「アマプラ同時上映会」第28弾!
当サイトの運営者3人が、Amazonプライムビデオでアニメやドラマ・映画を同時視聴する企画です🎬✨
「ディス・イズ・ミー ~ありのままの私~」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp: ディス・イズ・ミー ~ありのままの私~ シーズン1を観る | Prime Video
性的少数派のリアルを追う お話。
<あらすじ>
ドラマ「トランスペアレント」に触発されて製作された3~5分のドキュメンタリー短編5本のシリーズ。
トランスジェンダーや性的少数派が製作者となり、「トランスペアレント」で見つけたテーマをもとに、それぞれの考えや思いを表現する。
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こんな人におすすめ
- 性的少数者のリアルを知りたい🏳🌈
- トランスジェンダーやジェンダークィアについて理解を深めたい💭
- LGBTQ+の話題に興味がある👀✨
ネタバレ感想
エピソード1「クローゼット」
<あらすじ>
トランスジェンダーであることをカミングアウトする時、その苦悩は衣服をしまうクローゼットにも投影される。
スリランカの俳優・作家・コメディアンであるディーロと、インド生まれの俳優・ダンサー・ヒーラーであるマヤ・ジャファー。
2人が自らの経験をそれぞれ語る。
スリランカの俳優・作家・コメディアンであるディーロは、体は女性でしたが、幼い頃からずっと男が巻くサロンを身につけたくてたまりませんでした。
彼は膨らんでいく胸が厭わしかったのですが、ある日母が「息子」と呼んでくれて嬉しかったと言います。
トランスジェンダーであると告白すると、彼は「より自分らしくなれる」と言います。
インド生まれの俳優・ダンサー・ヒーラーであるマヤ・ジャファーは、10歳の時に初めてサリーを着て、本当の自分に気づいたと言います。
インドでは舞踏がなにより重要で、男が女装して踊ることも珍しくありません。本物の女の子に間違われると嬉しく、次第に自分は女だと思うようになりました。
しかし彼女が育ったのは厳格なイスラム教徒の家庭です。彼らはトランスジェンダーという言葉など知りません。
女性として祝福を受けたかったけれど、兄たちは「男の体に戻らなければ家族の縁を切る」と言ったため、自分の神が一つの扉を閉じたなら同じ神が別の扉を開けるはずと信じて前に進もうと決めました。
「大事な人がトランスジェンダーなら、正しく支えてあげよう」
エピソード2「世代を経て」
<あらすじ>
トランスジェンダーの支援者でありセラピストであるヴァレリー・スペンサーと、10代のトランスジェンダー、リリー・ルーベンスタインの、世代を超えた交流を描く。
2人はロスの街を巡りながら、ヴァレリーの思い出の場所で、トランスジェンダーの歴史について語り合い、自分たちでも思いがけないほど心を通わせていく。
10代のトランスジェンダー、リリー・ルーベンスタインは幼稚園の頃から女の子の遊ぶものばかり欲しがっていた、テレビでトランスジェンダーという言葉を知って自分のことだと思ったとトランスジェンダーの支援者でありセラピストであるヴァレリー・スペンサーに話します。
2人はクーパーズ・ドーナツでドーナツを食べながら、トランスジェンダーの歴史について話します。
ヴァレリーが高校に通っていた頃、男子に殺されそうになりました。しかしリリーが普通に生きていることを見てヴァレリーは「苦労が報われた。あなたは歴史を背負いながら権利を謳歌している、私たちの進化系よ」と言います。
かつて同性愛者や両性愛者やトランスジェンダーの人々はジュエルズ・ルームに集まりました。そこは黒人の同性愛者にとっての心の拠り所でした。ウェストハリウッドに居場所はなく、ここがあったから楽しかったとヴァレリーは語ります。
リリーは最初に母親にカミングアウトしました。両親は認めてくれ、安心しました。バルミツバという男子の成人式を父は延期してくれ、女子の成人式をしてくれました。
ヴァレリーはヒーラーとしてリリーの幸福を祈る儀式をしてくれます。
1959年、ほとんどの施設ではLGBTQが集うことを禁じていました。”クーパーズ・ドーナツ”で起きた暴動はLGBTQによる世界初の反乱とされます。
“トランスジェンダーの歴史を知ろう”。
エピソード3「トイレより」
<あらすじ>
人間は誰でもトイレに行きたくなるものだ。
トイレに安心して入れない辛さを、トランスジェンダーのエンターテイナーであり活動家のロッコ・ケイアトリスとマリア・マーが語る。
2人はトイレをめぐる様々な問題を提起しながら、公衆トイレは男女の別なく使えるようにと訴える。
トランスジェンダーのエンターテイナーであり活動家のロッコ・ケイアトリスとマリア・マーは公衆トイレは男女の別なく使えるようにと訴えます。
2人とも幼い頃から外でトイレに入れませんでした。トイレで誰かに話しかけられるとトランスジェンダーだとバレたり、警備員を呼ばれたり暴行を加えられるかもと怖かったのです。
トランスジェンダーがトイレに入るのには努力が必要です。トランスジェンダーが暴力を与えられたり逮捕されることはあっても猥褻行為や暴力行為の加害者にはならないと2人は訴えます。
“すべての人に安全なトイレを”
アメリカの複数の州では使用時の性別確認を義務づけようとする動きがあります。
“もっと知ろう”
エピソード4「ひたすらこの道を」
<あらすじ>
本は表紙では判断できないものだが、性別を間違って判断されて気分を害している人も多くいる。
今回はジェンダークィアのメル・シムコヴィッツとピーティ・ギブソンがロサンゼルスのイーストランドで率直に語り合い、性別を限定するような表現はなくしていくべきだと主張する。
ジェンダークィアのメル・シムコヴィッツとピーティ・ギブソンがロサンゼルスのイーストランドで性別を限定するような表現はなくしていくべきだと話します。
他人からどう見られているのかが気になりながらも、自分たちはジェンダークィアとして生きていきたいと話す2人。
“”お嬢さん”や”ご主人”のような呼び方はもうやめよう”
エピソード5「私と姉妹たち」
<あらすじ>
長年にわたり、トランスジェンダーの女性たちは仲間同士で出歩くことを避けて暮らしてきた。
不用意に目立ってしまうと、暴力の対象にされるからだ。
今回は、アーティスト・俳優・デコレーターであるヴァン・バーンズと、”喜劇的な因習打破主義者”ミス・バービーQ、アーティスト・映像制作者であるザッカリー・ドラッカーが登場。
長年にわたり、トランスジェンダーの女性たちは仲間同士で出歩くことを避けて暮らしてきました。不用意に目立ってしまうと、暴力の対象にされるからです。
今回は、アーティスト・俳優・デコレーターであるヴァン・バーンズと、”喜劇的な因習打破主義者”ミス・バービーQ、アーティスト・映像制作者であるザッカリー・ドラッカーが登場します。
バーンズは19歳で親友とニューメキシコへ旅に出て、コインランドリーでバービーQと出会いました。当時は男の格好をしていた2人ですが、その頃から2人とも違和感のない女になりたいと願っていました。
「仲間がいるありがたさは外に出ないとわからないけれど、常と危険に隣り合わせ。視線を感じたら警戒しなくちゃいけない」と言うドラッカーに、「社会の根本を変えないと」と言うバーンズ。
バービーQはつい2ヶ月前、地下鉄で追いかけられ、顔を殴られ眼鏡の破片が顔に刺さったと言います。
ドラッカーも何年か前、ルームメイトと歩道を歩いていたら5人の男に突然代わる代わる道に叩きつけられ投げ飛ばされたものの、誰も助けてくれなかったと涙します。
「何人のトランスジェンダーが路上で死んだら変化は起きるんだろう」と話すバービーQ。
彼女たちは2014年10月路上で殺されたトランスジェンダー、アニヤ・パーカーの冥福を祈り、怒りを表して電線にハイヒールを引っ掛けます。
“世界で48時間に1人、ジェンダークィアが殺されている。2013年アメリカのLGBTQ殺人被害者は67%が有色人種のトランスジェンダー女性。トランスジェンダーへの暴力行為は年々増えている”
まとめ
最終回の最後のメッセージ、”世界で48時間に1人、ジェンダークィアが殺されている。2013年アメリカのLGBTQ殺人被害者は67%が有色人種のトランスジェンダー女性。トランスジェンダーへの暴力行為は年々増えている”は、本当にショックでした。でも、私一人ではこんな大きな問題を今すぐどう変えられるはずもなく…苦しいです。
私は生まれてこの方ずっと、自分の性別も性指向もよく分かりません。
LGBTQ+の中でも自分はこうなのだとはっきり分かっている人がうらやましくもあり、またそれを理由に差別されていることを知ると苦しくもなります。
マイノリティいじめは、人間が全員死に絶えるまで終わらないんだろうな。
ジェンダークィアについての知識が乏しかったため、たった5〜6分ほどのドキュメンタリーでしたがとても勉強になりました。自分はどう見られたいのか、どの性器をつけて生きていきたいのか…一生それを定める必要はないのだと知り、なんだか「許された」ような気持ちになりました。
いろんな生き方が許容される社会であってほしいです。
今回3人が見た「ディス・イズ・ミー ~ありのままの私~」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。
ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨