「陳情令」スピンオフドラマ第2弾「乱魄」のネタバレ感想|聶兄弟が刀霊の呪いに挑む

ドラマ

五大世家の一つ 聶氏の宗主である兄と対照的な弟との絆、そして一族に隠された秘密を描く、「陳情令」のサブキャラクターに焦点を当てたスピンオフ映画第2弾、「乱魄」を観ました!

個人的な感想も交えながらがっつりネタバレしちゃいます!☺️✨

スピンオフドラマ第1弾「生魂」のネタバレ感想はこちら👇です。

登場人物とあらすじ

引用:乱魄の検索結果 | ビデオ | ひかりTV

凸凹な聶兄弟の絆と一族の秘密“刀霊” の裏話。

<あらすじ>
聶氏の霊廟である洞窟・祭刀堂が盗賊に荒らされた。
宗主の聶明玦は、書画や音楽ばかりでろくに刀の修業をしない弟の聶懐桑に聶氏としての自覚を促すべく、強引に連れ出して祭刀堂へと向かうが、堂内が荒らされたことで封印が破れ、周囲には魔物が出現していた。
危険な洞窟の中で封印の修復に奔走する兄弟と門下生たち、その中で懐桑は初めて“刀霊”について、そして一族に代々伝わる秘密を教えられることに…。

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こんな人におすすめ

  • 「陳情令」が好き⚔
  • 清河聶氏、双聶推し💚
  • 兄弟愛モノに弱い😭

 

 ネタバレ感想

聶氏の霊廟である洞窟・祭刀堂の壁にはさまざまな絵が描かれています。それは聶氏の秘密である“刀霊”にまつわる絵ばかり。

二人の男兄弟は「きっと金持ちの墓だから一攫千金だ」と期待しながら墓を漁ります。棺桶を開けるも、中には刀だけが収められており、男たちは「何だこりゃ」と困惑。次々棺桶を開けますが、4つとも全て刀しか入っていません。棺桶の蓋を開けたまま男たちは次々周囲を漁り始めます。
兄は棺桶を漁り、二弟は壁に火を近づけますが、壁から妙な呻きが聞こえ、二弟は突然何かに操られるように歩き出します。二弟は壁の中から聞こえる声の方へ歩いていき、ぶつぶつと何かを唱え始めた途端、持っていた爆弾で壁を爆破します。兄は気づいていませんでしたが、その時、祭刀堂の床の印が赤く輝いていました。

兄は爆破音に気づき、二弟が歩いて行った方に向かいます。すると高価そうな指輪をつけた手が転がっており、「言っただろ、金持ちの墓だと」と兄は嬉々として死体の指輪を盗みますが、ふと二弟の死体を噛み砕く魔物が天井にいることに気づきます。血が滴り落ち、兄は驚いて逃げようとしますが、足をとられ食われてしまいました。

不浄世では聶明玦の観察のもと、「一太刀」と掛け声をあげながら門弟たちが剣の修行をしています。聶明玦のもとに門弟が駆け寄り、「祭刀堂で問題が」と耳打ちします。「なぜ守りの固い祭刀堂に盗賊が?」と困惑する門弟たち。知らせに来た男は震え怯えきっています。
「懐桑は?一大事ゆえ呼んでこい」と聶明玦は命じるも、宗輝は「祭刀堂の件はまだ二若君には」と困惑します。「懐桑もこたびは連れていく」と聶明玦は宣言。そこに金光瑶がやって来ます。

墨を優雅に擦り、水墨画を描くのにいそしむ聶懐桑。宗輝が部屋を訪れたため、慌てて絵を隠して刀の修練をしているふりをします。しかし絵はすぐに宗輝に見つかった上、絵を隠そうと置いていた本を動かされて、絵はめちゃくちゃに。「月は柳枝の頭にかかり、の情景が枯れ木の頭になったぞ!この扇の紙は清硯斎の上等な水紋柄だ」と熱弁を振るう聶懐桑。宗輝を「無粋だな」とけなすも、宗主に呼ばれていると聞いて「今日は書房で刀譜を読めと言っていたのに!新手のしごき!?」と慌て始めます。「祭刀堂の修繕に向かうのです、若君も同行せよと」と言われ、「私も?大掛かりだな」と全く緊張感のない聶懐桑。

聶懐桑が聶明玦のもとに行くと、何もかも知らないとしか言わない男に聶明玦は怒っていました。「我らで祭刀堂へ向かう」と言われても「お気をつけて、諸君達者で」と拱手して逃げようとする聶懐桑に、「聶懐桑!聶家の根幹に関わる刀霊が放たれれば聶氏どころか清河一体に災いが及ぶぞ!次子でありながら逃げようとするとは!」と、金光瑶と門弟たちの前で怒られます。
「逃げ腰とかじゃなくてどうせ足手まといだし留守番している」「お前の刀は?」「部屋にある…いや練武場です」「玉佩や扇は肌身離さず、刀の置き場も知らぬとは聶氏家訓をなんだと思っている!?筆を貸せ」。
聶明玦は聶懐桑の眼の前で筆を折り、「これで家主になれると?」と怒ります。「なる気もない!」と怒鳴り返す聶懐桑に、「もう一度言え!今日こそ聶氏の家訓を叩き込んでやる!」と聶明玦が叫んだ瞬間、彼の愛刀・覇下がカタカタと震えだします。

「宗主、気を集中して」と宗輝が言うなり、聶明玦の目が真っ赤に変化。金光瑶があわてて琴を奏でると、聶明玦の体の呪いが鎮まっていき、聶懐桑の顔の直前で振り上げた彼の拳が止まります。聶明玦の目はまだ赤いままですが、しばし落ち着きます。
「即刻出立するぞ」と聶明玦は言いますが、聶懐桑は無視。門弟は「宗主の失心症は悪化の一途だ。清心音でも治せぬとは」と陰口を叩きます。

金光瑶は「兄に悪気はない、病のことは知っているだろう、私が琴で治している」と言いますが、聶懐桑は「大哥は私のことを幼い頃から見下してる。刀法が苦手な私を同行させて弟子の前で恥をかかせる気だ!」と怒り心頭。
「義兄上は向こう見ずで衝動的だがお前は違う、自分を抑え奇術にも通じているのだから兄弟で補い合える」と言う金光瑶をよそに、「大哥はちっとも変わらない。またあんな目に遭ってはかなわない」と聶懐桑は荷物をまとめて出ていこうとします。
「だから今日は短笛を渡しにきたのだ。精神を集中させる効果がある」と金光瑶は短笛を聶懐桑に差し出します。危険な旅でも聶氏の猛者が同行するし、義兄上という不世出の英雄がついている。戻ったら上等な品を贈ってやると言われ、聶懐桑は落ち着きます。
「なんとなくすごく悪い予感がする」と口ごもる聶懐桑に、金光瑶は「私が兄上と一緒に戦った時も同じ気持ちだった。聶氏の柱として実力を証明せよ」と焚き付けられ、聶懐桑はしぶしぶ同行します。聶氏一行をにんまりと見送る金光瑶。

聶明玦を先頭、宗輝、聶懐桑の順に隊は進み出します。
祭刀堂の近くに着くと、森全体が霧でけぶり、空は暗く、空気が冷えて息が白くなっています。ゆっくりと警戒しながら進む聶明玦。
「これは何?」と周囲を見回しながら尋ねる聶懐桑に、隣にいた門弟は「行路嶺です。以前は千人塚でした。祭刀堂は侵入を防ぐため千人塚の後ろに…」と解説していましたが、突然魔物に食われます。聶明玦の「刀を抜け」という叫びと共に、門弟たちはすぐさま火をつけ、刀を抜きます。宗輝は二刀流で聶懐桑を守ろうとしますが、聶懐桑はその一本を借り、拙いながらに刀を掲げます。

木の根のようなものにもう一人門弟を攫われ、聶明玦は「宗輝、聶懐桑を守って堂の前へ、お前たちは続け」と単独で走り出します。聶懐桑は怯えながらも宗輝に続きます。
「あれ(木の根のようなもの)はなに?」「纏人藤です。暗がりに住み、人の血肉を餌に」「兄上たちはどうなる?」「宗主なら問題ありません」「でも暗くて居場所が」「きっとうまくいきます」。
宗輝は聶懐桑を励ましますが、聶明玦はその頃、纏人藤に両手両足を捕まれ苦しんでいました。そこで彼の中の暴力的な赤い力が暴れ出します。聶明玦はうわああ!!と絶叫してつるを切るも、聶懐桑は「兄上の声だ!」と不安に駆られて走り出そうとします。その時、聶懐桑の袂から笛が落ち、ハッとします。「笛を吹けば居場所を伝えられる」と清心音を拭きだす聶懐桑。その音は空気を伝い、光の帯となって空気を揺蕩います。

聶明玦はつるを切るもあたりに魔物の姿はありません。しかし突然暗闇から数人の魔物が現れ、聶明玦に斬りかかります。聶明玦は赤い力でどうにか戦い、宗輝たちのもとへ戻ってきます。赤い力は消えていました。
「兄上大丈夫かい?他の者たちは?」と尋ねる聶懐桑に何も言えない聶明玦。宗輝は「死んだと?纏人藤ですね?」と言いますが、聶明玦は「違う、傀儡だ」と断言。「なぜ傀儡が現れる?」と眉間に皺を寄せる聶懐桑ですが、どこからともなくつるの忍び寄る音が聞こえ、聶明玦はハッとし「走れ!陣を張るぞ!」と走り出し、祭刀堂を中心に陣を張り滑り込みます。つるは祭刀堂の中には入ってきません。
纏人藤がこれほど凶暴とは。堂内の刀霊の均衡が破れたか。主墓室で刀霊の均衡を戻し仕掛けを修理する。この先は更に危険だ。慎重にな」と聶明玦は門弟たちに呼びかけます。つるは祭刀堂を締めつけ続けています。

祭刀堂の奥へ進む一同。聶明玦が霊力で室内に一気に光を灯します。聶明玦はあたりを見回しながら進むと、力を込めて扉を開けます。不安げな聶懐桑。
門を制御する陣が破られた。青龍と白虎の両墓室の陣を直さねば通れん。聶懐桑、お前は別の隊を率いよ。墓室に入れば扉は自然と閉まる。陣を修繕し仕掛けを動かしてここへ戻れ。遅れては命取りになるぞ」と聶明玦が命じると、「私が?武術はてんでだめだ。失敗したら」と聶懐桑は弱気になります。
「天文学ならお前は聶氏随一だ。恐れるな、宗輝も同行しお前を守る」と聶明玦が肩を叩くと、聶懐桑は渋々頷きます。「宗輝、壁に気をつけよ」という聶明玦の言葉を聞き、不信感を募らせる聶懐桑。

聶明玦は白虎の部屋に入り、早速墓泥棒の腕を見つけます。すると棺桶の紋が光っているのを確認し、慌てて「陣を組め」と叫びまく。門弟たちの肩に乗り、全員で陣を組むと、絡みついてきたつるは弾けます。しかし緊張は解けません。

青龍の部屋では、一同が入室した瞬間に門が閉まったため聶懐桑は怯えますが、「陣を組み立て直せば門は開きます」と宗輝に頷かれ、不安げに部屋を見回します。
「問題はどう組み直すかです」と言う宗輝。聶懐桑は陣を見ると、「青龍は十八星宿の東方七宿、つまりここも星宿に対応しているはず。東方七宿には角、亢、氐、房、心、尾、箕宿がある。東方七宿の位置からここは角、亢、氐だ、ならば残った4つの石棺は房、心、尾、箕か。房は腕と肋骨、心は心臓、尾は尾、箕は尾の先、房は肋骨なら心の前、箕と尾の石棺は隣り合わせとなる。これなら青龍は戻る」と霊力で動かすと、まさにそのとおりに青龍が戻ります。
陣の左半分が赤く光り、「兄上より活躍したぞ、私は役立たずじゃない」と宗輝に胸を張る聶懐桑。「ご謙遜を、各自向き不向きはあります」と宗輝は微笑みます。その時、聶懐桑はふと何かに気づきます。

聶明玦はずっと陣の中に閉じ込められていましたが、陣を解いた瞬間に門弟の1人が壁の中に沈んで食われていきます。
「兄上は壁に気をつけろといったが何も問題なさそうだ」と壁を触る聶懐桑に、宗輝は「実は壁の中には人の躯が」と暴露します。「躯だって!?」「ええ、聶家の刀霊は凶暴ですが、主の存命中はその力も制限されています。ただ主が亡くなると躯や護符で殺気を抑えるしかないのです」「それでは生贄と同じだろう」。
その時、陣が赤く光り、門が開きます。
「開きました。早く戻りませんと」と宗輝が促すも、聶懐桑は不安げな表情です。
「宗輝、聶氏は名門の正統派だ。生贄を捧げるなんて邪道だぞ」と聶懐桑が言っている間に門は締まり始めます。さらに、聶懐桑が落とした筆を取りにいっている間に、門を支えていた門弟が押し潰されて死んでしまいます。

血まみれの聶明玦は1人、聶懐桑たちと別れた最初の部屋で壁の一部が開いていくのを見ていました。そこに聶懐桑と宗輝たちが現れます。「行くぞ」と壁の穴の中に入ろうとする聶明玦に、「教えてくれ。なぜ祭刀堂という名が?刀霊の均衡を図るとは?」と尋ねる聶懐桑。聶懐桑は「祭刀堂とは何を意味するのか今分かったよ。均衡を図るのではなく人を生贄にして祀ってる!」と激怒します。それは誤解だ、祭ったのは悪党どもの躯で、祖先はその躯で刀霊の均衡を図ったのだ、我らは遵守しただけと言う宗輝と聶明玦。
「悪党だって?悪党なら人でないと?人の生死を決められるのか?」「刀霊は極めて凶暴で、祖先は代々この方法を用いた」「祖先の方法なら過ちにも従うのか?」「生意気な!!」。激怒する聶明玦に一歩も引き下がらない聶懐桑。
「刀霊の均衡を図ったら改めて説明してやる」と先に行こうとする聶明玦に、「兄上と墓室に入った同胞も生贄にしたのか?」と叫ぶ聶懐桑。「聶懐桑!!」と激怒する聶明玦。
「彼らは傀儡に殺されたのだ」「どこに傀儡がいる?本当に傀儡の仕業だったとして20数人いた一行が今は何人残っている?そんなに死なせたいのか?兄上、聶氏は犠牲を出しすぎた。冷静になって考えないと」。
怒りを収め、聶明玦は「もう決めたのだ。今日はどんな犠牲を払おうとも刀霊の均衡を図る。刀霊が祭刀堂から放たれれば清河の危機だ。聶氏の祖先に合わせる顔がない」と言い放ちます。
「刀霊を見たことが?何の均衡を図ろうとしているのか何も知らずに同胞を死地に送るなんて。見てみろ、なんて変わりようだ。昔は常に冷静沈着だったのに刀法を修練し始めてから希少が荒くなり凶暴極まりない。まるで暴君みたいだ」「風流に興じるよりましだ!いつになれば聶氏を支えられる!?」。2人は激しく言い争います。
「刀しか道はないのか?なぜ自分が死ぬ姿を私に見せようとする?毎日家訓ばかり口にするが、周りの者たちの気持ちは?」と言い縋る聶懐桑。聶明玦が宗輝の方を見ると、門弟の中に傀儡がいるように見え、彼は慌てて頭を振ります。
「何のための刀法で、何のための家訓だ。結局家訓とは自分を死に追いやる刀霊に生贄を捧げること!邪道と何が違うんだ!」「我が清河聶氏が世に立ち100年、民を守ってきた我らを邪道だというのか?」「事実だろう!」。喧嘩する2人をはらはらと見守る宗輝。聶明玦は怒りに震えます。
「この祭刀堂は後戻りできぬのだ。聶氏の弟子よ!主墓室へ行き、刀霊の均衡を図るぞ」と聶明玦が言うと、宗輝たちは聶懐桑を見遣り戸惑いながらも部屋に入っていきます。聶懐桑は「愚直だ」と聶明玦を睨みつけ、入っていきます。聶明玦は聶懐桑の後ろ姿を眺め、しばし思案します。

主墓室へ向かう道は荒廃した谷のような地形になっており、深い谷にぼろぼろの橋が一つかかっています。「まだ皆を犠牲に?先は読めない。罪悪感はないのか?」と聶懐桑は聶明玦の耳元で憎々しげに囁きます。無言で足を踏み出した聶明玦に、「死ぬなら私が先だ」と歩みだします。怒って歩みを進める聶懐桑。谷の下では何かが蠢いています。
その時突然足元の板が外れ、聶懐桑は「兄上助けてよぉ!兄上!」と悲鳴をあげます。聶明玦に助けてもらったもののバツが悪く、掴まれた手から乱暴に腕を引き抜きます。

そこで聶明玦は谷底の魔物に気づき、「走れ!急げ!」と呼びかけます。大量のコウモリが彼らの行く手を阻みます。コウモリに吸いつかれた門弟たちはそれらを剥がせず悶絶。宗輝は聶懐桑を守りながら進みます。「聶懐桑!早くしろ!」と聶明玦が叫んだ途端、コウモリの大群が橋を噛みちぎり、聶懐桑は谷底に落ちていきます。
「兄上助けて」と叫ぶ聶懐桑を追って、すぐさま谷に飛び込む聶明玦。聶懐桑を片腕で抱きしめると、もう片方の腕で覇下を谷の壁に突き刺します。「兄上、私のせいだ。巻き添えにして」と後悔する聶懐桑に、聶明玦は「大丈夫だ。私がついている」と聶懐桑を抱く手を強めます。泣き出す聶懐桑。
「私の掌風でお前を上まで押し上げる」「兄上は?」「心配ない、この”覇下”が我らを守るはずだ。いいか?この後、覇下の柄をしっかり握れ。振り返るなよ。分かったな?」 。
聶懐桑が頷くと同時に、聶明玦は聶懐桑を思い切り上空へ放り投げ、同時に覇下を彼に向かって投げつけます。聶懐桑が飛んでいくのを見て微笑みながら、聶明玦は谷底に落ちていきます。振り返るなという約束を破り、聶明玦を振り返り「兄上!」と絶叫しながら覇下に掴まり、空に上がっていく聶懐桑。

聶懐桑は回想していました。
幼い頃、聶懐桑は聶明玦の刀の練習を見様見真似をしていました。しばらくすると飽きたのか、聶明玦の練習の邪魔をしだします。聶明玦が門弟に仕置きとして叩かれているのを真横で立ち尽くしながら号泣する聶懐桑。
聶明玦が「懐桑」と筆をあげると、聶懐桑は大泣きしていたのが嘘のように「ありがとう大哥」と嬉しそうに受け取ります。聶明玦は嬉しそうに聶懐桑の頭を撫で続けます。
「修心(心を修める)」「修刀(刀を修める)」という木べらを貰う二人。聶明玦は修心を聶懐桑に渡し、修刀を自分が取ります。聶懐桑は聶明玦に微笑みます。
二人は清河の景色を山の上から眺めながら、「懐桑、兄がいる限りお前が何をしようと守る」「ありがとう兄上」と話します。聶明玦は聶懐桑の背中を抱きながら、二人はじっと夕焼けに染まる清河を見つめていました。

崖の上に戻ってきた聶懐桑。「宗主はどこです?何をすると?」と尋ねる宗輝に、「兄上が落ちた。助けに」と縄を石に結びつけ谷にもう一度落ちようとする聶懐桑。「落ち着いて、宗主はもう…」と言われるも、「死ぬものか!兄上は武術に秀でてる」と聶懐桑は本気で飛び降りようとします。「正気ですか?下の状況も知らずに無茶をすれば」「放してくれ!自分を守ってくれた人をお前は見捨てられるか?清河聶氏の二若君でなくとも、私は兄上の唯一の弟だ」と、聶懐桑は躊躇いなく谷に飛び込みます。宗輝は聶懐桑を止められなかったことを悔やみます。縄の先はちぎれていました。

痛みをこらえながら、谷底で火打ち石で火をおこした聶懐桑。恐る恐る谷底を歩き回ります。「兄上、兄上」と呼びかけると、嫌な気配がします。細い道、両側の岩に注意しながら「兄上」と叫びつつ聶懐桑は進みます。聶懐桑はあちこち探し回りますが、なぜか玉佩を置いておいた同じ場所に何度試しても戻ってきてしまいます。どうなっているのかと困惑。憔悴し、壁にもたれた瞬間、壁が聶懐桑を飲み込もうとして慌てて飛び退きます。

「誰だ?」「聶懐桑、お前の刀は?」「なぜ清河聶氏にこんな廃れ者が?」「お前腑抜けだ」「廃れ者め」「それで家主に?」「聶氏の祖先が泣くぞ」「誰だ」「兄が死んだのもお前のせいだ!お前など無能でしかない」「一緒に来い」「あははは!!!」「聶懐桑、祖先に顔向けできるのか?」と兄の声にまじっていろんな声が聞こえてきます。
ふと細い通路の一方を見ると黒い煙が押し迫ってきていました。悲鳴を上げながら逃げ惑う聶懐桑。「腑抜けで無能な奴め!」と兄の声が響きます。煙から突き出した傀儡の顔の恐ろしさに失神します。

「懐桑、懐桑、懐桑…」と聶明玦が聶懐桑の頭を自分の膝に乗せて呼び続けています。「兄上、やっと見つけた」と呟く聶懐桑に、聶明玦は「起きろ」 と彼の腕を掴んで自分の隣に座らせます。
「大丈夫か?なぜ助けに来た。お前まで谷底に落ちたら誰が宗主を?」と問い詰めるも、「それが大切かい?命がけで助けてくれた兄上を見殺しに?聶氏存続のために兄を捨てられるものか」と聶懐桑から静かに言われ、聶明玦は複雑そうな表情に。
…懐桑、今日のお前の指摘は正しい。均衡を図るのは目先の策、聶氏を救うには刀霊を抑えねば。私の独断でこんな結果を招いた」と俯く聶明玦に、聶懐桑は「兄上。兄上に非はない。谷底に落ちる時、昔を思い出したよ。兄上は私に代わり刀法を選んだ。今日私が同じ立場なら途方に暮れてたよ。宗主ならいに反することもやらないと。たぶんこれも天命だね」と言い、聶明玦は聶懐桑を見て苦しげに頷きます。ため息をつく聶明玦。
「そうだな、我が聶氏は何度も天命に翻弄されてきた。祖先が幾多の困難を乗り越え門派を開いたのに刀霊の呪いを受けてしまった。それを破るため懸命に刀を修練したが、まさか…同じ鉄を踏むとは」と後悔します。
「懐桑、私を恨むな。修練を強いたのは…もう時間がないからだ。聶氏の重責はお前が担うようになる。刀法を心得ていなければ誰が従うのだ…」と顔を歪めて言う聶明玦。
「兄上、私は…」「一生、お前を守れると思った」「兄上」と涙を堪える二人。
「だが、功を焦ったせいでこんなことに」と聶明玦は聶懐桑の腕に添えていた手を離します。
「聶氏を偉大にしたいと一心に願ったが…はは…皮肉だな。この聶氏が我が手で滅びようとしている…なんと罪深い、どの面下げて祖先に顔向けを?」。膝を拳で叩き涙する聶明玦。
「兄上、父上の死後、兄上が独りで聶氏を束ねてきた。十分胸を張れるよ。祖先に対してもだ」と聶明玦の手に自分の手を添えて言う聶懐桑。「聶氏の災いは刀霊が発端だろ?独りで解決は無理だ。力は尽くしたよ」と聶明玦を慰めると、聶懐桑は立ち上がります。「それに兄上の腕があれば、我ら兄弟で切り抜けられる」。顔をあげる聶明玦。

「懐桑、ここは鎖仙閣といってな。歴代の聶氏宗主は気が暴走する前、自らをここに監禁する」と聶明玦は自分の後ろを見遣ります。つられてそちらを見る聶懐桑。「一度入って戻った者はいない。私とお前もここで果てるかも。巻き添えにして…お前には申し訳ない」。泣き崩れる聶明玦。聶懐桑はあたりを見まわすと、明るい声で聶明玦の肩に手を置きます。「そういうことなら、我ら兄弟2人で祖先の元に行くわけだし、原点への回帰さ」
階段に背を預けた聶懐桑は、「兄上」と何かに気づきます。「なぜ水の音が?水流は外につながっている、出口が見つかるかも」と水音のもとを探る聶懐桑。壁には赤い何かが描かれています。聶明玦も階段から立ち上がり、あたりを見回します。

「兄上、奇妙だと思わないか?壁画の妖獣は刀を避けもせず、どこか別の場所を見ているみたいだ」と壁を見つめる聶懐桑。妖獣の先を見ると壁画がありました。
「兄上、この壁画は議事堂の神獣とそっくりだよ!」「いや、どこかが違う」「…目だ。議事堂の神獣は前方を睨んでた。でもこれは上を…見ている?」。聶懐桑は走り出します。少し小高い壁に登ると、「兄上、そこに八卦陣がある」と階段前の陣の地面を指差します。聶明玦は驚き、足元の陣に気づきます。「きっと意味があるはずだ」と言う聶懐桑。陣の上の小石を手でざっとどけると、聶明玦は立ち上がります。「両極を攻撃すれば変化が」と聶懐桑は言い、2人は陣に同時に攻撃します。浮かびあがる文様。部屋の近くの扉がガタガタと開きます。聶懐桑は微笑み、聶明玦は手を差し出すと、2人は固く握手をします。

宗輝たちが傷心のあまり動けずにいると、近くの扉が開き、「来い」と聶明玦が聶懐桑を手で持ち上げていました。「赤蜂尊だ!」と叫んだ宗輝は、「宗主、二若君、ご無事で何より」と2人のもとに慌てて駆けつけ、拱手します。「命を落とすかと思ったが、懐桑の助けがありおまえたちと再会できた」と微笑む聶明玦に宗輝は嬉しそうに微笑み、聶懐桑を見て頷きます。
「こうして同胞たちとともにあるのは聶氏の幸である、こたびの犠牲は全て私の落ち度だ。皆に対して慚愧に耐えん」と重々しく告げる聶明玦に言葉を失う宗輝たち。「これ以上私のせいで犠牲を出したくない。刀霊の封印は危険極まりない。この件は我ら兄弟2人だけで行う」と歩みを進める聶明玦に聶懐桑はついていき、宗輝たちは「宗主」と驚愕し慌てて追いかけます。「同胞の死は刀霊の仕業です。宗主に非が?主従の別はあれ、宗主は実兄も同じ!自分だけ引けません!私も運命を共にします!宗主と運命を共にします!」と拱手し叫ぶ宗輝たち。聶懐桑はそれを振り返り、聶明玦を見ます。聶明玦は涙を湛えた目で全員の顔を見ると、「これまでも十分危険に遭遇してきた。この先は更なる危険が伴うのにそこまで思ってくれるとはどう報いていいか、聶明玦がここに誓う!我ら9人全員共に戻り、誰ひとり置き去りにはせん!」と叫びます。
「これまでは人の血肉で刀霊を祀った。今日は死んだ同胞に刀霊を祀るんだ!」と聶懐桑は拳を振り上げます。宗輝と聶明玦は微笑み、「諸君私に続け!刀霊を滅して同胞に祀るのだ!」と聶明玦は拳を掲げます。「刀霊を滅し同胞に祀る!」と全員で連呼します。

主墓室に入る一行。あたりを警戒しながら入ると、そこには階段の先に石像と棺桶があります。室内に霊力で火を灯す聶明玦。
石像の下の棺桶に違和感を感じた聶明玦は「陣を組め!」と棺桶に向かって陣をぶつけます。攻撃の後すぐに「宗主!」と悲鳴があがり、門弟が吹き飛ばされます。刀霊が聶明玦と聶懐桑を吹き飛ばし、聶懐桑は失神。他かの門弟たちも次々敗れ、そのうちの1人の門弟は聶明玦を庇い命を落とします。宗輝はいち早く聶明玦のそばに寄り、刀霊と向き合います。刀霊を睨みつける聶明玦。聶明玦と宗輝が二段構えで刀霊に立ち向かいます。聶明玦は宗輝と霊力の縄を作り、刀霊を縛りますが、逆に引き回されてしまいます。

「刀霊を封印するぞ、1,2,3!」と縄で柱を使って固定する聶明玦と宗輝。刀を地面に突き刺し、霊力を流し込みます。刀霊はずっとあがいています。聶明玦も宗輝も必死で耐えますが、刀霊は縄を言って飛び出してしまいます。聶明玦刀霊に斬られそうになり、「宗主!」と宗輝は聶明玦の前に走り出ます。「宗輝!宗輝!」と聶明玦は叫びながら必死で起き上がりますが、宗輝は刀霊に乗り移られてしまいます。

「聶氏子孫め、祖先に跪拝もせぬとは!やはり人の姿は良いものだ」と宗輝の体を乗っ取った刀霊はゆっくり聶明玦に振り向きます。「不肖な子孫どもめ。私を邪険に扱いおって、お前たちの血を持って贖え!」と叫ぶ刀霊に、「聶氏の同胞を無数に殺したな、今日こそ息の根を止めてやる!」と吠える聶明玦。「ははは!無力な者どもめ!死ぬがいい!!」と力を込める刀霊。彼の体から邪神のようなものが姿を表し、聶明玦は慄きます。「宗主を守れ」と息のある門弟たちが必死で聶明玦の前に立ちふさがりますが、全員邪神に捕らえられてしまいます。
「やめろ!」と叫ぶ聶明玦。刀霊はにやりと笑い、門弟たちを突き飛ばします。「許さん!」と激怒し、聶明玦の中の赤い力が噴出。聶明玦の髪飾りが吹き飛び、彼からも邪神が姿を現します。聶明玦は雄叫びをあげると、刀霊本体と邪神それぞれ同志で殴り合います。

聶明玦は吹き飛ばされ、刀霊は両手に刀を握ると彼に襲いかかります。懸命に対抗する聶明玦。聶明玦がいざとどめを刺しそうになった時、刀霊は宗輝の刀でうまく態勢を立て直し、再度襲いかかってきます。聶明玦は一室に投げ飛ばされ、刀霊は無数の刀をその部屋に突き刺そうと飛ばしまくります。にんまりと笑う刀霊。部屋は真っ暗闇で何も見えませんが、しばらくすると聶明玦が無傷で現れます。刀霊の胴に切り込む聶明玦。しかし、彼も刀霊から肩や胴に斬りかかられます。

聶懐桑が目を覚ますと、聶明玦が刀霊と死闘を繰り広げていました。渾身の力で斬り合う2人。聶明玦の力の色は赤、刀霊は青です。すさまじい威力と光があたりに立ち込めます。刀霊は苦しみ、その体から抜け出ます。そこをすかさず斬る聶明玦。宗輝を斬ろうとした時、聶懐桑が慌てて短笛で清心音を奏で、聶明玦の動きを止めさせます。「宗主」という宗輝に、「宗輝?」とやっと冷静さを取り戻す聶明玦。しかし聶懐桑の清心音は金光瑶に教えられたものだったため、聶明玦の衝動は治まりませんでした。
聶明玦の目には宗輝が傀儡に見えてしまい、宗輝を斬り殺してしまいます。それを見ていた聶懐桑は呆然とします。「宗主」と入ってきた2人の同胞も傀儡に見えてしまい、聶明玦は即座に斬り殺します。「兄上」と呼びかけた聶懐桑にも斬りかかる聶明玦。

しかしその時、聶明玦の目に「兄上」と幼い頃の聶懐桑の映像が過ぎります。聶明玦の前で、小さな聶懐桑が笑っていました。「兄上」と笑いかける聶懐桑の前にいる自分も同時に幼くなっており、聶明玦は「懐桑」と微笑みかけます。聶明玦が聶懐桑に筆をわたすと、「ありがとう兄上」と彼は嬉しそうに受け取ります。それを幸せそうに見つめる聶明玦。
聶懐桑は聶明玦の暴走を前に目を閉じ、泣いていました。刀を目の前につきつけられても逃げることをしません。聶明玦は息を荒くつきながら真っ赤な目で聶懐桑を見つめていました。彼の目が赤からいつもの色に戻ります。刀をゆっくりと下ろすと彼は、倒れ込みます。
「兄上」と慌てて聶明玦の腕を抱きしめ支える聶懐桑。聶明玦は苦しげに呼吸しています。「刀霊は封印したか?」「封印したよ」「良かった」と会話しながらも泣きそうな聶懐桑。
棺桶の前には何人もの門弟の死体が転がっています。その死体を見て聶明玦は目に涙を溜め、言葉を失います。震える息で聶明玦の腕を抱きしめる聶懐桑。
「皆は…」という聶明玦に、聶懐桑は「皆は刀霊に殺されたよ」と優しい嘘をつきます。聶明玦は呆然と涙を流し、嗚咽します。聶懐桑は涙する聶明玦の腕をしっかりと力を込めて抱きしめ続け、自分も静かに涙します。

祭刀堂は平和を取り戻しました。聶明玦と聶懐桑は2人で刀霊を祀っている像の前で3度の拱手を繰り返します。
あの日、2人で見た崖の上に登る聶明玦と聶懐桑。「懐桑、昔と同じ…今後お前がなにをしようと私が守ってやる」と言う聶明玦に、聶懐桑は静かに頷きます。

【その後、聶明玦の状態は悪化。金光瑶の清心音も効果なく死亡】

雨の日、風鈴が門の前で鳴っています。あちこち白い幕と黒い花が飾られています。

「拝礼。頭を上げよ。拝礼。頭を上げよ。拝礼。頭を上げよ。拝礼」とあたりに声が響きます。「頭を上げよ」。
広間には”聶明玦の霊位”があり、聶懐桑はぽろぽろと涙を流し、声も出さずに泣き続けます。喪に服し、泣き続ける聶懐桑。喪服姿のまま、清心音の本を握りしめ号泣します。
「懐桑」と部屋の前に誰か来て呼んだ気がして、「兄上」と慌てて振り向く聶懐桑。しかし誰もおらず、呆然と涙を流します。手から落とした清心音の本のページが風でめくられ、聶懐桑はそれをみて、なぜ金光瑶に教えられた音色を吹いても兄の行動が静まらなかったのかに気づきます。本に書かれた音と金光瑶の音は違っていたのです。

「精神を集中させる効果がある」「精神が乱れた時、清心音を吹けば役に立つはずだ」と金光瑶に短笛を渡された時のことを思い出す聶懐桑。

「懐桑」と聶懐桑の金光瑶が尋ねてきます。「気を落とすな」と言われ、聶懐桑は怒りに震えながら思わず目を閉じます。「ありがとう、三義兄上」と恭しく拱手しながら、聶懐桑は組んだ両手の後ろでを彼を睨みつけ、復讐を誓ったのでした。

【刀のごとく鋭く冷たき責め苦も
扇子を開く洒脱な少年を守る
忠実な熱き血潮 兄弟に通じ
真心とぬくもりが 焔のごとく我らの間に輝く
不浄世 深き絆の地 何代も引き継がれる
断たれない兄弟の縁
いつになれば再び会えるのか
清河の訣別 一生消えぬ痛み
昔の夢から覚め 昨日は遠ざかる
遥かな明月に嘆息する
もう一度ひと目会えるのなら どんな試練も 厭わない】

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

「生魄」での大哥の感動屋っぷりが本当に愛おしくて大好きです。懐桑は無益な殺生はしないけど聶氏以外の人を駒としか見ないクールさがある一方、大哥は一旦懐に入れたものはとことん信じる甘さや優しさに溢れていて…根っこの粘り強さや義に生きるところは同じだけど、やっぱり2人は微妙に性格が違いますよね。もし大哥が生きてたら懐桑はいい参謀になったろうなあ。2人の治める清河を見たかったよ…🤦‍♀️

鎖仙閣前で「お前を一生守れると思った」って号泣する大哥と「2人で先祖の元に帰るなら原点回帰だね」って微笑む懐桑、外での顔2人の顔しか知らない人は衝撃だと思います。
懐桑はまるで母のように大哥の弱さを包み、大哥は懐桑を守りたいと言いつつ己の弱さを懐に見せることを躊躇しない。2人の深い信頼が透けて見えて、胸が熱くなります。なんて深い兄弟愛…。

小錦あや
小錦あや

最初は、聶懐桑は刀の練習もやらないし嫌なことから逃げ出すし絵ばっかり描いてるし、どうしようもない次男坊だなあと呆れていたんですが全然でした…天文学なら清河随一と聶明玦が太鼓判を押していたけれど、身内贔屓じゃなかったんですね…。
「聶氏は名門の正統派だ。生贄を捧げるなんて邪道だぞ」と憤慨するシーンで、自分が思っていたより聶懐桑は聶氏を愛し、誇りを持っているのだなとハッとさせられました。
金光瑶はこれで運良く聶兄弟が死ねばラッキーだし、駄目でも戦力削げる♪て感じで送り出したんでしょうね。原辰徳…。
あと、聶氏の黒っぽい着物めちゃくちゃかっこいいです!祭刀堂へ馬を走らせる時の掛け声も雄々しくて素敵。聶氏の男臭さ、大好きです❤️

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

聶懐桑…こんなに優しくて思慮深い最高の弟いる?って号泣します…。聶明玦がまた責任感の強いいいお兄ちゃんで…。

弟を追って谷に落ちたらすぐに自分も落ちて弟だけを助けるし、それで満足そうな顔するし、弟は弟で絶対兄を独りで死なせないとすぐに後を追うし、優しい兄が気に病まないように門弟たちを殺したのは刀霊のせいだってとっさに嘘ついて泣き崩れる兄を抱きしめるし…もうこの兄弟愛何?死にます…。

困難に直面した時、聶懐桑が真っ先に「兄上!」って叫ぶのがかわいくて好きです。ずっと兄上に生きていてほしかった…。

「陳情令」はBL小説「魔道祖師」シリーズの実写ブロマンスドラマなのですが、スピンオフドラマやコンサートがたくさんあります。
当サイトでは日本で視聴可能なすべての「陳情令」・「魔道祖師」関連作品のネタバレ感想記事を書いています!
以下は、「陳情令」のスピンオフドラマ・コンサートのネタバレ感想記事一覧です♪

 

「魔道祖師」シリーズはアニメ化もされています!
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もちろん、原作小説のネタバレ感想も書いているので、こちらもぜひご覧ください♪

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