葵居ゆゆ先生「箱庭のうさぎ」シリーズの同人誌、「うさぎみっくす」を読みました!
本編である「箱庭のうさぎ」シリーズのネタバレ感想はこちら⬇️
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
引用:Amazon.co.jp: うさぎみっくす (Papricalionブックス) 電子書籍: 葵居ゆゆ: Kindleストア
寡黙なパティシエ×元異食症のイラストレーター のお話。
<あらすじ>
「箱庭のうさぎ」番外編です。
世話焼きで囲い込み系溺愛な攻(パティシエ)と、自分の不幸を自覚していない受(イラストレーター)の幼馴染カップル。
本編途中の空白の二人や、続編『虹色のうさぎ』につながるお話など、甘くていちゃいちゃ幸せな短編集。
こんな人におすすめ
- 「箱庭のうさぎ」シリーズの世界にもっと浸りたい🐇
- お世話好き攻め×天然受けのえっちでかわいい短編集が読みたい📚
- 葵居ゆゆ先生の書く濡れ場が好き🔞
ネタバレ感想
うさぎの恋人
聖の両親に交際の報告に行った後、二人は帰国して初めてのセックスをしますが…。
聖が「お前に負担をかけないように我慢してるのに、我慢できなくなったら響太なんか毎日気絶だぞ」って響太に凄むのに笑ってしまいました😂
響太なりになるべく頑張ってエッチしてるつもりだけど、聖は耐えてきた15年分も含めてまだまだ足りないんだな〜と面白いです。
でも、これから聖の食事以外もどんどん食べられるようになったら、体力もついて、毎日1〜2回はエッチできるようになるかな?エッチのカウントをなるべく少なくしようと画策してる聖もおかしかったです😂 策士め!
うさぎの春
聖との交際記念パーティーに成原を招待する響太ですが、聖とのセックス事情について悩みを打ち明け初めて…。
成原さんはもうお父さんを超えておじいちゃんの気分に😂 でも分かる気がするな〜響太は手のかかる息子というより、かわいくて仕方ない孫って感じで…。
響太の「聖は特別すぎて好きの基準が分からない」は、あまりにも殺し文句!!とはいえ、成原の言う「響太を好きになれる予感がした」から好きになろうとしたというのもすごくよく分かるんですよね…。響太と聖みたいに、最初からお互いがスペシャルな関係で、それがずーっと続くってほんと奇跡ですよね。
セックスは普通どれくらいの頻度でするのかとか悩みながらも、「恋って難しい。でも聖がいないよりずっといい」と響太が思うところに彼の成長を感じました。聖と両想いになる前までは、恋について(両親のこともあって嫌悪するがゆえに)真剣に考えたことがなかったし、聖の幸せは女性と結婚して家庭を作って彼の両親に喜ばれることだと信じて疑わなかったけれど…ちゃんと恋と向き合って、聖がいないとダメだと素直に認められているところが偉い!!胸が熱くなりました😭
恋人の休日
とある休日、聖は響太を抱っこしたままセックスに及ぼうとしますが…。
聖に後ろから抱っこされながらエッチ💕
「聖が俺のこと抱っこするの、だいたいエッチなことするときじゃん」って恥ずかしそうに文句を言う響太がかわいくてかわいくて…響太の口から「抱っこ」って言葉が出るとめちゃくちゃにやけちゃいます。かわいすぎる。
エッチの最中に聖が「アップルパイより成原さんより他の誰より俺がいいって言ったら達かせてやる」って甘く言葉責めするのも最高ですよね。聖は普段飄々としていて、何が来ようとどんと構えている感じがするけれど、響太のことに関しては逐一嫉妬したりと心を揺らすのがかわいくてたまらないです。それだけ響太を好きだってことですよね☺️💕
あと、これに対して響太が「聖が世界で一番好きって言ったのに」って快感で泣きじゃくるのがまた良いしエッチ…(しみじみ) 響太に「世界で一番好き」なんて言われたら、聖じゃなくても昇天しちゃいそうなのに…すごい破壊力だ…。
エッチの後に、響太が「一回聞いたことでもまた言ってもらえたら嬉しい」と、「好き」と伝えることについて嬉しそうに言っていたのも胸キュンでした。
響太が聖に素直に「好き」と言うのを想像するだけで、1巻で長い間苦しんでいた響太を思い出して胸が苦しくなるし、涙が溢れてきます😭 2巻でも、聖を幸せにしなきゃと焦るあまり、聖といちゃいちゃすることを自分に禁じていたし… 「好き」と言えるまで本当に長かったね…!
これからは、やっと響太が心のままに聖を愛せるようになるかな?エッチなお話なんですが、それと同じくらいハートフルで、響太たちの日常にはホッとさせられます。
それに、聖も15年間も響太の親代わりのようなことをしながら待ち続けて…よく耐えましたよね。死ぬまでこのままかもしれないという不安と、無邪気な響太の寝顔に愛欲が湧いて苦しくなる日もあって…それでも決して響太の同意なく手を出すことなく、好意を押し付けもせず、ただじっと待って…本当に頑張りました😭 幸せそうな聖を見ていると、自分のエゴを押し付けずによくぞ頑張ったねと抱きしめたくなります😭
まとめ
両想いになった後の聖と響太の短編3本でした。(1本は成原に響太がのろけるお話なので、聖は不在)
どれもラブラブ甘々で、顔がとろけそう🫠💕本編はシリアス展開もあって胸が痛くなる時もありましたが、本作ではとにかく幸せいっぱいな二人が目いっぱい見られます!!
15年間も響太に片想いしていた聖の不安と煮詰められた欲望、やっと聖への恋心に気づいた響太のヨチヨチ歩きな愛情、どちらもがかわいくて愛おしくてたまりません。読みながら、二人の尊さに本をぎゅっと抱きしめたくなります。
「箱庭のうさぎ」シリーズを読み終えたけれど、もう少しこの世界に浸っていたい…!聖と響太のラブ甘エッチを思う存分楽しみたい…!というあなたにぜひおすすめな一冊です🐇💕