「アマプラ同時上映会」第66弾!
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ベトナムの民族楽器<ソン・ラン>の響きにのせてふたりの男の出会いを描く感動作、「ソン・ランの響き」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:mazon.co.jp: ソン・ランの響き(字幕版)を観る | Prime Video
借金の取り立て屋と伝統歌劇の花形役者 のお話。
<あらすじ>
高利貸しの手下で借金の取り立て屋ユンと、ベトナムの伝統歌劇<カイルオン>の花形役者リン・フン。
全く接点のないはずの二人があるきっかけで知り合い、友情にも似た感情を互いに抱く。
ユンは過去の記憶に囚われながらも新たな道を進もうとするが、その罪は償うにはあまりにも大きく、抗えない運命が迫っていた……。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- ブロマンス映画が好き👬
- 東南アジアの雑然とした街並みやそこで営まれる生活の雰囲気が好き🇻🇳
- バッドエンドでもOK🙆♀️
ネタバレ感想
80年代のサイゴン(現・ホーチミン市)、借金の取り立て屋ユンは、幼い頃、伝統歌舞劇を観ては心を躍らせていました。大人になってからも、ふと思い立っては見に行きます。
そんな時、ベトナムの伝統歌舞劇<カイルオン>の花形役者リン・フンと出会います。公演ができないと借金が払えないと言う団長に衣装に火をつけて脅そうとするユン。フンは無事劇を終えるとユンに金を返しにきます。
ユンの父親はカイルオンの奏者、母親は劇団員でしたが、どさ回りをしたくないという母と父はそりが合わず離婚、その後母は死去したのでした。
フンの舞台を観に行くユンは、彼の演技力に引き込まれます。
タイという男に貸していた金を巻き上げようとするユンですが、男の妻は不治の病らしく、男は金に困って一家心中を図ります。
ユンが食堂で飲んでいると、フンが他の客にいちゃもんをつけられて殴り合いの喧嘩になります。殴られているフンを助けるユンですが、フンが泥酔して寝ている間に公演が終わってしまい逆恨みされます。しかし彼は家の鍵を食堂に落としたようで、しぶしぶユンの家に泊まることに。
フンとユンはテレビゲームをする間に距離が縮まり、互いの生い立ちを話します。フンは彼の初舞台を見に来ようとした両親がバス事故に遭いどちらも死に、自分は演劇一筋だということを話します。
ユンは奏者である父がよく弾いてくれた民族楽器ソン・ランを弾いて、彼に歌ってもらいます。フンはソン・ラン奏者だった父の跡を継げばと提案しますが、ユンは「現実を見ろ」と却下します。
フンはユンをカイルオンの奏者として雇いたいと考えます。たった一晩で見違えるようになったフンに劇団の同僚はからかいます。
その頃、ユンは全財産売り払いタイの借金を返し、フンの落とした鍵を見つけていました。その足でフンが主演を張る舞台を見に行こうとしますが、舞台に入る直前でタイに刺されてユンは死んでしまいます。ユンの手には、ソン・ランがありました。
鬼気迫るフンの演技に、観客たちは引き込まれます。
まとめ
哀しいラストはまさに諸行無常😢
悪者になりきれないユンの良い面がちらほらと見えてきた終盤でまさかの展開。ユンとの出会いで恋のようなものを知ったフンの熱演に観客が沸いた一方で、ユンの夢と命が消えた…。雨の街の中で流れゆく血の赤さが鮮烈で哀しくて、心を掴まれます。詩のような映画でした。
ボーイズラブを匂わせるような煽り文句でしたが、内容は全くそんなことはなく…。
カイルオンに魅せられた男2人、片方は夢を見続け、片方は夢を目指そうとした矢先に死ぬという悲しい物語でした。ヒューマンドラマという感じです。
個人的にユンはそれほど悪人だと思えなかったので、まさか殺されるとは…と意外すぎる展開に驚きを隠せません。
カイルオンもソン・ランも初めて知った言葉でした。80年代のベトナムの街並み、人々の暮らしが垣間見られてとても面白いです。
作品自体は中盤までは大きな起伏がないのでのんびり見られます。ラストは鮮烈なので印象に残りますね。
ユンに生きてほしかった…😢
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