「アマプラ同時上映会」第24弾!
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保守的なアメリカの西部で、20年以上にも渡って男同士の愛を貫いた2人の“普遍の愛”を描く人間ドラマ、「ブロークバック・マウンテン」。
早速見てみましょう!
登場人物とあらすじ
引用:ブロークバック・マウンテンを観る | Prime Video
父と不仲のロデオボーイ×両親を事故で亡くした孤独なカウボーイ のお話。
<あらすじ>
1963年の夏、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンでイニスは羊番の仕事を始める。
たまたま一緒に組んで仕事をしていたジャックとの間に友情が芽生えるが…。
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予告編・予告動画
こんな人におすすめ
- 1960年代のアメリカ西部の同性愛蔑視環境を体感したい🇺🇸
- ゲイの悲恋物語を観たい👨❤👨
- カウボーイたちの生き様を観たい🤠
ネタバレ感想
1963年 アイオミング州シグナルで、求職中のカウボーイ二人が森林局の周りにたむろっていました。
局員のアギーレは二人を見かねて、ブロークバックの野営地で放牧している羊の番をする者がいないからとちらか一人こっそり手伝えと言います。毎週金曜正午に食糧リストを指定の場所に持って来れば補給係が行くと言われるイニス・デルマー。もう一人のカウボーイはジャック・ツイストというらしく、行くあてがないようでイニスについてきます。
ジャックは嵐で羊を42頭も失い、父と喧嘩したため家出したのだそう。イニスは親を事故で失い、兄姉に育てられ、その後は貧乏放浪生活を送っていました。二人は共にブロークバックの野営地へ向かいます。羊を追い立て、森林局にバレぬようひっそりと暮らす日々。
ジャックは早く牧場を持って父と縁を切りたい、イニスは金を貯めてアルマという恋人と所帯を持ちたいとこぼします。
ある日、イニスがラバに食糧を積んでジャックのもとに帰っていた時、なんと野生の熊と遭遇してしまいます。ラバは熊に驚き逃げ出してしまい、イニスはラバから振り落とされて負傷しながらもなんとか野営地に辿り着きます。二人はこっそり鹿を狩り、食糧に充てます。
ジャックはロデオに乗りたいと度々言いますが、イニスにはその気持ちが理解できません。父はかつてロデオのブル・ライダーでした。彼はその背中を追っているのです。イニスは兄に高校まで進学させてもらい、その後はウォーランドの牧場で働いていましたが、居場所がないと感じ流れ流れてきたのでした。
ある寒い晩、ジャックは外で震えるイニスをテントの中に呼び入れます。体を温めあっているうちに二人は興奮し、イニスはジャックに犯されます。翌朝、イニスはジャックに見送られながら気まずげに羊の番に向かいます。するとそこには内臓を食い荒らされた羊がいました。
後日、イニスとジャックはセックスしたのは一夜の過ちだとお互いに確認し合います。しかしイニスはまたジャックを求め、ジャックもそれに積極的に応えます。
ある日二人が上半身裸で遊んでいると、遠くからアギーレがそれを見つけ怪訝な顔をします。ジャックは父が肺炎で入院したことを母から伝えてくれと頼まれたと言われます。
ひどい嵐の翌日、羊の数を揃えるため他の群れから何匹か失敬する二人。
アギーレからの仕事を終えた二人は、冬前に別れます。イニスはこれから牧場で仕事を探すし、11月にアルマと結婚すると言い、ジャックは冬は父の仕事を手伝い、徴兵されなければまたここに来ると話します。イニスは平気なふりをしてそこを離れますが、しばらく歩いた後にうずくまり号泣します。
イニスはアルマと結婚し、二人の娘と一人の息子の父に。ジャックはまたアギーレのもとに仕事を貰いにきますが、「犬に羊の番をさせて”お楽しみ”に耽っていただろう。二度と来るな」と追い出されます。
アルマはリヴァートンに安い家があるから引っ越したい、娘たちの友達がほしい、牧場暮らしに飽きたとイニスに頼みます。
ジャックはロデオ道化師に興じていました。イニスを忘れようと他の男に声をかけますがすげなくされます。
競技馬のタイムアタックを見学に来ていたジャックは優秀な騎手のラリーン・ニューサムに一目惚れします。彼女の父は大型農機具の販売員だそう。二人はその日のうちにセックスします。
ジャックはテキサスでラリーンと結婚してボビーという一人息子を授かりますが、ラリーンの父はロデオ乗りのジャックを馬鹿にしており、肩身の狭い思いをしています。
イニスはまだ牧場で働いていますが、アルマは育児と仕事の板挟みになっており小さな諍いは絶えません。
ある日、イニスのもとにジャックから「24日に行く」と局留めで連絡が来ます。すぐに「いいとも」と返すイニス。
24日、イニスは朝から気持ちが浮き立っていました。家の前だということも忘れて思わず激しくキスしてしまう二人。アルマはそれを見てしまい、激しく動揺します。
イニスは「積もる話があるから帰れない」とアルマに言い、そのままホテルに向かいます。
ジャックは四年ぶりの再会が嬉しいと言い、イニスは「ブロークバックが懐かしいが、俺は生きていくのに精一杯でこの生活から逃れられない」とつぶやきます。
アルマは一晩中泣き腫らしましたが、イニスはわずかに帰宅すると慌てて「ジャックと山に釣りに行ってくる」と出て行ってしまいます。アルマは彼が外出すると同時に涙します。
山の中で裸になり思いきり遊ぶイニスとジャック。ジャックはラリーンの父は女と自分を別れさせたいから喜んで手切金をくれる、二人で小さな牧場を持って子牛と乳牛で生活しようと誘います。しかしイニスは、人に知られたら命がないと言います。
イニスが幼い頃、彼の町には男二人で牧場暮らしをするアールとリッチという若者がいました。二人とも懸命に頑張っていましたが、ある日用水路の中でアールは死んでいました。殴られ、ペニスを縛られ、ちぎれるまて車で引き回されたのです。当時イニスは九歳でしたが、父が手を下したらしくその光景を見せられたのだと言います。だから人里離れたところでたまに会うのはいいが二人で暮らすのは無理だと言うイニス。
ジャックが帰ってからというもの、アルマとイニスはケンカが増えました。ジャックは「ロデオに出ていた腑抜け野郎」と顧客たちに馬鹿にされ続けています。ラリーンもそんな夫を不甲斐なく感じています。辛いジャックはまたイニスに「2週間後に会おう」と手紙を出します。またいそいそと出かけていくイニスをアルマは複雑な気持ちで見送ります。
避妊しないイニスにアルマが「養う力があるなら産むわ」と言い、イニスは「俺の子が欲しくないならもう二度とお前を抱かない」と背を向けます。
そして二人は離婚。アルマ・ジュニアとジェニーの親権はアルマに移り、二人が十八歳になるまで毎月一二五ドルの教育費をそれぞれに支払うよう決まりました。
イニスの離婚成立を聞いて、ワイオミング州に意気揚々と向かうジャック。しかし娘たちとの面会権は月に一度だから今日は構えないとすげなく追い返されます。では来月にと言い、何時間もかけて泣きながら帰るジャック。ジャックはメキシコへ向かうと見知らぬ男と一夜を共にします。
クリスマスの日、ジャックはラリーンの父から相変わらず男扱いされないなど馬鹿にされ続けています。イニスは久々にアルマと娘たちと食事をしますが、アルマの表情はずっと強張っています。
アルマはイニスに独りじゃ不安だから再婚すべきだと言い、ジャックと浮気していたのを五年前から分かっていた、魚釣りに行くと言っていたけれど値札のついた魚しか持って帰らなかったと叫びます。その瞬間、イニスは激怒しアルマを殴ろうとして、彼女から家から出ていけと言われます。
イニスはジャックと頻繁ではないもののずっと会い続けます。ジャックとの関係をラリーンに疑われていないか不安がるイニスにジャックは呆れ顔。二人は喧嘩別れし、イニスはバーで酒をかっくらいます。
音楽が流れ始めた瞬間、キャシー・カートライトという女性からダンスに誘われ、楽しく踊ります。
ジャックはラリーンとパーティーに出席。
ランドールというロイ・テイラー牧場で働く男とその妻ラショーンと相席します。ランドールは湖の近くに小屋を持っているから今度二人で釣りをしないかと誘ってきます。
イニスはアルマ・ジュニアにキャシーを会わせます。アルマ・ジュニアはアルマと再婚相手のモンローの間に子供が生まれてから自分に厳しくなったと打ち明けます。父と暮らしたいと言う彼女に仕事が忙しくなるからと断るイニス。
ジャックとイニスは相変わらず森の奥で逢引しています。キャシーはウェイトレスの仕事をしていますが看護学校に行きたがっているとジャックに相談するイニス。ジャックは農機具の商売は順調だがラリーンとの仲は冷え切っていて、最近牧場主の女房とデキていると淡々と語ります。しかし、時々お前が恋しくて仕方なくなると言う彼の横顔を見ながら、言葉を失うイニス。
ライトニング・フラットに寄って両親に会っていくと言うジャックに、次に会えるのは11月だと言うイニス。会うのはいつも寒い季節にばかり、いつも時間がない、今のままじゃ我慢できないと怒るジャック。イニスが養育費を稼がねばならないから仕方ないと言うと、ジャックはメキシコに行ったと告げます。イニスは突然怒り、そこで何があったか知ったらお前を殺すと嫉妬を剥き出しにします。しかしジャックは「二人で暮らす人生を提案したのにお前は蹴った!渇きを癒しただけでお前に殺される筋合いはない!俺はお前と違う、年に数回の行為じゃ満足できない!いっそ別れられたら…」と涙します。
「お前のせいでこんな人間になった。楽にしてくれよ。俺はクズだ。負け犬なんだ」と泣き出すイニスを抱きしめるジャック。
しかしイニスは「また朝会おう」と言い、去っていきます。
イニスがあちこち放浪している間に、キャシーはカールという別の男と付き合い始めていました。
ある日イニスが郵便物を確認していると、ジャックからの手紙に「死亡」と判子が押してあり、イニスは動揺してラリーンに電話します。ジャックは道端でトラックのパンクを直していた時リムが顔に当たり意識不明の重体になったのだそうです。イニスはジャックが複数人の男にバールで殴られる想像をします。
彼は最も愛した場所であるブロークバック・マウンテンに遺灰を撒いてくれという遺言を残していた、彼の両親に会ってみてくれと言われ、イニスは無言で了承します。
ジャックの両親に会いに行ったイニスは、自分がブロークバック・マウンテンに遺灰を撒こうかと提案します。しかしジャックの父はブロークバック・マウンテンの場所を知っていると言い、さらに、「奴はイニス・デルマーをいつかここに連れてきて牧場を再建すると語っていたが、ある春にイニスではなくテキサスの牧場仲間の男と一緒に再建すると夢を変えた」と言います。彼の夢はどれも叶いはしませんでした。
彼の部屋に行くと、ブロークバック・マウンテンに置き忘れてきてしまったと思いこんでいたシャツと殴り合ったあの時にジャックが来ていたシャツが重ねられていました。それを抱きしめて涙するイニス。「また来てね」「あいつの遺灰は家族の墓に埋める」と二人に言われ、服を包んでもらうと、イニスは帰ります。
イニスのもとに、アルマ・ジュニアが付き合っているカートの車でやってきて、結婚報告をします。結婚式の予定日を言われ、出席してほしいと頼まれます。仕事を理由に断ろうとしますが、娘の結婚式だからと参加を承諾します。
イニスはクローゼットにかけたジャックと自分の服とブロークバック・マウンテンの写真を見て「ジャック、永遠に一緒だ」と涙ぐむのでした。
まとめ
アールとリッチの話が怖すぎてずっと引きずってました…「ゲイになったらああやって見せしめに殺すぞ」って、親が殺人を正当化するなんて…しかも1960年代って最近じゃないですか…アメリカ西部怖すぎる…。
アールが死ぬ時、どんなに苦しかったろうと思うと、辛くて何も考えられなくなります…。
イニス〜〜〜〜(頭抱え)
ジャックはいつだってイニスと一緒に生きていく選択肢を示してくれていたけれど、イニスは幼少期に父親から見せられた光景がショッキングすぎてその恐怖から脱することができないまま、最愛の人も失って…と最悪の連鎖って感じでした。ジャック、リンチされて死んだのかな…どうか事故であってほしいです。
ゲイの悲恋ものって最近アカデミー賞受賞作品に多くないですか?「2gether」みたいなラブ&ハッピーなBL作品が大好きなので、これが傑作!!って持ち上げられてるのを見ると複雑な気持ちになります。ゲイのラブ&ハッピーなロマンスが受賞してほしいなあ。
死という永遠の別れが恋の成就なんてしんどすぎます。
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