ドラマ「不幸くんはキスするしかない!」(2022)の全話ネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|不幸体質×幸運体質の大学生同士が巻き起こす、ドタバタハッピーBLコメディ

ドラマ

不幸体質と幸運体質の正反対の二人が、とある勘違いから付き合うことになって繰り広げる恋愛攻防ストーリー、「不幸くんはキスするしかない!」

全話のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:不幸くんはキスするしかない | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

超・幸運体質の大学生1年生×超・不運体質の同級生 のお話。

<あらすじ>
超・不幸体質の大学生、福原幸多が出会ったのは自分とは正反対の超・幸運体質な篠宮直哉。
「篠宮といれば不幸が起きない!」と打算的に篠宮に近付いた幸多だったが、 ちょっとした勘違いから二人は恋人として付き合うことに!?
自分の不幸に他人を巻き込まないように、キャラを偽って周りと距離を取って生きてきた幸多にとって、 見た目も中身も恰好良すぎなTHE天然タラシ・直哉から受ける甘い言葉や優しさは破壊力抜群!

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • 自分は 幸運体質/不幸体質だと思う💭
  • 恋人を自分のために利用しようと思ったことがある😏
  • ドタバタコメディに笑わされたい😂

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

露がも子による原作コミック「不幸くんはキスするしかない!」は、 無料で読めるWEBコミック誌 ビーボーイP!にて2019年9月~2020年5月に 連載・単行本化した合計250万PVを獲得の人気のラブコメBL。ドラマ化に合わせ待望の連載再開。

引用:不幸くんはキスするしかない | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

本企画は、多くの大ヒットBL漫画・小説作品を世に生んできたKADOKAWAが新たに立ち上げたBLドラマレーベル「トゥンク」と、「liar」「美しい彼」など近年も多くの大ヒットラブストーリードラマを制作してきたMBSがタッグを組んだ初めての作品でもあります。

引用:不幸くんはキスするしかない | ドラマシャワー | MBS 毎日放送

③佐藤:撮影がちょっと押していたっていうのもあって、一発でめちゃくちゃいいキスしてやる!っていう気持ちでやりました。直哉は「付き合うならキスするのは当然でしょ?」と思っているキャラクターですし、視聴者のみなさんにキスが下手だなって思われたら嫌なので、かっこよくすることを意識しました。

引用:曽田陵介×佐藤友祐W主演「不幸くんはキスするしかない!」インタビュー「キュンキュンしてもらいたい(曽田)」「(キスシーンは)一発でめちゃくちゃいいキスしてやる!っていう気持ちで(佐藤)」 – SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)

 

ネタバレ感想

第1話 不幸くんはキスするしかない!

<あらすじ>
生まれつき不幸体質の大学生・福原幸多は、自分の不幸に他人を巻き込まないために人とは距離をとってひっそり暮らしていた。
これからも浅い人間関係を続けていこうと思っていた大学の新学期初日、道で車に轢かれそうになったところを大学で同じゼミメンバーの篠宮直哉に助けられる。
直哉が幸運体質ということを知り妬ましく思う幸多。

福原幸多は不幸体質の大学1年生。大学デビューの初日、家から出た瞬間に犬のうんちを踏みます。さらに世の中で一番嫌いな「子供の泣き声」を聞いて舌打ちしていると、もう一つ嫌いな「電車の遅延」も重なり、慌てて駅へ走ることに。大学に着いてからも清掃員から汚れた水をぶちまけられたりと不幸続き。
昔からこんな体質なので、幸多は人に不幸を移さないように人との付き合いは最低限にとどめていました。

同級生から新歓に誘われた幸多は、一旦家で服を着替えてから向かうと伝えます。同じ頃、イケメンで有名な同級生・篠宮直哉に、幸運のブレスレットで気合を入れた女子生徒・ミキがアタックしていました。
家に帰ろうとしていた幸多は、車に轢かれそうになったところを直哉に手を引かれてすんでのところで回避します。お礼をしようとする幸多に遠慮する直哉。ちょうどその時、直哉に先輩から新歓の会場に関する電話がかかってきて、幸多は彼が同級生だと気づきます。

心理学の川原教授の新歓ゼミに来た二人。幸多は直哉の隣の席ですが、女子生徒全員が自分の席を狙っていることをひしひしと感じます。酒が入ってくると、先輩は自分の好きな子を全部直哉に取られたとふざけて言います。さらには直哉は「幸運体質」なのだと言い、過去の幸運の数々を説明してくれます。羨ましくなる幸多。

その後、1分間で自己紹介することになり、直哉はちょうど1分で話し終えます。幸多は不幸を避けるために本音を覆い隠して人当たりのいい人間を演じます。いちごが好きで、お酒はカクテルが好きで…と言ったにも関わらず、なぜか直哉は幸多が本当に好きなビールを持ってきてくれ、不思議な気持ちになります。
飲み会の帰り道、飲み会で何も不幸なことが起こらなかったと安堵した幸多でしたが、女性に痴漢と間違われてビンタされてしまいます。

翌日、幸多はきっと昨日何も起こらなかったのは直哉の幸運のおかげだろうと推測します。そして、直哉に「このキャンパスに知り合いがいないから案内して欲しい」と頼みます。直哉はあっさり了承してくれます。
直哉のおかげで不幸を回避しまくる幸多は嬉しさのあまりテンションがMAXに。直哉はそんな幸多を「犬みてえ」と笑います。その笑顔にキュンとしつつ、幸多は不幸避けのために(友達としてこれからも)「付き合って欲しい」と頼みます。しかし直哉は勘違いし、頷いた途端、いきなり幸多にキス。「恋人ならキスくらいするだろ?」と言われ、幸多は大混乱します。

 

第2話 不幸くんは土曜にデートするしかない!

<あらすじ>
友達としての「付き合ってほしい」を恋人としての告白と勘違いされ、直哉にファーストキスまで捧げることになった幸多だが、 直哉の幸運を利用するためにそのまま恋人としてお付き合いすることに!
直哉の恋人オーラ全開の甘~い眼差しにドギマギする幸多だったが、さらに二人っきりで出かけようとお誘いを受ける。
これって、つまり初デート!?

女子生徒たちは直哉から「恋人ができたから」という理由でデートの誘いを断られたと噂しており、その恋人が誰なのか大捜索が行われていました。命の危険を感じた幸多でしたが、直哉と離れてすぐに不幸が押し寄せてきて、やはり彼を裏切ったとしても離れられないと再確認します。

トイレの手洗いが壊れていてびしょ濡れの幸多は、一日中探していた直哉を見つけて駆け寄ります。
直哉は「恋人が風邪を引いたら困るから」と水を拭ってくれ、幸多を元気づけようと食堂のソフトクリームを奢ってくれます。いつもソフトクリームを落とすので最後まで食べたことがなかった幸多は大感動。
さらに、直哉は週末にデートしようと誘ってきて、どこに行っても一緒に行った人を不幸に巻き込んできた幸多は「10年ぶりに人と遊べる!」と大喜びします。

いざデート当日、3時間も前から待ち合わせ場所に向かっていたにも関わらず、不幸が続いてなんと携帯を壊してしまう幸多。直哉に連絡したくともできません。直哉は待ち合わせ場所になかなか来ない幸多を心配していました。結局待ち合わせ時間の昼には着くことができず、深夜に着いた幸多。直哉を探しながらももういないはずだと諦めていると、直哉が駆け寄ってきます。謝り倒す幸多を、直哉は抱きしめます。「福原が無事でよかった。俺が悪かったよ。明日は俺が家まで迎えに行くから」と明日もう一度デートしようと提案してくれます。感動する幸多。直哉は幸多を家まで送ってくれます。

 

第3話 不幸くんは日曜もデートするしかない!

<あらすじ>
不幸続きで結局デート出来ず終いだった幸多と直哉は、改めて翌日リベンジすることに!
直哉に主導権を握られないようにと意気込んで出掛けた幸多だったが、家へのお迎えから始まり、食事にカラオケに映画館…直哉からのあまりに完璧なエスコートですっかり楽しくなっていく。
最後に行きついたのは水族館。

日曜日にデートを仕切り直すことになり、今度こそ絶対に不幸に巻き込まれないように気合を入れて外に出る幸多ですが、運良く何も起きません。それは直哉が外で待ってくれていたからかもしれません。

デートの前にまずはスマホを直そうと携帯会社に行く二人。イルカショーの予約をしたものの、直前だったため最終の回になったため、それまで幸多の行きたいところを回ろうと提案してくれる直哉。
まずは映画館で映画を観て、ホラー展開にびっくりする幸多に笑う直哉。ぶらぶらと本屋で本を見て回り、カフェでランチをしながら「あーん」とお互いの料理を食べさせ合います。さらにカラオケで熱唱。最後は人生初の水族館へ。イルカショーを堪能します。
ショーのあった会場から出ると、はずれなしのくじが行われていました。二人揃って5等のペンギンキーホルダーが当たるのですが、直哉は不服そう。なぜならいつもなら1等が当たるからです。幸多に1等の大きなペンギンのぬいぐるみをあげたかったと落ち込む直哉に、幸多は「一緒にいるだけで嬉しいから」とフォローします。実際、彼といるだけでご利益があるので嘘ではありません。しかし直哉はことの他この言葉に心動かされたようです。
「帰りたくないくらい楽しかった」と言う幸多に、直哉は「じゃあウチくる?」と提案。さすがにまだ緊張してるから…と怖気付く幸多に、直哉は「今日デートのつもりだったし、この間も半端な気持ちでキスしたんじゃないよ。キスはだめ?」と迫ってきます。5秒以内にキスすると言われ混乱する幸多の頬に、軽くキスする直哉。「唇には許可もらったらする」と言って先導する直哉を前に、幸多は「拒めたのになんでドキドキしてるの?」と自分に問いかけます。
律儀に幸多を家まで送ってくれる直哉。「恋人を見届けるまでがデートだから」と家に入るまで見届けてくれます。

直哉を利用しようと思って近づいたのになぜこんなことに…と悩む幸多。心理学の授業で「好意の返報性」を学びます。「相手に好きと言われたら好きと言いたくなる」ということを聞き、それに違いない!と自分に言い聞かせます。しかしそういえば直哉も同じ授業を取っているはずなのに、見当たりません。

授業を終えると、直哉が昨日水族館で見た1等のペンギンのぬいぐるみを持って学校に来ていました。「くじ引きで当たったから」という直哉の言葉を聞きながら、自分へのプレゼントか?いや…と悩む幸多。
その後、直哉が改めて声をかけてきて、「2日連続で水族館に行ってきた」と、水族館で改めてくじを引いて1等を取ったからあげるとぬいぐるみを渡してきます。「俺、お前の笑った顔が好きだから喜んで欲しくて」と言う直哉に居た堪れなくなり、幸多はありがとうと言いながらもそそくさと帰宅。自分は直哉を不幸避けとしか思っていないのにと申し訳なくなります。

すると突然妙な音が部屋に鳴り響き、凄まじい勢いで雨漏りし始めます。

 

第4話 不幸くんは同棲するしかない!

<あらすじ>
天井に穴が開く!という不幸により、修理のために自分の家に帰れなくなってしまった幸多。
周りからの後押しもあり、しばらく直哉の家にお世話になることに。
お泊り初夜に新婚カップルのアロマまで準備して張り切っている直哉に、慌てふためく幸多。

上の階の洗濯機が漏水したため天井に穴が開くという不幸に見舞われた幸多。2週間の修理工事の間泊まれるところを探さなければいけませんが、友達はみんな実家暮らしや姉との同居中で泊められません。唯一泊められると言ってくれたのが、直哉。

直哉は朝はパンがいいか米がいいか、ドレッシングはフレンチでいいかなど細かに生活のことをすり合わせしながら家に案内してくれます。掃除用具が部屋の片隅にあることから、いつも以上にきれいに掃除してくれたのがわかります。しかも布団を温めて、アロマまで焚いてお出迎えしてくれる高待遇ぶり。一緒にいて居心地がいいのは直哉が幸運体質なだけではなく、彼が繊細な心遣いをしてくれるからだと気づいた幸多。「これから2週間よろしく」と改めて握手しようとしますが、直哉は照れ臭かったのか逃げてしまいます。

その夜、幸多は直哉が襲ってくるのではと身構えていましたが、直哉は「一人じゃ寂しいかも」と以前くれたペンギンのぬいぐるみを持ってきてくれるだけで、何も手を出すことはありませんでした。

翌日、心理学の授業で「単純接触効果」を習い、よく会う人やものに好意を抱きがちだと聞きながらうんうん唸る幸多。どう考えても直哉に避けられている気がします。ぼんやりしていた幸多は先輩の八代から声をかけられたのにも気づかないほど水道の水を出しっぱなしにしてしまい、服はびしょ濡れに。自分の不幸より直哉のことを考えていた自分に気づきます。八代から悩みがあれば聞くとじゃれつかれますが、幸多はなんでもないと苦笑します。それを遠くから見ていた直哉は辛そうに顔を歪めます。

帰宅した幸多は直哉に「僕のこと避けてたよね?」と迫ります。すると直哉から逆に「俺、お前のことが大事だから、我慢できなくて」と迫り返されてしまい、目の前に広がる美しい上裸に耐えきれず家から逃げ出してしまいます。

 

第5話 不幸くんは恋するしかない!

<あらすじ>
直哉との急接近にパニックになり、そのまま部屋を飛び出してしまった幸多。
直哉に謝ろうとする幸多だがタイミングが悪く失敗ばかり。
諦めかけていたその時、遠くから何やら揉めている声が聞こえてくる。

公園で野宿し、「あいつのそばにいられなくなるの嫌だし、今日中に謝らなきゃ」と焦る幸多。「不幸回避のため、裏切ってでもあいつのそばにいると決めたはずだ」と自分に言い聞かせます。
しかしいざ登校すると直哉は人気すぎてなかなか近づけず、午後の川原教授の講義ではさすがに会えるだろうと思うも、直哉を前にすると緊張してしまい、結局授業をサボってしまいました。

授業をサボっていると、八代先輩が話しかけてくれたので幸多は不幸体質の相談をします。「幸運な偶然は平等に訪れるから、それを幸運に変えられるかどうかは本人次第」と言われ、「それを篠宮は自然にできてるってことか…」と思う幸多。

授業終わりの直哉に声をかけようと物陰に隠れていると、直哉が悪い先輩たちからチケットを購入してほしいと頼まれていました。しかし以前その先輩の頼みを受けたところ転売したらしいと聞いていた直哉ははっきりと断ります。それを見た幸多は、「篠宮は誰にでも優しいと思っていたけど、人のことを考えられる心が強いんだ。相手が喜ぶことを考えて芯を通す…そんなの好きになっちまうだろ」と心の中でつぶやきます。

その後、悪い先輩たちが「篠宮使えねえ。あいつの強運にしか興味ねえよ」と愚痴を言っているのを見て、幸多は思わず殴りかかってしまいます。「お前ら見てると俺見てるみたいで反吐が出るんだよ!」と激怒する幸多。
「俺もこいつらと同じだ。あいつを見ずに、強運だけを見て…あんなに真っ直ぐなやつを騙して…」と反省する幸多。
「篠宮はほしいもの全部持っててすげえよ。でもあいつは強運だけがすごいんじゃねえ。それをみんなに分けることができるからすごいんだ!誰にでもできることじゃねえ!てめえらみたいな罪悪感のないクズが篠宮語んな!」と本性丸出しで啖呵を切っていると、そこになんと直哉が登場。「バレた…」と幸多は青ざめます。

先輩に殴り返された幸多の怪我の手当てをしてくれる直哉。気まずくて顔があげられません。「俺のために怒ってくれて嬉しかった。ありがとう」と直哉は感謝してくれますが、「お前からお礼言われる資格なんて俺には…」と落ち込む幸多。
「俺、昔から不幸体質で、篠宮のそばにいるために勘違いを利用して、猫かぶってたんだ。恋人も嘘だった。騙しててごめん」と謝ると、幸多は直哉の家を飛び出してしまいます。
「なんで泣いてるんだよ!なんで今更気づくんだよ!今まで積み上げた外面よりも、あいつとの楽しい日々よりも、あいつを傷つけたくないって思ってしまうくらい…俺篠宮のことこんなに好きだったのに…。今更気づくなんて、バカじゃねえの…」と幸多は自嘲します。

 

第6話 不幸くんは告白するしかない!

<あらすじ>
先輩に殴りかかる姿を見られ、ついに直哉に本性がバレてしまう幸多。
幸運を利用するために嘘の恋人として接してきたことも正直に伝え、直哉の部屋を飛び出してしまう…。
翌日、直哉に幻滅されていると思い落ち込む幸多だったが、直哉は幸多のことを探している様子。

「どうして幸多くんを遊びの仲間に入れてあげないの?」と尋ねる幼稚園の先生に、子どもたちは「あいつすぐ怪我するから。怪我したら先生は俺らのせいにするじゃん!」「幸多といると変なことばっかり起こるし。あいつわざとやってるんじゃないの?」と答えます。じっとうつむいて地面に絵を描き続ける幼い幸多。

またも公園で野宿した幸多は「あいつも俺の本性知って幻滅したろ」と直哉のことを思いながら大学に行きます。すると直哉があちのちで同級生たちに「福原見た?いたら教えて」と言って回っているのを見つけてしまいます。なぜ俺を探しているんだ、もしかして騙しやがってどう罵倒するためかと焦る幸多。
その時、直哉に同級生のアンナが「親友のミキが恋愛運爆上げのブレスレットを落としちゃったの。見つけたら教えて」と頼んできます。直哉が了承してすぐ、バラバラになったブレスレットが地面に落ちており、それに気づかず幸多はそれで足を滑らせ、さらに頭にサッカーボールが直撃して失神してしまいます。それで幸多を見つけた直哉は慌てて近寄り介抱してくれます。

直哉と一対一になり、いくらでも罵ってくれと覚悟する幸多。しかし直哉は意外にも「俺を騙してたけど、悪用はしてないだろ?他人のために全力で怒れるのはすげえよ」と逆に幸多を誉めてくれます。そして、「福原が嫌じゃなければ、もっと福原のこと知りたい」と言ってくれます。それを聞いた幸多は「嫌なわけないじゃん」と泣き出します。「最初は不幸になりたくなかったからだけど、不幸になりたくないとかじゃなくて篠宮と一緒にいたい」と泣きじゃくる幸多に、直哉は「俺も一緒にいたい」と優しく声をかけてくれます。

しかし、「やり直すなら友人と恋人どっち?」と直哉に問われ、「(恋人は虫が良すぎるから)友人で」と幸多が答えると、直哉は急に不機嫌になります。「俺は恋人がいい。友人と恋人じゃできることが違いすぎると思わないか?俺は恋人一択だから。絶対に振り向かせる」と意気込む直哉。幸多は「もう惚れてるんだっつーの!」と心の中で突っ込みます。

大学構内を歩き回りながら、直哉から「なんで猫被ってたの」と問われ、「不幸な目に遭ってかわいそうって言われるのが嫌だし、気を遣われるのも辛いから、ニコニコして気にしてないですって言ってたんだ」と打ち明ける幸多。
「それまで頑張ったってことだろ。福原のこともっと好きになった。もっと好きになったから、お前の口説き方を教えてくれ」と真剣な顔で言う直哉。幸多は恥ずかしさのあまり「俺も直哉のこと好きだし」と言って逃げ出してしまいます。告白しちゃった!告白したから家に行き辛いな…と幸多が一人でドキドキしていると、大家から電話がかかってきて、家の修繕が終わったと言われます。静かな家に帰宅してぼんやりしていると、直哉から晩御飯を作って待っていると連絡が。直哉の家に着くまでにいくつもの不幸に見舞われながらも、幸多は一生懸命に家を目指します。そして、直哉に「ただいま」と言うのでした。直哉はめちゃくちゃな格好になっている幸多を笑うも、「不幸を顧みずにきてくれたんだな」と嬉しそうに言うのでした。

 

第7話 不幸くんは恋人になるしかない!

<あらすじ>
ついにお互いの正直な気持ちを伝え、本当の恋人と認め合った幸多と直哉。
翌日、幸多は自宅の天井の工事が終わったので自分の家に帰ると直哉に伝えるが、帰ってほしくないと懇願される。
幸多は直哉のその熱意におされ、もう一晩だけ泊まることにするが…もしかして、恋人になってからの一夜は特別なのか!?

直哉はずっと、「自分が幸せになるより幸せをみんなで分けた方がいい」と思って生きてきました。しかし、好意でプレゼントしたレアカードを転売されて「あいつは金になる」「役に立つ」と陰口を叩かれたり、好きだと言われて付き合ったのに「別れたい。引き留めてもくれないんだね」と言われたりと、人に期待したり失望したりするのは疲れるとも感じていました。高校時代から友達になった、独自の世界がある麦とマイペースな朔といると、落ち着きます。二人は他人に寄りかかったりしないからです。
入学式の後、直哉は自転車に轢かれそうになった上にみかんをお尻で踏み潰してしまうという不運に見舞われている幸多を見つけます。実家で飼っているポメラニアンのぽんちゃんにそっくりの愛嬌のある笑顔に惹かれるとともに、彼にどこか自分と似たものを感じます。危険運転する自転車に悪態をつくその変貌ぶりから、なぜか目が離せません。

正式に付き合うようになった二人ですが、「友人だとできなくて恋人だとできることって?」と考える幸多。
翌朝、早めに起きて直哉のために朝ごはんを作ってあげると、「夫夫みたいだな」と嬉しそうな直哉。幸多は昨日部屋の修繕が終わったらしいから今日は自分の部屋に戻ると言いますが、直哉はせっかく恋人になったんだからもう少し泊まってほしいとねだります。申し訳ないからと遠慮する幸多に、「俺、甘えたり頼られたりするの好きだから」と前置きした上で「それならもう一晩だけ泊まってほしい。昨日は何もしないまま寝ちゃったから、今日は一晩それなりの過ごし方をしたい」と言います。

大学に行くと、同じゼミのアンナが「ミキは強烈な邪気だらけだからブレスレットが切れたみたい」と話しており、幸多はブレスレットが壊れていた理由を知ります。
川原教授の授業では「疲れても会いたい人が恋人」と聞き、ミキはアンナに「アンナになら会いたい」と言うので、アンナはドギマギします。ドキドキしている状態は生理的覚醒状態と言い、それはキスすると生むことができると聞いて、そういえばなぜ直哉はあの時キスしたんだろうと付き合ってと頼んだ時のことを思い出す幸多。

帰宅してから二人で過ごしていると、直哉は「口へのキスは許可してもらったらする」と言います。ではなぜ付き合おうと言った時にキスしたのかと幸多が問うと、「付き合った子が喜んでくれたから」と答える直哉。怒りを覚えた幸多は報復として自分からキスしようとしますが、勇気が出ません。
なぜか直哉は「前にそんな体になりたいって言ってたし」と幸多を筋トレに誘います。「鍛えたらつまずいたり転んだりしなくなるだろ」と言われ、必死で腹筋することになります。その日は結局筋トレで疲れ果て、二人とも何もせずぐっすり眠ってしまいました。

翌日、幸多を送り出した後に「食器、せっかく揃えたのにな」とぼやく直哉。
家に帰った幸多が食事を買いに外に出ようとしたところ、不審者に銃を突きつけられて部屋に押し戻されます。結局、幸多は直哉がいないと結局不幸体質な男のままなのでした。

 

第8話 不幸くんは幸せになるしかない!

<あらすじ>
幸多の家に押し入ってきた銀行強盗!
手には銃を握っており、絶体絶命のピンチ……。
これまでの直哉との幸せな走馬灯が頭によぎる幸多だったが、そこに現れたのは!?

幸多にメッセージを送ったにもかかわらず一向に返事がないので心配になった直哉がテレビをつけると、「立てこもりから15時間が経過し…」と、幸多のアパートで立てこもり事件が起きていることを知ります。慌てて現場に走る直哉。

銀行強盗に人質として脅されながら、生まれてこの方、不幸なことはたくさん経験してきました。直哉との出会いは不幸続きの自分へのプレゼントだったのかもと思う幸多。「幸せだったな。直哉と生きていたかったな」と彼との思い出を反芻していると、直哉が「俺が代わりに人質になるから」と強引に部屋に突入します。「あなたはこんなことするような人じゃない」と犯人を説得する直哉。なんと幸運なことに直哉が初恋の人に似ていたという理由で、「アイドルの推しのためにお金が欲しかったの」と犯人はあっさり自首。

幸多は直哉に、小さい頃から不幸の連続で周りの人に迷惑かけないようにと閉じこもっていましたが、直哉のおかげでこんなに幸せな日々があるのだと気づけたと感謝します。直哉はそんな一緒に住もうと提案しますが、幸多は「俺は不幸だから一緒にいるんじゃないし、不幸も悪くないよ。不幸体質だったおかげでお前と出会えたんだから」と笑います。
しかし直哉は「お前に言ってないことがあるんだ。実は入学式の帰りのお前に一目惚れして、いつもいい顔して浅い人間関係を保ってるのが俺に似てるなって思ってた。幸多が話しかけてくれて嬉しかったし、お前は一緒にいるだけで喜んでくれるし、俺を探してくれた時もあんな綺麗な瞳で見つめてくれたのはお前が初めてだったから…。初デートの時も約束をすっぽかすはずなんてないって信じてた。嘘の恋人でも、喜んでくれるならよかった」と言います。幸多は「嘘じゃない。お前が幸運だからそばにいるんじゃなくて、好きだからそばにいるんだ」ときっぱり言います。

普段は当選確率100%なのに最近外れること多い直哉を、自分のせいではと心配する幸多。直哉にデートに誘われても、「俺のせいで不運に巻き込まれるかも」と後ろ向きです。しかし直哉は「運なんて見えないものより、幸多といる方が大事だ」とはっきり言ってくれます。本当に一緒に住みたいと思ったら同棲したい、それまでは直哉がそばにいてくれるから大丈夫…と考えながら帰宅した矢先、なんと家のブレーカーが爆発。直哉の家にまたお世話になることに。直哉は「幸多が頼ってくれるの、嬉しい」と笑ってくれます。

幸多に使わせていたエアベッドに穴が空いたからと二人でベッドに眠ることに。もしや俺が使ったから!?と心配する幸多を、「何もしないから安心して」と直哉は宥めてくれます、
「直哉は俺が慣れるまで待っててくれるらしいけど、物足りなさも感じたり…」と内心ぼやきつつ、直哉との日々を楽しむ幸多なのでした。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

かわいい二人だったー!終始直哉がスパダリすぎて、ときめきが止まらなかったです。それに、幸多も最初は直哉の幸運目当てだったけど、それって直哉を騙して利用してるってことじゃないか…と思い悩む展開はすごく誠実で好きでした。いくら直哉が利用されてるだけだとしてもいいと言ったとしても、それって搾取する側とされる側の関係になっちゃって、いつか破綻すると思うんですよね。だからこそ、対等に無償で好きだという気持ちを持っている二人が尊かったです。

小錦あや
小錦あや

すごくキュートなラブストーリーでした。性的なシーンが少なくて、ときめきに重心が置かれている感じ。BLってどうしても性的なシーンが多めなことが多いけど、たまにはこれくらいピュアに振り切った作品もいいなあと見ながら癒されていました。
それに、コミカルな演技って下手だとすごく浮いて見えちゃうと思うんですが、幸多役の曽田陵介さんの演技がとても上手だったのですごく世界観に馴染んでいて素晴らしかったです。それにコミカルなシーンもあればシリアスなシーンもあって、結構感情の起伏が激しくて切り替えが大変だと思うんですが、それもうまく演じ分けてくださっていて感動しました。すごく良い作品でした。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

最終回でのミキとアンナの恋模様は急展開でびっくりしましたね。BL作品の中に百合がいることって時々ありますが、本作はその作品だったようです。原作でもそうなのかな?ドラマオリジナルかな?ミキはずっと直哉に片想いしていたので、アンナへのアプローチは無意識かな。アンナはミキの好意に対して良い意味で戸惑っていたので、ミキの片想いを応援しつつもずっと好きだったのかななんて思っちゃいました。

今回3人が見た「不幸くんはキスするしかない!」は、Huluで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

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