韓国BLドラマ「君の唇を噛みたい」(2022)の全話ネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|500年生きるヴァンパイアとその標的になった純血の青年が描いた夢

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BL×ヴァンパイア。奪うのは、君の血、命、そして…。注目度急上昇!韓国BL初のヴァンパイアコンセプト作品、「君の唇を噛みたい」

全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:君の唇を噛みたい|フジテレビの人気ドラマ・アニメ・TV番組の動画が見放題<FOD>

500年を生きるヴァンパイア(吸血鬼)×ヴァンパイアの大好物である純血である人間の大学生 のお話。

<あらすじ>
500年を生きるヴァンパイア(吸血鬼)のジュノは10年前、とある掟を破ったことで消滅する運命にあった。
唯一生き延びる方法は、純血人間の血を飲んで人間になること。
期限が迫る中、純血人間のミニョンが目の前に現われる。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • ZEROBASEONEのキム・ジウンさんが好き🎤🎵
  • 吸血鬼モノが好き🧛✨
  • 人外BLに惹かれる👻💕

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

ヴァンパイア・ジュノ役を演じるのは、Mnetの人気オーディション番組『BOYS PLANET』から誕生した9人組ボーイズグループZEROBASEONEのデビューメンバーのキム・ジウン。その相手役となる純血の血を持つ人間・ミニョン役は、ウェブドラマ『Touch me if you can』、『人魚王子: ザ・ビギニング』に出演するユン・ソビン。長年ジュノのそばで、彼を愛してきたヴァンパイア・ヘス役を映画『シンガーソング』、ウェブドラマ『FAKE LOVE』などに出演するムン・ジフが演じる。ジウンとソビンというカップリングは、本作で人気となりBLドラマ『プンドク荘304号室の事情』で再共演したことでも話題となっている。

②お互いのシーンで良かったと思う点は、ソビン(ミニョン役)は「指輪にまつわるシーンですね。感情をすごく上手に表現していて、見ていてとても心を揺さぶられました」。ジウン(ジュノ役)は、「僕は、ジュノがミニョンのほっぺを両手で触るシーン。そのときのミニョンの表情としぐさが、とても愛らしかったです」と語った。

引用:映画ナタリー|「君の唇を噛みたい」キム・ジウン×ユン・ソビンが語る撮影の日々、2人のこれから

③ジウンはアクションシーンをもっと撮りたかったと話しており、ソビンも「ジュノが圧倒的にヘスをやっつけるシーンはカッコいいので、ぜひ見てもらいたいですね」と語った。

引用:ヴァンパイア×韓国BLドラマ「君の唇を噛みたい」 キム・ジウン×ユン・ソビン対談 | awesome

 

ネタバレ感想

第1話 さあ 始めようか

<あらすじ>
大学生として人間の世界に暮らす吸血鬼ジュノは、10年前に一族の掟を破ったことで消滅の危機にあった。
生き延びる唯一の方法は、純血人間の血を飲み、人間になること。
そして、ジュノの前に待ち望んだ純血人間、新入生のミニョンが現れる。

ーーヴァンパイアは人間に催眠術をかけ、その血を吸って生きる。催眠術をかける時、吸血鬼の瞳は青くなる。吸血鬼は掟を破ると10年かけて消滅する。仲間の吸血鬼や人間を殺すことが掟破りとなる。純血人間は1世紀に1人生まれる。その血を見た吸血鬼は、純血人間であることを一目で見破る。

「人生の小さな教訓」という本を手に取った吸血鬼・ジュノは本の間から何かが落ちたことに気づきます。それは友人が撮ってくれたポラロイド写真でした。
ジュノは死にかけている吸血鬼です。人間になりたいと思う消えゆく吸血鬼…。

兄に大学まで車で送ってもらったミニョンは、唯一の家族である過保護な兄から「居場所は常に知らせて何かあったら連絡しろ。迎えに来るから」と携帯を渡しながら口酸っぱく怒られます。足取り荒く階段を登っていた時、ミニョンはこけて手を擦りむいてしまいます。

普段自分の後ろの席に座っているジュノに手を貸され、「手のひらから血が出てるよ」と言われても、恥ずかしさのあまり慌てて逃げ出してしまうミニョン。血を舐めたジュノはミニョンが純血人間だと気づきます。

「写真 その主題の美学」の講義が始まりました。「美と魔性はイコールです。芸術でも同じ。芸術の世界では賞賛を浴びても社会通念から逸脱した作品で世間を騒がせた写真家がいました。彼の名はメイプルソープ。皆も見たことがあるだろ?」と講師が話している最中、ミニョンはシャープペンシルを回して遊んでいました。飛んでいったペンを拾う拍子に、ジュノと目が合いドキドキするミニョン。ジュノは人間になる機会は逃さないと彼を見つめ続けます。

講義の課題は「自分をテーマにした映像を2人1組で作って提出すること」です。ミニョンはそそくさと出ていってしまいます。空腹の限界のジュノは、貸してくれた資料を返したいと声をかけてきた後輩に催眠術をかけて吸血します。

総長のミフンに会いにきたジュノは、「今日はドヒョンの命日ね」と話しかけられます。「あいつの荷物は片付けたよ。もう10年経った。そろそろ俺は死ぬってことだ。症状は9年前からはっきり出てた。けど、助かりそうだ」とジュノは言います。
「あなたを愛するように仕向けなさい。純血人間の血の真価は、心を得た時に発揮される。人間を死なせた吸血鬼は死の道を辿るけど、純血人間の血を吸えば人間になれる」とミフンに言われ、ジュノはやるしかないと心を決めます。

 

第2話 今がその時か?

<あらすじ>
吸血鬼ジュノは、純血人間のミニョンに近づくために大学の課題を一緒にやろうとミニョンに声をかける。

一緒の時間を過ごすうちに、ミニョンの可愛らしい外見や純粋な心に次第に惹かれていき・・・。

ジュノは、純血人間であるミニョンに近づくために課題を一緒にやらないかと彼に声をかけます。ミニョンはあまりに美しいジュノに対して緊張しています。

血は一気に吸う必要があるため、ミニョンは途中で死ぬかもしれません。10〜11秒飲めば死ぬかなと思った瞬間、ドヒョンが死んだ時の記憶が蘇り、思わず苦痛に顔を歪めるジュノ。課題は今すぐやってしまおうとジュノは提案します。

カレンダーを見ながら、もう10年も経つなんてと悲しむミフン。

ジュノはミニョンの自己紹介の様子を撮影します。バスケットボールが趣味だと言う彼に、「そうは見えないな」と合いの手を入れるジュノ。じゃあやってみましょうと2人はバスケットボールで遊ぶことに。
ジュノは、大学の中に作っている自分だけの隠れ家にミニョンを連れてきます。ミニョンは兄のミヌから「位置情報が出ないぞ」と頻繁に連絡が来ているのを見て、ため息をつきます。兄を疎ましく感じるミニョンはまたここに来たいとジュノに頼みます。「課題を終わらせたら少し遊んで帰ってもいいですか?」と甘えてくるミニョンに快諾してやるジュノ。

ミヌは遅くなっても帰ってこないミニョンを血眼になって探し回ります。

ミニョンは昔誘拐されかけたのだと打ち明けます。兄だけが誘拐されたのだと信じて捜索して回ったのだそうで、理由は分かるけれどもっと平凡に生きたいのだと言います。ジュノが気持ちはわかると言うと、ミニョンは「校内で一番イケメンだって有名なジュノさんがどうして?」と笑います。
ふざけて抱きつくジュノ。「見つめないでください。混乱します」とうろたえるミニョンにジュノは催眠術をかけようとします。

 

第3話 俺を好きか?

<あらすじ>
大学構内のジュノの隠れ家で一緒に過ごすジュノとミニョン。

ミニョンの心を得て、血を奪うことが目的だったジュノは、いよいよ実行に移そうとミニョンに迫る。
その時、ミニョンを心配した兄が乗り込んできて・・・。

ジュノがミニョンにキスしようとしますが、ミニョンはすんでのところで逃げ出します。カメラを見つけ、ジュノを撮ってもいいかと尋ねてきます。ドヒョンにも同じことを聞かれたと思い出すジュノ。

大学を後にしながら、ミニョンは「また隠れ家に遊びに行きたいです」と甘えます。そこにミヌが迎えにきます。ジュノはため息を吐きます。

ミニョンは大学で1人でいるジュノに声をかけます。キスされそうになったことを思い出して、ジュノの顔を見られず挙動不審になるミニョン。ジュノは自分を好きかとふざけますが、また激しい頭痛に襲われます。

隠れ家で休んでいたジュノのもとにミニョンが遊びにきます。また妙な気持ちなる前に吸血しようと思ったジュノは、「改めて聞く。俺を好きか?お前にキスしたい」と迫ります。「ジュノ兄さんは僕が好き?」と無邪気に尋ねてくるミニョンに催眠術をかけようとしますが、ちょうどミヌが乗り込んできて、ミニョンを奪って連れ去ってしまいます。

 

第4話 僕のためだろ

<あらすじ>
ジュノの正体が吸血鬼で、自分の血を狙っていると知ったミニョン。
しかし、同時に自分のジュノに対する気持ちも自覚する。
一方、ジュノはミニョンの血を吸うことに迷いを覚え、ふたりの間にすれ違いが生じてしまう。

「俺たちは終わりか?」と尋ねるドヒョンに襲いかかるジュノ。「目を覚ませ」ともがくドヒョンでしたが、ジュノが気づいた時には彼は息絶えていました。
ーー俺は過信していた。吸血鬼は飢えに勝てると。

ミヌは「この10年間俺は1人でお前を育ててきたのに!なぜ電話に出ない!」と激怒しますが、ミニョンは「ただ好きな人といただけだ」と言い返します。しかしミヌは「お前は吸血鬼に殺されかけたんだぞ。お前は純血人間なんだ」と説明します。

ジュノの隠れ家に行くミニョンですが、彼の姿は見当たりません。インスタントカメラは同じ場所に置かれたままです。

ミフンは「まだ血を飲んでいないの?」と激怒。ジュノは「もう目もよく見えない。500年生きてきて分かった。人間になることを諦めれば楽になる」と言います。頭痛に苦しむジュノ。隠れ家に戻ると、ミニョンがベッドに横になって待っていました。
出て行こうとするジュノに、「もう会わない気?僕を好きなんでしょ!僕も好きだよ」と引き止めるミニョン。ジュノは「あれは冗談だよ」と笑いますが、ミニョンに嘘だと見破られてしまいます。「嘘つき。僕が純血人間で、ジュノ兄さんが吸血鬼だからでしょ」と見透かすミニョン。

 

第5話 吸血鬼ですよね

<あらすじ>
10年ぶりにジュノの前に現れたヘス。
ヘスは、ミニョンの血を一緒に吸い、ふたりで人間となって生きることを提案する。
ヘスの存在が気になるミニョン。

苛立つミフンは「私を覚えてますね?」と誰かに電話をします。「どこに行けば?」と答える男。

ミニョンは「僕を好きだから殺さなかったんでしょ?」とジュノに詰め寄ります。

大学に来たヘスは「10年ぶりじゃないか。衰弱してるな」とジュノに声をかけます。親密な様子の2人を気にかけるミニョン。ジュノはヘスをどこかへ連れ出します。
「彼が純血人間なんだろ?罪悪感があるなら一緒に飲もう。一緒に人間になるんだ。あいつは死ぬが罪悪感は半分だ。昔みたいに頼りあって生きよう」とヘスは誘いますが、「あいつに手を出したら殺すぞ」とジュノは脅します。

ミニョンに馴れ馴れしく声をかけるヘス。「ジュノとは友達よりは近い関係だよ」と言われ、ミニョンは不満げな表情になります。

「手に入れるのに苦労したのよ」と輸血パックを差し出すミフン。「死を目前にした旧友に助かる方法があるのに死を選ぼうとしてるのよ。黙っていられる?今は生きることを考えて」と説得しようとする彼女を、ジュノは置いていきます。

ジュノが帰宅するのを見ていたヘスは、「好意があるみたいですね」とミフンに報告します。「勘違いよ。純潔人間の心を得ないと人間になれないからそう見えるだけ。どうか彼が消滅する前に説得してください」とミフンはヘスに頼み、輸血パックに自分の血を補充します。

記憶が混濁し、ヘスをミニョンと見間違えるジュノ。「変わったな。死ぬつもりなら何が問題か教えろ。まだあの時のことを恨んでる?」と迫るヘスに、「お前は悪くない。殺したのは俺だ。でも認めたくないから逃げ回った」と答えるジュノ。「死のうとしてることと何の関係が?」と涙するヘスに、「繰り返しそうで怖いから」とジュノは背中を向けます。「あいつを好きなのか?冷静になってよ。大丈夫だ」とジュノの背中に抱きつくヘス。

ミフンと対峙するヘス。ヘスは「気に障ったら殺しても?」と笑いながら尋ねます。

 

第6話 気に障ったら殺しても?

<あらすじ>
消滅の時が近づき、だんだんと衰弱していくジュノ。
しかし、ヘスの提案を受け入れることなく、彼を冷たく突き放す。
嫉妬に駆られたヘスは、ジュノを装ってミニョンを屋上に呼び出す。

缶を開ける時に指先を切ってしまうミニョン。ちょうどその現場に居合わせたジュノの瞳が青く光るのを見てしまいますが、ジュノが先に逃げ出します。彼を追ったミニョンは「誰もいないから血を飲んで」と急かします。「簡単に言うな。だから嫌いなんだ」とミニョンを突き放すジュノをヘスは見つめていました。

「気に障ったら殺しても?」とヘスに確認されたことを思い出し、「どうにかなりそう」と頭を抱えるミフン。

ヘスは「ジュノさんの好みがやっと分かった。純血だから血がうまいって?偉そうにするなよ。教えてやる。純血は人間になれる貴重な餌だ。だから大事にされてる。愛だと思ってるなら哀れだな。人間を脅すのは楽しい。だからお前をこうやってじっくりと苦しめてやる。俺は数百年間彼のそばにいたし今後もだ。彼を理解してるのはお前じゃなく俺だ」とミニョンを脅しますが、ミニョンは「過ごした時間よりジュノさんの心の方がずっと大事だ。今はあんたじゃなく僕がそばにいる」と言い返します。

隠れ家で寝ていたミニョンにジュノは「どうしてここに?」と尋ねますが、「具合の悪い人を1人にはできません。震えながら寝てるから抱きしめたら温かくなってつい寝ちゃった」と笑うミニョン。

ヘスは学生にジュノからの伝言と偽ってミニョンを屋上に呼び出させます。「ジュノさんの心にあんたがいたことはない」と挑戦的に言うミニョン。ジュノは学生づてにヘスの行為を知り、慌てて屋上に向かいます。

 

第7話 気づいてほしい

<あらすじ>
ミニョンの身に迫る危険を察して、屋上に駆けつけたジュノは、間一髪でミニョンを助け出す。

ジュノとミニョンは互いの思いをぶつけ、答えを見つけ出そうと話し合う。

「ジュノさんは人間を殺したから死ぬ。しかも愛した人の血を吸って。本能の前じゃ愛がどれだけ無力か」と嘲笑うヘスに、ミニョンは「そんなの嘘だ」と動揺します。ヘスはミニョンに催眠術をかけ吸血しようとしますが、駆けつけたジュノに邪魔されます。ヘスの首を絞めるジュノ。ヘスは「なぜくだらない奴ばかり。俺が好きなことを知ってただろ。でも知らん顔してた。俺が頑張っても無視し続けてた」と恨み言を言いますが、ジュノはヘスの首を締め続けます。ヘスの目から流れる涙。

ジュノがドヒョンを殺した時、ヘスは「俺がいる」と慰めました。しかし今ヘスはジュノによって殺され、チリになってしまいます。
ジュノはミニョンの手を引いて逃げ出します。

ミフンが「もしやあの子の身に何か?もしやヘスを…」と言うと、ジュノは「殺した」と肯定します。「あの子を本気で愛してるのね。消滅する気?」と問われ、「余計なことは二度とするな」とだけ言って去るジュノ。

ジュノがヘスを殺す一部始終を見ていたミニョンは、ジュノから「大丈夫か?」と声をかけられ思わず体を離してしまいます。
「お前を守るためだ」と言うジュノに、「僕は平気だ。何も言わないで」と返すミニョン。

隠れ家に来た2人。ミニョンは「正直になろう。ジュノさんは僕の血が必要なんだよね?苦しむ姿は見たくない。ジュノさんに大事にされて十分幸せだった。後悔したくないんだ。血を飲まない理由は僕を殺したくないからだよね?」と迫ります。
「お互い無理せず望みどおりにしよう。もし僕を思うなら僕のために血を飲んで」と言うなり、ミニョンはジュノにキスします。

 

第8話 キスしたい?

<あらすじ>
互いの思いを確かめ合ったジュノとミニョン。
幸せな時間もつかの間、ジュノに消滅の時が迫る。
ふたりが望み、選んだ未来と夢の行方は?

ミニョンのキスを拒むジュノ。「互いの望みを叶えるのはやめないか?そうしたいんだ」と言うジュノに、「キスしたいんだ」と言うなり激しく唇を奪うミニョン。
セックスした翌朝、ジュノはミニョンに時間を尋ねられますが、彼の顔も携帯の画面もよく見えません。

ジュノはミフンに会いに行きます。ミフンは「気持ちは楽?」と尋ね、晴々とした様子のジュノに「よかった」と言います。

ミニョンはジュノがいなくならないかと不安で、「絶対にどこにも行かせない」と決意を固めます。「いなくならないで、今が幸せだから怖いんだ」と言うミニョン。「僕の血を飲んでもう少し一緒にいて。今すぐに飲んで」と頼むミニョンに、「明日の朝の方がいい。逃げないよ」と答えるジュノ。

ミニョンが寝てしまい、ジュノは彼の左手薬指に指輪をはめようとしますが、取り落としてしまいます。指輪を手探りで探すも、見つけられないジュノ。また激しい頭痛に苦しみます。
ーー死が迫ると怖くなった。お前との永遠の別れが。
ジュノはどうにか立ち上がると、おぼつかない足取りで部屋を出ていきます。

ミニョンが目を覚ますと、部屋には誰もいません。慌てて構内を探し回ります。屋上に向かうと、ジュノを見つけました。しかし様子がおかしくなっています。
倒れるジュノを抱き止めるミニョン。「手遅れみたいだ。ごめん。こんな相は見せたくなかった。長くて退屈な日々の果てに会えて良かった。500年も生きたのにもっと生きたくなった」と言うジュノに、「まだ一緒にいる約束だよ。今すぐに僕の血を飲んで」と乞うミニョン。
「1日だけでももう少し一緒にいたい」と言うなり、ジュノは気を失うように死んでしまいます。ミニョンは「嫌だ。こんなのひどいよ」と彼の亡骸を抱きしめながら泣きじゃくります。消えていくジュノの体を、ミニョンは呆然と見送ります。

ミヌに送ってもらったミニョンは、「友達も大勢できたから心配しないでよ。総長もいるし、校内に見張りが何人もいる」と言います。ミヌは安心した様子で会社に戻っていきます。

ーーもう1年だ。写真の1枚もない。
ミニョンはまだ構内にジュノの亡霊を探していました。彼に声をかけられたような気がして振り向いても、そこには誰もいません。しばらく辛くて来られなかったジュノの隠れ家は、半年ぶりに行くとすっかり片付いていました。ジュノが残したのは思い出だけ。だからこそミニョンは辛さを感じました。思い出は忘れない限り捨てられないからです。
インスタントカメラを手に取るも、元に戻します。

指輪を踏んだ瞬間、近くに写真が落ちていることに気づくミニョン。
ーー僕は今も思い出すたびに言ってる。ジュノさんが恋しいと。
ミニョンはそこに跪いて泣きじゃくります。
ーー久しぶりに共に歳をとる夢を見た。幸せな夢。でも目覚めて気づいた。こっちが夢だと。いつか言いたい。愛してると。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

吸血鬼役ってキャスティングが難しいと思うんです。だって人間から血を奪うためには美貌で狂わせなきゃいけないから、誰が見ても「美しい」と感じるような圧倒的な美しさが必要じゃないですか?人外レベルの、あらゆるものを超越した美しさ。でも死にかけだから儚げなところもあって…。そんなの生身の人間で表せるわけが…ありました。ZEROBASEONEのジウンさん。あまりにもハマり役で涙が止まらなかったです。切ない表情が似合いすぎる。悲恋の演技がうますぎる。顔が良すぎる。
ジウンさんを吸血鬼役に抜擢してくれた偉い人と熱く握手を交わしたかったです🤝🔥

小錦あや
小錦あや

ヘスの片思いが切なかったなあ。分からないけど、ジュノはドヒョンとも恋仲だったんですよね?でも本能に負けて血を飲み干してしまって、彼を殺してしまった。その時にジュノの精神的支えになったのはヘスだった…のかな?少なくともヘスはそう思っていたけれど、ジュノの側はそうではなかった感じでしたね。そこからしてすれ違いが切なかった…。ヘスが「人間は餌」と嘲笑う気持ちも分かるし、ミニョンの「大事なのは今のジュノさんの心」という気持ちも分かるし。どちらも叶わぬ苦しい恋でした。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

ミフンの「仲間を失いたくない」という懸命さが切なくて、やるせなかったです。自分の血を輸血するくらい必死だったのに、結果的に同胞を2人も失うことになってしまって…かわいそうでした。
あと、韓国BLドラマで悲恋(バドエン)は珍しかったですね。これまで何十作品と見てきたけど、初めてかも。LGBTQ+ジャンルだと、韓国の作品はダークなものが多いんですが。バドエンながらもラストはミニョンとの幸せだった頃を反芻するような演出だったので、悲しさよりも多幸感を強く感じました。

今回3人が見た「君の唇を噛みたい」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

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