、監督は初経験。そのため演技指導者が必要でした。全員が一堂に会し、それぞれのキャラを理解するために脚本家がアドバイスをします。

2020年12月16日 ワークショップ
ビウキンとPPのパート1で取りこぼした感情や集中力を脚本家のもとで鍛えます。

2021年1月27日 プーケットでのオープニングシーン撮影
水族館のシーンは水中キスの再現のイメージでした。
バンコクに来てからのテーを演じたビウキンは、舞台演出の裏側について自分も知ることができたと言います。
目を閉じて開けた時にテーが手を振ってくれるシーンは、テーがいないバージョンや、友達がいるバージョンなどいろいろ撮影したとか。
オーエウに髪の色を変えさせたのは、彼の果敢さを表すため。
チャイの卒業公演の練習中、役者同士を親密にさせる演習がありましたが、これは実際に演技の練習で使う「Concent of Touch」と呼ばれる手法で、ラブシーンのワークショップで行われるのだそうです。「触る前に許可をもらうことでアイスブレイクをする感じ」とビウキンは語ります。
チャイ役のオーブとは「お前にキスするのか」と直前までふざけていたとか。

2021年2月7日 第4話「黒い海」撮影シーン(初回)
カラオケ屋で口論するシーンは2回撮り直しました。
花束を体に叩きつけるシーンでは、監督が「ビウキンの顔に叩きつけて」と指示したものの、PPがビウキンが痛いのではと心配したため首より下に叩きつけることに。ビウキンはずっと「痛くないよ」と安心させていたとか。

2021年3月21日 第4話「黒い海」撮影シーン(撮り直し)
歌うシーンを追加しました。この先も手を繋いでくれるのかをオーエウが確認するために歌うという演出になりました。
花束を叩きつけられて、オーエウがどれだけ傷ついたか理解して傷ついたか表情になるテーを撮るため6束の花束が消費されました。

2020年11月7日 ビウキンとPP 初台本読み合わせ

プロジェクトに関わった人々に感謝するビウキンとPP。

 

ドラマ「I Promised You the Moon~僕の愛を君の心で訳して~」のおすすめ度評価・まとめ

この作品のおすすめ度は… 4.0

たこわさ
たこわさ
最高のラブストーリーの続編ということで否が応でも期待が高まっていましたが、期待を遥かに超える良作で感動しました…!
相変わらずビウキンとPPの感情表現の繊細さと深さが素晴らしいし、2人に起こる出来事、セリフの一つ一つにさまざま考えさせられます。頑固に変わらないテーと変わっていくオーエウ、どちらもが素直に愛を表現しているつもりなのにすれ違ってしまって…でも時が、離れた間の人間関係が、2人をまた変えて…最後はまた互いを求め合う姿が健気で感動的でした😢✨
小錦あや
小錦あや
チャイとのワークショップのくだりでは、テーてめぇこの野郎!オーエウを泣かせやがって!!と殴り込みにいきたくなりましたが、オーエウが優しい友人たちに受け止めてもらって回復していたし、テーは自らの過ちを深く反省していて、どうにか怒りが収まりました。浮気野郎絶対許さんマン。
それにしても、テーは頑固なくらい一途に見えるのに、一瞬足を踏み外したと思ったらそっちにも愚直に一直線になるので不安なタイプですよね…。
逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ
前作の感動が素晴らしかったのでかなり期待をしていたのですが、さすがに前作超えほどの感動はないにせよ、素晴らしい作品でした。
特にチャイとの浮気に本気にも関わらず、オーエウには「演技のためにやった」とそれらしい嘘をつくテーがまあ憎たらしくて…。そこから何度後悔してもオーエウは帰ってこず…という展開も胸がスカッとしました。
最後はハピエンなのも大団円で良いですよね。巧みなストーリーに引き込まれました。

今回3人が見た「I Promised You the Moon ~僕の愛を君の心で訳して~」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

 
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