映画「ジャンプ、ダーリン」(2020)のネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|片田舎で暮らす祖母と、孫の関係に心が温まるヒューマンドラマ

映画

「アマプラ同時上映会」第232弾!

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カナダの田舎町で暮らす祖母とドラァグクイーンの孫の交流を描き、世界のLGBTQ+映画祭で数々の賞を受賞したヒューマンドラマ、「ジャンプ、ダーリン」

全編のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:Amazon.co.jp: ジャンプ、ダーリンを観る | Prime Video

俳優を目指していた男がドラァグクィーンの夢を追いかける お話。

<あらすじ>
俳優から転身し、ドラァグクイーンの世界へ足を踏み入れたラッセル。
大切なショーの直前、⾧年付き合っていたボーイフレンドに「俳優業に戻ってほしい」と伝えられ、ラッセルは舞台から逃げ出し、同棲していた家を飛び出したのだった。
無一文、帰る家もない彼は、祖母のマーガレットのもとに身を寄せる。

 

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予告編・予告動画

 

こんな人におすすめ

  • ドラァグクィーンの映画が観たい👠
  • 夢と現実の間で葛藤する主人公を応援したい📣
  • 祖父、母、子の複雑な心の動きを見つめたい👀

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

舞台やテレビドラマを中心に活動してきたトーマス・デュプレシがラッセル役で長編映画初出演にして主演を務め、「ラスト・ショー」などの名優クロリス・リーチマンが祖母マーガレットを好演。

引用:ジャンプ、ダーリン : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 – 映画.com

本作が長編初監督のフィル・コンネルが脚本も手がけ、自身の祖母との会話や、自身が表現者として生きる選択をした経験をもとに描き出す。

引用:ジャンプ、ダーリン : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 – 映画.com

③2021年1月に逝去したオスカー女優・クロリス・リーチマンの最後の主演作となった。

引用:ジャンプ、ダーリン – Wikipedia

 

ネタバレ感想

コンロに火を付けるため、マッチをこするマーガレット。
「ラッセルだよ。あのお転婆娘はどうしてる?もう運転してないの?最近演じるのに忙しくてさ。今度、車を見に寄るよ。手紙ありがとう、またね」というと、ラッセルからの電話は切れます。

妖艶にステージで踊るドラァグクイーンに、ラッセルが少しずつ近づいてきて、じっと見つめます。
「もし一ヶ月の休みをとったら、ニューヨークかロサンゼルスで新しい宣材写真を撮って事務所を見つけて俳優に復帰するのがいいかも。もう見ていられないよ、ゲイのショーなんかしてる君を」とラッセルに告げると、彼氏のジャスティンは楽屋を出ていきます。「いつもなら伝説のペリーの時間だけど、フィラデルフィアに行っちゃったの。代わりに新人を紹介するわ。フィシー・フォルターズ!」と仲間のドラァグクイーンが紹介してくれますが、フィシーはなかなか動けません。

部屋の荷物をトランクに詰め込むと、下着姿のまま愛犬のサディーに抱きつくラッセル。サディーの食事には冷蔵庫のフレークをかけてねとジャスティンに言いおいて、ラッセルは家を出ます。
プリンスエドワード郡までタクシーで向かいますが、手持ちの金がなく、貯金箱をひっくり返そうとします。運転手に「俺はスロットマシンじゃねえ」と皮肉を言われ、手持ちの酒瓶を差し出します。

祖母のマーガレットの家に上がり込んだラッセルが部屋を物色していると、「とっとと出てけ、不審者!」と背後からマーガレットに叫ばれます。しかしラッセルの顔を見た途端、マーガレットは「どういう風の吹き回し?来客の予定はなかったから何もないわよ」と態度を変えます。「前髪が焦げてるよ」と言われ、うやむやに返すマーガレット。「夕食を作ろうか?」とラッセルは提案し、冷凍庫にあったミートローフを二人で分けて食べます。なぜ来たのかとマーガレットに問われ、「車を見に来た。演技のワークショップに行かないといけなくて」と返すラッセル。マーガレットはジャスティンと別れたことを察知し、残念だけどここには好きなだけいていいと同乗します。

食後は、車庫に入れてある車のエンジンをかけるラッセル。音楽を流してタバコを吸い、自分だけの時間を楽しみます。
車庫が煙まみれになっており、驚くマーガレット。車のエンジンをかけたまま、ラッセルが居眠りをしていたようです。「この車、売りに出したらいい値段で売れるかも」とぼやくマーガレット。
夜中の間に、ラッセルは急いで小切手にサインをします。

翌朝、彼を見送ろうとするマーガレットに、ラッセルは「車は持っていかない。ここの東の方でワークショップに出てくるよ。やることは特に決まってないけど」と言います。待たせていた車に乗り込もうとしていたラッセルに「ちょっと戻ってきてくれる?シャワーを手伝ってほしいの。母さんは呼ばないで。施設にぶちこまれるから」と言うマーガレット。ラッセルは断れず、男を20分も待たせてしまいます。男のもとに戻ると、「こりゃ1本貰わないとな。金に余裕ができたら呼んでくれ」とラッセルからドラッグを巻き上げると帰っていきます。
「少しの間ここにいる」とマーガレットに宣言するラッセル。マーガレットは嬉しそうです。ラッセルは母のエネに電話をかけますが、繋がりません。
ゲイバーに入ったラッセルは「今日はゲイ・ナイト?」と店員のハンナに問います。「このあたりのクィアが集まる灯台が私よ」と言う彼女に、「じゃあ音楽をかけてよ」と店員に頼みます。男性客に絡みますが、いまいち気分が乗りません。

翌朝、マーガレットを助手席に乗せてドライブするラッセル。飛び出してきた老人を「知恵遅れ」と言うマーガレットに「死語だよ」と笑うラッセル。かつらを買おうとするラッセルに、「がんにでもなったの?」とマーガレットは言い、ラッセルは買う気が失せてしまいます。
二人がスーパーに立ち寄ると、マーガレットの知り合いであるジーンが話しかけてきます。「私はひ孫が5人いるわよ。いつ彼女にひ孫を会わせてあげるの?」と言う彼女とすれ違ったあと、「クソアマ」と吐き捨てるマーガレット。ラッセルは思わず笑ってしまいます。。

「我が社の特派員が”恐れは良いもの”だとする本を出版しました。自信の喪失のように恐れは一つの指標で…」と繰り返すニュースを見ながら、「聞き覚えがある」と言うマーガレット。「ニュースサイクルだよ。繰り返すんだ」と答えるラッセル。

屋根裏部屋に足を運んだラッセルは化粧台を見つけ、久々にドラァグクイーンの格好をします。ゲイバーへ再度足を運び、「灯台をさらに明るくするわ。ただで飲めるなら。フィシー・フォルターズよ」とハンナに自己紹介します。そして、手を叩くと「あんたたち、知ってるクィア全員に伝えて。この店が今日生まれ変わるって」と客に言い渡します。マイクがないと言われたので、フィシーは口パクで曲に会わせてフロアで踊り狂います。
するとそこに大学時代の友人であるデリック・ジョンソンが妻のモリーとともに現れ、「ハリウッドに行くんじゃなかったのか?俳優を目指してると思ってたよ」と言われ、「これはただの趣味」と言い訳してしまうフィシー。「外で身体を動かさない?」と強引に男性店員のザックを誘うフィシーは、かつらを外されて「その姿ならいいよ」と言われます。

かつらや家具を買い揃えるラッセル。「瞑想をするんだ」とマーガレットに言い訳をシます。さらに、マーガレットの部屋に「殺風景だから」と裸の男のイラストを飾ったりとやりたい放題です。何度も苦戦しますが、広大な庭を芝刈りします。

ザックを車で迎えに行くと、「ビーチはどう?」と提案されたので乗ることに。「俳優だったの?今はドラァグクイーン?正規の仕事?」と問われ、「君は何者なの?」と問い返すラッセル。「ロイヤリスト大学の解剖学の学生だよ」と答える男は、日が落ちてきた海にラッセルを誘います。下着姿になり、彼とともに水遊びをします。
ザックにハマっていくラッセル。しかし彼はラッセルを昂ぶらせるだけして放置したりと遊んでいるようです。

ザックと待ち合わせをしていると、「この店で働いてるよな?義姉からすごいクィーンがいるって聞いたよ。こんな田舎にな。俺に見覚えはないか?ペッカーズのオーナーだ。毎晩最高の体とクィーンたちを見られる。常に新人が必要なんだ」とスカウトされるラッセル。
トイレでタバコを吸いながら考え込むラッセル。トイレで女装すると、閉店後の店の中で踊り狂います。

ベッドで目を覚ましたラッセルは、マーガレットの家にエネが来ていることに気づきます。「久しぶりにラッセルと話したいの」と言うエネ。「あなたはここに越してきたの?ジャスティンは?今朝、軽い脳卒中を起こしたかもって言われたのよ。なぜ知らせてくれないの。施設に入ってもらわないと!」と怒るエネに、「嫌がってるんだ」と返すラッセル。「こんなところでオーディション?これを見て、おばあちゃんが小切手で4000ドルも…。ジャスティンと別れたの?」とエネに問われ、ラッセルは「別れたんだよ」と頭を抱えます。

写真立てに入れられた写真を見ていたラッセルは、写真が放り込まれた物置部屋を発見します。

マーガレットを連れて施設の見学に行くエネ。介護されている老人を見ながら「お父さんは正しかったのかもって思うわ。目的地がないことを知ってバスを降りたの。こんな保護施設に入れられるなら狂った女を演じないとね」と言うマーガレット。「自分に火をつけたり、階段から落ちたりするのを防げるわ!」とエネが言うと、「ラッセルがいれば大丈夫」と言うマーガレット。「お金を盗まれてるのよ!4000ドルも!」と証拠の書類をエネが見せます。「どうせ使い道がないわ。こんなところに払うよりマシ」と言うマーガレット。

ディナーを用意して待っていたラッセルはエネとマーガレットをにこやかに迎えます。「ジャスティンとあなた、どっちが料理をするの?」と言うエネに、「一緒に料理をするカップルはそばにいるべきよ」と言うマーガレット。
エネが「明日不動産屋に行ってくるわ」と言うと、「私の許可がないとね」と返すマーガレット。「あの場所を牢獄って言うなら、私の家ならどうなの?怖い?」とエネが勢い込んで言うと、マーガレットは顔をしかめます。「あなたはおうし座だから相性が合わないのよね」と言うエネに、肩を竦めるマーガレットとラッセル。「今売りに出しても数ヶ月かかるよ」と口を挟むラッセル。部屋で見つけたアイススケートをするマーガレットの若い頃の写真を見せ、「この話をしてよ」とせっつきます。
マーガレットは「すごくうまくできたけど戦時中だったから」と言い、ラッセルは「前に話してくれたよね。また聞きたくて」と微笑みます。

「ハグしていい?」と問うてくるエネをハグするラッセル。「仕事は?私はずっとあなたを応援してきた。彼はあなたを幸せにしてくれてたじゃない」と言うエネに、「母さんをね。彼にはほかに好きな人ができたんだ」と返すラッセル。「それなら絶対金銭的に援助してもらわないと」とエネは意気込みます。「ばあちゃんといい関係なんだ。お金も返すよ。街でDJの仕事を見つけたんだ。ばあちゃんを社交場に戻す」とラッセルは約束します。
翌朝、エネは帰っていきます。それを窓越しに見送るマーガレット。

彼に夜中に森へ誘われ、「デートは毎回ここ?」と問うラッセル。「エロい子はね」と言うと、彼は下半身を露出し、ラッセルは彼にかぶりつきます。

ジャスティンの家に突撃したエネは「浮気してないの?」と困惑。「俳優を目指してたのに、今やバーのスター狙いだ。ドラァグは一時的でもずっとはちょっと…尊敬できる人と付き合いたい」と言うジャスティン。「弁護士会で他の人に説明できないものね」と皮肉を言うエネ。

DJをやりたいと申し出るラッセルに、「100km圏内で唯一のゲイバーだからサービス料は出せない」と言うハンナ。そこにスカイという女性がやってきて、ザックはいないかと尋ねます。スカイはラッセルに「ザックの彼女よ」と自己紹介します。

フィシーになったラッセルがゲイバーに顔を出すと、ザックとスカイがルカという男性客とともに酒を飲んでいました。ハンナから「DJブースが暗いわよ」と催促されるフィシー。ルカから「ドラァグは君にとってゲイであること?それとも性別の表現?」と問われ、「ドラァグは自分をみっともなくなるまで犯すこと。自分と向き合えるようになるまで。とにかく見てみる?」と返し、音楽を流すとドラァグクイーンとしてザックを挑発するように踊りだします。いたたまれない様子のザック。
踊り終えると、フィシーは店を出て一服します。ザックが強引にキスしてきますが、フィシーはなだめるように返して帰宅します。

翌日、マーガレットはラッセルに服を選んでもらいます。ジーンから「ポリーとデリアよ」と二人の女性を紹介されるマーガレット。「ビルが亡くなってから仲良くなったの。お葬式に呼ぶのを忘れてごめんね」と言われます。トランプ遊びに誘われ、「ビルとよくこのテーブルで大勝ちしてたわよね。でも一人でも負けないはずよ。ビルはあなたに素晴らしいキャリアがあるから手助けは不要って言ってたわ」とジーンは言います。おずおずとカードを出すと、ジーンは二人に目配せしてバカにしたように笑います。

ラッセルに迎えに来てもらったマーガレット。浮かない顔の彼女にラッセルは夕食を出しますが、停電してしまったので燭台に火をつけます。「じいさんは芸術家気取りのひどい酒飲みだった。あんたの母さんも苦労してた。あの子が過保護なのはそのせいよ。あの子を弱くした」と言うマーガレット。「それで元気ならいいじゃん」とラッセルが言うと、「最近は何にでも口を出すのね!恥ってものを知らないの!?金を盗む遺伝子は健在ね」とマーガレットは突然激怒。4000万ドルが減った残高の書類を見せるマーガレット。
「薬の過剰摂取で死んだんでしょ?じいちゃんのことを語りたいんでしょ?」と言うラッセルに、「そんなんじゃない。ホテルのバルコニーから飛び降りたの」と主張するマーガレット。
「まっすぐ正しい道へ」いう歌詞を聞きながら、バルコニーから飛び降りた祖父の幻影を見るラッセル。はっと目を覚まして酒を嘔吐します。

朝食をとりに降りてきたマーガレットに、ラッセルは「お手伝いを頼んだよ。引き継ぎができるまでは俺もいる。このままここに住み続けられるんだ。母さんも納得してくれる。必要な連絡先と情報はここに」とメモを渡します。「残りもちゃんと返すから。俳優業に集中したい。ここじゃ無理だ」と言うラッセルに、「車は持って行く?」と尋ねるマーガレット。ラッセルは頷きます。
「お願いがあるの。強い薬をちょうだい。好きなことさえ覚えてられない。生涯なにかのことで頭がいっぱいだったけど、それさえ何か分からない。でもあなたは見つけたんでしょ?」と言うマーガレットに、「だから俺は残るってば!」と叫ぶラッセル。「だめよ」とマーガレットに強く言われ、ラッセルは後ろ髪を惹かれながら車で走り出します。
車を走らせていると、マーガレットがホテルのバルコニーから飛び降りる想像をしてしまいます。慌ててマーガレットの家に引き返すラッセル。
ジャスティンとイチャつきながら、「何かクラブには参加してる?今、幸せ?」と問うラッセルに、考え込んでいたマーガレットのことを思い出します。ラッセルは再度道を引き返し、車を走らせます。

ラッセルはゲイバーに来て、ステージで踊るドラァグクイーンを見つめます。近くにいたクィーンに話しかけると、彼女はジャクリーン・オーナスティだと自己紹介します。ラッセルは自分をフィシー・フォルターズだと言い、レニと会いたいと頼みます。「今あなたに必要なのは決意じゃなく信頼よ」と言われ、レニを自力で探すラッセル。「今夜ステージに出ても?やりたいことがあるんだ」と頼むラッセルに、レニは「毎週だ。6週間は続けてもらう。1ステージごとに通常の半額を払う。残りはすべてやりきったら。また逃げられないようにな。いいか?お前に月曜を任せて暇にならないことを祈るよ」と言います。

マーガレットの家に来たエネは、マーガレットが夫の若い頃の写真をじっと見つめているのに気づきます。
「ラッセルは?突然見捨てられたの?」と問うエネに、「個性を磨くために都会に戻ったわ。人も手配してくれて、メモも残してくれた」と言うマーガレット。「心配しなくていいのよ。私はあなたほど優しくなれない」とエネの頬を撫でるマーガレットに、「母さんはつらい思いをしたから、父さんのことで。ラッセルを探さないと」と言うエネ。

「フィシー・フォルターズね。何年クィーンをやってるの?」と他のクィーンに問われ、「数年間。気楽に」と答えるフィシー。「もう軽くじゃないわね。私も月曜のステージを20年間やってる。なぜドラァグをするの?女になりたいけど日中は勇気が出ないとか?」と問う彼女に、「生きる気力をくれる。それに、心奪われたの」とフィシーは言います。
「私には分かる。あなたが消えたって騒がれてるけど、やり直せるならヒールじゃなく高級スーツでエリート街道を歩んでた。勉強できたのよ」と言う彼女に、「あなたは伝説」と言うフィシー。「もの好きがいるものよね。彼は若いカメラマンだった。多感な彼はドラァグを撮ってみたくて…二人は恋に落ちた。20年後、私のほかに2人の夫が世界にいると言われたわ。もう冒険は終わりだって」と落胆する彼女。「でも続けてる。アーティストとして。フィラデルフィアでも勝ってた」とフィシーが慰めると、「だから打ち明けてくれた。ハイな時なら痛みが和らぐから」と彼女は言います。「尊敬する」と真剣に言うフィシーに、「よく考えて。そして歓迎するわ」と言い残して彼女は楽屋を去っていきます。

ドラァグクイーンのステージをこわごわと見るエネ。メイクを施したフィシーの楽屋にエネが訪れ、彼の手を握ります。フィシーはかつらを被ると、ステージに立ちます。フィシーはステージの上で写真の中で幼いマーガレットがしていたのと同じポーズを取ります。

マーガレットは強い薬を配達で頼み、服用します。スケート靴を取り出すと、履き、そのままベッドに横になり、目をつぶります。

ーークロリス・リーチマン(1926-2021)を偲んで。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

老いと夫の死に耐えきれず自殺する祖母、奔放な両親への反骨心から過保護な母、俳優の道を絶ってドラァグクィーンの夢へとひた走る貧乏な息子…と三者三様の苦しい生き様が丁寧に描かれていました。
祖母の金を盗むわ、彼氏と別れたからといきなり祖母の家に住み始めるわ、家のインテリアを勝手に変えるわ、ラッセルはなかなか破天荒な人ですが、マーガレットのおおらかさと馬が合っているようでしたね。逆にエネは神経質で心配性。なぜこうも親子で性格が違うのかと面白かったです。

小錦あや
小錦あや

「ドラァグクィーンは一時的にならいいけど、尊敬できる仕事じゃないからやめてほしい」というジャスティンの主張にかなりモヤりました。彼にとってドラァグクィーンは性を売る仕事って感じで、好ましくなかったのでしょうが…。とはいえ、ジャスティンとラッセルが別れたのは二人の問題なのに、エネがしゃしゃり出てくるのはどうなの?と思いました。過保護がすぎるでしょ!と。しかも、「ジャスティンの浮気で別れたなら金銭的援助をしてもらわないと」とか言ってて、結婚していたならまだしも、ただの恋人同士でなんでそんな…いちいち他責的だなあと呆れてしまいます。エネのそういうところも、ジャスティスがラッセルとの別れを決意する理由の一つだったんじゃないの?と思いましたね。

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

マーガレットが夫の自殺を気に病んでいるのは伝わってきたのですが、夫はそもそもなぜ自殺したのかとか、マーガレットはなぜ自殺するほどまで追い詰められていたのかとか、気になる点が多い作品でした。もう30分くらい長くして、そのあたりを描いてくれたらスッキリしたかも。でもそこをあえてぼかすことで、ラッセルの人生に観客の意識を集中させたかったのかな。
ラッセルが俳優を諦めてドラァグクィーンの仕事で食べていきたい気持ちは理解できるのですが、なぜそこまでドラァグクィーンの仕事に執着するのかは、いまいち熱意が伝わってこず…(仕事をすっぽかすし)。
ラッセルの人生もマーガレットの人生もあやふやにしか伝わってこないなという印象でした。

今回3人が見た「ジャンプ、ダーリン」は、Amazonプライムビデオ、Huluで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

引用:Amazon.co.jp: ジャンプ、ダーリンを観る | Prime Video

 

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