映画「鬼滅の刃 無限列車編」を観ました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
人間を喰らう鬼と、鬼を倒すために結成された民間特殊部隊「鬼殺隊」のメンバーたち のお話。
<あらすじ>
蝶屋敷での修業を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地、《無限列車》に到着する。そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人が行方不明になっているという。
一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く《無限列車》の中で、鬼に立ち向かうのだった。
こんな人におすすめ
- 「鬼滅の刃」シリーズが好き👹⚔🔥
- 少年ジャンプの漫画はだいたい好き!!
- なぜ生きるか、どう生きるかを再考させられたい
ネタバレ感想
事前知識は必要か?初見でも大丈夫?
私はAmazonプライムビデオでアニメのシーズン1を途中まで見ていたので、キャラクターの名前や、鬼という存在がなぜいるのか、なぜ主人公たちは鬼を殺そうとしているのか、柱とは何かなどひととおりの知識は得ていました。
なので、突然列車に炭治郎たちが乗り込むシーンから始まってもあまり唐突な感じはしなかったです。
でも全く事前知識がなくて見た場合、鬼や鬼殺隊に関する説明はあまりされないので、雰囲気はわかるけど泣くまではいけないかも…?🤔💭
ある程度予習してから行った方がいいかもと思いました🙆♀️✨
序盤
序盤はかなりギャグシーンが多く、独特な…シュールな笑いが多かったです😂
炎柱(鬼殺隊の中でもめちゃくちゃ強いリーダー格の人)である煉獄杏寿郎さんが、うまい!うまい!って目をかっぴらきながら牛鍋弁当を食べてたりとかw 牛鍋弁当を食べたくなる…🐮
中盤
中盤以降はかなりシリアスでした…。鬼を殺してもまだピンピンしていて、逆に乗客全員を人質に取られる展開になるとは…。
幸せな夢の中にずっといたいという気持ちを弄ぶ鬼、残忍ですね…幸せな夢を見せた後に悪夢を見せて絶望する顔を見るのが好きという人でなしっぷり。しんどかった…。
そして鬼が乗客を操るからくりが解けたところから、一気に杏寿郎さんが大活躍です!!!
鬼の術にかかった状態でも敵襲を防いだり、一人で何両分もの乗客を守ったり。
はあ、思い出してもドキドキします🥺❤️❤️❤️
終盤
終盤は…これまた衝撃的でした。
1人目の鬼を倒しても、実は2人目の、しかもより強い鬼が控えていたという地獄。
みんな鬼を倒し終えて満身創痍なのに…と血の気が引きました。
2人目の鬼のそれはまた強いこと…そして、cv石田彰さんという魅力的なお声。最高かよ!!!!
しかもこの鬼、人間を喰らうのではなく杏寿郎さんを鬼としてスカウトしにきたというまさかの展開…どうなるんだとハンカチを握り締めながら見ていました。
死闘を繰り広げる2人を、固唾を飲んで見守ります。
老いること、衰えること、死ぬことは否定すべきことだという鬼に対して、それらがあるからこそ今を大切にしたいと思うのだ、それらは美しき尊いものだと言う杏寿郎さん。
価値観の全く違う2人だけれど、力を追い求めるところは同じなんですよね。
鬼はひたむきに力を求める杏寿郎の潔さに惚れ込んでいて…杏寿郎の腹にどでかい穴をぶち開けて殺そうとするんですが、そうする一方で「このままでは死ぬぞ!鬼になると言え!」と悲痛に叫んでいて、何とも言えない気持ちにさせられました。
観終えた後に思ったこと
杏寿郎が鬼になると言っていたらどうなっていただろう、と考えてしまいます。
杏寿郎さんは、生への執着がありませんでした。
志を全うするために毎日全身全霊を尽くしていて、いつ死んでも悔いはないというようにして生きている…。
まるで侍のようで、その潔さが逆に、遺された者にいろんな思いを抱かせます。
私はどんな手を使ってでも生き延びて欲しかったと思うけれど、杏寿郎さんの美学には反するんだろうな。
杏寿郎さんの美学は、彼の死という形でこそ完成させられたんだなと感じました。
あんな形での最期だからこそ、遺された者たちは彼の意思を受け継ごうと必死になるんだろうな…。
そして、最後の伊之介の言葉が胸に響きました。
「一つできるようになっても、もっとすごい人たちは先を行ってる」と自分の無力さに泣く炭治郎に、「亡くなった命は元に戻らない!泣いてもどうしても、前に進むしかないだろ!」と喝を入れるんです。
伊之介、強くなったね…(号泣)
杏寿郎さんの徹頭徹尾変わらない真っ直ぐな生き様、本当に感動しました。お父さんがあんな、柱になった報告する息子に「俺もお前も大したものじゃない」と言い放ったりする毒親だったにも関わらず、煉獄家の父であり大黒柱であり兄であり、人々を助けるヒーローであろうと必死で努める姿に胸が苦しくなります。
父に心折られた後にでも弟を気遣って、「お前は柱にならなくてもいい、自分の望む道を進めばお前なら何でもできる」と背中を押してあげられる優しさ、強さ…杏寿郎さんは一体誰に弱音を吐けるのだろう、甘えられるのだろうと観ながら辛かったです。
「強く生まれたものは弱い者を守るのが責務なのです」というお母さんの言葉、重いですよね。
しかもあんな小さい時にお母さんに家と弟を託されて。
最期までお母さんが誇れる自分であったかを気にする杏寿郎さん、愛されなかった子供が愛されたくて最期まで死闘を尽くしたという感じで涙が止まらなかったです。
生涯無償の愛を与えられず、愛に飢えた人生で、つらかったね。よくぞ役割をなしとげた、やりきった、頑張ったね…。と、杏寿郎さんを抱きしめたかったです。
まとめ
「鬼滅の刃」推し、煉獄さん推し、自分の人生の指針に悩む人すべてに見てほしい作品でした。
愛とは、家族とは、命とは…それぞれの大切さを噛み締められます。
一人でも、友達や家族とでも、ぜひぜひ観に行ってみてくださいね。