映画「Sex×Friend?」(2017)のネタバレ感想・あらすじ・評価・動画配信|孤独なゲイのセフレ問題

映画

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本当の愛がほしいのに、セフレでごまかす日々を送っているゲイの孤独を赤裸々に描く、「Sex×Friend?」

全編のネタバレ・あらすじ一覧・本作をより楽しむための小ネタなどを掲載しています。

早速見てみましょう!

登場人物とあらすじ

引用:ゲイ特有の「セフレとの関係」を描いたショートフィルム『Sex × Friend ?』が公開

金持ちのセフレ×孤独で鬱々としているゲイ のお話。

<あらすじ>
どうしようもない孤独感に苛まれ、心が潰れそうな勇斗。
彼はいつものようにセックスフレンド、慈雨の元へ行き、心の隙間をセックスで埋めようとする。
友達だけどセックスはする。でも、恋人ではない・・・。

 

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こんな人におすすめ

  • ゲイのセフレ関係について考えたい💭
  • 「何もかもが嫌になったからセックスしたい」という鬱屈した気持ちを追体験したい🛌
  • セフレと友達と恋人のボーダーを体感したい🧑‍🤝‍🧑

 

本作をもっとよく知るための小ネタ

①本作は米国で開催されるLGBT映画祭「Queer Hippo International LGBT Film Festival(米ヒューストン)」、「My True Colors Festival(米ニューヨーク)」、「Direct Monthly Online Film Festival」に出品予定のほか、今後は国内のLGBT関連映画祭にも出品していくとのこと。

引用:ゲイ特有の「セフレとの関係」を描いたショートフィルム『Sex × Friend ?』が公開

②ジェンクシーにて連載中の「正面×愛とセックス」の出演がキッカケで、本作の制作に至った。「どうせ作るなら、誰も描いたことがない、「ゲイのゲイによるゲイのための」映画を撮ろうと思いました」「ゲイ特有の「孤独感」「憂鬱さ」、セックスフレンドとのあっさりした 「微妙な関係」を描いた作品はいまだかつて無いと思います」

引用:ゲイ特有の「セフレとの関係」を描いたショートフィルム『Sex × Friend ?』が公開

③「ゲイを沢山取り上げてもらえるのは嬉しいのですが、リアルなゲイの世界からは少し遠ざかっている。 いまはゲイライフを楽しんでいる人がほとんどだし、クローゼットで悲劇的な暮らしをしている人の方がレアになってきました」「もちろんまだまだ沢山いるんでしょうけど。 僕はそれよりは「いま」に近い、ゲイが「当たり前」にいる日常で「カミングアウトするかどうかで悩む」段階から次へ進んだ世界観を描くことを目指しました。そういう古い話はもうお腹いっぱいなんで。その中で、ゲイがどういう問題を抱えているか、そしてリアルにどういう関係を築いている人が多いかに焦点を当てました

引用:ゲイ特有の「セフレとの関係」を描いたショートフィルム『Sex × Friend ?』が公開

 

ネタバレ感想

バスに乗り、外の風景をぼんやりと見つめる勇斗。着いた先は南国感漂う団地。
「なんだよあの家」「あの車、壊れればいいのに」と目に付くもの全てに悪態をつきながら歩き回ります。通行止めにぶち当たり、「聞いてねえよ、あの野郎」と吐き捨てます。

「のぼらないで」と警告の書かれた波返し護壁の上をぼんやりと歩く勇斗。砂浜を歩いていると、海沿いの豪華な家の屋上からセフレの慈雨が手を降っています。
慈雨の家の玄関に鼻くそをつける勇斗。「久しぶり!」と明るく挨拶する慈雨。豪華な家だなとぼやく勇斗に、「俺じゃないよ、叔父さんの。たまにはこういうところもいいでしょ」と慈雨は笑います。世間話を続けようとする慈雨を遮り、勇斗は「いいから慰めろよ」と甘えます。「やばい?泣いてもいいよ」と抱きしめてくれる慈雨。

セックスを終えた後、「彼氏がほしい。このままずっと一人なのかなってすごく不安なんだ。俺、幸せになりたい。お前以外からの愛がほしい」とこぼす勇斗。慈雨は「きっと見つかるよ」と他人事です。もう一回戦しようと誘う勇斗。

手を握って海岸沿いを歩く二人。「やっぱり俺ら付き合わない?」と提案する慈雨。勇斗が嫌だと即答すると、「じゃあもう手繋いでやんない。勇斗は手つなぐの好きだもんね」と慈雨はふざけます。勇斗は「お前のことは(好きでも嫌いでもなく)普通」と答えます。その後に、「俺のことを一人にはすんなよ。お前だけ幸せになるのは嫌だ」と勇斗はぼやきます。「じゃあ俺と付き合う?」と話を振り出しに戻す慈雨でした。

 

まとめ

たこわさ
たこわさ

第一印象は「攻めた作品だな〜!!」です。ここまで赤裸々にゲイのセックスを描いた映像作品は、初めて観ました。監督が「ゲイのゲイによるゲイのための映画を撮ろうと思った」と話されていましたが、たしかに異性愛者よりも同性愛者の方のほうが身体だけの関係が多いという話を聞いたことがあり、当事者の方々にとっては勇斗の孤独感や慈雨との付かず離れずな距離感は「あるある」なのかな?と想像したりしました。

小錦あや
小錦あや

執拗に映される、勇斗の「壊れてしまえばいいのに」「噛まれてしまえばいいのに」などの言葉たちは何だったんでしょうか。孤独感と片付けるには悪意がありすぎるし、破壊衝動というには弱いし、世間・社会に対するどうしようもない怒りや悲しみがあんな形で表層化したのかなとは思いました。とはいえ、あんんなことをブツブツ言いながら歩いてる人がいたら強すぎる(笑)

逆襲のゆりこ
逆襲のゆりこ

最後に慈雨と手をつなぎながら「俺の尻は名器」「中でたっぷり出したくせに」など、かなり卑猥な話を露骨にしていた勇斗ですが、あれはわざとなのかな。付き合おうと真面目な話をしてくる慈雨の気をそらしたくて、下品な話をしたのかなと思ったのですが、その後にすぐ「一人で幸せにならないで」と自分から真面目な話に切り替えていたので、「??」となってしまいました。あのやけに下ネタばかりの会話(しかもあえて外でそれを話すことを選んでいる)は何だったのだろう…。あれも「ゲイあるある」ということなんでしょうか。

今回3人が見た「Sex×Friend?」は、Amazonプライムビデオで無料視聴できます。

ぜひチェックしてみてくださいね〜☺️✨

注意事項:視聴可能タイトルは予告なく変更もしくは終了する場合があります。本サイトでは紹介している作品の内容についての責任は持てません。